JP2005239797A - ポリエステル樹脂 - Google Patents
ポリエステル樹脂 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005239797A JP2005239797A JP2004049043A JP2004049043A JP2005239797A JP 2005239797 A JP2005239797 A JP 2005239797A JP 2004049043 A JP2004049043 A JP 2004049043A JP 2004049043 A JP2004049043 A JP 2004049043A JP 2005239797 A JP2005239797 A JP 2005239797A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polyester resin
- dicarboxylic acid
- acid
- structural unit
- pet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Polyesters Or Polycarbonates (AREA)
Abstract
【課題】 PETに較べて耐熱性、ガスバリア性、耐衝撃性に優れた共重合ポリエステル樹脂を与える。
【解決手段】 ジカルボン酸構成単位およびジオール構成単位からなるポリエステル樹脂であって、ジカルボン酸構成単位数(A0)に対する1,3−ナフタレンジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位数(A1)の比(A1/A0)が0.01〜1.00であるポリエステル樹脂。
【選択図】 無し
【解決手段】 ジカルボン酸構成単位およびジオール構成単位からなるポリエステル樹脂であって、ジカルボン酸構成単位数(A0)に対する1,3−ナフタレンジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位数(A1)の比(A1/A0)が0.01〜1.00であるポリエステル樹脂。
【選択図】 無し
Description
本発明は物性の改良されたポリエステル樹脂に関する。特に、本発明は耐熱性、ガスバリア性、耐衝撃性に優れた共重合ポリエステル樹脂に関する。
ポリエチレンテレフタレート(以下、「PET」と称する。)は、比較的優れた力学的性質および化学的性質を備えることから、繊維、フィルム、シート、トレー、ボトルなどの成形品等に加工され、広く利用されている。
しかしながら、PETは、DSC法により測定されたガラス転移温度が82℃程度と低いために、耐熱性が要求される用途には使用できないという問題がある。また、PETは酸素や二酸化炭素に対するガスバリア性が十分ではなく、内容物の変質を防止する必要がある用途においては、ガスバリア性の向上が要望されている。
ガスバリア性を向上させる方法としては、PETに代えて、PETのテレフタル酸成分の一部又は全部をイソフタル酸で置換した重合体を用いる方法(特許文献1参照。)が提案されているが、ガラス転移温度がPETより低下してしまい、耐熱性が悪くなるという問題を抱えている。
耐熱性およびガスバリア性を同時に向上させる方法として、PETのテレフタル酸成分の一部あるいは全部を2,6−ナフタレンジカルボン酸に置き換えたポリエステル共重合体或いは単独重合体が知られている。かかるポリエステル樹脂においては2,6−ナフタレンジカルボン酸の割合を上げるに従って、ガラス転移温度とガスバリア性が向上する。
例えば、PETのガラス転移温度が82℃であり、酸素透過係数が、40ml・mm/m2・day・MPaであるのに対し、酸成分をすべて2,6−ナフタレンジカルボン酸に置き換えたポリエステル樹脂(以下、「2,6−PEN」と称する。)のガラス転移温度は120℃となり、酸素透過係数が、13ml・mm/m2・day・MPaとなる。
例えば、PETのガラス転移温度が82℃であり、酸素透過係数が、40ml・mm/m2・day・MPaであるのに対し、酸成分をすべて2,6−ナフタレンジカルボン酸に置き換えたポリエステル樹脂(以下、「2,6−PEN」と称する。)のガラス転移温度は120℃となり、酸素透過係数が、13ml・mm/m2・day・MPaとなる。
しかしながら、このPETのテレフタル酸成分の一部あるいは全部を2,6−ナフタレンジカルボン酸に置き換えたポリエステル樹脂は、結晶状態であるかアモルファス状態であるかに関わらず、PETよりも落錘衝撃破壊強さ等で表される耐衝撃性が劣るという欠点がある。
例えば、2,6−PENの落錘衝撃破壊強さはPETの落錘衝撃破壊強さの1/10以下と極めて低くなってしまう。このため成型物は割れやすく、実用上問題があった。
例えば、2,6−PENの落錘衝撃破壊強さはPETの落錘衝撃破壊強さの1/10以下と極めて低くなってしまう。このため成型物は割れやすく、実用上問題があった。
本発明の目的は上記に挙げた様な既存のポリエステル樹脂の欠点を改善し、PETに較べて耐熱性、ガスバリア性、耐衝撃性に優れた共重合ポリエステル樹脂を与える事である。
本発明者らは鋭意検討した結果、1,3−ナフタレンジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位を、ジカルボン酸構成単位に対して特定の割合で含むポリエステル樹脂によって上記課題を解決できることを見出し、本発明に至った。
即ち本発明は、ジカルボン酸構成単位およびジオール構成単位からなるポリエステル樹脂であって、ジカルボン酸構成単位数(A0)に対する1,3−ナフタレンジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位数(A1)の比(A1/A0)が0.01〜1.00であるポリエステル樹脂に関するものである。
即ち本発明は、ジカルボン酸構成単位およびジオール構成単位からなるポリエステル樹脂であって、ジカルボン酸構成単位数(A0)に対する1,3−ナフタレンジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位数(A1)の比(A1/A0)が0.01〜1.00であるポリエステル樹脂に関するものである。
本発明におけるポリエステル樹脂は、PET等の既存のポリエステル樹脂の欠点を改善し、耐熱性、ガスバリア性、耐衝撃性に優れる。
本発明のポリエステル樹脂は、ジカルボン酸構成単位数(A0)に対する1,3−ナフタレンジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位数(A1)の比(A1/A0)が0.01〜1.00、好ましくは0.05〜0.50、更に好ましくは0.10〜0.40である。
具体的には、ポリエステル樹脂中のA1/A0を上記範囲とする事で、ポリエステル樹脂のガラス転移温度を82℃以上とする事が容易となり好ましい。また、ポリエステル樹脂中のA1/A0を上記範囲とする事で、ポリエステル樹脂の酸素透過係数を40ml・mm/m2・day・MPa以下とする事が容易となり好ましい。加えて、ポリエステル樹脂中のA1/A0を上記範囲とする事で、ポリエステル樹脂の落錘衝撃破壊強さを5kJ/m以上とする事が容易となり好ましい。
本発明においてジカルボン酸構成単位数(A0)に対する1,3−ナフタレンジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位数(A1)の比(A1/A0)が0.01未満の場合にはポリエステル樹脂の物性改善が不充分であるため好ましくない。
具体的には、ポリエステル樹脂中のA1/A0を上記範囲とする事で、ポリエステル樹脂のガラス転移温度を82℃以上とする事が容易となり好ましい。また、ポリエステル樹脂中のA1/A0を上記範囲とする事で、ポリエステル樹脂の酸素透過係数を40ml・mm/m2・day・MPa以下とする事が容易となり好ましい。加えて、ポリエステル樹脂中のA1/A0を上記範囲とする事で、ポリエステル樹脂の落錘衝撃破壊強さを5kJ/m以上とする事が容易となり好ましい。
本発明においてジカルボン酸構成単位数(A0)に対する1,3−ナフタレンジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位数(A1)の比(A1/A0)が0.01未満の場合にはポリエステル樹脂の物性改善が不充分であるため好ましくない。
本発明のポリエステル樹脂を製造する際の原料となるジカルボン酸成分としては、ポリエステル骨格において1,3−ナフタレンジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位を与えるものであれば特に制限は無く、ジカルボン酸のみならず、エステル、アミド等の誘導体を自由に使用できる。
なお、本発明のポリエステル樹脂においては種々の共重合成分に由来するジカルボン酸構成単位を含む事ができる。1,3−ナフタレンジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位に加える他のジカルボン酸構成単位としては、例えばテレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、1,2−ナフタレンジカルボン酸、1,4−ナフタレンジカルボン酸、1,5−ナフタレンジカルボン酸、1,6−ナフタレンジカルボン酸、1,7−ナフタレンジカルボン酸、1,8−ナフタレンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルカルボン酸、1,2−ビス(2−クロロフェノキシ)エタン−4,4’−ジカルボン酸、フェニレンジオキシジ酢酸、ビス(4−カルボキシメトキシフェニル)スルホン酸等の芳香族ジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位、シクロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位、ヒドロキシ酢酸、3−ヒドロキシプロピオン酸等のオキシカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位が挙げられる。ポリエステル樹脂を製造する際の原料となるジカルボン酸成分としては上記のジカルボン酸およびそれらの誘導体を使用することができる。このうち、テレフタル酸および/または2,6−ナフタレンジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位を含むポリエステル樹脂が、耐熱性、ガスバリア性や耐衝撃性が特に良好となるため特に好ましい。
また本発明のポリエステル樹脂において、ジオール構成単位としては特に制限は無く、エチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、テトラメチレングリコール、ヘキサメチレングリコール、ネオペンチルグリコール、オクタメチレングリコール等の脂肪族グリコールに由来するジオール構成単位、1,4−シクロヘキサンジメタノール、3,9−ビス(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン、5−メチロール−5−エチル−2−(1,1−ジメチル−2−ヒドロキシエチル)−1,3−ジオキサン等の脂環族グリコールに由来するジオール構成単位、1,3−ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ベンゼン、ビス(β−ヒドロキシエトキシ)ビスフェノールS、ビスフェノールA,ヒドロキノン等の芳香族グリコールに由来するジオール構成単位、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の高分子グリコールに由来するジオール構成単位等を含むことができる。中でも、エチレングリコールに由来するジオール構成単位を含むことが好ましい。
本発明におけるポリエステル樹脂は、従来公知の方法で製造することが出来る。例えばジカルボン酸のエステル誘導体及び脂肪族グリコールを、従来公知のエステル交換触媒である、例えばナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、ストロンチウム、チタン、ジルコニウム、マンガン、コバルト、またはアルミニウムを含む化合物の一種又は二種以上を用いて加熱反応させ、エステル交換反応を行い、次いで減圧下、重合触媒の存在下で加熱重合が行われる。好ましい重合触媒としては、アンチモン化合物、ゲルマニウム化合物、チタン化合物、およびアルミニウム化合物などが挙げられる。
また、PETの直接重合法と同様の公知の方法を用い、ジカルボン酸とジオールの直接重合法によって、本発明のポリエステル樹脂を得る方法も挙げられる。
なお、本発明のポリエステル樹脂は、溶融重合後、これをチップ化し、固相重合をすることも出来る。固相重合をすると極限粘度の高いポリエステル樹脂を得ることが出来る。
以下に本発明の実施例を紹介するが、本発明はこれらの実施例により何ら制限されるものではない。また、ポリエステル樹脂のジカルボン酸構成単位数(A0)に対する1,3−ナフタレンジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位数(A1)の比(A1/A0)、ガラス転移温度、酸素透過率、落錘衝撃破壊強さ、および極限粘度の評価方法は以下の通りである。
<ジカルボン酸構成単位数(A0)に対する1,3−ナフタレンジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位数(A1)の比(A1/A0)>
ポリエステル樹脂20mgを20mgの重トリフルオロ酢酸に溶解後、1gの重クロロホルムを加えて1H−NMR測定試料とした。これを日本電子(株)製NM−AL400にて400MHzで測定した。得られたNMRスペクトルのプロトンピークの面積比からA1/A0を算出した。
<ガラス転移温度>
ガラス転移温度は島津製作所製DSC/TA−50WSを使用し、試料約10mgをアルミニウム製非密封容器に入れ、窒素ガス(30ml/min)気流中、昇温速度20℃/minで測定し、DSC曲線の転移前後における基線の差の1/2だけ変化した温度をガラス転移温度とした。
ポリエステル樹脂20mgを20mgの重トリフルオロ酢酸に溶解後、1gの重クロロホルムを加えて1H−NMR測定試料とした。これを日本電子(株)製NM−AL400にて400MHzで測定した。得られたNMRスペクトルのプロトンピークの面積比からA1/A0を算出した。
<ガラス転移温度>
ガラス転移温度は島津製作所製DSC/TA−50WSを使用し、試料約10mgをアルミニウム製非密封容器に入れ、窒素ガス(30ml/min)気流中、昇温速度20℃/minで測定し、DSC曲線の転移前後における基線の差の1/2だけ変化した温度をガラス転移温度とした。
<酸素透過係数>
酸素透過率測定装置(モダンコントロール社製、OX−TRAN10/50A)を使用して、ポリエステルシートの酸素透過係数を、JIS K−7126に準拠し、23℃、相対湿度60%の条件下で測定し、酸素透過係数を求めた。
酸素透過率測定装置(モダンコントロール社製、OX−TRAN10/50A)を使用して、ポリエステルシートの酸素透過係数を、JIS K−7126に準拠し、23℃、相対湿度60%の条件下で測定し、酸素透過係数を求めた。
<落錘衝撃破壊強さ>
パーカーコーポレーション社製、落錘衝撃測定試験機を用い、錘の形状は直径2cmの半球、衝撃エネルギーは470Jでポリエステルシートの落錘衝撃破壊強さの測定を行った。ポリエステルシートは10cm×10cmのものを使用し、ポリエステルシートの保持は直径8cmのクランプで行った。
パーカーコーポレーション社製、落錘衝撃測定試験機を用い、錘の形状は直径2cmの半球、衝撃エネルギーは470Jでポリエステルシートの落錘衝撃破壊強さの測定を行った。ポリエステルシートは10cm×10cmのものを使用し、ポリエステルシートの保持は直径8cmのクランプで行った。
<極限粘度>
混合溶媒(重量比:フェノール/1,1,2,2−テトラクロロエタン=6/4)を用いて25℃の恒温下、ウベローデ粘度計を用いて測定した。試料濃度は約0.4重量%、0.2重量%、0.08重量%の3種類で行った。
混合溶媒(重量比:フェノール/1,1,2,2−テトラクロロエタン=6/4)を用いて25℃の恒温下、ウベローデ粘度計を用いて測定した。試料濃度は約0.4重量%、0.2重量%、0.08重量%の3種類で行った。
<合成例1>
1,3−ナフタレンジカルボン酸の合成
エチルベンゼンとブタジエンを公知の方法でアルケニル化し、環化、脱水素して得られた1,4−ジメチルナフタレンを、HF・BF3触媒存在下で異性化し、1,3−ジメチルナフタレン(1,3−体の純度99.0重量%)を合成した。
チタン製オートクレーブに、47重量%臭化水素水溶液、酢酸マンガン四水和物、酢酸コバルト四水和物、酢酸および水を仕込み、窒素雰囲気下、攪拌しながら昇圧、昇温した。昇温、昇圧後、1,3−ジメチルナフタレン、47重量%臭化水素水溶液、酢酸マンガン四水和物、酢酸コバルト四水和物、酢酸および水を供給しながら、同時に空気を導入しで反応させた後、原料、触媒、溶媒の供給を止め反応を終了した。冷却し析出した結晶をろ過し、得られたウェットケーキを酢酸でリンスし加熱乾燥し、1,3−ナフタレンジカルボン酸(純度99.6重量%)を合成した。
1,3−ナフタレンジカルボン酸の合成
エチルベンゼンとブタジエンを公知の方法でアルケニル化し、環化、脱水素して得られた1,4−ジメチルナフタレンを、HF・BF3触媒存在下で異性化し、1,3−ジメチルナフタレン(1,3−体の純度99.0重量%)を合成した。
チタン製オートクレーブに、47重量%臭化水素水溶液、酢酸マンガン四水和物、酢酸コバルト四水和物、酢酸および水を仕込み、窒素雰囲気下、攪拌しながら昇圧、昇温した。昇温、昇圧後、1,3−ジメチルナフタレン、47重量%臭化水素水溶液、酢酸マンガン四水和物、酢酸コバルト四水和物、酢酸および水を供給しながら、同時に空気を導入しで反応させた後、原料、触媒、溶媒の供給を止め反応を終了した。冷却し析出した結晶をろ過し、得られたウェットケーキを酢酸でリンスし加熱乾燥し、1,3−ナフタレンジカルボン酸(純度99.6重量%)を合成した。
<実施例1〜3>、<比較例1〜2>
反応容器に、表1〜2に記載量のジカルボン酸成分、ジオール成分、及びジカルボン酸成分に対して0.04モル%のチタン触媒(チタニウムテトラブトキシド)を混合して150℃から210℃に徐々に昇温しながら150分間エステル交換反応を行った。次いで徐々に昇温、減圧し、最終的に表1〜2記載の温度、133Pa以下の真空下で重縮合反応を行った。これらのポリエステル樹脂の極限粘度を表1〜2に示す。
反応容器に、表1〜2に記載量のジカルボン酸成分、ジオール成分、及びジカルボン酸成分に対して0.04モル%のチタン触媒(チタニウムテトラブトキシド)を混合して150℃から210℃に徐々に昇温しながら150分間エステル交換反応を行った。次いで徐々に昇温、減圧し、最終的に表1〜2記載の温度、133Pa以下の真空下で重縮合反応を行った。これらのポリエステル樹脂の極限粘度を表1〜2に示す。
これらのポリエステル樹脂をポリエステル樹脂のTgより20℃低い温度で4時間真空乾燥させた後、押出し機に供給し、溶融温度275〜285℃にてスリット状ダイを通して表面温度がポリエステル樹脂のTgより20℃低い回転冷却ドラム上に押出し、厚さ1.0mmの未延伸シートを得た。
得られた未延伸シートのガラス転移温度、酸素透過係数及び落錘衝撃破壊強さを表1〜2に示す。
得られた未延伸シートのガラス転移温度、酸素透過係数及び落錘衝撃破壊強さを表1〜2に示す。
なお、表中1,3―ナフタレンジカルボン酸を「1,3−ND」と、2,6―ナフタレンジカルボン酸を「2,6−ND」と、テレフタル酸ジメチルを「DMT」と、エチレングリコールを「EG」と略記した。
Claims (3)
- ジカルボン酸構成単位およびジオール構成単位からなるポリエステル樹脂であって、ジカルボン酸構成単位数(A0)に対する1,3−ナフタレンジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位数(A1)の比(A1/A0)が0.01〜1.00であるポリエステル樹脂。
- テレフタル酸および/または2,6−ナフタレンジカルボン酸に由来するジカルボン酸構成単位を含む請求項1記載のポリエステル樹脂。
- エチレングリコールに由来するジオール構成単位を含む請求項1〜2のいずれかに記載のポリエステル樹脂。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004049043A JP2005239797A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | ポリエステル樹脂 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004049043A JP2005239797A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | ポリエステル樹脂 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005239797A true JP2005239797A (ja) | 2005-09-08 |
Family
ID=35021873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004049043A Pending JP2005239797A (ja) | 2004-02-25 | 2004-02-25 | ポリエステル樹脂 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005239797A (ja) |
-
2004
- 2004-02-25 JP JP2004049043A patent/JP2005239797A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7884173B2 (en) | Aromatic polyester and manufacturing process thereof | |
JP5717520B2 (ja) | ポリエステル系樹脂組成物及び樹脂成形体 | |
EP0492999B1 (en) | Copolyester and hollow container and oriented film comprising the copolyester | |
JP2002539308A (ja) | 改良された気体遮断性を有する1,3−プロパンジオールのコポリエステル | |
JP5855973B2 (ja) | ポリエステル樹脂およびそれを用いたポリエステルフィルム | |
JP3727144B2 (ja) | 結晶化抑制型ポリエステル | |
RU2300540C2 (ru) | Сложнополиэфирная полимерная композиция | |
JP4376639B2 (ja) | ポリエステル樹脂組成物構造体 | |
JP5199580B2 (ja) | 共重合ポリエチレン−2,6−ナフタレート | |
JP2005239797A (ja) | ポリエステル樹脂 | |
JP6819125B2 (ja) | ポリエステル | |
TW201835184A (zh) | 聚酯、其製造方法及由此所成的成形品 | |
JP3737302B2 (ja) | 新規なポリエステルペレットおよびポリエステルペレットの製造方法 | |
JP2010150488A (ja) | 耐熱容器成形用エチレンテレフタレート系ポリエステル樹脂及びこの樹脂から成るプリフォーム | |
JP2005298555A (ja) | ポリエステルおよびその製造方法並びに該ポリエステルを用いてなる医療用具 | |
JP3654028B2 (ja) | 共重合ポリエステル樹脂の製造方法 | |
KR20050100648A (ko) | 압출 취입 성형 제품 | |
JP2004231953A (ja) | ポリエステル樹脂組成物 | |
JP2010150487A (ja) | 容器成形用エチレンテレフタレート系ポリエステル樹脂及びその製造方法 | |
JPH05239195A (ja) | 低結晶化速度ポリエステル | |
JP2008260877A (ja) | 共重合ポリエステル | |
JP2003191929A (ja) | 中空容器 | |
JP3395423B2 (ja) | ポリエステル | |
JP5080096B2 (ja) | 共重合芳香族ポリエステル組成物およびその製造方法 | |
JP2002037992A (ja) | ポリエステル樹脂組成物およびその用途 |