JP2005249061A - ベルト式無段変速機の制御装置 - Google Patents

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Hiroyuki Yamaguchi
裕之 山口
Hiroyuki Nishizawa
博幸 西澤
Masataka Osawa
正敬 大澤
Hideyuki Suzuki
秀之 鈴木
Kunihiro Iwatsuki
邦裕 岩月
Takahiro Oshiumi
恭弘 鴛海
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Abstract

【課題】限界挟圧力を効果的に検出する。
【解決手段】定常走行状態検出回路10において、定常走行状態を検出したときに、その後挟圧力安全率決定回路24により、安全率を一定の傾きで減少させ、その安全率に基づきセカンダリ油圧目標値決定回路26が目標値を決定し、セカンダリ油圧制御回路28がその目標値にセカンダリ油圧を制御する。一方、μ比演算回路16がプライマリプーリとセカンダリプーリの摩擦係数の比であるμ比を算出し、μ比変化抽出回路18で抽出したμ比の変化がしきい値を超えたとき、限界挟圧力検出回路20がセカンダリプーリの限界挟圧力を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動プーリと従動プーリとをベルトで接続し、両プーリの実効径を変更することで変速比が変更可能であるベルト式無段変速機の制御装置に関する。
従来より、自動車などの動力伝達における変速機に、変速比を連続的に変更可能な無段変速機が知られている。この無段変速機としては、駆動プーリ(プライマリプーリ)と従動プーリ(セカンダリプーリ)とをベルトで接続し、この駆動プーリおよび従動プーリの実効径を変更するベルト式無段変速機が広く採用されている。
このベルト式無段変速機では、略円錐形状のシーブを向かい合わせてプーリを形成し、シーブ間距離を変更することでプーリの実効径を変更する。このプーリ実効径の変更のためのシーブの駆動には通常油圧が用いられ、この油圧によるプーリのベルト挟圧力(プーリ推力)を制御している。また、ベルトは、多数のブロックを帯状のフープで固定したタイプのものが利用される。
このようなベルト式無段変速機においては、変速比を決定するために一方のプーリ(例えば駆動プーリ)の推力が決定され、他方のプーリ(例えば従動プーリ)において滑りが発生しないようにプーリ推力が決定される。
ここで、この従動プーリにおけるプーリ推力は、十分大きくすればベルト滑りを確実に防止できるが、動力伝達の効率が悪くなるという問題がある。一方、プーリ推力を小さくするとベルト滑りが発生し、動力伝達が十分行えなくなるという問題があった。
そこで、本出願人は、特許文献1において、プーリ推力を適切に設定する手法を提示した。この特許文献1では、推力比の変化状態に基づいてプーリ推力を適切なものに制御する。すなわち、推力比のピークはベルトの大きな滑り(マクロスリップ)が発生する少し前の段階にあり、また動力の伝達効率のピークもこの近辺にある。そこで、推力比の変化状態に応じてプーリ推力を制御することによって、適切なプーリ推力制御が行える。
しかし、上記特許文献1においては、マクロスリップが発生する若干手前の段階を検出することが難しかった。すなわち、マクロスリップが発生する条件は、回転数やトルクによって変化するため、推力比の変化状態から一義的に最適推力を決定することができず、トライアンドエラーによって、最適推力を決定しなければならなかった。
本発明は、適切なプーリ挟圧力(プーリ推力)制御が行えるベルト式無段変速機のプーリ推力制御装置を提供する。
特開2003−65428号公報
本発明は、
駆動プーリと従動プーリとをベルトで接続し、両プーリの実効径を変更することで変速比が変更可能であるベルト式無段変速機の制御装置であって、
駆動プーリまたは従動プーリの一方の挟圧力を、予め設定した設定ベルト最大摩擦係数に基づいて算出した目標挟圧力に制御するとともに、
入力トルクが一定の定常走行状態において、
前記目標挟圧力を一定の傾きで徐々に減少させ、その際の駆動プーリのベルト摩擦係数と、従動プーリのベルト摩擦係数の比であるμ比の変化に基づいて、限界挟圧力を検出することが好適である。
また、前記目標挟圧力は、前記設定ベルト最大摩擦係数を用いて算出した挟圧力に対し所定の安全係数を乗算して算出することを特徴とする。
また、検出された前記限界挟圧力と、前記設定ベルト最大摩擦係数に基づいて算出した目標挟圧力とに基づいて、目標挟圧力算出の際に用いる安全係数を決定することが好適である。
また、前記目標挟圧力の一定の傾きによる減少は、前記安全係数を一定の傾きで減少させることによって行うことが好適である。
また、前記限界挟圧力は、前記挟圧力の変更時におけるμ比の変化量が所定量に至ったことで検出することが好適である。
また、前記限界挟圧力は、前記挟圧力の変更時におけるμ比の変化の傾きが所定値に至ったことで検出することが好適である。
また、前記μ比は、駆動プーリの推力と、従動プーリの推力の比として算出することが好適である。
また、所定値に至るまでの挟圧力変化量の変化に基づき、ベルトの最大摩擦係数の変化を検出し、使用するベルトの最大摩擦係数を更新することが好適である。
このように、本発明によれば、プーリの挟圧力を一定の傾きで減少させることで、CVTの運転条件が異なっていても、実際にマクロスリップが始まる摩擦係数最大(=推力比最大)の所定値前(直前)を検出できる。そこで、この検出点に基づいてプーリ挟圧力を制御することで、CVTの効率的な運転が行える。
また、ベルト最大摩擦係数の変化を検出し、更新することで、経時変化などで最大摩擦係数が変化しても、適切な挟圧力制御を達成することができる。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1は、実施形態に係るベルト式無段変速機(CVT)の制御装置の構成を示す図である。ベルト式無段変速機自体の構成は、前述の特許文献1(特開2003−65428号公報)に記載したものと同様であり、省略してある。本実施形態において、プライマリープーリが駆動プーリであり、セカンダリプーリが従動プーリである。また、本実施形態においては、プライマリ側を速度比制御、セカンダリ側を挟圧力制御するタイプのCVTを対象とし、限界挟圧力の検出は、入力トルクが一定の定常状態でセカンダリ挟圧力を低減して行う。
スロットル開度と、セカンダリプーリの回転数であるセカンダリ回転数が定常走行状態検出回路10に供給される。この定常走行状態検出回路は、これらの入力信号からCVTへの入力トルクに実質的な変化がなく、伝達トルクについての変化もなく、CVTの運転状態に実質的な変化がない、定常走行状態を検出する。
また、セカンダリ回転数と、セカンダリプーリの挟圧力を決定する油圧系の圧力であるセカンダリ油圧がセカンダリ挟圧力検出回路12に供給される。セカンダリ挟圧力検出回路12は、後述するように、油圧、受圧面積、遠心油圧力などからセカンダリ挟圧力を算出する。また、プライマリ挟圧力検出回路14には、プライマリプーリの回転数であるプライマリ回転数と、プライマリプーリの挟圧力を決定する油圧系の圧力であるプライマリ油圧が供給され、プライマリ挟圧力検出回路14は、セカンダリ挟圧力検出回路と同様にして、プライマリ挟圧力を算出する。
定常走行状態検出回路10、セカンダリ挟圧力検出回路12、プライマリ挟圧力検出回路14からの各検出信号はμ比演算回路16に供給される。このμ比演算回路は、プライマリ挟圧力とセカンダリ挟圧力の比に基づき、プライマリ、セカンダリ間の推力比を演算算出し、この推力比に基づいて、μ比を算出する。算出されたμ比はμ比変化抽出回路18に供給され、ここでμ比の変化量が抽出される。
そして、μ比の変化量は、限界挟圧力検出回路20に供給される。限界挟圧力検出回路20には、プライマリ回転数と、セカンダリ回転数から減速比を算出する減速比演算回路22からの減速比信号も供給されている。限界挟圧力検出回路20は、減速比に応じて予め定めたμ比の変化量のしきい値についてのテーブル20aを有している。限界挟圧力検出回路は、入力されてくるμ比の変化量をそのときの減速比に応じてテーブル20aから読み出されたしきい値と比較し、μ比の変化量がしきい値を超えたときに、そのときの挟圧力を限界挟圧力検出結果として出力する。なお、本実施形態では、限界挟圧力に対応する安全率を限界SFと呼び、限界挟圧力に代えて、限界SFを検出する。また、定常走行状態検出回路10の出力が限界挟圧力検出回路20に供給されており、限界挟圧力検出回路20は、定常走行状態のときにのみ、限界挟圧力検出結果を出力する。
定常走行状態検出回路10の出力は、挟圧力安全率決定回路24にも供給されており、この挟圧力安全率決定回路24は、定常走行状態が検出された場合に、限界挟圧力の検出ために必要な安全率SFを決定する。この安全率は、初期値として、1を超える適切な初期値(1.33等)から、経過時間に対し予め定めた一定の傾きで変更される。すなわち、限界SFを検出するために、安全率SFの初期値は余裕のある高めの値に設定する。
挟圧力安全率決定回路24において決定された安全率は、セカンダリ油圧目標値決定回路26に供給され、このセカンダリ油圧目標値決定回路26が供給される安全率を考慮して、セカンダリプーリの挟圧力の目標値を決定し、この挟圧力の目標値に対応するセカンダリ油圧目標値を決定する。後述するように、セカンダリプーリの挟圧力は、入力トルク、設計最大摩擦係数、安全率などによって決定されるが、ここでは安全率が挟圧力安全率決定回路24において決定されたものになっている。
セカンダリ油圧目標値決定回路26において決定されたセカンダリ油圧目標値は、セカンダリ油圧制御回路28に供給され、このセカンダリ油圧目標値決定回路26が実際にセカンダリプーリの油圧を制御して、セカンダリ挟圧力を目標値に制御する。なお、プライマリ油圧は、減速比を所定値に維持することから、別途決定される。
このようにして、本実施形態では、定常走行状態において、挟圧力安全率決定回路24により、安全率を設定することで、セカンダリ油圧が徐々に変更され、限界挟圧力検出回路において、限界SFが検出される。
そして、通常運転時には、この限界SFを用いて、セカンダリ油圧目標値を算出して、セカンダリ挟圧力を制御する。これによって、適切な挟圧力制御が行える。
以下に、本実施形態における限界挟圧力の検出について、説明する。
まず、セカンダリプーリの挟圧力(セカンダリ挟圧力)の低減時の目標値F2_tは次式で算出する。
Figure 2005249061
ここで、Tin(アッパーバー):E/G(エンジン)入力トルクの推定値[Nm]、SF:限界挟圧力に対する安全率、11°:シーブ面傾斜角、R1:プライマリ掛かり径[m]、μMAX:設計上のベルト摩擦係数最大値である。
プライマリプーリ、セカンダリプーリの摩擦係数μの比(μ比)に基づく限界SFの検出は、μ飽和近辺での両者のμ特性の違いを利用する。
図2は、掛かり径固定のプーリを用い、トルクを徐々に増加させた場合の滑り側プーリのμ特性を調べた結果である。(a)は減速比γ=2.0でありプライマリが小径側、(b)は減速比γ=0.5でありセカンダリが小径側のデータである。なお、μ特性の傾向をわかりやすくするためμ近似結果を合わせて示している。図2中、ベルトμ、滑り率および近似曲線は次式で算出している。
Figure 2005249061
ここで、Tin,Tout:入出力トルク[Nm]、R1,R2:ベルト掛かり径[m]、F1,F2:ベルト挟圧力[N]、ω2:セカンダリ回転速度[rad/s]、ω20:無負荷時のセカンダリ回転速度[rad/s]、μmax:μ最大値、α:近似曲線定数である。また、添え字の1,2は各々プライマリ、セカンダリを表す。また、j=1,2である。
所定の安全率SF(図2の場合、SF=1.33)を初期値としてセカンダリ挟圧力を減圧すると、小径側でベルト滑りが増大する。小径側がμmaxに近づくと、大径側もベルト滑りを始める。図2より、ベルト滑り率に対してプライマリμは緩やかに飽和し、セカンダリμは急峻に飽和する。このため、μmax手前からのベルト滑りの増加に対し、セカンダリ側は直ちにμ飽和に至るためμ増加が小さく、プライマリ側はμ飽和に対し余裕があるためμは増加し続ける。
図3は、γ=0.65, γ=1.51において、油圧可動式プーリにおいてセカンダリ挟圧力の減圧によりベルト滑りした時のプライマリμ、セカンダリμの時間に対するμ増加を示した結果である。これより、増速側、減速側に係わらずプライマリμの時間的増加が大きいことがわかる。セカンダリμに対するプライマリμの増加は、次式のようにμ比として表わすと増加傾向がより鮮明となる。
μ比=プライマリμ/セカンダリμ=μ1/μ2 (6)
すなわち、図3の(a)減速比γ=0.65、(b)γ=1.51の各々の結果において最下段は(6)式で表わされるμ比であり、μmaxに至るまで増加する。したがって、各減速比ごとにμ比に対し所定のしきい値を設けることで、SFに余裕のある点で限界SFが検出できることが分かる。
(6)式においてプライマリ、セカンダリ個々にμを算出する場合、(2),(3)式よりトルク信号が必要となるが、トルク信号は実用車両では使用困難である。そこで、ベルト摩擦トルクと入出力トルクとの回転慣性の釣り合い式を用いてμ比を算出し、μ比と代替え可能な信号を検討する。プライマリ、セカンダリの回転慣性の釣り合い式は次式となる。
Figure 2005249061
ここで、J1,J2:プライマリ、セカンダリの回転慣性[kg・m2]、ω1・,ω2・:プライマリ、セカンダリの回転角速度[rad/s]である。なお、式中において変数の上の「・」は、明細書中では、変数の横に示す。この「・」は時間微分d/dtを意味する。
(7)、(8)式を変形しトルク比をとると、次式となる。
Figure 2005249061
(9)式のTout=η・Tin・γの関係において、ηはCVT伝達効率であり、Toutは入力トルクTinに対し減速比γをギヤ比としてトルク増幅されることを表わしている。定常状態ではω1・,ω2・は0であり、伝達効率η≒1,γ≒R2/R1が成り立つので、(9)式は次式となる。
μ比=μ1/μ2≒F2/F1 (10)
(10)式より、μ比は実用上計測可能なプライマリ、セカンダリの挟圧力比として得ることができる。プライマリ、セカンダリの挟圧力F1,F2は次式で得られる。
F1 = Pc1・A1+α・ρ・ω12 ・・・(11)
F2 = Pc2・A2+α・ρ・ω22 ・・・(12)
Pc1, Pc2 : プライマリ、セカンダリ油圧[MPa]
ここで、A1,A2:プライマリ、セカンダリ受圧面積[cm2]、α・ρ:遠心油圧力係数[N・s2]である。
(10)式における挟圧力比を推力比τとして定義する。
図4は、図3におけるμ比と推力比τを比較した結果で、両者が一致する。これにより、推力比τに基づき所定の限界SFが検出できることが分かる。すなわち、推力比を所定のしきい値と比較することで、限界SFを検出することが分かる。
「限界SF検出のための条件」
ここで、限界SFの検出は、所定のSF(図2ではSF=1.33)から一定時間勾配で挟圧力を減少し、推力比のしきい値超過検出によって行う。各減速比においてCVT運転条件(主に入力トルク)によらず限界SFを一定のしきい値で検出するためには、挟圧力減少に対する推力比(=μ比)の時間的増加割合が一定でなければならない。ある運転状態におけるプライマリ、セカンダリのμ動作点をμ10,μ20とし、その点からの変動分をΔμ1,Δμ2とすると、μ比は次式(13)で表わされる(以後、添え字0は動作点での値を表わす)。
Figure 2005249061
μ20を、μmaxに比較的近い値となるようSF0を設定すると、上述したようにΔμ2の変化は小さく、(13)式のΔμ2/μ20<<1が成り立つ。その結果、μ比変化はΔμ1の変化に対応する。CVT運転条件によらずμ比増大割合を時間に対し一定とするには、(13)式より単位時間当たりのΔμ1変化を一定とする必要がある。そのためには、以下に述べるようにSFの低減勾配を一定にする条件が必要となる。
限界SFの検出を目的として、挟圧力を低減した時のμ変化を(7)、(8)式を用いて説明する。(7)、(8)式を変形すると、μは次式(14)、(15)で表わされる。
Figure 2005249061
また、限界SF検出時のセカンダリ挟圧力F2の減圧を次式(16)で表現する。
Figure 2005249061
後述するように、単位時間当たりのΔμ1変化を一定とするためには、(16)式におけるF2をSFにしたがって減少させる必要がある。挟圧力低減中の現時点におけるSFを次式で表わす。
SF =SF0+ΔSF・t ・・・(17)
ここで、SF0:動作点でのSF、ΔSF:単位時間あたりのSF減少量である。
(17)式のSFを用いて、SF減少中に現時点におけるセカンダリ挟圧力F2を次式で表わす。
F2=SF・F2min=(SF0 + ΔSF・t)・F2min (18)
ここで、F2min:マクロスリップ(SF=1.0)するセカンダリ限界挟圧力[N]である。
(18)式のセカンダリ挟圧力F2を用いて、SF減少中のプライマリ挟圧力F1を説明する。入力トルク一定の定常状態では、所定の減速比ごとに推力比τが決まる。SF低減によってセカンダリ挟圧力F2が低下すると、速度比制御系は推力比τの変化を抑えるようプライマリ挟圧力F1を変化させる。セカンダリ挟圧力低減中の推力比τを(18)式を用いて次式(19)で示す。
Figure 2005249061
(19)式を変形し、プライマリ挟圧力F1を次式(20)で表現する。
Figure 2005249061
(20)式における左辺と右辺の対比から次式(21)(22)となる。
Figure 2005249061
動作点近傍でのプライマリ挟圧力変化量ΔF1Dに対するプライマリμ変化量Δμ1量を以下の手順で算出する。動作点近傍でのプライマリμ変化は次式(23)となる。
Figure 2005249061
(23)式において、定常状態であるのでΔTin=0である。また、Δω1は、速度比制御系によりプライマリ回転速度変化が抑えられるのでΔω1≒0かつΔR1≒0となる。
以上より、(23)式は下記(24)式となる。
Figure 2005249061
定常走行時、(24)式の微係数は(14)式より次式(25)となる。
Figure 2005249061
(25)式における入力トルクTin0とベルト摩擦力は釣り合うため次式(26)が成り立つ。
Tin0=2・μ10・F10・R10/cos(11°) ・・・(26)
(26)式を(25)式へ代入し、(24)式を整理するとプライマリμ変化Δμ1は次式(27)となる。
Figure 2005249061
(27)式のΔF1を(22)式のΔF1Dを用いて次式(28)で表わす。
ΔF1=ΔF1D・t ・・・(28)
(21)、(22)、(28)式を用いて、(27)式を整理すると次式(29)となる。
Figure 2005249061
(29)式より、Δμ1の時間的変化はμ10(μ1初期値)、SF0, ΔSFによって決まり、入力トルク、入力回転数、挟圧力といったCVT運転状態に依存しないことがわかる。したがって、SF0、ΔSFを一定とすれば、CVT運転状態に関係なくμ比(推力比)増大割合を揃えることができる。
仮に、セカンダリ挟圧力低減量F2Dを一定とした場合、Δμ1は入力トルクに影響
される。(19)式のF2に(16)式のF2を代入すると、次式(30)となる。
Figure 2005249061
(30)式を変形するとΔF1Dは次式(31)となる。
Figure 2005249061
(31)式を用いて、(29)式と同様に展開するとΔμ1は次式(32)となる。
Figure 2005249061
(32)式において、F2minは入力トルクによって決まるため、ΔF2Dを一定とした条件下では、プライマリμ変化は入力トルクの影響を受ける。したがって、限界SFを検出する場合、本実施形態のようにΔSFを一定とする条件が必要となる。言い換えれば、限界SFの検出は、所定値のSFから所定値のΔSFで低減すれば、運転条件にかかわらずμ比の増加割合が一定にでき、所定の限界SF検出が可能となる。
「バリエーション」
ここで、(31)式のΔμ1が(29)式のΔμ1となるよう以下の手順でΔF2Dを設定する。
(29)式のΔμ1と(32)式のΔμ1を等しいとおくと次式(33)となる。
Figure 2005249061
(33)式右辺分母は、SF0・F2min = F20であり、(32)式は次式(34)のように書き換わる。
Figure 2005249061
(34)式より、セカンダリ挟圧力変化量ΔF2Dは次式(35)となる。
Figure 2005249061
すなわち、入力トルクTinに応じて設定されるセカンダリ挟圧力の初期値F20に応じて、セカンダリ挟圧力変化量ΔF20を設定すれば、トルクによらず正確な限界SF検出が可能となる。
なお、ΔSFは、別の記号を用いた方がよい場合、(35)式は、次式(36)のように書くこともできる。
ΔF2D=K・F20/SF0 ・・・(36)
ここで、K:セカンダリ挟圧力の減少係数である。
「限界SFの検出方法」
図3および図4より、減速比に応じて推力比が変わる。したがって、限界SFの検出方法として下記2つの方法が考えられる。
1) 定常状態、SF低減前の推力比を基準とし、ΔSF低減時の基準値からの変化量がしきい値を超えた時、限界SFを検出する。
2)μ飽和付近で推力比が急増することから、バンドパスフィルタで推力比の急増を抽出し、しきい値を超えた時、限界SFを検出する。
なお、しきい値は各減速比ごとに所定のCVT運転条件(例えばNin=2000rpm,Tin=100Nm)で事前に求めておく。この事前のテストでは、実際のマクロスリップが起こるまで、セカンダリプーリの挟圧力を弱めて、μmaxを検出し、このμmaxに基づいて、しきい値を決定するとよい。
図5に、限界SF検出のフローチャートを示す。
車両の走行中において、限界SFの検出を行うときには、まず安全係数の初期値であるSF0を設定する(S11)。このSF0は、例えば1.33のような値である。初期値の設定をした場合には、定常走行状態であるか否かを判定する(S12)。この判定は、スロットル開度に変化がないか、またはセカンダリ回転数変化が所定値以下か等の判定によることができる。要するに、CVTへの入力トルクに実質的に変化がなく、CVTにおける伝達トルクに実質的に変化がない状態であるか否かを判定すればよい。
このS12の判定で、NOであればS12の判定を繰り返し、YESであれば減速比に基づく限界SFしきい値を設定する(S13)。減速比に応じて予め決定されたしきい値をメモリにテーブルなどとして記憶しておき、これを読み出すことで設定することができる。
次に、安全係数SFをSF=SF0+ΔSF・tに従って、|ΔSF・t|だけ、減少する(S14)。ここで、tは、この制御が始まってからの経過時間であり、ΔSFは、定数であり、これによって安全係数SFは、一定の傾きΔSFで時間の経過とともに減少することになる。
安全係数SFを更新した場合には、この安全係数SFを用いて、セカンダリの挟圧力目標値が(1)式で算出され、セカンダリ油圧目標値決定回路26がセカンダリ挟圧力を目標値に制御する。またプライマリ挟圧力は、減速比を所定値に維持することで別途決定される。このようにしてプライマリ、セカンダリプーリの挟圧力を算出する(S15)。すなわち、更新後の安全係数SFを用いて、(1)式のセカンダリプーリの目標挟圧力を計算し、これをセカンダリプーリの挟圧力F2とし、入力トルクの変化はなく、変速比γにより入力トルク/出力トルクは決定されるため、プライマリプーリの挟圧力F1も算出できる。
なお、セカンダリ挟圧力およびプライマリ挟圧力が目標値どおりに制御されるので、(11)、(12)式でF1,F2が算出できる。
さらに、得られたセカンダリ挟圧力F2、プライマリ挟圧力F1から、推力比τ=F2/F1を算出する(S16)。
この推力比τの経時変化から、推力比τの変化量Δτを抽出し(S17)、このΔτの大きさ(減少量)がS13で設定されている現在の変速比に対応するしきい値(減少量の大きさのしきい値)を超えたかを判定する(S18)。このS18の判定でNOの場合には、S14に戻り、再度安全係数SFを減少させ、セカンダリ挟圧力を減少させて、推力比τの減少量Δτをしきい値と比較する処理を繰り返す。
そして、このS18において、推力比の減少量Δτの大きさがしきい値を上回った時に、その時点でのSFを限界SFとして検出する(S19)。
このようにして、定常状態において、適宜限界SFを検出することができ、この限界SFを用いて目標セカンダリ挟圧力を算出して、適切なセカンダリ挟圧力制御を行うことができる。なお、この場合の入力トルクは、エンジン出力に基づいて決定される。
このように、本検出法の演算量に関しては、S15における挟圧力が(11)、(12)式で算出でき、S18の推力比変化Δτの抽出は上記1)あるいは2)で行えるため、演算量は少なく実用的な方法と言える。
「結果」
図6、7に限界SF検出結果を示す。図6、7は、限界SF検出の目標値SF=1.05における、入力トルク、入力回転数の異なる条件下での検出結果である。推力比変化の抽出は、バンドパスフィルタを用いる上記2)の手法で行っている。
このように、図6、7より、CVTの運転条件に係わらず、ほぼ同一SF時点で限界SFが検出できていることが分かる。すなわち、本実施形態による、限界SF検出によれば、CVTの運転条件が異なっていても、実際にマクロスリップが始まる摩擦係数最大(=推力比最大)の所定値前(直前)において、限界SFを検出することができ、この限界SFを用いて、CVTの効率的な挟圧力制御が行えることが分かる。
「他の実施形態」
図8の他の実施形態の構成を示す。
この実施形態では、上述の実施形態と同様の回路を有しているが、この図においては、定常走行状態検出回路10、限界挟圧力検出回路20を有しており、限界挟圧力検出回路20において、限界SFが検出出力される。
この限界SFは、μmax補正回路30に供給される。このμmax補正回路30は、上述のようにして検出される限界SFの状態から、最大摩擦係数μmaxの経時変化を検出し、μmaxを補正する。そして、補正された最大摩擦係数μmaxがセカンダリ挟圧力演算回路32に供給され、以降の走行時において算出するセカンダリ挟圧力の演算に利用される。
次に、μmax補正回路30における、μmaxの補正について、説明する。
1)ベルト挟圧力の算出方法
セカンダリのベルト挟圧力F2は、次式(41)で算出される。
Figure 2005249061
ここで、SF:挟圧力安全率、Tin:エンジントルク(入力トルク)、11°:プーリ面傾角、μMAX:ベルトμmaxの設定値、R1:プライマリプーリにおけるベルト掛かり径である。この式(41)は、上述の式(1)と基本的に同一である。
この式(41)において、ベルト・プーリ間のベルト最大摩擦係数であるμmaxは、経年変化、CVT運転状態によって変わる。このため、μMAXで算出したセカンダリ挟圧力F2は、適切な値に対してずれてしまう。本実施形態においては、μMAXの真値を検出し、μMAX設定値を順次更新して、適切な挟圧力設定を行う。
2)μmaxの真値の検出方法
上述の実施形態において、限界SFを検出した。この実施形態においては、上述のようにして検出した限界SFを利用して、現時点におけるベルトμmaxの真値を検出する。いかにその方法を説明する。
上述のように、入力回転数、入力トルク、プール挟圧力に関係なく、ベルトμ特性変化は、推力比(=セカンダリ挟圧力F2/プライマリ挟圧力F1)の変化としてとらえることができる。従って、ベルトμ特性変化と推力比の関係は次式で説明できる。
μ1/μ2=F2/F1 ・・・(42)
図9は、定常状態において、安全率SFを一定の傾きで低減し、セカンダリ挟圧力を減圧したときの推力比に基づく限界SF検出の様子を示している。
この図9において、しきい値thrは、上述のように、初期設定値のμMAXに対して、所定の安全率SFを検出するように予め設定される。
セカンダリ側のベルトμmaxが低下した場合、挟圧力低減時のμ飽和への到達が早く、推力比特性の立ち上がりが早くなる。その結果、推力比のしきい値超過点におけるSFは、μMAX設定時よりも大きくなる。図においては、μMAX設定時のしきい値超過点をb点、μMAX低下時のしきい値超過点をj点とする。
μMAX設定時のb点におけるプライマリ、およびセカンダリプーリにおけるμをμ1、μ2_b、μmax低下時のj点におけるプライマリ、およびセカンダリプーリのμをμ1,μ2_jとして、(42)式より次式(43)、(44)が成り立つ。
μMAX設定時:μ1/μ2_b=thr ・・・ (43)
μmax低下時:μ1/μ2_j=thr ・・・ (44)
これから、次式(45)が成り立つ。
μ2_b=μ2_j ・・・ (45)
この(45)式は、μmax値が変化しても、推力比で検出されるセカンダリμ値が変わらないことを意味している。そこで、μ2_b、μ2_jをμmaxおよびSFを用いて次式(46)、(47)により、記述する。
μMAX設定時:μ2_b=μMAX/SF_b ・・・ (46)
μmax低下時:μ2_j=μmax_j/SF_j ・・・ (47)
検出されたSF_jと既知であるSF_b、および(46)、(47)の関係を用いて、μMAX低下時のμmaxを次式(48)により算出することができる。
μmax_j=μMAX×SF_b/SF_j ・・・ (48)
上述の説明は、μmaxが低下する場合についてのみ示したが、μMAXよりも正しいμmax大きい場合についても同様に適用することができる。
3)ベルト挟圧力の最適化制御
μMAXを(48)式で更新されるベルトμmaxを用い、次式(49)でμMAXを更新する。
μMAX=μmax_j ・・・ (49)
この(49)式により、ベルトμMAXが常に正しいベルトμmaxに更新され、適正化されるため、上述の(41)式のSFは、SF≒1.0に設定することができる。
以上のように、本実施形態によれば、常に、最適ベルト挟圧力を設定することができ、ベルト滑り防止と、CVT効率向上による燃費向上を図ることができる。
本実施形態に係るベルト式無段変速機(CVT)の制御装置の構成を示す図である。 掛かり径固定のプーリを用い、トルクを徐々に増加させた場合の滑り側プーリのμ特性を調べた結果を示す図である。 油圧可動式プーリにおいてセカンダリ挟圧力の減圧によりベルト滑りした時のプライマリμ、セカンダリμの時間に対するμ増加を示した結果を示す図である。 図3におけるμ比と推力比τを比較した結果を示す図である。 限界SF検出のフローチャートである。 限界SF検出結果を示す図である。 限界SF検出結果を示す図である。 他の実施形態の構成を示す図である。 定常状態において、安全率SFを一定の傾きで低減し、セカンダリ挟圧力を減圧したときの推力比に基づく限界SF検出の様子を示す図である。
符号の説明
10 定常走行状態検出回路、12 セカンダリ挟圧力検出回路、14 プライマリ挟圧力検出回路、16 μ比演算回路、18 μ比変化抽出回路、20 限界挟圧力検出回路、20a テーブル、22 減速比演算回路、24 挟圧力安全率決定回路、26 セカンダリ油圧目標値決定回路、28 セカンダリ油圧制御回路、30 μmax補正回路、32 セカンダリ挟圧力演算回路。

Claims (8)

  1. 駆動プーリと従動プーリとをベルトで接続し、両プーリの実効径を変更することで変速比が変更可能であるベルト式無段変速機の制御装置であって、
    駆動プーリまたは従動プーリの一方の挟圧力を、予め設定した設定ベルト最大摩擦係数に基づいて算出した目標挟圧力に制御するとともに、
    入力トルクが一定の定常走行状態において、
    前記目標挟圧力を一定の傾きで徐々に減少させ、その際の駆動プーリのベルト摩擦係数と、従動プーリのベルト摩擦係数の比であるμ比の変化に基づいて、限界挟圧力を検出することを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。
  2. 請求項1に記載の装置において、
    前記目標挟圧力は、前記設定ベルト最大摩擦係数を用いて算出した挟圧力に対し所定の安全係数を乗算して算出することを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。
  3. 請求項2に記載の装置において、
    検出された前記限界挟圧力と、前記設定ベルト最大摩擦係数に基づいて算出した目標挟圧力とに基づいて、目標挟圧力算出の際に用いる安全係数を決定することを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。
  4. 請求項2または3に記載の装置において、
    前記目標挟圧力の一定の傾きによる減少は、前記安全係数を一定の傾きで減少させることによって行うことを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の装置において、
    前記限界挟圧力は、前記挟圧力の変更時におけるμ比の変化量が所定量に至ったことで検出することを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。
  6. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の装置において、
    前記限界挟圧力は、前記挟圧力の変更時におけるμ比の変化の傾きが所定値に至ったことで検出することを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1つに記載の装置において、
    前記μ比は、駆動プーリの推力と、従動プーリの推力の比として算出することを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1つに記載の装置において、
    所定値に至るまでの挟圧力変化量の変化に基づき、ベルトの最大摩擦係数の変化を検出し、使用する前記設定ベルト最大摩擦係数を更新することを特徴とするベルト式無段変速機の制御装置。
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