JP2005248534A - 軒樋の接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】軒樋の内側に樋継手が設けられている軒樋の接続構造において、接続部付近の接続段差部において砂やゴミが堆積し難い軒樋の接続構造を提供することを目的とする。
【解決手段】軒樋1、1同士が長手方向端部を互いに突き合わせた状態で配設され、突き合わせられた軒樋1、1の間に跨がって軒樋1の内周面に沿うように外周面に接着剤を塗布した樋継手3が装着されている軒樋の接続構造において、樋継手3の底壁31の内側面に両端側に向けて下り勾配の傾斜面311が形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】軒樋1、1同士が長手方向端部を互いに突き合わせた状態で配設され、突き合わせられた軒樋1、1の間に跨がって軒樋1の内周面に沿うように外周面に接着剤を塗布した樋継手3が装着されている軒樋の接続構造において、樋継手3の底壁31の内側面に両端側に向けて下り勾配の傾斜面311が形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、軒樋の内側に樋継手が設けられている軒樋の接続構造に関する。
従来、軒樋の内側に樋継手が設けられている軒樋の接続構造としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものが知られている。
この従来の軒樋の接続構造は、軒樋の突き合わせ部からの漏水の発生を防止するとともに接続部付近の水溜まりを少なくするために、樋継手の少なくとも底壁の内側面に長手方向に沿って溝条部を形成したものである。
特開2003−301574号公報(図1、図4、図5を参照)
ところで、上記特許文献1に記載された軒樋の接続構造にあっては、雨水が一方の軒樋から他方の軒樋に流れるときに、雨水が溝条部に沿ってスムースに流れるので水溜まりができなくなるという問題は解消されるものの、樋継手の両端部の段差部に砂やゴミが引っ掛かり砂やゴミが堆積し易いという問題もあった。
本発明は、このような事情に鑑みて、軒樋の内側に樋継手が設けられている軒樋の接続構造において、接続部付近の接続段差部において砂やゴミが堆積し難い軒樋の接続構造を提供することを目的としている。
このような目的を達成するために、請求項1に記載の発明に係わる軒樋の接続構造(以下、「請求項1の軒樋の接続構造」と記す)は、軒樋同士が長手方向端部を互いに突き合わせた状態で配設され、突き合わせられた軒樋の間に跨がって軒樋の内周面に沿うように外周面に接着剤を塗布した樋継手が装着されている軒樋の接続構造において、樋継手の底壁の内側面に両端側に向けて下り勾配の傾斜面が形成されていることを特徴としている。
以上説明したように、本発明軒樋の接続構造では、軒樋同士が長手方向端部を互いに突き合わせた状態で配設され、突き合わせられた軒樋の間に跨がって軒樋の内周面に沿うように外周面に接着剤を塗布した樋継手が装着されている軒樋の接続構造において、樋継手の底壁の内側面に両端側に向けて下り勾配の傾斜面が形成されているので、上流側軒樋の接続部付近では砂やゴミが堆積しなくなり、長期使用において排水性能を維持することができる。
次に、本発明の実施の形態を、図1〜図7に基づいて説明する。
図1〜図2は、本発明の軒樋の接続構造の一例を示す一部切り欠き側断面図である。この軒樋の接続構造は、軒樋1同士が長手方向端部を互いに突き合わせた状態で配設され、突き合わせられた軒樋1の間に跨がって軒樋1の内周面に沿うように接着剤2を介して樋継手3が設けられている。
軒樋1は押出成形品で、図5に示すように、本体部10が、平坦な底壁11の前側部から前側壁12が立設され、かつ底壁11の後側部から後側壁13が立設された溝形断面に形成されている。尚、前側壁12は外側に向けて段部121が形成されるとともに若干膨出して形成され底壁11の前側部に前側コーナー部122が形成されている。また、前記後側壁13は底壁11に対して直角に形成され後側コーナー部131が形成されている。
また、前記前側壁12の上端には前耳14が形成されており、この前耳14は内面側に溝141が形成されている。更に、後側壁13の上端には後耳15が形成されており、この後耳15は、内方に向けて突出された係止突起151が形成されている。
尚、前記前耳14の溝141及び後耳15の係止突起151は、軒樋1を樋支持具(図示省略)に取り付ける際の取付用溝と突起となる。
尚、前記前耳14の溝141及び後耳15の係止突起151は、軒樋1を樋支持具(図示省略)に取り付ける際の取付用溝と突起となる。
樋継手3は、図6〜図7に示すように、平坦な底壁31の前側部から前側壁32が立設され、かつ底壁31の後側部から後側壁33が立設された溝形断面に形成されている。そして、樋継手3の外面形状は、前記軒樋1の内面形状と一致する形状に形成されるとともに、前記樋継手3の前側壁32の上端には、中央部分を除いて後向きに断面U字状に湾曲した係止耳35が設けられており、下係止片351と上係止片352とが所定間隔を介して対向して形成され、上係止片352の先端部に上向きに屈曲して係止突起353が設けられている。
樋継手3の前側壁32は、外側に向けて若干膨出して形成されるとともに段部321が形成されており、底壁31の前側部に前側コーナー部322が形成されている。また、前記後側壁33は底壁31に対して直角に形成され後側コーナー部331が形成されている。
そして、樋継手3の底壁31の内側面には両端側に向けて下り勾配の傾斜面311が形成されており、また長手方向に沿って細幅の溝条部31aが形成され溝底が薄肉となっている。この溝条部31aの厚みと傾斜面311の先端の厚みとはほほ同じで寸法となされている。また、後側壁33にも同じように溝条部33aが形成されている。尚、溝条部31a、33aの溝底の厚みは樋継手3の厚みの1/3から半分程度が好ましいがこれに限定されるものではない。
このような樋継手3で軒樋1を接続するには、先ず、樋継手3の外周面に必要に応じて接着剤2を塗布して、樋継手3の後側壁33の上端部を軒樋1の後耳15の付け根に引っ掛けて、軒樋1の内方に押し込むようにして嵌め込み、軒樋1の前耳14の溝141に樋継手3の係止耳35を係止させる。
このとき、樋継手3の底壁31が溝条部31aで内側に屈曲するととも、後側壁33の溝条部33aも屈曲し、軒樋1の内方に押し込むようにして嵌め込むとときに、樋継手3の接着剤2が塗布されている外周面は軒樋1の底壁11や段部121と擦れることはない。
その結果、樋継手3の前側コーナー部321や後側コーナー部331の外周面に塗布されている接着剤2が擦れて剥離することがない。
その結果、樋継手3の前側コーナー部321や後側コーナー部331の外周面に塗布されている接着剤2が擦れて剥離することがない。
従って、樋継手3の後側コーナ部331と軒樋1の後側コーナー131とが接着剤2を介して密着した状態となり、しかも樋継手3の前側コーナ部321と軒樋1の前側コーナー122とが接着剤2を介して密着した状態となるから、雨水が樋に流れたときの漏水が防止される。
また、樋継手3で軒樋1を接続した後では、樋継手3の底壁31の内側面に両端側に向けて下り勾配の傾斜面311が形成されているので、雨水が流れたときに上流側軒樋の接続部付近では砂やゴミが引っかからずに押し流されるから堆積することがない。
更に、樋継手3の底壁31に薄肉の溝条部31aを設けると、雨水が一方の軒樋1から他方の軒樋1に流れるときに溝条部31aに沿って砂やゴミとともにスムースに流れるので、一方の軒樋1側の底壁に水溜まりが少なくなる。
更に、樋継手3の底壁31に薄肉の溝条部31aを設けると、雨水が一方の軒樋1から他方の軒樋1に流れるときに溝条部31aに沿って砂やゴミとともにスムースに流れるので、一方の軒樋1側の底壁に水溜まりが少なくなる。
以上、本発明実施例を図面に基づいて説明してきたが、具体的な構成はこの実施例の限られるものではなく本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、上記実施例において、軒樋1の長手方向に沿って細幅の溝条部31a、33aを形成したが、溝条部31a、33aを設けなくてもよい。
1 軒樋
121 段部
122 前側コーナー部
131 後側コーナー部
2 接着剤
3 樋継手
31 底壁
311 傾斜面
32 前側壁
33 後側壁
321 前側コーナー部
331 後側コーナー部
31a、33a 溝条部
121 段部
122 前側コーナー部
131 後側コーナー部
2 接着剤
3 樋継手
31 底壁
311 傾斜面
32 前側壁
33 後側壁
321 前側コーナー部
331 後側コーナー部
31a、33a 溝条部
Claims (1)
- 軒樋同士が長手方向端部を互いに突き合わせた状態で配設され、突き合わせられた軒樋の間に跨がって軒樋の内周面に沿うように外周面に接着剤を塗布した樋継手が装着されている軒樋の接続構造において、樋継手の底壁の内側面に両端側に向けて下り勾配の傾斜面が形成されていることを特徴とする軒樋の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004059422A JP2005248534A (ja) | 2004-03-03 | 2004-03-03 | 軒樋の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004059422A JP2005248534A (ja) | 2004-03-03 | 2004-03-03 | 軒樋の接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005248534A true JP2005248534A (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=35029277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004059422A Pending JP2005248534A (ja) | 2004-03-03 | 2004-03-03 | 軒樋の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005248534A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015055117A (ja) * | 2013-09-12 | 2015-03-23 | 積水化学工業株式会社 | 軒樋継手及び軒樋の接続構造 |
-
2004
- 2004-03-03 JP JP2004059422A patent/JP2005248534A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015055117A (ja) * | 2013-09-12 | 2015-03-23 | 積水化学工業株式会社 | 軒樋継手及び軒樋の接続構造 |
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