JP2005247792A - 染毛剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヘナによる染毛で毛髪の良好な質感を得る。
【解決手段】 アルカリイオン水とヘナとを混合したことを特徴とする。従って、アルカリイオン水によって毛髪を膨潤軟化させ、ヘナに含有される色素のローソン23の毛髪21内部への浸透性を向上することができる。このため、ローソン23が毛髪へ入り込みやすくなりその浸透性等を大幅に向上することができる。結果的に、前記放置時間を大幅に短縮しながら、アルカリイオン水による浸透性向上等によって、毛髪の染色を確実に行うことができ、且つ色の定着性をも向上することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、毛髪を染色するための染毛剤に関するものである。
染毛剤としては、例えば酸化染毛剤がある。酸化染毛剤は、酸化染料と過酸化水素が毛髪内部に浸透し、酸化染料が酸化重合して発色させるものである。このような酸化染毛剤では、毛髪が本来持つ色より明るく染めることができることや色落ちを非常に少なくする点で優れているが、毛髪のアルカリによる膨潤や過酸化水素による毛髪組織の破壊により、毛髪へのダメージが大きいものとなっていた。
これに対し、染毛剤としては、例えば染料としてヘナを用いたものがある。このヘナを用いた染毛剤は、毛髪へのダメージが少ないばかりか、トリートメント効果があるものとして知られている。ヘナは、指甲花の木の葉を乾燥させ粉末状としたものである。ヘナを染毛剤に用いる際には、ヘナと水とを混合してペースト状とする。そして、ペースト状のヘナを毛髪に塗布し、そのまま放置した後に毛髪から洗い流す。これにより、放置した時間に応じて毛髪が染色されることになる。
しかしながら、従来のヘナを用いた染毛剤でも、染色後の毛髪の艶や手触り等の質感が粗悪なものとなっていた(例えば、非特許文献1参照)。
インターネット<URL:http://www.yasuokun.com/hena-hayawakari.htm>
本発明が解決しようとする課題は、ヘナによる染毛では良好な質感を得ることができない点にある。
請求項1の発明では、アルカリイオン水とヘナとを混合したことを特徴とする。
請求項2の発明では、請求項1記載の染毛剤であって、アミノ酸が混入されていることを特徴とする。
請求項3の発明では、請求項2記載の染毛剤であって、前記アミノ酸は、塩基性アミノ酸であることを特徴とする。
請求項4の発明では、請求項3記載の染毛剤であって、前記アミノ酸は、40重量%以下の割合で混入されていることを特徴とする。
請求項5の発明では、請求項2又は3記載の染毛剤であって、前記アミノ酸は、0.2重量%以下の割合で混入されていることを特徴とする。
請求項6の発明では、請求項1〜5のいずれかに記載の染毛剤であって、前記アルカリイオン水は、緩衝剤を含有していることを特徴とする。
請求項1の発明では、染毛剤を毛髪に塗布、放置することにより、放置時間に応じてヘナに含有されるローソンを毛髪へ浸透させて発色させることができる。この際、アルカリイオン水によって毛髪を膨潤軟化させ、ローソンの毛髪内部への浸透性を向上することができる。
従って、ローソンが毛髪へ入り込みやすくなりその浸透性等を大幅に向上することができる。結果的に、前記放置時間を大幅に短縮しながら、アルカリイオン水による浸透性向上等によって、毛髪の染色を確実に行うことができ、且つ色の定着性をも向上することができる。
このため、キューティクルへのローソンの絡み付きを抑制することができ、艶や手触り等の質感も極めて良好なものとすることができる。
請求項2の発明では、請求項1の発明の効果に加え、アミノ酸が混入されているため、ローソンと共にアミノ酸を毛髪内部に浸透させ補給することができる。従って、毛髪内部に補給されたアミノ酸及びアルカリイオン水の保湿効果とによって、毛髪に潤いや艶等を与えることができる。
請求項3の発明では、請求項2の発明の効果に加え、アミノ酸に塩基性アミノ酸を用いているため、アルカリイオン水の変質を抑制し、毛髪へのアミノ酸の浸透性を確実に向上することができる。
請求項3の発明では、請求項2又は3の発明の効果に加え、前記アミノ酸は40重量%以下の割合で混入されているため、アルカリイオン水の変質をより確実に抑制し、毛髪へのアミノ酸の浸透性をより確実に向上させることができる。
請求項4の発明では、請求項3の発明の効果に加え、アミノ酸が0.2%重量以下の割合で混入されているため、アミノ酸のアルカリイオン水からの析出を抑制し、より確実に毛髪へのアミノ酸の補給を確実に行わせることができる。
請求項5の発明では、請求項1〜4のいずれかの発明の効果に加え、アルカリイオン水に緩衝剤を含有しているため、アルカリイオン水の変質を、より確実に抑制することができる。
ヘナによる染毛で毛髪の良好な質感を得るという目的を、アミノ酸を毛髪の内部に的確に補給しつつ実現した。
以下、本発明の染毛剤の実施例1について説明する。
本実施例の染毛剤は、アルカリイオン水とヘナとを混合してなりペースト状となっている。前記ヘナとアルカリイオン水との混合割合は、1:3又は1:5程度に設定されている。
前記アルカリイオン水は、緩衝剤を含有しpH12.5以上となっている。これにより、アルカリイオン水の変質を防止することができる。ただし、アルカリイオン水のpHは任意である。前記アルカリイオン水には、シリコンが0.433重量%程度、マグネシウムが0.315重量%程度、ナトリウムが0.233重量%程度、リンが0.0675重量%程度の割合でそれぞれ含有されている。このアルカリイオン水は、図1のように、生成器1によって水を電気分解することにより生成される。
図1は、本発明の実施例1に係る染毛剤に用いられているアルカリイオン水の生成器を示す概略構成図である。
前記生成器1は、給水管3と分解室5と排水管7,9とからなる。給水管3は、分解室5に接続され、その分解室5へ水を供給可能となっている。分解室5は、その内部が隔壁11によって陰極室13と陽極室15とに分割されている。陰極室13には、陰極電極17が設けられ、陽極室15には、陽極電極19が設けられている。この陰極室13及び陽極室15には、それぞれ排水管7,9が接続され、電気分解された水を排水可能となっている。この生成器1では、給水管3から分解室5側へ供給された水が、前記両電極17,19間の通電によって、電気分解され陰極室13においてアルカリイオン水が生成される。生成されたアルカリイオン水は、排水管7を介して排出される。なお、陽極室15からは、酸性水が生成され排水管9を介して排出されることになる。
前記緩衝剤には、例えば、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム/マグネシウム、リン酸ナトリウム等の酢酸−水酸化ナトリウム緩衝液が用いられている。緩衝剤は、生成器1によって生成されたアルカリイオン水に対し、撹拌装置等によって均一に混合される。なお、緩衝剤の混合割合は、任意であり前記通電時の電気量等に応じて適宜調整する。
前記ヘナは、指甲花の木の葉を乾燥させ粉末状としたものである。このヘナは、酸化染毛剤に比較して、頭皮や毛髪21へのダメージが少ないばかりか、毛髪21に対するトリートメント効果を有している点で優れた染料である。ヘナは、赤色色素のローソン(LOWSONE)を含有している。ローソンは、ケラチンに絡む性質を有している。
前記染毛剤には、アミノ酸が混入されている。アミノ酸としては、塩基性アミノ酸が用いられている。塩基性アミノ酸は、アルギニン、ヒスチジン、リシンを混合したものである。なお、アルギニン、ヒスチジン、リシンの混合割合は任意である。また、アミノ酸には、アルカリイオン水の変質を防止できれば、酸性や中性アミノ酸を用いることも可能である。
前記アミノ酸の混入は、撹拌装置等によってアルカリイオン水に対し均一に行われている。アミノ酸の混入割合は、アルカリイオン水に対し40%以下となっている。本実施例では、かかるアミノ酸の混入割合がアルカリイオン水に対し0.2%以下に設定されている。これにより、アミノ酸の析出が防止されている。
図2は、毛髪21の状態を示し、(a)は平常状態の毛髪21の概略図、(b)は染毛剤を塗布したときの毛髪21の概略図である。
前記染毛剤によって毛髪21を染色する際には、染毛剤を毛髪21に塗布しそのまま放置する。これにより、放置時間に応じてヘナに含有されるローソン23が毛髪21内部に浸透する。浸透したローソン23は、ケラチンに絡み付くことによって発色させることになる。その後、毛髪21から染毛剤を洗い流すことで、染毛処理が終了する。
前記放置時には、塗布された染毛剤がアルカリイオン水によって毛髪21を膨潤軟化させる。これにより、毛髪21は、図2(a)のような平常状態に対し、図2(b)のように、表面組織であるキューティクルの重なり合いによる微細な間隙dが大きくなる。この結果、ローソン23の毛髪21内部への浸透性を向上することができる。このとき、アルカリイオン水の界面活性作用により毛髪21の汚れや油分を除去すると共に表面張力が低下し、毛髪21内部へのローソン23の浸透性を、より向上することができる。
従って、前記ローソン23が毛髪21へ入り込みやすくなりその浸透性等を大幅に向上することができる。結果的に、前記放置時間を大幅に短縮しながら、アルカリイオン水による浸透性向上等によって、毛髪21の染色を確実に行うことができ、且つ色素の定着性をも向上することができる。
かかる染毛処理後の毛髪21は、本出願人の実験によれば、従来のヘナと水とを混合した染毛剤によって染色した毛髪に比較して、発色が30〜40%程度強く、艶や手触り等の質感も極めて良好なものとなった。すなわち、従来は、染色処理後のいわゆるごわごわ感がそのまま残っていたのに対し、本実施例では、ごわごわ感が全くなくなり、染毛後とは思えない程の艶、手触り等の質感となった。
この結果から、従来のヘナと水とを混合した染毛剤でも、ローソン23が毛髪21内部に浸透しケラチンに絡み付くことによって発色させるとされていたが、実際は、硬質ケラチンからなる毛髪21表面のキューティクルにローソン23が絡み付くことによって発色させ、これにより染毛後の毛髪21の艶や手触り等の質感が粗悪なものとなっていたと考えられる。
これに対し、本実施例の染毛剤では、前記のように毛髪21内部にローソン23を短時間で確実に浸透、定着させて発色させることができるため、キューティクルへのローソン23の絡み付きを抑制することができ、艶や手触り等の質感も極めて良好なものとなったと考えられる。
また、前記のように毛髪21へのローソン23の浸透性を向上することができるため、発色を30〜50%程度も向上することができたと考えられる。
しかも、ローソン23が従来のように毛髪表面のキューティクルで発色するのものではなく、毛髪21内部へ浸透して発色するため、例えばブラッシング時等にローソン23が毛髪21から剥離するようなことがなくその定着期間が長い。
本実施例では、アミノ酸が混入されているため、ローソン23と共にアミノ酸を毛髪21内部に浸透させ補給することができる。従って、毛髪21内部に補給されたアミノ酸及びアルカリイオン水の保湿効果とによって、毛髪21に潤いや艶等を与えることができる。
本実施例では、アミノ酸に塩基性アミノ酸を用いているため、アルカリイオン水の変質を抑制し、毛髪21へのアミノ酸の浸透性を確実に向上することができる。
本実施例では、アミノ酸が40重量%以下の割合で混入されているため、アルカリイオン水の変質をより確実に抑制し、毛髪21へのアミノ酸の浸透性をより確実に向上させることができる。
本実施例では、アミノ酸が0.2重量%以下の割合で混入されているため、アミノ酸のアルカリイオン水からの析出を防止し、毛髪21へのアミノ酸の補給を確実に行わせることができる。
本実施例では、アルカリイオン水に緩衝剤を混入しているため、アルカリイオン水の変質を、より確実に抑制することができる。
本発明の染毛剤に用いられているアルカリイオン水の生成器を示す概略構成図である(実施例1)。 毛髪の状態を示し、(a)は平常状態の毛髪の概略図、(b)は染毛剤を塗布したときの毛髪の概略図である(実施例1)。
符号の説明
1 生成器
3 給水管
5 分解室
7,9 排水管
11 隔壁
13 陰極室
15 陽極室
17 陰極電極
19 陽極電極
21 毛髪

Claims (6)

  1. アルカリイオン水とヘナとを混合したことを特徴とする染毛剤。
  2. 請求項1記載の染毛剤であって、
    アミノ酸が混入されていることを特徴とする染毛剤。
  3. 請求項2記載の染毛剤であって、
    前記アミノ酸は、塩基性アミノ酸であることを特徴とする染毛剤。
  4. 請求項2又は3記載の染毛剤であって、
    前記アミノ酸は、40重量%以下の割合で混入されていることを特徴とする染毛剤。
  5. 請求項2又は3記載の染毛剤であって、
    前記アミノ酸は、0.2重量%以下の割合で混入されていることを特徴とする染毛剤。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の染毛剤であって、
    前記アルカリイオン水は、緩衝剤を含有していることを特徴とする染毛剤。
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