JP2005244495A - データ伝送システムにおける無線フレームの利用方法 - Google Patents

データ伝送システムにおける無線フレームの利用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基地局と複数の加入者局との間で一定帯域の無線フレームにより双方向データ通信を行う際に、無線フレームの帯域を無駄なく使用する。
【解決手段】基地局が、加入者局数決定過程により決定した送信権を与える加入者局数に応じて、スロット要求領域TS14のタイムスロットの数を可変させて決定し、割当過程において、スロット要求領域TS14として使用しないタイムスロットを無線フレームのデータ領域TS15、TS12に割り当てる。このようにすれば、電源がオフ状態になっている加入者局等、割り当てても意味のない加入者局にタイムスロットの送信権が割り当てられることがなくなり、無線フレームの帯域を効率良く活用できる。
【選択図】図2

Description

この発明は、一の基地局と多数の加入者局との間で無線により双方向データ通信を行うデータ伝送システムにおける無線フレームの利用方法に関する。
例えばイーサネット(登録商標)等の通信方式に利用される可変長のランダムに発生するデータを、固定長のパケットに分割しタイムスロットとして一定周期の無線フレーム(一定帯域の無線フレーム)に組み込み、単一の基地局と複数の加入者局間、いわゆるP−MP(Point to Multi-Point)型で無線伝送するデータ伝送システムにおいては、一無線フレーム中、加入者局から基地局への上り回線領域に所定個(N個とする。)のタイムスロットがスロット要求領域として割り当てられている(特許文献1及び特許文献2参照)。
この場合、基地局は、一無線フレーム中、下りヘッダ領域のスロット割当領域を使用して、各加入者局へスロット要求領域中のタイムスロットの送信権をラウンドロビン方式で一律に割り当てるようにしている。
特開2003−235073号(図2) 特開2003−234715号(図13)
ところが、各加入者局へスロット要求領域中のタイムスロットの送信権をラウンドロビン方式で一律に割り当てた場合には、例えば電源がオフ状態になっている加入者局等、割り当てても意味のない加入者局にもタイムスロットの送信権が割り当てられることとなり、無線フレームの帯域が無駄に使用されてしまうという問題がある。
この発明は、このような課題を考慮してなされたものであって、無線フレームの帯域を効率的に利用することを可能とするデータ伝送システムにおける無線フレームの利用方法を提供することを目的とする。
この発明のデータ伝送システムにおける無線フレームの利用方法は、基地局と複数の加入者局との間で一定帯域の無線フレームにより双方向データ通信を行うデータ伝送システムにおける無線フレームの利用方法において、基地局が、無線フレームのスロット要求領域のタイムスロットの送信権を与える加入者局数を決定する加入者局数決定過程と、決定した加入者局数に応じて前記スロット要求領域のタイムスロット数を可変にして決定するスロット要求領域タイムスロット数決定過程と、前記スロット要求領域として使用しなくなったタイムスロットを前記無線フレームのデータ領域に割り当てる割当過程とを有することを特徴とする(請求項1記載の発明)。
この発明によれば、基地局が、加入者局数決定過程により決定した送信権を与える加入者局数に応じて、スロット要求領域タイムスロット決定数過程により、スロット要求領域のタイムスロットの数を可変させて決定し、割当過程において、スロット要求領域として使用しなくなったタイムスロットを無線フレームのデータ領域に割り当てるようにしているので、スロット要求領域のタイムスロット数を必要な数に設定することができ、その分、1無線フレーム中のデータ領域のタイムスロットの数を増加させることができるので、無線フレームの帯域を無駄なく効率的に使用することができる。
この場合、前記加入者局数決定過程では、前記加入者局数を、各加入局と認証プロセスを行い、認証が確立した(データ伝送が許可された)加入者局の数に決定することで、認証が確立していない加入者局にスロット要求領域のタイムスロットを割り当てることを原因とする帯域の無駄な使用を回避することができる(請求項2記載の発明)。
また、前記スロット要求領域タイムスロット数決定過程では、決定されるスロット要求領域のタイムスロットの数に下限値を設けることで、必要最小限の処理時間が確保され、上限値を設けることで、伝送帯域の最低保証値を確保することができる(請求項3記載の発明)。
また、請求項2記載の発明において、前記加入者局数決定過程では、さらに、認証が確立している加入者局に対して運用確認し、認証が確立していない加入者局に対して認証プロセスを行い、加入者局数を更新する過程を含むようにすることで、リアルタイムに、スロット要求領域のタイムスロットの数の必要数を把握することができ、無線帯域の利用効率を常時高い値に保持することができる(請求項4記載の発明)。
さらに、前記割当過程の後、決定したスロット要求領域タイムスロット数に関する割当情報を、送信権を与える加入者局に通知するスロット割当情報通知過程を有することで、直ちに、送信権を与える加入者局に通知することができる(請求項5記載の発明)。
前記スロット割当情報通知過程は、無線フレーム中、下り回線領域のヘッダ領域に設けたスロット割当領域を利用して行うことができる(請求項6記載の発明)。
この発明によれば、スロット要求領域のタイムスロット数を管理し、無駄のないように増減しているので、無線フレームの帯域を効率的に利用することができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態に係る無線フレームの利用方法を実施するデータ伝送システムの例としての無線通信システム10の全体的な構成を示している。
この無線通信システム10は、複数の加入者に対して固定無線アクセスサービスを提供するP−MP(Point to Multi-Point)型として用いられる。
そして、この無線通信システム10は、基本的には、建物あるいは電柱等に固定された基地局11と、固定された基地局11に対してそれぞれ無線回線の伝送路15(1)〜15(3)(代表して伝送路15という。)を介して双方向通信が可能とされる会社内あるいは家庭内等に配される複数の加入者局21(1)〜21(3)(代表して加入者局21という。)とから構成される。
無線回線の伝送路15は、基地局11のアンテナ12と、複数の加入者局21のアンテナ22(1)〜22(3)(代表してアンテナ22という。)間の無線通信を通じて確立される。
加入者局21は、それぞれパーソナルコンピュータ等の端末20(1)〜20(3)(代表して端末20という。)に有線または無線で接続されている。各端末20と各加入者局21とは一体的な構成とすることができる。一方、基地局11は、主に有線で、ネットワーク13を介して前記の端末20(1)〜20(3)のそれぞれの対向機器14(1)〜14(3)(代表して対向機器14という。)に接続されている。
各加入者局21は、無線回線及び基地局11を介してネットワーク13にアクセスすることができる。なお、ネットワーク13としては、WWW(World Wide Web)サーバ等の対向機器14に接続されたIP(Internet Protocol)網等を使用することができる。なお、対向機器14としては、サーバに限らず、ネットワーク13を介してあるいは直接、図示しない他の基地局を介して接続される該他の基地局の加入者局(図示していない。)も含まれる。したがって、例えば、加入者局21(2)に対して、加入者局21(1)及び加入者局21(3)も対向機器になる場合も含まれる。
基地局11と複数の加入者局21との間の通信には、TDD/TDMA方式を採用する双方向の通信が可能である。この場合、基地局11と複数の加入者局21との間には、共通の無線周波数、たとえば26[GHz]帯が割り当てられ、使用するタイムスロットの違いにより効率的な通信が可能である。
なお、基地局11と複数の加入者局21との間の通信には、TDD/TDMA方式に代替して、後述するFDD/TDMA方式を採用することができる。なお、TDD/TDMA方式あるいはFDD/TDMA方式のいずれの場合においても、下り方向は、TDM(Time Division Multiplex)方式とされ、上り方向はTDMA方式とされる。
図2は、複数の加入者局21と基地局11との間での通信を行うためのTDD方式による一定帯域の無線フレーム(1無線フレーム)の構成を示している。1無線フレームの周期は、1〜10[ms]程度のうち、固定の周期、たとえば1[ms]等に選択される。もちろん、1無線フレームの周期は、ハードウエア等との関係において、より短い周期あるいはより長い周期を選択することも可能である。なお、この固定周期の1無線フレームのフレームと可変長のイーサネット(登録商標)フレーム(イーサフレームという)等のフレームとは異なるものである。この実施形態において、1無線フレームの帯域は、変調方式がQPSKの場合には、40[Mbps]、16QAMの場合には80[Mbbs]になる。
1無線フレームは、下り回線領域と上り回線領域とガードタイムTS16とから構成される。下り回線領域は、下りヘッダ領域TS11と下りデータ領域TS12を含む。上り回線領域は、基地局11と各加入者局21間の伝搬遅延の計測及び認証プロセスに係るコマンド等のための時間帯であるDMF(Delay Measurement Frame)領域TS13とスロット要求領域TS14と上りデータ領域TS15とを含む。
1無線フレームの下り回線領域中、下りヘッダ領域TS11は、1無線フレーム毎の受信同期信号を生成するためのプリアンブル領域TS17と、基地局番号領域TS18と、フレーム位置指定領域TS19と、DMF送信許可及び認証プロセス等に係るコマンド等の制御コマンドを含むコマンド領域TS20と、スロット割当領域TS21とから構成されている。
1無線フレームの下り回線領域中、下りデータ領域TS12は、複数のタイムスロットに分割されており、それぞれに、下り固定長パケット(単に、パケットともいう。)Pdが割り当てられる。各下り固定長パケットPdは、加入者局番号Pd1、隣接パケット有無情報等の制御情報Pd2、実際のデータである固定長データPd3、及び誤り検出符号Pd4から構成されている。
1無線フレームの上り回線領域中、上りデータ領域TS15は、複数のタイムスロットに分割されており、それぞれに上り固定長パケット(単に、パケットともいう。)Puが割り当てられる。各上り固定長パケットPuは、ガードタイムPu1、プリアンブルPu2、加入者局番号Pu3、隣接パケット有無情報等を含む制御情報Pu4、実際のデータである固定長データPu5、及び誤り検出符号Pu6から構成されている。
なお、上下データ領域TS12、TS15の構成は、TDD/TDMA方式とFDD/TDMA方式とで共通である。
1個の下り固定長パケットPdあるいは1個の上り固定長パケットPuのデータ長は、たとえば64バイトあるいは128バイトに選択される。
この実施形態において、1無線フレームは、一定帯域(固定帯域、一定時間、一定長さ)であり、1無線フレーム中、下りヘッダ領域TS11、DMF領域TS13及びガードタイムTS16は、固定長とされているが、下りデータ領域TS12のタイムスロット数、上りデータ領域TS15のタイムスロット数及びスロット要求領域TS14のタイムスロット数は、後述するように所定の条件下に増減する(可変する)ように構成されている。
なお、スロット要求領域TS14のタイムスロット数Nは、標準(デフォルト)でたとえば24個となっており、可変できるタイムスロット数Nの下限値がA個、タイムスロット数Nの上限値がB個になっている。下限値Aは、たとえば、正常に伝送を行うための符号化変調方式上のハードウエアの動作時間あるいはソフトウエアの実行時間等の必要最小限の時間が確保されるような伝送時間に決定され、上限値Bは、1無線フレーム中のデータ伝送帯域の仕様最小値を下回らないように、すなわちデータ伝送帯域の最低保証値を確保するために決定される。
図3は、例としての各加入者局21の構成を示している。加入者局21は、基本的には、アンテナ22と、高周波回路32と、該高周波回路32と端末20に接続される通信制御回路33とから構成されている。
高周波回路32は、受信機41と、送信機42と、該送受信機41、42とアンテナ22との間に配される切替スイッチ43とを有している。
高周波回路32の送信機42は、通信制御回路33から供給される中間周波数の信号を、内蔵する混合器により無線周波数の信号に周波数変換するとともに、無線周波数の高周波信号を、内蔵する電力増幅器で電力増幅し、切替スイッチ43を介してアンテナ22に供給する。
また、高周波回路32の受信機41は、アンテナ22で受信した無線周波数の高周波信号(無線フレームの変調信号)を切替スイッチ43を介して入力し、内蔵された低雑音増幅器で増幅した後、内蔵する混合器により中間周波数の無線フレームに周波数変換して通信制御回路33の変復調回路51に供給する。
変復調回路51を構成する復調部は、受信機41により受信した無線フレーム中の下り回線領域のデータをA/D変換器(不図示)及びPSK復調器・QAM復調器(不図示)により復調して下り固定長パケットPdをTDD−TDM/TDMA制御回路(以下、TDD/TDMA制御回路という。)52に供給する。
なお、変復調回路51により復調された下り固定長パケットPdを、以下、受信パケット(下り固定長パケット)Pdという。
また、変復調回路51を構成する変調部は、TDD/TDMA制御回路52から供給される無線フレーム中の上り回線領域のデータをD/A変換器(不図示)及びPSK変調器・QAM変調器(不図示)を利用して変調し送信機42に供給する。
通信制御回路33は、変復調回路51及びTDD/TDMA制御回路52の他、端末20に接続される通信インタフェース回路53、下り受信バッファ61、上り送信バッファ62、認証管理部202及びパケット数計測部63を備えている。
パケット数計測部63は、上り送信バッファ62に蓄積されたパケット数を1無線フレームの周期毎に周期的に計測し、これをスロット要求71の情報としてTDD/TDMA制御回路52に伝達する。このスロット要求71の情報は、当該加入者局21に後述する送信権が与えられているとき、TDD/TDMA制御回路52から図2の1無線フレームのスロット要求領域TS14の割り当てられたタイムスロットの時間帯で変復調回路51、送信機42、切替スイッチ43及びアンテナ22を通じて基地局11に通知される。
加入者局21の認証管理部202は、基地局11との認証プロセス(認証処理)に係るコマンド・レスポンスの送受及び認証結果に基づく処理を行う。認証管理部202における認証プロセスの内容は、基地局11から送信された認証要求に応答する認証応答(パスワードと加入者局名)の送信と、この認証応答を受信した基地局11から送信される認証確立通知に応答する確認応答の送信である。
認証結果に基づく処理として、認証管理部202は、この認証確立通知の受信時に認証確立を認識し、上り送信バッファ62に対してリセット指示を供給して、上り送信バッファ62をクリアする。この後、認証が確立し、かつ上りデータ領域TS15のタイムスロットが割り当てられた加入者局21から基地局11に対する上り方向のデータ伝送が開始される。
図4は、例としての基地局11の構成を示している。基地局11は、基本的には、アンテナ12と、高周波回路132と、該高周波回路132とネットワーク13に接続される通信制御回路34とから構成されている。
高周波回路132の構成及び作用は、図3に示した加入者局21の高周波回路32と同等である。
通信制御回路34は、変復調回路151、TDD−TDM/TDMA(TDD/TDMA)制御回路152、ネットワーク13に接続される通信インタフェース回路153、スロット割当部54、上り加入者局毎受信バッファ64、下り加入者局毎送信バッファ65、パケット数計測部66、認証管理部302及び加入者局監視情報テーブル(認証可否テーブル)304を備えている。
図5に示すように、加入者局監視情報テーブル304は、加入者局21を特定する加入者局番号に対応するアドレス部304aと、監視情報が格納されるデータ部304bとから構成されている。データ部304bに「認証(認証確立、データ伝送可)」または「認証断(データ伝送不可)」を示すフラグが書き込まれている。データ部304bの中の「認証」となっているフラグの数を数えることで、現在の認証(データ伝送が許可された)加入者局数Mを抽出(算出)することができる。
パケット数計測部66は、下り加入者局毎送信バッファ65に蓄積された加入者局21毎のパケット数を1無線フレームの周期毎に周期的に計測し、これをスロット割当部54に伝達する。TDD/TDMA制御回路152は、図2の1無線フレームのスロット要求領域TS14の時間帯で通知された各加入者局21のスロット要求71の情報を抽出し、スロット割当部54に伝達する。
スロット割当部54は、認証管理部302からの認証更新通知により認証が確立している(単に、認証しているともいう。)加入者局21毎のパケット数、スロット要求71、及び加入者局監視情報テーブル304から抽出した認証加入者局数(認証が確立している加入者局数)Mの情報に基づいて、スロット割当72の情報を決定し、TDD/TDMA制御回路152に通知する。
各加入者局21に対する、上り方向の上りデータ領域TS15のタイムスロットの割当(割当パケット数という。)及びスロット要求領域TS14のタイムスロットの割当は、図2の1無線フレーム内のスロット割当領域TS21の時間帯において通知される。
基地局11の認証管理部302は、各加入者局21との認証プロセス(認証処理)と認証結果に基づく処理、及び加入者局21との運用確認と運用確認結果に基づく処理を行う。認証管理部302における認証プロセスシーケンスの内容には、加入者局21に対する認証要求(REQ)、すなわちコマンドの送信と、この認証要求(REQ)を受信した加入者局21から送信される認証応答ANS(パスワードと加入者局名)、すなわちレスポンスの内容の判断と、基地局11において認証応答ANSの内容が有効であると判断したときの認証確立通知(APP)の送信が含まれる。
また、運用確認シーケンスの内容には、認証確立通知(APP)の送信後、基地局11から加入者局21に対して、正常動作中であれば所定の確認応答(ACK)を送信せよとのコマンド、すなわち運用確認(CONfirmation)を送信し、加入者局21から送信された正常動作中であることを示す確認応答(ACK)を基地局11において確認することが含まれる。
なお、認証プロセスシーケンスあるいは運用確認シーケンスにおいて、加入者局21からの認証応答ANSあるいは確認応答(ACK)を基地局11において検出できなかった場合、無応答状態(NANS)とみなされる。
実際上、認証プロセスシーケンス結果及び運用確認シーケンス結果に基づき、認証管理部302は、認証応答ANSの内容が有効であると判断したとき及び無応答状態(NANS)を認識したとき、認証状態が変更されたことを示す認証更新通知をスロット割当部54に供給するとともに加入者局監視情報テーブル304のデータ部304bの内容を更新する。
認証更新通知を受け取ったとき、スロット割当部54は、認証の確立した加入者局21の下り加入者局毎送信バッファ65に対してリセット指示を供給して、該当する下り加入者局毎送信バッファ65をクリアし、さらに、上述したスロット要求71及び加入者局監視情報テーブル304の参照結果の認証加入者数Mに基づきスロット割当72をTDD/TDMA制御回路152に通知する。
この後、基地局11は、認証の確立している加入者局21とのデータ伝送を開始する。なお、認証の確立した加入者局21の下り加入者局毎送信バッファ65に対するリセット指示は、スロット割当部54からではなく、認証管理部302から直接供給することもできる。
この発明の一実施形態が適用された無線通信システム10は、基本的には、以上のように構成されるものであり、次に、この実施形態の理解を容易にするために、まず、認証管理部202、302による認証プロセスと運用確認処理、及びスロット割当部54によるスロット割当処理を省略した概括的な全体動作を説明し、次に、認証管理部202、302による認証プロセスと運用確認処理、及びスロット割当部54による詳細動作の順で説明する。
なお、スロット割当部54によるスロット割当動作としては、この発明に係るスロット要求領域TS14のタイムスロット数の割当動作、及び一般的な技術に係るデータ領域TS12、TS15のタイムスロットの割当動作、いわゆるスケジューリング動作が含まれるが、この一般的な技術に係るスロット割当動作は繁雑であり、例えば特許文献2に記載されているので、ここでは詳しく説明しない。
概括的な全体動作
端末20から対向機器14に対してデータを伝送しようとするとき、端末20から加入者局21に供給されるイーサフレームのようなランダムに発生する可変長のデータが、加入者局21の通信インタフェース回路53で、上り固定長パケットPuに分割される。このとき、通信インタフェース回路53で、さらに、各上り固定長パケットPuに隣接パケット有無情報等の再合成情報を含む制御情報Pu4や誤り検出符号Pu6等が付加されて、上り送信バッファ62に一旦蓄積される。
各上り固定長パケットPuは、加入者局21からの、上り送信バッファ62の蓄積量に基づくスロット要求71に応じた基地局11からのスロット割当領域TS21の内容によりスロットが割り当てられ、TDD/TDM制御回路52、変復調回路51、高周波回路32、アンテナ22及び無線回線の伝送路を通じて送信側装置として機能する各加入者局21から送信される。
受信側装置として機能する基地局11側で、アンテナ12、高周波回路132、変復調回路151、TDD/TDMA制御回路152を通じて受信された各上り固定長パケットPuは、一旦、上り加入者局毎受信バッファ64に格納され、制御情報Pu4等を基に、通信インタフェース回路153で再合成され、さらにパケットの欠落の有無が検出され、パケットの欠落がなかった場合には、再合成されたフレームがデータとしてネットワーク13を通じて対向機器14に出力される。
その一方、対向機器14から端末20に対してデータを伝送しようとするとき、対向機器14からネットワーク13を通じて基地局11に供給されるデータについても同様であるが、この場合、送信側装置として機能する基地局11の通信インタフェース回路153により、下り固定長パケットPdに分割され、その際、各下り固定長パケットPdに隣接パケット有無情報等の再合成情報が制御情報Pd2として付加され、下り加入者局毎送信バッファ65、TDD/TDMA制御回路152、変復調回路151、高周波回路132、アンテナ12、無線回線としての伝送路を通じて受信側装置として機能する加入者局21に送信され、該加入者局21の下り受信バッファ61に一旦蓄積される。
受信され蓄積された下り固定長パケットPdは、該当する加入者局21の通信インタフェース回路53で制御情報Pd2に基づいて再合成され、パケットの欠落の有無が検出され、パケットの欠落がなかった場合には端末20に伝送される。
以上の説明が、無線通信システム10の概括的な全体動作の説明である。
次に、認証管理部202、302による認証プロセスと運用確認処理の詳細動作、及びスロット割当部54によるスロット要求領域TS14のタイムスロットの割当処理の詳細動作について、図6のフローチャート及び図7のシーケンスチャートをも参照して説明する。
フローチャート中、認証管理部202、302に係るステップS1のコマンド・レスポンス処理及びステップS2の認証確立または認証断の検出処理は、1無線フレーム毎、あるいは複数フレーム毎に行われる処理であり、ステップS3〜ステップS12の処理は、ステップS2の判断が成立したときに前記の1無線フレームの間にあるいは複数フレームの間に行われるスロット割当部54の処理である。なお、ステップS1のコマンド・レスポンス処理は、基地局11側からのコマンド領域TS20と加入者局側からのDMF領域TS13を利用して行われる。
ステップS1のコマンド・レスポンス処理では、基地局11のシーケンスAにおいて、たとえば、認証断となっている加入者局21に対して、基地局11の認証管理部302(以下、繁雑となるので、単に基地局11または基地局認証管理部302ともいう。)は、認証が確立していない加入者局21に対してコマンド領域TS20を利用して認証要求(REQ)のコマンドを送信する。
次に、加入者局21のシーケンスBにおいて、ある加入者局21の電源がオフからオンになるものとする。このとき、電源がオンになった加入者局21の認証管理部202(以下、繁雑となるので、単に加入者局21または加入者局認証管理部202ともいう。)が基地局11から認証要求(REQ)を受信すると、この認証要求(REQ)に対してDMF領域TS13で認証応答(ANS)のレスポンスを返信することで、認証プロセスが行われる。この認証応答(ANS)では、上述したように、その加入者局21の認証管理部202から加入者局名、すなわち加入者局番号とパスワードが認証応答の内容として送信される。
次いで、基地局11のシーケンスCにおいて、基地局11が加入者局21から認証応答を受信すると(ステップS1)、ステップS2において、パスワードが有効かどうかを確認し有効であると判断したとき、基地局11は、加入者局番号に対応する対象加入者局21の認証が確立したと判断し(ステップS2「肯定」)、対象加入者局21へ認証確立通知(APP)を送信する。対象加入者局21では、この認証確立通知(APP)を受け取ったとき、確認応答(ACK)を基地局11に対して送信することで、運用中の状態となる。なお、認証プロセス中の基地局11と加入者局21間で通信するデータの内容や回数は、通常、無線通信システム10毎に異なる。
認証が確立した時点で、認証が確立した対象加入者局21に対するデータ伝送が可能な状態となるが、このまま何もしないで下り回線領域を使用して伝送路15上へのデータ伝送を開始すると、たとえば基地局11のシーケンスAの時点から、対象加入者局21用の下り加入者局毎送信バッファ65に滞留されていたデータを伝送路15上に送信してしまうことになる。
そこで、この不都合を回避するために、対象加入者局21に対して認証確立通知を判断したシーケンスCの時点で、認証管理部302は、スロット割当部54にスロットの割り当てを開始するように指示するとともにTDD/TDMA制御回路152に送信を開始してもよい旨のコマンドを送る。このとき、スロット割当部54は、リセット指示により、対象加入者局21の下り加入者局毎送信バッファ65をクリアする。クリアした後、スロット割当部54は、スロット要求領域TS14からのスロット割当要求に応じて上りデータ領域TS15のスロットの割り当てを行う。
実際には、このスロット割り当ての前に、基地局11の認証管理部302は、ステップS3において、加入者局監視情報テーブル304中、認証状態が変化した加入者局21に対応したアドレス部304aのデータ部304bの監視情報である「認証」または「認証断」を示すフラグを更新する。
このとき、ステップS4において、認証管理部302は、加入者局監視情報テーブル304が更新されたこと、すなわち認証更新をスロット割当部54に通知する。
次いで、スロット割当部54は、スロット要求領域TS14のタイムスロット数Nの値を決定する。
この場合、まず、ステップS5において、スロット割当部54は、更新された加入者局監視情報テーブル304を参照し、アドレス部304aが1〜X番目の全ての加入者局21について、そのデータ部304bが「認証」を示している加入者局数Mを算出する。すなわち、1無線フレーム中、スロット要求領域TS14のタイムスロットの送信権を与える加入者局数Mを決定する(加入者局数決定過程)。
次いで、スロット割当部54は、決定した加入者局数Mに応じて、ステップS6〜ステップS10において、スロット要求領域TS14のタイムスロット数N、すなわち、必要十分なタイムスロット数Nを決定する(スロット要求領域タイムスロット数決定過程)。
具体的には、決定した加入者局数Mが、上述した下限値A以上であって上限値B未満の場合には(ステップS6「否定」)、ステップS8に示すように、スロット要求領域TS14のタイムスロット数Nを、決定した加入者局数Mに設定する(N=M)。また、決定した加入者局数Mが、下限値A未満の場合には(ステップS6「否定」→ステップS7「肯定」)、動作確保のため、ステップS9に示すように、スロット要求領域TS14のタイムスロット数Nを、下限値Aに設定する(N=A)。さらに、決定した加入者局数Mが、上限値B以上の場合には(ステップS6「否定」→ステップS7「否定」)、ステップS10に示すように、最低保証伝送帯域の確保のため、上限値Bに設定する(N=M)。
次に、ステップS11において、スロット割当部54は、スロット要求領域TS14の決定したタイムスロット数N、又はこのタイムスロット数Nに相当する情報、換言すれば、決定したタイムスロット数Nに関する割り当て情報を下りヘッダ領域TS11のスロット割当領域TS21に挿入し、送信権を与える加入者局21に無線フレームで通知する(スロット割当情報通知過程)。
次いで、ステップS12において、基地局11のTDD/TDMA制御回路152及び加入者局21のTDD/TDMA制御回路52により、この下りヘッダ領域TS11のスロット割当領域TS21の通知内容に従いスロット要求領域TS14の制御を行う。
上記のシーケンスDにおいて、加入者局21が認証確立を認識すると伝送路15上へデータ伝送が可能な状態となる。しかし、何もしないでこのままデータ伝送を開始すると、加入者局21の認証確立時点までに上り送信バッファ62に滞留していたデータを伝送路に送信してしまうことになる。
そこで、この不都合を回避するために、認証の確立を判断したシーケンスDの時点で対象加入者局21の認証管理部202は、自身の上り送信バッファ62をクリアし、クリアした後、伝送路15上へデータを送信してもよいとのコマンドをTDD/TDMA制御回路52に通知する。その後、TDD/TDMA制御回路52の制御下に伝送路に対するデータの送受信が開始される。
以下、送信権の与えられた加入者局21からのスロット要求71及び下り加入者局毎送信バッファ65のパケット数計測部66により計測されたパケット数に基づきスケジューリングがなされ、スロット割当72がTDD/TDMA制御回路152に供給されることで、認証の確立した加入者局21に対する双方向通信が行われる。
この場合、認証の確立した加入者局21に、利用可能な全てのタイムスロット(下りデータ領域TS12と、スロット要求領域TS14中、スロット要求領域として利用しなくなり、上りデータ領域TS15の上り固定長パケットPuとされたタイムスロットと、もともと割り当てられていた上りデータ領域TS15のタイムスロット)を割り当てることができる。この後、TDD/TDMA制御回路152の制御下に伝送路に対するデータの送受信が開始される。
このようにシーケンスC以降で運用がなされ、運用中には、基地局11から、1無線フレームの周期で、コマンド領域TS20により加入者局21に対して、運用確認(CON)が送信され、対象加入者局21から確認応答(ACK)を得ることで、無線通信システム10が運用中とされる(ステップS1→ステップS2「否定」→ステップS1が繰り返えされる。)。
しかし、運用中のシーケンスE(時点E)において、基地局11から運用確認(CON)を送信した際に、シーケンスF(時点F)において、加入者局21の電源がオンからオフにされたり、降雨、降雪等の天候状態による伝送路の瞬断あるいは一定期間の切断、または、鳥や洗濯物等の電波障害物等による伝送路の瞬断あるいは一定期間の切断により伝送路が遮断されると、加入者局21からの応答がなくなる。すなわち、基地局11からのコマンドは加入者局21に届いたが、このコマンドに対して加入者局21が無応答の状態(NANS)、あるいは基地局11からのコマンドが加入者局21に届かない状態になる。
シーケンスG(時点G)において、基地局11は、加入者局21からの応答がなかった場合、さらに所定回数運用確認を行っても応答がなかった場合に加入者局21の認証が断になったと判断する(ステップS2「肯定」)。なお、所定回数は、伝送路品質条件、運用確認周期、サービス品質条件等を考慮した所望の回数に決定することができる。認証が断になったと判断した後は、加入者局21に対して、再び、認証プロセスが行われ、認証応答(ANS)が返信されるまで認証要求(REQ)を送信し続ける(ステップS1→ステップS2「否定」→ステップS1が繰り返えされる。)。
次に、シーケンスH(時点H)において、加入者局21の電源がオフからオンあるいは伝送路の遮断が回復するものとする。
この場合、上記の加入者局21のシーケンスBと同様に、電源がオンになった加入者局21が基地局11から認証要求(REQ)を受信すると、この認証要求(REQ)に対して認証応答(ANS)を返信することで、上述した認証プロセスが開始され、認証が確立していない加入者局21に対する認証プロセスが行われる。
この場合、基地局11は、シーケンスI(時点I)において、シーケンスCと同様に、認証応答(ANS)の内容が有効であると判断したとき、対象加入者局21へ認証確立通知(APP)を送信し、シーケンスJにおいて、加入者局21から確認応答(ACK)を受信することで再び、その対象加入者局21と運用中の状態にされる。
このように上述した実施形態によれば、認証が確立している加入者局21に対して運用確認し、認証が確立していない加入者局21に対して認証プロセスを行うようにしているので、リアルタイムに加入者局数Mを更新することができる。そして、この加入者局数Mに応じてスロット要求領域TS14のタイムスロットを増減するようにしているので、無線フレームの帯域が無駄に使用されることがなく、無線フレームの帯域を効率的に利用することができる。
以上の説明が、TDD方式における認証プロセス、運用確認処理及びスロット要求領域TS14のタイムスロット割当処理の詳細動作である。
なお、この実施形態はFDD方式にも適用することが可能でありFDD方式では、加入者局21では、TDD/TDMA制御回路52及び切替スイッチ43がそれぞれ、FDD−TDM/TDMA制御回路及びダイプレクサに置換され、基地局11では、TDD/TDMA制御回路152及び切替スイッチ143がそれぞれ、FDD−TDM/TDMA制御回路及びダイプレクサに置換される構成とされる(特許文献2の図10、図11)。
図8は、FDD方式の無線フレームの構成を示している。FDD方式は、周波数多重であるので、上り方向と下り方向で異なる無線周波数が用いられる。そのため、上記したように、TDD方式の高周波回路32、132を構成する切替スイッチ43、143がそれぞれFDD方式ではそれぞれダイプレクサに代替される。ダイプレクサは、周知のように、受信周波数用のバンドパスフィルタと送信周波数用のバンドパスフィルタから構成され、それぞれ、送信機42、142からの出力信号をアンテナ12、22側に導いて送信させ、アンテナ12、22で受信した信号を受信機41、141側に導く作用を行う。
一方、無線フレームは、図2と図8を参照すれば明らかなように、TDD方式では、下り回線と上り回線とが同一周波数を使用して、時間軸上に直列的に分割されているのに対し、FDD方式では、下り回線と上り回線に対して異なる周波数を割り当て、時間軸上は並列的に構成されている。
なお、図8に示す下り無線フレーム中の下りデータ領域は、図2の下りデータ領域TS12に示す下り固定長パケットPdと同一の構成となっている。
同様に、図8に示す上り無線フレーム中の上りデータ領域は、図2の上りデータ領域TS15に示す上り固定長パケットPuと同一の構成となっている。
このため、FDD方式においても、TDD方式と同様に、図6のフローチャート及び図7に示すシーケンスに基づく、同様の処理を行うことができる。
以上説明したように、上述した実施形態は、基地局11と、複数の加入者局21との間で一定帯域の無線フレームにより双方向データ通信を行うデータ伝送システムである無線通信システム10に適用される。
この場合、基地局11が、加入者局数決定過程(ステップS5)により決定した送信権を与える加入者局数Mに応じて、スロット要求領域タイムスロット決定数過程(ステップS6〜ステップS11)により、スロット要求領域TS14のタイムスロットの数を可変させて決定し、割当過程(ステップS6〜ステップS10)において、スロット要求領域TS14として使用しなくなったタイムスロットを無線フレームのデータ領域(無線フレーム中の下りデータ領域TS12あるいは上りデータ領域TS15)に割り当てるようにしているので、スロット要求領域TS14のタイムスロット数を必要十分な最小限の数に設定することができ、その分、1無線フレーム中のデータ領域のタイムスロットの数を増加させることができ、結果として、無線フレームの帯域を無駄なく効率的に使用することができる。
一例として、スロット要求領域TS14のタイムスロット数Nが、24個の標準状態から、下限値A個、たとえば2個となった場合、22個分のタイムスロットをデータ領域として割り当てることができるので、1ms長の無線フレームでは、スロット要求領域TS14のタイムスロット長が192[シンボル]であるので、データ領域に割り当て可能なシンボル数は、22[個]×192[シンボル]=4224[シンボル]になる。これをQPSK変調方式のデータに割り当てた場合には、4224[シンボル]×2[ビット]/1[ms]≒8.5[Mbps]分、16QAM変調方式のデータに割り当てると4224[シンボル]×4[ビット]/1[ms]≒17[Mbps]分、それぞれ、データ領域の帯域を拡張することができる。
この発明は、上述した実施形態に限らず、たとえば伝送回線として無線回線ではなく、基地局と加入者局との間が光ファイバで接続された双方向光回線においても適用することができる等、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
この発明の一実施形態が適用された無線通信システムの構成図である。 TDD方式の無線フレームの構成図である。 この実施形態の加入者局の構成を示すブロック図である。 この実施形態の基地局の構成を示すブロック図である。 加入者局監視情報テーブルの説明図である。 無線フレームの利用方法の動作説明に供されるフローチャートである。 認証プロセス・運用確認の動作説明に供されるシーケンス図である。 FDD方式の無線フレームの構成図である。
符号の説明
10…無線通信システム 11…基地局
15…伝送路 21…加入者局
33、34…通信制御回路
52、152…TDD−TDM/TDMA制御回路(TDD/TDMA制御回路)
54…スロット割当部 71…スロット要求
72…スロット割当 202、302…認証管理部
304…加入者局監視情報テーブル

Claims (6)

  1. 基地局と複数の加入者局との間で一定帯域の無線フレームにより双方向データ通信を行うデータ伝送システムにおける無線フレームの利用方法において、
    基地局が、
    無線フレームのスロット要求領域のタイムスロットの送信権を与える加入者局数を決定する加入者局数決定過程と、
    決定した加入者局数に応じて前記スロット要求領域のタイムスロット数を可変にして決定するスロット要求領域タイムスロット数決定過程と、
    前記スロット要求領域として使用しなくなったタイムスロットを前記無線フレームのデータ領域に割り当てる割当過程と
    を有することを特徴とするデータ伝送システムにおける無線フレームの利用方法。
  2. 請求項1記載のデータ伝送システムにおける無線フレームの利用方法において、
    前記加入者局数決定過程では、
    前記加入者局数を、各加入局と認証プロセスを行い、認証が確立した加入者局の数に決定する
    ことを特徴とするデータ伝送システムにおける無線フレームの利用方法。
  3. 請求項1記載のデータ伝送システムにおける無線フレームの利用方法において、
    前記スロット要求領域タイムスロット数決定過程では、
    決定されるスロット要求領域のタイムスロットの数に下限値と上限値を設ける
    ことを特徴とするデータ伝送システムにおける無線フレームの利用方法。
  4. 請求項2記載のデータ伝送システムにおける無線フレームの利用方法において、
    前記加入者局数決定過程では、
    さらに、認証が確立している加入者局に対して運用確認し、認証が確立していない加入者局に対して認証プロセスを行い、加入者局数を更新する過程を含む
    ことを特徴とするデータ伝送システムにおける無線フレームの利用方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のデータ伝送システムにおける無線フレームの利用方法において、
    前記割当過程の後、
    決定したスロット要求領域タイムスロット数に関する割当情報を、送信権を与える加入者局に通知するスロット割当情報通知過程
    を有することを特徴とするデータ伝送システムにおける無線フレームの利用方法。
  6. 請求項5記載のデータ伝送システムにおける無線フレームの利用方法において、
    前記スロット割当情報通知過程は、無線フレーム中、下り回線領域のヘッダ領域に設けたスロット割当領域を利用して行う
    ことを特徴とするデータ伝送システムにおける無線フレームの利用方法。

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