JP2005240453A - 回転ドア装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 管理者や保守作業員が、回転ドアの運転、設定の調整を簡単に行うことができる。
【解決手段】 回転ドア6の出入り口付近に、回転ドアの制御盤と相互通信するタッチ操作型の表示パネル42が設置されている。この表示パネル42の画面へのタッチ操作によって階層的に表示される操作画面及び情報画面に従って、回転ドアの運転操作及び設定調整が行われる。
【選択図】 図3
【解決手段】 回転ドア6の出入り口付近に、回転ドアの制御盤と相互通信するタッチ操作型の表示パネル42が設置されている。この表示パネル42の画面へのタッチ操作によって階層的に表示される操作画面及び情報画面に従って、回転ドアの運転操作及び設定調整が行われる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、回転ドア装置に関し、特に、回転ドアの運転条件の設定等に関する。
回転ドアを運転する場合、その運転の開始前に運転速度等の設定を行う。この設定に使用する設定装置が、例えば特許文献1に開示されている。
特許文献1の技術では、回転ドア装置の方立に、コントロールパネルが配置されている。このコントロールパネルには、電源のオン−オフ切換をするメインスイッチ、回転ドアの回転を開始させるための運転スイッチ、回転ドアの停止状態での姿勢を選択するための姿勢選択ボタン、通行の回転状態における待機姿勢を選択する待機姿勢選択ボタン、メインスイッチがオンのときに点灯するランプ、回転ドアの駆動装置の回転状態を検出して、回転が異常であることを検知したときに点灯するランプ、回転ドアに設けた挟み込み防止センサが作動して回転ドアが停止したときに点灯するランプ、回転ドア装置の天井に設けたライトの点灯、消灯の切換スイッチ等が配置されている。また、メインスイッチ、運転スイッチ、姿勢選択ボタン、待機姿勢選択ボタンは、キーを挿入することによって初めて操作可能なものである。また、コントロールパネルの他に、同じ方立には低速回転させるためのスイッチや、非常停止スイッチが設けられている。そして、保守作業、例えば回転ドアの停止位置の調整や、駆動装置の回転トルクの調整は、これらスイッチを通常の使用とは異なる操作、例えば長時間にわたって操作する等によって保守作業を行える状態としている。
上記特許文献1に開示された技術では、キーを有している者、例えば特定の管理者しか回転ドアの運転開始等の作業を行うことができない。しかし、回転ドア装置の近傍に常駐する従業員、例えばガードマンや受付嬢が回転ドア装置の運転開始や停止等の作業を行いたいと考える場合でも、一々管理者を呼ばなければならず、円滑に作業を行うことができない。また、管理者が操作を行う場合でも、各スイッチの切換位置や各ランプの点灯状態から現在の運転状態を把握し、その後にどのようにスイッチを切り換えるか決定する必要があり、速やかに設定作業を行えない。また、保守点検等を行う場合には、低速回転スイッチや非常停止スイッチを特殊に操作しなければならない。そのため、習熟した作業員でなければ、回転ドアの設定調整を容易に行うことができない。
本発明は、比較的簡単に回転ドアの運転、設定調整を行うことができる回転ドア装置を提供することを目的とする。
本発明による回転ドア装置は、回転ドアの出入り口付近に、回転ドアの制御盤と相互通信するタッチ操作型の表示パネルを設置している。この表示パネルは、回転ドアの方立に設けることもできるし、方立とは別個に設けた柱状部に設けることもできる。この表示パネルの画面へのタッチ操作によって操作画面が表示される。例えば何らかの画面が表示されている状態において、この画面にタッチ操作することによって操作画面が表示される。この操作画面に従って前記回転ドアの運転操作及び設定調整が行われる。例えば操作画面に表示されている文字や図形等によって、現在の運転状態等を判断して、必要とされる運転状態に設定することができる。
このように構成された回転ドア装置では、表示パネルの画面にタッチ操作することによって操作画面が表示される。この操作画面においてタッチ操作することによって得られたデータが、回転ドアの制御盤に通信され、運転操作や設定調整が行われる。従って、回転ドア装置の管理者や保守作業員やこの回転ドア装置の付近にいる人は、回転ドアの運転操作や設定調整を視覚的に確認しながら行うことができ、この作業を簡単に行える。表示パネルに表示されている文字や図形を視覚で確認にして運転状態を把握するのは、従来の技術で必要であったキーの切換位置やランプの点灯の有無によって現在の運転状態を確認するのと比較して、格段に容易であるし、操作も表示パネルへのタッチによって行えるので、格段に容易である。
前記表示パネルは階層表示されるものであり、その通常画面として現在の回転ドアの運転状態画面を表示するものとできる。この構成では、なんらタッチ操作をしなくても表示されている通常画面によって回転ドアの現在の運転状態を把握し、その後、タッチ操作によって表示した操作画面において運転操作、設定調整を行う。従って、現在の運転状態を把握するためにタッチ操作し、その後に操作画面を表示するために再度タッチ操作する必要が無く、作業を簡易化することができる。
更に、前記表示パネルの前記通常画面への特定のタッチ操作によって前記回転ドアの運転操作を行うための操作画面を表示させることができる。例えば、操作権限の無い第三者にはわかりにくく構成した特定のタッチ領域にタッチすることによって行われるようにすることが望ましい。この場合、操作画面の状態から、前記回転ドアの保守調整を行うための保守画面に切換可能であり、前記操作画面から前記保守画面に切り換える際に、パスワードの入力を促すログイン認証画面が表示される。
このように構成すると、通常画面としては操作画面ではなく、運転状態画面が表示されており、この運転状態画面においてどのように操作すると特定のタッチ操作が行われたことになるかを第三者は知らないので、運転状態画面に対して第三者が悪戯をしても、或いは第三者が誤って表示パネルへタッチしても、運転操作や設定が変更されることがない。仮に、第三者が偶然に特定のタッチ操作を行っても、ログイン認証画面が表示され、ここでパスワードを入力しなければ、保守画面が表示されることはなく、第三者が保守画面で回転ドアの保守状態を変更することが防止できる。なお、保守画面では、回転ドアの回転数等の回転ドアに対する基本的な動作を設定することができる。
また、前記運転状態画面に特定のタッチ操作以外の操作がされたときに、警告画面を表示させることもできる。この場合、運転状態画面に悪戯したり、誤って接触したりした第三者に警告することができる。
前記各画面、例えば運転状態画面や操作画面の表示中において、前記回転ドアに異常状態が発生したとき異常表示画面を割り込み表示させることもできる。このように構成すると、回転ドアが異常であることを、表示パネルの近傍にいる人に報せることができる。
前記異常表示画面は、外部から供給される非常信号、例えば回転ドアが設けられている建物の管理施設等から火災等の発生によって回転ドアを停止させる信号に連動して表示される非常事態画面とすることができる。この場合、外部からの非常信号によって回転ドアに異常状態、例えば回転ドアの停止が発生していることを確認できる。
或いは、前記異常表示画面は、作動中の回転ドアの安全センサ若しくは前記回転ドアの故障部位を表示する画面とすることもできる。例えば安全センサは複数種類設けることができる。このような構成では、回転ドアに設けられている安全センサのうちどの安全センサの作動によって回転ドアに異常が生じたのか、或いは回転ドアのどの部位の故障によって回転ドアに異常が生じたのかを把握することができる。
以上のように、本発明によれば、回転ドア装置の管理者や保守作業員が、回転ドアの運転、設定の調整を簡単に行うことができる。
本発明の1実施形態の回転ドア装置は、図1に示すように、建物の壁にあけた開口に取り付けられた筒状体、例えば円筒壁2を有している。この円筒壁2において、前記開口を挟んで対称に出入り口4が形成されている。
この円筒壁2内に、この円筒壁2の中心の回りに回転する回転ドア6が取り付けられている。この回転ドア6の中央部が自動ドア、例えば両引きの引戸8に形成されている。この引戸8が閉じている状態で、引戸8の両端には、引戸8の開閉方向の両側に円筒壁2まで伸びるように円弧状の支持体10がそれぞれ設けられている。これら支持体10の先端間には円筒壁2の内面に沿う円弧状に形成された円弧状体12がそれぞれ設けられている。即ち、回転ドア6は、引戸8、支持体10及び円弧状体12からなり、円筒壁2の中心の回りに回転可能である。回転ドア6が回転する際には、引戸8は閉じられたままである。一方、回転ドア6を停止させている状態では、引戸8が開閉される。回転ドア6を回転させるモードとするか、回転ドア6を停止させて、引戸8を開閉するモードとするかは、状況に応じて、この回転ドア装置の管理者が決定する。
この回転ドア6は、天井壁14と共に回転する。天井壁14には、引戸8を開閉するモードの場合に、引戸8に通行者が近づいたとき、この通行者を検知し、引戸8を開くための引戸起動センサ16が設けられている。また、回転ドア6が回転するモードの場合に、通行者が立ち止まっていることを検知し、回転ドア6を減速させるためのドアセンサ18も設けられている。さらに、天井壁14には、円筒壁2内部を照明するためのダウンライト20も設けられている。また、引戸8を開閉するモードの場合に、引戸8が開かれている状態で、通行者が引戸8の近傍に立ったままでいるときに、この通行者を検知し、引戸8が閉じられるのを防止するためのフロアセンサ22が、引戸8の両端にある支持体10に設けられている。また、回転ドア6が回転するモードの場合に、円弧状体12の端部には、この端部に通行者が接触したことを検知し、回転ドア6を停止させるためのエッジセンサ24が設けられている。また、この円弧状態12の端部よりも幾分離れた天井壁14の周縁部には、回転ドア6が回転しているモードにおいて、円弧状体12の端部に通行者が接触する前に通行者を検知し、回転ドア6を停止させるための戸先センサ26が設けられている。
円筒壁2における両開口の上部には、回転ドア6が回転するモードにおいて、開口に近づいた通行者を検知し、回転ドア6の回転を開始させるための回転ドア用起動センサ28が設けられている。また、回転ドア6が回転するモードにおいて、回転ドア6が回転しているにも拘わらず、開口付近に立ち止まっている通行者を検知し、回転ドア6に通行者が接触するのを防止するために、開口6の端部を構成している方立30の開口側の面にコラムセンサ32が設けられている。
この方立30の外面には、非常停止スイッチ34が設けられている。この緊急停止スイッチ34は、回転ドア6が回転しているモードにおいて、通行者が回転ドア6に衝突しそうなときなどに、方立30の近傍に居る人によって操作され、回転ドア6を緊急停止させるものである。この方立30の近傍には、方立30よりも高さが低い支柱36が設置されている。この支柱36には、身障者スイッチ38が設けられている。この身障者スイッチ38が操作されたとき、回転ドア6は一定時間だけ低速で回転する。この身障者スイッチ38の下方に引戸スイッチ40が設けられており、このスイッチ40を操作すると、回転ドア6が回転している回転モードから、引戸8が開閉される引戸モードに一時的に切り換えられる。回転ドア6は開口と平行な位置で停止し、身障者が引戸8に近づくと、引戸8が開く。この引戸スイッチ40の下方に、走査型表示パネル、例えばタッチパネル42が設けられている。このタッチパネル42を操作することによって、各種設定を行うことができる。
図2に示すように、引戸8は、モータ44によって開閉され、このモータ44を制御する引戸制御部46が設けられている。この引戸制御部46には引戸起動センサ16が接続されている。回転ドア6は、モータ48によって回転させられる。モータ48は、可動側制御盤50によって制御される。可動側制御盤50には、ドアセンサ18、フロアセンサ22、エッジセンサ24、戸先センサ26が接続され、ダウンライト20も接続されている。可動側制御盤50には、更に回転ドア6に対する電磁ブレーキ52も接続されている。また、通行者に対する音声案内装置54も可動側制御盤50に接続されている。これらは、天井壁14の上方に配置されている。
可動側制御盤50は、スリップリング56を介して固定側制御盤58と通信可能に構成されている。固定側制御盤58も天井壁14の上方の非回転部分に設けられている。この固定側制御盤58には、回転ドア用起動センサ28、コラムセンサ32、非常停止スイッチ34、身障者スイッチ38、タッチパネル42が接続されている。さらに、固定側制御盤58には、回転ドア6を固定するための電気錠60やブザー62も接続されている。タッチパネル42によって設定されたデータは、固定側制御盤58、スリップリング56を介して可動側制御盤50に供給され、必要に応じて引戸制御部46にも伝送される。
この回転ドア装置に電源が供給された状態では、タッチパネル42には、図3の左上端に示すようなスタート画面が表示される。このスタート画面では、「運転を開始します」の文字表示と、「スタート」の文字表示がなされている。
「スタート」の表示に誰かがタッチすると、まだどのようなモードで回転ドア装置を運転するかの設定が行われていない場合、操作画面、例えば操作スイッチ画面が表示される。この操作スイッチ画面では、まず第1画面が表示される。第1画面では「モードセレクト1」の文字表示と、モード1に属する「施錠」、「運転」の各文字表示とが、上側になされ、「モードセレクト2」の文字表示と、モード2に属する「開放」、「引戸」、「回転」の各文字表示とが下側になされる。最下段には「完了」の文字表示と、次の画面への変更を表す「>>」表示とがなされる。ここで、回転ドア装置を施錠するように設定する場合には、「施錠」の表示にタッチし、運転する場合には「運転」の表示にタッチする。また、回転ドア6の引戸8を開いたままにする場合には「開放」の表示にタッチし、引戸8を開閉する場合には「引戸」の表示にタッチし、回転ドア4を回転させる場合には「回転」の表示にタッチする。
他のモード設定の必要がある場合には、「>>」表示にタッチする。これ以上のモードの設定が不要な場合には「完了」の表示にタッチする。
「>>」表示がタッチされると、第2画面に表示が切り替わる。第2画面では、上側に「モードセレクト3」の文字表示と、モードセレクト3に属する「自動1」、「自動2」、「自動3」の各文字表示とがなされる。その下方には、「音声ガイド」の文字表示と、「切り」、「入り」の文字表示とがなされる。その下方に表示を元の画面に戻すことを表す「<<」の表示と、表示を次の画面に進めることを表す「>>」の表示とが並べてなされる。ここで、回転ドア4の自動運転には、自動運転1、2、3の3種類の運転があり、これらに対応して「自動1」、「自動2」、「自動3」の表示がなされている。例えば自動2で運転する場合には「自動2」の表示にタッチする。また、音声ガイドを行う場合には、「入り」の表示にタッチし、音声ガイドを行わない場合には、「切り」の表示にタッチする。そして、さらに設定を行う場合には「>>」の表示にタッチし、これ以上設定を行う必要がない場合には第1画面に表示が切り換えられるように「<<」の表示にタッチする。
「>>」の表示にタッチすると、第3画面に表示が切り換えられる。第3画面では、上側に「ダウンライト」の文字表示と、「消灯」、「点灯」、「連動」の各文字表示とがなされる。その下方には「センサブザー」の文字表示と、「切り」、「入り」の各文字表示とがなされている。さらに、下方には「<<」、「>>」の表示が並べてなされている。ここで、ダウンライト20を消灯しておく場合には「消灯」の表示にタッチし、ダウンライト20を点灯しておく場合には「点灯」の表示にタッチし、回転ドアの回転に連動させてダウンライト20を点灯させる場合には「連動」の表示にタッチする。また、各センサのいずれかが作動したときにブザーを鳴らす場合には「入り」の表示にタッチし、ブザーを鳴らさない場合には「切り」の表示にタッチする。さらに設定を行う場合には「>>」の表示にタッチし、これ以上設定を行う必要がない場合には「<<」の表示にタッチする。
「>>」の表示にタッチすると、第4画面に表示が切り換えられる。第4画面では、上側に「施錠時非常作動」の文字表示と、「有効」、「無効」の各文字表示とがなされる。その下方には「非常作動解除」の文字表示と、「解除」の文字表示とがなされる。その下方には「<<」の表示と「完了」の文字表示とがなされる。ここで、施錠時にも非常作動を行わせる場合には「有効」の表示に、施錠時には非常作動を行わせない場合には「無効」の表示にタッチする。また、非常作動状態に回転ドア装置がなっているのを解除する場合には、「解除」の表示にタッチする。もし、なんらかの設定を変更する必要がある場合には「<<」の表示にタッチし、必要とする画面に戻る。また、全ての設定が現状でよければ、「完了」の表示にタッチする。
これによって、上述したような運転操作及び設定が固定側制御盤58に対して行われる。これら運転操作及び設定のうち必要なものがスリップリング56を介して可動側制御盤50に対しても行われる。
これによって、タッチパネル42の表示は、図3の中央に示すように、運転状態画面、例えば状態表示画面となる。状態表示画面では、先の設定によって自動1が選択されている場合には、「自動1回転ドア」の文字表示と「後のドアにご注意下さい」の文字表示とがなされる。自動2が選択されている場合には、「自動2回転ドア」の文字表示と「後のドアにご注意下さい」の文字表示がなされる。自動3が選択されている場合には、「自動3回転ドア」の文字表示と「後のドアにご注意下さい」の文字表示とがなされる。また、先の設定によって引戸が選択されている場合には、「引戸作動中」の文字表示と「引戸をご利用下さい」の文字表示とがなされる。先の設定において引戸の開放が選択されている場合には「引戸開放中」の文字表示と「引戸をご利用下さい」の文字表示とがなされる。
このように正常に回転ドア装置の運転が行われている状態では、運転状態画面が継続して表示されており、この運転状態画面が通常画面となる。また操作スイッチ画面から運転状態表示画面に表示が切り換えられるので、操作スイッチ画面と運転状態表示画面とは、階層表示されている。
なお、「運転を開始します」と「運転」とが表示されているスタート画面において「運転」の表示がタッチされたときに、既に上述したような各種設定が完了している場合には、タッチパネルの表示が直ちに状態表示画面になる。
この状態表示画面が表示されている場合に、誰かがタッチパネル42にタッチすると、警告画面、例えば「手を触れないで下さい」の表示が所定時間、例えば3秒間行われ、その後に状態表示画面に戻る。また、状態表示画面が表示されている状態において、設定の変更を行う必要が生じた場合には、特定のタッチ操作をすると、例えば「自動1回転ドア」、「自動2回転ドア」、「自動3回転ドア」、「引戸作動中」、「引戸開放中」または「施錠中」の表示を予め定めた時間にわたってタッチすると、操作スイッチ画面が表示され、設定の変更を行うことができる。従って、管理者等がいなくても、回転ドア装置の近傍にいる従業員等が、回転ドアの設定を変更することが容易に行える。悪戯しようとする者が仮に「自動1回転ドア」等の表示にタッチしたとしても、警告画面が表示されると、それ以上、「自動1回転ドア」等の表示にタッチすることを継続しない。従って、操作スイッチ画面に表示が切り替わることがない。
スタート画面が表示されている状態、状態表示画面が表示されている状態または操作スイッチ画面が表示されている状態において、異常が発生すると、そのとき、表示されている画面に代えて、図3の下方に示すような異常表示画面が表示される。たとえ、操作スイッチ画面において設定が行われていても、異常表示画面に画面が切り換えられる。即ち、割り込み表示が行われる。異常表示画面には、非常事態画面と警報表示画面とがある。
例えば、この回転ドア装置が設置されているビルにおいて火災が発生したような場合に、ビルの管理施設等から回転ドアを停止させる信号が、この回転ドア装置の例えば固定側制御盤58に供給される。この信号供給に応じて非常事態画面が表示される。この非常事態画面は、「非常事態発生」の文字表示をするものである。
警報表示画面には、回転ドアまたは引戸がなんらかの原因で停止した場合に表示される回転停止中画面もある。これは、停止していることを表す「回転停止中」の文字表示と、その原因を表す文字表示とを行うものである。この停止原因を表す表示としては、通行者を検出したセンサを表すセンサ表示、例えば「戸先センサ」、「ドアセンサ」、「フロアセンサ」、「エッジセンサ」、「戸挟みセンサ」、「コラムセンサ」のような文字表示や、緊急停止スイッチが操作されたことを表す「緊急停止スイッチ」の文字表示がある。
回転停止中画面の他に警告画面も警報表示画面に含まれている。これは、故障等が生じていると管理者等に直ちに警告することが望ましいときに表示されるもので、「警告」の文字表示を含み、さらに、故障部位を表す表示、例えば回転ドア装置の発熱が通常よりも多くて回転ドアが停止していることを表す「サーマルトリップ」の文字表示、同じく故障部位の表示、例えば駆動装置に使用されているインバータの異常によって回転ドアが停止していることを表す「インバータトリップ」の文字表示、回転ドアの施錠位置を検出するセンサの異常を表す「施錠位置」の文字表示、引戸の位置を検出するセンサの異常を表す「引戸位置」の文字表示、戸挟みセンサの検知エリアを検出するセンサの異常を表す「危険位置」の文字表示、故障部位の表示、例えば固定側制御盤と可動側制御盤との間で良好に通信が行えていないことを表す「伝送エラー」の文字表示のうちいずれかも含んでいる。
このような回転停止中画面または警告画面が表示されている状態で、特定のタッチ操作をすると、例えば「回転停止中」の表示または「警告」の表示を予め定めた時間にわたって管理者等がタッチすると、操作スイッチ画面に表示が切り換えられる。この操作スイッチ画面において適切に設定の変更が行われると、回転ドア装置が正常に動作し、再び状態表示画面に表示が切り換えられる。なお、状態表示画面が表示されている状態から異常表示画面の表示に切り替わっていた状態において、自動的に異常が解除された場合には、自動的に状態表示画面に表示が切り替わり、回転ドア装置が動作する。或いは、スタート画面が表示されている状態から異常表示画面に表示が切り替わった状態で、自動的に異常が解除された場合には、スタート画面に表示が切り替わる。
操作スイッチ画面が表示されている状態において、特定のタッチ操作をすると、例えば「モードセレクト1」、「モードセレクト3」、「ダウンライト」または「施錠時非常作動」の表示を予め定められた時間にわたってタッチすると、図3の右側に示すように、保守点検画面に入力するためのログイン認証画面、例えば認証画面が表示される。この認証画面では、「認証画面」との文字表示、「パスワード」の表示窓、確定キー表示、入力キー表示、「キャンセル」の文字表示が行われている。ここで、保守作業員が、入力キー表示に適切にタッチして、予め設定されているパスワードを入力し、確定キー表示にタッチすると、保守点検画面に表示が切り換えられる。パスワードの入力が適切に行われないと、保守点検画面には表示は切り換えられない。なお、「キャンセル」の表示がタッチされると、操作スイッチ画面に表示が戻る。
保守点検画面には、速度設定画面が含まれている。速度設定画面では、速度設定の表示と、5段階で表した速度の各段階に対応する「5」、「4」、「3」、「2」、「1」の表示と、「完了」の表示と、次の画面への切換を表す「>>」表示とが表示されている。ここで、設定したい速度に対応する数字のキーにタッチする。
「>>」表示にタッチすると、音声メッセージ選択画面に画面が切り換えられる。この画面には、「音声メッセージ」の文字表示と、それぞれ異なる音声メッセージを表す「A」、「B」、「C」、「D」、「E」の文字表示と、前の画面への切換を表す「<<」表示と、次の画面への切換を表す「>>」表示とがなされている。「A」、「B」、「C」、「D」、「E」の表示のうち所望の音声メッセージに対応するものにタッチする。
「>>」表示にタッチすると、回転情報画面が表示される。回転情報画面では、「回転情報」との文字表示と、「回転回数」との文字表示と、回転回転数表示窓と、「回転時間」との文字表示と、回転時間表示窓と、「>>」表示と、「<<」表示とが表示される。ここで、回転回数表示窓には今までの回転ドアの回転数が数字で表示され、回転時間表示窓には回転時間が数字で表示される。
「>>」表示にタッチすると、回転情報表示画面に表示が切り替わる。この画面では、「回数」との文字表示、「起動センサ」の文字表示、起動センサ動作回数表示窓、「停止回数」の文字表示、停止回数表示窓、「安全センサ」の文字表示、安全センサ動作回数表示窓、「>>」表示、「<<」表示が表示されている。起動センサ動作回数表示窓には、起動センサの今までの動作回数が数字によって表示され、停止回数表示窓には回転ドアの今までの停止回数が数字によって表示され、安全センサ動作回数表示窓には、安全センサの動作回数が数字によって表示される。
「>>」表示にタッチすると、履歴表示画面が表示される。この画面では、「エラー履歴」の文字表示、「サーマルトリップ」の文字表示、サーマルトリップ履歴表示窓、「インバータトリップ」の文字表示、インバータトリップ履歴表示窓、「<<」表示、「完了」表示が表示される。サーマルトリップ履歴表示窓には、最近にサーマルトリップが発生した日時が表示され、インバータトリップ表示窓には、最近にインバータトリップが発生した日時が表示される。回転情報画面、回数情報表示窓、履歴表示画面の各表示から、保守作業員は、保守点検としていずれの部品を交換する必要があるかを判断する。速度設定画面または履歴表示画面の「完了」表示に保守作業員がタッチすることによって、操作スイッチ画面に表示が切り換えられる。
上記の実施の形態では、タッチパネル42は、支柱36に設けたが、他のもの、例えば方立30に設けることもできる。上記の実施の形態では、引戸8は両引きのものを使用したが、片引きのものを使用することもできる。また、上記の実施の形態では、回転ドア6には引戸8を備えたものを示したが、これに限ったものではなく、例えば引戸8を備えていない回転ドアを使用することもできる。
6 回転ドア
8 引戸
42 タッチパネル
8 引戸
42 タッチパネル
Claims (7)
- 回転ドアの出入り口付近に、回転ドアの制御盤と相互通信するタッチ操作型の表示パネルを設置し、この表示パネルの画面へのタッチ操作によって階層的に表示される操作画面及び情報画面に従って前記回転ドアの運転操作及び設定調整を行うことを特徴とする回転ドア装置。
- 請求項1記載の回転ドア装置において、前記表示パネルの通常画面として前記情報画面である現在の回転ドアの運転状態画面を表示していることを特徴とする回転ドア装置。
- 請求項2記載の回転ドア装置において、前記表示パネルの前記通常画面への特定のタッチ操作によって前記回転ドアの運転操作を行うための操作画面を表示させ、この操作画面の状態から、前記回転ドアの保守調整を行うための保守画面に切換可能であり、前記操作画面から前記保守画面に切り換える際に、パスワードの入力を促すログイン認証画面を表示させることを特徴とする回転ドア装置。
- 請求項2記載の回転ドア装置において、前記運転状態画面に特定のタッチ操作以外の操作がされたときに、警告画面を表示させることを特徴とする回転ドア装置。
- 請求項1記載の回転ドア装置において、前記各画面の表示中において前記回転ドアに異常状態が発生したとき異常表示画面を割り込み表示させることを特徴とする回転ドア装置。
- 請求項5記載の回転ドア装置において、前記異常表示画面は、外部から供給される非常信号に連動して表示される非常事態画面であることを特徴とする回転ドア装置。
- 請求項5記載の回転ドア装置において、前記異常表示画面は、作動中の回転ドアの安全センサ若しくは前記回転ドアの故障部位を表示する画面であることを特徴とする回転ドア装置。
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007211426A (ja) * | 2006-02-07 | 2007-08-23 | Bunka Shutter Co Ltd | 開閉体制御装置 |
JP2015229899A (ja) * | 2014-06-06 | 2015-12-21 | ナブテスコ株式会社 | 動作モード切替装置 |
-
2004
- 2004-02-27 JP JP2004052812A patent/JP2005240453A/ja not_active Abandoned
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20070109 |
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A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20081010 |