JP2005247302A - ディレイラを自転車に取り付けるための装置、およびその装置を備えるディレイラ - Google Patents
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Abstract
【課題】位置調節可能な自転車用前ディレイラ取り付け装置を提供する。
【解決手段】自転車にディレイラを取り付けるための装置10にて、前側のディレイラ100を座席チューブ200に溶接された支持具300に取り付けるための装置において、ディレイラ100の位置を座席チューブ200の長手軸と実質的に直交する少なくとも1つの軸に沿って調節するための手段を有している。前記装置10は、ディレイラ100の位置を、自転車のボトム・ブラケットに組み合わされた歯付きクラウンの配置面と実質的に平行な平面に位置する軸Yに沿って調節し、好ましくは、さらに前記ボトム・ブラケットに組み合わされた歯付きクラウンの配置面と実質的に直交する軸Zに沿って調節するための手段を有している。これにより、ディレイラ100を自転車の歯付きクラウンに対してより良好に位置させることができ、変速の際のディレイラ100の動作をより良好なものにできる。
【選択図】図3
【解決手段】自転車にディレイラを取り付けるための装置10にて、前側のディレイラ100を座席チューブ200に溶接された支持具300に取り付けるための装置において、ディレイラ100の位置を座席チューブ200の長手軸と実質的に直交する少なくとも1つの軸に沿って調節するための手段を有している。前記装置10は、ディレイラ100の位置を、自転車のボトム・ブラケットに組み合わされた歯付きクラウンの配置面と実質的に平行な平面に位置する軸Yに沿って調節し、好ましくは、さらに前記ボトム・ブラケットに組み合わされた歯付きクラウンの配置面と実質的に直交する軸Zに沿って調節するための手段を有している。これにより、ディレイラ100を自転車の歯付きクラウンに対してより良好に位置させることができ、変速の際のディレイラ100の動作をより良好なものにできる。
【選択図】図3
Description
本発明は、ディレイラを自転車に取り付けるための装置に関する。さらに具体的には、本発明は、フレーム上におけるディレイラの位置を調節できるように、ディレイラを自転車のフレームに取り付けるための装置に関する。さらに、本発明は、そのような取り付け装置を備えたディレイラに関する。
本明細書および特許請求の範囲の記載において、ディレイラとは、自転車の前側の変速機のためのディレイラであり、より簡単に言えば、前側ディレイラ(front derailleur)として知られている。
公知のとおり、前側ディレイラは、自転車において変速を実行するために使用され、すなわち、走行中にチェーンを、自転車のペダル・クランクおよびボトム・ブラケットに組み合わされた異なる直径を有する異なる歯付きクラウン間で移動させるために使用される。
さらに詳しくは、ディレイラは、自転車のフレームおよびチェーン案内フォークに一体に取り付けられるようにされた関節型四辺形運動機構(articulated
quadrilateral kinematism)を有しており、この関節型四辺形部材の変形が、歯付きクラウン間をまたがるフォークの移動、すなわち変速を生じさせる。
quadrilateral kinematism)を有しており、この関節型四辺形部材の変形が、歯付きクラウン間をまたがるフォークの移動、すなわち変速を生じさせる。
前記関節型四辺形部材の変形は、制御レバーの動きをボーデン・ケーブルによって関節型四辺形部材に伝えることによって手動で達成することができ、あるいは、自転車乗りによって与えられる適切な指令に従う電動モータによって、適切な運動機構を介して達成することができる。さらに詳しくは、ケーブルまたはモータが駆動アームに作用し、関節型四辺形部材のコネクティングロッドの展張(extension)を生じさせる。
ボーデン・ケーブルを介して駆動される前側ディレイラの例は、本出願人が出願した特許文献1に見つけることができ、一方、電動モータによって駆動される前側ディレイラの例は、本出願人が出願した特許文献2に見つけることができる。
米国特許出願公開公報第2002/0034996号
米国特許出願公開公報第2003/0027674号
通常は、前側ディレイラは、自転車の座席チューブ、すなわち自転車のボトム・ブラケットをサドルに接続している筒状部材に取り付けられている。ディレイラの座席チューブへの取り付けは、一般的には、2つの公知の技法に従って実施されている。
公知の第1の技法によれば、前記特許出願において例として示されているとおり、ディレイラそのものに取り付けられるとともに適切なねじによって座席チューブの周囲に締め付けられるよう構成された金属製の締め具によって、ディレイラは座席チューブに固定されている。組み立て工程において、ディレイラがボトム・ブラケットに組み合わされている歯付きクラウンの上方の最適と考えられる位置に至るまで、この締め具が座席チューブ上を長手方向に動かされ、次いで、ディレイラを前記歯付きクラウンの上方の所望の位置に保つよう、座席チューブの周囲に締め付けられる。
公知の第2の技法によれば、本明細書に添付の図1および2に例として示されているとおり、ディレイラが、座席チューブに溶接された適切な支持具Sに固定されており、この支持具Sはろう付け金具(braze−on attachment)として広く知られている。このような支持具Sは、基本的には、凸状の円筒面を有し座席チューブの軸の方向に沿って長手方向に延びた長孔Aが設けられている金属製の部材からなる。このような支持具Sにディレイラを取り付けることができるよう、ディレイラには、支持具Sの形状に一致する実質的に円筒形状の接続部材Pが設けられている。接続部材Pは、接続部材Pに一体に組み合わされたねじであって、支持具Sの長孔Aを通過して適当な係止ナットDと係合するよう構成されたねじによって、支持具Sに固定される。ディレイラを自転車の座席チューブに組み付ける工程においては、まず接続部材Pを、ねじが支持具Sの長孔Aに挿入された状態で支持具Sに当接させる。次いで、ディレイラがボトム・ブラケットに組み合わされた歯付きクラウンの上方の最適と考えられる位置に至るまで、接続部材Pを支持具S上で座席チューブの長手軸と平行に動かす。最後に、係止ナットDをねじにねじ込むことにより、接続部材Pが支持具Sに固定される。
本出願人は、ディレイラを自転車の座席チューブに取り付ける後者の技法に関し、いくつかの欠点があることに気がついた。
第1の欠点は、従来使用されているろう付け金具が、標準品ではないという点に関係する。特に、座席チューブに対するそれらの位置ならびにそれらの形状が、座席チューブそのものの寸法および/または形状が変わるとともに変化しうる。これは、歯付きクラウンの上方の最適と考えられる位置にディレイラを位置させることができず、結果として変速時のディレイラの動作が不適切になるということを意味する。
この件が、添付の図1および2に例として示されている。これらの図において、図1
(A)は、第1の形式のろう付け金具Sに取り付けられた従来技術のディレイラの正面図であり、図1(B)は、そのような第1の形式のろう付け金具Sを詳細に示しており、長孔Aが、座席チューブの長手軸に対して偏心(Amin、Bmin)して位置している。図2(A)は、図1(A)および1(B)に示したものと異なる形状および寸法を有する第2の形式のろう付け金具Sおよび座席チューブに取り付けられた従来技術のディレイラの正面図であり、図2(B)は、そのような第2の形式のろう付け金具Sを詳細に示しており、長孔Aが、座席チューブの長手軸に対して偏心(Amax、Bmax)して位置している。
(A)は、第1の形式のろう付け金具Sに取り付けられた従来技術のディレイラの正面図であり、図1(B)は、そのような第1の形式のろう付け金具Sを詳細に示しており、長孔Aが、座席チューブの長手軸に対して偏心(Amin、Bmin)して位置している。図2(A)は、図1(A)および1(B)に示したものと異なる形状および寸法を有する第2の形式のろう付け金具Sおよび座席チューブに取り付けられた従来技術のディレイラの正面図であり、図2(B)は、そのような第2の形式のろう付け金具Sを詳細に示しており、長孔Aが、座席チューブの長手軸に対して偏心(Amax、Bmax)して位置している。
図1および2は、異なる形状のろう付け金具を使用すること、および/または座席チューブ上におけるろう付け金具の配置が相違することによって、どのように歯付きクラウンの上方におけるディレイラのフォークFの位置決めが異なってくるのかを示している。詳細には、図1および2が、2つの異なる取り付け配置を示しており、大径の歯付きクラウンの周縁に対するフォークFの下部形状の距離が、フォークの先頭部Tと尾部Cとの間で一定(本来は、これが望ましい)ではなく、図1の構成においては最大値Dから最小値dまで変化しており、図2の構成においては最小値dから最大値Dまで変化している。このようなフォークFの下部形状に沿った間隔の変化が、変速の際に最適でないディレイラの動作を引き起こし、それに対応して、フォークFの先頭部Tと尾部Cとの間において、チェーンによってフォークFに加わる力の分布を不均一にする。
ディレイラをろう付け金具を介して自転車の座席チューブに取り付ける技法に関し、第2の欠点は、変速時すなわち関節型四辺形部材の変形の際にディレイラに加わる力が、すべて最終的にろう付け金具に伝えられ、長期使用においてろう付け金具に変形や場合によっては破損を引き起こしかねず、ディレイラの動作を損ないかねないという点に関係する。
そこで、本出願人は、、従来のろう付け金具、すなわち形状および自転車の座席チューブ上における位置がさまざまであるろう付け金具を使用する場合でも、ディレイラを自転車のボトム・ブラケットに組み合わされた歯付きクラウンの上方に常に最適に位置決めすることができ、したがって前記従来技術に関する欠点を克服できる、ディレイラを自転車に取り付けるための技法を検討し、設計した。
さらに、本件出願人は、変速すなわち関節型四辺形部材の変形の際にディレイラに加わる力のすべてが、専らろう付け金具にのみ加わるという事実を回避し、ろう付け金具の構造上および機能上の完全性を守るための方法を見出した。
したがって、本発明は、その第1の側面において、ディレイラの位置を自転車の座席チューブの長手軸と実質的に直交する少なくとも1つの軸に沿って調節するための第1の手段を有していることを特徴とするディレイラを自転車に取り付けるための装置に関する。
したがって、本発明の装置によれば、ディレイラを自転車に取り付けることができると同時に、自転車の座席チューブの長手軸と直交する平面内においてディレイラの位置を調節することができ、これにより、自転車のボトム・ブラケットに組み合わされている歯付きクラウンの上方でディレイラをより良好に位置決めし、変速時のディレイラの動作をより良好なものとすることができ好都合である。
本発明の装置の第1の実施の形態においては、ディレイラの位置を調節するための前記第1の手段が、ディレイラの位置を、自転車のボトム・ブラケットに組み合わされた歯付きクラウンの配置面と実質的に平行な平面に位置する軸であって、座席チューブの長手軸と実質的に直交する軸Yに沿って調節するための手段を有している。このような実施の形態においては、ディレイラを、フォークの下部形状から歯付きクラウンの周縁までの距離がフォークの先端部と尾部との間で実質的に一定になるように、自転車のボトム・ブラケットに組み合わされた歯付きクラウンの上方に位置させることができ、好都合である。実際、このような配置構成は、ディレイラの正確な動作のために最適であると考えられ、変速時にチェーンから加わる力を、フォークの全体形状にわたって均一に分布させることができる。
本発明の装置の第2の実施の形態においては、ディレイラの位置を調節するための前記第1の手段が、ディレイラの位置を、自転車のボトム・ブラケットに組み合わされた歯付きクラウンの配置面と実質的に直交する軸Zに沿って調節するための手段を有している。このような実施の形態においては、ディレイラを自転車の座席チューブに向かって、この座席チューブに当接するまで変位させることができ好都合である。このような配置構成は、関節型四辺形部材の変形によって生じた力の一部を座席チューブへと直接伝えることができ、そのような力をろう付け金具へと伝えないようにできるため、好都合であると考えられる。
本発明の装置の特に好ましい実施の形態においては、本発明の装置が、本発明の前記2つの実施の形態に関して明らかにされた利点のすべてを実現し、先行技術に関して前述した欠点のすべてを克服するため、ディレイラの位置を軸Yに沿って調節するための前記手段、およびディレイラの位置を軸Zに沿って調節するための前記手段の両者を有している。
さらに、本発明の装置は、その好ましい実施の形態において、ディレイラの位置を座席チューブの長手軸と実質的に平行な軸Xに沿って調節するための第2の手段を有している。基本的に、本発明の装置は、その好ましい実施の形態において、ディレイラを3つの自由度(従来技術の取り付け装置よりも2つ多い)で自転車に取り付けることができ、このため、自転車のボトム・ブラケットに組み合わされている歯付きクラウンの上方でディレイラの位置を最適に調節することができる。
好ましくは、ディレイラの位置を軸Yに沿って調整するための手段が、
軸Yに沿って延びるとともに、座席チューブに一体に組み合わされた支持具に一体に組み合わされるよう構成されたピン、
軸Yに沿って、前記ピンにスライド可能に組み合わされるよう構成されたディレイラ支持部材、および
前記ディレイラ支持部材を前記ピンに締め付ける第1の締め付け手段
を有している。
軸Yに沿って延びるとともに、座席チューブに一体に組み合わされた支持具に一体に組み合わされるよう構成されたピン、
軸Yに沿って、前記ピンにスライド可能に組み合わされるよう構成されたディレイラ支持部材、および
前記ディレイラ支持部材を前記ピンに締め付ける第1の締め付け手段
を有している。
このように、ピンとディレイラ支持部材との間にスライド結合を設けることによって、軸Yに沿ったディレイラの位置の調節が、構造的に簡潔かつ機能的に有利なやり方で実現される。ひとたび最適と考えられる位置まで軸Yに沿って動かされると、ディレイラは、適切な締め付け手段によってディレイラ支持部材をスライド・ピンに締め付けることによって、その位置に固定される。
本発明の装置の第1の実施の形態においては、ディレイラ支持部材が、ディレイラのフォークを動かすための関節型四辺形部材のコネクティングロッドと一体に形成されている。しかしながら、前記ディレイラ支持部材を前記コネクティングロッドから構造的に独立した物体として、通常の取り付け手段によって前記コネクティングロッドに一体に組み合わせるように構成した本発明の装置の別の実施の形態も考えられる。
本明細書および特許請求の範囲の記載において、用語「コネクティングロッド」は、ピンによって接続された他の部材に運動を伝達し、かつ/またはピンによって接続された他の部材から運動を受け取るために適した剛体部材を広く意味している。
好ましくは、ディレイラ支持部材が、前記ピンを通過させるための第1の開口が設けられている第1の側面、および前記第1の側面と実質的に直交するとともに第2の開口が設けられている第2の側面を有しており、ディレイラ支持部材をピンに締め付けるための前記第1の手段が、
第1の方向に沿って延び、ピンのための締め付け面を画定する第1の貫通孔と、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って延びる第1のねじ孔とが設けられている歯止め
(pawl)、
ディレイラ支持部材の前記第2の開口を通って歯止めの前記第1のねじ孔に係合して、歯止めをディレイラ支持部材に締め付けるように構成されたねじ部材、および
ねじ部材が歯止めの前記第1のねじ孔に係合した時に、ピンとディレイラ支持部材との間に作用して、ピンを前記締め付け面に押し付けるための押し付け手段
を有している。
第1の方向に沿って延び、ピンのための締め付け面を画定する第1の貫通孔と、前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って延びる第1のねじ孔とが設けられている歯止め
(pawl)、
ディレイラ支持部材の前記第2の開口を通って歯止めの前記第1のねじ孔に係合して、歯止めをディレイラ支持部材に締め付けるように構成されたねじ部材、および
ねじ部材が歯止めの前記第1のねじ孔に係合した時に、ピンとディレイラ支持部材との間に作用して、ピンを前記締め付け面に押し付けるための押し付け手段
を有している。
したがって、軸Yに沿ったピンとディレイラ支持部材との間の相対的なスライドが、ピンをディレイラ支持部材の前記第1の開口内および歯止めの貫通孔内でスライドさせることによって達成される一方で、軸Yに沿った所望の位置におけるディレイラ支持部材のピンへの締め付けが、ピンを歯止め内に画定されている締め付け面に押し付けることによって達成される。
好ましくは、ねじ部材が歯止めの前記第1のねじ孔に係合した時に、前記押し付け手段が、前記第1のねじ孔において歯止めを覆って嵌まり込むように構成されているカラー
(collar)を有しており、前記カラーに、ピンを前記締め付け面に押すように構成された一対の押し付け面が設けられている。
(collar)を有しており、前記カラーに、ピンを前記締め付け面に押すように構成された一対の押し付け面が設けられている。
好ましくは、前記押し付け面が実質的に平坦である。さらに好ましくは、ディレイラ支持部材をピンに締め付ける際および運転中に、ピンとディレイラ支持部材との間にいかなる相対回転も生じないよう、ピンは、カラーの前記実質的に平坦な押し付け面と当接して協働するように構成された実質的に平坦な部分を側面に有している。実際、そのような回転が生じると、歯付きクラウンの上方におけるディレイラの最適な位置決めが損なわれ、結果としてディレイラの正確な動作が損なわれる。
ピンの表面と歯止め内に設けられた締め付け面との間により良好な相互の係合を確保し、もって締め付け作業時および運転中にディレイラが不都合にも軸Yに沿って最適位置から変位することがないようにするため、ピンの側面に刻みが設けられるのが好ましい。さらに好ましくは、ピンと歯止め内に設けられた締め付け面との間の相互の係合における前記の特徴に加え、軸Yに沿ってディレイラ位置を精密に調節できるようにすべく、軸Yに沿った連続的かつ一様なスライドという特徴をも確保するため、ピンの側面に長手方向に刻みが設けられている。
本発明の装置の好ましい実施の形態においては、前記軸Yのほかに、さらに前記軸Zに沿ってもディレイラの位置を調節できるよう、前記第1の開口および前記第2の開口の両者が、軸Yおよび座席チューブの長手軸に実質的に直交する方向に沿って延びる長孔をそれぞれ有している。しかしながら、好ましさは劣るが依然興味深く考えられる実施の形態として、前記第1および第2の開口の一方または両者がピンおよび/または前記固定部材の直径と同じ直径の丸孔を有する実施の形態も考えられる。このような好ましさの劣る実施の形態においても、依然として前記軸Yに沿ったディレイラの位置調節が実行可能であるが、前記軸Zに沿ってディレイラの位置を調節できる可能性は失われる。
好ましくは、前記軸Zに沿ってディレイラの位置を調節できる場合には、ディレイラ支持部材をピンに締め付ける際および運転中に、ディレイラが最適な位置から軸Zに沿って不都合にも変位することがないよう、ディレイラ支持部材をピンに締め付ける際にディレイラ支持部材との摩擦を大きくするため、カラーは刻みが設けられた表面を前記一対の押し付け面の反対側に有している。
好ましくは、本発明の装置は、ピンの直径よりも大きい直径を有する頭部が設けられているねじを有しており、ピンが、前記ねじと係合するよう構成された頭部を備えるねじ孔を有している。このようなねじを使用することによって、本発明の取り付け装置の組み立て作業時、および/または軸Yおよび/またはZに沿ったディレイラ位置の調節作業時に、歯止めおよびカラーからなるグループがピンから離れることが防止され、好都合である。
本発明の装置の好ましい実施の形態においては、ピンが、前記支持具の表面と一致する形状の円筒面を有する相互接続部材に一体に組み合わされており、相互接続部材が、前記座席チューブの長手軸に実質的に平行な方向に沿って位置を調節できる第2の締め付け手段を介して、前記支持具に一体に組み合わされるよう構成されている。このような実施の形態においては、本発明の装置によって、軸Yおよび/または軸Zに沿ったディレイラの位置の調節に加え、座席チューブの長手方向に沿ったディレイラ位置の調節も可能であり、ディレイラを、自転車に組み合わされたボトム・ブラケットの歯付きクラウンの上方において最適な空間位置に位置させることができ、好都合である。
好ましくは、前記第2の締め付け手段が、ピンと反対側で相互接続部材に一体に組み合わされているねじを有し、前記ねじが、前記支持具に形成され座席チューブの長手軸と平行に延びている長孔を通過して、ナットに係合するよう構成されている。
本発明は、その第2の態様において、
フォーク、
フォークを動かすための関節型四辺形運動機構、および
関節型四辺形運動機構を自転車に取り付けるための装置を有しており、
前記取り付け装置が、本発明による取り付け装置であることを特徴とする自転車用変速機のためのディレイラに関する。
フォーク、
フォークを動かすための関節型四辺形運動機構、および
関節型四辺形運動機構を自転車に取り付けるための装置を有しており、
前記取り付け装置が、本発明による取り付け装置であることを特徴とする自転車用変速機のためのディレイラに関する。
そのようなディレイラは、本発明の取り付け装置に関連して前記説明した利点のすべてを、実現可能にしている。
好ましくは、前記取り付け装置は、自転車の座席チューブに一体に組み合わされた支持具に組み合わされるように構成された関節型四辺形運動機構の支持部材を有し、前記関節型四辺形運動機構の支持部材が、関節型四辺形運動機構のコネクティングロッドと一体に形成されている。
他の実施の形態においては、関節型四辺形運動機構の支持部材が、関節型四辺形部材の前記コネクティングロッドから構造的に独立した物体であり、関節型四辺形部材の前記コネクティングロッドに一体に組み合わせることが可能である。
本発明のさらなる特徴および利点は、添付の図面を参照しつつ行なう本発明のいくつかの好ましい実施の形態に関する以下の詳細な説明から、さらに明らかになるであろう。
これらの図において、本発明によるディレイラは、その全体が参照番号100で示されている。詳細には、ディレイラ100は、自転車の前側変速機のためのディレイラである。
これらの図のすべてにおいて、構造的または機能的に等価である要素は、同じ参照番号で示されている。
特に図3および4に示した実施の形態を参照すると、本発明のディレイラ100が、ボーデン・ケーブルまたは電動モータによる指令を受けて、自転車のボトム・ブラケットの歯付きクラウンの1つから異なる直径を有する別の歯付きクラウンへと、完全に従来のやり方でチェーンを動かすように構成された関節型四辺形運動機構110を有している。関節型四辺形運動機構は4つのコネクティングロッドを有しており、すなわち、自転車のフレームに一体的に取り付けられるよう構成された第1のコネクティングロッド111、関節型四辺形部材110において第1のコネクティングロッド111に対向するとともに、自転車のボトム・ブラケットに組み合わされた歯付きクラウンの上方でチェーンを案内するためのフォークを特に有している第2のコネクティングロッド112、第1のコネクティングロッド111を第2のコネクティングロッド112に接続している第3のコネクティングロッド113、および、図を分かりやすくするため示されていないが、第3のコネクティングロッド113に対向するとともにやはり第1のコネクティングロッド111を第2のコネクティングロッド112に接続している第4のコネクティングロッドを有している。
ディレイラ100は、本発明による取り付け装置10を介して自転車の座席チューブ200に組み合わされるよう構成されている。詳細には、取り付け装置10が、自転車の座席チューブ200に一体に組み合わされた従来からの支持具300に、ディレイラを組み合わせるよう構成されている。通常は、支持具300は、座席チューブ200に溶接されており、ろう付け金具という呼び名で広く知られている。支持具300は、凸状の円筒状表面を有する金属製の部材からなり、座席チューブ200の長手軸の方向に沿って延びる長孔301が設けられている。このような長孔301によって、ディレイラの位置を、座席チューブ200の長手軸と実質的に平行な軸Xに沿って調節することができる。
詳細には、取り付け装置10は、座席チューブ200の長手軸に実質的に直交する平面Y‐Zにおいてディレイラ100の位置を調節することができるよう、支持具300に一体に組み合わされるように構成されたディレイラ支持部材11を有している。詳しくは、ディレイラ支持部材11は、自転車のボトム・ブラケットに組み合わされた歯付きクラウン400(図5および7に示されている)の配置面に実質的に平行な平面上に位置する軸Yに沿って(すなわち、座席チューブ200の軸Xおよび歯付きクラウン400の回転軸に実質的に直交する軸に沿って)ディレイラ100の位置を調節することができ、さらに歯付きクラウン400の配置面に実質的に直交する軸Zに沿って(すなわち、座席チューブ200の軸Xに実質的に直交し、かつ歯付きクラウン400の回転軸に実質的に平行である軸に沿って)ディレイラ100の位置を調節することができるよう、支持具300に一体に組み合わされるように構成されている。
図3〜8および図10に示した実施の形態においては、ディレイラ支持部材11が、関節型四辺形部材110のコネクティングロッド111と一体に形成(特には、同時に成形)されている。しかしながら、図9に示されているように、ディレイラ支持部材11がコネクティングロッド111から構造的に独立した物体として形成され、通常の取り付け手段によって前記コネクティングロッド111に一体に組み合わされるように構成されている他の実施の形態も考えられる。
このようにして、軸X、YおよびZに沿ったディレイラの位置の調節を、ディレイラ支持部材11の位置の調節によってもたらすことができる。
この目的のため、ディレイラ支持部材11は、相互接続部材13に一体に組み合わされたピン12にスライド可能に組み合わされており、次に相互接続部材13が、ピン12と反対側に、好ましくはピン12の長手軸に従って延びるねじ14を有している。相互接続部材13は、ねじ14の側に、支持具300の凸面と一致し、支持具300の凸面に当接して機能するよう構成された凹状の円筒面を有している。本発明の装置の組み立て後の構成において、ねじ14およびピン12は軸Yに沿って延びている。
ピン12は、好ましくは、実質的に平坦な側面12aを有する一方で、残りの側面には長手方向に刻みが設けられている(knurled)。
ねじ14は、相互接続部材13を支持具300に取りつけることができるよう、支持具300の長孔301を通ってナット15に係合するように構成されている。長孔301とねじ14との間の結合は、支持具300上における部材13の位置を、座席チューブの長手軸と平行な軸Xに沿って調整できるようにされている。第1の平ワッシャ16、ならびに平ワッシャ16との結合のための平坦面を有し他面に支持具300の表面との結合のための凸状の円筒面を有している第2の成形ワッシャ17が、ナット15と支持具300の間に配置されている。
ディレイラ支持部材11は、ピン12を通過させるため好ましくは長孔で構成された第1の開口19が設けられてなる第1の側面18、および第1の側面18と実質的に直交するとともに、ねじ22を通過させるためやはり好ましくは長孔で構成された第2の開口21が設けられてなる第2の側面20を有している。開口21において、表面20とねじ22との間にはワッシャ23が設けられている。本発明の装置の組み立て後の構成において、長孔19および21は、前記軸Zに沿って延びている。
さらに、本発明の装置10は、第1の方向に沿って延びる貫通孔25と前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って延びるねじ孔26とが設けられてなる歯止め24を備えている。本発明の装置の組み立て後の構成において、貫通孔25が前記軸Yに沿って延びるとともにピン12をスライド可能に収容し、一方、ねじ孔26は、歯止め24をディレイラ支持部材11に締め付けるため、座席チューブの長手軸と平行に延びてねじ22と係合する。歯止め24の貫通孔25は、歯止め24内にピン22を締め付けるための表面27を画定している。
カラー28が、歯止め24とディレイラ支持部材11との間に、作用可能に配置されている。詳細には、カラー28は、ねじ孔26において歯止め24に嵌め合わされるとともに、ピン12が歯止め24の貫通孔25に挿入され、さらに歯止め24のねじ孔26にねじ22を係合させることによって歯止め24をディレイラ支持部材11に締め付けたときに、ピン12の平坦面12aに対して押し付け作用を加えるように構成された一対の実質的に平坦な表面29を画定する切り落としを歯止め24の側に有している。
カラー28は、前記一対の平坦面29の反対側に、刻みが付けられた表面30(
knurled surface)を有している。
knurled surface)を有している。
ピン12は、本発明の装置10の組み立て後の構成において、歯止め24およびカラー28からなるグループがピン12から離れることがないよう、直径がピン12の直径よりも大きい頭部33を有するねじ32と係合するよう構成された頭部のねじ孔31を有している。
組み立て後の構成において、ディレイラ100および本発明の取り付け装置10は、図4に示す通りとなる。この構成において、相互接続部材13が支持具300に当接し、ねじ14とナット15との間の締め付け結合によってその位置に保たれる。ピン12は、ディレイラ支持部材11の長孔19および歯止め24の貫通孔25に挿入されている。カラー28が、歯止め24に嵌まり込み、ピン12の平坦面12a上に位置している。ねじ22が、ディレイラ支持部材11の長孔21に挿入され、カラー28を介して歯止め24のねじ孔26に係合している。最後に、ねじ32が、ピン12の頭部のねじ孔31に係合している。
好ましさは劣るが、開口19および21の少なくとも一方または両者が、前記のとおり長孔を有する代わりにピン12および/またはねじ22の直径と実質的に同じ直径の円形孔を有している本発明の装置10の実施の形態を考えることができる。そのような実施の形態の1つが、図10に示されており、開口21が、ねじ22の直径と実質的に同じ直径の円形孔から構成されて示されている。このような好ましさの劣る実施の形態においても、依然として、前記軸Yに沿ったディレイラの位置調節が実行可能であるが、前記軸Zに沿ってディレイラの位置を調節できる可能性は失われる。
ディレイラ100の自転車への組み付けを実施するため、ピン12を長孔19に挿入することによってディレイラ支持部材11を相互接続部材13に当接させる。次いで、ねじ14を長孔301に挿入することによって、相互接続部材13を座席チューブ200の支持具300に当接させ、ナット15をねじ14にねじ込むことによって支持具300上の最適な高さに固定する。このようにして、座席チューブ200の長手軸と平行な軸Xに沿って、ディレイラの位置の調節を実行することができる。
このような調節の後、軸YおよびZに沿った調節が実行される。この目的のため、ねじ22を歯止め24のねじ孔26に仮にねじ込んだ状態(pre−screwing
condition)に保ちつつ、ディレイラ支持部材11を軸YおよびZに沿って変位させる。
condition)に保ちつつ、ディレイラ支持部材11を軸YおよびZに沿って変位させる。
軸Yに沿ったディレイラの位置の調節は、ディレイラ支持部材11をピン12上で方向Yに沿ってスライドさせることによって実行される。一方、軸Zに沿ったディレイラの位置の調節は、ディレイラ支持部材11をピン12上で方向Zに沿って、歯止め24、カラー28、ねじ22およびワッシャ23と一体にスライドさせることによって実行される。詳細には、ピン12が、ディレイラ支持部材11の第1の長孔19内を方向Zに沿ってスライドする一方で、ねじ22がディレイラ支持部材11の第2の長孔21内を方向Zに沿ってスライドする。ひとたび所望の位置に到達すると、ねじ22が歯止め24のねじ孔26に最終的に締め込まれ、ディレイラ支持部材11をピン12上の位置に固定し、したがってディレイラ100を、自転車のボトム・ブラケットに組み合わされた歯付きクラウンの上方の所定の位置に固定する。
図5および6は、図1(A)および1(B)に示して既に説明したろう付け金具Sと同一である第1の形式の支持具300にディレイラ100を取り付けるための本発明の装置10の使用を示している。図7および8は、図2(A)および(B)に示して既に説明したろう付け金具Sおよび座席チューブと同一である第2の形式の支持具300および座席チューブ200にディレイラ100を取り付けるための本発明の装置10の使用を示している。これらの図から、軸Yに沿ってディレイラの位置を調節できる可能性があるおかげで、使用されているろう付け金具の形式および/または自転車の座席チューブの寸法にかかわらず、歯付きクラウン400の上方におけるフォークの最適な位置決めが実現でき、すなわち、フォークFの下部形状と歯付きクラウン400の周縁との間の間隔がフォークの先頭部Tと尾部Cとの間において常に一定であるような配置が実現できるのかを、すぐに確認および理解することができるであろう。また、これらの図から、軸Zに沿ってディレイラの位置を調節できる可能性があるおかげで、いかにしてディレイラ支持部材11を座席チューブ200に対して直接当接させることができ、したがって、関節型四辺形部材の変形によって生じる力の一部を直接座席チューブ200に伝えて、支持具300の過剰な応力を防止できるかを、確認および理解することができるであろう。
当然ながら、起こり得る特定の動作要件を満足するため、当業者であれば、前記本発明の実施の形態に対して変更および変形を加えることができ、それらの変更および変形は、いかなる場合においても特許請求の範囲によって定められる保護の範囲内に包含される。
10 取り付け装置
100 ディレイラ
200 座席チューブ
100 ディレイラ
200 座席チューブ
Claims (24)
- ディレイラ(100)の位置を自転車の座席チューブ(200)の長手軸と実質的に直交する少なくとも1つの軸に沿って調節するための第1の手段を有していることを特徴とするディレイラ(100)を自転車に取り付けるための装置(10)。
- 請求項1において、ディレイラ(100)の位置を調節するための前記第1の手段が、
ディレイラ(100)の位置を、自転車のボトム・ブラケットに組み合わされた歯付きクラウンの配置面と実質的に平行な平面に位置する軸Yに沿って調節するための手段
を有している装置(10)。 - 請求項1または2において、ディレイラ(100)の位置を調節するための前記第1の手段が、ディレイラ(100)の位置を、自転車のボトム・ブラケットに組み合わされた歯付きクラウンの配置面と実質的に直交する軸Zに沿って調節するための手段
を有している装置(10)。 - 請求項1から3までの何れか一項において、ディレイラ(100)の位置を前記座席チューブ(200)の長手軸と実質的に平行な軸Xに沿って調節するための第2の手段をさらに有している装置(10)。
- 請求項2から4までの何れか一項において、ディレイラ(100)の位置を前記軸Yに沿って調整するための前記手段が、
前記軸Yに沿って延びるとともに、前記座席チューブ(200)に一体に組み合わされた支持具(300)に一体に組み合わされるよう構成されたピン(12)、
前記ピン(12)に前記軸Yに沿ってスライド可能に組み合わされるよう構成されたディレイラ支持部材(11)、および
前記ディレイラ支持部材(11)を前記ピン(12)に締め付ける第1の締め付け手段
を備えている装置(10)。 - 請求項5において、前記ディレイラ支持部材(11)が、ディレイラを動かすための関節型四辺形部材(110)のコネクティングロッド(111)と一体に形成されている装置(10)。
- 請求項5において、前記ディレイラ支持部材(11)が、ディレイラを動かすための関節型四辺形部材(110)のコネクティングロッド(111)と一体に組み合わされるように構成されている装置(10)。
- 請求項5から7までの何れか一項において、
前記ディレイラ支持部材(11)が、前記ピン(12)を通過させるための第1の開口(19)が設けられている第1の側面(18)、および前記第1の側面(18)と実質的に直交するとともに第2の開口(21)が設けられている第2の側面(20)を有しており、
前記ディレイラ支持部材(11)を前記ピン(12)に締め付けるための前記第1の締め付け手段が、
第1の方向に沿って延び、前記ピン(12)のための締め付け面(27)を画定する第1の貫通孔(25)、および前記第1の方向に直交する第2の方向に沿って延びる第1のねじ孔(26)が設けられてなる歯止め(24)、
前記ディレイラ支持部材(11)の前記第2の開口(21)を通って前記歯止め(24)の前記第1のねじ孔(26)に係合して、前記歯止め(24)を前記ディレイラ支持部材(11)に締め付けるように構成されたねじ部材(22)、および
前記ねじ部材(22)が前記歯止め(24)の前記第1のねじ孔(26)に係合した時に、前記ピン(12)と前記ディレイラ支持部材(11)との間に作用して、前記ピン(12)を前記締め付け面(27)に押し付けるための押し付け手段を有している装置(10)。 - 請求項8において、前記ねじ部材(22)が前記歯止め(24)の前記第1のねじ孔(26)に係合した時に、前記押し付け手段が、前記第1のねじ孔(26)において前記歯止め(24)に嵌まり込むように構成されており、かつ、前記ピン(12)を前記締め付け面(27)に押すようにした一対の押し付け面(29)が設けられているカラー(28)を有している装置(10)。
- 請求項9において、前記押し付け面(29)が実質的に平坦である装置(10)。
- 請求項9または10において、前記カラー(28)は、前記一対の押し付け面(29)と反対側に、刻みが設けられた表面(30)を有している装置(10)。
- 請求項5から11までの何れか一項において、前記ピン(12)が、刻みが設けられた側面を有している装置(10)。
- 請求項12において、前記側面に長手方向に刻みが設けられている装置(10)。
- 請求項5から13までの何れか一項において、前記ピン(12)が、実質的に平坦な
側面部分(12a)を有している装置(10)。 - 請求項8から14までの何れか一項において、前記第1の開口(19)が、前記軸Yおよび前記座席チューブ(200)の長手軸に実質的に直交する方向に沿って延びている長孔である装置(10)。
- 請求項8から14までの何れか一項において、前記第1の開口(19)が、前記ピン(12)の直径と実質的に同じ直径を有する円形孔である装置(10)。
- 請求項8から16までの何れか一項において、前記第2の開口(21)が、前記軸Yおよび前記座席チューブ(200)の長手軸に実質的に直交する方向に沿って延びている長孔である装置(10)。
- 請求項8から16までの何れか一項において、前記第2の開口(21)が、前記ねじ部材(22)の直径と実質的に同じ直径を有する円形孔である装置(10)。
- 請求項5から18までの何れか一項において、前記ピン(12)の直径よりも大きい直径を有する頭部(33)が設けられているねじ(32)を有し、前記ピン(12)が、前記ねじ(32)と係合するよう構成された頭部のねじ孔(31)を有している装置(10)。
- 請求項5から19までの何れか一項において、前記ピン(12)が、前記支持具(300)の表面と一致する形状の円筒面を有する相互接続部材(13)に一体に組み合わされており、前記相互接続部材(13)が、前記座席チューブ(200)の長手軸に実質的に平行な方向に沿って位置を調節できる第2の締め付け手段を介して、前記支持具(300)に一体に組み合わされるよう構成されている装置(10)。
- 請求項20において、前記第2の締め付け手段が、前記ピン(12)と反対側で前記相互接続部材(13)に一体に組み合わされているねじ(14)を有し、
前記ねじ(14)が、前記支持具(300)に形成され、前記座席チューブ(200)の長手軸と平行に延びている長孔(301)を通過して、ナット(15)に係合するよう構成されている装置(10)。 - フォーク(112)、
前記フォーク(112)を動かすための関節型四辺形運動機構(110)、および
前記関節型四辺形運動機構(110)を自転車に取り付けるための装置を有しており、
前記取り付けるための装置が、請求項1から21までの何れか一項における装置(10)であることを特徴とする自転車用変速機のためのディレイラ(100)。 - 請求項22において、前記取り付けるための装置(10)が、自転車の座席チューブ(200)に一体に組み合わされた支持具(300)に組み合わされるように構成された前記関節型四辺形運動機構(110)のための支持部材(11)を有し、
前記関節型四辺形運動機構(110)のための支持部材(11)が、前記関節型四辺形運動機構(110)のコネクティングロッド(111)と一体に形成されているディレイラ。 - 請求項22において、前記取り付けるための装置(10)が、自転車の座席チューブ(200)に一体に組み合わされた支持具(300)に組み合わされるように構成された前記関節型四辺形運動機構(110)のための支持部材(11)を有し、
前記関節型四辺形運動機構(110)のための支持部材(11)を、前記関節型四辺形運動機構(110)のコネクティングロッド(111)に一体に組み合わせることが可能であるディレイラ。
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080208 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101005 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20110308 |