JP4073878B2 - データ伝送システムの下り回線領域のデータ伝送方法 - Google Patents

データ伝送システムの下り回線領域のデータ伝送方法 Download PDF

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Description

この発明は、基地局と複数の加入者局との間で時分割多元接続方式により双方向データ通信を行うデータ伝送システムにおける下り回線領域のデータ伝送方法に関する。
ある場所に固定配置され対向機器から配下の全加入者局へのデータを全て受信する1つの基地局と、他の場所に固定配置されそれぞれが端末に接続された複数の加入者局との間で、一定長さ(一定帯域)の無線フレームを用い時分割多元接続方式により双方向データ通信を行う固定無線アクセスシステムというデータ伝送システムが提案されている(特許文献1、2)。
特許文献1には、基地局から複数の加入者局へ送信するデータ量(下りデータ量)と複数の加入者局から基地局へ送信するデータ量(上りデータ量)とに応じて、1通信フレーム中の上り回線と下り回線の帯域幅を動的に変更して、無線フレームの帯域を無駄なく効率よく使用する帯域制御方法が記載されている。
特許文献2には、イーサネット(登録商標)等の通信方式に利用される可変長のデータフレーム(イーサフレームともいう。)のようなランダムに発生するデータを、順序情報付きの固定長のデータに分割しタイムスロットで単一の基地局と複数の加入者局間でデータ伝送を行うデータ伝送装置が記載されている。
さらに、この特許文献2に係る技術では、対向機器から送信されるランダムに発生するデータが基地局の下り加入者局毎送信バッファに蓄積された後、基地局のデータ計測部により、所定バイト単位で均等に分割された(所定長さの)固定長データ単位で下りタイムスロットの要求数として計測される。また、上りタイムスロットの要求数は各加入者局が、各加入者局の上り送信バッファに蓄積されたデータを、加入者局のデータ計測部により、上記所定長さの固定長データ単位で上りタイムスロットの要求数として計測し基地局に通知する。
基地局のスロット割当部は、下りタイムスロットの要求数及び上りタイムスロットの要求数に応じて前記無線フレームの上下データ領域の各タイムスロットを要求数に応じて割り当てる。この割当が、加入者局に、前記無線フレーム中のヘッダ領域を利用して通知され、加入者局は、この割当通知に従い、前記無線フレーム中のデータ領域の割り当てられたタイムスロットに前記所定長さの固定長データを割り当てる。
特開2003−274446号公報 特開2003−234715号公報
ところで、前記無線フレーム中のデータ領域の変調方式が加入者局により、たとえばQPSK変調方式、16QAM変調方式等、異なる変調方式を採用する場合がある。
しかしながら、加入者局の変調方式が異なる場合、この変調方式が異なることを原因として無線区間ではシンボル数が異なる。たとえばある加入者局がQPSK変調方式で通信を行い、他の加入者局が16QAM変調方式で通信を行っている場合、スロット割当部においては、所定バイト単位で均等に分割された固定長データ単位が、QPSK変調方式では1バイトが4シンボルに対応し、16QAM変調方式では1バイトが2シンボルに対応するため、シンボル数にすると2倍の差が出ることになる。
そのため、加入者局相互のデータ領域の変調方式が異なる場合、従来のように固定長データ単位で上下の帯域分配とタイムスロットの割当を行うと正常に動作しない。
このことを、例えば下り方向の割当について具体的に説明する(上り方向の割当も同様である。)。例えば、下りデータ領域に分配された帯域が1000シンボルであるとする。
この場合、QPSK変調方式では、固定長データである、例えば1MACフレーム(400バイト)が200シンボルに対応し、16QAM変調方式では、1MACフレーム(400バイト)が100シンボルに対応する。
変調方式がQPSK変調方式に固定されている場合には、全帯域が1000シンボルであるため、MACフレームに換算すると5MACフレームとなる。このため、下りのタイムスロット割当でスロットを割り当てるのは5回ということになる(図10A参照)。
また、変調方式が16QAM変調方式に固定されている場合には、全帯域が1000シンボルであるため、MACフレームに換算すると10MACフレームとなる。このため、下りのタイムスロット割当でスロットを割り当てるのは10回ということになる(図10B参照)。
しかし、下り方向の変調方式がQPSK変調方式と16QAM変調方式が混在している場合、下り帯域のシンボル数をMACフレーム数に換算することができなくなる(図10C参照)。
この発明は、このような課題を考慮してなされたものであって、通信フレームのデータ領域に変調方式が混在する部分が存在しても、所定バイト単位で均等に分割された固定長データを各変調方式毎のデータ領域に合致させて割り当てることを可能とするデータ伝送システムにおける下り回線領域のデータ伝送方法を提供することを目的とする。
の発明の回線領域のデータ伝送方法は、1つの基地局と複数の加入者局間で、ヘッダ領域及びデータ領域を含む一定長さの通信フレームを用い時分割多元接続方式により双方向データ通信を行うデータ伝送システムの下り回線領域のデータ伝送方法において、前記基地局の通信制御回路は、n(nは、少なくとも2)種類の変調方式が含まれる複数の加入者局に対して下りヘッダ領域の情報を第1の変調方式で送信した後、所定バイト単位で均等に分割された固定長データを前記第1の変調方式に対応するシンボル数に換算した長さのタイムスロットに割り当てて送信し、その後、第2の変調方式に切り換え、前記所定バイト単位で均等に分割された固定長データを前記第2の変調方式に対応するシンボル数に換算した長さのタイムスロットに割り当てて送信し、以下、順次、第nの変調方式まで切り換えて、前記所定バイト単位で均等に分割された固定長データを前記第nの変調方式に対応するシンボル数に換算した長さのタイムスロットに割り当てて送信し下りデータ領域の情報を送信することを特徴とする(請求項記載の発明)。
このため、通信フレームの下りデータ領域に変調方式が混在する部分が存在しても、所定バイト単位で均等に分割された固定長データを第1及び第2の変調方式毎の対応シンボル数単位で各変調方式毎のデータ領域に合致させて各加入者局に送信することができる
この発明によれば、通信フレームのデータ領域に変調方式が混在する部分が存在しても、所定バイト単位で均等に分割された固定長データを各変調方式毎のデータ領域に合致させて割り当てることができる。
以下、この発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態が適用された無線通信システム10の全体的な構成を示している。
この無線通信システム10は、複数の加入者に対して固定無線アクセスサービスを提供するP−MP(Point to Multi-Point)型として用いられる。
そして、この無線通信システム10は、基本的には、建物あるいは電柱等に固定された基地局11と、該固定された基地局11に対してそれぞれ無線回線の伝送路15(1)〜15(3)(代表して伝送路15という。)を介して双方向通信が可能とされる会社内あるいは家庭内等に配される複数の加入者局21(1)〜21(3)(代表して加入者局21という。)とから構成される。
無線回線の伝送路15は、基地局11のアンテナ12(1)〜12(3)(代表してアンテナ12という。)と、複数の加入者局21のアンテナ22(1)〜22(3)(代表してアンテナ22という。)間の無線通信を通じて確立される。
加入者局21は、アンテナ22に接続される高周波回路32と、変復調回路51と、通信制御回路33を有し、通信制御回路33を介してそれぞれパーソナルコンピュータ等の端末20(1)〜20(3)(代表して端末20という。)に有線または無線で接続されている。各端末20と各加入者局21とは一体的な構成とすることができる。
一方、基地局11は、アンテナ12に接続される高周波回路132と、変復調回路151と、通信制御回路34を有し、通信制御回路34は、主に有線で、ネットワーク13を介して、前記の端末20(1)〜20(3)のそれぞれの対向機器14(1)〜14(3)(代表して対向機器14という。)に接続されている。
この無線通信システム10において、各加入者局21は、無線回線の伝送路15及び基地局11を介してネットワーク13にアクセスすることができる。なお、ネットワーク13としては、WWW(World Wide Web)サーバ等の対向機器14に接続されたIP(Internet Protocol)網等を使用することができる。また、対向機器14としては、サーバに限らず、図示しない他の基地局を介して接続される該他の基地局の加入者局(図示していない。)も含まれる。
基地局11と複数の加入者局21との間の通信には、TDD(Time Division Duplex)/TDMA(Time Division multiple Access )方式、いわゆる時分割多元接続方式を採用する双方向のデータ通信が可能である。この場合、基地局11と複数の加入者局21との間には、共通の無線周波数、たとえば26[GHz]帯が割り当てられ、使用するタイムスロットの違いにより基地局11と複数の加入者局21との間での効率的な、輻輳のない通信が可能である。
なお、基地局11と複数の加入者局21との間の通信には、TDD/TDMA方式に代替して、後述するFDD/TDMA方式を採用することができる。また、TDD/TDMA方式あるいはFDD/TDMA方式のいずれの場合においても、下り方向は、TDM(Time Division Multiplex)方式とされ、上り方向はTDMA方式とされ、いずれの場合にも時分割多元接続方式が採用される。
図2は、複数の加入者局21と基地局11との間での通信を行うためのTDD方式による無線フレーム(通信フレーム)の構成を示している。1無線フレーム(1通信フレーム)の周期は、1〜10[ms]程度のうち、固定の周期、たとえば1[ms]等に選択される。1無線フレームの周期(長さ)は、ハードウエア等との関係において、より短い周期あるいはより長い周期を選択することも可能である。
1無線フレームは、下り回線領域と上り回線領域とガードタイムTS16とから構成される。下り回線領域は、下りヘッダ領域TS11と下りデータ領域TS12を含む。上り回線領域は、基地局11と各加入者局21間の伝搬遅延の計測及び認証プロセスに係るコマンド等のための時間帯であるDMF(Delay Measurement Frame)領域TS13とスロット要求領域TS14と上りデータ領域TS15とを含む。なお、DMF領域TS13とスロット要求領域TS14とは上りヘッダ領域TS22を形成する。
1無線フレームの下り回線領域中、下りヘッダ領域TS11は、1無線フレーム毎の受信同期信号を生成するためのプリアンブル領域TS17と、基地局番号領域TS18と、フレーム位置指定領域TS19と、DMF送信許可及び認証プロセスに係るコマンド等の制御コマンドを含むコマンド領域TS20と、スロット割当領域TS21とから構成されている。
1無線フレームの下り回線領域中、残りの下りデータ領域TS12は、複数のタイムスロットに分割されており、それぞれに、対向機器14からネットワーク13を通じて基地局11に送信されたイーサフレーム等の可変長フレームが、所定バイト単位(この実施形態では、128バイト単位)で均等に分割された下り固定長パケット(単に、パケットともいう。)Pdが割り当てられる。各下り固定長パケットPdは、加入者局番号Pd1、隣接パケット有無情報等の再合成情報を含む制御情報Pd2、実際のデータである固定長データPd3、及び誤り検出符号Pd4から構成されている。
1無線フレームの上り回線領域中、上りデータ領域TS15は、複数のタイムスロットに分割されており、それぞれに、端末20から加入者局21に送信されたイーサフレーム等の可変長フレームが、所定バイト単位(この実施形態では、128バイト単位)で均等に分割された上り固定長パケット(単に、パケットともいう。)Puが割り当てられる。各上り固定長パケットPuは、ガードタイムPu1、プリアンブルPu2、加入者局番号Pu3、隣接パケット有無情報等の再合成情報を含む制御情報Pu4、実際のデータである固定長データPu5、及び誤り検出符号Pu6から構成されている。
なお、上下データ領域TS12、TS15の構成は、TDD/TDMA方式とFDD/TDMA方式とで共通である。
また、1つの無線フレームを構成する上下データ領域TS12、TS15の合計タイムスロット数(帯域)は、一定であるが、スロット要求数(帯域要求)に応じて、1無線フレーム毎に、タイムスロット(帯域)を割り当てる、いわゆるスケジューリングの際に、上りデータ領域TS15及び下りデータ領域TS12のタイムスロット数(帯域)を動的に変更することができる。
1個の下り固定長パケットPdあるいは1個の上り固定長パケットPuのデータ長は、たとえば64バイトあるいは128バイトに選択されるが、この実施形態では、上述したように、128バイトに選択されている。
この実施形態において、加入者局21は、無線変調方式として、上下ヘッダ領域TS11、TS22は、QPSK(Quadrature PSK)変調方式あるいは16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調方式のうち、同一の所定の変調方式、この実施形態では、QPSK変調方式が採用されている。しかし、上下データ領域TS12、TS15を構成する各タイムスロットでの変調方式は、加入者局21毎に、QPSK(Quadrature PSK)変調方式あるいは16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)変調方式のうち、いずれか一方の変調方式が採用されている。
これに対応して、基地局11は、上下ヘッダ領域TS11、TS22では、所定の変調方式、この実施形態ではQPSK変調方式で通信を行い、上下データ領域TS12、TS15では、タイムスロット毎に加入者局21の変調方式に合わせた変調方式に切り換えている。変調方式としては、QPSK、及び16QAM等の変調方式が利用される。周知のように、QPSK変調方式では1シンボル(信号要素)で2ビットの情報を伝送することができ、16QAM方式では1シンボルで4ビットの情報を伝送することができる。
なお、加入者局21の変調方式の種別は、基地局11と加入者局21との間の認証確認通信の際に基地局11により各加入者局21から取得される。
図3は、上下データ領域TS12、TS15において、QPSK変調方式と16QAM変調方式が混在した1無線フレームのフォーマットを示している。下りデータ領域TS12が、下りQPSKデータ領域TS12Aと下り16QAMデータ領域TS12Bに分割されている。また、上りデータ領域TS15が、上りQPSKデータ領域TS15Aと上り16QAMデータ領域TS15Bに分割されている。
この場合、1無線フレームの長さは固定であるが、下り回線領域と上り回線領域の大きさは上下それぞれの合計スロット要求数(合計タイムスロット要求数)によって変化する。すなわち、下りヘッダ領域TS11と上りヘッダ領域TS22は固定であり、かつ下りデータ領域TS12と上りデータ領域TS15の合計は固定であるが、加入者局21あるいは基地局11における変調方式QPSK、16QAM毎のスロット要求量により、下りQPSKデータ領域TS12A、下り16QAMデータ領域TS12B、上りQPSKデータ領域TS15A、上り16QAMデータ領域TS15Bの長さは変化する。
QPSKデータ領域TS12A、TS15Aと、16QAMデータ領域TS12B、TS15Bではシンボル数の違いによりタイムスロットの長さが異なる。
下りQPSKデータ領域TS12Aのタイムスロットの長さは、所定バイト単位(この実施形態では、128バイト単位)で均等に分割された下り固定長パケットPdを構成するビット数(この実施形態では、128×8)をQPSK変調方式の1シンボルに含まれるビット数「2」で割ったシンボル数(対応シンボル数で512シンボル)に対応する長さである。
下り16QAMデータ領域TS12Bのタイムスロットの長さは、所定バイト単位(この実施形態では、128バイト単位)で均等に分割された下り固定長パケットPdを構成するビット数(この実施形態では、128×8)を16QAM変調方式の1シンボルに含まれるビット数「4」で割ったシンボル数(対応シンボル数で256シンボル)に対応する長さである。
上りQPSKデータ領域TS15Aのタイムスロットの長さは、所定バイト単位(この実施形態では、128バイト単位)で均等に分割された上り固定長パケットPuを構成するビット数(この実施形態では、128×8)をQPSK変調方式の1シンボルに含まれるビット数「2」で割ったシンボル数(対応シンボル数512シンボル)に対応する長さである。
上り16QAMデータ領域TS15Bのタイムスロットの長さは、所定バイト単位(この実施形態では、128バイト単位)で均等に分割された上り固定長パケットPdを構成するビット数(この実施形態では、128×8)を16QAM変調方式の1シンボルに含まれるビット数「4」で割ったシンボル数(対応シンボル数256シンボル)に対応する長さである。
各領域の位置を確定するために、ある周期で送受信される無線フレームの下りヘッダ領域TS11のフレーム位置指定領域TS19には、スロット割当のタイムスケジューリング結果の、前記ある周期の次の周期で送受信される無線フレームの(1)DMF領域TS13の開始位置、(2)スロット要求領域TS14の開始位置、(3)上りQPSKデータ領域TS15Aの開始位置、(4)上り16QAMデータ領域TS15Bの開始位置、(5)下りQPSKデータ領域TS12Aの開始位置、(6)下り16QAMデータ領域TS12Bの開始位置が記述される。なお開始位置とは、無線フレームの下りヘッダ領域TS11のプリアンブル領域TS17の先頭位置から当該領域の先頭位置までに経過する時間(シンボル数)である。
また、スロット割当領域TS21には、上りデータ領域TS15(上りQPSKデータ領域TS15Aと上り16QAMデータ領域TS15B)の各タイムスロットを利用する加入者局21のそれぞれの局番号(加入者局番号)Nが記述されている。
図4は、例としての加入者局21と基地局11の構成を示す無線通信システム10を示している。なお、図4において、図1に示したアンテナ12、22及びアンテナ12、22に接続される送受信機を含む高周波回路32、132,及びこの高周波回路32、132に接続される変復調回路51、151は図示していない。
加入者局21の通信制御回路33は、基本的に、QPSK変復調回路からなる変復調回路51(ヘッダ領域TS11、TS22、データ領域TS12、TS15が共にQPSK変調方式の加入者局21)、あるいはQPSK変復調回路と16QAM変復調回路の両方からなる変復調回路51(ヘッダ領域TS11、TS22がQPSK変調方式で、データ領域TS12、TS15が16QAM変調方式の加入者局21)と、この変復調回路51に接続されるTDD−TDM/TDMA(TDD/TDMA)制御回路52の他、端末20に接続される通信インタフェース回路53、下り受信バッファ61、上り送信バッファ62、認証管理部202及びパケット数計測部63を備えている。
パケット数計測部63は、各加入者局21の上り送信バッファ62に蓄積されたパケット数、具体的には、固定長データPu5に制御情報Pu4等が付加された上り固定長パケット(タイムスロットに割り当てられる固定長データであるので、固定長データともいう。)Puの数を1無線フレームの周期毎に周期的に計測し、これを上りスロット要求71の情報(上りスロット要求数)としてTDD/TDMA制御回路52に伝達する。この上りスロット要求71の情報は、TDD/TDMA制御回路52から図2の1無線フレームのスロット要求領域TS14の時間帯で、図4に模式的に示すように、伝送路15を通じ基地局11のTDD/TDMA制御回路152を介してスロット割当部54に通知される。
加入者局21の認証管理部202は、例えば1無線フレーム毎に基地局11と認証処理を行い基地局11から送信された認証要求に対して認証応答{パスワード、加入者局名(加入者局番号)、加入者局21のデータ領域の変調に使用される変調方式(QPSK変調方式か16QAM変調方式か)の区別}を送信する。
TDD/TDMA制御回路52は、基地局11から送信されてくる下り回線領域の下りヘッダ領域TS11の情報(ヘッダ情報)に従って下り受信及び上り送信を行う。
基地局(スロット割当装置)11は、基本的に、QPSK変復調回路及び16QAM変復調回路を有する変復調回路151(図1参照)と、この変復調回路151に接続されるTDD−TDM/TDMA(TDD/TDMA)制御回路152、ネットワーク13に接続される通信インタフェース回路153、スロット割当部(帯域割当手段)54、上り加入者局毎受信バッファ64、下り加入者局毎送信バッファ65、パケット数計測部66、認証管理部302、及び加入者局毎情報テーブル(識別手段)68を備えている。
加入者局毎情報テーブル68には、加入者局21毎のデータ領域で使用される、変調方式(QPSK変調方式であるか16QAM変調方式であるか)の区別、上りスロット要求数、下りスロット要求数が格納される。
パケット数計測部66は、下り加入者局毎送信バッファ65に蓄積された加入者局21毎のパケット数、具体的には固定長データPd3に制御情報Pd2を付加した下り固定長パケット(タイムスロットに割り当てられる固定長データであるので固定長データともいう。)Pdの数を1無線フレームの周期毎に周期的に計測し、これを下りスロット要求73の情報(下りスロット要求数)としてスロット割当部54に伝達する。
TDD/TDMA制御回路152は、図2の1無線フレームのスロット要求領域TS14の時間帯で通知された各加入者局21の上りスロット要求71の情報を抽出し、スロット割当部54に伝達する。
基地局11の認証管理部302は、加入者局21の認証管理部202と認証処理を行う。例えば、1無線フレーム毎のコマンド領域TS20において加入者局21に対して認証要求を送り、次の無線フレームのDMF領域において認証要求を送った加入者局21からの認証応答{パスワード、加入者局名(加入者局識別番号N)、加入者局21のデータ領域において使用される変調方式の区別(QPSK変調方式か16QAM変調方式か)}があるかどうかを確認する。認証を確認したとき(実際には認証が確立したときと認証が遮断したとき)、認証管理部302は、スロット割当部54に認証更新通知を送るとともに、加入者局毎情報テーブル68の内容中、加入者局21毎の変調方式を更新する。
加入者局21のTDD/TDMA制御回路52は、基地局11から送信されてくる下り回線領域の下りヘッダ領域TS11の情報(ヘッダ情報)に従って下り受信及び上り送信を行う。
スロット割当部54は、認証管理部302からの認証更新通知により認証が確立している加入者局21毎のパケット数に対応する下りスロット要求(下りスロット要求数)73及び上りスロット要求(上りスロット要求数)71の情報を、一旦、加入者局毎情報テーブル68に格納する。そして、加入者局毎情報テーブル68に格納された上りスロット要求数、下りスロット要求数及び変調方式に基づいてスケジューリングを行い、スロット割当72の情報を決定し、TDD/TDMA制御回路152に通知する。
各加入者局21に対する、上り方向のタイムスロットの割当(帯域割当)は、図2の1無線フレーム内の下りヘッダ領域TS11中、スロット割当領域TS21の時間帯において通知される。
TDD/TDMA制御回路152は、スロット割当部54から通知された割当結果であるスロット割当72に従い、下り送信及び上り受信を行う。
この発明の一実施形態が適用された無線通信システム10は、基本的には、以上のように構成されかつ動作するものであり、次に、この実施形態の理解を容易にするために、まず、スロット割当処理(帯域割当処理)の詳細を省略したA.概括的な全体動作を説明し、次に、B.スロット割当部54による詳細動作の順で説明する。
A.概括的な全体動作
端末20から対向機器14に対してデータを伝送しようとするとき、端末20から加入者局21に供給されるイーサフレームのようなランダムに発生する可変長のデータが、加入者局21の通信インタフェース回路53で、上り固定長パケットPuに分割される。このとき、通信インタフェース回路53で、さらに、各上り固定長パケットPuに隣接パケット有無情報等の再合成情報を含む制御情報Pu4や誤り検出符号Pu6等が付加された上り固定長パケットPuとして上り送信バッファ62に一旦蓄積される。
各上り固定長パケットPuに対して、加入者局21からの、上り送信バッファ62の蓄積量に基づく上りスロット要求(帯域要求)71(図4中、上りスロット要求71は、理解の便宜のため模式的に伝送路15と並列に描いているが、実際には、無線フレーム中のスロット要求領域TS14に含まれて伝送路15を通じて伝送される。)に応じた基地局11からのスロット割当領域TS21の内容によりスロット(帯域)が割り当てられる。上り送信バッファ62から読み出された上り固定長パケットPuが上りデータ領域TS15の割り当てられたタイムスロットで、TDD/TDMA制御回路52から、変復調回路51、高周波回路32、アンテナ22及び無線回線の伝送路15を通じて送信側装置として機能する各加入者局21から基地局11に対して送信される。
受信側装置として機能する基地局11側で、アンテナ12、高周波回路32、変復調回路151及びTDD/TDMA制御回路152を通じて受信された各上り固定長パケットPuは、一旦、上り加入者局毎受信バッファ64に格納され、制御情報Pu4等を基に、通信インタフェース回路153でパケットの欠落の有無が検出され、パケットの欠落がなかった場合には再合成され、再合成されたフレームがデータとしてネットワーク13を通じて対向機器14に出力される。なお、変復調回路151において、QPSK変復調回路あるいは16QAM変復調回路のいずれの変復調回路を使用するかは、無線フレームのフレーム位置指定領域TS19で指定した上記の(3)上りQPSKデータ領域TS15Aの開始位置、(4)上り16QAMデータ領域TS15Bの開始位置の情報に基づきTDD/TDMA制御回路152により切り換えることができる。
その一方、対向機器14から端末20に対してデータを伝送しようとするとき、対向機器14からネットワーク13を通じて基地局11に供給されるデータについても同様であるが、この場合、送信側装置として機能する基地局11の通信インタフェース回路153により、下り固定長パケットPdに分割され、その際、各下り固定長パケットPdに隣接パケット有無情報等の再合成情報が制御情報Pd2として付加され、下り加入者局毎送信バッファ65、TDD/TDMA制御回路152、アンテナ等、及び伝送路15を通じて受信側装置として機能する加入者局21に送信され、該加入者局21の下り受信バッファ61に一旦蓄積される。
受信され蓄積された下り固定長パケットPdは、該当する加入者局21の通信インタフェース回路53で制御情報Pd2に基づいて再合成され、パケットの欠落の有無が検出され、パケットの欠落がなかった場合には端末20に伝送される。
以上の説明が、無線通信システム10の概括的な全体動作の説明である。
次に、B.図5及び図6のフローチャートを参照して基地局11のスロット割当部54の詳細なスロット(帯域)割当動作を説明する。
B.スロット(帯域)割当詳細動作
スロット割当部54は、ステップS100において、上りスロット要求71と下りスロット要求73により得た加入者局21毎の上りスロット要求数と下り要求スロット要求数を、各加入者局21の変調方式毎の1シンボルに含まれるビット数により変調方式毎の対応シンボル数に換算した後、集計することで上り合計要求シンボル数AUSと下り合計要求シンボル数ADSを求め、加入者局毎情報テーブル68の所定アドレスに格納する。なお、加入者局毎情報テーブル68の内容は、1無線フレーム毎に更新される。
この場合、図7に例として示す加入者局毎情報テーブル68では、加入者局21の固有の局番号Nに対応してデータ領域で使用される変調方式が管理されており、かつ上りスロット要求数(上りタイムスロット要求数)UN(N=1〜x)及び下りスロット要求数(下りタイムスロット要求数)DN(N=1〜X)が格納されている。上りスロット要求数UNは、上り固定長パケットPu単位で数量が管理され、下りスロット要求数DNは、下り固定長パケットPd単位で数量が管理されている。
スロット割当部54は、上り固定長パケットPu単位の上りスロット要求数UNを変調方式毎の1シンボルに含まれるビット数(QPSK変調方式であれば2ビット、16QAM方式であれば4ビット)により変調方式毎の対応シンボル数SUN(N=1〜x)に換算するとともに、下り固定長パケットPd単位の下りスロット要求数DNを変調方式毎の1シンボルに含まれるビット数により変調方式毎の対応シンボル数SDN(N=1〜x)に換算する。
上り合計要求シンボル数AUSは、上りスロット要求の対応シンボル数SU1〜SUxの和(集計値)として求められる(AUS=SU1+SU2+…+SUx)。同様に、下り合計要求シンボル数ADSは、下りスロット要求の対応シンボル数SD1〜SDxの和(集計値)として求められる(ADS=SD1+SD2+…+SDx)。
次いで、ステップS200において、上下帯域の分配処理が上り合計要求シンボル数AUSと下り合計要求シンボル数ADSを使用して行われる。
この場合、下りデータ領域TS12と上りデータ領域TS15のそれぞれのシンボル数は、上下デフォルト値(上下基準値)が決められている。ここでは上り基準値をRu、下り基準値をRdとする。
この上下基準値Ru、Rdと、各加入者局21における上下それぞれの合計要求シンボル数AUS、ADSの合計である上下合計要求シンボル数AUS+ADSに基づいて、上下データ領域TS12、TS15のシンボル数を分配する。
すなわち、図8の(a)に示すように、上りの合計要求シンボル数AUSが上り基準値Ruを超えかつ下りの合計要求シンボル数ADSが下り基準値Rdを超えていた場合(AUS>RuかつADS>Rd)、あるいは、図8の(b)に示すように、上り合計要求シンボル数AUSが上り基準値Ruを下回りかつ下り合計要求シンボル数ADSが下り基準値Rdを下回っていた場合(AUS<RuかつADS<Rd)には、上下データ領域TS12、TS15は、そのまま上記上下基準値Ru、Rdで分配する(TS12→Ru、TS15→Rd)。
次に、図8の(c)に示すように、下り合計要求シンボル数ADSのみが下り基準値Rdを超えていた場合には上り合計要求シンボル数AUSを上りデータ領域TS15とし残りのシンボル数(Ru+Rd−AUS)を下りデータ領域TS12とするように分配する。実際上、図8の(c)に示すように、残ったシンボル数は、上りデータ領域TS15に含めている。また、図8の(d)に示すように、上り合計要求シンボル数AUSのみが上り基準値Ruを超えていた場合には下り合計要求シンボル数ADSを下りデータ領域TS12とし残りのシンボル数(Ru+Rd−ADS)を上りデータ領域TS15とするように分配する。実際上、図8の(d)に示すように、残ったシンボル数は下りデータ領域TS12に含めている。
このように、動的にシンボル数を分配した上下データ領域TS12、TS15に対して、ステップS300において、各加入者局21にタイムスロットを割り当てる。なお、上り合計要求シンボル数AUSと下り合計要求シンボル数ADSの和が、図8の(a)に示すように、上下基準値Ru、Rdの和より大きかった場合には、分配されずに残ったシンボル数は、次の無線フレームでラウンドロビン方式で分配される。ここでは、繁雑となるので、上り合計要求シンボル数AUSと下り合計要求シンボル数ADSの和が、上下基準値Ru、Rdの和より小さかったものとして、以下説明する。
図6のフローチャートは、このステップS300のタイムスロット割当処理を示している。
まず、上りのタイムスロットの加入者局21に対する割当処理をランドロビン方式により行う(下りのタイムスロットの割当処理から行ってもよい)。
ステップS1において、上り合計要求シンボル数AUSが正の値である場合(要求がある場合)、ステップS2において、加入者局番N(最初はN=1)の加入者局21に割り当てていない上りスロット要求数Ux(最初は、Ux=U1が残っているかどうかを判断する。
加入者局番Nの加入者局21にスロット要求数Uxが残っている場合、ステップS3において、上りデータ領域TS15の空きシンボル数が、所定バイト単位で均等に分割された上り固定長パケットPuの1個に対応するシンボル数(Quとする。)以上存在するかどうかが判断される。
存在する場合には、ステップS4において、加入者局番Nの加入者局21に、タイムスロットが割り当てられる。
このとき、ステップS5において、上り合計要求シンボル数AUSから、割り当てたシンボル数Quが減算されるとともに、対応シンボル数SU1から割り当てたシンボル数Quが減算され、新たな対応シンボル数SU1(SU1←SU1−Qu)とされる。なお、この時点で、スロット要求数Uxも1だけ減算される(Ux←Ux−1)。
次に、ステップS6において、加入者局番Nが更新され、次の加入者局番N+1の加入者局21に対してステップS2以降の処理が行われる。なお、加入者局番Nが最大加入者局番N(N=X)であった場合には、最小加入者局番N(N=1)に変更する。
このようにして、所定バイト単位で均等に分割された上り固定長パケットPuの1個に対応するシンボル数Quずつ、スロット要求Uxの残っている加入者局21に対して、ラウンドロビン方式でタイムスロットが割り当てられる。
なお、ステップS1において上り合計要求シンボル数AUSがゼロ値となった場合(要求に対する割当が終了した場合、あるいは要求がゼロ値であった場合)、ステップS7において、残った空きシンボル数を下りデータ領域TS12の空きシンボル数に加算する。すなわち、上りのデータ領域TS15への割当が終了した後、残った空きシンボル数の全て(上りのデータ領域TS15で残ったシンボル数と、まだ割り当てていない下りデータ領域TS12のシンボル数)を下りの割当で使用する。
また、ステップS3において、上りデータ領域TS15の空きシンボル数が、所定バイト単位で均等に分割された上り固定長パケットPuの1個に対応するシンボル数Quより小さかった場合には、今回の無線フレームの上りデータ領域TS15への割当は中止し、割当残とし、下りの割当終了後に以下に説明するステップS17の処理による見直しをして、それでも割り当てられなかった場合には、次回以降の無線フレームの上りデータ領域TS25へ割り当てることとして、ステップS11以降の処理を行う。
なお、この場合においても、ステップS7において、残った空きシンボル数を下りデータ領域TS12の空きシンボル数に加算して、ステップS11以降の下りの割当処理を行う。
以下、上りの割当処理と同様に、ステップS11〜S16において、下りのタイムスロットの加入者局21に対する割当処理がランドロビン処理により行われる。なお、下りの割当処理において、上りの加入者局番Nの変数としての「N」と下りの加入者局番Nの変数としての「N」は、同じ場合もあるが、通常の場合、異なる。すなわち、この実施形態での上りの加入者局Nと下り加入者局Nとは、通常、異なる加入者局21である。上りと下りで「N」の最大値も、通常、異なる。
下りの割当が終了し、すなわち、ステップS11とステップS13の処理が否定的となった場合、ステップS17において、下りの割当残と、上述した上りでの割当残があるかどうかを確認し、両方とも割当残がある場合には、ステップS18において、下りの割当で残った割当残である空きシンボル数に割当可能な分だけ、上りの割当残となっているタイムスロットを割り当てる。
以上の説明が、スロット(帯域)割当処理の詳細動作である。
なお、この実施形態はFDD方式にも適用することが可能でありFDD方式では、加入者局21では、TDD/TDMA制御回路52が、FDD−TDM/TDMA制御回路に置換され、基地局11では、TDD/TDMA制御回路152が、FDD−TDM/TDMA制御回路に置換される構成とされる(特許文献2の図10、図11)。
図9は、FDD方式の無線フレームの構成を示している。無線フレームは、図2と図9を参照すれば明らかなように、TDD方式では、下り回線と上り回線とが同一周波数を使用して、時間軸上に直列的に分割されているのに対し、FDD方式では、下り回線と上り回線に対して異なる周波数を割り当て、時間軸上は並列的に構成されている。
ここで、図9に示す下り無線フレーム中の下りデータ領域は、図2の下りデータ領域TS12に示す下り固定長パケットPdと同一の構成となっている。
同様に、図9に示す上り無線フレーム中の上りデータ領域は、図2の上りデータ領域TS15に示す上り固定長パケットPuと同一の構成となっている。
このため、FDD方式においても、TDD方式と同様に、図5、図6のフローチャート及び図7に示す加入者局毎情報テーブル68に基づく、同様の処理を行うことができる。
以上説明したように、上述した実施形態によれば、1つの基地局11と複数の加入者局21間で、時分割多元接続方式により双方向データ通信を行うデータ伝送システムとしての無線通信システム10に適用され、ヘッダ領域(上下ヘッダ領域TS11、TS22)及びデータ領域(上下データ領域TS12、TS15)を含む一定長さの無線フレームに含まれるデータ領域(上下データ領域TS12、TS15)のタイムスロットに、所定バイト単位で均等に分割された固定長データPd、Puを基地局11のデータ割当装置として機能するスロット割当部54で割り当てる。この場合、加入者局21毎のデータ領域の変調方式の識別手段としての加入者局毎情報テーブル68と、この加入者局毎情報テーブル68を参照して各加入者局21のデータ領域の変調方式を把握し、把握した変調方式に基づき各加入者局21へタイムスロットを割り当てるタイムスロット割当手段としてのスロット割当部54とを有し、スロット割当部54は、異なる変調方式でデータ伝送が行われるデータ領域(下りQPSKデータ領域TS12A、下り16QAMデータ領域TS12B、上りQPSKデータ領域TS15A、上り16QAMデータ領域TS15B)を設け、所定バイト単位で均等に分割された固定長データPd、Puを、変調方式毎の1シンボルに含まれるビット数(QPSK方式では2ビット、16QAM変調方式では4ビット)に基づき、変調方式毎のシンボル数SUxに換算し、換算した変調方式毎にシンボル数SUxが異なる、各加入者局毎の固定長データPd、Puを、データ領域(下りQPSKデータ領域TS12A、下り16QAMデータ領域TS12B、上りQPSKデータ領域TS15A、上り16QAMデータ領域TS15B)の対応する変調方式のタイムスロットに割り当てる。
すなわち、スロット割当部54が、加入者局21毎の変調方式を把握し、把握した変調方式に基づき各加入者局21へタイムスロットを割り当てる際に、変調方式毎の1シンボルに含まれるビット数に基づき、所定バイト単位で均等に分割された固定長データPu、Pdを、変調方式毎の対応所定シンボル数SUxに換算し、換算した変調方式毎にシンボル数SUxが異なる、各加入者局毎の固定長データPd、Puを、データ領域(下りQPSKデータ領域TS12A、下り16QAMデータ領域TS12B、上りQPSKデータ領域TS15A、上り16QAMデータ領域TS15B)の対応する変調方式のタイムスロットに割り当てるようにしているので、無線フレームのデータ領域に変調方式が混在する部分が存在しても、所定バイト単位で均等に分割された固定長データPu、Pdを各変調方式毎の対応シンボル数単位で各変調方式毎のデータ領域に合致させて割り当てることができる。
この場合、スロット割当部54は、変調方式の異なる加入者局21に、ラウンドロビン方式により同数のタイムスロットを割り当てることで、変調方式の異なる加入者局21に帯域を公平に割り当てることができる。
なお、この発明は、上述した実施形態に限らず、変調方式として、QPSK変調方式、16QAM変調方式以外に、64QAM変調方式等、加入者局21に3種類以上の変調方式が存在する場合には、図7の加入者局毎情報テーブル68を修正する。そして、図3に示した、下りデータ領域TS12及び上りデータ領域TS15に、それぞれ上下の64QAM変調方式データ領域を加えて対応することができる。
また、この発明は、たとえば伝送回線として無線回線ではなく、基地局と加入者局との間が光ファイバで接続された双方向光回線においても適用することができる等、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
この発明の一実施形態が適用された無線通信システムの構成図である。 TDD方式の無線フレームの構成図である。 変調方式が異なるデータ領域を有するTDD方式の無線フレームの構成図である。 この実施形態の加入者局と基地局の一部省略構成を示す無線通信システムのブロック図である。 タイムスロット割当処理のゼネラルフローチャートである。 タイムスロットの割当処理の詳細説明用のフローチャートである。 加入者局毎情報テーブルの説明図である。 動的割当の説明図である。 FDD方式の無線フレームの構成図である。 従来技術に係る割当処理の説明図である。
符号の説明
10…無線通信システム 11…基地局(帯域割当装置)
22…加入者局 54…スロット割当部
68…加入者局毎情報テーブル(識別手段)

Claims (3)

  1. 1つの基地局と複数の加入者局間で、ヘッダ領域及びデータ領域を含む一定長さの通信フレームを用い時分割多元接続方式により双方向データ通信を行うデータ伝送システムの下り回線領域のデータ伝送方法において、
    前記基地局の通信制御回路は、
    n(nは、少なくとも2)種類の変調方式が含まれる複数の加入者局に対して下りヘッダ領域の情報を第1の変調方式で送信した後、所定バイト単位で均等に分割された固定長データを前記第1の変調方式に対応するシンボル数に換算した長さのタイムスロットに割り当てて送信し、その後、第2の変調方式に切り換え、前記所定バイト単位で均等に分割された固定長データを前記第2の変調方式に対応するシンボル数に換算した長さのタイムスロットに割り当てて送信し、以下、順次、第nの変調方式まで切り換えて、前記所定バイト単位で均等に分割された固定長データを前記第nの変調方式に対応するシンボル数に換算した長さのタイムスロットに割り当てて送信し下りデータ領域の情報を送信する
    ことを特徴とするデータ伝送システムの下り回線領域のデータ伝送方法。
  2. 1つの基地局と複数の加入者局間で、ヘッダ領域及びデータ領域を含む一定長さの通信フレームを用い時分割多元接続方式により双方向データ通信を行うデータ伝送システムの下り回線領域のデータ伝送方法において、
    前記基地局の通信制御回路は、
    2種類の変調方式が含まれる複数の加入者局に対して下りヘッダ領域の情報を第1の変調方式で送信した後、所定バイト単位で均等に分割された固定長データを前記第1の変調方式に対応するシンボル数に換算した長さのタイムスロットに割り当てて送信し、その後、第2の変調方式に切り換え、前記所定バイト単位で均等に分割された固定長データを前記第2の変調方式に対応するシンボル数に換算した長さのタイムスロットに割り当てて送信し下りデータ領域の情報を送信する
    ことを特徴とするデータ伝送システムの下り回線領域のデータ伝送方法。
  3. 請求項2記載のデータ伝送システムの下り回線領域のデータ伝送方法において、
    前記第1の変調方式をQPSK変調方式とし、前記第2の変調方式を16QAM変調方式とした
    ことを特徴とするデータ伝送システムの下り回線領域のデータ伝送方法。
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