JP2005241581A - 超音波流速計 - Google Patents

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Abstract

【課題】気泡等による異常の発生に対して装置の誤動作または誤計測を防ぐことができる超音波流速計を提供する。
【解決手段】バースト信号発生部110で、位相差のある2種類のバースト信号を発生し、被測定流体9の上流側と下流側に配置される一対の送受信用超音波プローブ6、7に送る。超音波プローブ6、7は、バースト信号を変換して超音波を送信すると共に、被測定流体中を伝搬した超音波を受信して受信信号に変換する。この受信信号は、二値化回路16、17で二値化されて、排他的論理和回路30によって位相差を表す位相差信号となり、この位相差信号に基づき演算回路36で被測定流体9の流速を測定する。判定部114で、受信信号のピークレベルが閾値レベルを超えるかどうかを判定し、閾値レベルを超えない場合に、異常信号であるとして、その位相差を用いて流速を演算しないように異常信号を排除する。
【選択図】図2

Description

本発明は、超音波を用いて流体の流速を測定する超音波流速計に関する。
従来、この種の超音波流速計としては、例えば、本出願人による特開2002−340642号公報に記載されたものがある。
この公報に記載された超音波流速計では、位相差のある2種類のバースト信号を発生するバースト信号発生手段と、被測定流体の上流側と下流側に配置された一対の送受信用超音波プローブと、を備えており、バースト信号発生手段から発生されるバースト信号を送受信用超音波プローブが超音波に変換して、被測定流体に送信し、他方の送受信用超音波プローブが被測定流体を伝搬した超音波を受信している。そして、上流側と下流側のそれぞれの送受信用超音波プローブで受信した受信信号を用いて、それぞれの受信信号の位相差を求め、この位相差信号に基づき、被測定流体の流速を求めている。
具体的に従来の流速測定について図10に示すタイミングチャートを参照して説明する。
上流側の超音波プローブが受信する上流側受信信号(図10(a))と、下流側の超音波プローブで受信する下流側受信信号(図10(b))とをそれぞれ二値化し、上流側二値化信号(図10(c))と、下流側二値化信号(図10(d))とを生成する。このまま位相差を求めてもよいが、測定レンジを広げるために分周回路によって分周を行う。分周は、予め決められた閾値VTH0を超えた時点で開始し、それぞれ上流側分周信号(図10(e))と、下流側分周信号(図10(f))を生成する。そして、これら2つの分周信号の排他的論理和をとりEXOR信号(図10(g))を得る。このEXOR信号が位相差信号となり、そのデューティが位相差を表す。位相差は上流側と下流側の超音波伝搬時間差に対応し、流速の関数となっているために、この位相差信号から流速を求めることができる。
ところで、被測定流体内に気泡などが入ると、超音波の受信信号が小さくなることが知られている。例えば、上記例において、上流側受信信号が気泡の影響を受けて強度が小さくなると(図10(a’))、分周回路が分周を開始するタイミングが遅れ、上流側分周信号がずれる(図10(c’))。このため、EXOR信号のデューティも変化して異常となり、正確に流速を求めることができなくなる。
以上のような分周回路を用いる場合に限らず、気泡が混入すると受信強度のみならず波形に乱れが生ずるため、位相が乱れて、正しく位相差を求めることができなくなるという問題がある。
特開2002−340642号公報
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、気泡等による異常の発生に対して装置の誤動作または誤計測を防ぐことができる超音波流速計を提供することをその目的とする。
上記目的を達成するために請求項1記載の発明による超音波流速計は、
送信信号を発生する送信信号発生手段と、
被測定流体の上流側と下流側に配置される少なくとも2つの超音波プローブであって、上流側の超音波プローブが送信信号発生手段からの送信信号を受けて被測定流体中に超音波を送信し、下流側の超音波プローブがその超音波を受信して受信信号(下流側受信信号という)を出力すると共に、下流側の超音波プローブが送信信号発生手段からの送信信号を受けて被測定流体中に超音波を送信し、上流側の超音波プローブがその超音波を受信して受信信号(上流側受信信号という)を出力する超音波プローブと、
前記上流側受信信号及び下流側受信信号の位相差を測定する位相差測定手段と、
前記位相差測定手段からの受信信号の位相差信号に基づき被測定流体の流速を演算する演算手段と、を備える超音波流速計において、
上流側受信信号及び下流側受信信号のピークレベルが閾値レベルを超えるかどうかを判定する判定手段と、
該判定手段による判定によって閾値レベルを超えない場合に、演算手段においてその受信信号の位相差を用いて流速を演算しないようにする排除手段と、
を備えることを特徴とする。排除手段は、上流側受信信号、下流側受信信号、位相差信号、または演算手段で演算した流速値のいずれかを排除することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のものにおいて、さらに、
前記上流側受信信号及び下流側受信信号のピークレベルを一定にする自動ゲイン制御を行う増幅手段を備えることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の前記増幅手段の自動ゲイン制御の速さは、ピークレベルを下げる方向に制御する場合と、ピークレベルを上げる方向に制御する場合とでは、ピークレベルを下げる方向の制御の方が速いことを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載のものにおいて、前記判定手段における判定結果に基づき、受信信号が閾値レベルを超えない回数、またはその送信回数に対して受信信号が閾値レベルを超えない回数の割合を求める測定信頼度判定手段を備えることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載のものにおいて、さらに、前記上流側受信信号及び下流側受信信号を二値化する二値化手段を備え、前記位相差測定手段は、二値化手段によって二値化された受信信号の位相差を測定するものであることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項5記載のものにおいて、前記二値化手段が、前記二値化した受信信号をそれぞれ分周する分周回路を有しており、前記位相差測定手段は、分周されたそれぞれの受信信号からこれらの受信信号の位相差を測定するものであることを特徴とする。
尚、本発明の超音波流速計を用いて被測定流体の流量を求める超音波流量計を構成することも可能である。
気泡等による異常が発生した場合には、受信信号の強度は低下する方向に変化するが、増大する方向には変化しない。本発明によれば、このように受信信号の強度が低下したことを判定手段で判定し、その場合に排除手段が、演算手段においてその受信信号の位相差を用いて流速を演算しないようにする。受信信号の強度の低下は、位相差に誤差を発生させる原因となるため、そのような強度が低下した受信信号に基づいて流速を演算しないようにすることにより、演算手段で演算する流速に誤差が発生するのを防ぐことができる。
請求項2記載の発明によれば、増幅手段が自動ゲイン制御を行うことにより、受信信号の強度が長期的に変化しているときに、ピークレベルを一定にすることができる。
請求項3記載の発明によれば、自動ゲイン制御をする場合に、気泡等による異常によって一時的に受信信号の強度が低下した場合には、制御の速度を遅くして追従性を落として、異常の受信信号についてはピークレベルを増幅しないようにして、正常と異常の判別を正確に行うようにすることができる。
請求項4記載の発明によれば、測定信頼度を求めることにより、異常発生頻度が高い場合に警報を出力させることもでき、気泡等の異常発生を監視することができるようになる。
請求項5記載の発明によれば、二値化手段によって位相差を測定する場合に、誤差が発生するのを防ぐことができる。
請求項6記載の発明によれば、分周回路によって分周を行った後、位相差を測定する場合に、誤差が発生するのを防ぐことができる。
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の超音波流速計のブロック図である。
図1は、本発明の第1実施形態による超音波流速計10のブロック図である。この実施形態では、超音波流速計10は、バースト信号を発生するバースト信号発生部110と、一対の送受信用超音波プローブ6、7と、各送受信用超音波プローブ6、7からの受信信号の増幅を行う増幅部111と、増幅された受信信号の二値化を行う二値化部112と、増幅された受信信号の強度を判定する判定部114と、判定部114における判定結果によって受信信号を排除する排除部115と、二値化部112でそれぞれ二値化された受信信号の位相差を求める位相差測定部116と、超音波伝搬時間を求める超音波伝搬時間測定部117と、超音波伝搬時間測定部117からの伝搬時間信号と、位相差測定部116からの位相差信号とに基づき被測定流体の流速及び流量を測定する流速測定部118と、を備えている。一対の送受信用超音波プローブ6、7は、被測定流体が流れる管8に取り付けられる。管8には、その流速及び流量を測定するべき被測定流体9が流れている。
以下、各部について図2の詳細ブロック図を用いて説明していく。
バースト信号発生部110は、トリガ回路1と、送信信号発生回路2と、タイミング回路3とを備えている。トリガ回路1は、設定された送信繰り返し間隔で送信トリガ信号S1を発生するものであり、この信号S1は、送信信号発生回路2及びタイミング回路3に送信される。タイミング回路3は、送信トリガ信号S1に基づき、制御信号S4(後述)を出力するものである。
送信信号発生回路2は、送信トリガ信号S1に基づき、バースト信号である送信信号Aと送信信号Bとを同時に発生させるものであり、送信信号発生手段を構成する。これらの2つのバースト信号は特開2002−340642号公報で開示されたように、互いに位相の異なった信号とすることが好ましい。
上記送信信号A及び送信信号Bは、それぞれ送受信用超音波プローブ6及び送受信用超音波プローブ7に送られる。送受信用超音波プローブ6及び送受信用超音波プローブ7は、電気信号と超音波信号との変換を行うもので、バースト信号である送信信号A及び送信信号Bを超音波に変換して、管8内の被測定流体9中に送信すると共に、被測定流体9中を伝搬した超音波を受信して、受信信号Aと受信信号Bにそれぞれ変換して出力するものである。これらの送受信用超音波プローブ6、7は、超音波が適切に送受信されるために、適切な位置関係で管8に取り付けられていなければならず、一方の送受信用超音波プローブ(図の例の場合には、超音波プローブ6)が上流側に、他方の送受信用超音波プローブ(図の例の場合には、超音波プローブ7)が下流側に配置される。このとき、送受信用超音波プローブ6、7は、管8の外側に取り付けられていても、または管8の内側に取り付けられていてもよい。尚、超音波プローブは、送信用、受信用それぞれ個別の超音波プローブを設けたものとしてもよい。
これらの送受信用超音波プローブ6、7からの受信信号A、Bは、増幅部111に入力される。増幅部111は、増幅回路12、13と、ゲイン制御回路14、15とを備えたAGC増幅回路を構成している。増幅回路12、13は、受信信号のピークレベルを一定にするゲイン可変アンプから構成される。また、この増幅回路12、13は、不要な雑音成分を除去するために、適切に帯域幅が設定されている。
増幅回路12、13のゲインを制御するためのゲイン制御回路14、15は、それぞれ図3に示すように、検波器46と、加算器48と、スイッチ49と、積分器50とを備えている。検波器46は、増幅回路12、13からの出力の包絡線検波を行うものである。そして、そして加算器48は、検波器46の出力と基準レベル電圧との加算を行うものである。基準レベル電圧は、飽和電圧Vよりもやや低い、例えば80%程度の電圧VTH1のマイナス電圧−VTH1であり、結果として、検波器46からの包絡線検波信号は、VTH1(≒0.8V<V)との減算を行った後の信号を出力する。この出力が振幅モニタ信号となる。スイッチ49は、制御信号S4がハイレベルとなったときに、加算器48からの出力を積分器50に導通させるものである。制御信号S4は、タイミング回路3において、送信トリガ信号S1を基にして作られるもので、おおよそ受信信号の中央付近に相当するタイミングで生成される。
積分器50は、直列接続された抵抗R、R及びダイオードD、Dの並列接続を入力側に持ち、帰還回路にコンデンサCを有するOPアンプOPから構成される。ダイオードDとDの順方向の向きが逆になっており、振幅モニタ信号が+のときは、抵抗値が大きい抵抗Rを流れ、振幅モニタ信号が−のときは、抵抗値が小さい抵抗Rを流れ、時定数RC、またはRCで決まる積分信号をゲイン制御信号として出力する。
次に、増幅部111で増幅された受信信号は、二値化部112へと入力される。二値化部112は、二値化回路16、17と、分周回路18、19と、比較回路26、27とを備えている。二値化回路16、17は、増幅部111で増幅された受信信号の二値化を行うものであり、比較回路等で構成され、増幅部111で増幅された受信信号の出力を、0V付近の電圧を閾値として比較する。比較回路26、27は、増幅部111で増幅された受信信号の出力と、分周を行うための閾値VTH3との比較を行うもので、閾値VTH3を超えたときにハイレベルの信号を出力し、その出力は、分周回路18、19のリセット端子に接続される。分周回路18、19は、二値化回路16、17からの出力を分周するもので、そのクロック入力端子に二値化回路16、17が接続される。
増幅部111で増幅された受信信号A、Bは、判定部114へも入力される。判定部114は、比較回路20、22と、ラッチ回路23、24を備えている。比較回路20、22は、それぞれ増幅部111で増幅された受信信号A、Bと第2基準レベル電圧VTH2との比較を行うものであり、受信信号A、Bが第2基準レベル電圧VTH2よりも大きい場合に信号を出力する。この信号は正常を表す信号となる。ラッチ回路23、24は、比較回路20、22の信号によってセットされ、トリガ信号S1によってリセットされる信号を出力する。
判定部114からの出力は、排除部115へと入力される。排除部115は、AND回路25を備えており、AND回路25は、ラッチ回路23、24からの出力と、タイミング回路3からの制御信号S4とのANDをとり、サンプルアンドホールド回路制御信号S5を出力する。
次に、二値化部112で二値化された受信信号は、前記位相差測定部116に入力される。位相差測定部116は、排他的論理和回路30と、サンプルアンドホールド回路31と、ローパスフィルタ33と、A/D変換回路35とを備えている。排他的論理和回路30は、二値化回路16、17からの受信信号から排他的論理和信号を出力するものである。この排他的論理和信号は、前記2つの受信信号の位相差に応じて変化するものであり、その出力は、サンプルアンドホールド回路31に入力される。サンプルアンドホールド回路31には、排除部115のAND回路25からのサンプルアンドホールド回路制御信号S5が入力されており、サンプルアンドホールド回路31は、この制御信号S5がハイレベルとなっている間は、排他的論理和信号のサンプルアンドホールドを行い、制御信号S5がローレベルとなっている間は、その値を維持するようになっている。サンプルアンドホールド回路31からの出力はローパスフィルタ33へと送られる。ローパスフィルタ33は、高域成分を除去して低周波信号(直流電圧)に変換するものであり、その直流電圧レベルは、前記受信信号A、Bの位相差に応じたものとなる。そして、その出力は、A/D変換回路35でA/D変換される。
二値化回路16、17でそれぞれ二値化された受信信号は、前記超音波伝搬時間測定部117にも入力される。超音波伝搬時間測定部117は、ラッチ回路28、29と、ローパスフィルタ37、38と、加算回路39と、A/D変換回路41とを備える。
ラッチ回路28、29は、送信トリガ信号S1によってセットされ、二値化回路16、17からの立ち上がりによってそれぞれリセットされる信号を出力するものである。この信号の幅は、送信から受信までの超音波伝搬時間に対応している。
ローパスフィルタ37、38は、高域成分を除去して低周波信号(直流電圧)に変換するもので、その電流電圧レベルは、伝搬時間に応じたものとなる。ローパスフィルタ37、38の出力は、加算回路39で加算された後、A/D変換回路41でA/D変換される。
前記A/D変換回路35及び前記A/D変換回路41でそれぞれA/D変換された信号は、前記流速測定部118に入力される。流速測定部118は、演算回路36と、表示部42と、キーボード等の入力部43とを備える。演算回路36は、CPU、メモリ等を有するマイクロコンピュータで構成することができ、超音波伝搬時間測定部117からの出力と、位相差測定部116からの出力とから、被測定流体9の流速及び流量を求めるものである。
以上のように構成される超音波流速計の作用を図4ないし図8の信号のタイミングチャートを参照しながら説明していく。
トリガ回路1からは、設定された送信繰り返し間隔Tで送信トリガ信号S1が発生しており(図4(a))、この送信トリガ信号S1に同期して送信信号発生回路2から送信信号Aと送信信号Bが発生される(図4(b)、(c))。図4では同じ波形で示しているが、この送信信号Aと送信信号Bは位相が異なるバーストパルスであり、その送信パルス幅Tはほぼ等しくなっている。受信信号A及び受信信号Bは、送信開始のタイミングから超音波伝搬時間tを経てから受信される(図4(d)、(e))。管8の内部に流れがある場合には受信信号Aと受信信号Bの現れる時間には流速に応じた時間差が生じる。
増幅部111では、自動ゲイン制御を行い、受信信号Aと受信信号Bのピークレベルを一定になるように増幅する(図4(f)、(g))。即ち、図5に示すように、増幅回路12、13は、ゲイン制御回路14、15によるゲイン制御信号に基づき、ゲインを可変にして受信信号A、Bを増幅する。
これにより、図5に示すように、回路自体の温度特性、または管8内での超音波信号の伝達を阻害するような汚れ、カビ等の超音波プローブ6、7へと付着、といった長期的且つゆっくりとした受信信号の強度の変動があったとしても(図5(a))、その影響を受けることなく、常に、受信信号A、Bを一定となるように受信信号A、Bを増幅することができる(図5(b))。
さらに、ゲイン制御回路14、15において、OPアンプOPから出力されるゲイン制御信号は、増幅回路12、13からの出力がVTH1よりも大きい場合には、時定数RCが大きく、よって追従性よくゲインをコントロールするのに対して、増幅回路12、13からの出力がVTH1よりも低い場合には、時定数RCが小さく、よって追従性が鈍くゲインを制御する。これによって、増幅回路12、13で行われる増幅は、ゲインを上げる方向には遅く、ゲインを下げる方向には速く応答する。図5(a’)に示すように、気泡などにより振幅が急に下がる異常の受信信号が含まれている場合には、異常受信信号に対する反応を鈍くしてゲインを上げないようにする(図5(b’))。
こうして、ゲインの自動制御の速さをピークレベルを上げる方向とピークレベルを下げる方向とで異ならしめることにより、異常信号は増幅せずに、経年変化による長期的なゆっくりとした変動に対しては追従して異常とならないようにする。
尚、制御信号S4を用いてゲイン制御回路14、15のスイッチ49を切り替えて、受信信号の中央付近に相当する部分についてのみ振幅制御を行うことで、安定したゲイン制御を行うことができ、低消費電力とすることもできる。
次に、増幅回路12、13からの受信信号A、Bは、二値化回路16、17によって二値化され、その出力によりラッチ回路28、29をリセットする。ラッチ回路28、29は送信トリガ信号S1によりセットされているために、ラッチ回路28、29からの出力には、送信の開始から二値化回路16、17がハイレベルとなるまで、言い換えれば、受信信号A及び受信信号Bが現れるまでハイレベルとなる信号が現れる(図4(h)、(i))。
ラッチ回路28出力と、ラッチ回路29出力とは、管8の内部を流れる被測定流体9の速度に応じてパルス幅に差が生じるが、ラッチ回路28出力とラッチ回路29出力のパルス幅を加算したものは管8の内部に流れがない場合の超音波伝搬時間に定数を加算したものに比例したものとなる。ローパスフィルタ37出力(図4(j))とローパスフィルタ38出力(図4(k))を加算した加算回路39からの出力信号である超音波伝搬時間信号電圧V(図4(l))は、送信繰返し間隔をT、超音波伝搬時間をt、ラッチ回路28とラッチ回路29の電源電圧レベルをVCC、定数をtとすると、
Figure 2005241581
と表される。(1)式に従い、超音波伝搬時間信号電圧Vから超音波伝搬時間tを求めることができる。
尚、ここでは、加算回路39を用いて超音波伝搬時間tを求めることとしたが、演算回路36によって、ソフトウェア的に加算をすることも可能である。また、受信信号Aと受信信号Bとの時間差が、求めるべき超音波伝搬時間tに比較して著しく小さいと判断される場合は、ローパスフィルタ37またはローパスフィルタ38のいずれか片方のみを用いて直接そのローパスフィルタから超音波伝搬時間tを求めても問題ないことは容易に理解されるであろう。また、この超音波伝搬時間tは、管8内部の流体9の温度に関係することから、この装置によって流体の温度を測定することも可能になることは、容易に理解されるであろう。
加算回路39の直流電圧の値は、A/D変換回路41にてA/D変換されて、演算回路36へと入力される。
ところで、増幅回路12、13からの受信信号A、Bは、判定部114にも入力されており、判定部114の比較回路20、21によって、第2基準レベル電圧VTH2と比較されている。第2基準レベル電圧VTH2を超えると比較回路20、21からハイレベルの信号が出力され、ラッチ回路23、24がセットされて、ラッチ回路23、24からハイレベルの信号が出される(図6(h)、(i)参照)。ラッチ回路23、24は、送信トリガ信号S1が出力される度にリセットされる。気泡などにより、受信信号A、Bのレベルが下がると、受信信号A、Bが第2基準レベル電圧VTH2を超えないために、ラッチ回路23、24はセットされない。
また、二値化部112において、増幅回路12、13からの受信信号A、B(図6(a)、(b))は、二値化回路16、17によって二値化される(図6(c)、(d))と共に、比較回路26、27において閾値VTH3と比較されており、閾値VTH3を超えると、分周回路18、19によって分周が開始する(図6(e)、(f))。
次に、位相差測定部116では、その排他的論理和回路30が、分周回路18、19によって二値化され分周された上流側の受信信号Aと下流側の受信信号Bとの排他的論理和をとり(図6(g))、サンプルアンドホールド回路31を介して、その信号をローパスフィルタ33が直流信号に変換する(図8参照)。
図7に示すように、サンプルアンドホールド回路31は、サンプルアンドホールド回路制御信号S5がハイレベルの期間中には、排他的論理和回路30の出力を切り出し、サンプルアンドホールド回路制御信号S5がローレベルの期間中には、高インピーダンス状態となり、ローパスフィルタ33の出力を保持する。
ここで、サンプルアンドホールド回路制御信号S5は、排除部115において、ラッチ回路23、24からの出力と制御信号S4がすべてハイレベルになったときに、ハイレベルになる信号である。制御信号S4は、排他的論理和回路30の出力のパルスの中心付近のみを切り出すためのものであり、これによって、受信パルスの中央部分において排他的論理和をとることができ、排他的論理和回路30による排他的論理和を安定してとることができる。また、ラッチ回路23、24からの出力は、前述のように、受信信号A、Bが気泡等によって受信強度が異常になっていない場合にハイレベルとなるものである。
つまり、図7に示すように、サンプルアンドホールド回路制御信号S5によって、受信信号A、Bが正常である場合にのみ、排他的論理和回路30の出力のパルスの中心部分のみのサンプルホールドを行う。
図8に示したように、ローパスフィルタ33の出力はサンプルアンドホールド回路31の出力の高域成分を除去したものであり、つまり、ローパスフィルタ33で出力される直流電圧Vは、上流側の受信信号Aと下流側の受信信号Bの位相差を表す位相差信号となり、この直流電圧Vの値をA/D変換回路35にてA/D変換して、演算回路36へと入力する。
この直流電圧Vは、バースト波の周期をT、送信信号Aと送信信号Bとの位相差をθ、上流側と下流側の超音波伝搬時間差をt、分周比を2とすると、
Figure 2005241581
となる。(2)式に従い、直流電圧Vからtを求めることができる。
管8内を流れる流体9の流速Fは、流れに沿う方向の超音波伝搬時間tと流れに逆らう方向の超音波伝搬時間t、流体以外における信号の伝搬時間τを用いて、一般に、
Figure 2005241581
として求めることができる。ここでKは定数である。これまでに説明してきた方法によれば、t−tをtとして、また(t+t)/2をtとして、流速を測定することができ、またK及びτは測定条件などから知ることができるため、結果として、管8内を流れる流体9の流速Fを精度良く求めることができる。
演算回路36は、予め求めておいたK、τの値を格納しておくことにより、流速Fを求める。さらには、流速Fが求まれば、この流速Fを用いて管8内を流れる流体9の流量を精度良く求めることができる。求めた流速Fまたは流速F及び流量は、表示部42で表示することができる。さらには、この流速計は、2線式の制御ループに接続することも可能である。
気泡が管内に混入するといった異常が発生した場合、受信信号の強度は低下する方向に変化するが、増大する方向には変化しない。このように受信信号の強度が低下した場合、判定部114から信号が出力されず、排除部115によってサンプルアンドホールド回路制御信号S5が出力されないので、位相差信号が演算回路36に入力されず、演算回路36で演算される流速の誤差の発生を防ぐことができる。
本発明の変形例として、超音波流速計10はさらに、判定部114からの信号を得る測定信頼度判定部119を備えることができる。測定信頼度判定部119は、図9に示すように、AND回路52と、カウンタ54とを備えている。AND回路52は、判定部114のラッチ回路23、24の両方からハイレベルの信号が入力された時にハイレベルの信号を出力し、カウンタ54は、AND回路52の出力時の立ち上がりで計数を行い、その計数データを演算回路36へと出力する。ラッチ回路23、24の両方からハイレベルの信号が出力されることは正常の受信信号を受信できたことを表すから、演算回路36では、一定間隔ごとの正常受信の回数を求め、その間隔の送受信回数と比較し、一定割合以下、例えば80%以下である場合には、管8内に障害物が存在していると判断することができる。
そして、その結果を表示部42で表示し、または、警報を出力することができる。例えば、水道や農業用水では、気泡の発生を避けなければならないので、そのような場合に警報を出力することは有効となる。
尚、以上の例にあっては、排除部115の信号は、位相差測定部116に入力されていたが、これに限るものではなく、流速測定部118の演算回路36に入力して、演算回路36において正常であるときのみ、流速を演算するようにすることも可能である。
本発明による超音波流速計の全体ブロック図である。 図1の詳細ブロック図である。 図2の増幅部のゲイン制御回路の詳細ブロック図である。 本発明の超音波流速計による超音波伝搬時間の測定原理を表すタイミングチャートである。 本発明の増幅部による自動ゲイン制御を表す波形図である。 受信信号A、Bにおける二値化部及び位相差測定部における受信信号の先頭付近での回路の動作を表すタイミングチャートである。 サンプルアンドホールド回路の動作タイミングを説明するための、1つの受信パルスを拡大したタイミングチャートである。 受信信号A、Bにおける二値化部及び位相差測定部における受信信号の中間付近での回路の動作を表すタイミングチャートである。 測定信頼度判定部の詳細ブロック図である。 従来の超音波流速計における受信信号を表すタイミングチャートである。
符号の説明
2 送信信号発生回路(送信信号発生手段)
6、7 送受信用超音波プローブ
12、13 増幅回路
16、17 二値化回路
18、19 分周回路
31 サンプルアンドホールド回路
36 演算回路(演算手段)
111 増幅部(増幅手段)
112 二値化部(二値化手段)
114 判定部(判定手段)
114 排除部(排除手段)
116 位相差測定部(位相差測定手段)
119 測定信頼度判定部(測定信頼度判定手段)

Claims (6)

  1. 送信信号を発生する送信信号発生手段と、
    被測定流体の上流側と下流側に配置される少なくとも2つの超音波プローブであって、上流側の超音波プローブが送信信号発生手段からの送信信号を受けて被測定流体中に超音波を送信し、下流側の超音波プローブがその超音波を受信して受信信号(下流側受信信号という)を出力すると共に、下流側の超音波プローブが送信信号発生手段からの送信信号を受けて被測定流体中に超音波を送信し、上流側の超音波プローブがその超音波を受信して受信信号(上流側受信信号という)を出力する超音波プローブと、
    前記上流側受信信号及び下流側受信信号の位相差を測定する位相差測定手段と、
    前記位相差測定手段からの受信信号の位相差信号に基づき被測定流体の流速を演算する演算手段と、を備える超音波流速計において、
    上流側受信信号及び下流側受信信号のピークレベルが閾値レベルを超えるかどうかを判定する判定手段と、
    該判定手段による判定によって閾値レベルを超えない場合に、演算手段においてその受信信号の位相差を用いて流速を演算しないようにする排除手段と、
    を備えることを特徴とする超音波流速計。
  2. さらに、前記上流側受信信号及び下流側受信信号のピークレベルを一定にする自動ゲイン制御を行う増幅手段を備えることを特徴とする請求項1記載の超音波流速計。
  3. 前記増幅手段の自動ゲイン制御の速さは、ピークレベルを下げる方向に制御する場合と、ピークレベルを上げる方向に制御する場合とでは、ピークレベルを下げる方向の制御の方が速いことを特徴とする請求項2記載の超音波流速計。
  4. 前記判定手段における判定結果に基づき、受信信号が閾値レベルを超えない回数、またはその送信回数に対して受信信号が閾値レベルを超えない回数の割合を求める測定信頼度判定手段を備えることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の超音波流速計。
  5. さらに、前記上流側受信信号及び下流側受信信号を二値化する二値化手段を備え、前記位相差測定手段は、二値化手段によって二値化された受信信号の位相差を測定するものであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の超音波流速計。
  6. 前記二値化手段は、前記二値化した受信信号をそれぞれ分周する分周回路を有しており、前記位相差測定手段は、分周されたそれぞれの受信信号からこれらの受信信号の位相差を測定するものであることを特徴とする請求項5記載の超音波流速計。
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