JP2005248716A - エンジンのアイドル回転数制御装置 - Google Patents

エンジンのアイドル回転数制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 始動後のN→Dセレクトに際し、アイドル回転数を的確に制御して、シフトラグとショックを低減する。
【解決手段】 始動後のNレンジでの目標アイドル回転数NsetNは、触媒の早期活性化のため高く設定する。N→Dセレクトを検出すると、所定期間(200ms)、目標アイドル回転数を低下させてDレンジでの第1目標アイドル回転数Nset1に設定する。この第1目標アイドル回転数Nset1は油温に応じて設定し、低油温のときは比較的高回転に設定する。所定期間経過後は、目標アイドル回転数を更に低下させてDレンジでの第2目標アイドル回転数Nset2に設定する。そして、実際のエンジン回転数と目標アイドル回転数との差に基づいて、点火時期をフィードバック制御する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、自動変速機を備えるエンジンのアイドル回転数制御装置に関し、特に非走行レンジから走行レンジへの切換えに伴ってアイドル回転数を適切に制御するための装置に関する。
特許文献1には、実際のエンジン回転数と目標アイドル回転数との差に基づいて、実際のエンジン回転数を目標アイドル回転数に近づけるように、空気量をフィードバック制御することを前提に、自動変速機のシフト位置が非走行レンジ(例えばNレンジ)から走行レンジ(例えばDレンジ)に切換えられたときに、目標アイドル回転数を2段階に落とすことが開示されている。また、1段目の目標アイドル回転数を維持する時間を自動変速機の油温に応じて設定することも開示されている。
特開平5−280398号公報
近年、冷間始動後の排気浄化触媒の早期活性化のため、非走行レンジでの目標アイドル回転数を高く設定することが考えられているが、非走行レンジから走行レンジにシフトした場合に、高回転のままクラッチをつなげると、接続ショック(シフトショック)が発生するので、非走行レンジでの目標アイドル回転数からこれより低い走行レンジでの目標アイドル回転数に低下させる必要がある。
この場合、特許文献1に記載のように、非走行レンジから走行レンジに切換えられたときに、目標アイドル回転数を2段階に落とすことが望ましい。
すなわち、切換えられた時点で、目標アイドル回転数を非走行レンジでの目標アイドル回転数からこれより低い走行レンジでの第1目標アイドル回転数に設定し、切換えから所定期間経過後に、目標アイドル回転数を走行レンジでの前記第1目標アイドル回転数からこれより低い第2目標アイドル回転数に設定するのである。
しかし、特許文献1では、自動変速機の油温を検出し、これに応じて、第1目標アイドル回転数に維持する時間を可変設定しているものの、第1目標アイドル回転数については一定であるため、油温に応じた最適な制御とはなっていない。すなわち、油温が低い場合、高い場合に比して、オイルの粘性が高いことから、シフトラグ(クラッチがつながるまでの遅れ時間)が長くなり、運転性が悪化してしまうが、特許文献1ではシフトラグが長くなることを前提に制御しているだけであり、シフトラグの長期化を防止することはできない。
本発明は、このような実状に鑑み、非走行レンジから走行レンジに切換えられたときに油温に応じてアイドル回転数を適切に制御することのできるエンジンのアイドル回転数制御装置を提供することを目的とする。
このため、本発明では、自動変速機の油温を検出し、検出された油温に応じて、走行レンジでの第1目標アイドル回転数を可変設定する構成とする。
本発明によれば、自動変速機の油温に応じて、走行レンジでの第1目標アイドル回転数を設定し、油温が低い場合は、オイルの粘性が高く、シフトラグが長くなることから、第1目標アイドル回転数を高く設定することにより、オイルポンプの吐出量を大きく確保して、シフトラグの長期化を防止する。これに対し、油温が高い場合は、オイルの粘性が低く、シフトラグが短くなることから、第1目標アイドル回転数を低く設定することにより、接続ショック低減を重視する。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態を示すエンジンのシステム図である。
エンジン1の吸気通路2には、吸入空気量を制御する電制スロットル弁3が設置されている。電制スロットル弁3は、エンジンコントロールユニット(以下ECUという)20からの信号により作動するステップモータ等により開度制御される。
エンジン1の燃焼室4には、燃料噴射弁5と点火プラグ6とが設置されている。
燃料噴射弁5は、ECU20からエンジン回転に同期して出力される噴射パルス信号によりソレノイドに通電されて開弁し、所定圧力に調圧された燃料を噴射するようになっている。
燃焼室4内に噴射された燃料は混合気を形成し、ECU20からの点火信号に基づき、点火プラグ6により点火されて燃焼する。尚、本実施形態では、燃焼室4内に直接燃料を噴射する形式としたが、吸気系に燃料を噴射する形式としてもよい。
エンジン1の排気通路7には、排気浄化触媒8が設けられている。
ECU20には、アクセルペダルセンサ21により検出されるアクセル開度APO、クランク角センサ22により検出されるエンジン回転数Ne、熱線式エアフローメータ23により検出される吸入空気量Qa、スロットルセンサ24により検出されるスロットル開度TVO、水温センサ25により検出されるエンジン冷却水温度Twなどが入力されている。
ECU20は、これらの入力信号より検出されるエンジン運転条件に基づいて、電制スロットル弁3の開度、燃料噴射弁5の燃料噴射時期及び燃料噴射量、点火プラグ6の点火時期を制御する。
特に、アイドル運転時には、実際のエンジン回転数Neを検出し、目標アイドル回転数との差に基づいて、実際のエンジン回転数Neを目標アイドル回転数に近づけるように、スロットル弁3の開度を制御して、空気量をフィードバック制御する。また、空気量制御の応答遅れを考慮して、実際のエンジン回転数Neと目標アイドル回転数との差に基づいて、実際のエンジン回転数Neを目標アイドル回転数に近づけるように、点火時期をフィードバック制御する。
このエンジン1の出力軸Eは、自動変速機10に接続される。
図2は自動変速機のスケルトン図である。
この自動変速機は、エンジン出力軸Eからの回転を入力軸Iに伝達するトルクコンバータTC、第1遊星歯車組PG1、第2遊星歯車組PG2、出力軸O、及び、各種摩擦要素により構成される。
トルクコンバータ3は、エンジン出力軸Eにより駆動されるポンプインペラPI、このポンプインペラPIにより内部作動流体を介して流体駆動され、動力を入力軸Iに伝達するタービンランナTR、及び、固定軸上にワンウェイクラッチを介して置かれ、タービンランナTRへのトルクを増大するステータSTを含んで構成され、更に、エンジン出力軸Eと入力軸Iとを直結可能なロックアップクラッチLU/Cを備えている。
第1遊星歯車組PG1は、サンギヤS1、リングギヤR1、これらに噛合するピニオンP1及び該ピニオンP1を回転自在に支持するキャリアC1よりなり、第2遊星歯車組PG2も、サンギヤS2、リングギヤR2、ピニオンP2及びキャリアC2よりなる。
次に各種摩擦要素について説明する。キャリアC1はハイクラッチH/Cを介して入力軸Iに適宜結合可能とし、サンギヤS1はバンドブレーキB/Bにより適宜固定可能とする他、リバースクラッチR/Cにより入力軸Iに適宜結合可能とする。キャリアC1は更にローリバースブレーキLR/Bにより適宜固定可能とすると共に、ローワンウェイクラッチLO/Cを介して逆転(エンジンと逆方向の回転)を阻止する。リングギヤR1はキャリアC2に一体結合して出力軸Oに駆動結合し、サンギヤS2を入力軸Iに結合する。リングギヤR2はオーバーランクラッチOR/Cを介して適宜キャリアC1に結合可能とする他、フォワードワンウェイクラッチFO/C及びフォワードクラッチF/Cを介してキャリアC1に相関させる。
ハイクラッチH/C、リバースクラッチR/C、ローリバースブレーキLR/B、オーバーランクラッチOR/C、フォワードクラッチF/C、及び、バンドブレーキB/Bは、各々、油圧の供給により作動されて適宜結合及び固定を行うものである。
尚、オイルポンプOPは、変速機の入力軸Iに設けられ、入力軸Iの回転に従ってオイルを吐出する。この吐出されたオイルで各クラッチを制御するので、回転を上げれば、オイルポンプOPの吐出量が増大し、シフトラグが短くなる。
図2の自動変速機は、摩擦要素B/B、H/C、F/C、OR/C、LR/B、R/Cを図3に示すごとく種々の組合わせで作動させることにより、摩擦要素FO/C、LO/Cの適宜作動と相俟って、遊星歯車組PG1、PG2を構成する要素の回転状態を変え、これにより入力軸Iの回転速度に対する出力軸Oの回転速度を変えることができ、図3に示す通りに前進4速、後退1速の変速段を得ることができる。尚、図3中○印が作動(油圧流入)を示すが、△印はエンジンブレーキが必要な時に作動させるべき摩擦要素を示している。
図1に戻って、自動変速機10の各種摩擦要素の制御は、自動変速機コントロールユニット(以下ATCUという)30によりなされ、ATCU30には、シフトセレクタのシフト位置(ニュートラルN、ドライブD、リバースR等)を検出するシフト位置センサ(インヒビタースイッチ)31、車速VSPを検出する車速センサ32、自動変速機10の油温Toil を検出する油温センサ33などからの信号が入力されている。
また、ECU20とATCU30とは通信線34により接続されており、互いに情報を送受信可能である。
ATCU30は、シフト位置センサ31により検出されるシフト位置に基づき、また、Dレンジでは、アクセル開度APOと車速VSPとに基づいて変速段(1〜4速)を設定して、自動変速機10の各種摩擦要素を制御する。
その一方、ECU20では、ATCU30からのシフト位置情報や油温Toil を、アイドル回転数制御(目標アイドル回転数の設定など)に反映させている。
図4はECU20による目標アイドル回転数設定ルーチンのフローチャートであり、始動後に実行される。
初期設定として、S1では、目標アイドル回転数Nset をNレンジでの目標アイドル回転数NsetNに設定する。このNレンジでの目標アイドル回転数NsetNは、冷間始動後の排気浄化触媒の早期活性化のため、高く設定される(例えば1500〜1800rpm)。但し、始動時水温と始動後経過時間とにより可変設定される。
その後、S2では、シフト位置センサからの信号に基づいて、シフト位置の非走行レンジ(例えばNレンジ)から走行レンジ(例えばDレンジ)への切換え(N→Dセレクト)の有無を判定し、N→Dセレクトを検出すると、S3へ進む。
S3では、自動変速機の油温Toil を検出する。
S4では、油温Toil に応じて、Dレンジでの第1目標アイドル回転数Nset1を設定する。このDレンジでの第1目標アイドル回転数Nset1は、Nレンジでの目標アイドル回転数NsetNより低く設定され(例えば800〜1000rpm)、詳しくは、Nレンジでの目標アイドル回転数NsetNからの回転低下によるトルク段差が発生せず、かつクラッチの接続ショックを発生しないように設定(接続ショックを許容できる回転数として設定)されるが、テーブルを用いるなどして、油温Toil に応じて可変設定され、油温Toil が低いときは比較的高回転に、逆に油温Toil が高いときは比較的低回転に設定される。尚、油温Toil に応じて連続的に可変設定してもよいし、高低2段階など、段階的に設定してもよい。
S5では、N→Dセレクトを受けて、目標エンジン回転数Nset をDレンジでの第1目標アイドル回転数Nset1に設定する。
S6では、N→Dセレクトから所定期間(具体的には時間で設定し、例えば200ms)経過したか否かを判定する。ここでの所定期間(所定時間)は、N→Dセレクトから実際にクラッチの接続が開始されるまでの余裕時間(ディレイ時間)であり、この所定期間の経過後、約800msの間に、クラッチが接続される。
所定期間経過の場合は、S7へ進む。
S7では、目標アイドル回転数Nset を漸減する。すなわち、現在の目標アイドル回転数Nset から所定値減算して、目標アイドル回転数Nset を低下側に更新する。
S8では、目標アイドル回転数Nset がDレンジでの第2目標アイドル回転数Nset2に達した(Nset ≦Nset2)か否かを判定し、達していない場合は、S7へ戻り、目標アイドル回転数Nset を漸減する。達した場合は、S9へ進み、目標アイドル回転数Nset をDレンジでの第2目標アイドル回転数Nset2に固定して、処理を終了する。このDレンジでの第2目標アイドル回転数Nset2は、第1目標アイドル回転数Nset1より低く、燃費及びアイドル安定性などを考慮して設定される(例えば650〜700rpm)。
図5はECU20による点火時期制御ルーチンのフローチャートであり、単位時間毎に繰り返し実行される。
S21では、エンジン回転数Ne及び負荷(例えば空気量Qa)に基づいて、基本点火時期(進角値)MADVを算出する。
S22では、点火時期制御によるアイドル回転数制御の実行条件であるアイドル運転時か否かを判定し、アイドル運転時の場合に、S23へ進む。
S23では、実際のエンジン回転数Neを検出する。
S24では、図4のルーチンにより設定される目標アイドル回転数Nset を読込む。
S25では、次式のごとく、実際のアイドル回転数Neと目標アイドル回転数Nset との偏差(Nset −Ne)に、予め定められているフィードバックゲインGを乗じることで、点火時期補正量DADVを算出する。
DADV=(Nset −Ne)×G
ここで、実際のエンジン回転数Neが目標アイドル回転数Nset より高いときは、DADVが負の値となって、遅角側への補正量となり、逆に、実際のエンジン回転数Neが目標アイドル回転数Nset より低いときは、DADVが正の値となって、進角側への補正量となる。
一方、S22での判定で、アイドル運転時でない場合は、S26へ進んで、点火時期補正量DADV=0とする。
S25又はS26の後は、S27へ進む。
S27では、次式のごとく、基本点火時期MADVに点火時期補正量DADVを加算して、点火時期ADVを算出する。
ADV=MADV+DADV
S28では、S27にて算出された点火時期ADVを遅角限界点火時期RLと比較し、ADV<RLの場合は、S29で点火時期ADVを遅角限界点火時期RLに制限する。
次に、図6のタイムチャートにより、始動後の制御の流れを説明する。
始動後は、目標アイドル回転数Nset が、Nレンジでの目標アイドル回転数NsetNに設定され、これは、始動時水温及び始動後経過時間に応じて設定されるものの、比較的高く設定されるので(例えば1500〜1800rpm)、冷間始動後の触媒の早期活性化を図ることができる。
始動後のN→Dセレクトが検出されると、実際にクラッチの接続が開始されるまでの所定時間(例えば200ms)の間、目標アイドル回転数Nset が、Nレンジでの目標アイドル回転数NsetNより十分に低いが、Dレンジでの最終的な第2目標アイドル回転数Nset2よりは高く、Nレンジでの目標アイドル回転数NsetNからの回転低下によるトルク段差が発生せず、かつクラッチの接続ショックを発生しない第1目標アイドル回転数Nset1(例えば1000〜1200rpm)に設定される。
このときは、N→Dセレクトと同時に、実際のエンジン回転数Neと目標アイドル回転数Nset との偏差が大となって、点火時期補正量DADV=(Nset −Ne)×Gが負の値になるので、点火時期ADVが遅角側に補正される。この結果、エンジン回転数Neが応答良く低下せしめられ、所定時間(200ms)内に確実に第1目標アイドル回転数Nset1まで低下させることができる。
ここで、自動変速機の油温Toil が低い場合は、図6(A)に示すように、第1目標アイドル回転数Nset1が比較的高回転に設定される。油温Toil が低い場合、オイルの粘性が高く、シフトラグが長くなるが、第1目標アイドル回転数Nset1を比較的高回転に設定することで、回転を高く維持し、オイルポンプの吐出量を増大させて、シフトラグの長期化を防止することができる。
自動変速機の油温Toil が高い場合(再始動時など)は、図6(B)に示すように、第1目標アイドル回転数Nset1が比較的低回転に設定される。油温Toil が高い場合、オイルの粘性が低く、シフトラグは比較的短くなる。従って、このときは、シフトラグが長期化する恐れはないので、第1目標アイドル回転数Nset1を比較的低回転に設定することで、シフトショックをより低減することができる。
その後、所定時間(200ms)経過したところで、目標アイドル回転数Nset は漸減され、最終的に第2目標アイドル回転数Nset2(例えば650〜700rpm)に落ち着く。
実際のクラッチの接続時期は、不定であるが、N→Dセレクトから所定時間(200ms)経過した後、約800ms経過するまでの間に行われる。この時は、エンジン回転数Neが第1目標アイドル回転数Nset1以下となっているので、シフトショックの発生は防止できる。
本実施形態によれば、自動変速機の油温Toil に応じて、低油温ほど高く、第1目標アイドル回転数Nset1を設定することにより、シフトラグの長期化を防止しつつ、シフトショックを低減することが可能となる。
また、本実施形態によれば、点火時期のフィードバック制御により、N→Dセレクト検出時点より積極的にエンジン回転数を低下させることにより、所定期間内に、シフトショック許容回転数である第1目標アイドル回転数Nset1に収束させることができ、Nレンジでの目標アイドル回転数NsetNを上げても、ショックが発生しない。その一方、Nレンジでの目標アイドル回転数NsetNを上げることで、排気温度を上昇させることが可能となり、触媒の早期活性化により、排気性能が向上する。
また、本実施形態によれば、点火時期に対し最大遅角位置を規制するリミッター(RL)を設けることにより、過度のリタードによる急激な回転低下によるエンストを防止できる。すなわち、空吹かしなどの高回転からDレンジへセレクトした場合、目標回転との差が大きくなり、そのため点火時期も大きく遅角してしまう可能性があり、このとき、燃焼限界を超えることでエンストに至るおそれがあるが、これを防止できる。
また、本実施形態によれば、第2目標アイドル回転数は、第1目標アイドル回転数Nset1から最終的な第2目標アイドル回転数Nset2まで、時間経過と共に徐々に低下するように設定することにより、第1目標アイドル回転数Nset1から第2目標アイドル回転数Nset2へ急な変化と同時にクラッチが接続されることがなくなり、クラッチの接続をなめらかなものとすることができる。
尚、本実施形態では、非走行レンジとして、Nレンジを例にとったが、Pレンジ等であってもよい、また、走行レンジとして、Dレンジを例にとったが、1、2、Rレンジ等であってもよい。
本発明の一実施形態を示すエンジンのシステム図 自動変速機のスケルトン図 自動変速機の各種摩擦要素の作動状態を示す図 目標アイドル回転数設定ルーチンのフローチャート 点火時期制御ルーチンのフローチャート 始動後の制御の流れを示すタイムチャート
符号の説明
1 エンジン
2 吸気通路
3 電制スロットル弁
4 燃焼室
5 燃料噴射弁
6 点火プラグ
7 排気通路
8 排気浄化触媒
10 自動変速機
20 ECU
21 アクセルペダルセンサ
22 クランク角センサ
30 ATCU
31 シフト位置センサ
33 油温センサ

Claims (5)

  1. 自動変速機のシフト位置が非走行レンジから走行レンジに切換えられたときに、目標アイドル回転数を非走行レンジでの目標アイドル回転数からこれより低い走行レンジでの第1目標アイドル回転数に設定する手段と、前記切換えから所定期間経過後に、目標アイドル回転数を走行レンジでの前記第1目標アイドル回転数からこれより低い第2目標アイドル回転数に設定する手段と、を備え、アイドル運転時にエンジン回転数を目標アイドル回転数に制御するエンジンのアイドル回転数制御装置において、
    自動変速機の油温を検出する手段と、検出された油温に応じて、前記第1目標アイドル回転数を可変設定する手段と、を備えることを特徴とするエンジンのアイドル回転数制御装置。
  2. 前記油温が低いほど、前記第1目標アイドル回転数を高く設定することを特徴とする請求項1記載のエンジンのアイドル回転数制御装置。
  3. 実際のエンジン回転数と目標アイドル回転数との偏差に応じて点火時期をフィードバック制御することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエンジンのアイドル回転数制御装置。
  4. 点火時期に対し最大遅角位置を規制するリミッターを設けることを特徴とする請求項3記載のエンジンのアイドル回転数制御装置。
  5. 前記第2目標アイドル回転数は、前記第1目標アイドル回転数から最終的な第2目標アイドル回転数まで、時間経過と共に徐々に低下するように設定されることを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載のエンジンのアイドル回転数制御装置。
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