JP2005241960A - Oa機器における再生対応部品 - Google Patents

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昭典 ▲松▼野
Akinori Matsuno
Kotaro Kawasaki
浩太郎 川崎
Masuo Kawamoto
益雄 河本
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Abstract

【課題】 材質を問わず再生対応に優れたOA機器における再生対応部品を提供する。
【解決手段】 OA機器を構成する部品のうちの樹脂製の再生対応部品1において、裏面の少なくとも周縁部に粘着層を備えたシート材10が貼着される凹み状の座2を表面に有しており、シート材10の一角部に対応する座2の一隅部の縁が広げられている。この広げられた部分によって、座2と同一面上で、且つ再生対応部品1の表面に対して凹んだ凹部3が形成されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機やプリンタやファクシミリやスキャナといったOA(Office Automation)機器を構成する部品のうちの樹脂製の再生対応部品に関する。
OA機器は、樹脂製や金属製やガラス製といった数々の部品から構成されるが、これらの部品については、近年、資源や自然環境の保全を目的に、廃棄は極力減らし、可能な限り回収して再生し再び使用するというリサイクルやリユースへの対応が強く望まれる。
ここで、特に樹脂製の部品は、OA機器そのもののケースやカバー、OA機器に搭載される各種ユニット(カートリッジを含む)のフレームやケース等に用いられることが多く、その部品には、自己に関する情報(例えば部品番号や製造番号や原料や製造元)が明記されたラベル、搭載されるOA機器や各種ユニットに関する情報(例えば規格や仕様)が明記されたラベル、操作手順等を示すラベルといったシート材が貼り付けられていることが多い。このシート材は、当該部品に関する情報等を示す極めて重要なものであるため、不用意に剥がれないことを要求される。
一方、このような樹脂製の部品を再生する際には、シート材を確実に取り除くことが必要である。シート材が貼着されたままでは、再生処理に悪影響を及ぼすからである。つまり、その再生対応部品が新たな成型品の原料として溶融される場合、シート材が溶融原料に混入して新たな成型品の品質悪化を招き、また、再生対応部品がそのままの形で再使用される場合、新たなシート材の貼付けに支障を来たすからである。
続いて、再生対応部品においてのシート材の貼付け部分について、従来の構成を以下に説明する。従来の第1技術としては、図29〜図32に示すように、シート材110はほぼ矩形状であり、再生対応部品101には、その表面に、これと同一面上にシート材110よりも若干大きい程度の座102(図29中の一点鎖線参照)が形成されている。シート材110は、裏面の少なくとも周縁部に粘着層を備えており、座102の上に貼り付けられている。
また、座102の四隅部のうちの三隅部には、シート材110の貼付け位置の目安となる目安マーク103が形成され、残りの一隅部には、シート材110を取り除く際に活用される剥離補助部104が形成されている。この剥離補助部104は、再生対応部品101にコの字状のスリット105を貫通形成することで得られるものであって、根元が座102の内部に位置され、先端が座102の外側に位置されており、その先端に負荷を与えることで根元を支点に撓むようになっている(例えば、特許文献1参照)。
このような第1技術の構成では、再生対応部品101を再生する際、剥離補助部104の先端を表面側から押し込み(図32(b)の実線矢印参照)、これにより剥離補助部104が根元を支点に撓む。その結果、シート材110は、剥離補助部104に対応する角部が剥がれるため、そのままこの角部を抓んでシート材110を座102から剥ぎ取ることができる。
従来の第2技術としては、図33及び図34に示すように、シート材110は、主領域がほぼ矩形状であり、四角部のうちの一角部には、外側に突出した抓み代110aを備える。再生対応部品101には、その表面に、これと同一面上にシート材110よりも若干大きい程度の座102(図33中の一点鎖線参照)が形成されている。シート材110は、抓み代110aを除く主領域の裏面の少なくとも周縁部に粘着層を備えており、座102の上に貼り付けられている(例えば、特許文献2参照)。
このような第2技術の構成では、再生対応部品101を再生する際、座102に対し接着されていない抓み代110aを抓んでシート材110を座102から剥ぎ取ることができる。
特開2003−308018号公報 特開平8−278739号公報
しかし、上記した従来の第1技術では、剥離補助部104に可撓性が必須となるため、これと一体の再生対応部品101の材質としては、高い弾性特性が要求される。つまり、再生対応部品101の材質が制限されるという問題がある。また、仮に再生対応部品101がある程度弾性特性のある材質であったとしても、再生の際の剥離補助部104の押込みによって、剥離補助部104が不用意に折損してしまうおそれがあるため、この再生対応部品101が新たな成型品の原料となるものとしては特に問題とはならないが、そのままの形で再使用されるものとしては甚だ不安がある。
一方、上記した従来の第2技術では、シート材110における抓み代110aが座102に対し接着されていないため、実際に再生に移る前の段階、すなわちシート材110が座102に貼り付けられているべき段階で、抓み代110aを不用意に引掛ける等して、これを起点にシート材110が剥がれてしまうおそれが多分にある。
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、材質を問わず再生対応に優れたOA機器における再生対応部品を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明は、OA機器を構成する部品のうちの樹脂製の再生対応部品において、以下の点を特徴とする。第1の構成としては、裏面の少なくとも周縁部に粘着層を備えたシート材が貼着される凹み状の座を表面に有しており、前記シート材の一角部に対応する前記座の一隅部の縁が広げられている。これにより、再生対応部品を再生する際、シート材を取り除く必要があるが、座の一隅部の縁が広がっているため、ここに指先を入れてシート材の一角部を引掻いて引き剥がし、そのままシート材を座から剥ぎ取ることができる。しかも、シート材が座に対し少なくとも周縁部で接着されているため、再生に移る前の段階で、不用意に剥がれることはない。
第2の構成としては、裏面の少なくとも周縁部に粘着層を備えたシート材が貼着される凹み状の座を表面に有しており、前記シート材の一角部に対応する前記座の一隅部が表面と同一面上まで滑らかに隆起している。これにより、再生対応部品を再生する際、座の一隅部が表面と同一面上まで滑らかに隆起しているため、ここに存するシート材の一角部を指先で引掻いて引き剥がし、そのままシート材を座から剥ぎ取ることができる。しかも、シート材が座に対し少なくとも周縁部で接着されているため、再生に移る前の段階で、不用意に剥がれることはない。
第3の構成としては、突出した抓み代を一角部に備えるとともにこの抓み代を除く裏面の少なくとも周縁部に接着層を備えたシート材が貼着される座を表面に有しており、前記抓み代の少なくとも先端部が挿し込まれる挿込み穴が形成されている。これにより、座に対して接着されていない抓み代が挿込み穴に挿し込まれて、その先端部が隠れているため、再生に移る前の段階で、抓み代を不用意に引掛ける等して、剥がれることはない。しかも、再生の際には、抓み代を挿込み穴から抜き出し、これを抓んでシート材を座から剥ぎ取ることができる。
第4の構成としては、突出した抓み代を一角部に備えるとともにこの抓み代を除く裏面の少なくとも周縁部に接着層を備えたシート材が貼着される座を表面に有しており、前記抓み代の少なくとも一部を覆う突片が形成されている。これにより、座に対して接着されていない抓み代が突片で覆われているため、再生に移る前の段階で、抓み代を不用意に引掛ける等して、剥がれることはない。しかも、再生の際には、抓み代を突片から抜き出し、これを抓んでシート材を座から剥ぎ取ることができる。
ここで、実用的には、前記突片が前記抓み代の先端部からこれを覆っていたり、前記突片が一対よりなり、各々が前記抓み代の両側部各々からこれを覆っていたりすることが好ましい。前者では、抓み代の先端部が覆われているため、抓み代への不用意な引掛けがほぼ確実に防止できる点で有効である。後者では、抓み代の先端部を抓んでそのまま突片同士の間から抓み代を抜き出すことができるため、突片からの抓み代の抜出しが容易となる点で有効である。
ここで更に、挿込み穴に対しての抓み代の位置、又は突片に対しての抓み代の位置を安定させる観点から、シート材の位置決めができるように、表面に対して前記座が前記シート材を収容可能に凹んでいることが好ましい。
第5の構成としては、一端及び両側が開放された台座を有しており、この台座に対し、筒状で熱収縮性のあるフィルムが前記台座の一端から外挿され、このフィルムに熱を与えてこれが密着される。
第6の構成としては、少なくとも両側が開放されるとともに裏面に突起が形成された台座を有しており、この台座に対し、帯状で両端部に貫通穴が形成された熱収縮性のあるフィルムが前記台座の両側から両端部を挿入されて前記貫通穴を前記突起に引掛けることで巻き付けられ、このフィルムに熱を与えてこれが密着される。
これらにより、例えば予めフィルムに、当該再生対応部品に関する情報、搭載されるOA機器や各種ユニットに関する情報、操作手順等を印刷等で明記しておくことで、このフィルムが上記のシート材と同様の役割を果たすようになる。しかも、フィルムが台座に対し密着されているため、再生に移る前の段階で、不用意に剥がれることはない。更に、再生の際には、フィルムを取り除く必要があるが、これは刃物等で簡単に行える。
ここで、フィルムに当該再生対応部品に関する情報等を明記するまでもなく、前記フィルムが透明であって、このフィルムと前記台座との間にシート材が挟み込まれていてもよい。予めシート材に当該再生対応部品に関する情報等を明記しておけば、十分だからである。これにより、シート材がフィルムで密封されるようになるため、再生に移る前の段階で、不用意に剥がれることはない。しかも、シート材が接着されているわけではないため、再生の際には、フィルムを取り除くことで、シート材も取り除くことができる。
本発明のOA機器における再生対応部品によれば、当該再生対応部品に関する情報等を示すシート材やフィルムが、再生に移る前の段階では不用意に剥がれることはなく、しかも再生の際には、そのシート材やフィルムを確実に取り除くことができる。従って、この再生対応部品は、再生対応に優れたものと言える。勿論、材質を制限する要素はない。
以下に、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳述する。先ず、本発明の第1実施形態である再生対応部品について説明する。図1は第1実施形態の再生対応部品の要部を示す平面図、図2は図1のA−A断面図、図3は図1のB−B断面図、図4は図1のC−C断面図である。
図1〜図4に示すように、シート材10はほぼ矩形状であって、この裏面全域に、接着層を備えている。このシート材10の表面には、再生対応部品1に関する情報、再生部品1が搭載されるOA機器や各種ユニットに関する情報、操作手順等が印刷等で明記されている。なお、シート材10の裏面に形成の接着層の形成領域については、裏面全域に限らず、裏面の少なくとも周縁部であれば足りる。
再生対応部品1は、PC(ポリカーボネイト)やABS(アクリルニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)等の樹脂材料から射出成型されて成るものであって、その表面には、シート材10よりも若干大きい程度の凹み状の座2が形成されている。なお、再生対応部品1の材質は、樹脂である限り限定はない。シート材10は、座2の縁によって位置決めされながら、座2の上に貼り付けられている。
ここで本第1実施形態では、座2の四隅部のうちの一隅部(図1では右上隅部)の縁がコの字状に外側に広げられていて、この部分によって、座2と同一面上で、且つ再生対応部品1の表面に対して凹んだ凹部3が形成されている。
このような構成にすると、再生対応部品1を再生する際、再生処理に支障を来たすシート材10を取り除く必要があるが、凹部3に指先を入れてシート材10の一角部を引掻いて引き剥がし、そのままシート材10を座から確実に剥ぎ取ることができる。その際、鋭利な先端を有するような特別な道具を用いる必要もなく簡便に行える。しかも、シート材10が座2に対し少なくとも周縁部で接着されているため、再生に移る前の段階で、不用意に剥がれることはなく、再生対応部品1に関する情報等を確実に示すことができる。
従って、このような再生対応部品1は、再生対応に優れたものと言える。勿論、材質を制限する要素はない。
次に、本発明の第2実施形態について、図5〜図7を参照しながら説明する。図5は第2実施形態の再生対応部品の要部を示す平面図、図6は図5のD−D断面図、図7は図5のE−E断面図である。なお、第1実施形態と重複する説明は省略する。
本第2実施形態では、座2の四隅部のうちの一隅部(図5では右上隅部)が再生対応部品1の表面と同一面上まで滑らかに隆起していて、この部分によって、隆起部2aが形成されている。この隆起部2a上には、シート材10における対応の一角部が貼着されている。
このような構成にすると、再生対応部品1を再生する際、隆起部2a上に存するシート材10の一角部を指先で引掻いて引き剥がし、そのままシート材10を座から確実に剥ぎ取ることができる。しかも、上記の第1実施形態と同様、シート材10が座2に対し少なくとも周縁部で接着されているため、再生に移る前の段階で、不用意に剥がれることはない。
次に、本発明の第3実施形態について、図8〜図11を参照しながら説明する。図8は第3実施形態の再生対応部品の要部を示す平面図、図9は図8のF−F断面図、図10は図8のG−G断面図、図11は図8のH−H断面図である。
図8〜図11に示すように、シート材10は、主領域がほぼ矩形状であり、四角部のうちの一角部(図8では右上角部)には、外側に突出した抓み代10aを備える。このシート材10は、抓み代10aを除く主領域の裏面全域に粘着層を備えており、他方の表面には、再生対応部品1に関する情報等が印刷等で明記されている。なお、シート材10の裏面に形成の接着層の形成領域については、主領域の裏面全域に限らず、主領域の裏面の少なくとも周縁部であれば足りる。
再生対応部品1は、第1実施形態と同じく樹脂材料から射出成型されて成るものであって、その表面には、これと同一面上にシート材10よりも若干大きい程度の座2(図8中の一点鎖線参照)が形成されている。シート材10は、座2の上に貼り付けられている。
ここで本第3実施形態では、再生対応部品1の表面において、貼着されたシート材10における抓み代10aに対応する位置に、挿込み穴4が貫通形成されており、この挿込み穴4に抓み代10aが挿し込まれている。なお、図8及び図11では、挿込み穴4は、抓み代10aのほとんどを挿し込めるように形成されているが、少なくとも先端部を挿し込めるように形成すれば、その機能を達成できる。
このような構成にすると、座2に対して接着されていない抓み代10aが挿込み穴4に挿し込まれて、その先端部が隠れているため、再生に移る前の段階で、抓み代10aを不用意に引掛ける等して、剥がれることはない。しかも、再生の際には、抓み代10aを挿込み穴4から抜き出し、これを抓んでシート材10を座2から剥ぎ取ることができる。
次に、本発明の第4実施形態について、図12〜図14を参照しながら説明する。図12は第4実施形態の再生対応部品の要部を示す平面図、図13は図12のI−I断面図、図14は図12のJ−J断面図である。なお、第3実施形態と重複する説明は省略する。後述する第5実施形態においても同様とする。
本第4実施形態では、再生対応部品1の表面において、貼着されたシート材10における抓み代10aに対応する位置に、抓み代10aの先端部からこれを覆う鉤状の突片5が形成されている。なお、図12では、突片5は、抓み代10aの先端部すべてを覆うように形成されているが、その一部を覆うように形成すれば、その機能を達成できる。
このような構成にすると、座2に対して接着されていない抓み代10aの特に先端部が突片5で覆われているため、再生に移る前の段階で、抓み代10aを不用意に引掛ける等して、剥がれることは確実にない。しかも、再生の際には、抓み代10aを突片5から抜き出し、これを抓んでシート材10を座2から剥ぎ取ることができる。
次に、本発明の第5実施形態について、図15〜図17を参照しながら説明する。図15は第5実施形態の再生対応部品の要部を示す平面図、図16は図15のK−K断面図、図17は図15のL−L断面図である。
本第5実施形態では、再生対応部品1の表面において、貼着されたシート材10における抓み代10aに対応する位置に、抓み代10aの両側部各々からこれを覆う一対の鉤状の突片5,5が形成されている。なお、図15では、突片5,5は、抓み代10aの両側部各々に沿ってその一部を覆うように形成されているが、そのすべてを覆うように形成してもよい。
このような構成にすると、座2に対して接着されていない抓み代10aの両側部が突片5,5で覆われているため、再生に移る前の段階で、抓み代10aを不用意に引掛ける等して、剥がれることはない。しかも、再生の際には、抓み代10aを突片5,5同士の間から容易に抜き出し、これを抓んでシート材10を座2から剥ぎ取ることができる。
なお、第3〜第5実施形態に共通する変形例として、第1、第2実施形態と同様に、座2がシート材10を収容可能に凹んでいてもよい。シート材10の位置決めが行えることから、挿込み穴4に対しての抓み代10aの位置、又は突片5に対しての抓み代10aの位置が安定するからである。
次に、本発明の第6実施形態について、図18〜図21を参照しながら説明する。図18は第6実施形態の再生対応部品の要部を示す平面図、図19は図18のM−M断面図、図20は図18のN−N断面図、図21はその再生対応部品の製作段階の一過程を示すN−N断面相当図である。
本第6実施形態では、再生対応部品1は、第1〜第5実施形態と同じく樹脂材料から射出成型されて成るものであって、図18〜図21に示すように、その表面に、矩形で平板状の台座6が形成されている。この台座6は、再生対応部品1にコの字状の貫通溝7を形成することで得られるものであって、貫通溝7によって一端(図18では左の縁)及び両側(図18では上下の縁)が開放されている。
一方、予め、再生対応部品1に関する情報等が印刷等で明記された筒状で熱収縮性のあるフィルム11を準備しておく。このフィルム11としては、ポリエステル樹脂やポリ塩化ビニルやポリスチレン等が適用される。そして、台座6に対し、そのフィルム11を台座6の一端から貫通溝7を通じて外挿し(図21参照)、その後このフィルム11に熱を加えてこれを収縮させる。これにより、台座6には、その表裏両面及び両側にフィルム11が密着される(図18〜図20参照)。こうして再生対応部品1が製作される。
このような再生対応部品1では、フィルム11によって再生対応部品1に関する情報等を示すことができる。しかも、フィルム11が台座6に対し密着されているため、再生に移る前の段階で、不用意に剥がれることはない。更に、再生の際には、フィルム11を取り除く必要があるが、これは刃物等による切り取りで簡単に行える。
次に、本発明の第7実施形態について、図22〜図24を参照しながら説明する。図22は第7実施形態の再生対応部品の要部を示す平面図、図23は図22のO−O断面図、図24は図22のP−P断面図である。なお、本第7実施形態は第6実施形態を変形したものであり、これと重複する説明は省略する。
本第7実施形態では、フィルム11は何ら印刷等が施されていない単なる透明のものである。その代わりに、再生対応部品1に関する情報等が印刷等で表面に明記されたシート材10が準備される。このシート材10は、台座6の表面上に収まる大きさである。但し、その裏面には粘着層はない。
このシート材10は、再生対応部品1の製作段階で、加熱される前のフィルム11と台座6の表面との間に挟み込まれ、その後フィルム11に熱を加えてこれを熱収縮させることにより、フィルム11で密封される。こうして再生対応部品1が製作される。
このような再生対応部品1では、シート材10によって再生対応部品1に関する情報等を示すことができる。しかも、シート材10がフィルム11で密封されているため、再生に移る前の段階で、不用意に剥がれることはない。更に、再生の際には、フィルム11と共にシート材10を取り除く必要があるが、これは刃物等によるフィルム11の切り取りで簡単に行える。シート材10が接着されているわけではないからである。
なお、本第7実施形態の変形例として、台座6の表面にシート材10を収容する凹み状の座が形成されていてもよい。シート材10の位置決めが行える点で有効だからである。
次に、本発明の第8実施形態について、図25〜図28を参照しながら説明する。図25は第8実施形態の再生対応部品の要部を示す平面図、図26は図25のQ−Q断面図、図27は図25のR−R断面図、図28はその再生対応部品の製作段階の一過程を示すR−R断面相当図である。なお、第6、第7実施形態と重複する説明は省略する。
本第8実施形態では、図25〜図28に示すように、再生対応部品1は、その表面に、矩形で平板状の台座6が形成されており、この台座6は、貫通溝7によって一端(図25では左の縁)及び両側(図25では上下の縁)が開放されている。また、この台座6の裏面には、内側に向けて鉤状の突起6aが形成されている。なお、台座6の開放部位については、両側が開放されていれば、その機能を達成できる。
一方、フィルム11は、予め再生対応部品1に関する情報等が印刷等で明記された熱収縮性のある帯状であって、この両端部には、再生対応部品1の製作段階で突起6aに引掛けられる貫通穴11aが形成されている。そして、台座6に対し、そのフィルム11の両端部を台座6の両側から貫通溝7を通じて挿入し、貫通穴11aを突起6aに引掛けて巻き付け(図28参照)、その後このフィルム11に熱を加えてこれを収縮させる。これにより、台座6には、その表面、裏面の一部、及び両側にフィルム11が密着される(図25〜図27参照)。こうして再生対応部品1が製作される。なお、フィルム11の端部とは、台座6の両側から貫通溝7を通じて挿入される部分を言い、本実施形態のようにフィルム11が幅広い帯状である場合には、その長辺部に相当し、逆にフィルム11が幅狭い帯状である場合には、その短辺部に相当する。
このような再生対応部品1でも、第6実施形態と同様、フィルム11によって再生対応部品1に関する情報等を示すことができ、しかも、再生に移る前の段階で、フィルム11が台座6から不用意に剥がれることはないし、更に、再生の際には、刃物等による切り取りでフィルム11を取り除くことができる。
なお、本第8実施形態においても、第6実施形態に対しての変形例である第7実施形態と同様に、シート材10を用いる構成としてもよい。更に、そのシート材10の位置決めができるように、台座6の表面にシート材10を収容する凹み状の座が形成されていてもよい。
その他本発明は上記の各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、種々の変更が可能である。
本発明は、OA機器を構成する部品のうちの樹脂製の再生対応部品に有用である。
本発明の第1実施形態の再生対応部品の要部を示す平面図である。 図1のA−A断面図である。 図1のB−B断面図である。 図1のC−C断面図である。 本発明の第2実施形態の再生対応部品の要部を示す平面図である。 図5のD−D断面図である。 図5のE−E断面図である。 本発明の第3実施形態の再生対応部品の要部を示す平面図である。 図8のF−F断面図である。 図8のG−G断面図である。 図8のH−H断面図である。 本発明の第4実施形態の再生対応部品の要部を示す平面図である。 図12のI−I断面図である。 図12のJ−J断面図である。 本発明の第5実施形態の再生対応部品の要部を示す平面図である。 図15のK−K断面図である。 図15のL−L断面図である。 本発明の第6実施形態の再生対応部品の要部を示す平面図である。 図18のM−M断面図である。 図18のN−N断面図である。 第6実施形態の再生対応部品の製作段階の一過程を示すN−N断面相当図である。 本発明の第7実施形態の再生対応部品の要部を示す平面図である。 図22のO−O断面図である。 図22のP−P断面図である。 本発明の第8実施形態の再生対応部品の要部を示す平面図である。 図25のQ−Q断面図である。 図25のR−R断面図である。 第8実施形態の再生対応部品の製作段階の一過程を示すR−R断面相当図である。 従来の第1技術の再生対応部品の要部を示す平面図である。 図29のS−S断面図である。 図29のT−T断面図である。 図29のU−U断面図である。 従来の第2技術の再生対応部品の要部を示す平面図である。 図33のV−V断面図である。
符号の説明
1 再生対応部品
2 座
2a 隆起部
3 凹部
4 挿込み穴
5 突片
6 台座
6a 突起
7 貫通溝
10 シート材
10a 抓み代
11 フィルム
11a 貫通穴

Claims (10)

  1. OA機器を構成する部品のうちの樹脂製の再生対応部品において、
    裏面の少なくとも周縁部に粘着層を備えたシート材が貼着される凹み状の座を表面に有しており、前記シート材の一角部に対応する前記座の一隅部の縁が広げられていることを特徴とするOA機器における再生対応部品。
  2. OA機器を構成する部品のうちの樹脂製の再生対応部品において、
    裏面の少なくとも周縁部に粘着層を備えたシート材が貼着される凹み状の座を表面に有しており、前記シート材の一角部に対応する前記座の一隅部が表面と同一面上まで滑らかに隆起していることを特徴とするOA機器における再生対応部品。
  3. OA機器を構成する部品のうちの樹脂製の再生対応部品において、
    突出した抓み代を一角部に備えるとともにこの抓み代を除く裏面の少なくとも周縁部に接着層を備えたシート材が貼着される座を表面に有しており、前記抓み代の少なくとも先端部が挿し込まれる挿込み穴が形成されていることを特徴とするOA機器における再生対応部品。
  4. OA機器を構成する部品のうちの樹脂製の再生対応部品において、
    突出した抓み代を一角部に備えるとともにこの抓み代を除く裏面の少なくとも周縁部に接着層を備えたシート材が貼着される座を表面に有しており、前記抓み代の少なくとも一部を覆う突片が形成されていることを特徴とするOA機器における再生対応部品。
  5. 前記突片が前記抓み代の先端部からこれを覆うことを特徴とする請求項4に記載のOA機器における再生対応部品。
  6. 前記突片が一対よりなり、各々が前記抓み代の両側部各々からこれを覆うことを特徴とする請求項4に記載のOA機器における再生対応部品。
  7. 表面に対して前記座が前記シート材を収容可能に凹んでいることを特徴とする請求項3から6のいずれかに記載のOA機器における再生対応部品。
  8. OA機器を構成する部品のうちの樹脂製の再生対応部品において、
    一端及び両側が開放された台座を有しており、この台座に対し、筒状で熱収縮性のあるフィルムが前記台座の一端から外挿され、このフィルムに熱を与えてこれが密着されることを特徴とするOA機器における再生対応部品。
  9. OA機器を構成する部品のうちの樹脂製の再生対応部品において、
    少なくとも両側が開放されるとともに裏面に突起が形成された台座を有しており、この台座に対し、帯状で両端部に貫通穴が形成された熱収縮性のあるフィルムが前記台座の両側から両端部を挿入されて前記貫通穴を前記突起に引掛けることで巻き付けられ、このフィルムに熱を与えてこれが密着されることを特徴とするOA機器における再生対応部品。
  10. 前記フィルムが透明であって、このフィルムと前記台座との間にシート材が挟み込まれていることを特徴とする請求項8又は9に記載のOA機器における再生対応部品。
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