JPH11304559A - 流量計測装置 - Google Patents

流量計測装置

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JPH11304559A
JPH11304559A JP11316298A JP11316298A JPH11304559A JP H11304559 A JPH11304559 A JP H11304559A JP 11316298 A JP11316298 A JP 11316298A JP 11316298 A JP11316298 A JP 11316298A JP H11304559 A JPH11304559 A JP H11304559A
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ultrasonic
fluid
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time
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JP11316298A
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Kenzo Ochi
謙三 黄地
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 流体の流量を計測する流量計測装置におい
て、安定で、正確な流量値を演算できる流量計測装置を
実現する。 【解決手段】 流体の流れる流路7の上流側と下流側と
に一対の超音波送受信器8,9を対向して設け、前記一
対の超音波送受信器間の超音波伝搬時間を計測する時間
計測手段16と、超音波伝搬時間から流体の流量を演算
する流量演算手段17と、流量演算に用いるオフセット
値を記憶するオフセット値記憶手段18とを備えた構成
とした。この構成により、常にオフセット値を記憶して
いるため、オフセット値を用いて演算することができの
で、低流量を安定に、正確に計測することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体の流量を計測
する流量計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の流量計測装置を、図6に
基づいて説明する。図において、流体の流れる流路1に
一対の超音波送受信器2、3を、上流側および下流側に
設け、上流側から下流側へあるいは、下流側から上流側
へ超音波を送信し、受信する。この時の超音波の伝搬時
間差から流体の流速を演算し、流路1の断面積を乗算し
て流量を算出し、流量計測装置としていた(特開平9−
318411)。なお、図中の矢印4は流体の流れる方
向を示し、破線5は超音波の伝搬路を、一点鎖線は流体
の流れる方向を示し、それら交叉角θで交叉している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の流
量計測装置では、次のような課題があった。すなわち超
音波を送信、受信する超音波送受信器2、3を流路内に
設けるため、流体の物理条件、すなわち流体の圧力、温
度、種類などの影響を大きく受けることになり、流体の
流速を正確に、また低流量を安定に計測できないという
課題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、流体の流れる流路の上流側と下流側とに一
対の超音波送受信器を対向して設け、前記一対の超音波
送受信器間の超音波伝搬時間を計測する時間計測手段
と、超音波伝搬時間から流体の流量を演算する流量演算
手段と、流量演算に用いるオフセット値を記憶するオフ
セット値記憶手段とを備えた構成とした。
【0005】この構成により、常にオフセット値を記憶
しているため、オフセット値を用いて演算することがで
きるので、低流量を安定に、正確に計測することができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、流体の流れる流路の上
流側と下流側とに一対の超音波送受信器を対向して設
け、前記一対の超音波送受信器間の超音波伝搬時間を計
測する時間計測手段と、超音波伝搬時間から流体の流量
を演算する流量演算手段と、流量演算に用いるオフセッ
ト値を記憶するオフセット値記憶手段とを備えた構成と
した。
【0007】この構成により、常にオフセット値を記憶
しているため、オフセット値を用いて演算することがで
きので、低流量を安定に、正確に計測することができ
る。
【0008】また、一対の超音波送受信器のそれぞれで
受信した超音波信号の周期に予め決められた値を乗じた
値をオフセット値とする構成とした。
【0009】このため、受信信号からオフセット値の変
動を確認することができ、安定に流量を計測することが
できる。
【0010】また、受信した超音波信号のゼロクロス点
とゼロクロス点との時間を受信した超音波信号の周期と
する構成とした。
【0011】このため、簡単に受信信号の周期を計測す
ることができ、オフセット値を確認でき、安定に流量を
計測できる。
【0012】また、流体の環境変化を検出する環境変化
検出手段を備えた構成とした。このため、流体の環境変
化を検出することができ、流体の環境変化に応じてオフ
セット値を更新することができ、長期間にわたり、安定
に流量を計測することができる。
【0013】また、環境変化検出手段は温度検出手段で
構成した。このため、流体に温度変化が生じた場合にオ
フセット値を更新することができ、温度変化があっても
安定に流量を計測することができる。
【0014】また、前記一対の超音波送受信器間の超音
波伝搬時間から流体の温度を検出する温度検出手段を設
けた。このため、簡単な構成で流体の温度を検出するこ
とができる。
【0015】また、流体の流れる流路の上流側と下流側
とに一対の超音波送受信器を対向して設け、前記一対の
超音波送受信器間の超音波伝搬時間を計測する時間計測
手段と、超音波伝搬時間から流体の流量を演算する流量
演算手段と、流量演算に用いるオフセット値を記憶する
オフセット値記憶手段とを備え、流体が流れていない状
態で、予め決められた方法でオフセット値を求めてなる
構成とした。このため、簡単な構成で、安定で、正確な
流量計測装置を実現できる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0017】(実施例1)図1は本発明の実施例1の流
量計測装置を示したブロック図である。図1において、
流路7の上流側と下流側とに超音波送受信器8、9を設
けた。流路7内の矢印10は流体の流れ方向(一点鎖線
11)を示し、超音波の伝搬路12(破線)とは角度θ
で交叉している。例えば、送信部13から送信信号が切
換部14を介して上流側の超音波送受信器8に伝達さ
れ、超音波が流路7内に送信され、下流側の超音波送受
信器9で受信される。受信された超音波信号は切換部1
4を介して受信部15に伝達される。この時、時間計測
手段16において送信から受信までの時間が計測され
る。次に、送信部13から送信信号が切換部14を介し
て下流側の超音波送受信器9に伝達され、超音波が流路
7内に送信され、上流側の超音波送受信器8で受信され
る。受信された超音波信号は切換部14を介して受信部
15に伝達される。この時、時間計測手段16において
送信から受信までの時間が計測される。
【0018】なお、時間分解能を上げたい場合には、受
信部15で超音波信号を受信したら、時間計測手段16
を素通りし、送信部13に信号を伝達し、2〜256回
もの多数回繰り返し送信、受信をする場合もある(シン
グアラウンド計測方法)。この場合には、時間計測手段
16では、繰り返し回数とト−タル時間とが計測され
る。超音波送受信器8、9間の距離をL、流体の流速を
V、流体中を伝搬する超音波の音速をCとすると、上流
側の超音波送受信器8から下流側の超音波送受信器9へ
の超音波伝搬時間Tup-->down および 下流側の超音波
送受信器9から上流側の超音波送受信器8への超音波伝
搬時間 Tdown-->up は、以下のように示される。
【0019】Tup-->down=L/[C+Vcos(θ)] Tdown-->up=L/[C−Vcos(θ)] これより、 C+Vcos(θ)= L/Tup-->down C−Vcos(θ)= L/Tdown-->up よって、 2×C=L[(1/Tup-->down )+ (1/
down-->up )] これより、超音波の音速は、上記2式を足し算し、 C=(L/2)× [(1/Tup-->down )+ (1/T
down-->up )] となる。 また、流体の流速 V は、上記2式を引き算し、 2×Vcos(θ)=L[(1/Tup-->down )− (1/T
down-->up )] となる。 これより、流体の流速 V は、 V=[L/2×cos(θ)]×[(1/Tup-->down )− (1/
down-->up )] と演算される。
【0020】ここで、超音波送受信器間距離Lおよび交
叉角θは、予め決められた定数であるから、超音波の伝
搬時間 Tup-->down および Tdown-->up を時間計測手
段16で計測することにより、流体の流速Vが得られ
る。また、予め決められた流路7の断面積を乗算するこ
とにより、流体の流量 Qcal が演算される。以上の演
算処理は流量演算手段17で実施される。
【0021】図2に、超音波送受信器8、9で送信、受
信される信号を示す。矩形波19は、超音波送受信器8
あるいは9に印加される送信信号を示す。正弦波状の信
号20は、超音波送受信器8あるいは9で受信、増幅さ
れた受信信号を示す。一般的に時間計測の受信点は、受
信信号がある閾値(破線21)を越えた次のゼロクロス
点22を用いることが多い。この場合、送信信号の矩形
波の立上がり時点Tstが送信開始時刻であり、ゼロクロ
ス点22が受信時刻Tarなる。したがって、計測される
超音波の伝搬時間 Tpr は、時刻 Tar と時刻 Tst 間
の時間となる。すなわち、 Tpr = Tar ー Tst とな
る。しかしながら、図2の受信信号20から明らかなよ
うに、伝搬してきた超音波が超音波送受信器8あるいは
9によって受信される時刻は、受信信号20の先頭であ
るTreである。時刻Treと時刻Tarとの間の時間遅れT
dは、受信側の超音波送受信器8または9に超音波が到
着したあと、受信部15で受信されるまでの時間遅れT
dと考えることができる。この時間遅れTdは、超音波送
受信器8あるいは9の個々の特性に大きく依存してい
る。したがって、上流側の超音波送受信器8から下流側
の超音波送受信器9への超音波伝搬時間 Tup-->down
の中には、受信側の超音波送受信器である下流側の超音
波送受信器9の特性で決まるTd9 が含まれる。また、
下流側の超音波送受信器9から上流側の超音波送受信器
8へ超音波伝搬時間 Tdown-->up の中には、受信側の
超音波送受信器である上流側の超音波送受信器8の特性
で決まるTd8 が含まれる。 このように、超音波送受
信器の特性で決まる固有の時間Td8 およびTd9を、オ
フセット値として予めオフセット値記憶手段18に記憶
させておき、上記で説明した流量演算時に、それぞれ計
測された超音波伝搬時間Tup-->down および
down-->up から、それぞれのオフセット値 Td8 および
Td9 を引き算処理することにより、より正確な超音波
伝搬時間が得られることになり、より正確な流量値が演
算される。本実施例の場合、上流側および下流側のオフ
セット値は、それぞれの超音波送受信器8および9で受
信された受信波形の周期の2.5倍である。このように
受信側の超音波送受信器のオフセット値を計測された超
音波伝搬時間から差し引くことにより、流量値を高精度
に演算することができ、精度の高い流量計測装置が実現
できる。
【0022】上記で説明したことを計算式で示すと、以
下のようになる。すなわち、上記流速Vの式 V=[L/2×cos(θ)]×[(1/Tup-->down )− (1/
down-->up )] において Tup-->down = Tud + Td9 = Tud × [1+(Td9
/Tud)] Tdown-->up = Tdu + Td8 = Tdu × [1+(Td8
/Tdu)]である。
【0023】ここで、超音波が流体中を上流側から下流
側へ、あるいは下流側から上流側への伝搬する時間をそ
れぞれ、Tud、Tdu とした。また通常の場合、超音波
が流体中を伝搬する時間 Tud、Tdu は概ね100〜3
00 μsec程度であり、Td8および Td9 なる時間は、
超音波の周期の数倍程度の、1〜5μsec 程度と十分小
さい。従って、上式は次のように近似できる。
【0024】 1/Tup-->down = 1/{Tud × [1+(Td9/Tud)]} ≒ (1/Tud ) × [1−(Td9/Tud)] 1/Tdown-->up = 1/{Tdu × [1+(Td8/Tdu)]} ≒ (1/Tdu ) × [1−(Td8/Tdu)] これらを用いると、流体の流速Vは、以下のようにな
る。 V=[L/2×cos(θ)]×[(1/Tud)×{1+(Td9/Tud)}-(1/
Tdu)×{1+(Td8/Tdu)}] 例えば、ここで流体の流れを止めた場合、超音波の上流
側から下流側への伝搬時間Tud と下流側から上流側へ
の伝搬時間 Tdu とは、超音波送受信器間の距離 L 、
音速C であるから、 Tud = L/C、Tdu = L/C
となり、全く等しくなる。その時間を T0 とすると、
その時の見かけの流速 Vz は、 Vz=[L/2×cos(θ)]×[(1/T0) ×{1+(Td9/T0)}-(1/T0)×{1+(Td8/T0)}] = [L/2×cos(θ)]×[(Td9 − Td8)/T0^2] となる。 ここで、L、θは、流路により固定される定数となり、
一定値と考えることができる。また、時間T0も、超音
波の音速Cが決まると決定される値となり、固定値と考
えることができる。このことは、超音波送受信器のオフ
セット値、Td8、Td9が決まればVz値が決定されるこ
とを示している。
【0025】このように、超音波送受信器固有の値 Td
9 と Td8 との差がある場合、流体の流れが、ゼロであ
っても、見かけ上、上記のような流速 Vz が発生す
る。この流速 Vz に流路の断面積を乗算すると、見掛
けの流量としてのオフセット流量 Qz が得られる。予
めこの値 Qz をオフセット値として記憶し、上記で演
算した流量値 Qcal を補正してもよい。
【0026】以上説明したように、オフセット値を記憶
していることにより、正確な流量値を演算することがで
きる。
【0027】(実施例2)図3を用いて、超音波送受信
器のオフセット値である受信信号の周期を求める方法を
説明する。図3は、図2で示した上流側あるいは下流側
の超音波送受信器8または9での受信された受信信号2
0を示す。通常の場合、閾値(破線21)を越えた次の
ゼロクロス点22の時刻 Tar を受信時刻とするが、オ
フセット値を計測しようとする場合には、閾値を越えた
2つめのゼロクロス点23を受信時刻 Tar’として計
測し、その差 Tar’− Tar を受信信号の1周期とし
て演算する。または、閾値(破線21)を大きくし、新
たな閾値として、ゼロクロス点Tar’を計測しても良い
(図示せず)。また、受信信号の増幅率を小さくし、閾
値(破線21)をそのままにし、受信信号20を全体的
に振幅が小さくなるようにし、閾値(破線21)を超え
た次のゼロクロス点が、計測しようとするゼロクロス点
23とし、時刻 Tar’を計測することもできる。以上
説明したように、計測のたびに、受信信号の周期を計測
し、その2.5倍をオフセット値とすることにより、常
に正確な流量値を演算することができる。
【0028】(実施例3)図4を用いて実施例3を説明
する。実施例1と異なるところは、流体の温度検出手
段、流体の種類検出手段あるいは流体の圧力検出手段な
どの環境変化検出手段24を設けたところである。この
ため、環境変化検出手段24により流体の温度、種類あ
るいは圧力が変化し、オフセット値が変化したと考えら
れる時のみ、上記実施例2で示した上流側および下流側
の超音波送受信器8、9で受信される受信信号の周期を
計測し、その値をオフセセット値とすることにより、効
率よくオフセット値を更新することができる。従って、
流量演算の度に、いつもオフセット値を計測する必要が
なく、効率よくオフセット値を更新することができ、計
測時間を短縮することができる。なお、これらの環境変
化要因の中でオフセット値を最も大きく変動させるの
は、流体の温度であった。従って、少なくとも温度検出
手段で環境変化検出手段24を構成するのが最も有効で
ある。
【0029】(実施例4)実施例3において、流体の温
度検出手段を設けたが、流体中を伝搬する超音波の伝搬
速度から流体の温度を検出する方法について説明する。
この場合には、環境変化検出手段24としての温度検出
が不要となり、超音波の伝播時間さえ計測できればから
流体の温度を検出することができ、流量計測装置の構成
が簡単になる。
【0030】実施例1において、超音波の伝搬速度、音
速Cは、次式で計算されることを示した。すなわち、C
=(L/2)× [(1/Tup-->down )+ (1/T
down-->up )] である。
【0031】このように、超音波の伝搬時間 T
up-->down および Tdown-->up を計測することにより
超音波の伝搬速度Cを検出することができる。例えば、
流体が空気である場合、空気中の音速 Cair は、空気
の温度を Tair [℃] とすると、音速Cair = 34
1.45+0.607× Tair [m/sec]で示される。し
たがって、音速 Cair が計測できれば、空気の温度 T
air を計算することができる。また、流体が、水である
場合には、水温を Twater とすると、水中の音速 Cwa
ter = 1500+25×Twater [m/sec] で示される
から、音速 Cwater が計測できれば、水温 Twater が
計算できる。
【0032】このように、環境変化検出手段としての温
度検出手段を設けることなく、流体の温度が検出できる
ことになり、流量計測装置の構成が簡単になる。しか
も、流速Vを計測するのと同様にして、時間計測手段
で、流体の温度を計測できるので、構成が非常に簡単に
なる。
【0033】(実施例5)図1および図5を用いて実施
例5を説明する。図5は、超音波送受信器8、9の受信
信号から計測した受信周期に基づくオフセット値、Td8
と Td9 との差を横軸に、縦軸に見掛けの流量として
のオフセット流量Qzとの関係を示す。同図に見られる
ように、この関係は一次関数sで近似される関係を示
し、Qz=A×(Td8−Td9)+Bで表現される。ここ
で、A、Bは予め決められるている定数である。例え
ば、このようなオフセット値、Td8およびTd9を有する
超音波送受信器を備えた図1に示した流路を準備し、そ
の上流および下流を閉止し、流れのない状態で流量値を
演算させる。演算された流量値、Qz が零となるように
定数Bを新たに求め、2つの定数A、Bを更新する(A
は、そのまま)。このようにして定数A、Bをオフセッ
ト値として記憶させる。このようにして、定数A、Bを
決めることにより、安定で、正確な流量値を演算する流
量計測装置を実現できる。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から、本発明の流量計測装置
によれば次の効果が得られる。 (1)オフセット値を記憶しているので、安定で、正確
な流量値を演算することができる。 (2)受信信号からオフセット値を計測することができ
るので、常に安定で、正確な流量値を演算できる。 (3)環境変化検出手段を有しているので、環境変化を
検出した時のみ、オフセット値を計測すれば良く、効率
よくオフセット値を更新することができる。 (4)超音波の伝搬時間から流体の温度を検出すること
ができるので、構成が簡単な流量計測装置を実現するこ
とができる。 (5)予め流量のない状態で、オフセット値を更新する
ので、常に安定で、正確な流量計測装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、5の流量計測装置のブロッ
ク図
【図2】同実施例1の超音波の送信、受信波形図
【図3】本発明の実施例2の超音波の送信、受信波形図
【図4】本発明の実施例3の流量計測装置のブロック図
【図5】本発明の実施例5における超音波の特性図
【図6】従来の流量計測装置のブロック図
【符号の説明】
7 流路 8 上流側の超音波送受信器 9 下流側の超音波送受信器 13 送信手段 14 切換手段 15 受信手段 16 時間計測手段 17 流量演算手段 18 オフセット値記憶手段 19 送信波形 20 受信波形 21 閾値 24 環境変化検出手段

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】流体の流れる流路の上流側と下流側とに一
    対の超音波送受信器を対向して設け、前記一対の超音波
    送受信器間の超音波伝搬時間を計測する時間計測手段
    と、超音波伝搬時間から流体の流量を演算する流量演算
    手段と、流量演算に用いるオフセット値を記憶するオフ
    セット値記憶手段とを備えた流量計測装置。
  2. 【請求項2】一対の超音波送受信器のそれぞれで受信し
    た超音波信号の周期に予め決められた値を乗じた値をオ
    フセット値とする請求項1記載の流量計測装置。
  3. 【請求項3】受信した超音波信号のゼロクロス点とゼロ
    クロス点との時間を受信した超音波信号の周期とする請
    求項2記載の流量計測装置。
  4. 【請求項4】流体の環境変化を検出する環境変化検出手
    段を備えた請求項1ないし3のいずれか1項記載の流量
    計測装置。
  5. 【請求項5】環境変化検出手段は温度検出手段で構成し
    た請求項4記載の流量計測装置。
  6. 【請求項6】一対の超音波送受信器間の超音波伝搬時間
    から流体の温度流体温度検出手段を設けた請求項4記載
    の流量計測装置。
  7. 【請求項7】流体の流れる流路の上流側と下流側とに一
    対の超音波送受信器を対向して設け、前記一対の超音波
    送受信器間の超音波伝搬時間を計測する時間計測手段
    と、超音波伝搬時間から流体の流量を演算する流量演算
    手段と、流量演算に用いるオフセット値を記憶するオフ
    セット値記憶手段とを備え、流体が流れていない状態で
    オフセット値を求めてなる流量計測装置。
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