JP2005245894A - 眼科撮影装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】瞳孔径の小さい被検眼より、フレアーのない広画角な眼底像を得ること。
【解決手段】被検眼Eの前方に、対物レンズ1、孔あきミラー2、この孔あきミラー2の孔中に配置した撮影絞り3、フォーカスレンズ4、撮影レンズ5、色分解プリズム6、撮像素子7r、7g、7bから成る撮像機構を配列し、眼底観察撮影手段を構成する。被検眼Eの瞳の周辺部より複数の光源17を選択的に点灯し、撮影されたフレアー像を含む眼底像27よりフレアー画像を分離し、前記分離した画像を用いてフレアー成分を除去する眼科撮影装置。
【選択図】図1
【解決手段】被検眼Eの前方に、対物レンズ1、孔あきミラー2、この孔あきミラー2の孔中に配置した撮影絞り3、フォーカスレンズ4、撮影レンズ5、色分解プリズム6、撮像素子7r、7g、7bから成る撮像機構を配列し、眼底観察撮影手段を構成する。被検眼Eの瞳の周辺部より複数の光源17を選択的に点灯し、撮影されたフレアー像を含む眼底像27よりフレアー画像を分離し、前記分離した画像を用いてフレアー成分を除去する眼科撮影装置。
【選択図】図1
Description
本発明は、眼科医院等において用いられる眼科撮影装置に関するものである。
従来より、眼底カメラにおいては、フレアーの除去された眼底像を撮影するために眼底照明光学系の被検眼角膜前面、虹彩、水晶体後面付近に共役に中央部に遮光領域を有するリング状開口を有する絞りを設け、それらの絞りの中央の遮光部の像の中を、撮影光束が通るように設計されている。
特開平05−095905
上記、従来の方法は、前記絞りの遮光部の大きさを撮影光束に対して余裕をもって設計しなければならないため瞳孔径が小さい被検眼を撮影すると、画像の中心部が暗くなり、画質が劣化するという問題があった。
また、瞳孔径の小さい被検眼に対しても、中心部が暗くならないように遮光領域を小さく設計すると、撮影画像の周辺にフレアーが混入するという問題があった。
被検眼眼底を瞳の周辺部より照明する複数の光源を有する眼底照明手段、前記光源を選択的に点灯し撮影されたフレアー像を含む眼底像を得る眼底撮像手段、前記撮影された画像よりフレアー画像を分離する画像処理手段、前記分離した画像を記憶する画像記憶手段、前記複数の光源で撮影された眼底像よりフレアー成分を除去する画像演算手段を有することを特徴とする。
以上説明したように本発明に係る眼科撮影装置は、
瞳孔径の小さい被検眼より、フレアーのない広画角な眼底像を得ることができるため診断の効率を向上させることができる。
瞳孔径の小さい被検眼より、フレアーのない広画角な眼底像を得ることができるため診断の効率を向上させることができる。
本発明を図示の実施の形態に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明を実施した眼底カメラの構成図である。被検眼Eの前方に、対物レンズ1、孔あきミラー2、この孔あきミラー2の孔中に配置した撮影絞り3、フォーカスレンズ4、撮影レンズ5、色分解プリズム6、撮像素子7r、7g、7bから成る撮像機構を配列し、眼底観察撮影手段を構成する。孔あきミラー2の入射方向の眼底照明系には、孔あきミラー2側から角膜付近に投影するリング状開口を有する角膜絞り9、第一のリレーレンズ10、対物レンズ1による反射を取除く黒点が光軸付近に形成してある黒点板11、プリズム、フォーカス指標を有し、前記フォーカスレンズ4と連動して光軸方向に動き、静止画撮影の時は、光路外に退避するフォーカスユニット12、第二のリレーレンズ13、可視光を反射し赤外光を透過する光路分岐ミラー14、被検眼水晶体後面付近に投影するリング状開口を有する水晶体絞り15、被検眼の瞳孔付近に投影するリング状の開口を有する絞り16、前記絞り16のリング状開口部16aに、図4に示すように円周状に配置された赤外光を発するLED光源17a、17b、17c、17d、17e、17fを配列する。前記光路分岐ミラーの反射方向には、前記と同様、被検眼水晶体後面付近に投影するリング状開口を有する水晶体絞り19、被検眼の瞳孔付近に投影するリング状の開口を有するリング絞り20、そしてその開口部20aに図5に示すように可視光の閃光を発する撮影光源21a、21b、21c、21d、21e、21fを配列する。
穴明きミラー2の開口は、第一のリレーレンズ10の略焦点位置であり、また、絞り16、絞り20は、第二のリレーレンズ13の略焦点位置に配置されている。
撮像素子7r、7g、7bのそれぞれの出力はビデオボード8を経て、画像ボード22に入力する。画像ボード22は、A/D変換部23、メモリ24を有し、画像制御手段25、モニター27、及びシステムバス26に接続する。
システムバス26には、CPU28、撮影スイッチ29、記録手段30、フォーカススイッチ31、観察光量調整スイッチ32が接続されている。
この眼底カメラを用い眼底を撮影する場合には、撮影者は被検者を眼底カメラの正面に着座させ、被検者の眼底Erを動画観察し、被検眼Eと眼底カメラとの位置合わせ、及びピント合わせを行う。
観察光源17aから17fを発した光は、図2に示す絞り16のリング状開口16a、絞り15のリング状開口を通り、光路分岐ミラー14を透過し、リレーレンズ13、フォーカスユニット12、黒点板11、レンズ10、絞り9の開口をとおり、穴明きミラー2により、左方に反射され、対物レンズ1を通り、被検眼瞳孔Epより眼底Erを照明する。このように照明された眼底Erの像は、再び対物レンズ1、撮影絞り3、フォーカスレンズ4、撮影レンズ5を通り、色分解プリズム7により、赤色、及び赤外光を受光する撮像素子12rに導かれる。この信号は、ビデオボード8でビデオ信号に変換し、画像ボード22に入力され画像制御手段25を介してテレビモニタ27に表示される。撮影者は、このモニターに映った眼底像を観察し、撮影部位の確認等を行う。この眼底像の明るさが、適切でない場合には、撮影者は観察光量調整つまみ32を操作する。つまみ32の操作に応じて、光源17a〜17fに流される電流量が調整され発光強度が変化する。これにより撮影者は、適切な明るさで眼底像を観察することができる。
この観察の途中にも常にフレア−画像を撮影する。
つまり、CPU28は、撮像素子12の読み出しのタイミングにあわせて、赤外光源17を消灯し、偶数フィールドと奇数フィールドの共通の蓄積時間に同期して、可視光源21を発光する。
図10は、撮像素子への蓄積と各光源の点灯タイミングを示したタイミングチャートであり、横軸は、時間をあらわす、図10(a)(b)は、偶数フィールド、奇数フィールドの蓄積タイミングをあらわす。偶数フィールドは、t2、t4、t6・・・・のタイミングで画像を読み出し、奇数フィールドは、t1、t3、t5・・・・のタイミングで画像を読み出す。赤外光源17a〜17fは、(c)に示すようにタイミングt5で、消灯しタイミングt12で点灯する。そして、タイミングt6とt7の間で光源21aと21dが発光し、タイミングt8とt9の間で21bと21eが発光し、タイミングt10とt11の間で21cと21fが発光する。このように対角線方向に配置された、一組の光源を順次点灯する。
図6、7、8により、フレアー画像を得る手順を説明する。図6(a)に示すように光源21a、光源21dを発した光は、上記照明光路より眼底を照明する。このように照明された眼底像は、前記照明光束により発生したフレアーとともに、前記撮影光学系を介し撮像手段12に結像する。この信号は、デジタル画像データに変換され、画像メモリー24に記録される。このように記録された画像データを、図6(b)に示す。図6(b)の R6は、前記光源21a、21dにより照明された領域をしめし、その領域は前記光源21a、21dを結んだ経線に垂直な方向で、中心部が細く、周辺部にかけて広くなる形状をしている。図6(b)のFa、Fdは、前記照明光により発生したフレアーであり、前記照明部位とは異なり発光した光源21a、21dと同じ方向の領域に発生する。画像制御手段は、図6(c)に示すように、この画像から、フレアー部分の画像のみを切出し保存する。同様に、図7(a)(b)(c)に示したように光源21b、21eを点灯し、フレアー画像 Fb、Feのみを切出し保存する。さらに同様に図8(a)(b)(c)に示すように光源21f、21fを点灯し、フレアー画像ff、fcを切出し保存する。
このように、制御手段は、検者が被検者をアライメント中常に、たとえば、一秒間に一回つまり30フレーム中の3フレームを使って、フレアー画像を撮像し、更新しつづける。
フレアー画像取得フレームにおいては、観察画像の取得が途絶えるため、撮影者の観察するモニター画面には、ちらつきが生ずる。このようなちらつきを抑えるためには、フレアー画像取得の前のフレーム画像を記憶しておき、モニターに表示することで、画面のちらつきを抑えることができる。さらにモニターには、フレアー画像が、得られているむね表示すると、撮影者は、安心して、次の撮影動作に移ることができる。
以上のように撮影準備が完了した後、撮影者は、撮影スイッチ29を操作する。撮影スイッチへの入力を検知したCPU28は、光源17a〜17fを消灯し、フォーカスユニット12を光路外に退避し、ビデオボード8の増幅手段8b、8g、8rを静止画撮影用の増幅率に設定し、撮像手段7b、7g、7rの蓄積を開始するとともに、撮影光源21を発光する。
撮影光源21を発した光は、絞り20の開口、絞り19の開口を通過し、光路分岐ミラー14により上方に反射され、レンズ13、黒点板11、レンズ10、絞り9の開口部分を通り穴明きミラー2のミラー部で左方に反射され、対物レンズ、瞳孔Epより眼底を照明する。このように照明された眼底像は、再び瞳孔Ep、対物レンズ1、撮影絞り3、フォーカスレンズ4、撮影レンズ5を通り、分光プリズム6により青(B)、緑(G)、赤(R)の三色に分光され、それぞれ撮像面7b、7g、7rに結像し電気信号に変換され、A/D変換回路22でデジタルデータに変換され、画像メモリ24に記録される。
図9に示すように、前記光源21a〜21fを点灯して撮影した画像は、902に示すように周辺部には、フレアー902fが、混入している。画像制御手段は、保存してあるフレアー画像903、904、905より、フレアー画像906を合成する。そして、前記画像902より、フレアー画像906を減算し、フレアーのない眼底画像907を得る。
上記実施例において、フレアーを検知する際に、ビデオボード8の増幅率をあげることにより、フレアー画像取得時の照明光量を低く抑えることができる。
また、前記実施例においては、赤外光によるアライメント観察の途中で、フレアーを検知するようにしたが、撮影スイッチが、押されてから、実際の撮影を行うまでの間に、フレアー検知を行っても良い。
1 対物レンズ
2 孔あきミラー
3 撮影絞り
4 フォーカスレンズ
5 撮影レンズ
6 色分割プリズム
7 撮像素子
8 増幅回路
9 絞り
10 レンズ
11 黒点板
12 フォーカスユニット
13 リレーレンズ
14 光路分岐ミラー
15 絞り
16 絞り
21 撮影光源
22 画像ボード
23 A/D変換部
24 メモリ
25 画像制御手段
26 システムバス
27 テレビモニタ
29 撮影スイッチ
30 記録手段
2 孔あきミラー
3 撮影絞り
4 フォーカスレンズ
5 撮影レンズ
6 色分割プリズム
7 撮像素子
8 増幅回路
9 絞り
10 レンズ
11 黒点板
12 フォーカスユニット
13 リレーレンズ
14 光路分岐ミラー
15 絞り
16 絞り
21 撮影光源
22 画像ボード
23 A/D変換部
24 メモリ
25 画像制御手段
26 システムバス
27 テレビモニタ
29 撮影スイッチ
30 記録手段
Claims (2)
- 被検眼眼底を瞳の周辺部より照明する複数の光源を有する眼底照明手段、前記光源を選択的に点灯し撮影されたフレアー像を含む眼底像を得る眼底撮像手段、前記撮影された画像よりフレアー画像を分離する画像処理手段、前記分離した画像を記憶する画像記憶手段、前記複数の光源で撮影された眼底像よりフレアー成分を除去する画像演算手段を有することを特徴とする眼科撮影装置。
- 前記光源は、等間隔に配列された偶数個の光源であり、前記フレアー画像を撮影するために対角方向に配置された光源を順に点灯する制御手段を有することを特徴とする特許請求の範囲第一項記載の眼科撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004063382A JP2005245894A (ja) | 2004-03-08 | 2004-03-08 | 眼科撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004063382A JP2005245894A (ja) | 2004-03-08 | 2004-03-08 | 眼科撮影装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005245894A true JP2005245894A (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=35026936
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004063382A Withdrawn JP2005245894A (ja) | 2004-03-08 | 2004-03-08 | 眼科撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005245894A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1929935A1 (en) * | 2006-11-29 | 2008-06-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Focusing unit and ophthalmic photographing apparatus |
JP2009261769A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-12 | Ryusyo Industrial Co Ltd | 眼科装置 |
JP2020537556A (ja) * | 2017-10-17 | 2020-12-24 | ヴェリリー ライフ サイエンシズ エルエルシー | 網膜連続撮像中のフラッシュ最適化 |
-
2004
- 2004-03-08 JP JP2004063382A patent/JP2005245894A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP1929935A1 (en) * | 2006-11-29 | 2008-06-11 | Canon Kabushiki Kaisha | Focusing unit and ophthalmic photographing apparatus |
US7736001B2 (en) | 2006-11-29 | 2010-06-15 | Canon Kabushiki Kaisha | Focusing unit and ophthalmic photographing apparatus |
JP2009261769A (ja) * | 2008-04-28 | 2009-11-12 | Ryusyo Industrial Co Ltd | 眼科装置 |
JP2020537556A (ja) * | 2017-10-17 | 2020-12-24 | ヴェリリー ライフ サイエンシズ エルエルシー | 網膜連続撮像中のフラッシュ最適化 |
JP7116163B2 (ja) | 2017-10-17 | 2022-08-09 | ヴェリリー ライフ サイエンシズ エルエルシー | 網膜連続撮像中のフラッシュ最適化 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070605 |