JP2005245549A - メダル遊技機用メダル方向変換装置 - Google Patents

メダル遊技機用メダル方向変換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】
狭いスペースにおいて遊技メダルの方向変換が可能な遊技メダルの方向変換装置を提供すること。
【解決手段】
メダル進入部10と、方向変換部20と、メダル排出部30とを備え、前記方向変換部20は、筒体と、ガイド突起40A,40Bと、落下間隙を形成する傾斜部材50とを有し、起立状態で前記メダル進入部10から進入した遊技メダルが、前記ガイド突起40A,40Bに挟持されたまま傾斜部材50上を横回転し、方向変換してメダル排出部30から排出されるように形成した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、メダル遊技機に使用する遊技メダルの移送通路に用いられるメダル方向変換装置に関する。
従来より、スロットマシンなどの遊技機に自動的にメダルを供給可能なメダル貸し出し機(遊技機用台間機)が考案されている。また、遊技機から払い出された遊技メダルを自動的にメダル投入口まで上昇させるメダル揚送機構を備えた遊技機用台間機も考案されている(特願2003−116906号)。
これらはいずれも、台間機から遊技機のメダル投入口まで、遊技メダルを移送するための移送通路を有しており、メダル貸出機から払い出された遊技メダルや、揚送機構により上昇した遊技メダルを移送通路を介してメダル投入口に投入可能に形成されていた。
ここで、メダル払い出し口や上昇機構により上昇したメダルの出口から排出された遊技メダルの向きと、遊技機のメダル投入口が遊技メダルを受入可能な向きとが、一致しない場合も多い。かかる場合には、移送通路を湾曲させたり、途中にひねりを加えて形成し、通路内を移送される遊技メダルの方向を変化させるようにしていた(特許文献1参照)。
特開2003−275451号公報
しかし、上記した従来の移送通路では、途中でメダル詰まりを起こすことなくメダル方向を変換可能とするために、ある程度の長さを要し、移送通路が遊技の邪魔となったり、外観を損なうという問題点があった。また、移送通路を湾曲させたりひねりを加えて形成する場合には、台間機等と遊技機の設置位置にもとづく微調整を行うのが困難であるという問題点もあった。
そこで、本願発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、狭いスペースにおいて遊技メダルの方向変換が可能であるとともに、変換角度をある程度自在に設定可能な遊技メダルの方向変換装置を提供しようとするものである。
本発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、括弧内の符号及び図面番号は、発明の実施の形態において用いた符号及び番号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
(特徴点)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項1記載の発明は、遊技メダルが起立状態で上方から下方に通過可能なメダル方向変換装置(1)であって、遊技メダルを受け入れるためのメダル進入部(10)と、前記メダル進入部(10)から進入した遊技メダルの表裏面の方向を変化させるための方向変換部(20)と、前記方向変換部(20)により方向変換した遊技メダルを装置外に排出するためのメダル排出部(30)とを備えている。
本発明は、遊技メダルを排出する装置、例えばメダル貸し出し機や上昇装置と、遊技メダルを受け入れる装置、例えば遊技機のメダル投入口(110)やメダルセレクター(130)との間に設置されるメダル方向変換装置であって、メダル排出装置からメダル受け入れ装置に遊技メダルを移送すると同時に、起立状態の遊技メダルの表裏面の方向を変化させるものである。ここで、「起立状態」とは、遊技メダルの側面(外周)が上下になる状態のことである。
前記メダル進入部(10)は、遊技メダルの払い出し装置などから排出される遊技メダルを受入可能なものであり、例えば遊技メダル一枚分の貫通路を有する受入ノズル(11)とすることができる。また、メダル進入部(10)は、受け入れた遊技メダルを上方から方向変換部(20)に起立状態で移送(換言すれば、遊技メダルを下方に排出)できればよく、遊技メダルの受入口は必ずしも上方になくともよい。また、前記メダル排出部(30)は、メダル進入部(10)が受け入れ、方向変換部(20)により方向変換した遊技メダルを遊技機などに移送するためのものであり、例えば方向変換部(20)の下方又は側方に設けられた排出ノズル(31)とすることができる。
そして、前記方向変換部(20)は、上部に遊技メダルを上方から受け入れる受入開口(上方スリット(23)、貫通孔(21c))を有し、遊技メダルの直径よりも大きい内径を有する筒体と、前記筒体の内周から前記受入開口(23,21c)の垂直中心軸に向かって突出し、ほぼメダル厚の間隙をあけて相対向する一対のガイド突起(40A,40B)と、前記ガイド突起(40A,40B)の下方に設けられ、ほぼメダル厚の幅を有し前記メダル排出部(30)と連通する落下間隙(落下スリット(24)、下方間隙(26))を形成するとともに、前記落下間隙(24,26)を挟んで対称な傾斜面を有する少なくとも一対の傾斜部材(50)とを有している。
ここで、「筒体」は、円筒でも角筒でもよく、上下に貫通するものであっても上面や底面を有するものであってもよい。そして、筒体の上部には遊技メダルが起立状態で通過できる受入開口が形成されている。この受入開口は、前記筒体の上方に開口する孔(貫通孔(21c))であってもよいし、筒体の上面に形成された長孔やスリット(上方スリット(23))であってもよい。また、「筒体」は、複数の筒体(上筒(21)、下筒(22))を結合させたものであってもよい。
前記ガイド突起(40A,40B)は、一対の突起であり、前記筒体の開口(21c)の内部又は開口(23)よりも下方に設けられている。そして、一対の突起の先端部(41,41)が、前記メダル進入部(10)から進入する遊技メダルを、表裏面の中心部で支持することができるようになっている。
前記傾斜部材(50)は、前記ガイド突起(40A,40B)の下方に設けられるものであり、例えば筒体の中央に遊技メダルの通過可能なスリット(落下スリット(24))を形成する二つの傾斜ブロック(51,52)や、筒体の中央に遊技メダルの通過可能な間隙(下方間隙(26))をあけて相対向する傾斜リブ(53,54)とすることができる。また、「落下間隙(24,26)を挟んで対称な傾斜面」とは、例えば筒体内周から落下間隙(24,26)に向かって下降する相対向する傾斜面や、落下間隙(24,26)の長さ方向に一方から他方に上昇する傾斜面及び一方から他方に下降する傾斜面を含む。
さらに、前記傾斜部材(50)は、前記落下間隙(24,26)の幅方向が、前記メダル進入部(10)から進入する遊技メダルの表裏面の方向と一致しない方向となる位置に配置されるとともに、遊技メダルの表裏面が前記ガイド突起(40A,40B)の間に挟持された状態で、遊技メダルの下端部が前記対称な傾斜面の双方に当接可能な高さ位置に設けられ、前記傾斜面は、遊技メダルの下端部が当接したときに、遊技メダルの表裏面側から見て一方の当接部が下り傾斜となり他方の当接部が上り傾斜となるように形成されていることを特徴とする。
ここで、「落下間隙(24,26)の幅方向」とは、落下間隙(24,26)を通過する遊技メダルの表裏面の方向と同じ方向である。これがメダル進入部(10)から進入する遊技メダルの表裏面の方向と一致しないということは、メダル進入部(10)から進入する遊技メダルは、そのまま落下しても傾斜部材(50)に当接して落下間隙(24,26)を通過できないということである。
(作用)
メダル進入部(10)から方向変換部(20)に起立状態で進入した遊技メダルは、ガイド突起(40)に表裏面を支持されつつ下方に落下する。そして、遊技メダルの一部分(上の方)がガイド突起(40A,40B)から抜け落ちないうちに、下端部が傾斜部材(50)の対称な傾斜面の双方に当接する。このとき、傾斜面は、遊技メダルの表裏面側から見て一方の当接部が下り傾斜となり他方の当接部が上り傾斜となるように形成されているので、遊技メダルがさらに落下しようとすると、遊技メダルの一方の当接部は下り傾斜に沿って下降し、遊技メダルの他方の当接部は前記下り傾斜に対しては上り傾斜となる下り傾斜に沿って下降しようとする。従って、遊技メダルは、ガイド突起(40A,40B)に表裏面を支持されたまま、それぞれの傾斜面の下り傾斜方向に横回転する。そして、遊技メダルが落下間隙(24,26)の位置まで回転すると、傾斜部材(50)の下方からの支持を失うので、落下間隙(24,26)に落下する。落下した遊技メダルは、メダル排出部(30)を通って装置外に排出される。
例えば、メダル進入部(10)から進入する遊技メダルの表裏面が正面から見て左右方向に向いており、落下間隙(24,26)はその幅方向が正面から見て前後方向となるよう傾斜部材(50)が設けられている場合、遊技メダルはメダル方向変換装置(1)を通過することにより、表裏面の角度を90度変換できることとなる。方向変換角度は、遊技メダルの進入方向と落下間隙(24,26)の幅方向との交差角度により、適宜設定できるものである。
上記構成を有するメダル方向変換装置(1)を、例えばメダル貸し出し機のメダル貸し出し口と遊技機のメダル投入口との間に設置した場合、メダル貸し出し口から排出される遊技メダルの表裏面の向きと、メダル投入口に投入可能な遊技メダルの表裏面の向きが異なっていても、方向変換部(20)を遊技メダルが落下することでその方向が変換される。従って、メダル貸し出し口とメダル投入口との間に遊技メダルの向きを変化させるための長い移送通路を設ける必要がない。
(請求項2)
(特徴点)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記方向変換部(20)は、前記筒体として、前記ガイド突起(40A,40B)を有する上筒(21)と、この上筒の下方に取り付けられ前記傾斜部材(50)を有する下筒(22)とを備えるとともに、前記上筒(21)及び下筒(22)を垂直中心軸を中心に回転可能に連結する変換角度調整装置(60)を備えていることを特徴とする。
本発明は、ガイド突起(40A,40B)と傾斜部材(50)の角度位置(設置される向き)を適宜変更可能にすることにより、メダル進入部(10)から進入する遊技メダルの表裏面の方向と、メダル排出部(30)から排出される遊技メダルの表裏面の方向の変換角度を変更できるようにしたものである。
ここで、「上筒(21)及び下筒(22)を垂直中心軸を中心に回転可能に連結する」手段としては、上筒(21)又は下筒(22)のいずれかに設けられた凸部とこれに係合可能なガイド溝などを設けることができる。凸部は、上筒(21)及び下筒(22)が円筒の場合には、例えば上筒(21)の下方外側面(あるいは内側面)又は下筒(22)の上方外側面(あるいは内側面)に設けたピン(係止ピン(63))とすることができ、ガイド溝は、下筒(22)の上方側面又は上筒(21)の下方側面に設けた横長の長孔(61)や、下筒(22)の上方内側面(あるいは外側面)又は上筒(21)の下方内側面(あるいは外側面)に設けた横長の凹部とすることができる。そして、凸部がガイド溝内を水平方向に移動することにより、上筒(21)に対して下筒(22)(あるいはその逆)が横回転できるとともに、上筒(21)及び下筒(22)とが上下方向には連結されるようにすることができる。
(作用)
前記上筒(21)は、メダル進入部(10)の下方に固定されているので、上筒(21)に進入する遊技メダルの表裏面の方向は固定されている。具体的には、ガイド突起(40A,40B)が遊技メダルの表裏面中央部を両側から支持可能な方向で、遊技メダルが進入してくる。また、前記下筒(22)は、メダル排出部(30)の上方に固定されているので、メダル排出部(30)のメダル受入口(32)は落下間隙(24,26)と一致している。従って、上筒(21)と下筒(22)との取り付け位置を変えることにより、メダル排出部(30)から排出される遊技メダルの表裏面の方向が、進入する遊技メダルの表裏面の方向と異なるものすることができる。
さらに、上筒(21)と下筒(22)とを、進入する遊技メダル表裏面の方向と落下間隙(24,26)の幅方向とが一致するように取り付ければ、メダル排出部(30)から排出される遊技メダルの表裏面の方向を変化させないこともできる。
本発明によれば、メダル貸し出し機などのメダル排出口と遊技機のメダル投入口との間にメダル方向変換装置(1)を設置する際、メダル取り付け部(10)とメダル排出部(30)との微妙な角度調整が可能となる。また、遊技メダルの表裏面の方向を変化させないこともできるので、一つのメダル方向変換装置(1)の利用範囲が広がり、より経済的である。
本願発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、本願発明によれば、狭いスペースにおいて遊技メダルの方向変換が可能であるとともに、変換角度をある程度自在に設定可能な遊技メダルの方向変換装置を提供することができる。
本発明を実施するための最良の形態を、図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図21は、本発明の実施の形態を示すものである。
図1乃至図3はメダル方向変換装置1の斜視図、図4乃至図6はメダル方向変換装置1の側面、正面、平面をそれぞれ示す図、図7及び図8は図5のA−A線断面図及びB−B線断面図、図9は図6のC−C線断面図である。また図10乃至図15は、メダル方向変換装置1の方向変換部20の他の例を示す図、図16乃至図19はメダル方向変換装置1の使用例を示す図である。そして、図20及び図21は変更角度調整装置60の作用を示す図である。
(メダル方向変換装置1)
メダル方向変換装置1は、図1に示すように、大きく分けて、メダル進入部10と、方向変換部20と、メダル排出部30の三つの部分から構成されている。また、メダル方向変換装置1は、図6に示すように、平面から見ると、メダル進入部10とメダル排出部30とが直交するように、方向変換部20に取り付けられているものである。なお、このメダル進入部10とメダル排出部30との成す角度は、後述する変換角度調整装置60により最大180度まで変化させることができる。
そして、メダル進入部10から、例えばメダル貸し出し機などの遊技機用台間機から払い出される遊技メダルを、起立状態で取り入れ、方向変換部20において遊技メダルの表裏面の向きを変え、メダル排出部30から、例えば遊技機のメダル投入口などに向けて排出するようになっている。
(メダル進入部10)
メダル進入部10は、メダル方向変換装置1に遊技メダルを導入するためのものであり、図1又は図2に示すように、ほぼ遊技メダルM一枚分の厚さに形成された貫通路を有する薄型管状の受入ノズル11を有している。
受入ノズル11は、上端部にメダル受入口12、下端部にメダル排出口13を有する中空の弓形板状に形成されており、メダル受入口12から進入した遊技メダルMが貫通路を通りメダル排出口13から落下する構成となっている。そして、メダル排出口13側に設けられた円盤状のフランジ部を介して、方向変換部20に取り付け可能となっている。
(方向変換部20)
方向変換部20は、図1に示すように、上筒21及び下筒22からなる円筒形の部材であり、前記メダル進入部10の下方に、特に図示しないが、ネジなどにより取り付けられるものである。
(上筒21)
前記上筒21は、下部開口21bを有する蓋状であり、上面21aには、ほぼ遊技メダル一枚分の厚さの幅及びほぼ遊技メダルの直径分の長さを有する上方スリット23が形成されている。また、上方スリット23の下方であって上筒21の内部には、上筒21の垂直中心軸に向かって突出する一対のガイド突起40A,40Bからなるガイド部40が設けられている。
上方スリット23は、メダル進入部10のメダル排出口13から落下する遊技メダルを受け入れるためのものであり、メダル進入部10は、メダル排出口13が前記上方スリット23と一致するように上筒21の上面に取り付け固定される。
また、上筒21の側面下部には、横長の長孔61が二つ設けられているが、これについては後述する。
(ガイド部40)
ガイド部40は、図1に示すように、上筒21の内周から突設され、頂点が相対向する略三角柱状のガイド突起40A及びガイド突起40Bから構成されている。また、ガイド突起40A及びガイド突起40Bは、図7に示すように、その先端部41が、前記上方スリット23の幅方向の中心軸線L3上に位置し、上方スリット23の長さ方向の中心軸線L1(遊技メダルの進入方向と一致する軸線)に対称となるように配置されている。さらに、ガイド突起40Aの先端部41とガイド突起40Bの先端部41の間隙はほぼメダル厚となっており、先端部41は断面円弧状に形成されている。従って、ガイド突起40A及びガイド突起40Bは、上方スリット23から進入してきた遊技メダルの表裏面の中央部を先端部41で挟持可能であるとともに、遊技メダルは、先端部41に挟持されたまま、表裏面の向きを変える(図7参照)ことができるようになっている。
なお、ガイド部40の下部には、図9に示すように、後述する下筒22の上部嵌入部22aが嵌入可能な切り欠き42が設けられている。
(下筒22)
下筒22は、図1及び図9に示すように、上下に、中央部よりも外径が小さく形成された上部嵌入部22a及び下部嵌入部22bが形成されており、上部嵌入部22aは前記上筒21の下部開口21bに嵌合可能であるとともに、前記ガイド部40の切り欠き42に嵌め込み可能となっている。また、下筒22の内部には、傾斜部材50と、遊技メダルが起立状態で落下可能な落下スリット24が形成されている。
なお、前記上部嵌入部22aの外周面には、上部嵌入部22aを上筒21に嵌め込んだとき、長孔61と一致する高さに形成された複数の孔62が形成されているが、これについては後述する。
(傾斜部材50)
ここで、傾斜部材50は、図3に示すように、下筒22の内周に形成された平面半月型の一対の傾斜ブロック51,52からなり、この二つの傾斜ブロック51,52の間の間隙が、ほぼメダル厚の幅及びほぼメダル直径の長さの落下スリット24となっている。そして、傾斜ブロック51,52は、図8に示すように、落下スリット24の長さ方向の中心軸線L2(遊技メダルの排出方向と一致する軸線)が、上方スリット23の長さ方向の中心軸線L1と直交するような位置に設けられている。なお、落下スリット24と上方スリット23の位置関係は、後述する変換角度調整装置60により適宜変更できるものであるが、ここでは落下スリット24と上方スリット23が直交するように設定したものとして説明する。
さらに、傾斜ブロック51,52の上面は、中心軸線L2を中心として線対称に形成された傾斜面となっている。すなわち、図2及び図3に示すように、傾斜ブロック51の上面51aは、一端から他端に向かうにつれて次第に下降する下り傾斜であり、傾斜ブロック52の上面52aは、一端から他端に向かうにつれて次第に上昇する上り傾斜となっている。また、傾斜ブロック51の上面51a及び傾斜ブロック52の上面52aは、側面から見ると、図4に示すように、下筒22の中心で交差するようになっている。
そして、前記上筒21に下筒22を嵌め込むと、図9に示すように、ガイド部40の下端部と、傾斜ブロック51,52の上面51a,52aの中央部との間の距離が、遊技メダルMの直径よりも小さくなるよう形成されている。このため、遊技メダルMの中央部の上半分程度がガイド部40に挟持された状態で、遊技メダルMの下端部が前記傾斜ブロック51,52の上面51a,52aの双方に当接可能になっているものである。
(メダル排出部30)
メダル排出部30は、前記方向変換部20を通過してきた遊技メダルを装置外に排出させるためのものであり、図1又は図2に示すように、ほぼ遊技メダル一枚分の厚さに形成された貫通路を有する薄型管状の排出ノズル31を有している。
排出ノズル31は、上端部にメダル受入口32、下端部にメダル排出口33を有する略L字形に形成されており、メダル受入口32から進入した遊技メダルが貫通路を通りメダル排出口33から排出される構成となっている。そして、メダル受入口32側に設けられた取り付け部34を介して、方向変換部20に取り付け可能となっている。
前記取り付け部34は、下筒21の下部嵌入部22bと嵌合可能な内径を有する立ち上がり部を有するフランジであり、下部嵌入部22bを嵌め込んだとき、落下スリット24とメダル受入口32とが連通するように取り付け固定される。
(遊技メダルの方向変換)
次に、上記構成を有するメダル方向変換装置1の作用を詳述する。
まず、図1における黒矢印の方向からメダル進入部10のメダル受入口12に進入した遊技メダルは、受入ノズル11を通ってメダル排出口13から下方に落下する。メダル排出口13と方向変換部20の上方スリット23は一致しているので、遊技メダルMはそのまま上方スリット23内に落下する。そして、遊技メダルMの下端部が、傾斜ブロック51,52の上面51a,52aに当接する。このとき、遊技メダルMの上方(少なくとも中心よりも上)は、ガイド部40に挟持されている(図2参照)。
ここで、傾斜ブロック51,52の上面51a,52aは、遊技メダルMと当接している面が、遊技メダルMの表面又は裏面に対して一方は下り傾斜、一方は上り傾斜となっているとともに、上面51a,52aは、遊技メダルMの下端部を、縦方向の中心から左右にずれた二カ所で支持している。そして、遊技メダルMには、さらに落下しようとする力が働くので、遊技メダルMの一方の面(例えば表面)の下端部の当接部は下り傾斜(例えば上面51a)に沿って下降しようとし、遊技メダルMの他方の面(例えば裏面)の下端部の当接部は、前記下り傾斜(上面51a)に対しては上り傾斜となっている下り傾斜(上面52a)に沿って下降しようとする。このとき、遊技メダルMの中心部は、ガイド部40により挟持されているので、斜面上に倒れてしまうことなく、上筒21及び下筒22の中心部において、傾斜ブロック51,52の下り傾斜方向(右回り)に回転する(図9参照)。そして、遊技メダルMは、落下スリット24と一致する位置まで回転すると、傾斜ブロック51,52の下方からの支持を失い、落下スリット24内に落下するものである。このようにして、上方スリット23から進入した遊技メダルMは、上方スリット23と直交する落下スリット24から排出されることにより、表裏面の向きが90度変更されるのである。
落下スリット24に落下した遊技メダルMは、メダル排出部30のメダル受入口32から排出ノズル31に入り、メダル排出口33から図1における白矢印の方向に排出される。これにより、遊技メダルの排出方向は、遊技メダルの進入方向から90度回転した方向となるものである。
(変換角度調整装置60)
変換角度調整装置60は、遊技メダルの方向変換角度を調整するためのものである。本実施の形態においては、変換角度調整装置60は、前記上筒21及び下筒22の連結手段としても機能するものである。
具体的には、変換角度調整装置60は、上筒21の側面下部に設けられた長孔61と、下筒22の上部嵌入部22a側面に設けられた孔62と、係止ピン63とからなる。
長孔61は、図1及び図20に示すように、上筒21の外周を4等分した長さよりも若干長く形成された複数の横長の貫通孔(長孔61a,61b)であり、長孔61aの一方の端部と長孔62bの一方の端部、及び長孔61aの他方の端部と長孔62bの他方の端部が、それぞれ相対向するように形成されている。
孔62は、下筒22の上部嵌入部22aの側面に等間隔に4個設けられており、このうち、相対向する2個の孔62a,62cは、落下スリット24の長さ方向の中心軸線L2と一致する位置に設けられている。また、4個の孔62a,62b,62c,62dは、下筒22を上筒21と嵌合させたときに、前記長孔61の高さと一致する位置に形成されているとともに、その内径は、長孔61の短径よりもやや小さい寸法となっている。
係止ピン63は、前記孔62の内径とほぼ同じくらいの外径を有する円柱状のピンであり、上部嵌入部22aの肉厚よりも長く形成されている。
そして、上筒21の下部開口21bに下筒22の上部嵌入部22aを嵌め入れ、長孔61を通して係止ピン63を孔62に挿入することにより、上筒21と下筒22とが結合される。この場合、上筒21と下筒22は、上下方向には固定されるが、係止ピン63は長孔61内を長さ方向には移動可能であるので、係止ピン63が長孔61内を移動できる範囲で上筒21又は下筒22のいずれかを水平方向に回転させることができるものである。これにより、遊技メダルを受け入れる上方スリット23と遊技メダルが排出される落下スリット24との交差角度、換言すれば、方向変換部20に進入し排出される遊技メダルの表裏面の方向を、適宜設定することができるようになっている。
具体的には、上方スリット23と落下スリット24の交差角度を90度とする場合には、図20(A)に示すように、長孔61のうち、一方の長孔61aが孔62b及び62cの双方と一致し、他の一方の長孔61bが孔62a及び62dの双方と一致するように上筒21と下筒22を嵌合させる。そして、落下スリット24の長さ方向の中心軸線L2と直交する位置にある一対の孔62b,62dに二つの係止ピン63a,63bを取り付け固定する。このとき、係止ピン63aは長孔61aの端部に位置し、係止ピン63bは長孔61bの端部に位置している。このように形成すれば、上方スリット23の長さ方向の中心軸線L1と落下スリット24の長さ方向の中心軸線L2が直交し、メダル進入部10から黒矢印方向に上方スリット23に進入した遊技メダルが、傾斜ブロック51,52上を右回りに90度回転し、落下スリット24からメダル排出部30へと落下して白矢印方向に排出される。すなわち、進入する遊技メダルと排出される遊技メダルの表裏面の方向が、90度変更される。なお、黒矢印方向(遊技メダルの進入方向)が複数あるのは、受入ノズル11の向きを180度回転させて上筒21に取り付けた場合を想定したものである。
また、図20(A)の状態から、上筒21を図面左回りに45度回転させると、図20(B)に示すように、係止ピン63aは長孔61aの長さ方向の中央部に位置し、係止ピン63bは長孔61bの長さ方向の中央部に位置する。このように形成すれば、L1とL2が45度(あるいは135度)の角度で交差し、メダル進入部10から黒矢印方向に上方スリット23に進入した遊技メダルが、傾斜ブロック51,52上を右回りに135度回転し、落下スリット24からメダル排出部30へと落下して白矢印方向に排出される。すなわち、進入する遊技メダルと排出される遊技メダルの表裏面の方向が、45度変更される。
なお、図20(A)において、係止ピン63a,63bを孔62a及び62cに取り付け、上筒21を図面右回りに45度回転させれば、図20(B)の破線矢印方向から遊技メダルを進入させるようにすることができる。この場合には、メダル進入部10から破線矢印方向に上方スリット23に進入した遊技メダルが、傾斜ブロック51,52上を右回りに45度回転し、落下スリット24からメダル排出部30へと落下して白矢印方向に排出される。
さらに、図20(B)の状態から、上筒21を図面左回りに45度回転させると、図20(C)に示すように、係止ピン63aは長孔61aのもう一方の端部に位置し、係止ピン63bは長孔61bのもう一方の端部に位置する。このように形成すれば、L1とL2が一致し、すなわちL1とL2の交差角度は0度となり、メダル進入部10から黒矢印方向に上方スリット23に進入した遊技メダルはそのまま落下スリット24からメダル排出部30へと落下して白矢印方向に排出される。すなわち、進入する遊技メダルと排出される遊技メダルの表裏面の方向は変更されない。
このように、上筒21と下筒22の取り付け位置を適宜変更することにより、方向変換部20に進入する遊技メダルの表裏面の向きを、0度から90度の範囲で変更させて排出させることができるようになる。
なお、変換角度調整装置60の構成は上記のものに限られない。例えば、長孔61を下筒22に設け、孔62及び係止ピン63を上筒21に設けてもよい。また、係止ピン63の代わりに上筒21又は下筒22に突部を設けてもよい。また、長孔61の代わりに横長溝を設けてもよい。
(方向変換部20の他の例)
ここで、前記方向変換部20は、図10乃至図15のように形成することもできる。
(上筒21)
上筒21は、図10乃至図12に示すように、中央に貫通孔21cを有するリング状であり、前記貫通孔21cには、貫通孔21cの内周から上筒21の垂直中心軸に向かって突出する一対のガイド突起40A,40Bからなるガイド部40が設けられている。そして、ガイド突起40Aの先端部41とガイド突起40Bの先端部41の間は、ほぼメダル厚の上方間隙25となっており、メダル進入部10のメダル排出口13から落下する遊技メダルを受け入れることができるようになっている。すなわち、特に図示しないが、メダル進入部10は、メダル排出口13の長手方向と、ガイド突起40A及びガイド突起40Bとが直交するように、上筒21の上面に取り付けられる。なお、ガイド部40の作用は、上述した実施形態と同様である。また、上筒21の上面21aには、円弧状の長孔61が二つ設けられているが、これについては後述する。
(下筒22)
下筒22は、図11に示すように、平面円形の凹部22cと、凹部22cから側方筒外に連通しほぼメダル厚の幅及びメダル直径の高さを有する側方スリット27を備え、前記凹部22cの底面は、図13に示すように、前記側方スリット27の方向に向かって下り傾斜に形成されている。そして、前記凹部22cの内周には、複数の板状の傾斜部材50が突設されている。傾斜部材50は、図11に示すように、平行な二枚の傾斜リブ53(リブ53A,リブ53B)と、傾斜リブ53と相対向するように形成された二枚の傾斜リブ54(リブ54A,リブ54B)とから成り、各傾斜リブ53,54は相対向する下り傾斜を有し(図12参照)、先端部の間に、ほぼメダル厚の下方間隙26(26A,26B)を形成している。すなわち、図15に示すように、リブ53Aとリブ54Aの先端部の間には下方間隙26Aが、リブ53Bとリブ54Bの先端部の間には下方間隙26Bが形成されており、さらに、下方間隙26Aと、下筒22の中心と、下方間隙26Bと、側方スリット27とが、一直線上(L4)に並ぶようになっている。なお、このL4は、遊技メダルの排出方向と一致する軸線(L2)と同一である。
ここで、傾斜リブ53,54は、図11に示すように、L4が、ガイド部40の長さ方向の中心軸と直交する軸線、すなわち遊技メダルの進入方向と一致する軸線L1(図14参照)と、45度の角度で交差するような位置に設けられている。なお、L1とL4の位置関係は、後述する変換角度調整装置60により適宜変更できるものであるが、ここではL1とL4が45度の角度で交差するように設定したものとして説明する。
また、図15に示すように、リブ53Aとリブ53B、リブ54Aとリブ54Bとの間隔は、遊技メダルMの直径よりも狭く形成されている。そして、前記上筒21に下筒22を嵌め込むと、図12に示すように、ガイド部40の下端部から傾斜リブ53及び傾斜リブ54の斜面下端部までの距離が、遊技メダルMの直径よりも小さくなるよう形成されている。このため、遊技メダルMの中央部の上半分程度がガイド部40に挟持された状態で、遊技メダルMの下端部が、傾斜リブ53及び傾斜リブ54の斜面の双方に当接可能になっているものである。
(他の例による遊技メダルの方向変換)
次に、方向変換部20を上記のように形成した場合の遊技メダルの方向変換について詳述する。
まず、図14における黒矢印の方向から進入した遊技メダルMは、貫通孔21cの上方間隙25を通って下方に落下する。すると、遊技メダルMの下端部が、傾斜リブ53,54の傾斜面に当接するが、図13に示すように、遊技メダルMの一方の下端部はリブ54Aの傾斜面に、他の一方の下端部はリブ53Bの傾斜面に当接する。このとき、遊技メダルMの上方中央部は、ガイド部40に挟持されている(図12、13参照)。
ここで、リブ54A及びリブ53Bの傾斜面は、遊技メダルMと当接している面が、遊技メダルMの表面又は裏面に対して一方は下り傾斜、一方は上り傾斜となっているとともに、遊技メダルMの下端部を、縦方向の中心から左右にずれた二カ所で支持している。そして、遊技メダルMには、さらに落下しようとする力が働くので、遊技メダルMの一方の面(例えば表面)の下端部の当接部は下り傾斜(例えばリブ54Aの傾斜面)に沿って下降しようとし、遊技メダルMの他方の面(例えば裏面)の下端部の当接部は、前記下り傾斜(リブ54Aの傾斜面)に対しては上り傾斜となっている下り傾斜(リブ53Bの傾斜面)に沿って下降しようとする。このとき、遊技メダルMの上方は、ガイド部40により挟持されているので、斜面上に倒れてしまうことなく、傾斜リブ53,54の下り傾斜方向(左回り)に回転しながら落下することとなる(図15参照)。そして、遊技メダルMは、下方間隙26と一致する位置まで回転すると、傾斜リブ53,54の下方からの支持を失い、下方間隙26に落下する。
なお、図12、13に示すように、傾斜リブ53,54の傾斜面を、稜線に沿って山型に形成すると、遊技メダルMとの当接部が遊技メダルMの側面角部と引っかかったりすることがなく好適である。
下方間隙26に落下した遊技メダルMは、図13に示すように、側方スリット27に向かって下り傾斜となっている凹部22cの底面を転がり、側方スリット27から下筒22の外部に排出される。なお、メダル排出部30は、図15、図19に示すように、下筒22の側方から排出される遊技メダルMを受入れ可能な形状にしておけばよい。
このようにして、ガイド部40に支持されつつ貫通孔21cから進入した遊技メダルMは、メダルの進入方向と一致する軸線L1と45度の角度で交差する軸線L4に沿って設けられた側方スリット27から排出されることにより、表裏面の向きが45度変更されるのである。
側方スリット27から排出された遊技メダルMは、特に図示しないが、メダル排出部30のメダル受入口32から排出ノズル31に入り、メダル排出口33から図15における黒矢印の方向に排出される。これにより、遊技メダルの排出方向は、遊技メダルの進入方向から45度回転した方向となるものである。
(他の例による変換角度調整装置60)
続いて、上記他の例による方向変換部20の変換角度調整装置60について説明する。変換角度調整装置60は、図10乃至図12に示すように、上筒21の上面21aに設けられた長孔61と、下筒22の上面に設けられたネジ孔64と、ネジ65とからなる。
長孔61は、図11に示すように、上筒21の垂直中心軸を中心とし貫通孔21cよりも外側の円周上に設けられた複数の円弧状の貫通孔(長孔61a,61b)であり、前記円周を4等分した長さよりも若干長く形成されているとともに、図21に示すように、長孔61aの一方の端部と長孔62bの一方の端部、及び長孔61aの他方の端部と長孔62bの他方の端部とが、それぞれ上筒21の垂直中心軸を中心に対称の位置となるように形成されている。
ネジ孔64は、図12に示すように、下筒22の上面に2個設けられており、図21に示すように、この2個のネジ孔64a,64bは、下筒22を上筒21と嵌合させたときに、前記長孔61aの端部と長孔61bの端部の双方と同時に一致可能な位置に形成されているとともに、その内径は、長孔61の短径よりもやや小さい寸法となっている。
ネジ65は、図12に示すように、前記ネジ孔64と螺合するネジ部を有し、ネジ部の上方の軸径は、前記長孔61の短径よりも小さく形成されているとともに、その全長はネジ孔64の深さと上筒21の高さを足した長さよりも長く形成されている。
そして、上筒21の下方に下筒22を重ね、長孔61を通してネジ65をネジ孔64に螺合させることにより、上筒21と下筒22とが結合される。この場合、上筒21と下筒22は、上下方向に外れないように固定されるが、ネジ65は長孔61内を長さ方向には移動可能であるので、ネジ65が長孔61内を移動できる範囲で上筒21又は下筒22のいずれかを水平方向に回転させることができるものである。これにより、ガイド部40の長さ方向の中心軸と直交する軸線L1と、側方スリット27と下方間隙26とを結ぶ線L4の交差角度、換言すれば、方向変換部20に進入し排出される遊技メダルの表裏面の方向を、適宜設定することができるようになっている。
具体的には、L1とL4の交差角度を45度とする場合には、図21(A)に示すように、長孔61のうち、一方の長孔61aの端部がネジ孔64aと一致し、他の一方の長孔61bの端部がネジ孔64bと一致するように上筒21と下筒22を嵌合させる。そして、ネジ孔64a,64bに二つのネジ65a,65bを取り付け固定する。このように形成すれば、メダル進入部10から黒矢印方向に進入した遊技メダルが、傾斜リブ53,54上を左回りに45度回転し(図15参照)、下方間隙26に落下して側方スリット27に転送され、メダル排出部30へと移動して白矢印方向に排出される。すなわち、進入する遊技メダルと排出される遊技メダルの表裏面の方向が、45度変更される。
また、図21(A)の状態から、上筒21を図面左回りに45度回転させると、図21(B)に示すように、ネジ65aは長孔61aの長さ方向の中央部に位置し、ネジ65bは長孔61bの長さ方向の中央部に位置する。このように形成すれば、メダル進入部10から黒矢印方向に進入した遊技メダルはそのまま下方間隙26に落下し側方スリット27からメダル排出部30へと転送されて白矢印方向に排出される。すなわち、進入する遊技メダルと排出される遊技メダルの表裏面の方向は変更されない。
さらに、図21(B)の状態から、上筒21を図面左回りに45度回転させると、図21(C)に示すように、ネジ65aは長孔61aのもう一方の端部に位置し、ネジ65bは長孔61bのもう一方の端部に位置する。このように形成すれば、メダル進入部10から黒矢印方向に進入した遊技メダルが、傾斜リブ53,54上を右回りに45度回転し、下方間隙26に落下して側方スリット27に転送され、メダル排出部30へと移動して白矢印方向に排出される。
このように、上筒21と下筒22の取り付け位置を適宜変更することにより、方向変換部20に進入する遊技メダルの表裏面の向きを、0度から45度の範囲で変更させて排出させることができるようになる。
なお、他の例による変換角度調整装置60の構成は上記のものに限られない。例えば、上筒21と下筒22とを上下に連結する係合部(例えば張り出し片と凹部)を設けて上筒21と下筒22を結合したうえで、長孔61又は同形状の溝を下筒22に設け、ネジ孔64を上筒21に設けてもよい。
(メダル方向変換装置1の使用例)
次に、上記構成を有するメダル方向変換装置1の使用例を、図16乃至図19に基づき説明する。ここでは、メダル方向変換装置1を、スロットマシン4に隣接して設置される遊技機用台間機3に用いた場合について述べる。
ここで、スロットマシン4は、図16に示すように、筐体及び筐体の正面側に取り付けられた前扉から形成され、正面側には回転リール(図示せず)の図柄を視認可能な図柄表示窓100が形成されている。そして、この図柄表示窓100の下方でありスロットマシン4の略中央部は、スタートスイッチやストップスイッチなどの操作手段が設けられた操作部となっており、操作部の端部には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口110が設けられている。また、スロットマシン4の下部には、払い出しメダルを貯留可能な払い出しメダル皿120が設けられている。前記メダル投入口110の下方には、遊技メダルの真贋を判断する共に投入メダルをカウントするためのメダルセレクター130が設けられている。
そして、メダル投入口110から遊技メダルを投入し、スタートスイッチの操作により回転リールを回転させ、ストップスイッチの操作により回転リールを停止させ、このとき、複数の回転リールに表示された図柄が所定の位置態様に停止すると入賞となり、所定枚数のメダルが払い出されるように形成されているものである。
遊技機用台間機3は、スロットマシン4の側面側に隣接して設置される箱型の装置であって、スロットマシン4から払い出されたメダルを、自動的にスロットマシン4のメダル投入口110に投入するためのものである。すなわち、遊技機用台間機3には、図16に示すように、メダル揚送機構2が内蔵されている。なお、特に図示しないが、遊技機用台間機3は、メダル貸し出し機として、遊技メダルを貸し出すための貸し出し口や紙幣投入口、貸し出しメダルを貯留するタンクなどを有していてもよいものである。
メダル揚送機構2は、スロットマシン4から払い出された払い出しメダルを上方に揚送し、スロットマシン4のメダル投入口110に自動的に投入するための機構である。
具体的には、メダル揚送機構2は、図16及び図17に示すように、一括投入口90、メダル送り装置70、上昇装置80を有している。そして、スロットマシン41の払い出しメダル皿120に溜まった払い出しメダルを、手にとってメダル投入口110まで移動させ一枚ずつ投入しなくとも、一括投入口90にランダムに投げ入れれば、メダル送り装置70が上昇装置80に送り出し、上昇装置80からメダル投入口110に遊技メダルが投入されるように形成されているものである。
一括投入口90は、図17に示すように、遊技機用台間機3の正面下部に設けられた上方に開口する開口部であって、図16に示すように、スロットマシン4の払い出しメダル皿120の横側に位置するように形成されている。また、一括投入口90の底部は、奥方向に下り傾斜となるよう形成されており、投入した遊技メダルが奥側に移動するようになっている。
メダル送り装置70は、図17に示すように、前記一括投入口90の奥側に設置されており、一括投入口90に投入された遊技メダルを、水平状態で一枚ずつ、上昇装置80へと送り出すためのものである。具体的には、メダル送り装置70は、上方に向けて開口する複数のメダル孔72を有する送り出し円板71(図18(A)参照)と、送り出し円板71を回転させるための駆動モータ(図示せず)を備えている。そして、遊技メダルがメダル孔72に嵌入した状態で送り出し円板71を回転させると、メダル孔72に嵌った遊技メダルはそのまま送り出し円板71と共に回転し、排出部から一枚ずつ排出されるように形成されているものである。なお、メダル送り装置70は、特に図示しないが、所定のスイッチやセンサにより作動する。メダル送り装置70により送り出された遊技メダルは、特に図示しないが、立設装置を経て上昇装置80に移送される。
ここで、立設装置は、メダル送り装置70から水平状態で送り出された遊技メダルを縦方向に起立させるためのものであり、回転アームで遊技メダルを傾斜面に沿って押し上げて起立させるものや、変形カムを用いて遊技メダルを起立させるものや、メダル受け口においては遊技メダルを水平状態に保持可能であるとともにメダル排出口に至ると遊技メダルが起立状態で排出されるようにレール底面をねじって形成した移送レールなどとすることができる。
上昇装置80は、前記立設装置により起立した遊技メダルを、起立したままの状態で上方に移送するためのものである。具体的には、図16に示すように、螺旋状の張り出し部を有するスパイラル軸81で遊技メダルを上方に移送するスクリュー式揚送機とすることができる。そして、スパイラル軸81の上端まで移送された遊技メダルは、上昇メダル排出口82から装置外に排出させるようになっているものである。
ここで、上昇メダル排出口82から排出される遊技メダルは、本実施の形態によるメダル方向変換装置1を経て、スロットマシン4のメダルセレクター4に移送されるようになっている。すなわち、図18(B)に示すように、上昇メダル排出口82とメダル方向変換装置1の受入ノズル11とが接続され、一方、スロットマシン4の側面には、図16、17に示すように、メダルセレクター130に連通する側方投入口140が設けられており、この側方投入口140と、排出ノズル31のメダル排出口33とが接続するように形成されているものである。すなわち、受入ノズル11は、遊技機用台間機3の正面から手前側に向かって設けられており、排出ノズル31は、方向変換部20から左側に向かって設けられている。具体的には、受入ノズル11に対して90度程度、スロットマシン4側に回転した方向で取り付けられている。なお、この取り付け角度は、前述したように、変換角度調整装置60により微調整することができる。
上記構成を有するメダル揚送機構2を用いてスロットマシン4に遊技メダルを投入する場合には、一括投入口90に遊技メダルをランダムに投入して、所定の駆動スイッチの操作により、あるいはセンサが遊技メダルを検知して、メダル送り装置70が作動を開始する。メダル送り装置70は投入メダルを一枚ずつに分離して上昇装置80に送り出す。
上昇装置80の作動は、メダル送り装置70の作動と同期するようになっている。そして、上昇装置80により揚送された遊技メダルは、図18(B)に示すように、遊技機用台間機3の正面から、側面を前後方向(表裏面が左右となる方向)にして、上昇メダル排出口82から排出される。そして、上昇メダル排出口82から排出された遊技メダルは、受入ノズル11を経て方向変換部20を通過し、表裏面の向きを90度程度回転させたうえ、排出ノズル31から排出される。排出ノズル31から排出された遊技メダルは、側方投入口140を経てメダルセレクター130に移送される。
なお、メダル送り装置70、上昇装置80、一括投入口90の位置関係は、適宜設定可能である(図19(A)参照)。また、上述の使用例では、方向変換角度は90度であったが、図19に示すように、45度方向変換するようにしてもよい。さらに、上記使用例では、メダル方向変換装置1がメダル揚送機構2により揚送された遊技メダルを受け入れるようにしてあったが、例えばメダル貸し出し機から払い出される遊技メダルを受け入れるように形成してもよい。また、排出ノズル31を、スロットマシン4のメダル投入口110に接続するようにしてもよい。
このように、本実施の形態によるメダル方向変換装置1を用いれば、遊技メダルを排出する排出部(上昇メダル排出口82やメダル貸し出し機の払い出し口)のメダル排出方向と、遊技メダルを受け入れる受入部(側方投入口140やメダル投入口110)のメダル受入方向とが一致していなくても、湾曲した移送通路を設けることなく遊技メダルの方向を確実かつ容易に変換することができるのである。また、上方から下方に遊技メダルを落下させることで方向変換を可能としたことから、排出部と受入部との距離が近くても対応できる。さらに、ガイド部40を有する上筒21と、傾斜部材50を有する下筒22とを分割し、両者を水平方向に回転可能に連結したことから、方向変換角度の微調整が可能となり、より対応範囲が広くなっている。
なお、本発明に係るメダル方向変換装置1は、遊技機用台間機3とスロットマシン4との間のメダル移送に用いるだけでなく、他のメダル遊技機においても、遊技メダルの方向変換に利用可能である。また、方向変換部20を一体形成し、方向変換角度が所定の角度、例えば90度や45度に固定されているものであってもよい。
本発明の実施の形態であって、メダル方向変換装置を示す分解斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル方向変換装置を示す一部断面斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル方向変換装置を示す斜視図である。 本発明の実施の形態であって、メダル方向変換装置の側面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル方向変換装置の正面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル方向変換装置の平面図である。 図4のA−A線断面図である。 図4のB−B線断面図である。 図6のC−C線断面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル方向変換装置の方向変換部の他の例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態であって、他の例による方向変換部の平面図である。 図11のD−D線断面図である。 図11のE−E線断面図である。 図13のF−F線断面図である。 図13のG−G線断面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシン及び遊技機用台間機の外観正面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシン及び遊技機用台間機の平面図である。 本発明の実施の形態であって、メダル方向変換装置をメダル揚送機構に取り付けた状態を示す図である。 本発明の実施の形態であって、メダル方向変換装置をメダル揚送機構に取り付けた状態を示す図である。 本発明の実施の形態であって、変換角度調整装置60の作用を示す概略図である。 本発明の実施の形態であって、他の例による変換角度調整装置60の作用を示す概略図である。
符号の説明
1 メダル方向変換装置 2 メダル揚送機構
3 遊技機用台間機 4 スロットマシン
10 メダル進入部 11 受入ノズル
12 メダル受入口 13 メダル排出口
20 方向変換部 21 上筒(筒体)
22 下筒(筒体) 23 上方スリット(受入開口)
24 落下スリット(落下間隙) 25 上方間隙
26 下方間隙(落下間隙) 27 側方スリット
30 メダル排出部 31 排出ノズル
32 メダル受入口 33 メダル排出口
40 ガイド部 40A,40B ガイド突起
41 先端部 42 切り欠き
50 傾斜部材 51 傾斜ブロック
52 傾斜ブロック 53 傾斜リブ
54 傾斜リブ
60 変換角度調整装置 61 長孔
62 孔 63 係止ピン
64 ネジ孔 65 ネジ
70 メダル送り装置 71 送り出し円板
72 メダル孔
80 上昇装置 81 スパイラル軸
82 上昇メダル排出口
90 一括投入口
100 図柄表示窓 110 メダル投入口
120 払い出しメダル皿 130 メダルセレクター
140 側方投入口 M 遊技メダル

Claims (2)

  1. 遊技メダルが起立状態で上方から下方に通過可能なメダル方向変換装置であって、
    遊技メダルを受け入れるためのメダル進入部と、前記メダル進入部から進入した遊技メダルの表裏面の方向を変化させるための方向変換部と、前記方向変換部により方向変換した遊技メダルを装置外に排出するためのメダル排出部とを備え、
    前記方向変換部は、
    上部に遊技メダルを上方から受け入れる受入開口を有し、遊技メダルの直径よりも大きい内径を有する筒体と、
    前記筒体の内周から前記受入開口の垂直中心軸に向かって突出し、ほぼメダル厚の間隙をあけて相対向する一対のガイド突起と、
    前記ガイド突起の下方に設けられ、ほぼメダル厚の幅を有し前記メダル排出部と連通する落下間隙を形成するとともに、前記落下間隙を挟んで対称な傾斜面を有する少なくとも一対の傾斜部材とを有し、
    前記傾斜部材は、前記落下間隙の幅方向が、前記メダル進入部から進入する遊技メダルの表裏面の方向と一致しない方向となる位置に配置されるとともに、遊技メダルの表裏面が前記ガイド突起の間に挟持された状態で、遊技メダルの下端部が前記対称な傾斜面の双方に当接可能な高さ位置に設けられ、
    前記傾斜面は、遊技メダルの下端部が当接したときに、遊技メダルの表裏面側から見て一方の当接部が下り傾斜となり他方の当接部が上り傾斜となるように形成されていることを特徴とするメダル方向変換装置。
  2. 前記方向変換部は、前記筒体として、前記ガイド突起を有する上筒と、この上筒の下方に取り付けられ前記傾斜部材を有する下筒とを備えるとともに、前記上筒及び下筒を垂直中心軸を中心に回転可能に連結する変換角度調整装置を備えていることを特徴とする請求項1記載のメダル方向変換装置。
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