JP2005239608A - 2−アルキル置換インダン誘導体の製造方法 - Google Patents

2−アルキル置換インダン誘導体の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 2-アルキル置換インダン誘導体の簡便な製造方法を提供する。
【解決手段】 一般式(1)で表される化合物及び一般式(2)で表されるベンズアルデヒド誘導体を、酸又は塩基の存在下反応させることによる、一般式(3)で表される化合物へ変換し、さらに、水酸基を除去して一般式(4)で表される化合物に変換し、環化後、カルボニル基を除去することによる、一般式(5)で表される2-アルキル置換インダン誘導体の製造方法を提供する。
【化1】
Figure 2005239608

【選択図】 なし

Description

本発明は2-アルキル置換インダン誘導体の製造方法に関する。
2-アルキル置換インダン誘導体は、液晶化合物として有用である。しかし、従来知られている製造方法は、以下のように、催涙性が高く、人体に危険な臭化ベンジルを使用する工程を経由していた。(特許文献1)
Figure 2005239608
さらに、別の方法では、以下のように2-インダノン誘導体と有機金属反応剤を反応させる製法が知られているが、調整できる有機金属反応剤に制限があり、A1及びZ1の選択肢が限定され、特にA1がシクロヘキシレン基でかつZ1が単結合である化合物を大量に製造することが困難であった。(特許文献1、2及び3)
Figure 2005239608
そのため、2-アルキル置換インダン誘導体の安全かつ簡便な製造方法が求められていた。
WO 94/18285 特開平6−263663(1頁及び2頁) 特開平7−70020(1頁及び2頁)
本発明が解決しようとする課題は、2-アルキル置換インダン誘導体の、安全かつ簡便な製造方法を提供することにある。
本発明者は上記課題を解決するために鋭意検討した結果、2-置換酢酸エステルにベンズアルデヒド誘導体を作用させることによって、対応するアルコール誘導体を得、さらに水酸基を除去し後、環化させることにより、対応する2-アルキル置換インダン誘導体が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は一般式(1)
Figure 2005239608
(式中R1は、水素原子、炭素数1〜15のアルキル基、少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数1〜15のアルキル基、炭素数2〜15のアルケニル基又は少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数2〜15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個又は2個以上のCH2基はそれぞれ独立してO原子が相互に直接結合しないものとして -O-、-S-、-CO-、-COO-、-OCO-又は-OCO-O-により置き換えられても良く、
A1は、
(a) トランス-1,4-シクロへキシレン基(この基中に存在する1個のCH2基又は隣接していない2個以上のCH2基は -O- 及び又は -S- に置き換えられてもよい。)
(b) 1,4-フェニレン基(この基中に存在する1個のCH2基又は隣接していない2個以上のCH2基は -N- に置き換えられてもよい。)
(c) 1,4-シクロヘキセニレン、1,4-ビシクロ(2.2.2)オクチレン、ピペリジン-1,4-ジイル、ナフタレン-2,6-ジイル、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル及び1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル
からなる群より選ばれる基であり、上記の基(a)、基(b)、基(c)はCN又はハロゲンで置換されていても良く、aは0、1又は2を表し、Z1は-COO-、-OCO-、-CH2O-、-OCH2-、-CH2CH2-、-CH=CH-、-C≡C-、-(CH2)4-、-CH=CH-CH2CH2-、-CH2CH2-CH=CH- 又は単結合を表し、
R2は、炭素数1〜15のアルキル基又は炭素数2〜15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個又は2個以上のCH2基は-O-又は-S-で置き換えられても良い。)
で表される2-置換酢酸エステル誘導体に、一般式(2)
Figure 2005239608
(式中、X、Y及びZは独立して、-H、-F、-Cl、-CN、-CF3、-OCH2F、-OCHF2、-OCF3、-CH2CF3、又は炭素数1〜10のアルキル基を表し、該アルキル基中に存在する1個又は2個以上のCH2基は-O-又は-S-で置き換えられても良い。)(式中、X、Y及びZは独立して、-H、-F、-Cl、-CN、-CF3、-OCH2F、-OCHF2、-OCF3、-CH2CF3、-CH2CF3又は炭素数1〜10で1個又は2個以上のCH2基は-O-、又は-S-で置き換えられても良いアルキル基を表す)で表されるベンズアルデヒド誘導体を酸又は強塩基の存在下反応させ、一般式(3)
Figure 2005239608
(式中R1、A1、Z1及びR2は一般式(1)におけると同じ定義を表し、X、Y及びZは一般式(2)におけると同じ定義を表す。)(式中R1、A1、Z1、R2は一般式(1)のものと同じものを示し、X、Y及びZは一般式(2)のものと同じものを示す)
で表される化合物を得て、さらに、水酸基を除去し、一般式(4)
Figure 2005239608
(式中R1、A1、Z1及びR2は一般式(1)におけると同じ定義を表し一般式(1)のものと同じものを示し、X、Y及びZは一般式(2)におけると同じ定義を表す。一般式(2)のものと同じものを示す)
で表される表される化合物を得、環化後、カルボニル基を還元することによるり、一般式(5)
Figure 2005239608
(式中R1、A1及びZ1は一般式(1)におけると同じ定義を表し一般式(1)のものと同じものを示し、X、Y及びZは一般式(2)におけると同じ定義を表す。一般式(2)のものと同じものを示す)
で表される化合物を得る製造方法及び一般式(3)で表される化合物を提供する。
本発明により、これまで製造工程で使用する必要があった催涙性の高い臭化ベンジルの代わりにアルデヒドを用いることにより2-アルキル置換インダン誘導体を安全に製造できるようになった。さらに調整できる置換基が限られる有機金属反応剤を用いる必要がないため、簡便に2-アルキル置換インダン誘導体を製造できるようになった。
本製造法において、一般式(1)で表される酢酸エステル誘導体及び一般式(2)で表されるベンズアルデヒド誘導体を反応させ一般式(3)で表されるアルコール誘導体を製造する際に、用いる反応剤として、ルイス酸と有機塩基の組み合わせがあげられる。ルイス酸としては塩化(IV)チタン、塩化(III)アルミニウム、ジアルキルボロントリフレート等の典型金属元素ハロゲン化物やトリフレート、さらにスカンジウム、イッテリビウム、ハフニウムなどランタノイド金属元素のトリフレート等が挙げられるが、塩化チタン(IV)が好ましい。有機塩基として、例えば、トリエチルアミンやジイソプロピルエチルアミンのような三級アミン、ピリジン、1,8-ジアザビシクロ [5.4.0]ウンデカ-7-エン等を使用することができるが、三級アミンが好ましく、特にトリエチルアミンが好ましい。反応温度は−78℃から室温までの間でおこなうことが可能であるが、特に室温が好ましい。用いる溶媒としてはジクロロメタンや1,2−ジクロロエタンが好ましい。本製造法では種々の原料、および反応剤を用いるが、加えていく順番として、酢酸エステル誘導体、ベンズアルデヒド誘導体、および有機塩基を溶媒に溶解し、その混合物にルイス酸を加えるのが好ましい。また、反応剤としての強塩基を単独で用いることもでき、その強塩基としてはブチルリチウム、リチウムジイソプロピルアミド、グリニャール試薬、水素化ナトリウム等を用いることができるが、リチウムジイソプロピルアミドが好ましい。反応温度は−78℃から室温までの間でおこなうことが可能であるが、−40℃から0℃の間が好ましい。用いる溶媒としてはテトラヒドロフランが好ましい。
一般式(3)で表されるアルコール誘導体の水酸基を除去し、一般式(4)で表される化合物を製造する方法としては、水酸基を還元する方法、水酸基を適切な方法にて脱水してオレフィンへ導いた後還元する方法、水酸基を別の官能基に変換した後還元する方法、あるいは水酸基を別の官能基に変換し脱離させオレフィンへ導いた後に還元する方法等があるが、水酸基を別の官能基に変換し脱離させオレフィンへ導いた後に還元する方法が望ましい。別の官能基の種類としては、塩素、臭素のようなハロゲン、メタンスルホン酸エステルやトルエンスルホン酸エステル、アセトキシエステルのようなカルボン酸エステル等を用いることができるが、メタンスルホン酸エステルやカルボン酸エステルが好ましく、特にアセトキシエステルが好ましい。脱離させる方法としては、硫酸やトルエンスルホン酸等の酸存在下過熱する方法や、三級アミン、ピリジン、1,8-ジアザビシクロ [5.4.0]ウンデカ-7-エン、1,4-ジアザビシクロ [2.2.2]オクタンの有機塩基や水酸化ナトリウム、水素化ナトリウムのような無機塩基で処理する等があるが、塩基での処理が好ましく、特に1,8-ジアザビシクロ [5.4.0]ウンデカ-7-エンが好ましい。
一般式(4)で表される化合物を環化した後、カルボニル基を還元し、一般式(4)で表される化合物を製造する際、環化させる方法としては、一般式(4)に存在するエステルをそのまま用いるか、それを加水分解することにより得られるカルボン酸、もしくはさらにカルボン酸を変換して得られる酸クロリドもしくは酸無水物を用いて、酸存在下、例えば硫酸やポリ燐酸のようなプロトン酸や、塩化(III)アルミニウム、スカンジウムトリフレート等のルイス酸を用いることができるが、酸クロリドを塩化(III)アルミニウム存在下反応させることが好ましい。カルボニル基を還元する方法としては、カルボニル基を還元する方法、カルボニル基を還元して、水酸基に導きさらに還元する方法、水酸基を適切な方法にて脱水してオレフィンへ導いた後還元する方法、水酸基を別の官能基に変換した後還元する方法、あるいは水酸基を別の官能基に変換し脱離させオレフィンへ導いた後に還元する方法等があるが、カルボニル基を酸存在下、パラジウム−炭素を触媒として水素添加する方法や、カルボニル基を水素化ホウ素ナトリウム等で還元してアルコールに導き、水酸基を適切な方法、例えば酸性条件下加熱等により脱水してオレフィンへ導き、さらにパラジウム−炭素を触媒として水素添加する方法が好ましい。
一般式(1)で表される化合物は多くの化合物を包含するものであるが、R1は、非置換の炭素数1〜15のアルキル基、非置換の炭素数2〜15のアルケニル基又は非置換の炭素数1〜15のアルコキシ基を表すことが好ましく、
A1は、トランス-1,4-シクロへキシレン基又は1,4-フェニレン基を表すことが好ましく、
aは1又は2を表すことが好ましく、
Z1は-CH2CH2-又は単結合を表すことが好ましく、
本発明の製造方法により製造される一般式(5)で表される化合物は具体的には次に示す化合物を製造することが好ましい。
Figure 2005239608
(式中、X、Y及びZは独立して、-H、-F、-Cl、-CN、-CF3、-OCH2F、-OCHF2、-OCF3、-CH2CF3、又は炭素数1〜10で1個又は2個以上のCH2基は-O-、又は-S-で置き換えられても良いアルキル基を表す)。より好ましい化合物として次に示す化合物を挙げることができる
Figure 2005239608
(式中、Xは-H又は-Fを表す)。特に好ましい化合物として次に示す化合物を挙げることができる
Figure 2005239608
(式中、Xは-H又は-Fを表す)。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳述するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。化合物の構造は、核磁気共鳴スペクトル(NMR)、質量スペクトル(MS)等により確認した。
(実施例1)2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 5,6,7-トリフルオロインダンの合成
Figure 2005239608
(1)3-ヒドロキシ-2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸エチル
トランス-4-プロピルシクロヘキシル酢酸エチル (48.7 g、0.25 mol)、3,4,5-トリフルオロベンズアルデヒド(44.8 g、0.28 mol)、及びトリエチルアミン(40.4g、0.40 mol)のジクロロメタン(160 ml) 溶液を、氷冷下、激しく攪拌し、そこへ10℃程度を保ちながら四塩化チタン (38.4 ml、0.35 mol) を滴下した。そのまま30分間攪拌し、3M塩酸を加えた。ジクロロメタンで抽出した (2回) 。有機層を合わせ、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗條し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮し、3-ヒドロキシ-2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸エチルを茶色の個体を得た。粗生成物は精製せずに次の反応に使用した。
収量 90.6 g
(2) 2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸エチル
3-ヒドロキシ-2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸エチル粗精製物(90.6 g)、ピリジン (26.9 g、0.34 mol)、4-N,N-ジメチルアミノピリジン (1.46 g、12 mmol) のジクロロメタン (180 ml) 溶液に、氷冷下、無水酢酸 (34.7 g、0.34 mol) を滴下した。室温で3時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウムを加えた。水層からジクロロメタンで抽出した (2回)。有機層を合わせ、3M塩酸、飽和食塩水の順で洗條し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮し、3-アセトキシ-2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸エチルを褐色の液体として得た。
収量 100.5 g
3-アセトキシ-2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸エチル粗精製物のアセトニトリル溶液 (150 ml) に、1,8-ジアザビシクロ[5. 4. 0]-7-ウンデカン (51.7g、0.34 mol) を加え、5時間加熱還流した。水 (300ml)を加えて、ヘキサンで抽出した(3回)。有機層を合わせ、3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗條し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮し、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)アクリル酸エチルを黄色の液体として得た。
収量 78.5 g
2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)アクリル酸エチル粗精製物 (78.5 g) の酢酸エチル (150 ml) 溶液に、パラジウム-炭素 (7.8 g、50%含水品)を加えた。水素圧下(0.5 MPa)、室温で5時間攪拌した。反応液をセルロース濾過し、濃縮した。2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸エチルを黄色の液体として得た。粗生成物は精製せずに次の反応に使用した。
収量 79.4 g
(3) 2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-5,6,7-トリフルオロインダン-1-オン
2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸エチル 粗精製物 (79.4 g) のエタノール (100 ml) 溶液に、20%水酸化ナトリウム水溶液 (150 ml) を加え、12時間加熱還流した。反応液を氷冷し、溶液が酸性になるまで6M塩酸 (100 ml) を加えた。水層からジクロロメタンで抽出した (2回)。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗條し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮し、褐色の固体を得た。収量 71.19 g
2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸 (50.4 g、0.16 mol) のジクロロメタン (100 ml) 溶液を氷冷下、激しく攪拌している中に、塩化オキサゾリル(27.5 ml、0.32 mol)を滴下した。室温で3時間攪拌し、ロータリーエバポレーター (<10Torr) で濃縮し、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸クロリドを白色の粉末として得た。収量 53.2 g
無水塩化アルミニウム (42.6 g、0.32 mol、キシダ化学製) をヘキサン (50 ml) 中、0℃で激しく攪拌している中に、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸クロリド粗精製物のヘキサン (50 ml) 溶液を滴下した。室温で3時間攪拌し、反応液を氷水に加えた。析出した固体を濃塩酸で溶解し、酢酸エチルで抽出した (3回)。有機層を合わせ、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗條し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮し、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-5,6,7-トリフルオロインダン-1-オンを微黄色の粉末として得た。粗精製物は精製せずに次の反応に使用した。収量 51.6 g
(4) 2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 5,6,7-トリフルオロインダン
水素化ホウ素ナトリウム (4.5 g、0.12 mol) をTHF(50 ml)に懸濁させ、そこへ2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 5,6,7-トリフルオロインダン-1-オン粗精製物 (51.6 g)のTHF (50 ml) 溶液を加えた。氷冷し、メタノール (50 ml) を滴下した。1時間室温で攪拌した。飽和酢酸アンモニウム水溶液を加え、ロータリーエバポレーターで濃縮し、メタノールとTHFを留去した。水層から酢酸エチルで抽出した (2回)。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗條し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 5,6,7-トリフルオロインダン-1-オールを微黄色の粉末として得た。収量 53.9 g
2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 5,6,7-トリフルオロインダン-1-オール粗精製物 (53.9 g) のトルエン (100 ml) 溶液に、p-トルエンスルホン酸一水和物 (2.5 g) を加えた。水分離器から留出する水がなくなるまで加熱還流した (約3時間)。反応液を放冷し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。水層をヘキサンで抽出した。飽和食塩水で洗條し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮し、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 5,6,7-トリフルオロインダン-1-エンを茶色の粉末として得た。粗生成物は精製せずに次の反応に使用した。収量 51.5 g
オートクレーブ中、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 5,6,7-トリフルオロインダン-1-エン粗精製物 (51.5 g) の酢酸エチル溶液 (100 ml)に、5%パラジウム−炭素 (2.5 g、50%含水品)を加えた。その混合物を、水素圧下(0.5 MPa)、室温で5時間攪拌した。反応液をセライト濾過した後、溶媒を留去し、黄色粉末を得た。収量 47.0
得られた残渣をシリカゲルカラム(BW-80、150 g)に担持し、ヘキサン(600ml)で展開することにより精製し、白色粉末(収量43.0 g)を得た。減圧蒸留(175℃/1 Torr)し、さらにもう一度シリカゲルカラム(BW-80、150 g)に担持し、ヘキサン(600 ml)で展開することにより精製し、白色粉末(収量41.4 g)を得た。再結晶(エタノール80 ml)をし、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 5,6,7-トリフルオロインダンを白色の粉末として得た。収量 33.0 g
MS m/z 292 (M+)
融点 122.5 123℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3)δ:
0.82-1.14 (m, 5H), 0.88 (t, J = 7.3 Hz, 3H), 1.15-1.32(m,3H), 1.72-1.87 (m, 4H), 2.20 (dt, J = 8.4 Hz, 18.0 Hz, 1H), 2.57 (dd, J = 15.2 Hz, 25.6 Hz, 2H), 2.94 (dd, J = 8.2 Hz, 16.0 Hz, 1H), 3.07 (dd, J = 8.2 Hz, 16.0 Hz, 1H), 6.75 (t, J = 8.0 Hz, 1H)
実施例1記載の製造方法は、2-インダノン誘導体と有機金属反応剤を反応させる従来の製造方法では製造することが困難な、2位にシクロヘキサン環を有するインダン誘導体を効率的に製造することができた。当該方法は、有毒な臭化ベンジルを使用する工程を経由しないため環境負荷の点でも有用である。
(実施例2)2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 5,6,7-トリフルオロインダンの合成
Figure 2005239608
(1)3-ヒドロキシ-2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸エチル
ジイソプロピルアミン(262 g、2.46 mol)のテトラヒドロフラン(2 l)溶液に、氷冷下ブチルリチウム/ヘキサン溶液(1.58M、1.55 l、2.46 mol)を滴下した。0℃で30分攪拌した後に、同温度でトランス-4-プロピルシクロヘキシル酢酸エチル (260 g、1.23 mol) のテトラヒドロフラン(500 ml) 溶液を滴下した。30分攪拌した後に、同温度で、3,4,5-トリフルオロベンズアルデヒド(187 g、1.17 mol)のテトラヒドロフラン(500 ml) 溶液を滴下した。そのまま30分間攪拌し、3M塩酸を加えた。酢酸エチルで抽出した (2回) 。有機層を合わせ、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗條し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮し、3-ヒドロキシ-2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸エチルを茶色の個体を得た。粗生成物は精製せずに次の反応に使用した。収量 480 g
(2) 2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸エチル
3-ヒドロキシ-2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸エチル粗精製物(480 g)、ピリジン (119 g、1.50 mol)、4-N,N-ジメチルアミノピリジン (6.1g、100 mmol) のジクロロメタン (1 l) 溶液に、氷冷下、メタンスルホニル酸クロリド (171 g、1.50 mol) を滴下した。60℃で12時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウムを加えた。水層からジクロロメタンで抽出した (2回)。有機層を合わせ、3M塩酸、飽和食塩水の順で洗條し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮し、3-アセトキシ-2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸エチルを褐色の液体として得た。収量 524 g
3-アセトキシ-2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸エチル粗精製物のアセトニトリル溶液 (600 ml) に、1,8-ジアザビシクロ[5. 4. 0]-7-ウンデカン (228 g、1.50 mol) を加え、室温で5時間攪拌した。水 (300ml)を加えて、ヘキサンで抽出した(3回)。有機層を合わせ、3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗條し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーでトルエン/ヘキサンで展開することにより精製し、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)アクリル酸エチルを黄色の液体として得た。収量 234 g
2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)アクリル酸エチル粗精製物 (234 g) の酢酸エチル (500 ml) 溶液に、パラジウム-炭素 (24 g、50%含水品)を加えた。水素圧下(0.5 MPa)、室温で5時間攪拌した。反応液をセルロース濾過し、濃縮した。2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸エチルを黄色の液体として得た。粗生成物は精製せずに次の反応に使用した。収量 250 g
(3) 2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-5,6,7-トリフルオロインダン-1-オン
2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸エチル 粗精製物 (250 g) のエタノール (250 ml) 溶液に、20%水酸化ナトリウム水溶液 (250 ml) を加え、12時間加熱還流した。反応液を氷冷し、溶液が酸性になるまで6M塩酸 (250 ml) を加えた。水層からジクロロメタンで抽出した (2回)。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗條し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮し、褐色の固体を得た。収量 224 g
2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸 (224 g、0.68 mol) の1,2-ジクロロエタン (250 ml) 溶液を氷冷下、激しく攪拌している中に、塩化チオニル(167 g、1.40 mol)を滴下した。4時間還流し、ロータリーエバポレーター (<10Torr) で濃縮し、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸クロリドを白色の粉末として得た。収量 252 g
無水塩化アルミニウム (133 g、0.68 mol) をジクロロメタン (250 ml) 中、0℃で激しく攪拌している中に、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4,5-トリフルオロフェニル)プロピオン酸クロリド粗精製物のジクロロメタン (250 ml) 溶液を滴下した。室温で3時間攪拌し、反応液を氷水に加えた。析出した固体を濃塩酸で溶解し、ジクロロメタンで抽出した (3回)。有機層を合わせ、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗條し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮し、アルミナカラムクロマトグラフィーでヘキサンで展開することにより精製し、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-5,6,7-トリフルオロインダン-1-オンを微黄色の粉末として得た。収量 180 g
(4) 2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 5,6,7-トリフルオロインダン
2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 5,6,7-トリフルオロインダン-1-オン粗精製物 (180 g)のメタノール (50 ml) 溶液に、氷冷下、水素化ホウ素ナトリウム (4.5 g、0.12 mol)を徐々に加えた。1時間室温で攪拌した。飽和酢酸アンモニウム水溶液を加え、ロータリーエバポレーターで濃縮し、メタノールを留去した。水層から酢酸エチルで抽出した (2回)。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗條し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 5,6,7-トリフルオロインダン-1-オールを微黄色の粉末として得た。収量 195 g
2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 5,6,7-トリフルオロインダン-1-オール粗精製物 (195 g) のトルエン (500 ml) 溶液に、p-トルエンスルホン酸一水和物 (10.0 g) を加えた。水分離器から留出する水がなくなるまで加熱還流した (約3時間)。反応液を放冷し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。水層をヘキサンで抽出した。飽和食塩水で洗條し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーでヘキサンで展開することにより精製した。減圧蒸留(160℃/1 Torr)し、再結晶(エタノール100 ml/メタノール100 ml)をし、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 5,6,7-トリフルオロインダン-1-エンを茶色の粉末として得た。収量79.4g
オートクレーブ中、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 5,6,7-トリフルオロインダン-1-エン粗精製物 (79.4 g) の酢酸エチル溶液 (200 ml)に、5%パラジウム−炭素 (4.0 g、50%含水品)を加えた。その混合物を、水素圧下(0.5 MPa)、室温で5時間攪拌した。反応液をセライト濾過した後、溶媒を留去し、黄色粉末を得た。収量 80.5 g
蒸留し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーでヘキサンで展開することにより精製し、白色粉末を得た。減圧蒸留(175℃/1 Torr)し、さらにもう一度シリカゲルカラムクロマトグラフィーでヘキサン(600 ml)で展開することにより精製し、再結晶(エタノール200 ml、2回)して、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 5,6,7-トリフルオロインダンを白色の粉末として得た。収量 63.9 g
実施例2記載の製造方法も、従来の製造方法では製造することが困難な、2位にシクロヘキサン環を有するインダン誘導体を効率的に製造することができた。
(実施例3)2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 6,7-ジフルオロインダンの合成
Figure 2005239608
(1)3-ヒドロキシ-2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4-ジフルオロフェニル)プロピオン酸エチル
トランス-4-プロピルシクロヘキシル酢酸エチル (80.6 g、0.38 mol)、3,4-ジフルオロベンズアルデヒド(56.8 g、0.40 mol)、及びトリエチルアミン(50.0 g、0.50 mol)のジクロロメタン(160 ml) 溶液を、氷冷下、激しく攪拌し、そこへ25℃程度を保ちながら四塩化チタン (55.0 ml、0.35 mol) を滴下した。そのまま30分間攪拌し、3M塩酸を加えた。ジクロロメタンで抽出した (2回) 。有機層を合わせ、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗條し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮し、3-ヒドロキシ-2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4-ジリフルオロフェニル)プロピオン酸エチルを茶色の個体を得た。粗生成物は精製せずに次の反応に使用した。収量 152 g
(2) 2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4-ジフルオロフェニル)プロピオン酸エチル
3-ヒドロキシ-2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4-ジフルオロフェニル)プロピオン酸エチル粗精製物(152 g)、ピリジン (16.0 g、0.20 mol)、4-N,N-ジメチルアミノピリジン (1.2 g、10 mmol) のジクロロメタン (180 ml) 溶液に、氷冷下、無水酢酸 (20.0 g、0.20 mol) を滴下した。室温で3時間攪拌し、飽和炭酸水素ナトリウムを加えた。水層からジクロロメタンで抽出した (2回)。有機層を合わせ、3M塩酸、飽和食塩水の順で洗條し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮し、3-アセトキシ-2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4-ジフルオロフェニル)プロピオン酸エチルを褐色の液体として得た。収量 172 g
3-アセトキシ-2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4-ジフルオロフェニル)プロピオン酸エチル粗精製物のアセトニトリル溶液 (150 ml) に、1,8-ジアザビシクロ[5. 4. 0]-7-ウンデカン (76.0g、0.50 mol) を加え、5時間加熱還流した。水 (300ml)を加えて、ヘキサンで抽出した(3回)。有機層を合わせ、3M塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗條し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮し、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4-ジフルオロフェニル)アクリル酸エチルを黄色の液体として得た。収量 97.3 g
2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4-ジフルオロフェニル)アクリル酸エチル粗精製物 (97.3 g) の酢酸エチル (150 ml) 溶液に、パラジウム-炭素 (5.0 g、50%含水品)を加えた。水素圧下(0.5 MPa)、室温で5時間攪拌した。反応液をセルロース濾過し、濃縮した。2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4-ジフルオロフェニル)プロピオン酸エチルを黄色の液体として得た。粗生成物は精製せずに次の反応に使用した。収量 93.2 g
(3) 2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 6,7-ジフルオロインダン-1-オン
2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4-ジフルオロフェニル)プロピオン酸エチル 粗精製物 (93.2 g) のエタノール (100 ml) 溶液に、20%水酸化ナトリウム水溶液 (150 ml) を加え、12時間加熱還流した。反応液を氷冷し、溶液が酸性になるまで6M塩酸 (100 ml) を加えた。水層からジクロロメタンで抽出した (2回)。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗條し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮し、褐色の固体を得た。さらにヘキサンから再結晶することにより、白色粉末を得た。収量 59.9 g
2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4-ジフルオロフェニル)プロピオン酸 (59.9 g、0.19 mol) のジクロロメタン (100 ml) 溶液を氷冷下、激しく攪拌している中に、塩化オキサゾリル(34.3ml、0.40 mol)を滴下した。室温で3時間攪拌し、ロータリーエバポレーター (<10Torr) で濃縮し、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4-ジフルオロフェニル)プロピオン酸クロリドを白色の粉末として得た。収量 63.2 g
無水塩化アルミニウム (33.2 g、0.25 mol、和光純薬製) をヘキサン (120 ml) 中、0℃で激しく攪拌している中に、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)-3-(3,4-ジフルオロフェニル)プロピオン酸クロリド粗精製物のヘキサン (160 ml) 溶液を滴下した。室温で3時間攪拌し、反応液を氷水に加えた。析出した固体を濃塩酸で溶解し、酢酸エチルで抽出した (3回)。有機層を合わせ、水、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で洗條し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。濃縮し、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 6,7-ジフルオロインダン-1-オンを微黄色の粉末として得た。粗精製物は精製せずに次の反応に使用した。収量 51.9 g
(4) 2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 6,7-ジフルオロインダン
水素化ホウ素ナトリウム (4.5 g、0.12 mol) をTHF(50 ml)に懸濁させ、そこへ2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 6,7-ジフルオロインダン-1-オン粗精製物 (51.9 g)のTHF (50 ml) 溶液を加えた。氷冷し、メタノール (50 ml) を滴下した。1時間室温で攪拌した。飽和酢酸アンモニウム水溶液を加え、ロータリーエバポレーターで濃縮し、メタノールとTHFを留去した。水層から酢酸エチルで抽出した (2回)。有機層を合わせ、飽和食塩水で洗條し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を留去し、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 6,7-ジフルオロインダン-1-オールを微黄色の粉末として得た。収量 52.5g
2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 6,7-ジフルオロインダン-1-オール粗精製物 (52.5 g) のトルエン (100 ml) 溶液に、p-トルエンスルホン酸一水和物 (2.5 g) を加えた。水分離器から留出する水がなくなるまで加熱還流した (約3時間)。反応液を放冷し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加えた。水層をヘキサンで抽出した。飽和食塩水で洗條し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。濃縮し、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 6,7-ジフルオロインダン-1-エンを茶色の粉末として得た。粗生成物は精製せずに次の反応に使用した。収量 50.2g
オートクレーブ中、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 6,7-ジフルオロインダン-1-エン粗精製物 (50.2 g) の酢酸エチル溶液 (100 ml)に、5%パラジウム−炭素 (2.5 g、50%含水品)を加えた。その混合物を、水素圧下(0.5 MPa)、室温で5時間攪拌した。反応液をセライト濾過した後、溶媒を留去し、黄色粉末を得た。収量 50.2 g
得られた残渣を減圧蒸留(175℃/1 Torr)し、さらにシリカゲルカラム(BW-80、150 g)に担持し、ヘキサン(600 ml)で展開することにより精製し、白色粉末(収量v45.1 g)を得た。再結晶(エタノール150 ml/ヘキサン 35 ml)をし、2-(トランス-4-プロピルシクロヘキシル)- 6,7-ジフルオロインダンを白色の粉末として得た。収量 37.0 g
MS m/z
278 (M+)
融点
85.5 86℃
1H-NMR (400 MHz, CDCl3)δ:
0.83-1.03 (m, 4H), 0.88 (t, J = 7.2 Hz, 3H), 1.12-1.27(m,4H), 1.31 (p, J = 7.2 Hz, 2H), 1.78 (t, J = 11.8 Hz, 4H), 2.17 (dt, J = 8.0 Hz, 9.8 Hz, 1H), 2.56 (dd, J = 9.8 Hz, 15.6 Hz, 2H), 2.92 (dd, J = 8.0 Hz, 15.6 Hz, 2H), 6.93 (t, J = 9.0 Hz, 2H).

Claims (6)

  1. 一般式(1)
    Figure 2005239608
    (式中R1は、水素原子、炭素数1〜15のアルキル基、少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数1〜15のアルキル基、炭素数2〜15のアルケニル基又は少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数2〜15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個又は2個以上のCH2基はそれぞれ独立してO原子が相互に直接結合しないものとして -O-、-S-、-CO-、-COO-、-OCO-又は-OCO-O-により置き換えられても良く、
    A1は、
    (a) トランス-1,4-シクロへキシレン基(この基中に存在する1個のCH2基又は隣接していない2個以上のCH2基は -O- 及び又は -S- に置き換えられてもよい)
    (b) 1,4-フェニレン基(この基中に存在する1個のCH2基又は隣接していない2個以上のCH2基は -N- に置き換えられてもよい)
    (c) 1,4-シクロヘキセニレン、1,4-ビシクロ(2.2.2)オクチレン、ピペリジン-1,4-ジイル、ナフタレン-2,6-ジイル、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル及び1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル
    からなる群より選ばれる基であり、上記の基(a)、基(b)、基(c)はCN又はハロゲンで置換されていても良く、aは0、1又は2を表し、Z1は-COO-、-OCO-、-CH2O-、-OCH2-、-CH2CH2-、-CH=CH-、-C≡C-、-(CH2)4-、-CH=CH-CH2CH2-、-CH2CH2-CH=CH- 又は単結合を表し、
    R2は、炭素数1〜15のアルキル基又は炭素数2〜15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個又は2個以上のCH2基は-O-又は-S-で置き換えられても良い。)
    で表される2-置換酢酸エステル誘導体に、一般式(2)
    Figure 2005239608
    (式中、X、Y及びZは独立して、-H、-F、-Cl、-CN、-CF3、-OCH2F、-OCHF2、-OCF3、-CH2CF3、又は炭素数1〜10のアルキル基を表し、該アルキル基中に存在する1個又は2個以上のCH2基は-O-又は-S-で置き換えられても良い。)で表されるベンズアルデヒド誘導体を酸又は強塩基の存在下反応させることによる、一般式(3)
    Figure 2005239608
    (式中R1、A1、Z1及びR2は一般式(1)におけると同じ定義を表し、X、Y及びZは一般式(2)におけると同じ定義を表す。)
    で表される化合物の製造方法。
  2. 一般式(1)
    Figure 2005239608
    (式中R1は、水素原子、炭素数1〜15のアルキル基、少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数1〜15のアルキル基、炭素数2〜15のアルケニル基又は少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数2〜15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個又は2個以上のCH2基はそれぞれ独立してO原子が相互に直接結合しないものとして -O-、-S-、-CO-、-COO-、-OCO-又は-OCO-O-により置き換えられても良く、
    A1は、
    (a) トランス-1,4-シクロへキシレン基(この基中に存在する1個のCH2基又は隣接していない2個以上のCH2基は -O- 及び又は -S- に置き換えられてもよい)
    (b) 1,4-フェニレン基(この基中に存在する1個のCH2基又は隣接していない2個以上のCH2基は -N- に置き換えられてもよい)
    (c) 1,4-シクロヘキセニレン、1,4-ビシクロ(2.2.2)オクチレン、ピペリジン-1,4-ジイル、ナフタレン-2,6-ジイル、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル及び1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル
    からなる群より選ばれる基であり、上記の基(a)、基(b)、基(c)はCN又はハロゲンで置換されていても良く、aは0、1又は2を表し、Z1は-COO-、-OCO-、-CH2O-、-OCH2-、-CH2CH2-、-CH=CH-、-C≡C-、-(CH2)4-、-CH=CH-CH2CH2-、-CH2CH2-CH=CH- 又は単結合を表し、
    R2は、炭素数1〜15のアルキル基、又は炭素数2〜15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個又は2個以上のCH2基は-O-、又は-S-で置き換えられても良い。)
    で表される2-置換酢酸エステル誘導体に、一般式(2)
    Figure 2005239608
    (式中、X、Y及びZは独立して、-H、-F、-Cl、-CN、-CF3、-OCH2F、-OCHF2、-OCF3、-CH2CF3、又は炭素数1〜10のアルキル基を表し、該アルキル基中に存在する1個又は2個以上のCH2基は-O-又は-S-で置き換えられても良い。)で表されるベンズアルデヒド誘導体を酸又は強塩基の存在下反応させ、一般式(3)
    Figure 2005239608
    (式中R1、A1、Z1及びR2は一般式(1)におけると同じ定義を表し、X、Y及びZは一般式(2)におけると同じ定義を表す。)
    で表される化合物を得て、さらに、水酸基を除去することによる一般式(4)
    Figure 2005239608
    (式中R1、A1、Z1、R2は一般式(1)のものと同じものを示し、X、Y及びZは一般式(2)のものと同じものを示す)
    で表される表される化合物の製造方法。
  3. 一般式(1)
    Figure 2005239608
    (式中R1は、水素原子、炭素数1〜15のアルキル基、少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数1〜15のアルキル基、炭素数2〜15のアルケニル基又は少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数2〜15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個又は2個以上のCH2基はそれぞれ独立してO原子が相互に直接結合しないものとして -O-、-S-、-CO-、-COO-、-OCO-又は-OCO-O-により置き換えられても良く、
    A1は、
    (a) トランス-1,4-シクロへキシレン基(この基中に存在する1個のCH2基又は隣接していない2個以上のCH2基は -O- 及び又は -S- に置き換えられてもよい)
    (b) 1,4-フェニレン基(この基中に存在する1個のCH2基又は隣接していない2個以上のCH2基は -N- に置き換えられてもよい)
    (c) 1,4-シクロヘキセニレン、1,4-ビシクロ(2.2.2)オクチレン、ピペリジン-1,4-ジイル、ナフタレン-2,6-ジイル、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル及び1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル
    からなる群より選ばれる基であり、上記の基(a)、基(b)、基(c)はCN又はハロゲンで置換されていても良く、aは0、1又は2を表し、Z1は-COO-、-OCO-、-CH2O-、-OCH2-、-CH2CH2-、-CH=CH-、-C≡C-、-(CH2)4-、-CH=CH-CH2CH2-、-CH2CH2-CH=CH- 又は単結合を表し、
    R2は、炭素数1〜15のアルキル基、又は炭素数2〜15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個又は2個以上のCH2基は-O-、又は-S-で置き換えられても良い。)
    で表される2-置換酢酸エステル誘導体に、一般式(2)
    Figure 2005239608
    (式中、X、Y及びZは独立して、-H、-F、-Cl、-CN、-CF3、-OCH2F、-OCHF2、-OCF3、-CH2CF3、又は炭素数1〜10のアルキル基を表し、該アルキル基中に存在する1個又は2個以上のCH2基は-O-又は-S-で置き換えられても良い。)で表されるベンズアルデヒド誘導体を酸又は強塩基の存在下反応させ、一般式(3)
    Figure 2005239608
    (式中R1、A1、Z1及びR2は一般式(1)におけると同じ定義を表し、X、Y及びZは一般式(2)におけると同じ定義を表す。)
    で表される化合物を得て、さらに、水酸基を除去し、一般式(4)
    Figure 2005239608
    (式中R1、A1、Z1及びR2は一般式(1)におけると同じ定義を表し、X、Y及びZは一般式(2)におけると同じ定義を表す。)
    で表される表される化合物を得、環化後、カルボニル基を還元することによる、一般式(5)
    Figure 2005239608
    (式中R1、A1及びZ1は一般式(1)におけると同じ定義を表し、X、Y及びZは一般式(2)におけると同じ定義を表す。)
    で表される化合物の製造方法。
  4. 一般式(3)
    Figure 2005239608
    (式中R1は、水素原子、炭素数1〜15のアルキル基、少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数1〜15のアルキル基、炭素数2〜15のアルケニル基又は少なくとも一つのハロゲンにより置換された炭素数2〜15のアルケニル基を表し、これらの基中に存在する1個又は2個以上のCH2基はそれぞれ独立してO原子が相互に直接結合しないものとして -O-、-S-、-CO-、-COO-、-OCO-又は-OCO-O-により置き換えられても良く、
    A1は、
    (a) トランス-1,4-シクロへキシレン基(この基中に存在する1個のCH2基又は隣接していない2個以上のCH2基は -O- 及び又は -S- に置き換えられてもよい)
    (b) 1,4-フェニレン基(この基中に存在する1個のCH2基又は隣接していない2個以上のCH2基は -N- に置き換えられてもよい)
    (c) 1,4-シクロヘキセニレン、1,4-ビシクロ(2.2.2)オクチレン、ピペリジン-1,4-ジイル、ナフタレン-2,6-ジイル、デカヒドロナフタレン-2,6-ジイル及び1,2,3,4-テトラヒドロナフタレン-2,6-ジイル
    からなる群より選ばれる基であり、上記の基(a)、基(b)、基(c)はCN又はハロゲンで置換されていても良く、aは0、1又は2であり、Z1は-COO-、-OCO-、-CH2O-、-OCH2-、-CH2CH2-、-CH=CH-、-C≡C-、-(CH2)4-、-CH=CH-CH2CH2-、-CH2CH2-CH=CH- 又は単結合を表し、R2は、炭素数1〜15のアルキル基、又は炭素数2〜15のアルケニル基を表し、1個又は2個以上のCH2基は-O-、又は-S-で置き換えられても良く、さらにX、Y及びZは独立して、-H、-F、-Cl、-CN、-CF3、-OCH2F、-OCHF2、-OCF3、-CH2CF3、又は炭素数1〜10のアルキル基を表し、該アルキル基は1個又は2個以上のCH2基は-O-又は-S-で置き換えられても良い。)
    で表される化合物。
  5. 酸として塩化(IV)チタン、塩基としてトリエチルアミンを用いる請求項1、2又は3記載の製造方法。
  6. 塩基としてリチウムジイソプロピルアミド(LDA)を用いる請求項1、2又は3記載の製造方法。











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