JP2005238476A - 複数の印刷モード用画像データの生成においてルックアップテーブルを共用する画像データ変換 - Google Patents

複数の印刷モード用画像データの生成においてルックアップテーブルを共用する画像データ変換 Download PDF

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Abstract


【課題】 画像データの色変換のためにあらかじめ用意する情報の量を少なくするための技術を提供する。
【解決手段】 ルックアップテーブルを用いて、第1の表色系で表された原画像データを、第1の表色系とは異なる第2の表色系で表された画像データに変換する。(a)原画像データを、第1の印刷モードで印刷するための画像データであって第2の表色系で表された第1の画像データに変換する。(b)原画像データを、第2の印刷モードで印刷するための画像データであって第2の表色系で表された第2の画像データに変換する。各変換処理において、共通のルックアップテーブルを使用して変換を行う。なお、第1の印刷モードと第2の印刷モードとは、使用が想定される印刷媒体の材質と、印刷の解像度と、使用するインク滴の最大重量と、のうちの少なくとも一つが異なっている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、画像データの変換に関するものであり、さらに詳しくは、画像データの色変換のためにあらかじめ用意する情報の量を少なくする技術に関する。
従来より、各ドットの色がRGB(レッド、グリーン、ブルー)の階調値で表現されているカラー画像を、印刷装置で使用するインク色CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)などの階調値で表されたカラー画像に変換する場合には、ルックアップテーブル(LUT)が使用されてきた。
一方、印刷装置は、印刷に使用するインク滴の重量や印刷の解像度が異なる複数の印刷モードを有していることがある。多くの場合、各印刷モードが想定している印刷用紙の所定の面積内に打ち込むことができる最大のインク量や、各印刷モードが想定している印刷用紙を塗りつぶすのに必要なインク量は、各印刷モードごとに異なっている。このため、印刷装置が複数の印刷モードを有している場合には、各モード用に独自のLUTが用意され、使用されていた。
なお、印刷装置において、フルカラーモードと使用色が限定されているインデックスモードとで、LUTの構造を共用する技術として、特許文献1の技術がある。
特開平8−138029
特許文献1の技術においては、以下のようにしてインデックスモードの印刷が行われる。すなわち、あらかじめLUT内の各データをフルカラーモード用の数値からインデックスモード用の数値に置き換える。そして、インデックスモード用の画像データを、コンピュータ側でフルカラーモード用の画像データと同じ構造に変換してから、プリンタに送信する。プリンタ側では、インデックスモード用の数値に置き換えられたLUTを参照して、受け取った画像データを色変換し、印刷を行う。
しかし、特許文献1の技術は、一方の印刷モードで使用する色の数が、他方の印刷モードで使用する色の数に比べて著しく少ない場合に適用可能な技術である。そして、一方の印刷モードの色数が他方の印刷モードの色数に比べて著しく少ない場合以外の場合については、依然として各モードごとにLUTが用意され、使用されていた。このため、印刷モードの数が増え、また、各印刷モードにおける色数や色の階調値の幅が増えると、各印刷モード用のLUTとして、膨大な量の情報をあらかじめ用意する必要があった。そして、それらを格納するために大きなメモリが必要であった。
本発明は、上記の課題を取り扱うためになされたものであり、画像データの色変換のためにあらかじめ用意する情報の量を少なくするための技術を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、ルックアップテーブルを用いて、第1の表色系で表された原画像データを、第1の表色系とは異なる第2の表色系で表された画像データに変換する画像データ変換装置において、以下のような処理を行う。すなわち、(a)第1のルックアップテーブルを用いて、第1の印刷モードで印刷するための画像データであって第2の表色系で表された第1の画像データに、原画像データを変換する。そして、(b)第2のルックアップテーブルを用いて、第1の印刷モードとは使用が想定される印刷媒体の材質と、印刷の解像度と、使用するインク滴の最大重量と、のうちの少なくとも一つが異なる第2の印刷モードで印刷するための画像データであって、第2の表色系で表された第2の画像データに、原画像データを変換する。原画像データを変換する際には、第1のルックアップテーブルに対して所定の処理を行って第2のルックアップテーブルを生成することが好ましい。
このような態様とすれば、印刷モードごとにルックアップテーブルを用意する必要がないため、画像データの色変換のためにあらかじめ用意する情報の量を少なくすることができる。
なお、原画像データを第1の画像データに変換する際には、第1のルックアップテーブルであって、第1の表色系の各色の階調値の組み合わせに対応する第2の表色系の各色の階調値の組み合わせを含む第1のルックアップテーブルに基づいて、原画像データを第1の画像データに変換することが好ましい。そして、原画像データを第2の画像データに変換するためのルックアップテーブルであって、第1の表色系の各色の階調値の組み合わせに対応する第2の表色系の各色の階調値の組み合わせを含む第2のルックアップテーブルを、第1のルックアップテーブルに基づいて生成することが好ましい。そして、第2のルックアップテーブルに基づいて原画像データを第2の画像データに変換することが好ましい。
このような態様においては、印刷モードが選択されてからルックアップテーブルを生成するため、あらかじめ印刷モードに応じたルックアップテーブルを用意することなく、印刷モードに応じた画像データ変換を行うことができる。
第2のルックアップテーブルを生成する際には、第1の印刷モードの解像度と第2の印刷モードの解像度との比と、第1の印刷モードにおいて使用されるインク滴の最大重量と第2の印刷モードにおいて使用されるインク滴の最大重量との比と、に基づいて、第1のルックアップテーブルに含まれる第2の表色系の各階調値を改変して、第2のルックアップテーブルを生成することが好ましい。
このような態様とすれば、簡易な計算で、各印刷モードに適したルックアップテーブルを生成することができる。
また、第2のルックアップテーブルを生成する際に、第1のルックアップテーブルに含まれる第2の表色系の階調値に応じて実質的に階調値が定められている改変テーブルに基づいて、第1のルックアップテーブルに含まれる第2の表色系の階調値を改変して、第2のルックアップテーブルを生成する態様とすることもできる。
このような態様とすれば、第1のルックアップテーブルのすべての階調値を同一の数で定数倍する方法では、対象とする印刷モードにおいて色の濃度を適切に再現できる第2のルックアップテーブルが得にくい場合にも、色の濃度を適切に再現する第2のルックアップテーブルを生成することができる。
なお、改変テーブルを生成する際には、以下のようにすることが好ましい。すなわち、第1の印刷モードで第1のパターンを印刷する。また、第2の印刷モードで第2のパターンを印刷する。そして、第1のパターンの印刷結果と第2のパターンの印刷結果とに基づいて、改変テーブルを生成する。
このような態様とすれば、実際の印刷結果に基づいて第2のルックアップテーブルの生成方法を決定することができる。よって、実際の印刷において色の濃度を適切に再現できる第2のルックアップテーブルを生成することができる。
なお、以下のようにして、原画像データを第2の表色系で表された画像データに変換してもよい。すなわち、(a)第1のルックアップテーブルを用いて、第1の印刷モードで印刷するための画像データであって第2の表色系で表された第1の画像データに、原画像データを変換する。そして、(b)第1の画像データの少なくとも一部に対して直接または間接に所定の処理を行って、第1の印刷モードとは使用が想定される印刷媒体の材質と、印刷の解像度と、使用するインク滴の最大重量と、のうちの少なくとも一つが異なる第2の印刷モードで印刷するための画像データであって、第2の表色系で表された第2の画像データを生成する。
このような態様としても、印刷モードごとにルックアップテーブルを用意する必要がないため、画像データの色変換のためにあらかじめ用意する情報の量を少なくすることができる。
また、原画像データを第1の画像データに変換する際には、以下のような処理を行うことが好ましい。すなわち、第1のルックアップテーブルであって、第1の表色系の各色の階調値の組み合わせに対応する第2の表色系の各色の階調値の組み合わせを含む第1のルックアップテーブルに基づいて、原画像データに含まれる第1の表色系の階調値を第2の表色系の第1の階調値に変換して、第1の画像データを生成する。
一方、原画像データを第2の画像データに変換する際には、以下のような処理を行うことが好ましい。すなわち、第1のルックアップテーブルに基づいて、原画像データに含まれる第1の表色系の階調値を第2の表色系の第1の階調値に変換する。そして、第1の階調値を、第2の印刷モードで印刷するための第2の表色系の第2の階調値に変換して、第2の画像データを生成する。
このような態様としても、印刷モードごとにルックアップテーブルを用意することなく、印刷モードに応じた画像データ変換を行うことができる。
また、第2の画像データを生成する際には、第1の印刷モードの解像度と第2の印刷モードの解像度との比と、第1の印刷モードにおいて使用されるインク滴の最大重量と第2の印刷モードにおいて使用されるインク滴の最大重量との比と、に基づいて、第1の階調値を第2の階調値に変換することが好ましい。
このような態様とすれば、簡易な計算で、各印刷モードに適した階調値を得ることができる。
なお、第2の画像データを生成する際には、第1の階調値に応じて実質的に階調値が定められている改変テーブルに基づいて、第1の階調値を第2の階調値に変換することが好ましい。
このような態様とすれば、すべての第1の階調値を同一の数で定数倍する方法では、対象とする印刷モードにおいて色の濃度を適切に再現する画像データが得にくい場合にも、色の濃度を適切に表現する第2の階調値を生成することができ、その結果、その第2の階調値で適切に色の濃度が表された画像データを生成することができる。
なお、改変テーブルを生成する際には、上述のように、実際に各印刷モードでパターンを印刷して、その印刷結果に基づいて改変テーブルを生成することが好ましい。そのような態様とすれば、実際の印刷結果に基づいて、第1の階調値から第2の階調値への変換の内容を決定することができる。よって、実際の印刷において色の濃度を適切に再現できる画像を生成することができる。
原画像データを第1の画像データに変換する場合、また、原画像データを第2の画像データに変換する場合には、以下のような処理を行うことが好ましい。すなわち、まず、第1のルックアップテーブルに基づいて、原画像データに含まれる第1の表色系の階調値を第2の表色系の階調値に変換して第3の画像データを生成する。
そして、原画像データを第1の画像データに変換する際には、第3の画像データの第2の表色系の階調値を、第2の表色系の色のドットであって大きさの異なる複数種類のドットについての第1のドット記録率に変換して、第1の画像データを生成することが好ましい。
一方、原画像データを第2の画像データに変換する際には、まず、第3の画像データの第2の表色系の階調値を、複数種類のドットについての第1のドット記録率に変換して、第1の画像データの少なくとも一部を生成することが好ましい。その後、さらに第1のドット記録率に所定の処理を行って複数種類のドットについての第2のドット記録率に変換して、第2の画像データを生成することが好ましい。
このような態様としても、印刷モードごとにルックアップテーブルを用意することなく、印刷モードに応じた画像データ変換を行うことができる。
なお、第2の画像データを生成する際には、第1の印刷モードの解像度と第2の印刷モードの解像度との比と、第1の印刷モードにおいて使用されるインク滴の最大重量と第2の印刷モードにおいて使用されるインク滴の最大重量との比と、に基づいて、第1のドット記録率を第2のドット記録率に変換することが好ましい。
このような態様とすれば、簡易な計算で、各印刷モードに適したドット記録率を得ることができる。
第2の画像データを生成する際には、第1のドット記録率に応じて実質的にドット記録率が定められている改変テーブルに基づいて、第2のドット記録率への変換を行う態様とすることもできる。
このような態様とすれば、第1のドット記録率を同一の数で定数倍する方法では、対象とする印刷モードにおいて色の濃度を適切に再現する第2のドット記録率が得にくい場合にも、色の濃度を適切に再現する第2のドット記録率を生成することができ、その結果、その第2のドット記録率で適切に色の濃度が表された画像データを生成することができる。
なお、改変テーブルを生成する際には、上述のように、実際に各印刷モードでパターンを印刷して、その印刷結果に基づいて改変テーブルを生成することが好ましい。そのような態様とすれば、実際の印刷結果に基づいて、第1のドット記録率から第2のドット記録率への変換の内容を決定することができる。よって、実際の印刷において色の濃度を適切に再現できる画像を生成することができる。
なお、印刷装置の態様で本発明を実施する場合には、以下のような態様とすることができる。すなわち、その印刷装置は、第1の表色系で表された原画像データを読み込む画像読み込み部と、ルックアップテーブルを用いて、原画像データを、第1の表色系とは異なる第2の表色系で表された画像データに変換する画像データ変換部と、第2の表色系で表された画像データにしたがって第2の表色系の各色のドットを印刷媒体上に形成する印刷ヘッドと、を有する。
そして、画像データ変換部は、第1のルックアップテーブルを用いて、第1の印刷モードで印刷するための画像データであって第2の表色系で表された第1の画像データに原画像データを変換する。また、第1のルックアップテーブルに対して所定の処理を行って生成した第2のルックアップテーブルを用いて、第1の印刷モードとは使用が想定される印刷媒体の材質と、印刷の解像度と、使用するインク滴の最大重量と、のうちの少なくとも一つが異なる第2の印刷モードで印刷するための画像データであって、第2の表色系で表された第2の画像データに、原画像データを変換する。このような態様とすれば、印刷装置単独で画像のデータ変換および印刷を行うことができる。
なお、本発明は、複数の印刷モードによる印刷を印刷部に実行させる印刷制御装置の態様で実現することもできる。この印刷制御装置は、所定の表色系で表された原画像データを印刷部のインク色による表色系で表された画像データに変換する色変換処理を行って、印刷部に供給する印刷データを生成する。そして、印刷モードの数よりも少ない数のルックアップテーブルを用いて、すべての印刷モードについての色変換処理を行う。このような態様としても、印刷モードごとにルックアップテーブルを用意する必要がないため、画像データの色変換のためにあらかじめ用意する情報の量を少なくすることができる。
なお、本発明は、以下に示すような種々の態様で実現することが可能である。
(1)印刷装置、印刷制御装置、印刷装置。印刷データ生成装置。画像処理装置。
(2)印刷方法、印刷制御方法。印刷データ生成方法。画像処理方法。
(3)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータプログラム。
(4)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体。
(5)上記の装置や方法を実現するためのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.第1実施例:
A1.装置構成:
A2.色補正処理
B.第2実施例:
C.第3実施例:
D.第4実施例:
E.変形例:
A.第1実施例:
A1.装置構成:
図1は第1実施例の印刷システムのソフトウェアの構成を示すブロック図である。コンピュータ90では、所定のオペレーティングシステムの下で、アプリケーションプログラム95が動作している。オペレーティングシステムには、ビデオドライバ91やプリンタドライバ96が組み込まれており、アプリケーションプログラム95からはこれらのドライバを介してプリンタ22に転送するための初期画像データPIDが出力されることになる。画像のレタッチなどを行うアプリケーションプログラム95は、CD−R140から画像を読み込み、これに対して所定の処理を行いつつビデオドライバ91を介してCRTディスプレイ21に画像を表示している。CD−R140から供給されるデータORGは、レッド(R),グリーン(G),ブルー(B)の3色の色成分からなる原カラー画像データORGである。
マウス130やキーボード120からユーザの指示が入力され、アプリケーションプログラム95が印刷命令を発すると、コンピュータ90のプリンタドライバ96が初期画像データPIDをアプリケーションプログラム95から受け取り、これをプリンタ22が処理可能な印刷画像データFNL(ここではシアン、ライトシアン、マゼンダ、ライトマゼンタ、イエロー、ブラックの各色についての多値化された信号)に変換する。
本実施例のプリンタドライバ96は、同一の初期画像データPIDを複数の印刷モードに応じた複数種類の印刷画像データFNLに変換することができる。各印刷モードは、使用が想定される印刷媒体の材質と、印刷の解像度と、使用するインク滴の最大重量とのうちの少なくとも一つが互いに異なっている。
なお、「解像度」とは、所定の方向について、単位距離あたりに存在する画素の数である。各印刷モードの画素の密度は、水平方向(たとえば、プリンタのキャリッジが移動する方向)の解像度と、垂直方向(たとえば、印刷媒体が送られる方向)の解像度の二つによって記述される。また、印刷媒体の「材質」は、母材は同一でも表面に何らかの異なるコーティング等がされている場合には、異なるものとする。すなわち、同一量のインク滴を着弾させた場合の、インクの広がり面積とインクの乾燥時間との少なくとも一方が異なれば、印刷媒体の「材質」が異なっているものとする。
図1に示した例では、プリンタドライバ96の内部には、印刷モード決定モジュール101と、解像度変換モジュール97と、色変換モジュール98と、基準色変換テーブルLUTbと、LUT生成モジュール103と、改変係数Cmiと、ハーフトーンモジュール99と、ディザマトリクスDMと、並べ替えモジュール100とが備えられている。
印刷モード決定モジュール101は、あらかじめユーザがマウス130やキーボード120を通じて行った印刷設定にもとづいて、印刷の際に実行する印刷モードを決定し、決定した印刷モードの情報を画像データに付加する。印刷モードが決定されることによって、印刷時の解像度および使用するドットの大きさ等が決定される。なお、「解像度」とは、単位長さ当たりの画素の数を意味する。
解像度変換モジュール97は、アプリケーションプログラム95が扱っている初期画像データPIDの解像度を、印刷モード決定モジュール101によって決定された印刷モードに応じた解像度に変換する。こうして解像度変換された画像データMID1はまだRGBの3色からなる画像情報である。
色変換モジュール98は、印刷モード決定モジュール101によって決定された印刷モードに応じて、画像データの変換を行う。具体的には、色変換モジュール98は、印刷モードに応じて基準色変換テーブルLUTbまたは生成色変換テーブルLUTgを参照しつつ、RGBの階調値で各画素の色が現されている画像データMID1を、プリンタ22が使用するシアン(C)、ライトシアン(LC)、マゼンダ(M)、ライトマゼンタ(LM)、イエロー(Y)、ブラック(K)の階調値で各画素の色が表された画像データMID2に変換する。こうして色変換された画像データMID2は例えばC、LC、M、LM、Y、Kの各色について256階調等の幅で階調値を有している。
なお、基準色変換テーブルLUTbは、あらかじめプリンタドライバ96内に格納されている。生成色変換テーブルLUTgは、所定の場合にLUT生成モジュール103によって生成される。この点については後述する。
ハーフトーンモジュール99は、各画素の各色の濃度が各色の階調値で表された画像データMID2にハーフトーン処理を行うことによって、各色の濃度が各画素におけるドットの有無で表される画像データMID3(「印刷データ」または「ドットデータ」とも呼ぶ)に変換する。なお、ディザマトリクスDMは、コンピュータ90のメモリ内に格納されている。
こうして生成された画像データMID3は、並べ替えモジュール100によりプリンタ22に転送すべきデータ順に並べ替えられて、最終的な印刷画像データFNLとして出力される。プリンタ22は、印刷画像データFNLを受け取って印刷を実行する。
プリンタ22は、紙送りモータによって用紙Pを搬送する機構と、キャリッジモータによってキャリッジ31を用紙Pの搬送方向SSと垂直な方向MSに往復動させる機構と、キャリッジ31に搭載されインクの吐出およびドット形成を行う印刷ヘッド28と、各種の設定データを格納しているP−ROM42と、これらの紙送りモータ,キャリッジモータ,印刷ヘッド28、P−ROM42および操作パネル32を制御するCPU41とから構成されている。なお、本明細書においては、「印刷装置」とは、狭義にはプリンタ22のみをさすが、広義にはコンピュータ90とプリンタ22とを含む印刷システム全体を表す。
印刷ヘッド28上には、複数のインクを吐出するための複数のノズル列が設けられている(図示省略)。印刷ヘッド28は、これらの各ノズルから、互いに量が異なる3種類のインク滴を吐出することができる。そして、印刷ヘッド28は、3種類のインク滴をそれぞれ印刷用紙上に着弾させることによって、各インク色について印刷用紙上に大中小の3種類の大きさのドットを形成することができる。
A2.色変換処理:
図2は、基準色変換テーブルLUTbを示す説明図である。基準色変換テーブルLUTbは、複数の印刷モードのうちの一つである「基準印刷モード」で印刷を行う場合に、色変換において使用されるルックアップテーブルである。基準色変換テーブルLUTbは、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各色の階調値の組み合わせに対応づけられた、シアン(C)、ライトシアン(LC)、マゼンダ(M)、ライトマゼンタ(LM)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色の階調値を有している。基準色変換テーブルLUTbは、図2に示すように、RGBの階調値を3軸とする3次元空間内の各点上に、C、LC、M、LM、Y、Kの各色の階調値の組み合わせ(Vc0,Vlc0,Vm0,Vlm0,Vy0,Vk0)が対応づけられているデータとして理解することができる。
例えば、解像度変換モジュール97によって処理された画像データMID1中のある画素の色が、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各色の階調値の組み合わせ(Vr,Vg,Vb)で表されているとする。なお、Vr,Vg,Vbは、それぞれレッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各色の階調値である。ここでは、これらの階調値は0〜255までのいずれかの整数値をとるものとする。
基準色変換テーブルLUTbは、(Vr,Vg,Vb)で表される色とほぼ等しい色を表現するシアン(C)、ライトシアン(LC)、マゼンダ(M)、ライトマゼンタ(LM)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色の階調値の組み合わせ(Vc0,Vlc0,Vm0,Vlm0,Vy0,Vk0)を、階調値の組み合わせ(Vr,Vg,Vb)と対応づけて有している。なお、Vc0,Vlc0,Vm0,Vlm0,Vy0,Vk0は、それぞれシアン(C)、ライトシアン(LC)、マゼンダ(M)、ライトマゼンタ(LM)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各色の階調値である。ここでは、これらの各階調値は0〜255までのいずれかの整数値をとるものとする。
色変換モジュール98は、印刷モード決定モジュール101で選択された印刷モードが基準印刷モードである場合には、この基準色変換テーブルLUTbを参照して、各画素の色がRGBの3色の階調値で表されている画像データMID1を、各画素の色がC、M、Y、K、LC、LMの6色の階調値で表されている画像データMID2に変換する。
印刷モード決定モジュール101において基準印刷モード以外の印刷モードが選択された場合には、LUT生成モジュール103(図1参照)は、印刷モードに応じて定められている改変係数Cmiに基づいて、選択された印刷モードに応じた生成色変換テーブルLUTgを生成する。より具体的には、基準色変換テーブルLUTbが有しているシアンの各色の階調値(Vc0,Vlc0,Vm0,Vlm0,Vy0,Vk0)に、選択された印刷モードに対応する改変係数Cmiを掛けて、新たなC、M、Y、K、LC、LMの階調値の組み合わせ(Vc1,Vlc1,Vm1,Vlm1,Vy1,Vk1)を得る。そうすることによって、レッド(R)、グリーン(G)、ブルー(B)の各色の階調値の組み合わせに対応づけられたC、M、Y、K、LC、LMの階調値の組み合わせ(Vc1,Vlc1,Vm1,Vlm1,Vy1,Vk1)を有する生成色変換テーブルLUTgを生成する。この生成色変換テーブルLUTgも、基準色変換テーブルLUTbと同じデータ構造を有する。
色変換モジュール98は、選択された印刷モードが基準印刷モード以外の印刷モードである場合には、LUT生成モジュール103によって生成された生成色変換テーブルLUTgを参照して色変換を行う。以下、基準印刷モード以外の印刷モードを「派生印刷モード」と呼ぶ。本実施例においては、複数の印刷モードのうち、第1の印刷モードが基準印刷モードであり、第2の印刷モード以下の印刷モードが派生印刷モードである。
図3は、基準印刷モードにおいて、表現すべき階調値が最大値である場合のドットの記録のされ方を示す図である。図4は、第2の印刷モードにおいて、表現すべき階調値が最大値である場合のドットの記録のされ方を示す図である。各派生印刷モードに対応する生成色変換テーブルLUTgを生成する際に使用される改変係数Cmiは、たとえば、以下の式で定めることができる。なお、下記式(1)にしたがって改変係数Cmiを定めることは、対象となる派生印刷モードにおいて使用を想定されている印刷媒体の材質が基準印刷モードと同じ場合に、特に好ましい。
Cmi=(Rah/Rbh)×(Rav/Rbv)×(Wa/Wb) ・・・ (1)
ここで、Rahは、基準印刷モードの水平方向の印刷解像度であり、Rbhは、Cmiを決定する派生印刷モードの水平方向の印刷解像度である。Ravは、基準印刷モードの垂直方向の解像度であり、Rbvは、Cmiを決定する派生印刷モードの垂直方向の解像度である。Waは、基準印刷モードにおける最大のインク滴重量であり、Wbは、Cmiを決定する派生印刷モードにおける最大のインク滴重量である。
このような式で改変係数Cmiを定めれば、簡易な計算で、各印刷モードについて、基準印刷モードと同様の印刷結果の品質を実現できる改変係数Cmiを定めることができる。
たとえば、第1の印刷モード(基準印刷モード)の水平解像度Rahを720dpiとし、垂直解像度Ravを720dpiとする。そして、第1の印刷モードにおいて使用されるインク滴の最大重量Waは15ng(ナノグラム)であるものとする。一方、第2の印刷モード(派生印刷モード)は、想定する印刷媒体の材質および使用する最大のインク滴の重量Wbが第1の印刷モードと等しく、水平解像度Rbhが1440dpiであり、垂直解像度Rbvが720dpiであるとする。このとき、第2の印刷モードについての改変係数Cm2の値は、式(1)より0.5となる。
表現すべき階調値が最大値である場合には、印刷媒体をその色で塗りつぶすことになる。印刷媒体を塗りつぶす場合に好ましい単位面積当たりのインク滴の着弾量は、印刷媒体上に塗りつぶされずに残る部分ができないか、また、インクが十分早く乾くか、等に基づいて決定される。第1の印刷モードと第2の印刷モードとは、想定する印刷媒体の材質および使用する最大のインク滴の重量が等しいので、印刷媒体を塗りつぶす場合に好ましい単位面積当たりのインク滴の着弾量は、第1の印刷モードと第2の印刷モードとで等しい。
第2の印刷モードは、第1の印刷モードに対して単位面積当たりの画素数が2倍である。このため、第2の印刷モードにおいては、表現すべきインク色の階調値が最大値であるとき、それを表現するためのドットの記録率は、図4に示すように、第1の印刷モードの50%であることが好ましい。すなわち、印刷媒体を塗りつぶす際には、最大のインク重量のドットが画素2個に1個の割合で記録されることが好ましい。改変係数Cm2が0.5であるとき、そのような印刷を実現することができる生成色変換テーブルLUTgが生成される。
図5は、第3の印刷モードにおいて、表現すべき階調値が最大値である場合のドット記録のされ方を示す図である。第3の印刷モード(派生印刷モード)は、想定する印刷媒体の材質および使用する最大のインク滴の重量が第1の印刷モードと等しい。そして、水平解像度Rbhが1440dpiであり、垂直解像度Rbvが720dpiである。このとき、第3の印刷モードについての改変係数Cm3の値は、式(1)より0.5となる。
第1の印刷モードに対して単位面積当たりの画素数が2倍である第3の印刷モードにおいても、第2の印刷モード同様、表現すべきインク色の階調値が最大値であるとき、それを表現するためのドットの記録率は、第1の印刷モードの50%であることが好ましい。改変係数Cm3が0.5であるとき、そのような印刷を実現することができる生成色変換テーブルLUTgが生成される。
図6は、第4の印刷モードにおいて、表現すべき階調値が最大値である場合のドット記録のされ方を示す図である。第4の印刷モード(派生印刷モード)は、想定する印刷媒体の材質および使用する最大のインク滴の重量が第1の印刷モードと等しい。そして、水平解像度Rbhが1440dpiであり、垂直解像度Rbvが1440dpiである。このとき、第4の印刷モードについての改変係数Cm4の値は、式(1)より0.25となる。
第1の印刷モードに対して単位面積当たりの画素数が4倍である第4の印刷モードにおいては、表現すべきインク色の階調値が最大値であるとき、それを表現するためのドットの記録率は、第1の印刷モードの25%であることが好ましい。改変係数Cm4が0.25であるとき、そのような印刷を実現することができる生成色変換テーブルLUTgが生成される。
図7は、第5の印刷モードにおいて、表現すべき階調値が最大値である場合のドット記録のされ方を示す図である。第5の印刷モード(派生印刷モード)は、解像度Rbh,Rbvおよび想定する印刷媒体の材質が第1の印刷モードと等しく、使用する最大のインク滴の重量Wbが第1の印刷モードの重量Waの2倍の30ngであるものとする。このとき、第5の印刷モードについての係数Cm5の値は、式(1)より0.5となる。
第1の印刷モードに対して最大のインク滴の重量が2倍であり、インク滴1滴が塗りつぶす面積が2倍であると考えられる第5の印刷モードにおいては、表現すべきインク色の階調値が最大値であるとき、それを表現するためのドットの記録率は、第1の印刷モードの50%であることが好ましい。改変係数Cm5が0.5であるとき、そのような印刷を実現することができる生成色変換テーブルLUTgが生成される。
印刷モード用の生成色変換テーブルLUTgを生成する際に使用される改変係数Cmiは、(1)同じ方向についての、基準色変換テーブルLUTbを使用する基準印刷モードの解像度Raと、生成する生成色変換テーブルLUTgを使用する派生印刷モードの解像度Rbと、の比と、(2)基準色変換テーブルLUTbを使用する基準印刷モードにおいて使用されるインク滴の最大重量Waと、生成する生成色変換テーブルLUTgを使用する派生印刷モードにおいて使用されるインク滴の最大重量Wbとの比と、に基づいて決定することが好ましい。
このようにして改変係数Cmiを定めれば、各派生印刷モードについて、基準印刷モードと同様の印刷結果の品質を実現できる基準色変換テーブルLUTbを生成することができる。たとえば、最大の階調値を表現するために印刷媒体を塗りつぶす場合において、基準印刷モードと同程度に未記録部分が残りにくくなり、また、基準印刷モードと同程度にインクが乾くのに要する時間が短い。
なお、式(1)においては、改変係数Cmiは、各印刷モードにおいて表現すべき階調値が最大値である場合に着目して、定められている。しかし、そのようにして定めた改変係数Cmiを各階調値に掛けることで、最大値より小さい階調値についても、各印刷モード用の好ましい階調値を得ることができる。なぜなら、すべての階調値が一定の割合で増減されるため、各階調値間の大小関係および階調値間の差の関係をくずすことなく、基準色変換テーブルLUTbから生成色変換テーブルLUTgを生成することができるためである。
第1実施例では、各印刷モードごとに色変換テーブルを用意することはしない。そして、第1の印刷モード用の基準色変換テーブルLUTbのみをあらかじめ用意し、印刷モード決定モジュール101が他の印刷モードを選択した場合には、選択された印刷モードに応じて基準色変換テーブルLUTbから生成色変換テーブルLUTgが生成される。このため、画像データの色変換のためにあらかじめ用意する情報の量が少ない。その結果、プリンタドライバ96を実行する際に要するメモリが少なく、また、プリンタドライバ96を格納するために要するコンピュータ90の磁気ディスクなどの記憶部の容量が少ない。
B.第2実施例:
図8は第2実施例の印刷装置のソフトウェアの構成を示すブロック図である。第2実施例のプリンタドライバ96bは、ハーフトーンモジュール99内に機能部としての記録率改変モジュール99aを有しており、さらに印刷モードに応じて設けられる改変グラフ(改変テーブル)Fmiを有している。そして、LUT生成モジュール103と、改変係数Cmiを有していない。他の点は、第1実施例のプリンタドライバ96と同じである。また、第2実施例の印刷システムのハードウェア構成は第1実施例と同じである。
第2実施例において、色変換モジュール98は、第1実施例と同様、解像度変換モジュール97からRGBの階調値で表された画像データMID1を受け取る。そして、色変換モジュール98は、印刷モード決定モジュール101が選択した印刷モードによらず、基準色変換テーブルLUTbを使用して画像データMID1の色変換を行い、C、LC、M、LM、Y、Kの階調値で表された画像データMID2を生成する。
色変換モジュール98によって色変換が行われた画像データMID2は、各画素について、シアン、マゼンタ、イエロ、ライトシアン、ライトマゼンタ、ブラックの各色についての0から255までの階調値を有している。この画像データMID2の各画素の階調値は、ハーフトーンモジュール99(図1参照)によって、ドットの形成の有無で画像を表す画像データMID3に変換される。第1実施例において述べたように、プリンタ22は、各ノズルから3種類の重量のインク滴を吐出して印刷用紙上に大中小の3種類のドットを形成することができる。よって、ハーフトーン処理においては、画素ごとに、これら3種類のドットの形成の有無が決定される。なお、第2実施例では、ハーフトーン処理はディザ法で行われる。しかし、誤差拡散法で行う態様としてもよい。
ハーフトーン処理を行う際には、まず、対象とする画素におけるインク色の階調値に応じて、小ドット、中ドット、大ドットの記録率が決定される。そして、その記録率に基づいて、小ドット用のレベルデータLds、中ドット用のレベルデータLdm、大ドット用のレベルデータLdlが作成される。以下では、まず、印刷モード決定モジュール101において、基準印刷モードが選択された場合について説明する。
図9は、色の階調値と各ドットの記録率を示す図である。横軸は表現すべきインク色の階調値であり、縦軸は大中小いずれかのドットの記録率(左側に示す)および対応するレベルデータの値(右側に示す)である。図9において、表現すべきインク色の階調値に対する小ドット、中ドット、大ドットの記録率は、それぞれ一点鎖線、二点差線、実線で表されている。たとえば、階調値が56である領域を表現するときには、小ドットのみをその領域の87.5%の画素に記録する。階調値が128である領域を表現するときには、中ドットのみをその領域の100%の画素に記録する。そして、階調値が96であるときには、その領域の50%の画素に小ドットを記録し、50%の画素に中ドットを記録する。
図10は、表現すべき階調値が56であるときに、ディザ法を適用して各画素のドットの記録の有無を決定する方法を示す説明図である。ディザ法においては、まず、画像データの全画素中から、データ変換の対象となる対象画素グループが選択される。ここでは、画像データ中の4行×4列の16個の画素が、順に選択されていくものとする。そして、選択された対象画素グループについて、順にディザマトリクスDMを用いたデータ変換が行われる。
たとえば、図10において左端に示すような階調値が56である領域を表現するときには、前述のように、小ドットのみをその領域の87.5%の画素に記録する(図9参照)。図10において、小ドットのドット記録率を左から2番目のパネルに示す。新たに作成する小ドット用のレベルデータLdsでは、小ドットの階調値は、最大値255の87.5%である223とされる。小ドット用のレベルデータLdsを図10の中央に示す。
そして、作成された小ドット用のレベルデータLdsに対してディザマトリクスが適用される。ディザマトリクスDMは、ドットを形成するか否かの判断を行うためのしきい値を要素ごとに有している。対応する画素の階調値がディザマトリクスDMのしきい値以上であった場合には、その画素にはドットが形成される。対応する画素の階調値がしきい値未満であった場合には、その画素にはドットが形成されない。本実施例では、各色の階調値は0から255までの値を有し、ディザマトリクスDMは対象画素グループに対応する4×4のマトリクスである。このため、ディザマトリクスDMが有する各しきい値は、15から255まで、階調値の範囲0から255を均等に16分割する値である。小ドット用のレベルデータLdsの各要素の階調値と、対応するディザマトリクスDMのしきい値との比較が行われ、各画素のドットの形成の有無が決定されると、ドットの形成状態は、図10の右端に示すようになる。
中ドットおよび大ドットに関しても、同様の手続きがとられる。しかし、階調値が56である領域を表現するときには、前述のように、小ドットのみが記録される(図9参照)。このため、図10の例では、中ドットおよび大ドットの各ドット記録率は0となり、中ドット用のレベルデータLdmおよび大ドット用のレベルデータLdlの各要素の階調値もすべて0となる。その結果、中ドットと大ドットは一つも記録されない。なお、上記のように大中小各ドットのドット記録率に基づいて決定された各レベルデータLdl、Ldm、Ldsの階調値を、本明細書では「換算された階調値」と呼ぶことがある。
各画素についての、C、LC、M、LM、Y、Kの階調値(0〜255)で表されていた画像データMID2は、このようにして、ハーフトーンモジュール99によって、C、LC、M、LM、Y、Kの大中小ドットの記録の有無で表された画像データMID3に変換され、並べ替えモジュール100に渡される(図8参照)。なお、以上で説明したハーフトーン処理は、第1実施例においても同様に行われる。
図11は、各印刷モードごとに定められる、ドット記録率の改変内容を規定する改変グラフ(改変テーブル)Fmiである。図11のグラフの横軸は、図9のグラフに基づいて決定された各ドットの記録率Rr1である。図11のグラフの縦軸は、改変後の各ドットの記録率Rr2である。ハーフトーンモジュール99の機能部である記録率改変モジュール99a(図8参照)は、印刷モード決定モジュール101が選択した印刷モードに対応する改変グラフFmiに基づいて、C、LC、M、LM、Y、Kの大中小ドットの各記録率を改変する。
印刷モード決定モジュール101が選択した印刷モードに対応する改変グラフFmiが図11に示すような形状を有しており、図11に示す改変グラフFmiに基づいて記録率の改変が行われる場合について説明する。たとえば、図9のグラフに基づいて決定されたある画素のシアンの中ドットの記録率Rr1が100%であるとき、記録率改変モジュール99aは、改変グラフFmiに基づいてこれを83%に改変する。また、ドット記録率Rr1が50%であるときは、ドット記録率Rr2は37%とし、ドット記録率Rr1が23%であるときには17%とする。ドット記録率Rr1が他の値であるときも、同様に改変グラフFmiにしたがって改変される。
改変グラフFmiは印刷モードに応じて用意されているため、このようにして記録率改変モジュール99aによって改変されたドット記録率は、印刷モード決定モジュール101によって決定された印刷モードに応じた値を有することになる。このようにして改変されたドット記録率に基づいて、各ドットのレベルデータLds、Ldm、Ldlが作成される。以下の手順は図10を使用して先に説明したとおりである。
このような態様としても、色変換のためのルックアップテーブルを印刷モードごとに用意することなく、各印刷モードに適した印刷を実現することができる。第2実施例においては、各印刷モードに適した印刷データを生成するために、ルックアップテーブルに比べて情報量が少ない改変グラフを各モードごとに用意する。このため、画像データの色変換のためにあらかじめ用意する情報の量が少ない。その結果、プリンタドライバ96bを実行する際に要するメモリが少なく、また、プリンタドライバ96bを格納するために要するコンピュータ90の磁気ディスクなどの記憶部の容量が少ない。
また、第2実施例のような態様とすれば、すべての記録率(0〜100%)や階調値(0〜255)について一様に同じ係数を掛けたのでは、各印刷モードについて色の階調が適切に表現されにくい場合にも、改変グラフに基づいて階調値を改変することで、色の階調を適切に表現することができる。このような態様は、例えば、基準印刷モードと、印刷モード決定モジュール101が選択した印刷モードと、がそれぞれ想定する印刷媒体の材質(種類)が異なっている場合に適している。
印刷媒体の材質が異なる場合には、たとえば、同じ重量のインク滴をそれぞれ一滴着弾させた場合にそのインク滴によるドットの広がりの大きさが異なる印刷媒体や、単位面積当たりに同じ重量のインクを着弾させた場合に乾燥までに要する時間が異なる。そして、たとえば、ある印刷モードにおけるドット記録率83%の印刷の濃度が基準印刷モードにおけるドット記録率100%の印刷の濃度と同じに見える場合でも、その印刷モードにおけるドット記録率41.5%の印刷の濃度が基準印刷モードにおけるドット記録率50%の印刷の濃度と同じに見えるとは限らない。そのような印刷モードにおいては、第2実施例のように、改変グラフに基づく非線形の改変が適している。
図12は、改変グラフFmiの形を決定する際の手続きを示すフローチャートである。改変グラフFmiの形を決定する際には、まず、ステップS10で、基準印刷モードで、それぞれ値の異なる所定の記録率のサンプルパターンを記録する。たとえば、ディザマトリクスが5画素×6画素である場合には、サンプルパターンは、5画素×6画素のパターンとすることができる。また、5画素×6画素のパターンをいくつか組み合わせたパターンとしてもよい。そして、サンプルパターンの各記録率は、たとえば、5画素×6画素中の7画素が記録される場合に相当する23%、15画素が記録される場合に相当する50%、30画素が記録される場合に相当する100%、の3個の記録率とすることができる。ステップS10では、それらの記録率のサンプルパターンを基準印刷モードで印刷する。
ステップS20では、図12のフローチャートで形状を決定する改変グラフFmiに対応する印刷モードで、各種のドット記録率の比較用パターンを記録する。たとえば、5画素×6画素中の1画素だけドットを記録する比較用パターンから、30個のすべての画素にドットを記録する比較用パターンまで、30個の比較用パターンを印刷する。
ステップS30(図12参照)では、基準印刷モードによるサンプルパターンと、改変グラフFmi作成の対象である印刷モードによる比較用パターンを比較して、比較用パターンの中からもっとも各サンプルパターンの濃度に近い濃度に見える比較用パターンを選択する。
図13は、基準印刷モードによる記録率23%のサンプルパターンと、改変グラフFmi作成の対象である印刷モードによる比較用パターンの例を示す説明図である。ここで示す例は、改変グラフを作成する対象印刷モードと基準印刷モードとの解像度とインク滴の最大重量は互いに等しく、想定している印刷媒体の種類が異なる例である。この例では、基準印刷モードと対象印刷モードとでは指定される印刷媒体の種類が異なっているため、インク滴の重量が同じでもドットの大きさが異なっている。
図13の例では、5画素×6画素中の7画素にドットが記録されているサンプルパターンの濃度に近い濃度に見える比較用パターンとして、5画素×6画素中の5画素にドットが記録されている比較用パターンが選択された場合を示している。言い換えれば、図13の例では、ドット記録率Rr1が7/30、すなわち23%のサンプルパターンの濃度に近い濃度に見える比較用パターンとして、ドット記録率Rr2が5/30、すなわち17%の比較用パターンが選択された場合を示している。
図14は、基準印刷モードによる記録率50%のサンプルパターンと、改変グラフFmi作成の対象である印刷モードによる比較用パターンの例を示す説明図である。図14の例では、15画素にドットが記録されているサンプルパターンの濃度に近い濃度に見える比較用パターンとして、11画素にドットが記録されている比較用パターンが選択された場合を示している。言い換えれば、ドット記録率Rr1が50%のサンプルパターンの濃度に近い濃度に見える比較用パターンとして、ドット記録率Rr2が11/30、すなわち37%の比較用パターンが選択された場合を示している。
図15は、基準印刷モードによる記録率100%のサンプルパターンと、改変グラフFmi作成の対象である印刷モードによる比較用パターンの例を示す説明図である。基準印刷モードによる記録率100%のサンプルパターンは、そのインク色で塗りつぶされているパターンである。一方、改変グラフFmi作成の対象である印刷モードの方が、基準印刷モードに比べて、印刷媒体にインク滴が着弾したときのドットの大きさが大きい。このため、ステップS20で印刷された30個の比較用パターンのうち、所定個数以上の画素が記録されているパターンは、いずれもそのインク色で塗りつぶされているパターンとなる。よって、ステップS30では、基準印刷モードによる記録率が100%のサンプルパターンに対応する比較用パターンを選択する際には、比較用パターンのうちインクで塗りつぶされているように見えるものの中から最も記録率の低いパターンを選択する。このような選択を行うことで、基準印刷モードによる記録率100%のサンプルパターンに対応する比較用パターンとして、もっともインクの乾燥に要する時間が短く、印刷用紙がふやけにくいパターンを選択することができる。
ステップS30で得られたサンプルパターンの記録率と比較用パターンの記録率の組み合わせを図11に示したような座標軸上にプロットし、それらを結ぶことで改変グラフFmiを得ることができる。ステップS40では、そのようにして改変グラフFmiを生成する。その結果、ドットの記録率Rr1の値に応じて、ドット記録率Rr1の改変内容(たとえば倍率)が変わるような非線形の改変グラフFmiを生成することができる。以上のようにして決定された改変グラフFmiのデータは、あらかじめプリンタドライバ96b内に格納されている。具体的には、改変グラフFmiのデータは、所定のRr1のサンプル値に対応するRr2の値からなるテーブルとして保持される。
このようにして生成された改変グラフFmiは、一つの数値(ドット記録率Rr1)に対して一つの数値(ドット記録率Rr2)を対応させるグラフであるため、RGB等の複数色の階調値の組み合わせをCMYK等の複数色の階調値の組み合わせに対応させるルックアップテーブルに比べて、データの大きさが小さい。このため、本実施例のプリンタドライバ96bは、各印刷モードについてルックアップテーブルを用意するプリンタドライバに比べて、実行に要するメモリが小さい。
C.第3実施例:
図16は第3実施例の印刷装置のソフトウェアの構成を示すブロック図である。第3実施例のプリンタドライバ96cは、階調値改変モジュール104を有している。そして、LUT生成モジュール103を有していない。また、改変係数Cmiは、階調値改変モジュール104によって参照される。他の点は、第1実施例のプリンタドライバ96と同じである。また、第3実施例の印刷システムのハードウェア構成は第1実施例と同じである。
第3実施例においては、色変換モジュール98は、印刷モード決定モジュール101が選択した印刷モードによらず、基準色変換テーブルLUTbを使用して画像データMID1の色変換を行い、C、LC、M、LM、Y、Kの階調値で表された画像データMID2を生成する。
第3実施例における改変係数Cmiは、第1実施例において説明したものと同じである。階調値改変モジュール104は、印刷モード決定モジュール101が選択した印刷モードに応じたCmiを選択する。そして、階調値改変モジュール104は、色変換モジュール98が生成した画像データMID2の各階調値に、選択された印刷モードに応じた改変係数Cmiを掛けて、画像データMID2rを生成する。その後、階調値改変モジュール104は、画像データMID2rをハーフトーンモジュール99に渡す。
このような態様としても、印刷モードごとに色変換用のルックアップテーブルを有することなく、各印刷モードに応じた印刷を実行することができる。
D.第4実施例:
図17は第4実施例の印刷装置の構成を示すブロック図である。第4実施例のプリンタ22aは、CPU41、P−ROM42、RAM43、携帯用メモリ読み取り部44を備えている。紙送りモータによって用紙Pを搬送する機構、キャリッジモータによって用紙Pの搬送方向SSと垂直な方向MSにキャリッジ31を往復動させる機構、キャリッジ31、印刷ヘッド28の構成は、第1実施例のプリンタ22と同じである。
第4実施例のプリンタ22aのCPU41は、携帯用メモリ読み取り部44を通じて携帯用メモリから原カラー画像データORGを読み込む。そして、CPU41は、所定のプログラムを実行して、第1実施例のプリンタドライバ96の機能を発揮する。なお、基準色変換テーブルLUTb、改変係数Cmi、ディザマトリクスDM(図1参照)は、P−ROM42にあらかじめ格納されている。CPU41は、最終的な印刷画像データFNL(図1参照)を生成すると、紙送りモータ、キャリッジモータ、印刷ヘッド28等を制御して、印刷画像データFNLに基づいて印刷を行う。
このような態様とすれば、プリンタ単体で画像の印刷を行うことができる。また、プリンタ22aは、ルックアップテーブルとしては基準印刷モード用の基準色変換テーブルLUTbのみをあらかじめP−ROM42内に用意し、印刷モード決定モジュール101によって選択された印刷モードに応じて生成色変換テーブルLUTgを生成する。このため、画像データの色変換のためにあらかじめ用意する情報の量が少ない。その結果、プリンタ22aに搭載するRAM43、P−ROM42の容量を小さくすることができる。
E.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
E1.変形例1:
上記実施例においては、改変係数Cmi、改変グラフ(改変テーブル)Fmiは、各印刷モードごとに用意されていた。しかし、改変係数Cmi、改変グラフFmiは、各印刷モードの各色ごとに用意してもよいし、さらには、各印刷モードの各色のドットの種類に応じて用意してもよい。このような態様としても、各印刷モードごとに独自のルックアップテーブルを用意する場合に比べて、あらかじめ用意する情報量を少なくすることができる。
E2.変形例2:
上記実施例においては、改変係数Cmi、改変グラフFmiは、あらかじめドライバ内またはP−ROM内に用意されていた。しかし、ユーザが自らサンプルパターン、比較用パターンを印刷し、改変グラフFmiや改変係数Cmiを定めることとしてもよい。
E3.変形例3:
上記第2実施例では、ドット記録率とドット記録率を対応づける改変グラフFmiについて説明した。しかし、各印刷モードに応じた記録率の改変は、ドット記録率とドット記録率を対応づけるテーブルやグラフによるものだけではなく、ドット記録率と、ドット記録率に掛けるための係数を対応づけるグラフを使用した改変であってもよい。すなわち、改変グラフ(改変テーブル)は、ドットの記録率に応じて実質的に改変後のドットの記録率が定められているテーブルに基づいて改変するものであればよい。
E4.変形例4:
第1実施例では、基準色変換テーブルLUTbに含まれるすべての階調値について一定の係数Cmiを掛けて、生成色変換テーブルLUTgを生成していた。しかし、色の階調値に応じて階調値の改変内容が変わるような非線形の改変グラフ(図11参照)に基づいて、基準色変換テーブルLUTbに含まれる階調値を改変して、生成色変換テーブルLUTgを生成してもよい。
第3実施例では、画像データMID2の階調値について一定の係数Cmiを掛けて、画像データMID2rを生成していた。しかし、色の階調値に応じて階調値の改変内容が変わるような非線形の改変グラフに基づいて、画像データMID2に含まれる階調値を改変して、画像データMID2rを生成してもよい。
E5.変形例5:
第2実施例では、画像データMID3に含まれるドットの記録率を、ドットの記録率に応じてドット記録率の改変内容が変わるような非線形の改変グラフ(改変テーブル)Fmiに基づいて改変していた。しかし、すべてのドット記録率に一定の係数を掛けて画像データMID3に含まれるドットの記録率を改変することとしてもよい。
E6.変形例6:
第1実施例においては、基準印刷モードとは、使用されるインク滴の最大重量および解像度が異なる印刷モードによる印刷について説明した。そして、第2実施例においては、基準印刷モードとは、使用される印刷媒体の材質が異なる印刷モードによる印刷について説明した。しかし、これら印刷モードの要素の相違が組み合わさっている場合についても、本発明を適用することができる。すなわち、LUT生成モジュール103と記録率改変モジュール99aとをともに備える印刷システムを用意し、使用されるインク滴の最大重量、解像度、使用される印刷媒体の材質がいずれも基準印刷モードとは異なる印刷モードについては、第1実施例で示したように生成色変換テーブルLUTgを生成して、第2実施例で示したように後にドット記録率の変換を行う態様としてもよい。
E7.変形例7:
上記実施例では、RGB表色系からC、LC、M、LM、Y、Kの各色による表色系の色変換を行う場合について説明した。しかし、色変換はこれに限らず、たとえば、RGB表色系からシアン、マゼンタ、イエロ、ブラック、レッド、バイオレット、クリア(透明コート)の階調値への色変換であってもよい。すなわち、所定の第1の表色系による画像データを、第1の表色系には含まれない色を含む第2の表色系による画像データに変換するものであればよい。
E8.変形例8:
第2実施例では、3つのドット記録率のサンプルパターンを用いて、最もよく一致する比較用パターンの記録率を特定して、改変グラフの形状を決定した。しかし、ドット記録率や階調値を改変する際のテーブルはこのような態様に限られない。たとえば、4以上のドット記録率や階調値について、改変グラフの形状を決定することもできる。すなわち、対象とする印刷モードで実際の印刷を行い、目視により、またはCCDカメラ等の画像取得装置による画像処理結果に基づいて、基準印刷モードのサンプルと濃度が類似するドット記録率や階調値を特定して、テーブルの内容を決定することができる。
E9.変形例9:
上記実施例において、ハードウェアによって実現されていた構成の一部をソフトウェアに置き換えるようにしてもよく、逆に、ソフトウェアによって実現されていた構成の一部をハードウェアに置き換えるようにしてもよい。例えば、プリンタドライバ96(図1参照)の機能の一部をプリンタのCPU41が実行するようにすることもできる。
このような機能を実現するコンピュータプログラムは、フロッピディスクやCD−ROM等の、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。ホストコンピュータは、その記録媒体からコンピュータプログラムを読み取って内部記憶装置または外部記憶装置に転送する。あるいは、通信経路を介してプログラム供給装置からホストコンピュータにコンピュータプログラムを供給するようにしてもよい。コンピュータプログラムの機能を実現する時には、内部記憶装置に格納されたコンピュータプログラムがホストコンピュータのマイクロプロセッサによって実行される。また、記録媒体に記録されたコンピュータプログラムをホストコンピュータが直接実行するようにしてもよい。
この明細書において、コンピュータとは、ハードウェア装置とオペレーションシステムとを含む概念であり、オペレーションシステムの制御の下で動作するハードウェア装置を意味している。コンピュータプログラムは、このようなコンピュータに、上述の各部の機能を実現させる。なお、上述の機能の一部は、アプリケーションプログラムでなく、オペレーションシステムによって実現されていても良い。
なお、この発明において、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスクやCD−ROMのような携帯型の記録媒体に限らず、各種のRAMやROM等のコンピュータ内の内部記憶装置や、ハードディスク等のコンピュータに固定されている外部記憶装置も含んでいる。
第1実施例の印刷システムのソフトウェアの構成を示すブロック図。 基準色変換テーブルLUTbを示す説明図。 基準印刷モードにおいて、表現すべき階調値が最大値である場合のドットの記録のされ方を示す図。 第2の印刷モードにおいて、表現すべき階調値が最大値である場合のドットの記録のされ方を示す図。 第3の印刷モードにおいて、表現すべき階調値が最大値である場合のドット記録のされ方を示す図。 第4の印刷モードにおいて、表現すべき階調値が最大値である場合のドット記録のされ方を示す図。 第5の印刷モードにおいて、表現すべき階調値が最大値である場合のドット記録のされ方を示す図。 第2実施例の印刷装置のソフトウェアの構成を示すブロック図。 色の階調値と各ドットの記録率を示す図。 表現すべき階調値が56であるときに、ディザ法を適用して各画素のドットの記録の有無を決定する方法を示す説明図。 各印刷モードごとに定められる、ドット記録率の改変内容を規定する改変グラフ。 改変グラフFmiの形を決定する際の手続きを示すフローチャート。 基準印刷モードによる記録率23%のサンプルパターンと、改変グラフFmi作成の対象である印刷モードによる比較用パターンの例を示す説明図。 基準印刷モードによる記録率50%のサンプルパターンと、改変グラフFmi作成の対象である印刷モードによる比較用パターンの例を示す説明図。 基準印刷モードによる記録率100%のサンプルパターンと、改変グラフFmi作成の対象である印刷モードによる比較用パターンの例を示す説明図。 第3実施例の印刷装置のソフトウェアの構成を示すブロック図。 第4実施例の印刷装置の構成を示すブロック図。
符号の説明
21…CRTディスプレイ
22…プリンタ
22a…プリンタ
28…印刷ヘッド
31…キャリッジ
32…操作パネル
41…CPU
42…P−ROM
43…RAM
44…携帯用メモリ読み取り部
90…コンピュータ
91…ビデオドライバ
95…アプリケーションプログラム
96、96b、96c…プリンタドライバ
97…解像度変換モジュール
98…色変換モジュール
99…ハーフトーンモジュール
99a…記録率改変モジュール
100…並べ替えモジュール
101…印刷モード決定モジュール
102…記録率改変モジュール
103…LUT生成モジュール
104…階調値改変モジュール
120…キーボード
130…マウス
Cmi、Cm2〜Cm5…改変係数
DM…ディザマトリクス
FNL…印刷画像データ
Fmi…改変グラフ
LUTb…基準色変換テーブル
LUTg…生成色変換テーブル
Ldl…大ドット用レベルデータ
Ldm…中ドット用レベルデータ
Lds…小ドット用レベルデータ
MID1…解像度変換された画像データ
MID2…C、LC、M、LM、Y、Kの階調値で各画素の色が表された画像データ
MID2r…印刷モードに応じて改変された画像データ
MID3…各色の濃度が各画素におけるドットの有無で表される画像データ
MS…キャリッジの移動方向(主走査方向)
ORG…原カラー画像データ
P…印刷用紙
PID…初期画像データ
Ra…基準印刷モードの解像度
Rah…基準印刷モードの水平解像度
Rav…基準印刷モードの垂直解像度
Rb…生成色変換テーブルLUTgを使用する印刷モードの解像度
Rbh…生成色変換テーブルLUTgを使用する印刷モードの水平解像度
Rbv…生成色変換テーブルLUTgを使用する印刷モードの垂直解像度
Rr1…ドット記録率
Rr2…ドット記録率
SS…印刷用紙の搬送方向
Wa…基準印刷モードのインク滴の最大重量
Wb…生成色変換テーブルLUTgを使用する印刷モードのインク滴の最大重量

Claims (22)

  1. ルックアップテーブルを用いて、第1の表色系で表された原画像データを、前記第1の表色系とは異なる第2の表色系で表された画像データに変換する画像データ変換装置であって、
    第1のルックアップテーブルを用いて、第1の印刷モードで印刷するための画像データであって前記第2の表色系で表された第1の画像データに前記原画像データを変換し、
    前記第1のルックアップテーブルに対して所定の処理を行って生成した第2のルックアップテーブルを用いて、前記第1の印刷モードとは使用が想定される印刷媒体の材質と、印刷の解像度と、使用するインク滴の最大重量と、のうちの少なくとも一つが異なる第2の印刷モードで印刷するための画像データであって、前記第2の表色系で表された第2の画像データに、前記原画像データを変換する画像データ変換装置。
  2. 請求項1記載の画像データ変換装置であって、
    前記第1のルックアップテーブルであって、前記第1の表色系の各色の階調値の組み合わせに対応する前記第2の表色系の各色の階調値の組み合わせを含む前記第1のルックアップテーブルを格納するLUT格納部と、
    前記第1のルックアップテーブルに基づいて前記原画像データを前記第1の画像データに変換する第1の色変換部と、
    前記第2のルックアップテーブルであって、前記第1の表色系の各色の階調値の組み合わせに対応する前記第2の表色系の各色の階調値の組み合わせを含む前記第2のルックアップテーブルを、前記第1のルックアップテーブルに基づいて生成するLUT生成部と、
    前記第2のルックアップテーブルに基づいて前記原画像データを前記第2の画像データに変換する第2の色変換部と、を備える画像データ変換装置。
  3. 請求項2記載の画像データ変換装置であって、
    前記LUT生成部は、
    前記第1の印刷モードの解像度と前記第2の印刷モードの解像度との比と、前記第1の印刷モードにおいて使用されるインク滴の最大重量と前記第2の印刷モードにおいて使用されるインク滴の最大重量との比と、に基づいて、前記第1のルックアップテーブルに含まれる前記第2の表色系の各階調値を改変して、前記第2のルックアップテーブルを生成する、画像データ変換装置。
  4. 請求項2記載の画像データ変換装置であって、
    前記LUT生成部は、
    前記第1のルックアップテーブルに含まれる前記第2の表色系の階調値に応じて実質的に階調値が定められている改変テーブルに基づいて、前記第1のルックアップテーブルに含まれる前記第2の表色系の階調値を改変して、前記第2のルックアップテーブルを生成する、画像データ変換装置。
  5. ルックアップテーブルを用いて、第1の表色系で表された原画像データを、前記第1の表色系とは異なる第2の表色系で表された画像データに変換する画像データ変換装置であって、
    第1のルックアップテーブルを用いて、第1の印刷モードで印刷するための画像データであって前記第2の表色系で表された第1の画像データに前記原画像データを変換し、
    前記第1の画像データの少なくとも一部に対して直接または間接に所定の処理を行って、前記第1の印刷モードとは使用が想定される印刷媒体の材質と、印刷の解像度と、使用するインク滴の最大重量と、のうちの少なくとも一つが異なる第2の印刷モードで印刷するための画像データであって、前記第2の表色系で表された第2の画像データを生成する画像データ変換装置。
  6. 請求項5記載の画像データ変換装置であって、
    前記第1のルックアップテーブルであって、前記第1の表色系の各色の階調値の組み合わせに対応する前記第2の表色系の各色の階調値の組み合わせを含む前記第1のルックアップテーブルを格納するLUT格納部と、
    前記第1のルックアップテーブルに基づいて、前記原画像データに含まれる前記第1の表色系の階調値を前記第2の表色系の第1の階調値に変換して、前記第1の画像データを生成する第1の画像変換部と、
    前記第1の画像変換部が生成した前記第1の階調値を、前記第2の印刷モードで印刷するための前記第2の表色系の第2の階調値に変換して、前記第2の画像データを生成する第2の画像変換部と、を備える画像データ変換装置。
  7. 請求項6記載の画像データ変換装置であって、
    前記第2の画像変換部は、
    前記第1の印刷モードの解像度と前記第2の印刷モードの解像度との比と、前記第1の印刷モードにおいて使用されるインク滴の最大重量と前記第2の印刷モードにおいて使用されるインク滴の最大重量との比と、に基づいて、前記第1の階調値を前記第2の階調値に変換する、画像データ変換装置。
  8. 請求項6記載の画像データ変換装置であって、
    前記第2の画像変換部は、
    前記第1の階調値に応じて実質的に階調値が定められている改変テーブルに基づいて、前記第1の階調値を前記第2の階調値に変換する、画像データ変換装置。
  9. 請求項5記載の画像データ変換装置であって、
    前記第1のルックアップテーブルであって、前記第1の表色系の各色の階調値の組み合わせに対応する前記第2の表色系の各色の階調値の組み合わせを含む前記第1のルックアップテーブルを格納するLUT格納部と、
    前記第1のルックアップテーブルに基づいて、前記原画像データに含まれる前記第1の表色系の階調値を前記第2の表色系の階調値に変換して第3の画像データを生成する色変換部と、
    前記第3の画像データの前記第2の表色系の階調値を、前記第2の表色系の色のドットであって大きさの異なる複数種類のドットについての第1のドット記録率に変換して、前記第1の画像データを生成する第1の二値化部と、
    前記第3の画像データの前記第2の表色系の階調値を、前記複数種類のドットについての前記第1のドット記録率に変換し、さらに前記第1のドット記録率に所定の処理を行って前記複数種類のドットについての第2のドット記録率に変換して、前記第2の画像データを生成する第2の二値化部と、を備える画像データ変換装置。
  10. 請求項9記載の画像データ変換装置であって、
    前記第2の二値化部は、
    前記第1の印刷モードの解像度と前記第2の印刷モードの解像度との比と、前記第1の印刷モードにおいて使用されるインク滴の最大重量と前記第2の印刷モードにおいて使用されるインク滴の最大重量との比と、に基づいて、前記第1のドット記録率を前記第2のドット記録率に変換する、画像データ変換装置。
  11. 請求項9記載の画像データ変換装置であって、
    前記第2の二値化部は、
    前記第1のドット記録率に応じて実質的にドット記録率が定められている改変テーブルに基づいて、前記第2のドット記録率への変換を行う、画像データ変換装置。
  12. 所定の表色系で表された原画像データをインク色による表色系で表された画像データに変換する色変換処理を行う画像データ変換装置であって、
    前記色変換処理は、複数の印刷モードの中から選択された印刷モードに応じて行われ、
    前記印刷モードの数よりも少ない数のルックアップテーブルを用いて、すべての前記印刷モードに応じた前記色変換処理を行う画像データ変換装置。
  13. 印刷装置であって、
    第1の表色系で表された原画像データを読み込む画像読み込み部と、
    ルックアップテーブルを用いて、前記原画像データを、前記第1の表色系とは異なる第2の表色系で表された画像データに変換する画像データ変換部と、
    前記第2の表色系で表された画像データにしたがって前記第2の表色系の各色のドットを印刷媒体上に形成する印刷ヘッドと、を有し、
    前記画像データ変換部は、
    第1のルックアップテーブルを用いて、第1の印刷モードで印刷するための画像データであって前記第2の表色系で表された第1の画像データに前記原画像データを変換し、
    前記第1のルックアップテーブルに対して所定の処理を行って生成した第2のルックアップテーブルを用いて、前記第1の印刷モードとは使用が想定される印刷媒体の材質と、印刷の解像度と、使用するインク滴の最大重量と、のうちの少なくとも一つが異なる第2の印刷モードで印刷するための画像データであって、前記第2の表色系で表された第2の画像データに、前記原画像データを変換する、印刷装置。
  14. 印刷装置であって、
    第1の表色系で表された原画像データを読み込む画像読み込み部と、
    ルックアップテーブルを用いて、前記原画像データを、前記第1の表色系とは異なる第2の表色系で表された画像データに変換する画像データ変換部と、
    前記第2の表色系で表された画像データにしたがって前記第2の表色系の各色のドットを印刷媒体上に形成する印刷ヘッドと、を有し、
    前記画像データ変換部は、
    第1のルックアップテーブルを用いて、第1の印刷モードで印刷するための画像データであって前記第2の表色系で表された第1の画像データに前記原画像データを変換し、
    前記第1の画像データの少なくとも一部に対して直接または間接に所定の処理を行って、前記第1の印刷モードとは使用が想定される印刷媒体の材質と、印刷の解像度と、使用するインク滴の最大重量と、のうちの少なくとも一つが異なる第2の印刷モードで印刷するための画像データであって、前記第2の表色系で表された第2の画像データを生成する、印刷装置。
  15. ルックアップテーブルを用いて、第1の表色系で表された原画像データを、前記第1の表色系とは異なる第2の表色系で表された画像データに変換する画像データ変換方法であって、
    (a)第1のルックアップテーブルを用いて、第1の印刷モードで印刷するための画像データであって前記第2の表色系で表された第1の画像データに、前記原画像データを変換する工程と、
    (b)第2のルックアップテーブルを用いて、前記第1の印刷モードとは使用が想定される印刷媒体の材質と、印刷の解像度と、使用するインク滴の最大重量と、のうちの少なくとも一つが異なる第2の印刷モードで印刷するための画像データであって、前記第2の表色系で表された第2の画像データに、前記原画像データを変換する工程と、を含み、
    前記工程(b)は、
    前記第1のルックアップテーブルに対して所定の処理を行って前記第2のルックアップテーブルを生成する工程を含む、画像データ変換方法。
  16. 請求項15記載の画像データ変換方法であって、
    前記第1および第2のルックアップテーブルは、
    前記第1の表色系の各色の階調値の組み合わせに対応する前記第2の表色系の各色の階調値の組み合わせを含むルックアップテーブルであり、
    前記第2のルックアップテーブルを生成する工程は、
    前記第1のルックアップテーブルに含まれる前記第2の表色系の階調値に応じて実質的に階調値が定められている改変テーブルに基づいて、前記第1のルックアップテーブルに含まれる前記第2の表色系の階調値を改変して、前記第2のルックアップテーブルを生成する工程を含み、
    前記画像データ変換方法は、さらに、
    (c)前記第1の印刷モードで第1のパターンを印刷する工程と、
    (d)前記第2の印刷モードで第2のパターンを印刷する工程と、
    (e)前記第1のパターンの印刷結果と前記第2のパターンの印刷結果とに基づいて、前記改変テーブルを生成する工程と、を含む、画像データ変換方法。
  17. ルックアップテーブルを用いて、第1の表色系で表された原画像データを、前記第1の表色系とは異なる第2の表色系で表された画像データに変換する画像データ変換方法であって、
    (a)第1のルックアップテーブルを用いて、第1の印刷モードで印刷するための画像データであって前記第2の表色系で表された第1の画像データに、前記原画像データを変換する工程と、
    (b)前記第1の画像データの少なくとも一部に対して直接または間接に所定の処理を行って、前記第1の印刷モードとは使用が想定される印刷媒体の材質と、印刷の解像度と、使用するインク滴の最大重量と、のうちの少なくとも一つが異なる第2の印刷モードで印刷するための画像データであって、前記第2の表色系で表された第2の画像データを生成する工程と、を含む、画像データ変換方法。
  18. 請求項17記載の画像データ変換方法であって、
    前記第1のルックアップテーブルは、
    前記第1の表色系の各色の階調値の組み合わせに対応する前記第2の表色系の各色の階調値の組み合わせを含むルックアップテーブルであり、
    前記工程(a)は、
    前記第1のルックアップテーブルに基づいて、前記原画像データに含まれる前記第1の表色系の階調値を前記第2の表色系の第1の階調値に変換して、前記第1の画像データを生成する工程を含み、
    前記工程(b)は、さらに、
    前記第1のルックアップテーブルに基づいて、前記原画像データに含まれる前記第1の表色系の階調値を前記第2の表色系の第1の階調値に変換する工程と、
    前記第1の階調値に応じて実質的に階調値が定められている改変テーブルに基づいて、前記第1の階調値を、前記第2の印刷モードで印刷するための前記第2の表色系の第2の階調値に変換する工程と、を含み、
    前記画像データ変換方法は、さらに、
    (d)前記第1の印刷モードで第1のパターンを印刷する工程と、
    (e)前記第2の印刷モードで第2のパターンを印刷する工程と、
    (f)前記第1のパターンの印刷結果と前記第2のパターンの印刷結果とに基づいて、前記改変テーブルを生成する工程と、を含む画像データ変換方法。
  19. 請求項17記載の画像データ変換方法であって、
    前記工程(a)および(b)は、
    前記第1の表色系の各色の階調値の組み合わせに対応する前記第2の表色系の各色の階調値の組み合わせを含む前記第1のルックアップテーブルに基づいて、前記原画像データに含まれる前記第1の表色系の階調値を前記第2の表色系の階調値に変換して第3の画像データを生成する工程を含み、
    前記工程(a)は、
    前記第3の画像データの前記第2の表色系の階調値を、前記第2の表色系の色のドットであって大きさの異なる複数種類のドットについての第1のドット記録率に変換して、前記第1の画像データを生成する工程を含み、
    前記工程(b)は、さらに、
    前記第3の画像データの前記第2の表色系の階調値を、前記複数種類のドットについての前記第1のドット記録率に変換する工程と、
    前記第1のドット記録率に応じて実質的にドット記録率が定められている改変テーブルに基づいて、前記複数種類のドットについての前記第1のドット記録率を前記複数種類のドットについての第2のドット記録率に変換する工程と、を含み、
    前記画像データ変換方法は、さらに、
    (c)前記第1の印刷モードで第1のパターンを印刷する工程と、
    (d)前記第2の印刷モードで第2のパターンを印刷する工程と、
    (e)前記第1のパターンの印刷結果と前記第2のパターンの印刷結果とに基づいて、前記改変テーブルを生成する工程と、を含む画像データ変換方法。
  20. ルックアップテーブルを用いて、第1の表色系で表された原画像データを、前記第1の表色系とは異なる第2の表色系で表された画像データに変換するためのコンピュータプログラムであって、
    第1のルックアップテーブルを用いて、第1の印刷モードで印刷するための画像データであって前記第2の表色系で表された第1の画像データに前記原画像データを変換する機能と、
    前記第1のルックアップテーブルに対して所定の処理を行って生成した第2のルックアップテーブルを用いて、前記第1の印刷モードとは使用が想定される印刷媒体の材質と、印刷の解像度と、使用するインク滴の最大重量と、のうちの少なくとも一つが異なる第2の印刷モードで印刷するための画像データであって、前記第2の表色系で表された第2の画像データに、前記原画像データを変換する機能と、をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
  21. ルックアップテーブルを用いて、第1の表色系で表された原画像データを、前記第1の表色系とは異なる第2の表色系で表された画像データに変換するためのコンピュータプログラムであって、
    第1のルックアップテーブルを用いて、第1の印刷モードで印刷するための画像データであって前記第2の表色系で表された第1の画像データに前記原画像データを変換する機能と、
    前記第1の画像データの少なくとも一部に対して直接または間接に所定の処理を行って、前記第1の印刷モードとは使用が想定される印刷媒体の材質と、印刷の解像度と、使用するインク滴の最大重量と、のうちの少なくとも一つが異なる第2の印刷モードで印刷するための画像データであって、前記第2の表色系で表された第2の画像データを生成する機能と、をコンピュータに実現させるコンピュータプログラム。
  22. 複数の印刷モードによる印刷を印刷部に実行させる印刷制御装置であって、
    所定の表色系で表された原画像データを前記印刷部のインク色による表色系で表された画像データに変換する色変換処理を行って、前記印刷部に供給する印刷データを生成し、
    前記印刷モードの数よりも少ない数のルックアップテーブルを用いて、すべての前記印刷モードについての前記色変換処理を行う印刷制御装置。
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