JP2008232750A - 超音波流量計 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信波の第1波検知の際にチャタリング等による計測異常を回避してレベルコンパレータ動作の安定を図る機能を設け、流量の誤計量を防止する超音波流量計を提供する。
【解決手段】超音波振動子22及び24と、受信波信号のゼロクロス点を検出し、受信波検知ポイント信号を出力するゼロクロス検出部40と、受信波信号を所定の基準電圧値と比較して、比較結果出力信号を出力するコンパレータ部34と、受信波検知ポイント信号と比較結果出力信号とに基づき超音波の受信のタイミングを検知して、超音波信号の伝搬時間を計測し、伝搬時間に基づいて被計測流体の流量を計測して積算する制御部28aとを有する超音波流量計であって、チャタリング検出信号を出力するチャタリング検出手段を制御部28aに備え、チャタリングが検出された際に計測された被計測流体の流量を積算せずに直前に計測された流量を積算する。
【選択図】図1

Description

本発明は、超音波を利用して流体の流量を計測する超音波流量計に関する。
従来、流路の上流側と下流側に一定の距離をおいて一対の超音波振動子を設け、その間で相互に超音波信号の送信および受信を繰り返して行い、上流側から下流側への超音波信号の伝搬積算時間と、下流側から上流側への伝搬積算時間との差に基づいて流量を求める超音波流量計が知られている。
さらに、計測精度を上げるために基準クロックを高速にするか、計測の繰り返し回数を増やして消費電力が大きくなるという問題を解決し、低消費電力で高精度な計測値を得ることができる超音波流量計もある(例えば、特許文献1参照)。
図10は、特許文献1に公開されている超音波流量計を示す。この超音波流量計は、流量計管路1の内部に配置された第1超音波振動子2及び第2超音波振動子3、切替部4、駆動部5、増幅部6、ゼロクロス検出部7、計時部8、演算部9、制御部10並びに基準クロック発振回路11から構成されている。
第1超音波振動子2は、駆動部5から切替部4を介して送られてくる駆動信号により振動して超音波を発生する。第1超音波振動子2で発生された超音波は、第2超音波振動子3で受信され、受信信号は、切替部4を介して増幅部6に送られる。
同様に、第2超音波振動子3は、駆動部5から切替部4を介して送られてくる駆動信号により振動して超音波を発生する。第2超音波振動子3で発生された超音波は、第1超音波振動子2で受信され、受信信号は、切替部4を介して増幅部6に送られる。
切替部4は、第1超音波振動子2及び第2超音波振動子3の何れを送信側の超音波振動子又は受信側の超音波振動子として使用するかを切り替える。具体的には、切替部4は、制御部10からの指示に応答して、駆動部5からの駆動信号を第1超音波振動子2に送るか第2超音波振動子3に送るかを切り替えると共に、前者の場合は、第2超音波振動子3からの受信信号を増幅部6に送り、後者の場合は、第1超音波振動子2からの受信信号を増幅部6に送るように切り替える。
駆動部5は、制御部10からの指示に応答して駆動信号を生成し、切替部4を介して、送信側の超音波振動子となる第1超音波振動子2又は第2超音波振動子3に送る。駆動信号は、基準クロック発振回路11で発生される基準クロックに同期して生成される。従って、第1超音波振動子2及び第2超音波振動子3は、基準クロックに同期して駆動されることになる。
増幅部6は、受信側の超音波振動子となる第1超音波振動子2又は第2超音波振動子3から切替部4を経由して送られてくる受信信号を増幅する。この増幅部6で増幅された受信信号は、ゼロクロス検出部7に送られる。
ゼロクロス検出部7は、増幅部6から送られてくる受信信号の特定番目のゼロクロス点を検出する。このゼロクロス検出部7で検出された特定番目のゼロクロス点を表す受信ポイント信号は、計時部8及び制御部10に送られる。
計時部8は、送信側の超音波振動子から発生された超音波が受信側の超音波振動子に到達するまでの伝搬時間を計測する。この計時部8の詳細は後述する。この計時部8で計測された伝搬時間は、演算部9に送られる。
演算部9は、制御部10からの指示に応答して、計時部8から超音波の伝搬時間を読み出し、この読み出した伝搬時間に基づいて流量及び流速を計算する。
制御部10は、超音波流量計の全体を制御する。例えば、上述したように、切替部4に対する切替の指示、駆動部5に対する駆動信号生成の指示、計時部8の動作の開始及び停止許可の指示、演算部9に対する演算開始の指示等を行う。
基準クロック発生回路11は、この超音波流量計で使用される基準クロックを生成する。この基準クロック発生回路11で発生された基準クロックは、図示は省略するが、駆動部5、計時部8及び制御部10に送られる。
次に、計時部8の詳細を説明する。計時部8は、遅延部、データレジスタ、カウンタ及びエンコーダから構成されている。
遅延部は、n−1個(nは2以上の正の整数)の遅延素子が直列に接続されて構成されている。遅延素子の各々は、基準クロックの周期の1/nの遅延時間を有する。従って、全遅延素子による総遅延時間が基準クロックに等しくなっている。また、初段の遅延素子には、ゼロクロス検出部7からの受信ポイント信号が入力される。
初段の遅延素子の入力信号(受信ポイント信号に等しい)及び各遅延素子の出力信号は、データとしてデータレジスタに送られる。
データレジスタは、n個のDタイプのフリップフロップから成り、基準クロックに同期してデータを記憶する。このデータレジスタの初段のフリップフロップの出力は、ストップ信号( 以下、「STOP信号」という)としてカウンタに送られる。また、2段目以降のフリップフロップの出力はエンコーダに送られる。
カウンタは、制御部10からのスタート信号( 以下、「START信号」という)により基準クロックに同期してカウントアップ動作を開始し、制御部10からストップ許可信号( 以下、「STOP許可信号」という)が供給されており且つデータレジスタからSTOP信号が出力された場合にカウントアップ動作を停止する。このカウンタの内容は、上位データとして演算部9に送られる。
エンコーダは、データレジスタの出力をエンコードし、受信ポイント信号が通過した遅延素子の段数を示す値を出力する。即ち、エンコーダは、各遅延素子から出力される信号を基準クロックに同期して記録し、受信ポイント信号が変化した付近の時系列データを保持する。このエンコーダの出力は、下位データとして演算部9に送られる。
演算部9は、カウンタの内容をエンコーダに記録された時系列データで補正して伝搬時間を算出し、これに基づいて流路における流量を計測する。
上述した超音波流量計によれば、送信側の超音波振動子から発生された超音波が受信側の超音波振動子で受信されて受信ポイント信号が発生されるまでの間の基準クロックをカウンタで計数し、受信ポイント信号が発生された後は、該受信ポイント信号が基準クロックより小さい遅延時間を有する遅延素子を複数直列に並べた遅延部により受信ポイント信号が変化した付近の時系列データを取得し、このデータを元に受信ポイント信号が変化した時刻を求め、カウンタの内容をエンコーダの出力で補正することにより、送信側の超音波振動子と受信側の超音波振動子との間の超音波の伝搬時間を計測するように構成したので、基準クロックより細かい時間分解能で伝搬時間を測定することができる。従って、基準クロックの周波数を上げることなく、伝搬時間の時間分解能を向上させることができる。また、基準クロックの周波数を上げる必要がないので、消費電力を低く抑えることができる。
特開2006−3310号公報
しかしながら、上述したような超音波流量計において、受信信号の特定番目のゼロクロス点を検出する方法が問題となる。通常、特定番目のゼロクロス点を検出するために、受信波第1波の検知を行うが、計測時の超音波受信レベルが使用環境によって変化する場合、例えば、計測する流体の流速の急激な変化や、計測対象以外の流体が混合した時に、受信波レベルは、流体の混合比率・分布によって小さくなる場合がある。この時、受信波第1波の基準電圧レベルの閾値と受信波の波高値が近似しかつその閾値境界を往来した際に、レベルコンパレータ出力信号にチャタリングが生じ受信波の第1波検知に失敗して計測異常と判定してしまう。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するもので、受信波の第1波検知の際にチャタリング等による計測異常を回避してレベルコンパレータ動作の安定を図る機能を設け、流量の誤計量を防止する超音波流量計を提供することを課題とする。
本発明に係る超音波流量計は、上記課題を解決するために、第1の発明は、被計測流体が流れる流路の上流側と下流側に一定の距離を離して設置された送信側及び受信側の超音波振動子と、前記送信側の超音波振動子から送信された超音波を前記受信側の超音波振動子で受信して得られた受信波信号のゼロクロス点を検出し、受信波検知ポイント信号を出力するゼロクロス検出手段と、前記受信波信号を所定の基準電圧値と比較して、比較結果出力信号を出力する比較手段と、前記ゼロクロス検出手段により出力された受信波検知ポイント信号と前記比較手段により出力された比較結果出力信号とに基づき超音波の受信のタイミングを検知して、前記送信側及び受信側の超音波振動子の間で送受される超音波信号の伝搬時間を計測する時間計測手段と、前記時間計測手段により計測された前記伝搬時間に基づいて前記被計測流体の流量を計測して積算する流量計測手段とを有する超音波流量計であって、前記比較手段により出力された比較結果出力信号に基づき、前記受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合にチャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を出力するチャタリング検出手段を備え、前記流量計測手段は、前記チャタリング検出手段からチャタリング検出信号が入力された時に計測された前記被計測流体の流量を積算せずに直前に計測された流量を積算することを特徴とする。
第2の発明は、被計測流体が流れる流路の上流側と下流側に一定の距離を離して設置された送信側及び受信側の超音波振動子と、前記送信側の超音波振動子から送信された超音波を前記受信側の超音波振動子で受信して得られた受信波信号のゼロクロス点を検出し、受信波検知ポイント信号を出力するゼロクロス検出手段と、前記受信波信号を所定の基準電圧値と比較して、比較結果出力信号を出力する比較手段と、前記ゼロクロス検出手段により出力された受信波検知ポイント信号と前記比較手段により出力された比較結果出力信号とに基づき超音波の受信のタイミングを検知して、前記送信側及び受信側の超音波振動子の間で送受される超音波信号の伝搬時間を計測する時間計測手段と、前記時間計測手段により計測された前記伝搬時間に基づいて前記被計測流体の流量を計測して積算する流量計測手段とを有する超音波流量計であって、前記比較手段により出力された比較結果出力信号に基づき、前記受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合にチャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を出力するチャタリング検出手段を備え、前記流量計測手段は、前記チャタリング検出手段からチャタリング検出信号が入力された場合に、前記被計測流体の流量を積算せず、チャタリングが検出されない場合にのみ前記被計測流体の流量を計測して積算することを特徴とする。
第3の発明は、被計測流体が流れる流路の上流側と下流側に一定の距離を離して設置された送信側及び受信側の超音波振動子と、前記送信側の超音波振動子から送信された超音波を前記受信側の超音波振動子で受信して得られた受信波信号のゼロクロス点を検出し、受信波検知ポイント信号を出力するゼロクロス検出手段と、前記受信波信号を所定の基準電圧値と比較して、比較結果出力信号を出力する比較手段と、前記ゼロクロス検出手段により出力された受信波検知ポイント信号と前記比較手段により出力された比較結果出力信号とに基づき超音波の受信のタイミングを検知して、前記送信側及び受信側の超音波振動子の間で送受される超音波信号の伝搬時間を計測する時間計測手段と、前記時間計測手段により計測された前記伝搬時間に基づいて前記被計測流体の流量を計測して積算する流量計測手段とを有する超音波流量計であって、前記比較手段により出力された比較結果出力信号に基づき、前記受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合にチャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を出力するチャタリング検出手段と、前記チャタリング検出手段からチャタリング検出信号が入力された場合に、前記比較手段の基準電圧値を低く制御する第1制御手段とを備えることを特徴とする。
第4の発明は、被計測流体が流れる流路の上流側と下流側に一定の距離を離して設置された送信側及び受信側の超音波振動子と、前記送信側の超音波振動子から送信された超音波を前記受信側の超音波振動子で受信して得られた受信波信号のゼロクロス点を検出し、受信波検知ポイント信号を出力するゼロクロス検出手段と、前記受信波信号を所定の基準電圧値と比較して、比較結果出力信号を出力する比較手段と、前記ゼロクロス検出手段により出力された受信波検知ポイント信号と前記比較手段により出力された比較結果出力信号とに基づき超音波の受信のタイミングを検知して、前記送信側及び受信側の超音波振動子の間で送受される超音波信号の伝搬時間を計測する時間計測手段と、前記時間計測手段により計測された前記伝搬時間に基づいて前記被計測流体の流量を計測して積算する流量計測手段とを有する超音波流量計であって、前記受信波信号を増幅する増幅手段と、前記比較手段により出力された比較結果出力信号に基づき、前記受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合にチャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を出力するチャタリング検出手段と、前記チャタリング検出手段からチャタリング検出信号が入力された場合に、前記増幅手段を制御して前記受信波信号を増幅させる第2制御手段とを備えることを特徴とする。
第5の発明は、被計測流体が流れる流路の上流側と下流側に一定の距離を離して設置された送信側及び受信側の超音波振動子と、前記送信側の超音波振動子から送信された超音波を前記受信側の超音波振動子で受信して得られた受信波信号のゼロクロス点を検出し、受信波検知ポイント信号を出力するゼロクロス検出手段と、前記受信波信号を所定の基準電圧値と比較して、比較結果出力信号を出力する比較手段と、前記ゼロクロス検出手段により出力された受信波検知ポイント信号と前記比較手段により出力された比較結果出力信号とに基づき超音波の受信のタイミングを検知して、前記送信側及び受信側の超音波振動子の間で送受される超音波信号の伝搬時間を計測する時間計測手段と、前記時間計測手段により計測された前記伝搬時間に基づいて前記被計測流体の流量を計測して積算する流量計測手段とを有する超音波流量計であって、前記比較手段により出力された比較結果出力信号をフィルタリングするフィルタ手段と、前記比較手段により出力された比較結果出力信号に基づき、前記受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合にチャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を出力するチャタリング検出手段と、前記チャタリング検出手段からチャタリング検出信号が入力された場合に、前記フィルタ手段を制御して前記比較結果出力信号をフィルタリングする第3制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の第1の発明によれば、流量計測手段は、受信波信号のチャタリングが検出された場合に、計測された被計測流体の流量を積算せずに直前に計測された流量を積算するので、チャタリング等による計測異常を回避して、流量の誤計量を防止することができる。
本発明の第2の発明によれば、流量計測手段は、受信波信号のチャタリングが検出された場合に、計測された被計測流体の流量を積算せず、チャタリングが検出されない場合にのみ被計測流体の流量を計測して積算するので、チャタリング等による計測異常を回避して、流量の誤計量を防止することができる。
本発明の第3の発明によれば、第1制御手段は、受信波信号のチャタリングが検出された場合に、比較手段の基準電圧値を低く制御するので、チャタリング等による計測異常を回避して、比較手段の動作の安定化を図るとともに、流量の誤計量を防止することができる。
本発明の第4の発明によれば、第2制御手段は、受信波信号のチャタリングが検出された場合に、増幅手段を制御して受信波信号を増幅させるので、チャタリング等による計測異常を回避して、比較手段の動作の安定化を図るとともに、流量の誤計量を防止することができる。
本発明の第5の発明によれば、第3制御手段は、受信波信号のチャタリングが検出された場合に、フィルタ手段を制御して比較結果出力信号をフィルタリングさせるので、チャタリング等による計測異常を回避して、比較手段の動作の安定化を図るとともに、流量の誤計量を防止することができる。
以下、本発明の超音波流量計の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施例1に係る超音波流量計の構成を示すブロック図であり、図2は図1の制御部28aの詳細を示す図である。
まず、本実施の形態の構成を説明すると、本実施の形態に係る超音波流量計は、図1に示すように、流体流路20、超音波振動子22、超音波振動子24、発信パルス生成部26、制御部28a、順逆切替部30、アンプ部32、コンパレータ部34、ゼロクロス検出部40、及び表示部54で構成されている。
超音波振動子22と超音波振動子24は、被計測流体が流れる流体流路20の上流側と下流側に一定の距離を離して設置され、送信側の超音波振動子及び受信側の超音波振動子として使用される。超音波振動子22と超音波振動子24との間で、流体の流れの順方向および逆方向に相互に超音波を送受信する動作が繰り返し行なわれ、各方向における超音波の伝搬積算時間の差に基づき流量が算出される。
発信パルス生成部26は、順逆切替部30を介して送信側の超音波振動子に駆動電圧を印加して超音波を送信させる。
順逆切替部30は、スイッチSW1及びスイッチSW2を切り替えることにより、超音波振動子22と超音波振動子24との間における超音波の送信方向を決定する。なお、上流側から下流側(超音波振動子22から超音波振動子24)への超音波送信を順方向送信と呼び、下流側から上流側(超音波振動子24から超音波振動子22)への超音波送信を逆方向送信と呼ぶ。スイッチSW1及びスイッチSW2は、連動して送信方向を順方向送信か逆方向送信のいずれかに切り替える。
制御部28aは、超音波振動子22、24から送受される超音波信号に基づいて得られる伝搬時間に基づき流量を計測し、計測結果を表示部54に出力する。制御部28aの内部構成やさらに詳しい動作説明については後述する。
表示部54は、LED,LCD等であり、制御部28aにより入力された計測結果に応じて、ガス等の使用積算値を表示する。
アンプ部32は、発信パルス生成部26により送信側の超音波振動子から送信された超音波を受信側の超音波振動子で受信して得られた受信波信号を増幅して、ゼロクロス検出部40及びコンパレータ部34に出力する。
ゼロクロス検出部40は、本発明のゼロクロス検出手段に対応し、アンプ部32により入力された受信波信号のゼロクロス点を検出し、受信波検知ポイント信号を出力する。
コンパレータ部34は、本発明の比較手段に対応し、アンプ部32により入力された受信波信号を所定の基準電圧値と比較して、比較結果出力信号を出力する。ここで、コンパレータ部34は、比較器36と基準電圧源38とにより構成される。比較器36は、受信波信号と基準電圧源38により出力された基準電圧値とを比較して、比較結果出力信号を制御部28aに出力する。
なお、本実施例においては、コンパレータ部34は、比較器36を1つのみ有しているが、複数の比較器及び基準電圧源を有してもよい。図3に、コンパレータ部34が3つの比較器及び基準電圧源を有する場合の受信波信号検知方法の1例を示す。ここで簡単に検知方法を説明すると、コンパレータ部34は、3つの比較器及び基準電圧源を有しているため、3つの基準電圧(VthA,VthB,VthC)と受信波信号とを比較することができる。制御部28aは、コンパレータ部34から入力された比較結果出力信号に基づき、受信波信号の第1波が3つの基準電圧のいずれを超えたかを検知し、第3波検知を行うために基準電圧源の基準電圧値を制御する。図3においては、基準電圧値VthCをさらに大きな基準電圧値VthC´に変えている。ここで、制御部28aがコンパレータ部34内の基準電圧源の基準電圧値を変えるのは、超音波信号の第3波を正しく検知するためである。正常な超音波信号であれば、第1波と第3波の波高値の比は、1:5であり、周波数は220kHzとなるように設計してあるため、制御部28aは、第1波が超えた基準電圧値、第3波が超えた基準電圧値、及び第3波が基準電圧値を超えたタイミングを確認することにより、正しい超音波信号を受信したか否かを判断することができる。
本実施例においては、コンパレータ部34は、比較器及び基準電圧源をそれぞれ1つ有するとして説明を行うが、複数ある場合も同様の動作を行うものとする。
次に制御部28aの内部構成を説明する。図2に示すように、制御部28aは、伝搬時間計測部46、流量計測部48、チャタリング検出部50で構成されている。
伝搬時間計測部46は、本発明の時間計測手段に対応し、発信パルス生成部26が超音波を送信させるタイミングを制御するとともに、ゼロクロス検出部40により出力された受信波検知ポイント信号とコンパレータ部34により出力された比較結果出力信号とに基づき超音波の受信のタイミングを検知して、超音波振動子22,24の間で送受される超音波信号の伝搬時間を計測する。
流量計測部48は、本発明の流量計測手段に対応し、伝搬時間計測部46、チャタリング検出部50、表示部54に接続されている。また流量計測部48は、伝搬時間計測部46により計測された伝搬時間に基づいて被計測流体の流量を計測して積算する。
チャタリング検出部50は、本発明のチャタリング検出手段に対応し、コンパレータ部34により出力された比較結果出力信号に基づき、受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合にチャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を流量計測部48に出力する。所定時間はあらかじめチャタリング検出部50に設定されており、外部からの操作等により変えることもできる。
流量計測部48は、チャタリング検出部50により出力されたチャタリング検出信号に基づき、チャタリングが検出された場合の測定を無効とする。その際、測定を無効とするにあたって、以下の2つの方法が考えられる。
1つ目の方法として、流量計測部48は、チャタリング検出部50により出力されたチャタリング検出信号に基づき、チャタリングが検出された際に計測された被計測流体の流量を積算せずに直前に計測された流量を積算する。
2つ目の方法として、流量計測部48は、チャタリング検出部50により出力されたチャタリング検出信号に基づき、チャタリングが検出された場合に計測された被計測流体の流量を積算せず、チャタリングが検出されない場合にのみ被計測流体の流量を計測して積算する。
流量計測部48は、いずれの方法を採用してもよいが、本実施例においては、1つ目の方法を採用するものとする。
図4は、実際の受信波信号に対するコンパレータ部34の出力とゼロクロス検出部40の出力とを示す図である。図4に示すように、コンパレータ部34の出力は、受信波信号が基準電圧を超えている間はローとなり、超えていない間はハイとなる。またゼロクロス検出部40の出力は、受信波信号がゼロ電圧を超えている間はローとなり、超えていない間はハイとなる。制御部28a内の伝搬時間計測部46は、それぞれの出力信号を監視し、第3波を検出した後のゼロクロス検出時刻tを基準として伝搬時間を計測する。ところが、受信波信号の第1波の波高値が基準電圧値の閾値と近似しかつその閾値境界を往来すると、図4に示すようにコンパレータ部34の出力信号に波形の割れが生じ、第1波を検出することができず、第3波の検出も失敗する場合がある。また図3で説明したように、制御部28aは、受信波信号の第1波検知の後、第3波検知を行うために基準電圧源の基準電圧値を制御する場合がある。その際、制御部28aは、受信波信号の第1波検知がチャタリング等により失敗すると、基準電圧値の制御ができず、コンパレータ部34の動作も不安定になることが考えられる。したがって、チャタリング検出部50は、コンパレータ部34の出力信号(比較結果出力信号)に波形の割れが生じた場合に、上述したようにチャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を流量計測部48に出力する。
図5は、本実施例の形態の動作を示すフローチャート図である。図5を参照し実施例1に係る超音波流量計の動作を説明する。
まず、超音波流量計は、順方向・逆方向共に超音波計測を開始する(ステップS101)。伝搬時間計測部46は、順方向・逆方向のいずれの方向に超音波を送信するかを決定するために、発信パルス生成部26を介して順逆切替部30のスイッチSW1及びスイッチSW2を制御する。また、伝搬時間計測部46は、発信パルス生成部26に駆動信号の生成を指示する。
発信パルス生成部26は、伝搬時間計測部46からの指示に応答して駆動信号を生成し、順逆切替部30を介して超音波振動子22に送る(順方向の場合)。これにより、超音波振動子22が振動し、流体流路20内の流体の流れ方向に超音波を発生する。この超音波振動子22で発生された超音波は超音波振動子24で受信される。
超音波振動子24は、超音波振動子22から受信した超音波に応じて振動することにより受信波信号を生成し、順逆切替部30を介してアンプ部32に送る。アンプ部32は、受け取った受信波信号を増幅してコンパレータ部34及びゼロクロス検出部40に送る。
コンパレータ部34は、アンプ部32から受け取った受信波信号を所定の基準電圧値と比較して、受信波第1波を検知し、比較結果出力信号を伝搬時間計測部46及びチャタリング検出部50に出力する(ステップS103)。
その際、チャタリング検出部50は、コンパレータ部34により出力された比較結果出力信号に基づき正常検知か否かを判断する(ステップS105)。したがって、チャタリング検出部50は、受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合には、チャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を流量計測部48に出力する。その場合、流量計測部48は、チャタリング検出部50により出力されたチャタリング検出信号に基づき、チャタリングが検出された際に計測された被計測流体の流量を積算せずに直前に計測された流量を積算する。その後、再びステップS103に戻る。
チャタリングが検出されない場合には、以下のような流れで流量値の算出を行う(ステップS105)。ゼロクロス検出部40は、図4で説明したように、アンプ部32から受け取った受信波信号に対する受信波検知ポイント信号を制御部28a内の伝搬時間計測部46に出力する。伝搬時間計測部46は、上述したように、伝搬時間を計測する。流量計測部48は、伝搬時間計測部46により計測された伝搬時間に基づいて被計測流体の流量を計測して積算する。今、音速をc、被計測流体の流速をvとし、超音波振動子22から超音波振動子24までの距離をLとすると、順方向の超音波信号の伝搬時間はL/(c+v)、逆方向の超音波信号の伝搬時間はL/(c−v)となる。Lの値が既知であれば、これらの伝播時間に基づき音速及び流速を求めることができる。よって、流量計測部48は、求められた被計測流体の流速に流体流路20の断面積を乗じることにより瞬時流量を求めることができる。伝搬時間計測部46は、所定の時間毎に伝搬時間を計測し、計測結果を流量計測部48に出力する。流量計測部48は、所定の時間毎に計測された伝搬時間に基づき求めた被計測流体の瞬時流量と、前回計測された時刻から今回計測された時刻の間の時間とに基づき、前回の計測時から今回の計測時までの間に流れた流量を求めるとともに、今回求めた流量を前回までの積算流量値にさらに積算して、全時間に対する流量を計測する。その後流量計測部48は、計測された全時間に対する流量を表示部54に出力する。
なお、ステップS105において、チャタリング検出部50は、流量計測部48により計測された流速を監視するとしてもよい。その場合、チャタリング検出部50は、流量計測部48により計測された流速の単位時間当たりの上昇量が一定量以上である場合に、チャタリングが発生したと擬制してチャタリング検出信号を流量計測部48に出力する。流速が速くなると、超音波振動子間で送受される超音波信号の波高値が小さくなり、チャタリングが発生する可能性が高くなるため、チャタリング検出部50は、チャタリング発生前に事前にチャタリングが発生したと擬制してチャタリング検出信号を出力する。
上述のとおり、本発明の実施例1の形態に係る超音波流量計によれば、流量計測部48は、チャタリング検出部50により受信波信号のチャタリングが検出された場合に、計測された被計測流体の流量を積算せずに直前に計測された流量を積算するので、チャタリング等による計測異常を回避して、流量の誤計量を防止することができる。
また、仮に流量計測部48が、受信波信号のチャタリングが検出された場合に、計測された被計測流体の流量を積算せず、チャタリングが検出されない場合にのみ被計測流体の流量を計測して積算する機能を有している場合であっても、チャタリング等による計測異常を回避して、流量の誤計量を防止することができる。
さらに、チャタリング検出部50が、流量計測部48により計測された流速を監視する場合には、チャタリング検出部50は、流量計測部48により計測された流速の単位時間当たりの上昇量が一定量以上である場合に、チャタリングが発生したと擬制してチャタリング検出信号を流量計測部48に出力するので、実際にチャタリングが発生する前であっても、チャタリング発生を事前に察知して、計測異常を回避し、流量の誤計量を防止することができる。
図6は本発明の実施例2に係る超音波流量計の構成を示すブロック図であり、図7は図6の制御部28bの詳細を示す図である。実施例1と異なる点は、制御部28bが計測制御部52aを有する点である。また、本実施例において、アンプ部32は、本発明の増幅手段に対応し、受信波信号を増幅する。
本実施例において、チャタリング検出部50は、コンパレータ部34により出力された比較結果出力信号に基づき、受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合にチャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を流量計測部48及び計測制御部52aに出力する。
計測制御部52aは、本発明の第1制御手段及び第2制御手段に対応し、アンプ部32のアンプゲイン値及び基準電圧源38の基準電圧値を制御する。具体的には、計測制御部52aは、チャタリング検出部50により出力されたチャタリング検出信号に基づき、チャタリングが検出された場合に、コンパレータ部34内の基準電圧源38の基準電圧値を低く制御する。また計測制御部52aは、チャタリング検出部50により出力されたチャタリング検出信号に基づき、チャタリングが検出された場合に、アンプ部32を制御して受信波信号を増幅させる。計測制御部52aは、必ずしもアンプ部32と基準電圧源38の両方を制御する必要は無く、いずれか一方でもよい。
その他の構成は、実施例1と同じであり、重複した説明を省略する。
次に、実施例2に係る超音波流量計の動作を説明する。図8及び図9は、本実施例の形態の動作を示すフローチャート図である。
まず、図8は、計測制御部52aがコンパレータ部34内の基準電圧源38の基準電圧値を低く制御する場合の超音波流量計の動作を示すフローチャート図である。基本的には実施例1と同様であり、最初に、順方向・逆方向共に超音波計測を開始する(ステップS201)。コンパレータ部34は、アンプ部32から受け取った受信波信号を所定の基準電圧値と比較して、受信波第1波を検知し、比較結果出力信号を伝搬時間計測部46及びチャタリング検出部50に出力する(ステップS203)。
その際、チャタリング検出部50は、コンパレータ部34により出力された比較結果出力信号に基づき正常検知か否かを判断する(ステップS205)。
チャタリング検出部50は、受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合には、チャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を流量計測部48及び計測制御部52aに出力する。その場合、流量計測部48は、チャタリング検出部50により出力されたチャタリング検出信号に基づき、チャタリングが検出された際に計測された被計測流体の流量を積算しない。また計測制御部52aは、チャタリング検出部50により出力されたチャタリング検出信号に基づき、チャタリングが検出された場合に、コンパレータ部34内の基準電圧源38の基準電圧値を低く制御する(ステップS207)。例えば、基準電圧値の刻み幅を10mVと定めておき、チャタリングが検出されずに正常に受信波信号の第1波を検知できるまで、基準電圧値を10mVずつ下げ、再びステップS203に戻って受信波信号の第1波を検知する。
チャタリングが検出されない場合には、実施例1と同様の流れで流量値の算出を行う(ステップS209)。
なお、実施例1で説明したように、ステップS209において、チャタリング検出部50は、流量計測部48により計測された流速を監視するとしてもよい。その際の動作は、実施例1と同様である。
次に、図9は、計測制御部52aがアンプ部32を制御して受信波信号を増幅させる場合の超音波流量計の動作を示すフローチャート図である。基本的には実施例1と同様であり、最初に、順方向・逆方向共に超音波計測を開始する(ステップS301)。コンパレータ部34は、アンプ部32から受け取った受信波信号を所定の基準電圧値と比較して、受信波第1波を検知し、比較結果出力信号を伝搬時間計測部46及びチャタリング検出部50に出力する(ステップS303)。
その際、チャタリング検出部50は、コンパレータ部34により出力された比較結果出力信号に基づき正常検知か否かを判断する(ステップS305)。
チャタリング検出部50は、受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合には、チャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を流量計測部48及び計測制御部52aに出力する。その場合、流量計測部48は、チャタリング検出部50により出力されたチャタリング検出信号に基づき、チャタリングが検出された際に計測された被計測流体の流量を積算しない。また計測制御部52aは、チャタリング検出部50により出力されたチャタリング検出信号に基づき、チャタリングが検出された場合に、アンプ部32を制御して受信波信号を増幅させる(ステップS307)。例えば、アンプゲイン値の刻み幅を10と定めておき、チャタリングが検出されずに正常に受信波信号の第1波を検知できるまで、アンプゲイン値を10ずつ上げ、再びステップS303に戻って受信波信号の第1波を検知する。
チャタリングが検出されない場合には、実施例1と同様の流れで流量値の算出を行う(ステップS309)。
上述のとおり、本発明の実施例2の形態に係る超音波流量計によれば、計測制御部52aは、チャタリング検出部50により受信波信号のチャタリングが検出された場合に、コンパレータ部34内の基準電圧源38の基準電圧値を低く制御するので、基準電圧値と受信波第1波の波高値が近似してチャタリングが生じていたような場合であっても、受信波第1波をスムーズに検知することができ、チャタリング等による計測異常を回避して、コンパレータ部34の動作の安定化を図るとともに、流量の誤計量を防止することができる。
また計測制御部52aは、チャタリング検出部50により受信波信号のチャタリングが検出された場合に、アンプ部32を制御して受信波信号を増幅させるので、基準電圧値と受信波第1波の波高値が近似してチャタリングが生じていたような場合であっても、チャタリング等による計測異常を回避して、コンパレータ部34の動作の安定化を図るとともに、流量の誤計量を防止することができる。
図10は本発明の実施例3に係る超音波流量計の構成を示すブロック図であり、図11は図10の制御部28cの詳細を示す図である。実施例2と異なる点は、コンパレータ部34と制御部28cとの間にフィルタ部42が設けられている点である。
フィルタ部42は、本発明のフィルタ手段に対応し、コンパレータ部34と制御部28c内の伝搬時間計測部46及び計測制御部52bに接続され、コンパレータ部34により出力された比較結果出力信号をフィルタリングする。
本実施例において、チャタリング検出部50は、コンパレータ部34により出力された比較結果出力信号に基づき、受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合にチャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を流量計測部48及び計測制御部52bに出力する。
計測制御部52aは、本発明の第3制御手段に対応し、チャタリング検出部50により出力されたチャタリング検出信号に基づき、チャタリングが検出された場合に、フィルタ部42を制御してコンパレータ部34により出力された比較結果出力信号をフィルタリングする。
フィルタ部42は、例えばデジタルフィルタであり、所定のパルス幅以上のパルス幅を有する信号のみを通過させる。したがって、比較結果出力信号がハイである際に、図4に示すような波形の割れが生じた場合には、フィルタ部42の出力は、ハイの状態を維持し、波形の割れを生じさせない。
フィルタ部42の出力は、伝搬時間計測部46に入力される。伝搬時間計測部46は、ゼロクロス検出部40により出力された受信波検知ポイント信号とフィルタ部42によりフィルタリングされた比較結果出力信号とに基づき超音波の受信のタイミングを検知して、超音波振動子22,24の間で送受される超音波信号の伝搬時間を計測する。
その他の構成は、実施例2と同じであり、重複した説明を省略する。
次に、実施例3に係る超音波流量計の動作を説明する。図12は、本実施例の形態の動作を示すフローチャート図である。
基本的には実施例2と同様であり、最初に、順方向・逆方向共に超音波計測を開始する(ステップS401)。コンパレータ部34は、アンプ部32から受け取った受信波信号を所定の基準電圧値と比較して、受信波第1波を検知し、比較結果出力信号をフィルタ部42を介してチャタリング検出部50に出力する(ステップS403)。
その際、チャタリング検出部50は、コンパレータ部34により出力された比較結果出力信号に基づき正常検知か否かを判断する(ステップS405)。
チャタリング検出部50は、受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合には、チャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を流量計測部48及び計測制御部52bに出力する。その場合、流量計測部48は、チャタリング検出部50により出力されたチャタリング検出信号に基づき、チャタリングが検出された際に計測された被計測流体の流量を積算しない。また計測制御部52bは、チャタリング検出部50により出力されたチャタリング検出信号に基づき、チャタリングが検出された場合に、フィルタ部42を制御してコンパレータ部34により出力された比較結果出力信号をフィルタリングし、高周波成分の除去を行う(ステップS407)。その後、再びステップS403に戻って受信波信号の第1波を検知する。
チャタリングが検出されない場合には、実施例2と同様の流れで流量値の算出を行う(ステップS409)。
なお、実施例1で説明したように、ステップS409において、チャタリング検出部50は、流量計測部48により計測された流速を監視するとしてもよい。その際の動作は、実施例1と同様である。
上述のとおり、本発明の実施例3の形態に係る超音波流量計によれば、計測制御部52bは、チャタリング検出部50により受信波信号のチャタリングが検出された場合に、フィルタ部42を制御してコンパレータ部34により出力された比較結果出力信号をフィルタリングし、高周波成分の除去を行うので、基準電圧値と受信波第1波の波高値が近似してチャタリングが生じていたような場合であっても、受信波第1波をスムーズに検知することができ、チャタリング等による計測異常を回避して、コンパレータ部34の動作の安定化を図るとともに、流量の誤計量を防止することができる。
図13は本発明の実施例4に係る超音波流量計の構成を示すブロック図であり、図14は図13の制御部28dの詳細を示す図である。実施例3と異なる点は、流体流路20内に温度センサ44が設けられている点である。
温度センサ44は、本発明の温度計測手段に対応し、流体流路20内の温度を計測し、計測した温度データをチャタリング検出部50に出力する。
本実施例において、チャタリング検出部50は、実施例1乃至実施例3と同様に、受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合にチャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を流量計測部48及び計測制御部52bに出力する。さらに、チャタリング検出部50は、温度センサ44により計測された温度の単位時間当たりの下降量が一定量以上である場合に、チャタリングが発生したと擬制してチャタリング検出信号を流量計測部48及び計測制御部52bに出力する。
その他の構成は、実施例3と同じであり、重複した説明を省略する。
次に、実施例4に係る超音波流量計の動作を説明する。基本的には図12で説明した実施例3と同様である。ただし、図12のステップS405において、チャタリング検出部50は、コンパレータ部34により出力された比較結果出力信号に基づき正常検知か否かを判断する際に、併せて温度センサ44により計測された温度の単位時間当たりの下降量が一定量以上である場合に、チャタリングが発生したと擬制してチャタリング検出信号を流量計測部48及び計測制御部52bに出力する。単位時間当たりの温度の下降量に対する基準値は、チャタリング検出部50にあらかじめ記憶されているものとし、外部操作等により変更することもできる。
温度が下がると、超音波振動子間で送受される超音波信号の波高値が小さくなり、チャタリングが発生する可能性が高くなるため、チャタリング検出部50は、チャタリング発生前に事前にチャタリングが発生したと擬制してチャタリング検出信号を出力する。
その他の動作は、実施例3と同様であり、重複した説明を省略する。
上述のとおり、本発明の実施例4の形態に係る超音波流量計によれば、チャタリング検出部50が、温度センサ44により計測された温度の単位時間当たりの下降量が一定量以上である場合に、チャタリングが発生したと擬制してチャタリング検出信号を流量計測部48及び計測制御部52bに出力するので、実際にチャタリングが発生する前であっても、チャタリング発生を事前に察知して、計測異常を回避し、流量の誤計量を防止することができる。
本発明に係る超音波流量計は、ガス流量を計測することができる超音波ガスメータ等の超音波流量計に利用可能である。
本発明の実施例1の形態の超音波流量計のブロック図である。 本発明の実施例1の制御部の内部構成を示すブロック図である。 複数の基準電圧値を用いて超音波の受信波信号を検知する方法の1例を示す図である。 本発明の実施例1の形態の超音波流量計における受信波信号に対するコンパレータ部の出力とゼロクロス検出部の出力とを示す図である。 本発明の実施例1の形態の超音波流量計の動作を示すフローチャート図である。 本発明の実施例2の形態の超音波流量計のブロック図である。 本発明の実施例2の制御部の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施例2の形態の超音波流量計の動作を示すフローチャート図である。 本発明の実施例2の形態の超音波流量計の動作を示すフローチャート図である。 本発明の実施例3の形態の超音波流量計のブロック図である。 本発明の実施例3の制御部の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施例3の形態の超音波流量計の動作を示すフローチャート図である。 本発明の実施例4の形態の超音波流量計のブロック図である。 本発明の実施例4の制御部の内部構成を示すブロック図である。 従来の超音波流量計の構成を示すブロック図である。
符号の説明
SW1,SW2 スイッチ
1 流量計管路
2 第1超音波振動子
3 第2超音波振動子
4 切替部
5 駆動部
6 増幅部
7 ゼロクロス検出部
8 計時部
9 演算部
10 制御部
11 クロック発振回路
20 流体流路
22 超音波振動子
24 超音波振動子
26 発信パルス生成部
28a,28b,28c,28d 制御部
30 順逆切替部
32 アンプ部
34 コンパレータ部
36 比較器
38 基準電圧源
40 ゼロクロス検出部
42 フィルタ部
44 温度センサ
46 伝搬時間計測部
48 流量計測部
50 チャタリング検出部
52a,52b 計測制御部
54 表示部

Claims (7)

  1. 被計測流体が流れる流路の上流側と下流側に一定の距離を離して設置された送信側及び受信側の超音波振動子と、
    前記送信側の超音波振動子から送信された超音波を前記受信側の超音波振動子で受信して得られた受信波信号のゼロクロス点を検出し、受信波検知ポイント信号を出力するゼロクロス検出手段と、
    前記受信波信号を所定の基準電圧値と比較して、比較結果出力信号を出力する比較手段と、
    前記ゼロクロス検出手段により出力された受信波検知ポイント信号と前記比較手段により出力された比較結果出力信号とに基づき超音波の受信のタイミングを検知して、前記送信側及び受信側の超音波振動子の間で送受される超音波信号の伝搬時間を計測する時間計測手段と、
    前記時間計測手段により計測された前記伝搬時間に基づいて前記被計測流体の流量を計測して積算する流量計測手段とを有する超音波流量計であって、
    前記比較手段により出力された比較結果出力信号に基づき、前記受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合にチャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を出力するチャタリング検出手段を備え、
    前記流量計測手段は、前記チャタリング検出手段からチャタリング検出信号が入力された時に計測された前記被計測流体の流量を積算せずに直前に計測された流量を積算することを特徴とする超音波流量計。
  2. 被計測流体が流れる流路の上流側と下流側に一定の距離を離して設置された送信側及び受信側の超音波振動子と、
    前記送信側の超音波振動子から送信された超音波を前記受信側の超音波振動子で受信して得られた受信波信号のゼロクロス点を検出し、受信波検知ポイント信号を出力するゼロクロス検出手段と、
    前記受信波信号を所定の基準電圧値と比較して、比較結果出力信号を出力する比較手段と、
    前記ゼロクロス検出手段により出力された受信波検知ポイント信号と前記比較手段により出力された比較結果出力信号とに基づき超音波の受信のタイミングを検知して、前記送信側及び受信側の超音波振動子の間で送受される超音波信号の伝搬時間を計測する時間計測手段と、
    前記時間計測手段により計測された前記伝搬時間に基づいて前記被計測流体の流量を計測して積算する流量計測手段とを有する超音波流量計であって、
    前記比較手段により出力された比較結果出力信号に基づき、前記受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合にチャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を出力するチャタリング検出手段を備え、
    前記流量計測手段は、前記チャタリング検出手段からチャタリング検出信号が入力された場合に前記被計測流体の流量を積算せず、チャタリングが検出されない場合にのみ前記被計測流体の流量を計測して積算することを特徴とする超音波流量計。
  3. 被計測流体が流れる流路の上流側と下流側に一定の距離を離して設置された送信側及び受信側の超音波振動子と、
    前記送信側の超音波振動子から送信された超音波を前記受信側の超音波振動子で受信して得られた受信波信号のゼロクロス点を検出し、受信波検知ポイント信号を出力するゼロクロス検出手段と、
    前記受信波信号を所定の基準電圧値と比較して、比較結果出力信号を出力する比較手段と、
    前記ゼロクロス検出手段により出力された受信波検知ポイント信号と前記比較手段により出力された比較結果出力信号とに基づき超音波の受信のタイミングを検知して、前記送信側及び受信側の超音波振動子の間で送受される超音波信号の伝搬時間を計測する時間計測手段と、
    前記時間計測手段により計測された前記伝搬時間に基づいて前記被計測流体の流量を計測して積算する流量計測手段とを有する超音波流量計であって、
    前記比較手段により出力された比較結果出力信号に基づき、前記受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合にチャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を出力するチャタリング検出手段と、
    前記チャタリング検出手段からチャタリング検出信号が入力された場合に、前記比較手段の基準電圧値を低く制御する第1制御手段と、
    を備えることを特徴とする超音波流量計。
  4. 被計測流体が流れる流路の上流側と下流側に一定の距離を離して設置された送信側及び受信側の超音波振動子と、
    前記送信側の超音波振動子から送信された超音波を前記受信側の超音波振動子で受信して得られた受信波信号のゼロクロス点を検出し、受信波検知ポイント信号を出力するゼロクロス検出手段と、
    前記受信波信号を所定の基準電圧値と比較して、比較結果出力信号を出力する比較手段と、
    前記ゼロクロス検出手段により出力された受信波検知ポイント信号と前記比較手段により出力された比較結果出力信号とに基づき超音波の受信のタイミングを検知して、前記送信側及び受信側の超音波振動子の間で送受される超音波信号の伝搬時間を計測する時間計測手段と、
    前記時間計測手段により計測された前記伝搬時間に基づいて前記被計測流体の流量を計測して積算する流量計測手段とを有する超音波流量計であって、
    前記受信波信号を増幅する増幅手段と、
    前記比較手段により出力された比較結果出力信号に基づき、前記受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合にチャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を出力するチャタリング検出手段と、
    前記チャタリング検出手段からチャタリング検出信号が入力された場合に、前記増幅手段を制御して前記受信波信号を増幅させる第2制御手段と、
    を備えることを特徴とする超音波流量計。
  5. 被計測流体が流れる流路の上流側と下流側に一定の距離を離して設置された送信側及び受信側の超音波振動子と、
    前記送信側の超音波振動子から送信された超音波を前記受信側の超音波振動子で受信して得られた受信波信号のゼロクロス点を検出し、受信波検知ポイント信号を出力するゼロクロス検出手段と、
    前記受信波信号を所定の基準電圧値と比較して、比較結果出力信号を出力する比較手段と、
    前記ゼロクロス検出手段により出力された受信波検知ポイント信号と前記比較手段により出力された比較結果出力信号とに基づき超音波の受信のタイミングを検知して、前記送信側及び受信側の超音波振動子の間で送受される超音波信号の伝搬時間を計測する時間計測手段と、
    前記時間計測手段により計測された前記伝搬時間に基づいて前記被計測流体の流量を計測して積算する流量計測手段とを有する超音波流量計であって、
    前記比較手段により出力された比較結果出力信号をフィルタリングするフィルタ手段と、
    前記比較手段により出力された比較結果出力信号に基づき、前記受信波信号が所定の基準電圧値を超えている時間が所定時間以下である場合にチャタリングを検出したと判断してチャタリング検出信号を出力するチャタリング検出手段と、
    前記チャタリング検出手段からチャタリング検出信号が入力された場合に、前記フィルタ手段を制御して前記比較結果出力信号をフィルタリングさせる第3制御手段と、
    を備えることを特徴とする超音波流量計。
  6. 前記流量計測手段は、さらに前記時間計測手段により計測された前記伝搬時間に基づいて前記被計測流体の流速を計測し、
    前記チャタリング検出手段は、前記流量計測手段により計測された流速の単位時間当たりの上昇量が一定量以上である場合に、チャタリングが発生したと擬制してチャタリング検出信号を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項記載の超音波流量計。
  7. 前記流路内の温度を計測する温度計測手段を備え、
    前記チャタリング検出手段は、前記温度計測手段により計測された温度の単位時間当たりの下降量が一定量以上である場合に、チャタリングが発生したと擬制してチャタリング検出信号を出力することを特徴とする請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載の超音波流量計。
JP2007071164A 2007-03-19 2007-03-19 超音波流量計 Active JP5134844B2 (ja)

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