JP2005246021A - 平行な4本のロープによる洗濯物飛散防止装置 - Google Patents

平行な4本のロープによる洗濯物飛散防止装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は,物干し竿に取り付けた2つの固定具とこれらの固定具によって作られる物干し竿に平行な4本のロープによって構成される,ロープを利用した洗濯物飛散防止装置に関するものである。
【解決手段】 洗濯物が充分に掛けられるだけの間隔をとって固定具A,Bを物干し竿に取り付け,伸縮性ロープ(19)の端(20)を穴(1)から穴(3)へ,端(21)を穴(2)から穴(4)へぴんと張って固定具Bの裏側で結んで固定する。次に端(20)を穴(8)からロープを引っ掛けるための切れ込み(6)へ,端(21)を穴(7)から切れ込み(5)にぴんと張り,この時ロープ(19)を上に折り曲げて物干し竿の頂点付近で結ぶ。
【選択図】図1

Description

本発明は,物干し竿にかけられた複数の洗濯物を,固定された2本のロープと可動する2本のロープを用いて,ワンタッチではさむための装置に関するものである。
従来は,物干し竿にかけた複数の洗濯物を一度にはさみ,また一度に取り外せるといった物はなかった。
これまでは洗濯物の飛散防止のために1つの衣類等を1個〜2個の既存の洗濯バサミではさむ必要があり,また取り込む際にも洗濯バサミを1個ずつ取り外してはどこかに保管するという行動を繰り返さねばならず,全体において相当の手間と時間を要した。本発明はこの課題を解消するためになされたものである。
構成を説明すると
(イ)物干し竿に固定具Aを取り付ける。この際には,物干し竿取り付け部(17)をあてがって中心線が垂直になるようにし,ねじ(10)とナット(9)およびねじ(12)とナット(11)をバランスよく締め付けて固定具Aを固定する。
(ロ)固定具Bは,固定具Aから離れた,洗濯物を充分に掛けられるだけの間隔をとった位置を決め,ここに物干し竿取り付け部(18)をあてがって中心線が垂直になるようにし,ねじ(14)とナット(13),ねじ(16)とナット(15)をバランスよく締め付けて固定具Bを固定する。
(ハ)伸縮性ロープ(19)を固定具A,Bに通す。この際には端(20)を穴(1)に,端(21)を穴(2)に,それぞれ固定具Bの反対側の面から通す。続いて端(20)を穴(3)に,端(21)を穴(4)に,それぞれ固定具A側の面から通す。
(ニ)ロープ(19)をぴんと張った状態で,図3のようにロープ(19)を一重に結び,ロープ(19)がたるまないようにする。
(ホ)端(20)を穴(8)に,端(21)を穴(7)に,固定具Aの反対側の面から通す。続いて穴(8)と穴(7)を通ってきたロープ(19)を,ロープを引っ掛けるための切れ込み(6)と(5)にそれぞれぴんと張った状態でひっかけ,その状態のままロープ(19)を上方に曲げ,固定具A,B間のロープがたるまないように保ったままロープ(19)を物干し竿の上で結ぶ。
以上のように装置する。
本案は以上のような構造であるから,これを使用するときは
(イ)ロープを引っ掛けるための切れ込み(5),(6)から伸縮性ロープ(19)をはずし,固定具B付近に持って来ておく。
(ロ)干すべき洗濯物を物干し竿の固定具AとBの間に掛け終えたら,B付近に置いてあったロープ(19)を持ち,物干し竿の上側から,洗濯物全部にかぶせるようにして固定具Aの(5)と(6)にロープ(19)をひっかける。
以上の操作だけでよい。また洗濯物を取り込む際には,ロープ(19)を固定具Aの(5)と(6)から外してしまえば,全ての洗濯物がすぐに取り込める状態になるのである。
発明の効果
(イ)複数の洗濯物を一度にはさみ一度にはずせるので,手間・時間を大幅に省くことが出来る。
(ロ)物干し竿にかけた衣類等の内側に空間ができるので換気が充分におこなわれ,洗濯物が乾きやすい。
(ハ)今までの洗濯バサミが不要になり,よって
・不快な洗濯バサミの跡が衣類につかない。
・洗濯バサミを保管しておくカゴ等が不要になる。
本発明の使用斜視図 本発明の各部品正面図 図1における,固定具Bの裏側の状態。
符号の説明
1〜4は伸縮性ロープを通すための穴
5〜6は伸縮性ロープを引っ掛けるための切れ込み
7〜8は伸縮性ロープを通すための穴
9,11,13,15はナット
10,12,14,16はねじ
17〜18は物干し竿にあてがうための取り付け部
19は伸縮性のロープ
20〜21は伸縮性ロープの両端
である。

Claims (1)

  1. (イ)物干し竿に取り付けるための半円のくぼみ(物干し竿取り付け部17の片割れ)を設ける。
    (ロ)ロープを引っ掛けるための切れ込み(5)を設ける。これは(17)より下の位置で,(17)とは反対の側から斜め上に向けて設ける。さらにこの切れ込み(5)の最奥部は,(17)と接する中心線に平行な垂線を引いた場合において,この垂線よりも中心線側に達するようにしておく。
    (ハ)穴(1)を設ける。これは切れ込み(5)よりも下で,上記の垂線に接するか,またはこの垂線よりも外側の位置に設ける。
    (ニ)(イ)〜(ハ)までと同一の部品を一つ作り,両片をねじ(10)とナット(9),ねじ(12)とナット(11)で物干し竿をはさむようにして固定する。この際,中心線が垂直となるようにする。これを固定具Aとする。
    さらに穴(1)に対称な穴を穴(2),ロープを引っ掛けるための切れ込み(5)に対称な切れ込みをロープを引っ掛けるための切れ込み(6)とする。
    (ホ)物干し竿を取り付けるための半円のくぼみ(物干し竿取り付け部18の片割れ)を設ける。
    (ヘ)ロープを通す穴(7)を設ける。これは穴(7)を通って切れ込み(5)に達したロープが物干し竿に平行になるように位置をとる。
    (ト)(7)よりも下の位置に穴(3)を設ける。これは穴(1)を通って穴(3)に達したロープが物干し竿に平行になるように位置をとる。
    (チ)(ホ)〜(ト)までと同一の部品を一つ作り,両片をねじ(14)とナット(13),ねじ(16)とナット(15)で物干し竿をはさむようにして固定する。この際,中心線が垂直となるようにする。これを固定具Bとする。
    さらに穴(3)に対称な穴を穴(4),穴(7)に対称な穴を穴(8)とする。
    (リ)固定具A,B間に渡す伸縮性ロープ(19)を設ける。このロープの長さは固定具A,B間の間隔の4倍以上の長さを必要とする。
    (ヌ)穴(1)から穴(3)へ,穴(2)から穴(4)へ,穴(7)から切れ込み(5)へ,穴(8)から切れ込み(6)へ,それぞれ物干し竿に対して平行にロープ(19)を張る。
    以上の如く構成された,洗濯物飛散防止装置。
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