JP3100737U - シールラベル - Google Patents

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Abstract

【課題】 ラベル本体部に取り囲まれた内周余白部の分離が容易なシールラベルを提供する。
【解決手段】ラベル層110とセパレータ層120とを備え、ラベル層110は、ラベル本体部111と、ラベル本体部111に囲まれ、ラベル本体部111との分離が可能な内周余白部113とを有し、セパレータ層120は、ラベル本体部111の粘着面の一部を覆うセパレータ本体部121と、内周余白部112の粘着面の一部を覆い、セパレータ本体部121との分離が可能な内周余白保持部123とを有している。本考案によれば、指などを押し入れることによって内周余白保持部123ごと内周余白部113を簡単に除去することができる。これにより、内周余白部113を剥離する際にラベル本体部111に皺が生じたり、ラベル本体部111の印刷面110aに傷が付くおそれがなくなる。
【選択図】 図1

Description

本考案はシールラベルに関し、特に、ラベル本体部に取り囲まれた内周余白部を有するシールラベルに関する。
大容量のデジタルデータを記録するための記録媒体として、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)に代表される光記録媒体が広く用いられているが、特に近年、CD−RやDVD−R等、ユーザによるデータの記録が可能なタイプの光記録媒体が急速に普及している。記録が可能な光記録媒体を用いれば、画像データや音楽データのようにファイルサイズの大きなデジタルデータを簡単且つ安価に保存することができることから、多くのユーザによって利用されるに至っている。このようなタイプの光記録媒体が普及するに連れ、光入射面とは反対側の面(以下、「レーベル面」という)側にラベルを貼ることによってオリジナルの光記録媒体を作製したいという要望が高まり、専用のシールラベルが多く市販されるに至っている。
このようなシールラベルは、ラベル層とラベル層の粘着面側に設けられたセパレータ層によって構成されており、ラベル層側にインクジェット式のプリンタやレーザプリンタ等を用いて所望の画像を印刷した後、ラベル層に含まれるラベル本体部を剥がし、これを光記録媒体のレーベル面側に貼り付けることによってオリジナルの光記録媒体を作製することができる。ここで、光記録媒体のレーベル面はドーナツ形であることから、ここに貼り付けるラベル本体部の平面形状もドーナツ形とする必要がある(特許文献1及び特許文献2参照)。このため、シールラベルのラベル層には、ドーナツ形のラベル本体部の他、その外側に位置する外周余白部及び内側に位置する内周余白部によって構成されることが一般的である。したがって、ラベル本体部の貼り付けを行うためには、まずラベル本体部と外周余白部及び内周余白部とを分離し、その後、光記録媒体のレーベル面側に貼り付けを行う必要がある。
しかしながら、ラベル本体部と外周余白部の境界を起点としてラベル本体部をセパレータ層から剥離すると、内周余白部がラベル本体部と分離することなく、一緒に剥離してしまう。このような状態でラベル本体部を剥離した後、内周余白部をラベル本体部から分離しようとすると、ラベル本体部の粘着面に指が触れてしまうおそれがある。ラベル本体部の粘着面に指が触れると、触れた部分の粘着力が低下し、剥がれが生じやすくなってしまうばかりか、粘着面に指紋の跡が残り、外観を損ねてしまうおそれもある。これを避けるためには、ラベル本体部を剥離する前に予め内周余白部をセパレータ層から剥離しておくか、内周余白部がラベル本体部と一緒に剥離しないよう、内周余白部を指で押さえながらラベル本体部を剥離する必要があった。
特開2001−101827号公報 特開2003−54528号公報
しかしながら、ラベル本体部を剥離する前に予め内周余白部をセパレータ層から剥離する方法では、内周余白部を剥離する際にラベル本体部に皺が生じたり、ラベル本体部の印刷面に傷が付くおそれがある。一方、内周余白部を指で押さえながらラベル本体部を剥離する方法は、その作業自体が必ずしも容易ではない。
このような問題は、光記録媒体用のシールラベルのみならず、ラベル本体部の内側に内周余白部が設けられた各種シールラベルについても共通に生じる問題である。
本考案は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、ラベル本体部に取り囲まれた内周余白部の分離が容易なシールラベルを提供することを目的とする。
本考案によるシールラベルは、ラベル層と、前記ラベル層の粘着面側に設けられたセパレータ層とを備えるシールラベルであって、前記ラベル層は、ラベル本体部と、前記ラベル本体部に囲まれ、前記ラベル本体部との分離が可能な内周余白部とを有し、前記セパレータ層は、少なくとも前記ラベル本体部の前記粘着面の一部を覆うセパレータ本体部と、少なくとも前記内周余白部の前記粘着面の一部を覆い、前記セパレータ本体部との分離が可能な内周余白保持部とを有していることを特徴とする。
本考案によれば、プリンタ等を用いてラベル層に所望の画像を印刷した後、セパレータ層側又はラベル層側から指などを押し入れることによって内周余白保持部ごと内周余白部を簡単に除去することができる。これにより、内周余白部を剥離する際にラベル本体部に皺が生じたり、ラベル本体部の印刷面に傷が付くおそれがなくなるばかりでなく、内周余白部を指で押さえながらラベル本体部を剥離するといった作業を行う必要もなくなる。
また、前記セパレータ本体部は、前記内周余白部の外周部分における前記粘着面をさらに覆っており、前記内周余白保持部は、前記内周余白部の中心部分における前記粘着面を覆っていることが好ましい。このように、内周余白部よりも内周余白保持部のサイズを小さく設定すれば、製造時において、セパレータ本体部と内周余白保持部とを分離する切り込みを形成する際に生じる切断痕がラベル本体部に残らないことから、印刷品質を損なうことがない。
一方、前記内周余白保持部は、前記内周余白部の前記粘着面の全部を覆っていても良く、この場合、前記内周余白保持部は、前記内周余白部の周囲に位置するラベル本体部の前記粘着面をさらに覆っていることが好ましい。このように、内周余白部よりも内周余白保持部のサイズを大きく設定した場合には、ラベル層側から指などを押し入れることによって内周余白保持部ごと内周余白部を簡単に除去すればよい。
また、前記内周余白部の外周と前記内周余白保持部の外周との距離は1mm以上、3mm以下に設定することが好ましい。これによれば、プリンタ等を用いてラベル層に印刷を行う場合であっても、内周余白部と内周余白保持部が一体となってシールラベル本体から脱落することがなく、且つ、内周余白部の除去の際にラベル本体部に皺が生じるおそれもない。
また、前記ラベル本体部がドーナツ形であることが好ましい。これによれば、CD−RやDVD−R等のラベルとして用いることが可能となる。
さらに、前記ラベル層は、前記ラベル本体部の外周部分に隣接して設けられ、前記ラベル本体部との分離が可能なラベルタブ部をさらに有し、前記セパレータ層は、前記セパレータ本体部との分離が可能なセパレータタブ部をさらに有し、前記セパレータタブ部は、前記ラベル本体部の前記粘着面の前記一部とは異なる部分を覆う第1の部分と、前記ラベルタブ部の前記粘着面を覆う第2の部分を備えており、前記第1の部分の外周が円弧状であることが好ましい。これによれば、ラベル本体部の粘着面に指を触れることなく、ラベルタブ部及びセパレータタブ部を指でつまむことによってハンドリングすることができる。しかも、セパレータタブ部の第1の部分の外周の形状が円弧状であることから、セパレータタブ部の第2の部分を指でつまみ、水平方向に回転させるように捻れば、ラベル本体部と貼り付け対象物との間に挟まれた第1の部分を簡単に引き抜くことができる。
この場合、前記セパレータタブ部の前記第1の部分の前記外周の一方の端部を接点とする接線と、前記セパレータタブ部の前記第1の部分の前記外周の他方の端部を接点とする接線とが、前記ラベル本体部と前記ラベルタブ部の境界からみて前記ラベル本体部側で交差することが好ましい。これによれば、セパレータタブ部の第2の部分を水平方向に回転させるように捻りながら引き抜く際、既に接着された部分に阻害されることなくセパレータタブ部の第1の部分を引き抜くことができるので、より小さい力で引き抜きを行うことが可能となる。
このように、本考案によれば、プリンタ等を用いてラベル層に所望の画像を印刷した後、セパレータ層側又はラベル層側から指などを押し入れることによって内周余白保持部ごと内周余白部を簡単に除去することができる。これにより、内周余白部を剥離する際にラベル本体部に皺が生じたり、ラベル本体部の印刷面に傷が付くおそれがなくなるばかりでなく、内周余白部を指で押さえながらラベル本体部を剥離するといった作業を行う必要もなくなる。
以下、添付図面を参照しながら、本考案の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本考案の好ましい実施形態によるシールラベルの構造を示す図であり、(a)は略平面図、(b)はA−A線に沿った略断面図、(c)はB−B線に沿った略断面図である。
図1に示すように、本実施形態によるシールラベル100は、粘着性を有するラベル層110と、ラベル層110の粘着面110b側に設けられたセパレータ層120によって構成されている。ラベル層110の粘着面110bと反対側の面は印刷面110aであり、プリンタ等による印刷はこの印刷面110aに対して行われる。
ラベル層110は、ドーナツ形であるラベル本体部111と、ラベル本体部111の外側に位置する外周余白部112と、ラベル本体部111の内側に位置する内周余白部113と、ラベル本体部111の外周部分に隣接して設けられたラベルタブ部114によって構成されている。これらラベル本体部111、外周余白部112、内周余白部113及びラベルタブ部114は、ラベル層110に設けられた切り込み119によって互いに分離されているが、これらを剥がす前はセパレータ層120によって一体的に保持されている。ラベル本体部111の平面形状は、これを貼り付ける光記録媒体のレーベル面の形状に対応しており、例えば外径を120mm弱、内径を40mm程度に設定すれば、現行のCD−RやDVD−R等のラベルとして用いることが可能となる。
セパレータ層120は、セパレータ本体部121と、セパレータ本体部121に囲まれたセパレータタブ部122及び内周余白保持部123によって構成されている。セパレータ本体部121は、ラベル本体部111の大部分、外周余白部112の全部、内周余白部113の外周部分、並びに、ラベルタブ部114の外周の一部分の粘着面110bを覆っている。セパレータタブ部122は、ラベル本体部111及びラベルタブ部114の残りの部分を覆っており、内周余白保持部123は内周余白部113の残りの部分(中心部分)を覆っている。これらセパレータ本体部121、セパレータタブ部122及び内周余白保持部123は、セパレータ層120に設けられた切り込み129によって互いに分離されているが、これらはラベル層110によって一体的に保持されている。
内周余白保持部123の形状は内周余白部113の形状に合わせて円形とされており、その直径は、内周余白部113の直径に比べて1mm以上、3mm以下小さく設定することが好ましい。これは、内周余白保持部123の直径と内周余白部113の直径の差が1mm未満であると、プリンタ等を用いてラベル層110の印刷面110aに印刷を行う際にこれらが一体となってシールラベル100の本体から脱落してしまうおそれがあるからであり、上記差が3mm超であると、後述する内周余白部113の除去の際にラベル本体部111に皺が生じるおそれがあるからである。好ましくは、内周余白部113の直径に比べて内周余白保持部123の直径を1.5mm以上、2.0mm以下小さく設定すればよい。
図2は、ラベルタブ部114及びセパレータタブ部122の形状をより詳細に示す拡大平面図である。
図2に示すように、本実施形態においては、セパレータタブ部122の平面形状は円形であり、その一部分(第1の部分)122aはラベル本体部111の粘着面110bの一部分を覆っており、残りの部分(第2の部分)122bはラベルタブ部114の粘着面110bの大部分を覆っている。このようにセパレータタブ部122の平面形状は円形であることから、第1の部分122aの外周、つまりセパレータタブ部122の第1の部分122aとセパレータ本体部121との境界を規定する切り込み129aの形状は、当然ながら円弧状となっている。
また、本実施形態においては、セパレータタブ部122の第1の部分122aの外周の一方の端部P1を接点とする接線L1と、セパレータタブ部122の第1の部分122aの外周の他方の端部P2を接点とする接線L2とが、ラベル本体部111とラベルタブ部114の境界である切り込み119aからみてラベル本体部111側に位置する交点P3にて交差するように設定されている。換言すれば、切り込み119aに対して垂直な線L3及びL4を接点P1及びP2からラベル本体部111側に引いた場合、この線L3及びL4はいずれもセパレータタブ部122の第1の部分122aを通過することがない。その意義については後述する。
さらに、本実施形態においては、セパレータタブ部122の第1の部分122aの面積は、第2の部分122bの面積よりも小さく設定されている。このことは、接点P1と接点P2との直線距離が、セパレータタブ部122の直径よりも十分に小さいことを意味している。その意義についても後述する。
セパレータタブ部122の直径については特に限定されるものではないが、セパレータタブ部122に指を押し入れることによってセパレータ本体部121とセパレータタブ部122とを分離するのに好適な直径、すなわち、一般的な指の直径とほぼ同じかやや大きい程度の直径とすることが好ましく、具体的には、20mm以上、30mm以下とすることが好ましい。
一方、ラベルタブ部114は、セパレータタブ部122の第2の部分122bの形状に対応しており、その大きさ(面積)は、セパレータタブ部122の第2の部分122bよりも一回り大きく設定されている。つまり、セパレータタブ部122の第2の部分122bとセパレータ本体部121との境界を規定する切り込み129bよりも、ラベルタブ部114と外周余白部112との境界を規定する切り込み119bの方が相対的に外周側に位置している。これによって、ラベルタブ部114をセパレータ層120から剥がす前に、切り込み119b及び切り込み129bに沿ってラベルタブ部114及びセパレータタブ部122の一部が本体から分離するのを防止している。
以上が本実施形態によるシールラベル100の構成であり、次に、その使用方法について説明する。
まず、プリンタ等を用いてラベル層110の少なくともラベル本体部111に対して所望の画像を印刷した後、図3に示すように、セパレータ層120側から内周余白保持部123を指で押し、さらに指を押し入れることによって図4に示すように内周余白保持部123及び内周余白部113をシールラベル100の本体から分離させる。ここで、内周余白保持部123の直径と内周余白部113の直径の差dが3mm以下に設定されていれば、比較的弱い力で内周余白保持部123を指で押すだけでこれらを分離することができることから、分離の際にラベル本体部111に皺が生じることはほとんどない。但し、上述の通り、内周余白保持部123の直径と内周余白部113の直径の差dが1mm未満であると、印刷時にこれらが一体となってシールラベル100の本体から脱落してしまうおそれがあることから、これらの差dについては1mm以上に設定することが好ましい。このように、本実施形態においては、非常に簡単にラベル本体部111と内周余白部113とを分離することができる。
このようにしてラベル本体部111と内周余白部113とを分離した後、次に、ラベル本体部111をセパレータ層120から剥離する。剥離の手順は次の通りである。まず、図5に示すように、セパレータ層120側からセパレータタブ部122を指で押し、さらに指を押し入れることによって図6に示すようにセパレータ本体部121とセパレータタブ部122を分離させる。図2を用いて説明したように、セパレータタブ部122はラベル本体部111の粘着面110bの一部及びラベルタブ部114の粘着面110bの大部分を覆っていることから、これによって、ラベル本体部111の一部及びラベルタブ部114の全部がセパレータ層120から剥離する。
次に、図7に示すように、ラベルタブ部114とセパレータタブ部122を指でつまみながら、ラベル本体部111をセパレータ層120から剥離する。これにより、粘着面に指を触れることなくラベル本体部111をセパレータ層120から剥離することができる。また、ラベル本体部111をセパレータ層120から剥離する時点で、既に内周余白部113が除去されていることから、内周余白部113を指で押さえながらラベル本体部111を剥離するといった作業は不要である。尚、以下の説明においては、ラベルタブ部114とセパレータタブ部122を併せて単に「タブ部」と呼ぶことがある。
このようにしてラベル本体部111をセパレータ層120から剥離した後、タブ部を指でつまみながら、図8に示すようにラベル本体部111の粘着面110bが光記録媒体10のレーベル面10aと向き合うように重ね合わせ、図9に示すようにラベル本体部111を光記録媒体10に貼り付ける。このとき、ラベル本体部111には未だセパレータタブ部122が貼り付いていることから、ラベル本体部111の粘着面110bと光記録媒体10のレーベル面10aとの間にセパレータタブ部122の第1の部分122aが挟み込まれた状態となる。したがって、挟み込まれたセパレータタブ部122を引き抜けば、ラベル本体部111の貼り付けを完了することができる。
セパレータタブ部122の引き抜きは、タブ部を指でつまみながら、図10に示すようにこれを水平方向に回転させるように捻りながら行う。このとき、挟み込まれたセパレータタブ部122の第1の部分122aには捻りによる力が加わる。
このため、もし、挟み込まれたセパレータタブ部122の第1の部分122aの外周が直線的であり、例えばその平面形状が略四角形であるとすると、図11に示すように方向Dに回転させるように捻りながら引き抜こうとした場合、一方の角部201に力が集中し、この部分が破れるおそれがあるばかりでなく、既にレーベル面10aに貼り付いている部分200によって角部201、202の回転が阻害されてしまう。したがって、簡単に引き抜くことはできない。
しかしながら、本実施形態においては、挟み込まれたセパレータタブ部122の第1の部分122aの外周の形状が円弧状であることから、特定の部分に力が集中したり、既にレーベル面10aに貼り付いている部分によって回転が阻害されることがない。このため、図12に示すように、セパレータタブ部122の第1の部分122aを破ることなく、簡単に引き抜くことができる。
以上説明したように、本実施形態によるシールラベル100は、セパレータ本体部121との分離が可能であり、且つ、内周余白部113とは径の異なる内周余白保持部123が設けられていることから、プリンタ等を用いてラベル層110の印刷面110aに対して印刷を行った後、内周余白保持部123ごと内周余白部113を簡単に除去することができる。これにより、内周余白部113を剥離する際にラベル本体部111に皺が生じたり、ラベル本体部111の印刷面110aに傷が付くおそれがなくなるばかりでなく、内周余白部113を指で押さえながらラベル本体部111を剥離するといった作業を行う必要もなくなる。
しかも、本実施形態においては、内周余白部113よりも内周余白保持部123の方が径が小さいことから、製造時にセパレータ本体部121と内周余白保持部123とを分離する切り込み129を形成する際、切り込み129に沿ってラベル層120側に形成される切断痕がラベル本体部111に残らないことから、印刷品質を損なうこともない。
さらに、本実施形態によるシールラベル100は、貼り付けの際にラベル本体部111と光記録媒体10との間に挟み込まれるセパレータタブ部122の第1の部分122aの外周が円弧状であることから、破れを生じることなく簡単にこれを引き抜くことができる。
しかも、図2を用いて説明したように、P1を接点とする接線L1とP2を接点とする接線L2とがラベル本体部111側に位置する交点P3にて交差するように設計されていることから、タブ部を水平方向に回転させるように捻りながら引き抜く際に、既に接着された部分に阻害されることなくセパレータタブ部122を引き抜くことができるので、より小さい力で引き抜きを行うことが可能となる。つまり、図13に示すように、P1'を接点とするとする接線L1'とP2'を接点とする接線L2'とがラベルタブ部114側に位置する交点P4にて交差するように設定されている場合、換言すれば、切り込み119aに対して垂直な線L3及びL4がセパレータタブ部122の第1の部分122aを通過するように設定されている場合、タブ部を水平方向に回転させるように捻りながら引き抜く際に、既に接着された部分を一部剥がしながらセパレータタブ部122が引き抜かれることになるため、引き抜きに必要な力がやや大きくなってしまうが、本実施形態では既に接着された部分に阻害されることがないので、非常に簡単に引き抜きを行うことが可能となる。但し、図13に示す形態においても、特定の部分に力が集中して破れが生じるといった可能性は少ないというメリットは有している。
さらに、本実施形態においては、ラベル本体部111と光記録媒体10に挟まれる部分(第1の部分122a)の面積は相対的に小さく、実際に指でつまむ部分(第2の部分122b)の面積は相対的に大きく設定されていることから、引き抜き作業を容易に行うことが可能となる。
本考案は、以上説明した実施の形態に限定されることなく、実用新案登録請求の範囲に記載された考案の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本考案の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施形態によるシールラベル100にはタブ部(ラベルタブ部114及びセパレータタブ部122)が設けられているが、本考案においてこれを設けることは必須でなく、省略しても構わない。
また、上記実施形態においては、内周余白保持部123の径を内周余白部113の径よりも小さく設定しているが、これとは逆に、図14に示すように、内周余白保持部123の径を内周余白部113の径よりも大きく設定しても構わない。つまり、内周余白保持部123が内周余白部113の粘着面の全部と、内周余白部113の周囲に位置するラベル本体部111の粘着面を覆っていても構わない。この場合、上記実施形態とは逆に、ラベル層110側から内周余白部113を指で押し、さらに指を押し入れることによって内周余白部113及び内周余白保持部123をシールラベル100の本体から分離させればよい。
さらにまた、図15に示すように、内周余白保持部123の径と内周余白部113の径とを一致させるとともに、セパレータ層120に2以上のアンカット部分(0.3mm〜0.4mm程度の僅かな接続部分)130を設けることによってこれらの分離を防止しても構わない。この場合、ラベル層110側及びセパレータ層120側のいずれから指を押し入れても、内周余白部113及び内周余白保持部123をシールラベル100の本体から分離させることができる。
また、上記実施形態においては、ラベル本体部111の平面形状をドーナツ形としたが、これは貼り付けの対象がCD−Rのような光記録媒体である場合を想定したためであり、分離可能な内周余白部113を取り囲んでいる限り、本考案においてラベル本体部111の形状や貼り付けの対象においては何ら限定されるものではない。したがって、例えば、図16に示すようにラベル本体部111の外周形状が四角形であっても構わない。また、ラベル本体部111によって取り囲まれている限り内周余白部113の形状についても限定されず、図17に示すようにこれが四角形であっても構わない。さらに、内周余白部113の数についても限定されず、図18に示すようにこれが2個以上設けられていても構わない。
尚、本考案の対象はプリンタを用いてユーザによる印刷可能なシールラベルに限定されるものではなく、予め印刷が施されたシールラベルに対しても適用が可能である。また、貼り付けの対象についても、CD−R等の光記録媒体のみならず、ビデオテープ、オーディオテープ、フレキシブルディスク、MO等の記録媒体を対象とすることも可能であるし、さらには、記録媒体以外をその対象とすることも可能である。
本考案の好ましい実施形態によるシールラベル100の構造を示す図であり、(a)は略平面図、(b)はA−A線に沿った略断面図、(c)はB−B線に沿った略断面図である。 ラベルタブ部114及びセパレータタブ部122の形状をより詳細に示す拡大平面図である。 セパレータ層120側から内周余白保持部123を指で押す前の状態を示す図である。 内周余白保持部123に指を押し入れることによって、内周余白保持部123と内周余白部113をシールラベル100の本体から分離させた状態を示す図である。 セパレータ層120側からセパレータタブ部122を指で押す前の状態を示す図である。 セパレータタブ部122に指を押し入れることによってセパレータ本体部121とセパレータタブ部122を分離させた状態を示す図である。 タブ部(ラベルタブ部114及びセパレータタブ部122)を指でつまみながらラベル本体部111をセパレータ層120から剥離している状態を示す図である。 ラベル本体部111を光記録媒体10のレーベル面10aに貼り付ける前の状態を示す図である。 ラベル本体部111を光記録媒体10のレーベル面10aに貼り付けた後の状態を示す図である。 挟み込まれたセパレータタブ部122の引き抜き方法を説明するための図である。 セパレータタブ部122の第1の部分122aの平面形状が略四角形である場合の問題点を説明するための図である。 セパレータタブ部122を引き抜いた状態を示す図である。 ラベルタブ部114及びセパレータタブ部122の他の形状をより詳細に示す拡大平面図である。 内周余白保持部123の径を内周余白部113の径よりも大きく設定した例を示す図である。 内周余白保持部123の径と内周余白部113の径も一致させた例を示す図である。 ラベル本体部111の外周形状を四角形とした例を示す図である。 内周余白部113の形状をを四角形とした例を示す図である。 一つのラベル本体部111に対して複数の内周余白部113が存在する例を示す図である。
符号の説明
10 光記録媒体
10a レーベル面
100 シールラベル
110 ラベル層
110a 印刷面
110b 粘着面
111 ラベル本体部
112 外周余白部
113 内周余白部
114 ラベルタブ部
119,119a,119b,129,129a,129b 切り込み
120 セパレータ層
121 セパレータ本体部
122 セパレータタブ部
122a 第1の部分
122b 第2の部分
123 内周余白保持部
130 アンカット部分
200 接着されている部分
201,202 角部
P1,P2 接点
P3,P4 交点
L1,L2 接線
L3,L4 垂線
L5 長軸

Claims (8)

  1. ラベル層と、前記ラベル層の粘着面側に設けられたセパレータ層とを備えるシールラベルであって、
    前記ラベル層は、ラベル本体部と、前記ラベル本体部に囲まれ、前記ラベル本体部との分離が可能な内周余白部とを有し、
    前記セパレータ層は、少なくとも前記ラベル本体部の前記粘着面の一部を覆うセパレータ本体部と、少なくとも前記内周余白部の前記粘着面の一部を覆い、前記セパレータ本体部との分離が可能な内周余白保持部とを有していることを特徴とするシールラベル。
  2. 前記セパレータ本体部は、前記内周余白部の外周部分における前記粘着面をさらに覆っており、前記内周余白保持部は、前記内周余白部の中心部分における前記粘着面を覆っていることを特徴とする請求項1に記載のシールラベル。
  3. 前記内周余白保持部は、前記内周余白部の前記粘着面の全部を覆っていることを特徴とする請求項1に記載のシールラベル。
  4. 前記内周余白保持部は、前記内周余白部の周囲に位置するラベル本体部の前記粘着面をさらに覆っていることを特徴とする請求項3に記載のシールラベル。
  5. 前記内周余白部の外周と前記内周余白保持部の外周との距離が1mm以上、3mm以下に設定されていることを特徴とする請求項2又は4に記載のシールラベル。
  6. 前記ラベル本体部がドーナツ形であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシールラベル。
  7. 前記ラベル層は、前記ラベル本体部の外周部分に隣接して設けられ、前記ラベル本体部との分離が可能なラベルタブ部をさらに有し、前記セパレータ層は、前記セパレータ本体部との分離が可能なセパレータタブ部をさらに有し、前記セパレータタブ部は、前記ラベル本体部の前記粘着面の前記一部とは異なる部分を覆う第1の部分と、前記ラベルタブ部の前記粘着面を覆う第2の部分を備えており、前記第1の部分の外周が円弧状であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシールラベル。
  8. 前記セパレータタブ部の前記第1の部分の前記外周の一方の端部を接点とする接線と、前記セパレータタブ部の前記第1の部分の前記外周の他方の端部を接点とする接線とが、前記ラベル本体部と前記ラベルタブ部の境界からみて前記ラベル本体部側で交差することを特徴とする請求項7に記載のシールラベル。
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