JP2005238493A - 熱反応式マルチビーム露光装置 - Google Patents

熱反応式マルチビーム露光装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 露光の際の熱反応により、画像記録材料の表面形状や色調が変化しても、正しい位置検出が行なえ、正確にピント調整ができる熱反応式マルチビーム露光装置を提案する。
【解決手段】 記録材料をドラム上に担持し、ドラムが回転して主走査を行い、ドラムの回転軸方向に露光光源が移動して副走査して二次元走査し、露光光源により記録材料を露光する熱反応式マルチビーム露光装置であり、記録材料表面に検出光を照射し、記録材料までの深度方向距離を検出する光センサーと、深度方向距離に基づいて露光光源のピントを調整する駆動機構とを備え、かつ検出光の照射位置が記録材料の未露光部分内となるように光センサーを配置する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、CTP(Computer To Plate)等の熱反応式マルチビーム露光装置に関し、具体的には、露光面の深度方向距離を正しく検出し、正確に露光のピント調整を行なえる熱反応式マルチビーム露光装置に関する
マルチビームの露光ヘッドを用い、熱反応により画像記録材料に描画する露光装置が、CTP等として用いられている。このような露光装置では、ドラムの外周面上に画像記録材料を担持させ、ドラムを回転軸の周りに回転させて主走査を行い、合わせて露光ヘッドおよびレンズユニットを回転軸に沿って移動させることで副走査を行う。そして、これらに合わせて露光ヘッドからレンズユニットを経由して露光することで、画像記録材料上に目的画像を描画する。
このとき、目的画像を正確に描画するには、画像記録材料に露光のピントが合っていなければならない。ピントを合わせるための機構としては、露光ヘッドと記録材料との距離を測定する光センサーを、レンズユニットの上部に配置し、測定位置を露光位置より下流側に設けたピント調整機構が開示されている。この機構では、露光が終わった直後の記録材料の表面までの距離を測定することで、ピント調整が行われている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、熱反応式マルチビーム露光装置では、露光により画像記録材料の表面に微妙な凹凸が生じるし、同時に画像記録材料の色調の変化も生じる。このような変化は、露光時の熱のかけ方により変化の内容が異なり、例えば、凹凸はおよそ数ミクロンから数十ミクロン程度の範囲で生じる。そのため、上記の露光装置では、光センサーの測定結果にこれらの凹凸や色調の変化により正しい距離が測定されず、ピント調整も不正確になる問題点があった。
特開2003−334987号公報
本発明は、露光の際の熱反応により、画像記録材料の表面形状や色調が変化しても、正しい位置検出を行なえ、正確にピント調整ができる熱反応式マルチビーム露光装置を提案することを課題とする。
本発明は、記録材料を回転ドラム上に担持し、前記回転ドラムが回転して主走査を行うと共に、前記回転ドラムの回転軸方向に露光光源が移動する副走査を行って二次元走査しながら、前記露光光源により前記記録材料を露光する熱反応式マルチビーム露光装置であって、前記記録材料の表面に検出光を照射し、前記記録材料までの深度方向距離を検出する光センサーと、前記深度方向距離に基づいて前記露光光源のピントを調整する駆動機構とを備え、かつ前記検出光の照射位置が、前記記録材料の未露光部分内となるように前記光センサーが配置されたことを特徴とする熱反応式マルチビーム露光装置である。
ここで、前記照射位置の前記主走査方向の位置が、前記露光光源により前記記録材料が露光される位置より上流側であることは好ましい。また、前記照射位置の副走査方向の位置が、前記マルチビームの副走査方向の中心位置に略一致し、前記検出光のビーム直径が、前記マルチビームの副走査方向の幅より小さいことは好ましい。また、前記光センサーの投光部と受光部とが、前記露光光源の光軸を含む垂直面を挟んで略対称形をなし、かつ投光部と受光部のいずれもが、前記光軸より下側に配置されていることは好ましい。また、前記検出光のビーム径が100μm以上であることは好ましい。
露光の際の熱反応により、画像記録材料の表面形状や色調が変化しても、正しい位置検出を行なえ、正確にピント調整ができる熱反応式マルチビーム露光装置が得られる。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施例としての画像露光装置100の露光部の概略構成を示した。図1(a)は、装置100の露光部の構成の概略側面図であり、(b)は上面図である。まず、画像露光装置100の構成を説明する。画像露光装置100の露光部は、図1に示すように、主に露光光源と、光露光で画像を形成するための記録材料Sを外周面上に担持する円筒形状で軸回りに回転可能なドラム10と、露光光源から照射される光ビームLを記録材料Sの露光面上に結像させるための光学系としてのレンズ20と、レンズ20を光ビームLの光軸方向に駆動させてピント調整のための駆動機構30と、所定位置から記録材料Sの露光面Saまでの距離を光学的に検出する光センサ40とを備えている。なお、画像露光装置100の各部分は、制御部50のコントロール下で動作する。
図1(a)に向かってドラムの上部から左側にかけて、記録材料Sを、ドラム上部からドラム表面Saにフィードするためのフィード機構が備えられている(図示していない)。フィード機構がこの位置に設けられているのは、記録材料のフィードを、ドラム上部側から行うのが自然であることと、ドラム右側には露光部が設けられているからである。この結果、ドラム10は、必然的に図1のR方向に回転することになる。
露光光源と、レンズ20と駆動機構30とは、移動支持台60上に搭載されており、またこの移動支持台60は、装置架台65にレール66を介して移動可能に取り付けられている。またドラム10は、装置架台65に起立して設けられた支持部材15によって周方向に回転可能に軸支されている。
露光光源は、複数の半導体レーザ(LD)または発光ダイオード(LED)の発光素子が一列並列に設けられた発光部1と、一端が各発光素子に接続されて、各発光素子から射出される光を誘導する光ファイバーの束3と、光ファイバーの他端が接続された露光ヘッド4とからなるマルチビーム形式である。発光部1は移動支持台60上に設けられた取付台2上に、露光ヘッド4は支持台31に、それぞれ固定されている。露光光源は、制御部50から露光制御回路に出力される露光制御信号に応じて、光ビームLを記録材料の表面Saに照射する。
レンズ20は、露光光源から照射される光ビームLの光軸上に配置され、光露光による画像形成では光ビームLを記録材料S上に結像させるようになっている。このレンズ20としては、単レンズ、または複数のレンズを組み合わせて構成されるレンズ群のいずれを用いてもよい。
駆動機構30は、支持台31と、ボールネジ32と、ステッピングモータ33と、移動制御台34とで主に構成されている。支持台31は、上面側でレンズ20を光ビームLの光軸上に位置するように支持するとともに、その下面に設けられた突片31aに、ボールネジ32のネジ部32aを挿通させるようになっている。移動制御台34は、支持台31と移動台60との間において、移動台60に対して固定されている。移動制御台34と支持台31とは互いに摺動可能に接している。ステッピングモータ33は、そのモータ軸にボールネジ32の一端が固定され、後述する制御部50からの駆動指令信号に基いて、ボールネジ32を回転させるようになっている。なお、駆動機構として圧電アクチュエータ等を用いてもよい。
このように構成される駆動機構30は、光センサー40、41による記録材料までの距離の測定値に基づいた制御部の指示により、ステッピングモータ33を動作させてボールネジ32を回転させ、支持台31が移動制御台34上で光軸方向に摺動する。これにより、レンズ20が光軸方向に移動してピント調整がなされる。
ボールネジ32と、移動台60との間には、レンズ位置検出センサ36が設けられている。このレンズ位置検出センサ36は、ボールネジ32に取り付けられる遮光部材36aと、移動台60に固定されるセンサ部36bからなり、ボールネジ32の回転数を示す信号を制御部50に出力する。これにより、レンズ20の現在位置を検出できるようになっている。
回転ドラム10は、前述のように、画像露光装置100内に固定されている装置架台65に回転可能に取り付けられる円筒形状の部材である。回転ドラム10は、光露光で画像を形成する際、その外周面上に記録材料Sを巻き付けるように保持するとともに、制御部50からの制御信号が回転ドラム駆動機構に出力されることにより、図1中の矢印Rの方向に回転するようになっている。これにより、露光位置では、記録材料は下から上に向かって移動する。つまり下側が上流側で上側が下流側となる。この移動方向Rが主走査方向となる。
回転ドラム10に保持される記録材料Sは、熱反応性の記録材料を用いる。熱反応性の記録材料は、例えば、砂目立てをしたアルミニウム板上に、熱によって変化する樹脂層が塗布されたものである。このような記録材料では、露光光源から照射されるビームの熱により、例えば、樹脂の溶解性が変化することで画像描画される。熱反応性の記録材料としては、画像描画後の現像を必要とするタイプでも良いし、無現像タイプでも良い。このような記録材料では、熱反応前の平面性や厚み精度は良好であるが、ビームの熱の程度により、表面に数ミクロンから数十ミクロン程度の微妙な凹凸が生じてしまう。そのため、露光後の表面を基準にして記録材料とレンズとの距離を設定すると、凹凸のために露光部分のピントがぼけて、画像が正確に再現できない現象が生じる。しかし、記録材料Sの未露光部分を基準として露光光源のピント合わせを行うことで、このような問題点が解決される。
移動台60は、前述のように、装置架台65に対してレール66の長手方向に移動可能に取り付けられる。このレール66と、回転ドラム10の回転軸11とは略平行となるように位置が設定される。そして、画像露光装置100には、移動台60をレール66に沿って移動させるための移動台駆動機構61が設けられており、制御部50からこの移動台駆動機構61に出力される駆動信号に基いて、移動台60が回転ドラム10の回転軸11と平行方向に移動するようになっている。この移動方向Pが副走査方向となる。
光センサ40は、回転ドラム10に保持される記録材料Sの露光面Saまでの深度方向距離を随時測定して、深度方向距離情報信号を制御部50に出力する。光センサ40の構成を図2に拡大して示す。光センサ40は、検出光の光源であるLED70と、LEDから射出された検出光としてのビームを記録材料Sの表面の照射位置Mに合焦させる対物レンズ72とを備えた投光部41を備える。なお、検出光の光源は、ノンコヒーレント光を射出するLEDでも良いし、コヒーレント光を射出するLDでも良い。
また、光センサ40は、照射位置Mからの反射光73の位置を特定する光学式変異センサであるPSD(Position Sensitive Detector)75と、反射光73をPSD上に合焦させる対物レンズ74とを備えた受光部40を備え、投光部41と受光部40の組み合わせにより構成される。ここで、PSD75は、入射光の光軸に対して斜めの長手方向となるように、複数のフォトダイオードが連続して並べられたものであり、受光位置によって両端の出力電圧のバランスが変化することで測定を行う。
光センサの投光部41と受光部40は、共にレンズ台31に取り付けられている。また、投光部41と受光部40は、投光部41から照射されて記録材料S上の照射位置Mから反射された検出光が受光部40に入射するように、ドラム10の回転軸に垂直な面に対して略対称形となるように配置されている。また、図1の例では、光センサは、光センサが略対称形となる対称面が、露光光源のレンズ20の光軸を含むように配置されている。このようにすると、照射位置Mの副走査方向位置は、露光光源により露光される位置と略一致することになる。さらに、図1の例では、光センサは、その光軸が露光光源の光軸より下側になるように配置されている。このようにすることにより、検出光の照射位置Mが、記録材料の未露光部分内に収まるようになる。
このように光センサを配置した場合の、露光ビームの照射位置と、光センサの検出光の照射位置Mとの関係を図3に示した。図3は露光ビームの光軸に沿って、露光光源側からドラム方向を見た場合の概念図である。図3に向かって、主走査方向Rは下から上の方向であり、副走査方向Pは左から右になる。図3の中央には、露光ヘッドから照射されたマルチビームのスポットB1〜Bnが、露光ヘッドのチャンネル1からチャンネルnに対応して生じている。ドラム10のうち斜線で示された部分は、マルチビームにより記録材料がすでに露光された部分S1であり、斜線が付されていない部分は、記録材料の未露光部分S0である。
図1及び2に示された光センサ40の配置に従って、検出光(深度方向測定ビーム)の照射位置Mの副走査方向の位置は、スポットB1〜Bnの副走査方向の幅のほぼ中央に一致している。また、照射位置Mの主走査方向の位置は、スポットB1〜Bnより主走査方向の上流側、すなわち下側となっている。
照射位置Mをこの位置にする場合、検出光のビーム直径はスポットB1〜Bnの副走査方向の幅より小さくするのが望ましい。ここで、ビーム直径とは、ビームの強度分布が光軸を中心にしてガウス分布をなしているとした場合に、強度が最大値の1/eとなる直径で定義されている。このようにすることで、ビームが露光済み部分にかからないか、かかっても熱反応により生じた凹凸からの影響を小さいものに留めることができる。また、ビーム直径は100ミクロン以上とするのが良い。このようにすると、未露光の記録材料表面に元から存在するより微細な凹凸の影響を受けにくくなる。
このような照射位置Mは、未露光部分S0のうち最もスポットB1〜Bnに近い位置であり、しかも直後に露光される部分に位置する。また、未露光部分S0に含まれているから、深度方向距離の測定結果が、熱反応に基因する記録材料表面の凹凸にも影響されない。このため、露光直前の記録材料の表面Saまでの距離を正確に測定できる。
図4は、露光部における光センサの他の配置例を示した上面図である。この例では、光センサは、露光光源のレンズ20の主走査方向の上流側に配置されている以外は、図1の例と同様である。このような配置に基づく検出光の照射位置Mを、図3と同様の概念図である図5に示す。照射位置Mは、露光スポットB1〜Bnと主走査方向位置は略同じであるが、副走査方向位置が、最も上流側にある露光スポットBnよりさらに上流側となっている点が異なる。このようにしても、照射位置Mは、記録材料の未露光部分S0内となる。そのため、図1の例と比較すると、測定位置がちょうどドラムの一周分だけずれてしまうものの、図1の配置と大差ない結果を得ることが可能となる。
このように、照射位置Mの位置は、記録材料の未露光部分S0内となるように定められていればよい。従って、スポットBnより副走査方向のより上流側に照射位置Mを定める場合は、照射位置Mの主走査方向の位置は、主走査方向の上流側や下流側のいずれであってもよい。しかし、露光スポットB1〜Bnにより近い位置とするのが、ピントのずれを最小限にすることができるからより好ましい。
次に、露光装置の制御部50とその他の部分との関係について、制御面から見た概略を図6に示す。制御部50は、中央処理装置であるCPU51と、記憶手段としての読み出し専用メモリであるROM52と、一時メモリであるRAM53とを備えている。露光装置のその他の部分、例えば、露光制御回路、ステッピングモータ、ドラム駆動機構、光センサー等は、それぞれに適した図示しないインターフェイスを介して制御部に接続されている。また、CPU51、RAM53、ROM52及びその他の駆動部分等に接続する各インターフェイスは、共通バスにより接続されている。
RAM53は、CPU51によって指定された各種プログラムや各種データ、および処理結果等を一時的に格納するワークメモリとなる。
ROM52は、各種プログラムを格納している。ここで、ROM52には、例えば、画像露光装置100を駆動させるためのシステムプログラム、光センサの受光部40からの距離情報データに基いて、レンズ20の移動距離を計算してレンズ駆動機構30に駆動信号を出力するためのレンズ駆動プログラム等が格納されている。
CPU51は、ROM52に記憶されているシステムプログラムや各種アプリケーションプログラムの中から、指定されたプログラムを読み出してRAM53に一時的に読み出し、このRAM53に読み出されたプログラムに従って各種処理を実行して、処理結果をRAM53に再び格納する。
上記画像露光装置100で記録材料Sに光露光で画像を形成する際には、回転ドラム10に記録材料Sを保持させたのち、制御部50の制御により、回転ドラム10を所定の回転数で回転させる。そして、露光面Saに対し、移動台60を回転ドラム10の回転軸11方向にステップワイズに移動させて副走査をしながら、露光光源から光ビームLを照射して、レンズ20を介して当該光ビームLを記録材料Sの表面である露光面Sa上に結像させる。これを二次元的に繰り返して露光面Sa上に目的の画像を形成させる。
この光露光による画像形成において、制御部50は、常時、光センサ40を用いて、未露光の露光面Saまでの距離を測定し、その測定結果に応じて、常時若しくは間欠的にステッピングモータを駆動して、レンズ20と露光面Saとの距離を調整して、ピント位置のずれを補正する。これにより、熱反応式の露光装置であっても、露光後の表面に生じる凹凸の影響を受けることなく、正確なピント合わせが可能となる。
ピント合わせを行う頻度は、特に制限されない。常時距離を測定して常時補正するようにしても良い。しかし、記録材料の未露光面に関してピントずれの原因となる距離の誤差は、主としてドラム回転軸11とレール66との間の並行のずれに基因するから、ドラム1回転中に光センサで距離を測定してその平均値を演算し、ドラム1回転ごとに補正するのが好ましい。さらに、半回転ごとや1/4回転ごとのように、ドラム1回転中により多くの回数補正しても良い。照射位置Mが、熱反応による凹凸を拾わない位置なので、この程度の回数で十分な精度を得ることが可能となる。
なお、ドラム1回転ごとに補正する場合は、光センサ40で測定される深度方向距離には、記録材料Sの露光面Saまでの距離と、回転ドラム10上で記録材料Sが途切れる位置10aの回転ドラム10表面までの距離とが含まれる。この場合、記録材料Sが途切れる位置では、測定される距離が大きく変化する。CPU51は、距離演算プログラムに従って、記録材料Sが途切れる位置での距離を除いて、記録材料Sの深度方向距離の平均値を算出すればよい。
以上の画像露光装置100によれば、回転ドラム10が所定量回転した時の、記録材料Sの露光面Saまでの距離に基いて、レンズ20を光軸方向に移動させることにより、露光面Saとの距離が光ビームLの焦点深度の範囲内となるようピントを合わせながら、光露光による画像形成を行うことができる。従って、回転ドラム10の回転軸方向と、光ビームLの副走査方向、即ち、露光光源およびレンズ20の移動方向と、を厳密に平行に調整する必要がなく、適切にレンズ20のピント位置を合わせながら、好適に画像を形成できる。
また、制御部50が回転ドラム10のn周分の回転周期のタイミングに合わせて駆動指令信号を出力すれば、記録材料Sの主走査方向の略同一位置で、レンズ20がピント位置に移動するよう駆動されるので、記録材料S上に形成される画像の画質のばらつきがより小さくなる。
画像露光装置の露光部の概略構造例を示した(a)側面図と、(b)上面図である。 光センサ部分の拡大上面図である。 図1の装置における露光面のビーム位置を模式的に示した概念図である。 画像露光装置の露光部の概略構造の他の例を示した上面図である。 図3の装置における露光面のビーム位置を模式的に示した概念図である。 画像露光装置を制御面から見た概略構造を示したブロック図である。
符号の説明
1 発光部
2 取付台
3 光ファイバーの束
4 露光ヘッド
10 回転ドラム
10a 記録材料が途切れる位置
11 ドラム回転軸
15 支持部材
20 レンズ
30 駆動機構
31 支持台
31a 突片
32a ネジ部
32 ボールネジ
33 ステッピングモータ
34 移動制御台
36b センサ部
36 レンズ位置検出センサ
36a 遮光部材
40 光センサーの受光部
41 光センサーの投光部
60 移動台
65 装置架台
66 レール
70 LED
72 対物レンズ
73 反射光
74 対物レンズ
75 変位センサー
100 画像露光装置
M 照射位置
P 副走査方向
R 主走査方向
S 記録材料
Sa 露光面

Claims (5)

  1. 記録材料を回転ドラム上に担持し、前記回転ドラムが回転して主走査を行うと共に、前記回転ドラムの回転軸方向に露光光源が移動する副走査を行って二次元走査しながら、前記露光光源により前記記録材料を露光する熱反応式マルチビーム露光装置であって、前記記録材料の表面に検出光を照射し、前記記録材料までの深度方向距離を検出する光センサーと、前記深度方向距離に基づいて前記露光光源のピントを調整する駆動機構とを備え、かつ前記検出光の照射位置が、前記記録材料の未露光部分内となるように前記光センサーが配置されたことを特徴とする熱反応式マルチビーム露光装置。
  2. 前記照射位置の前記主走査方向の位置が、前記露光光源により前記記録材料が露光される位置より上流側であることを特徴とする請求項1に記載の熱反応式マルチビ一ム露光装置。
  3. 前記照射位置の副走査方向の位置が、前記マルチビームの副走査方向の中心位置に略一致し、前記検出光のビーム直径が、前記マルチビームの副走査方向の幅より小さいことを特徴とする請求項2に記載の熱反応式マルチビ一ム露光装置。
  4. 前記光センサーの投光部と受光部とが、前記露光光源の光軸を含む垂直面を挟んで略対称形をなし、かつ投光部と受光部のいずれもが、前記光軸より下側に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の熱反応式マルチビーム露光装置。
  5. 前記検出光のビーム径が100μm以上であることを特徴とする請求項3または4に記載の熱反応式マルチビーム露光装置。
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