JP2005240273A - 自動ドア装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 電気錠制御装置をドアコントローラとは別に設置せず、ドアコントローラの制御演算部を利用して電気錠の施解錠を行うとともにドアの開閉を行う自動ドア装置を提供する。
【解決手段】 ドアコントローラ36の制御演算部39に、ドア開閉モード選択手段49と、ドア2を施錠する施錠制御手段50と、施錠時開閉モード47の時に、内部センサ入力部42からの物体検出信号を受け付け外部センサ入力部43からの物体検出信号を無視して受け付けない施錠時開閉モード物体検出センサ入力判定手段51と、通常開閉モード48の時に、内部センサ入力部42及び外部センサ入力部43からの物体検出信号を受け付ける通常開閉モード物体検出センサ入力判定手段53と、ドア2を解錠する解錠制御手段52と、を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、ドアをロックするための電気錠を備えた自動ドア装置に関する。
ドアの外部側及び内部側にそれぞれ設けた外部センサ及び内部センサにより、人などの物体が検出されたときにドアの開閉を行う自動ドアにおいては、ドアをロックするための電気錠を備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
上記特許文献1に記載の自動ドア装置によれば、銀行のキャッシュコーナーの出入口などに設置することができ、外部タイマからの信号がオンになる営業時間内は外部からも内部からも通行が可能になり、外部タイマからの信号がオフになる営業時間外は内部からの通行は自由であるが外部からの通行は不可能となるように、電気錠制御装置からのドア起動信号の有無によってドアコントローラがドアの開閉を制御するようになっている。
すなわち、具体的には、外部タイマからのオン信号が入力されているときには、この外部タイマからのON信号の作用により、解錠信号が電気錠制御装置から電気錠に送信されて解錠状態になるとともに、外部センサからの物体検出信号が、ドアを開閉させるための有効な信号として電気錠制御装置に受け付けられるようになっている。また、内部センサからの物体検出信号は、前記外部タイマからのオン・オフ信号に拘わらず常に電気錠制御装置に受け付けられるようになっている。そして、解錠状態にあるときには、電気錠から解錠確認信号が解錠状態を示す信号として電気錠制御装置に送信されており、この解錠確認信号のオン信号の作用により、内部センサ又は外部センサの何れかからの物体検出信号が出力されたときに、ドア起動信号が電気錠制御装置からドアの開閉動作を行うドアコントローラに送信され、ドアの開閉が行われるようになっている。
一方、外部タイマからのオフ信号が入力されているときには、この外部タイマからのオフ信号の作用により、電気錠への解錠信号の送信が中止されて電気錠は施錠状態になるとともに、外部センサからの物体検出信号が遮断されて電気錠制御装置に受け付けられなくなる。そのため、内部センサからの物体検出信号の入力があったときにのみドアの開閉が行われるようになっている。すなわち、具体的には、外部タイマからのオフ信号が入力されているときには、先ず、外部タイマのオン・オフ信号に拘わらず電気錠制御装置に受け付けられるようになっている内部センサからの物体検出信号が電気錠制御装置に入力されたとき、解錠信号が電気錠に送信されて解錠する。そして、電気錠から解錠確認信号が電気錠制御装置に送信されると、この解錠確認信号のオン信号の作用で、内部センサからの物体検出信号がオン信号で出力されてドア起動信号が電気錠制御装置からドアコントローラに送信され、ドアの開閉が行われるようになっている。
また、従来の自動ドア装置として、モータで構成される駆動源からの駆動力が伝達機構を介してドアに伝達されて該ドアの開閉が行われる自動ドア装置において、前記伝達機構としてモータ出力軸に軸着された円盤状の被拘束部材を備え、該被拘束部材に設けた貫通孔に係合する拘束ロッドを備えたプランジャを有する電磁ソレノイドに通電して前記拘束ロッドを突出させて前記貫通孔に係合させることにより施錠を行い、前記電磁ソレノイドを非通電にして前記拘束ロッドを退入させて前記被拘束部材への係合を解除して解錠を行う電気錠を有する自動ドア装置が知られている(例えば、特許文献2参照。)。
実用新案登録第2542648号公報 特開平6−221055号公報
上記特許文献1に記載の自動ドア装置によれば、ドアの開閉を行うためのドアコントローラの他に、電気錠を駆動して施解錠を行うとともに、ドアコントローラにドアの開閉を行うドア起動信号を送る電気錠制御装置を別途必要とする。また、この電気錠制御装置は、半導体ゲートやリレーを多用した回路構成となっており、装置全体として高価なものとなってしまう。さらに配線作業量が多く煩雑な作業となり、誤配線による故障を起こしやすい。
また、上記特許文献2に記載の自動ドア装置によれば、ドアが若干傾斜して設置された場合に傾斜低方向に作用するドアの自重や、風の作用などにより、全閉位置で施錠しているドアに開き方向への力が作用した場合、このような力がモータ出力軸に伝わってモータ出力軸に軸着した前記被拘束部材に回転力が発生する。このように被拘束部材に回転力が発生すると、被拘束部材の貫通孔に係合している拘束ロッドは、貫通孔の縁に押圧された状態で接触することから、電磁ソレノイドを非通電にしても拘束ロッドが貫通孔の縁に引っ掛かって引き抜くことができず係合状態を解除できなくなるおそれがある。以上のように、前記伝達機構を構成する被拘束部材に、前記拘束ロッドを突出させて係合させることにより施錠を行う電気錠にあっては、全閉位置で施錠状態にあるドアに、開方向への力が作用したときに、被拘束部材にも開方向への力が作用して被拘束部材への拘束ロッドの係合状態を解除できず解錠することができなくなるおそれがあるという問題を有している。
さらに、施錠の際に、拘束ロッドが被拘束部材に接触しながら該被拘束部材に押しつけられた状態で係合した場合、電磁ソレノイドを非通電にしても、拘束ロッドが被拘束部材に押しつけられて引き抜くことができなくなるおそれがある。したがって、このような原因によっても解錠ができなくなってしまうおそれがあった。
本発明の目的は、電気錠制御装置をドアコントローラとは別に設置せず、ドアコントローラの制御演算部を利用して電気錠の施解錠を行うとともにドアの開閉を行う自動ドア装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、解錠が出来なくなることを防止することが可能な自動ドア装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、内部センサ又は外部センサからの物体検出信号が入力されるとドアの開閉を行うドアコントローラを備えるとともに、前記ドアをロックするための電気錠を備えた自動ドア装置において、前記ドアコントローラに、前記内部センサからの物体検出信号を受け付けて該物体検出信号を前記ドアコントローラの制御演算部に対して入力する内部センサ入力部と、前記外部センサからの物体検出信号を受け付けて該物体検出信号を前記ドアコントローラの制御演算部に対して入力する外部センサ入力部と、を備え、前記ドアコントローラの制御演算部には、施錠時開閉モード又は通常開閉モードの何れかを選択して実行するドア開閉モード選択手段と、前記施錠時開閉モード時に、ドアの全閉位置において前記電気錠を駆動してドアを施錠する施錠制御手段と、前記施錠時開閉モード時に、前記内部センサ入力部からの物体検出信号を受け付け前記外部センサ入力部からの物体検出信号を無視して受け付けない施錠時開閉モード物体検出センサ入力判定手段と、前記通常開閉モード時に、前記内部センサ入力部及び前記外部センサ入力部からの物体検出信号を受け付ける通常開閉モード物体検出センサ入力判定手段と、前記施錠時開閉モード時に前記内部センサ入力部からの物体検出信号が入力されたとき又は前記施錠時開閉モード時に前記ドア開閉モード選択手段によって通常開閉モードが選択されたときに、前記電気錠を駆動して施錠状態のドアを解錠する解錠制御手段と、を備え、前記制御演算部は、施錠時開閉モード時には前記内部センサ入力部から物体検出信号が入力され前記解錠制御手段が実行された後にドアの開閉指令を出力し、通常開閉モード時には前記内部センサ入力部又は外部センサ入力部の何れかからの物体検出信号が入力されたときにドアの開閉指令を出力することを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の前記施錠時開閉モード時に、前記ドアの全開位置においても前記施錠制御手段によって電気錠を駆動してドアを施錠した後、所定時間経過後に前記解錠制御手段によって前記電気錠を駆動してドアを解錠することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の前記内部センサ入力部に前記外部センサを接続して該外部センサからの物体検出信号を内部センサ入力部に入力することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、駆動源からの駆動力が伝達機構を介してドアに伝達されて該ドアの開閉が行われ、拘束ロッドを備えたプランジャを有する電磁ソレノイドに通電して前記拘束ロッドを突出させて前記伝達機構を構成する被拘束部材に係合させることにより前記ドアの施錠を行い、前記電磁ソレノイドを非通電にして前記拘束ロッドを退入させて前記被拘束部材への係合を解除して解錠を行う電気錠を備えた自動ドア装置であって、前記駆動源から、全閉位置で施錠状態にあるドアに閉方向への力が作用するように所定の駆動力を与えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の前記電磁ソレノイドを、前記ドアの全開位置においても通電状態にして前記ドアを施錠した後、前記駆動源から、全開位置で施錠状態にあるドアに開方向への力が作用するように所定の駆動力を与え、前記ドアの施錠から所定時間経過後に前記電磁ソレノイドを非通電状態にして前記ドアを解錠し、全開位置にある前記ドアを閉めることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項4又は5に記載の前記電磁ソレノイドを通電状態から非通電状態にした後、全閉位置で施錠状態にあるドアに閉方向への力を作用させるための前記駆動源からの所定の駆動力、又は、全開位置で施錠状態にあるドアに開方向への力を作用させるための前記駆動源からの所定の駆動力を増加させ、目標の駆動力に到達後、該駆動力を減少させて零とすることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、ドアコントローラの制御演算部のドア開閉モード選択手段により施錠時開閉モード又は通常開閉モードが選択され実行される。施錠時開閉モード実行時には、前記施錠制御手段により、ドアの全閉位置において前記電気錠を駆動してドアを施錠する。そして、前記施錠時開閉モード物体検出センサ入力判定手段が実行されて、外部センサ入力部からの物体検出信号を制御演算部に受け付けず、内部センサ入力部からの物体検出信号を制御演算部に受け付けるようにする。これにより、外部センサからの物体検出信号は制御演算部に受け付けられず、外部センサから物体検出信号が出力されてもドアの開閉は行われない。一方、内部センサからの物体検出信号が制御演算部に入力されると、前記解錠制御手段により電気錠を駆動してドアが解錠される。そして、かかる解錠制御手段の実行後に、制御演算部からドアの開閉指令が出力され、ドアの開閉が行われる。そして、ドアが閉じられて再び全閉位置に到達すると、前記施錠制御手段によりドアが施錠される。一方、通常開閉モード実行時には、前記通常開閉モード物体検出センサ入力判定手段が実行されて、内部センサ入力部及び外部センサ入力部からの物体検出信号が受け付けられるようになる。そして、内部センサ又は外部センサの何れかから物体検出信号が制御演算部に入力されると、制御演算部からドアの開閉指令が出力されドアの開閉が行われる。以上のように、ドアコントローラの制御演算部を利用して電気錠の施解錠を行うとともにドアの開閉を行うことから、従来、ドアコントローラとは別に設置されていた電気錠制御装置が不要となる。これにより、コストダウンを図ることができ、また、配線も簡単であり、誤配線による故障を起こしづらい。
請求項2に記載の発明によれば、ドアの全閉位置のみならず、全開位置においてもドアを施錠することが出来る。これにより、自動ドア装置が、例えば船舶などに設置された場合、全閉位置或いは全開位置にあるドアが、波揺れによって勝手に開いたり閉まったりすることを防止することができ、安全性が向上する。
請求項3に記載の発明によれば、施錠時開閉モードにおいて、外部センサからの物体検出信号が内部センサ入力部に入力されると、該内部センサ入力部からの物体検出信号は前記施錠時開閉モード物体検出センサ入力判定手段によって制御演算部に受け付けられるようになっているので、外部センサで物体が検出されたときでもドアを開閉することが出来る。これにより、ドアの内部或いは外部の何れからも通行が可能になり、例えば船舶などにおいて波揺れによってドアが勝手に開閉することを防ぐような目的でドアの施錠を行う場合など、ドアの施錠を行う目的が外部からの侵入者を防ぐという警備上のものではないような場合に用いることが可能である。
請求項4に記載の発明によれば、全閉位置で施錠状態にあるドアに、該ドアの開閉を行うための駆動源から閉方向への力が作用するように所定の駆動力が与えられているので、ドアが若干傾斜して設置された場合に傾斜低方向に作用するドアの自重や、風の作用などにより、全閉位置で施錠しているドアに開方向への力が作用しても、かかる開方向への力が打ち消され、前記被拘束部材には、前記ドアの開方向への力が作用しない。これにより、前記被拘束部材への拘束ロッドの係合を解除することが出来なくなることを防止でき、解錠ができないといった事態が生じることを防ぐことができる。
請求項5に記載の発明によれば、ドアの全開位置で施錠をすることにより、全開位置にあるドアが勝手に閉まることを防止することができるとともに、該ドアには開方向への力が作用するように前記駆動源から所定の駆動力が与えられているので、ドアが若干傾斜して設置された場合に傾斜低方向に作用するドアの自重や、風の作用などにより、全開位置で施錠状態にあるドアに閉方向への力が作用したとしても、かかる閉方向への力が打ち消され、前記被拘束部材には、前記ドアの閉方向への力が作用しない。これにより、全開位置で施錠を行う場合にあっても、前記被拘束部材への拘束ロッドの係合を解除することが出来なくなることを防止でき、解錠ができないといった事態が生じることを防ぐことができる。
請求項6に記載の発明によれば、施錠の際に、拘束ロッドが被拘束部材に接触しながら該被拘束部材に押しつけられた状態で係合した場合であっても、前記電磁ソレノイドを通電状態から非通電状態にした後、全閉位置で施錠状態にあるドアに閉方向への力を作用させるための前記駆動源からの所定の駆動力、又は、全開位置で施錠状態にあるドアに開方向への力を作用させるための前記駆動源からの所定の駆動力を増加させ、目標の駆動力に到達後、該駆動力を減少させて零とすることで、モータの駆動力が伝わる前記伝達機構を構成する被拘束部材が拘束ロッドを押しつける力が緩和される。これにより、拘束ロッドを退入させて被拘束部材への係合状態を解除することができることから、解錠ができないといった事態が生じるのを防ぐことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例について詳細に説明する。
図1は本発明に係る自動ドア装置の実施の形態の一例を示す全体概略図、図2は図1に示す自動ドア装置の一部拡大図、図3は図1に示す自動ドア装置の電気錠の部分の拡大背面図、図4は図1に示す自動ドア装置のドアコントローラのブロック図を含む全体概略図である。
図1において、本例の自動ドア装置1は、ドア2と、ドア2を開閉するための駆動機構3とを備えて構成されている。
駆動機構3は、既知構成のものであり(特開2002−115448号公報参照)、取付用横向ベース4に設けられており、駆動源としてのモータ5と、伝達機構6とを備えて構成されている。そして、モータ5からの駆動力が伝達機構6を介してドア2に伝達されてドア2の開閉が行われるようになっている。
前記モータ5は、本例ではブラシレスDCモータで構成されており、図2に示すように、前記取付用横向ベース4に取り付けられた取付部材7に取り付けられている。このモータ5には、該モータ5を回転駆動するためのホールIC8が磁極位置センサとして内蔵されている(図4参照。なお、図4においては、説明の便宜上、モータ5とは別体のものとして図示されている。)。この磁極位置センサとしてのホールIC8から発生するパルス信号はドア2の移動量に比例しており、モータ出力軸5aとドア2間にすべりのない構造としているので、前記パルス信号を計数することによりドア2の位置、速度、方向を制御することができるようになっている。
前記伝達機構6は、第1ベルト機構9と第2ベルト機構10と減速機構11とを有し、第1ベルト機構9と第2ベルト機構10とが減速機構11を介して連結されて構成されている。
前記第1ベルト機構9は、モータ5のモータ出力軸5aに軸着された第1歯付主動プーリ12と第1歯付従動プーリ13とを備え、これら第1歯付主動プーリ12と第1歯付従動プーリ13に、第1歯付ベルト14を巻き掛けて構成されている。なお、前記第1歯付主動プーリ12は、請求項に言う被拘束部材を構成し、かかる第1歯付主動プーリ12には、後述の電気錠を構成する拘束ロッドを係合させてドア2の施錠を行うようになっている。
また、前記第2ベルト機構10は、第2歯付主動プーリ15と第2歯付従動プーリ16とを備え、これら第2歯付主動プーリ15と第2歯付従動プーリ16に、第2歯付ベルト17を巻き掛けて構成されている。
この第2歯付ベルト17には、ドア2が連結具18,18によって連結されており、このようにして第2歯付きベルト17に取り付けられたドア2が、図示しない走行レール等を用いて、モータ5の駆動により開閉自在となっている。
前記減速機構11は、取付部材7のボックス部7aに設けられ、減速機構入力軸19に軸着された小径ギア20と、この小径ギア20と噛み合い、減速機構出力軸21に軸着された大径ギア22とを備えて構成されている。前記減速機構入力軸19及び前記減速機構出力軸21は、ボックス部7aに設けられた軸受け23,24に回動自在に軸支されている。そして、前記減速機構入力軸19には、前記第1歯付従動プーリ13が軸着されており、また、前記減速機構出力軸21には、前記第2歯付主動プーリ15が軸着されている。これにより、前記モータ5が駆動してモータ出力軸5aに軸着された第1歯付主動プーリ12が回転すると、この回転が第1歯付ベルト14を介して第1歯付従動プーリ13に伝達され、減速機構11で回転が減速されて前記第2歯付主動プーリ15に出力されて第2歯付主動プーリ15が回転し、第2歯付ベルトに取り付けられたドア2が移動するようになっている。
また、本例の自動ドア装置1には、ドア2の内部及び外部に、それぞれ内部センサ25及び外部センサ26が設けられるとともに、ドア2の開閉動作時にドア2に人が挟まれないようにするための安全光線スイッチ27が設けられている(図4参照)。これにより、内部センサ25又は外部センサ26の何れかにおいて人などの物体が検知されると、内部センサ25或いは外部センサ26から物体検出信号が後述のドアコントローラの制御演算部に入力されてドア2が開き、安全光線スイッチ27によってドア2を通過中の人などの物体が検知されている限りドア2の開放状態を継続させ、内部センサ25、外部センサ26、安全光線スイッチ27のうちの何れかにおいて人などの物体が検知されなくなるとドア2が閉じられるようになっている。
さらに、本例の自動ドア装置1にあっては、後に詳述する施錠時開閉モードと通常開閉モードとを切り替えるための開閉モードスイッチ28が設けられている(図4参照)。
本例の自動ドア装置1には、ドア2を施錠するための電気錠29が設けられている。この電気錠29は、図2及び図3に示すように、前記第1歯付主動プーリ12の近傍に設けられている。この電気錠29は既知構成のものであり、その構成について詳しく説明すると、電気錠29は、取付部材7に取り付けられたケース30を有する電磁ソレノイド31を備え、この電磁ソレノイド31のケース30に装着されたプランジャ32と該プランジャ32の先端側に取り付けられた拘束ロッド33とを備えている。プランジャ32の後端側(第1歯付主動プーリ12とは反対側)には、ばね受け34が形成されており、このばね受け34とケース30との間にばね35が介装されている。そして、プランジャ32は、このばね35によって後端方向(第1歯付き主動プーリ12とは反対方向)に付勢されている。
このような本例の電気錠29においては、電磁ソレノイド31に通電することにより、プランジャ32が吸引されて前記ばね35の付勢力に抗して前進し、プランジャ32に取り付けられた拘束ロッド33が第1歯付主動プーリ12の歯間12aに突出して該第1歯付主動プーリ12と係合し、施錠が行われるようになっている。そして、このような施錠状態から電磁ソレノイド31を非通電にすることにより、前記ばね35の付勢力によってプランジャ32が後退し、プランジャ32に取り付けられた拘束ロッド33が退入して第1歯付主動プーリ12の歯間12aから退いて係合状態を解除して解錠が行われるようになっている。
本例の自動ドア装置1は、図4に示すドアコントローラ36を備えている。このドアコントローラ36は、モータ5にドア起動信号を送信してドア2の開閉を行うとともに、電気錠29の施解錠を行うようになっている。
ドアコントローラ36は、モータ5を正逆転方向に任意の速度で駆動制御する速度制御部37と、電磁ソレノイド31を通電・非通電にするための電磁ソレノイド通電部38と、ドア2の開閉動作を制御するために、前記速度制御部37に速度指令、正・逆回転方向、モータ電流指令(これらをまとめてドア開閉指令とする)を出力するとともに、前記電磁ソレノイド通電部38に対して通電指令を出力する制御演算部39と、モータ5のホールIC8からのパルスを合成してこれを制御演算部39に対して出力するパルス合成回路40と、記憶部41とを備えている。
さらに、ドアコントローラ36は、内部センサ25からの物体検出信号を受け付けて該物体検出信号を制御演算部39に対して入力する内部センサ入力部42と、外部センサ26からの物体検出信号を受け付けて該物体検出信号を制御演算部39に対して入力する外部センサ入力部43と、安全光線スイッチ27からの物体検出信号を受け付けて該物体検出信号を制御演算部39に対して入力する安全光線スイッチ入力部44と、開閉モードスイッチ28のオン・オフ信号を受け付けてこれを制御演算部39に対して入力する開閉モードスイッチ入力部45とを備えている。
前記制御演算部39は、ドア2のストローク値を測定して該ストローク値を基準ドアストローク値として前記記憶部41に記憶するためのドアストローク側長モード46を実行するようになっている。また、制御演算部39は、施錠時にドア2の開閉制御を行うための施錠時開閉モード47又はドア2を施錠しない場合にドア2の開閉制御を行うための通常開閉モード48の何れかを選択して実行するためのドア開閉モード選択手段49と、施錠時開閉モード47の時に電磁ソレノイド通電部38に通電して電気錠29を駆動し拘束ロッド33を第1歯付主動プーリ12の歯間12aに突出させてドア2を施錠する施錠制御手段50と、前記施錠時開閉モード47の時に実行される施錠時開閉モード物体検出センサ入力判定手段51と、電磁ソレノイド31を非通電として電気錠29を駆動し拘束ロッド33を第1歯付主動プーリ12の歯間12aから退けてドア2の解錠を行う解錠制御手段52とを備えている。
前記施錠時開閉モード物体検出センサ入力判定手段51は、施錠時開閉モード47の時に、ドア2が全閉位置にあるときには、前記内部センサ入力部42からの物体検出信号を制御演算部39に受け付け前記外部センサ入力部43からの物体検出信号を無視して受け付けない。また、この施錠時開閉モード物体検出センサ入力判定手段51は、ドア2の開閉動作中では、内部センサ入力部42のみならず安全光線スイッチ入力部44からの物体検出信号をも制御演算部39に受け付けるようになっている(外部センサ入力部43からの物体検出信号のみを無視して受け付けない)。
前記施錠制御手段50は、本例にあっては、ドア2の全閉位置においてドア2を施錠するようになっている。また、解錠制御手段52は、施錠時開閉モード47の時に前記内部センサ25からの物体検出信号が入力されたとき又は施錠時開閉モード47の時に前記ドア開閉モード選択手段49によって通常開閉モード48が選択されたときに、施錠状態にあるドア2の解錠を行うようになっている。
また、制御演算部39は、通常開閉モード48の時に実行される通常開閉モード物体検出センサ入力判定手段53を備えている。この通常開閉モード物体検出センサ入力判定手段53は、通常開閉モード48の時に、ドア2が全閉位置にあるときには、内部センサ入力部42及び外部センサ入力部43からの物体検出信号を制御演算部39に受け付けるようになっている。また、この通常開閉モード物体検出センサ入力判定手段53は、ドア2の開閉動作中では、内部センサ入力部42及び外部センサ入力部43の他に安全光線スイッチ入力部44からの物体検出信号をも制御演算部39に受け付けるようになっている。
さらに、制御演算部39は、ドア2の全開位置を検出するための全開位置検出手段54と、ドア2の全閉位置を検出するための全閉位置検出手段55とを備えている。全開位置検出手段54及び全閉位置検出手段55は、前記ドアストローク側長モード46で得られた基準ドアストローク値とドア2の開閉時にホールIC8によって計数されたパルス数とを比較演算することにより、ドア2の全開位置又は全閉位置をそれぞれ検出するようになっている。
以上のような構成の制御演算部39は、施錠時開閉モード47の時には内部センサ入力部42から物体検出信号が入力され解錠制御手段52が実行された後にドア2の開閉指令を出力し、通常開閉モード48の時には内部センサ入力部42又は外部センサ入力部43の何れかからの物体検出信号が入力されたときにドア2の開閉指令を出力するようになっている。
このように構成された本例の自動ドア装置1の作用について説明する。
自動ドア装置1において電源投入すると、前記電磁ソレノイド31を非通電にした後、制御演算部39においてドアストローク側長モード46が実行される。このドアストローク側長モード46においては、制御演算部39からの指令によりモータ5を駆動してドア2のストローク長分だけドア2を低速走行させてホールIC8からのモータ5の回転数に比例したパルス信号を計数し、計数値を基準ドアストローク値として記憶部41に記憶する。なお、パルス信号は、パルス合成回路40で合成されて制御演算部に入力され計数されるようになっている。
このようなドアストローク側長モード46の後、ドア開閉モード選択手段49が実行され、施錠時開閉モード47か通常開閉モード48の何れかが選択されて実行される。
施錠時開閉モード47は、開閉モードスイッチ28がオフの時に実行される。また、通常開閉モード48は、開閉モードスイッチがオンの時に実行される。
前記施錠時開閉モード47について説明する。施錠時開閉モード47が実行されると、先ずドア2の全閉位置が全閉位置検出手段55で検出されたことを条件として、前記施錠制御手段50によって電磁ソレノイド通電部38から電磁ソレノイド31への通電を行い、拘束ロッド33を第1歯付主動プーリ12の歯間12aに突出させる。これによりドア2が施錠状態となる。
施錠時開閉モード47においては、ドア2が全閉位置にあるときには施錠時開閉モード物体検出センサ入力判定手段51によって内部センサ入力部42からの物体検出信号のみが制御演算部39に受け付けられ、外部センサ入力部43及び安全光線スイッチ入力部44からの物体検出信号は無視して受け付けられないようになっている。
このような状態で内部センサ25で人などの物体が検出されると内部センサ25から内部センサ入力部42に物体検出信号が入力され、内部センサ入力部42は制御演算部39に物体検出信号を入力する。制御演算部39に内部センサ入力部42から物体検出信号が入力されると、制御演算部39は解錠制御手段52を実行して電磁ソレノイド31を非通電とし、拘束ロッド33が第1歯付主動プーリ12の歯間12aから外れてドア2が解錠状態となる。そして、制御演算部39は解錠制御手段52の実行終了後(解錠後)、記憶部41に記憶された前記基準ドアストローク値に基づいた開閉制御パターンで速度制御部37に対してドア開閉指令を送信してモータ5をドア2の開き方向に駆動制御する。そして、制御演算部39は、全開位置検出手段54によってドア2の全開位置が検出されるとモータ駆動を停止した後、所定のドア開放時間経過後にモータ5をドア2の閉方向に駆動制御する。
このようなドア2の開放制御時には、前記記憶部41に記憶された基準ドアストローク値と開閉動作時にパルス合成回路から制御演算部39に入力されるパルス数とを比較演算することにより、ドア2の位置を把握し開閉制御を行う。
このドア2の開閉制御についてより具体的に説明すると、モータ5の駆動に伴ってホールIC8からパルス信号がパルス合成回路に入力されて合成され、合成されたパルス信号がパルス合成回路40から制御演算部39に入力される。そして、制御演算部39は、記憶部41に記憶された基準ドアストローク値と、前記入力されたパルス信号を計数して得られたパルス数とを比較演算して、ドア2の開閉動作時のブレーキ位置、全開位置、全閉位置を検出し、予め定められた所定の高速動作、減速動作、低速動作を実行する。なお、パルス合成回路40で合成されたパルス信号は、モータ5のコイル(不図示)に通電するタイミングを計るため、速度制御部37に入力されるようになっている。
ドア2の開閉動作中では、施錠時開閉モード物体検出センサ入力判定手段51の作用により、制御演算部39が内部センサ入力部42のみならず安全光線スイッチ入力部44からの物体検出信号も受け付ける(外部センサ入力部43からの物体検出信号のみを無視して受け付けない)。これにより、ドア2が閉じ動作途中で、ドア2の開閉軌道上に通行者が立ち止まることがあっても、安全光線スイッチ27の物体検出信号が受け付けられてモータ5を開き方向に駆動するので、通行者がドア2に挟まれることが無く、安全である。
ドア2の開閉動作が行われ、全閉位置検出手段55によりドア2が全閉位置に到達したことが検出されると、施錠制御手段50が実行されてドア2が施錠される。
次に、前記通常開閉モード48について説明する。通常開閉モード48が実行されると、電磁ソレノイド31は非通電となり、拘束ロッド33は第1歯付主動プーリ12の歯間12aから外れてドア2は解錠状態にある。
そして、ドア2が全閉位置にあるときには、通常開閉モード物体検出センサ入力判定手段53の作用により、内部センサ入力部42及び外部センサ入力部43からの物体検出信号を共に受け付け、安全光線スイッチ27の人体検出信号は受け付けないようになっている。これにより、内部センサ25及び外部センサ26で人などの物体が検出され、内部センサ入力部42及び外部センサ入力部43からのいずれの物体検出信号も制御演算部39に受け付けられ、制御演算部39は、このような物体検出信号が入力されるとモータ5をドア2の開き方向に駆動して基準ドアストローク値に基づいた所定の開閉制御パターンでドア2の開閉が行われる。通常開閉モード48においては、解錠制御手段52を実行する必要がないので、制御演算部39は、物体検出信号が入力されたときには直ちにドア2の開閉制御を行う。このドア2の開閉制御は、施錠時開閉モード47と同様、制御演算部39が、記憶部41に記憶された基準ドアストローク値と、前記入力されたパルス信号を計数して得られたパルス数とを比較演算して、ドア2の開閉動作時のブレーキ位置、全開位置、全閉位置を検出し、予め定められた所定の高速動作、減速動作、低速動作を実行して行われる。
ドア2の開閉動作中では、通常開閉モード物体検出センサ入力判定手段53の作用により、内部センサ入力部42及び外部センサ入力部43の他に安全光線スイッチ入力部44からの物体検出信号も受け付ける。これにより、ドア2が閉じ動作途中で、ドア2の開閉軌道上に通行者が立ち止まることがあっても、安全光線スイッチ27の物体検出信号が受け付けられてモータ5を開き方向に駆動するので、通行者がドアに挟まれることが無く、安全である。
以上のように、ドア開閉モード選択手段49により、施錠時開閉モード47か通常開閉モード48の何れかが実行されるが、施錠時開閉モード47から通常開閉モード48への移行、及び通常開閉モード48から施錠時開閉モード47への移行は次のようにして行われる。
先ず、施錠時開閉モード47から通常開閉モード48への移行について説明する。施錠時開閉モード47から通常開閉モード48に移行する場合には、オフ状態にある開閉モードスイッチ28をオンにする。これにより、ドア開閉モード選択手段49の作用で通常開閉モード48が選択され、解錠制御手段52によって電磁ソレノイド31が非通電となり、ドア2が解除状態となる。その後、通常開閉モード48が実行される。
次に通常開閉モード48から施錠時開閉モード47への移行について説明する。通常開閉モード48から施錠時開閉モード47に移行する場合には、オン状態にある開閉モードスイッチ28をオフにする。これにより、ドア開閉モード選択手段49の作用で施錠時開閉モード47が選択され実行される。
以上説明した本例の自動ドア装置1によれば、ドアコントローラ36の制御演算部39を利用して電気錠29を駆動して施解錠を行うとともにドア2の開閉を行うことから、従来、ドアコントローラ36とは別に設置されていた電気錠制御装置が不要となる。これにより、コストダウンを図ることができる。また、配線信号数も、内部センサ25、外部センサ26、安全光線スイッチ27、開閉モードスイッチ28、電磁ソレノイド31への通電信号の5信号と必要最小限になっているので、作業効率が改善し、煩雑さによる誤配線も発生しない。
なお、施錠制御手段50は、全閉位置にあるドア2を、閉じ方向に押しつけた状態で施錠状態としてもよい。具体的には、全閉位置検出手段55により、ドア2が全閉位置にあることが検出されたときに、施錠制御手段50を実行させ、ドア2に閉方向への所定の力を作用させるために制御演算部39から所定の電流値でモータ5を駆動するようモータ5の駆動信号を出力する。これにより、モータ5から所定の駆動力が与えられ、この駆動力を継続して与え、全閉位置で施錠状態にあるドア2に閉方向への力を作用させてドア2を閉方向に押しつけた状態とする。そして、このようにドア2に閉方向への力を作用させた後、ドア2の施錠を行う。
これにより、例えば、取付用横向きベース4が傾斜して設置され、傾斜低方向であるドア2の開方向にドア2の自重が作用する場合や、第1歯付ベルト14及び第2歯付ベルト17の張力、或いは風力などにより開方向への力が作用した場合であっても、ドア2が閉じ方向に押しつけられているので、前記開方向への力が打ち消され、拘束ロッド33が歯間12aに突出している第1歯付主動プーリ12には開方向への力が作用しない。一方、前記モータ5の駆動によりドア2には閉方向の力が作用しているが、全閉位置にあるドア2は閉端戸当り(不図示)に当接していることからそれ以上閉方向には移動せず、前記モータ5によって与えられている閉方向の力は前記閉端戸当りで受け止められ、第1歯付主動プーリ12には閉方向への力も作用しない。以上により、第1歯付き主動プーリ12には外力が作用せず、拘束ロッド33への外力の影響はないことから、電磁ソレノイド31を非通電にした場合に、拘束ロッド33が第1歯付主動プーリ12の歯間12aから確実に外れる。したがって、被拘束部材である第1歯付主動プーリ12への拘束ロッド33の係合を解除することが出来なくなることを防止することができる。
なお、この場合において、閉方向にドア2を押しつけるときの力、すなわち、前記所定のモータ5の駆動力は、予想される開方向に加わる力よりも大きいものである。また、このときのモータ駆動電流値は、モータ5が異常発熱を起こさないものとなっている。
このようにドア2の施錠時にドア2を閉じ方向に押しつけられた状態とする場合であっても、ドア2を施錠状態としない通常開閉モード48の時には、ドア2が全閉位置にあるときにはモータ5を駆動せず、ドア2は閉じ方向に押しつけられない自由状態で停止している。
なお、上記のように全閉位置にあるドア2を閉方向に押しつけた状態で拘束ロッド33を第1歯付主動プーリ12の歯間12aに突出させて施錠を行う際、図5及び図6に示すように、拘束ロッド33が第1歯付主動プーリ12の歯12bの傾斜面に沿って接触しながら突出した場合、拘束ロッド33が第1歯付主動プーリ12の歯12bに押しつけられ、電磁ソレノイド31を非通電にしても拘束ロッド33が第1歯付主動プーリ12の歯12bに引っ掛かって歯間12aから外れなくなるおそれがある。したがって、このような事態を確実に防止するため、解錠制御手段52は、ドア2の解錠時に、次のような制御をしてもよい。
すなわち、閉方向に押しつけた状態で施錠状態にあるドア2を解錠する際、解錠制御手段52は、電磁ソレノイド31を通電状態から非通電状態にした後、ドア2に閉方向の力を作用させるためにモータ5から出力されている前記所定の駆動力を、段階的に短時間(0.05秒程度)で目標の駆動力まで増加させ、目標の駆動力に達した後、該駆動力を短時間(0.1秒程度)で段階的に零まで減少させる。そして、このように前記閉方向への駆動力を零まで減少させた後、モータ5を開方向に駆動してドア2を開閉制御する。
これにより、図5(A)に示すような位置で拘束ロッド33が第1歯付主動プーリ12の歯12bの傾斜面に沿って接触しながら突出した場合(矢印の方向が閉方向である)、閉方向へのモータ5の駆動力を増加させることにより、第1歯付主動プーリ12による拘束ロッド33への押しつけ力が緩和される。特に、本例では、ドア2は閉端戸当たりに当接して移動できないため、第1歯付ベルト14及び第2歯付ベルト17の弛みと伸び代分だけ第1歯付主動プーリ12が図5(B)に示すように僅かに回転して拘束ロッド33が第1歯付主動プーリ12の歯12bから離れるので、第1歯付主動プーリ12による拘束ロッド33への押しつけ力が緩和される(押しつけ力は零になる)。このように第1歯付主動プーリ12による拘束ロッド33への押しつけ力が緩和されると、非通電状態とした電磁ソレノイド31のプランジャ32は、ばね35の付勢力によって後退し、図5(C)に示すように、拘束ロッド33は第1歯付主動プーリ12の歯間12aから外れる。
また、図6(A)に示すような位置で拘束ロッド33が第1歯付き主動プーリ12の歯12bの傾斜面に沿って接触しながら突出した場合(矢印の方向が閉方向)、図6(B)に示すように閉方向に目標値まで増加させたモータの駆動力を、段階的に零まで短時間に減少させると、急激に駆動力が減少した反動(開方向への反作用)により、第1歯付き主動プーリ12による拘束ロッド33への押しつけ力が緩和される。特に、本例では、閉方向に目標値まで増加させたモータ5の駆動力を、短時間で減少させると、第1歯付ベルト14及び第2歯付ベルト17の弛みと伸び代分が短時間で復元する反動で、図6(C)に示すように第1歯付主動プーリ12が開方向に僅かに回転して拘束ロッド33が第1歯付主動プーリ12の歯12bから離れるので、第1歯付主動プーリ12への拘束ロッド33の押しつけ力が緩和される(押しつけ力は零になる)。このように第1歯付主動プーリ12による拘束ロッド33への押しつけ力が緩和されると、非通電状態とした電磁ソレノイド31のプランジャ32は、ばね35の付勢力によって後退し、図6(D)に示すように、拘束ロッド33は第1歯付主動プーリ12の歯間12aから外れる。
以上により、拘束ロッド33が第1歯付主動プーリ12に接触しながら係合した場合にあっても、拘束ロッド33を第1歯付主動プーリ12の歯間12aから外すことができるので、解錠できなくなることを防止することができる。
以上説明した本例の自動ドア装置1は、銀行のキャッシュコーナーの出入り口になどへの設置に適しており、営業時間内においては、開閉モードスイッチをオンにして通常開閉モードとすることにより、内部及び外部の何れからも通行を可能とし、一方、営業時間外においては、開閉モードスイッチをオフにして施錠時開閉モードとすることにより、内部からの通行は可能であるが外部からの通行は不可能とする。
次に、本発明に係る自動ドア装置の実施の形態の他例について説明する。
図7は本例の自動ドア装置のドアコントローラのブロック図を含む全体概略図である。
本例の自動ドア装置60は、船舶などへの設置に適しており、ドア2を全閉位置で施錠するだけではなく、全開位置においても施錠する。また、施錠時開閉モードにおいても内部センサ及び外部センサの何れかで人などの物体が検出されたときには、ドアを開閉するようになっている。以下具体的に説明する。なお、上記実施の形態の一例と同様の部分については説明を省略する。
本例のドアコントローラ60においては、外部センサ26は内部センサ入力部42に接続されており、外部センサ26からの物体検出信号は内部センサ入力部42から制御演算部39に入力されるようになっている。これにより、施錠時開閉モード47においては、内部センサ入力部42からの物体検出信号が受け付けられるようになっていることから、外部センサ26からの物体検出信号も制御演算部39に受け付けられてドア2が開閉し、内部及び外部何れからの通行も可能となる。
なお、本例のドアコントローラ60は、外部センサ入力部43を有しておらず、通常開閉モード48においては、通常開閉モード物体検出センサ入力判定手段53は、ドア2が全閉位置にある時には内部センサ入力部42からの物体検出信号のみを制御演算部39に受け付け、ドア2の開閉動作中には内部センサ入力部42と安全光線スイッチ入力部44からの物体検出信号を制御演算部39に受け付ける。
施錠時開閉モード47において、内部センサ入力部42から物体検出信号が制御演算部39に入力されると、解錠制御手段52がドア2を解錠状態とし、かかる解錠制御手段52の実行後にドアの開閉が行われる。
このとき、全開位置検出手段54によりドア2が全開位置まで達したことが検出されると、施錠制御手段50が実行されてドア2を施錠状態とする。なお、このとき、施錠制御手段50は、所定のモータ駆動電流でモータ5を駆動して該モータ5から所定の駆動力をドア2に与え、ドア2を開方向に押しつけた後、施錠状態としてもよい。これにより、次に述べる解錠時に確実に解錠することができる。
施錠制御手段50によって施錠状態にした後、所定のドア開放時間が経過すると、制御演算部39は、解錠制御手段52を実行してドア2を解錠状態とする。このとき、解錠制御手段52は、次のような制御をしてもよい。すなわち、開方向に押しつけた状態で施錠状態にあるドア2を解錠する際、電磁ソレノイド31を通電状態から非通電状態にした後、ドア2に開方向の力を作用させるためにモータ5から出力されている駆動力を、段階的に短時間(0.05秒程度)で目標の駆動力まで増加させ、目標の駆動力に達した後、該駆動力を短時間(0.1秒程度)で段階的に零まで減少させる。これにより、確実に解錠することが可能になる。
解錠制御手段52によってドア2が解錠された後、モータ5を閉方向に駆動してドア2を閉じる。そして、全閉位置検出手段55によってドア2が全閉位置にあることが検出されると、施錠制御手段50によってドア2を施錠する。
以上のような本例の自動ドア装置60によれば、全閉位置のみならず全開位置においてもドア2を施錠することから、かかる自動ドア装置60を船舶などに設置した場合、波揺れなどによって、全閉位置或いは全開位置にあるドアが勝手に開いたり閉じたりすることはなく安全である。
また、このように波揺れなどによってドア2が勝手に開いたり閉じたりすることを防止するための施錠を行う船舶などに本例の自動ドア装置60を設置する場合には、施錠時開閉モード47においてもドア2の内部及び外部の何れからの通行も可能である必要がある。本例の自動ドア装置60によれば、外部センサ25の物体検出信号のみならず、外部センサ26の物体検出信号も内部センサ入力部に入力されるようになっているので、施錠時開閉モード47において、内部センサ25及び外部センサ26の何れで人などの物体が検出された場合であってもドアの開閉が可能である。
なお、上記実施の形態の他例の自動ドア装置60において、施錠時開閉モード47において、ドア2の内部からの通行のみが可能で有れば良いような用途に用いる場合には、外部センサ26を内部センサ入力部42には接続せず、外部センサ入力部(図7においては不図示)に接続しても良い。
また、上記各実施の形態において、電気錠29を設ける位置は、第1歯付主動プーリ12の近傍には限られるものではない。すなわち、設置場所を確保することができれば、第1歯付従動プーリ13、第2歯付主動プーリ15又は第2歯付従動プーリ16のいずれかの近傍に設けてもよい。
さらに、伝達機構6は上記構成のものに限られるものではなく、駆動源からドアに駆動力を伝達するための他の既知構成の伝達機構であってもよい。また、電気錠29についても、他の既知構成のものを採用することができる。
本発明に係る自動ドア装置の実施の形態の一例を示す全体概略図。 図1に示す自動ドア装置の一部拡大図。 図1に示す自動ドア装置の電気錠の部分の拡大背面図。 図1に示す自動ドア装置のドアコントローラのブロック図を含む全体概略図。 第1歯付主動プーリ及び電磁ソレノイドの一部拡大図であり、解錠制御手段により確実に解錠を行うための制御を説明するための図。 第1歯付主動プーリ及び電磁ソレノイドの一部拡大図であり、解錠制御手段により確実に解錠を行うための制御を説明するための図。 本発明に係る自動ドア装置の実施の形態の他例のドアコントローラのブロック図を含む全体概略図。
符号の説明
1 自動ドア装置
2 ドア
3 駆動機構
4 取付用横向きベース
5 モータ
5a モータ出力軸
6 伝達機構
7 取付部材
7a ボックス部
8 ホールIC
9 第1ベルト機構
10 第2ベルト機構
11 減速機構
12 第1歯付主動プーリ
12a 歯間
12b 歯
13 第1歯付従動プーリ
14 第1歯付ベルト
15 第2歯付主動プーリ
16 第2歯付従動プーリ
17 第2歯付ベルト
18 連結具
19 減速機構入力軸
20 小径ギア
21 減速機構出力軸
22 大径ギア
23,24 軸受け
25 内部センサ
26 外部センサ
27 安全光線スイッチ
28 開閉モードスイッチ
29 電気錠
30 ケース
31 電磁ソレノイド
32 プランジャ
33 拘束ロッド
34 ばね受け
35 ばね
36 ドアコントローラ
37 速度制御部
38 電磁ソレノイド通電部
39 制御演算部
40 パルス合成回路
41 記憶部
42 内部センサ入力部
43 外部センサ入力部
44 安全光線スイッチ入力部
45 開閉モードスイッチ入力部
46 ドアストローク側長モード
47 施錠時開閉モード
48 通常開閉モード
49 ドア開閉モード選択手段
50 施錠制御手段
51 施錠時開閉モード物体検出センサ入力判定手段
52 解錠制御手段
53 通常開閉モード物体検出センサ入力判定手段
54 全開位置検出手段
55 全閉位置検出手段

Claims (6)

  1. 内部センサ又は外部センサからの物体検出信号が入力されるとドアの開閉を行うドアコントローラを備えるとともに、前記ドアをロックするための電気錠を備えた自動ドア装置において、
    前記ドアコントローラに、
    前記内部センサからの物体検出信号を受け付けて該物体検出信号を前記ドアコントローラの制御演算部に対して入力する内部センサ入力部と、
    前記外部センサからの物体検出信号を受け付けて該物体検出信号を前記ドアコントローラの制御演算部に対して入力する外部センサ入力部と、
    を備え、
    前記ドアコントローラの制御演算部には、
    施錠時開閉モード又は通常開閉モードの何れかを選択して実行するドア開閉モード選択手段と、
    前記施錠時開閉モード時に、ドアの全閉位置において前記電気錠を駆動してドアを施錠する施錠制御手段と、
    前記施錠時開閉モード時に、前記内部センサ入力部からの物体検出信号を受け付け前記外部センサ入力部からの物体検出信号を無視して受け付けない施錠時開閉モード物体検出センサ入力判定手段と、
    前記通常開閉モード時に、前記内部センサ入力部及び前記外部センサ入力部からの物体検出信号を受け付ける通常開閉モード物体検出センサ入力判定手段と、
    前記施錠時開閉モード時に前記内部センサ入力部からの物体検出信号が入力されたとき又は前記施錠時開閉モード時に前記ドア開閉モード選択手段によって通常開閉モードが選択されたときに、前記電気錠を駆動して施錠状態のドアを解錠する解錠制御手段と、
    を備え、
    前記制御演算部は、施錠時開閉モード時には前記内部センサ入力部から物体検出信号が入力され前記解錠制御手段が実行された後にドアの開閉指令を出力し、通常開閉モード時には前記内部センサ入力部又は外部センサ入力部の何れかからの物体検出信号が入力されたときにドアの開閉指令を出力する
    ことを特徴とする自動ドア装置。
  2. 前記施錠時開閉モード時に、前記ドアの全開位置においても前記施錠制御手段によって電気錠を駆動してドアを施錠した後、所定時間経過後に前記解錠制御手段によって前記電気錠を駆動してドアを解錠する
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動ドア装置。
  3. 前記内部センサ入力部に前記外部センサを接続して該外部センサからの物体検出信号を内部センサ入力部に入力する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動ドア装置。
  4. 駆動源からの駆動力が伝達機構を介してドアに伝達されて該ドアの開閉が行われ、拘束ロッドを備えたプランジャを有する電磁ソレノイドに通電して前記拘束ロッドを突出させて前記伝達機構を構成する被拘束部材に係合させることにより前記ドアの施錠を行い、前記電磁ソレノイドを非通電にして前記拘束ロッドを退入させて前記被拘束部材への係合を解除して解錠を行う電気錠を備えた自動ドア装置であって、
    前記駆動源から、全閉位置で施錠状態にあるドアに閉方向への力が作用するように所定の駆動力を与える
    ことを特徴とする自動ドア装置。
  5. 前記電磁ソレノイドを、前記ドアの全開位置においても通電状態にして前記ドアを施錠した後、前記駆動源から、全開位置で施錠状態にあるドアに開方向への力が作用するように所定の駆動力を与え、前記ドアの施錠から所定時間経過後に前記電磁ソレノイドを非通電状態にして前記ドアを解錠し、全開位置にある前記ドアを閉める
    ことを特徴とする請求項4に記載の自動ドア装置。
  6. 前記電磁ソレノイドを通電状態から非通電状態にした後、全閉位置で施錠状態にあるドアに閉方向への力を作用させるための前記駆動源からの所定の駆動力、又は、全開位置で施錠状態にあるドアに開方向への力を作用させるための前記駆動源からの所定の駆動力を増加させ、目標の駆動力に到達後、該駆動力を減少させて零とする
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の自動ドア装置。
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