JP2005237523A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 弾球遊技機10の前面のハンドル装置50には、当該ハンドル装置50を暖めるための発熱手段540を備える。弾球遊技機10の内部の遊技制御手段200には、遊技球検出手段120により遊技球が検出されたことにもとづいて、発熱手段540を発熱させるか否かを決定するための発熱決定手段430と、発熱決定手段430により発熱手段540を発熱させると決定された場合に、発熱手段540を発熱させることで、ハンドル装置50を暖めることにより、熱による演出を実行するための熱演出実行手段440とを備える。
【選択図】 図1
Description
しかし、振動を比較的、微小な、或いはマイルドなものとすると、ハンドル装置に伝達される遊技球が弾球されるときの振動との区別が曖昧になり、触覚的な演出を遊技者に十分にアピールすることができなくなってしまうという問題点があった。
(請求項1)
すなわち、請求項1に記載の発明は、発熱手段によりハンドル装置を暖めることにより、暖かさという触覚的な演出を提供することができるようにしたものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項4又は請求項5に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(請求項1)
請求項1に記載の発明は、次の点を特徴とする。
なお、弾球遊技機は、パチンコ機(10)に限定されない。
(1)ハンドル装置(50)
ハンドル装置(50)は、遊技球を遊技部(22、例えば図2参照)に向かって発射操作するためのものである(例えば図1参照)。
遊技球検出手段(120)は、遊技部(22、例えば図2参照)を流下する遊技球を検出するためのものである。
(3)遊技制御手段(200)
遊技制御手段(200)は、例えば図3に示すように、ハンドル装置(50)、及び遊技球検出手段(120)にそれぞれ接続され、遊技を制御するためのものである。
(4)発熱手段(540)
発熱手段(540)は、当該ハンドル装置(50)を暖めるためのものである。
第三に、遊技制御手段(200)には、例えば図3に示すように、次の構成を備える。
(5)発熱決定手段(430)
発熱決定手段(430)は、遊技球検出手段(120)により遊技球が検出されたことにもとづいて、発熱手段(540)を発熱させるか否かを決定するためのものである。
熱演出実行手段(440)は、発熱決定手段(430)により発熱手段(540)を発熱させると決定された場合に、発熱手段(540)を発熱させることで、ハンドル装置(50)を暖めることにより、熱による演出を実行するためのものである。
(請求項2)
請求項2に記載の発明は、上記した請求項1に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(1)冷却手段(550)
冷却手段(550)は、発熱手段(540)により暖められた当該ハンドル装置(50)を冷やすためのものである。
(請求項3)
請求項3に記載の発明は、上記した請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(1)冷却制御手段(450)
冷却制御手段(450)は、熱演出実行手段(440)により発熱手段(540)を発熱させた後、冷却手段(550)により冷却させるためのものである。
(請求項4)
請求項4に記載の発明は、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
なお、弾球遊技機は、パチンコ機(10)に限定されない。
(1)画像表示装置(60)
画像表示装置(60)は、例えば図5〜7に示すように、複数の図柄(61〜63)を変動表示可能なものである。
(2)始動入賞球検出手段(81)
始動入賞球検出手段(81)は、画像表示装置(60)に表示される図柄(61〜63)を変動表示させるための遊技球を検出するためのものである。
第三に、遊技制御手段(200)には、例えば図3に示すように、画像表示装置(60)及び始動入賞球検出手段(81)をそれぞれ接続する。
(請求項5)
請求項5に記載の発明は、上記した請求項4に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(1)図柄変動指令手段(320)
図柄変動指令手段(320)は、始動入賞球検出手段(81)に遊技球が検出されたことを条件に、画像表示装置(60)に表示される図柄(61〜63)の変動表示を開始させ、変動表示される図柄(61〜63)を停止表示させるための命令を出力するためのものである。
表示演出決定手段(410)は、画像表示装置(60)に演出(例えば炎の演出64、例えば図7)を表示するか否かを決定するためのものである。
なお、演出は、炎の演出(64)に限定されず、図柄を除く、キャラクター、背景、色変化等の画像表示装置(60)によって行われる全ての演出を含む概念である。
表示演出実行手段(420)は、表示演出決定手段(410)により演出(例えば炎の演出64)を表示すると決定された場合に、演出(例えば炎の演出64)の表示を制御するためのものである。
第二に、発熱決定手段(430)は、表示演出決定手段(410)により演出(例えば炎の演出64)を表示すると決定された場合に、当該演出(例えば炎の演出64)に連動させて発熱手段(540)を発熱させるか否かを決定するようにしている。
(請求項6)
請求項6に記載の発明は、上記した請求項4又は請求項5に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
(1)発熱タイミング制御手段(441)
発熱タイミング制御手段(441)は、画像表示装置(60)の表示のタイミングよりも、発熱手段(540)を発熱させた熱により、ハンドル装置(50)が暖められる迄の熱の伝達時間分だけ、発熱手段(540)を発熱させるタイミングを早める制御をするためのものである。
(請求項1)
請求項1に記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、発熱手段によりハンドル装置を暖めることにより、暖かさという触覚的な演出を提供することができる。
(請求項2)
請求項2に記載の発明によれば、上記した請求項1に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項3)
請求項3に記載の発明によれば、上記した請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項4)
請求項4に記載の発明によれば、上記した請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項5)
請求項5に記載の発明によれば、上記した請求項4に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項6)
請求項6に記載の発明によれば、上記した請求項4又は請求項5に記載の発明の目的に加え、次のような効果を奏する。
図1〜7は、本発明の実施の形態の一例をそれぞれ示すものである。
図1は、ハンドル装置の一部を切除した斜視図、図2はパチンコ機の概略正面図、図3は遊技制御手段を説明するためのブロック図、図4はハンドル装置の分解斜視図を示す説明図をそれぞれ示すものである。
(パチンコ機10)
図2中、10は、弾球遊技機の一例としてのパチンコ機を示すものである。
パチンコ機10には、図2に示すように、次のパーツを備える。
なお、パチンコ機10のパーツは、次の(1)〜(4)に限定されない。
(1)遊技盤20
遊技盤20は、図2に示すように、パチンコ機10の上側に位置し、ガイドレール21で囲まれる遊技部22を有する。
上皿30は、図2に示すように、上記遊技盤20の下側に位置し、遊技球を貯留するためのものである。
(3)下皿40
下皿40は、図2に示すように、上記上皿30の下側に位置し、後述するが、賞球払出手段130から払い出された賞球を貯留するためのものである。
(4)ハンドル装置50
ハンドル装置50は、図2に示すように、上記下皿40の横側に位置し、上皿30に貯留された遊技球を、ガイドレール21を介して遊技部22に向かって発射操作するためのものである。
(遊技部22)
上記遊技部22には、図2に示すように、次のパーツを備える。
(1)画像表示装置60
画像表示装置60は、図2に示すように、遊技部22のほほ中央に位置し、後述するが、複数の図柄を変動表示可能なものであり、例えば液晶ディスプレイを使用している。
なお、画像表示装置60は、液晶ディスプレイに限定されず、ドットマトリックス、ブラウン管等を使用しても良い。
特定入賞装置70は、図2に示すように、上記画像表示装置60の左右両側にそれぞれ位置し、画像表示装置60に表示される普通図柄(図示せず)を変動表示させるための遊技球が入賞可能なものであり、いわゆるスルーチャッカーが使用されている。
なお、特定入賞装置70の取付位置は、画像表示装置60の左右両側に限定されず、又、スルーチャッカーにも限定されない。
(3)始動入賞装置80
始動入賞装置80は、図2に示すように、上記画像表示装置60の下側に位置し、画像表示装置60に表示される特別図柄61〜63(図5〜7参照)を変動表示させるための遊技球が入賞可能なものである。始動入賞装置80は、遊技球の受け入れ状態を遊技者に有利な状態と不利な状態に可変可能なものであり、いわゆる電動チューリップを使用している。
特定入賞装置70には、図3に示すように、始動入賞球検出手段81が臨む。始動入賞球検出手段81は、後述するが、特別図柄を変動表示させるための遊技球を検出するためのものである。
普通入賞口90は、図2に示すように、始動入賞装置80の左右両側にそれぞれ位置し、遊技球が入賞可能なものである。
なお、普通入賞口90の取付位置は、始動入賞装置80の左右両側に限定されない。
普通入賞口90には、図3に示すように、普通入賞球検出手段91が臨む。普通入賞球検出手段91は、普通入賞口90に入賞した遊技球を検出するためのものである。
変動入賞装置100は、図2に示すように、始動入賞装置80の下側に位置し、遊技球の受け入れ状態を遊技者に有利な状態と不利な状態に可変可能なものであり、いわゆるアタッカーを使用している。
なお、変動入賞装置100の取付位置は、始動入賞装置80の下側に限定されず、又、アタッカーにも限定されない。
(6)アウト口110
アウト口110は、遊技部22の最下方に位置する。
(遊技球検出手段120)
上記遊技球検出手段120は、遊技部22を流下する遊技球を検出するためのものであり、具体的には、先に説明した普通入賞球検出手段91、特定入賞球検出手段71、始動入賞球検出手段81、継続入賞球検出手段101、一般入賞球検出手段102等から構成されている。
(賞球払出手段130)
賞球払出手段130は、上記した遊技球検出手段120に遊技球が検出されたことを条件に、所定の個数の賞球を払い出すためのものである。
(図柄)
上記画像表示装置60に表示する図柄としては、大別すると、次の種類がある。
なお、図柄の種類は、次の(1)〜(2)に限定されない。また、図柄は、数字、文字、キャラクター等でも良い。
普通図柄は、図示しないが、特定入賞装置70の特定入賞球検出手段71により遊技球が検出されることを条件に、変動表示が開始される。
そして、停止表示された普通図柄が当りの場合には、始動入賞装置80を所定時間、例えば瞬間的に、所定回数、例えば1回開閉する。
(2)特別図柄
特別図柄は、図5〜7に示すように、左図柄61、中図柄62、右図柄63の3種類から構成され、始動入賞装置80の始動入賞球検出手段81により遊技球が検出されることを条件に、変動表示が開始される。
また、特別図柄の数は、左図柄61、中図柄62、右図柄63の3種類に限定されず、1〜2種類、或いは4種類以上でも良い。
なお、特別図柄は、漢字の「壱」の数字に限定されず、アラビア数字、文字、キャラクター等でも良い。
特別図柄の変動中には、各種の演出が表示される。
例えば、図5に示すように、左図柄61と右図柄63とに同じ図柄、例えば「壱」が停止表示されると、図6に示すように、演出の一例である予告演出、例えばリーチ演出が開始される。
なお、演出は、上記したリーチ演出等の予告演出に限定されない。
また、リーチ演出中に、左図柄61及び右図柄63と同じ図柄、例えば「壱」の背景に、図7に示すように、予告演出の一例であるプレミア演出、例えば炎の演出64が表示される場合ある。
上記炎の演出64は、リーチ演出単独の場合に比較して、出現頻度を低く設定し、信頼度を一層、高く設定している。
なお、予告演出は、上記したリーチ演出や、炎の演出64等のプレミア演出に限定されない。
(ハンドル装置50)
ハンドル装置50は、図1及び図4に示すように、大別すると、次のパーツを備える。
(1)取付ベース500
取付ベース500は、図1に示すように、ハンドル装置50をパチンコ機10に取り付けるためのものである。
取付ベース500の一部には、図1に示すように、後述する冷却手段550の一例であるフィン551からの風が通るようにメッシュ状の通気口501を設けている。なお、メッシュ部分は、比較的、大きく設けているが、メッシュ部分のうち、フィン551の前方の部分が、通気口501として機能する。
ハンドル本体510は、図1及び図4に示すように、取付ベース500に固定され、遊技者の手前側に向かって、略円筒形に突出する。
(3)ハンドルレバー520
ハンドルレバー520は、図1及び図4に示すように、回転可能に支持され、遊技者が回転操作することで、遊技球の発射勢を調整可能にしている。
キャップ530は、図1及び図4に示すように、ハンドルレバー520の表面に装着され、ハンドル本体510に回転不能に固定される。
(5)発熱手段540
発熱手段540は、ハンドル装置50を暖めるためのものである。
なお、キャップ530及びハンドルレバー520の両者を暖めたが、キャップ530とハンドルレバー520とのいずれか一方だけを暖めても良い。
また、発熱手段540には、例えば小型で薄い面状の発熱体である、例えば遠赤外線セラミックパネルヒーターを使用している。
さらに、発熱手段540は、図4に示すように、ハンドルレバー520とキャップ530との間の空間内に取り付けられ、図示しないが、電源に接続される。
なお、発熱手段540の取付位置は、ハンドルレバー520とキャップ530との間に限定されず、取付ベース500やハンドル本体510に取り付けても良い。
冷却手段550は、発熱手段540により暖められた当該ハンドル装置50を冷やすためのものである。
具体的には、冷却手段550は、図1に示すように、取付ベース500の通気口501の内側に臨むフィン551と、これを回転駆動させるための駆動源の一例としてのモータ552とから構成される。
なお、冷却手段550は、フィン551に限定されず、水冷方式でも良い。例えば、水冷方式の場合には、ハンドル本体510、ハンドルレバー520、キャップ530内に配管するようにする。
(遊技制御手段200)
遊技制御手段200は、遊技を制御するためのものである。
(1)メイン制御手段300
(2)サブ制御手段400
なお、遊技制御手段200のパーツは、上記した(1)〜(2)に限定されない。
(メイン制御手段300)
メイン制御手段300は、主として遊技の進行を制御するためのものである。
また、記録媒体は、ROMやRAMに限定されず、そのほか電気的・磁気的・光学的なメモリーやディスク等でも良い。
メイン制御手段300は、図3に示すように、その入力段に接続されたハンドル装置50、遊技球検出手段120等からの信号にもとづいて、出力段に接続された始動入賞装置80、変動入賞装置100、賞球払出手段130、後述するサブ制御手段400等を制御するためのものである。
上記メイン制御手段300のCPU(図示せず)は、記録媒体、例えばROMに記録されたプログラムを読み込むことで、図3に示すように、大別すると、次の手段として機能する。
(2)図柄変動指令手段320
なお、メイン制御手段300のCPUの(図示せず)手段は、次の(1)〜(2)に限定されない。
(サブ制御手段400)
サブ制御手段400は、メイン制御手段300に接続され、メイン制御手段300から一方向に送信される信号、例えばコマンドやデータ等にもとづいて、各種の演出を制御するためのものである。
なお、サブ制御手段400のCPUの数は、1個に限定されず、2個以上のCPUを用いても良い。
また、記録媒体は、ROMやRAMに限定されず、そのほか電気的・磁気的・光学的なメモリーやディスク等でも良い。
上記サブ制御手段400のCPU(図示せず)は、記録媒体、例えばROMに記録されたプログラムを読み込むことで、図3に示すように、大別すると、次の手段として機能する。
(2)表示演出実行手段420
(3)発熱決定手段430
(4)熱演出実行手段440
(5)冷却制御手段450
なお、サブ制御手段400のCPUの(図示せず)手段は、次の(1)〜(5)に限定されない。
(抽選手段310)
抽選手段310は、遊技球検出手段120に遊技球が検出されたことにもとづいて、各種の抽選を行っている。
なお、抽選の種類は、次の(1)〜(2)に限定されない。
なお、特別図柄に関する抽選の種類は、次の(2−1)〜(2−3)に限定されない。
(1)普通図柄に関する抽選
普通図柄に関する抽選では、普通図柄の当り・外れや、表示する普通図柄等を決定している。
上記特別図柄に関する抽選では、次の抽選を行っている。
(2−1)特別図柄の大当り・外れの決定
特別図柄の大当り・外れの決定についての抽選では、特別図柄の大当り・外れを決定している。
表示態様の決定についての抽選では、上記した(2−1)の抽選結果にもとづいて、先に説明したリーチ演出を行うか否かや、炎の演出64を表示させるか否かを決定している。
(2−3)停止表示する特別図柄の決定
停止表示する特別図柄の決定についての抽選では、上記した(2−1)の抽選結果にもとづいて、停止表示する特別図柄を決定している。
(図柄変動指令手段320)
図柄変動指令手段320は、抽選手段310の抽選結果にもとづいて、普通図柄や特別図柄等の図柄を変動させ、変動表示される図柄を停止表示させるための命令、すなわちコマンドをサブ制御手段400に出力するためのものである。
(表示演出決定手段410)
表示演出決定手段410は、抽選手段310の抽選結果、すなわち特別図柄の大当り・外れの決定についての抽選の結果にもとづいて、画像表示装置60に表示上の演出、例えば炎の演出64(図7参照)を表示するか否かを決定するためのものである。
(表示演出実行手段420)
表示演出実行手段420は、表示演出決定手段410により演出、例えば炎の演出64(図7参照)を表示すると決定された場合に、炎の演出64を表示するためのものである。
(発熱決定手段430)
発熱決定手段430は、遊技球検出手段120のうち、始動入賞球検出手段81により遊技球が検出されたことにもとづいて、発熱手段540を発熱させるか否かを決定するためのものである。
具体的には、表示演出決定手段410により演出、例えば炎の演出64(図7参照)を表示すると決定された場合に、当該炎の演出64に連動させて発熱手段540を発熱させるか否か、すなわち発熱演出を行うか否か否かを抽選により決定するようにしている。
逆に、発熱演出を行わない旨、決定された場合には、炎の演出64が単独で実行される。
炎の演出64に加え、発熱演出が実行される場合には、炎の演出64が単独で実行される場合に比較して、出現頻度を低く設定し、信頼度を極めて高く、例えば100%に設定している。逆にいうと、炎の演出64が単独で実行される場合には、炎の演出64に加えて発熱演出が実行される場合に比較して、信頼度を低く設定している。
(熱演出実行手段440)
熱演出実行手段440は、発熱決定手段430により発熱手段540を発熱させると決定された場合に、発熱手段540を発熱させることで、ハンドル装置50を暖めることにより、熱による演出(以下「熱演出」という。)を実行するためのものである。
なお、キャップ530及びハンドルレバー520を暖める温度は、摂氏38〜40度程度に限定されない。
(1)発熱タイミング制御手段441
発熱タイミング制御手段441は、発熱手段540を発熱させた熱により、ハンドル装置50が暖められる迄の熱の伝達時間分だけ、発熱手段540を発熱させるタイミングを早めるためのものである。
また、発熱タイミングは、熱の伝達時間を例えば3秒と仮定すると、熱演出の実行の3秒前から発熱手段540の発熱を開始させる。
(冷却制御手段450)
冷却制御手段450は、熱演出実行手段440により発熱手段540を発熱させた後、冷却手段550により冷却させるためのものである。
(パチンコ機10の動作)
上記した構成を備えるパチンコ機10の動作について、以下に簡単に説明する。
その後、所定の時間が経過すると、まず、左図柄61が停止する。このとき、抽選手段310の抽選結果により、後に炎の演出64を表示すると決定されている場合には、熱演出実行手段440の発熱タイミング制御手段441により、発熱手段540の発熱を開始させる。
その後、リーチ演出中、左図柄61と右図柄63との停止図柄と一致する図柄が表示されたときに、図7に示すように、炎の演出64が表示される。炎の演出64が表示されたときに、キャップ530及びハンドルレバー520に触れている遊技者の手に暖かさを伝え、熱演出を実行する。
(バリエーション)
熱演出のタイミングは、特別図柄の変動中に限らず、次のようなバリエーションが考えられる。
(2)遊技球の連続入賞時
(3)普通図柄の当選時
(4)始動入賞装置80の開放時
(5)特別図柄の当選時
(6)変動入賞装置100の開放時
(7)普通図柄の保留に、当りが含まれている場合に、当該保留球の発生時
(8)普通図柄の保留に、当りが含まれている場合に、当該保留球の消化時
(9)特別図柄の保留に、大当りが含まれている場合、当該保留球の発生時
(10)特別図柄の保留に、大当りが含まれている場合、当該保留球の消化時
(11)大当り遊技の開始時
(12)大当り遊技の継続時
(13)大当り遊技の終了時
21 ガイドレール 22 遊技部
30 上皿 40 下皿
50 ハンドル装置 60 画像表示装置
61 左図柄 62 中図柄
63 右図柄 64 炎の演出
70 特定入賞装置 71 特定入賞球検出手段
80 始動入賞装置 81 始動入賞球検出手段
90 普通入賞口 91 普通入賞球検出手段
100 変動入賞装置 101 継続入賞球検出手段
102 一般入賞球検出手段 110 アウト口
120 遊技球検出手段 130 賞球払出手段
200 遊技制御手段 300 メイン制御手段
310 抽選手段 320 図柄変動指令手段
400 サブ制御手段 410 表示演出決定手段
420 表示演出実行手段 430 発熱決定手段
440 熱演出実行手段 441 発熱タイミング制御手段
450 冷却制御手段 500 取付ベース
501 通気口 510 ハンドル本体
520 ハンドルレバー 530 キャップ
540 発熱手段 550 冷却手段
551 フィン 552 モータ(駆動源)
Claims (6)
- 遊技球を遊技部に向かって発射操作するためのハンドル装置と、
前記遊技部を流下する遊技球を検出するための遊技球検出手段と、
前記ハンドル装置、及び前記遊技球検出手段にそれぞれ接続され、遊技を制御するための遊技制御手段とを備える弾球遊技機において、
前記ハンドル装置には、
当該ハンドル装置を暖めるための発熱手段を備え、
前記遊技制御手段には、
前記遊技球検出手段により遊技球が検出されたことにもとづいて、前記発熱手段を発熱させるか否かを決定するための発熱決定手段と、
前記発熱決定手段により前記発熱手段を発熱させると決定された場合に、前記発熱手段を発熱させることで、前記ハンドル装置を暖めることにより、熱による演出を実行するための熱演出実行手段とを備えていることを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1に記載の弾球遊技機であって、
前記ハンドル装置には、
前記発熱手段により暖められた当該ハンドル装置を冷やすための冷却手段を備えていることを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項2に記載の弾球遊技機であって、
前記遊技制御手段には、
前記熱演出実行手段により前記発熱手段を発熱させた後、前記冷却手段により冷却させるための冷却制御手段とを備えていることを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の弾球遊技機であって、
前記弾球遊技機には、
複数の図柄を変動表示可能な画像表示装置を備え、
前記遊技球検出手段には、
前記画像表示装置に表示される図柄を変動表示させるための遊技球を検出するための始動入賞球検出手段を含み、
前記遊技制御手段には、
前記画像表示装置及び前記始動入賞球検出手段をそれぞれ接続するとともに、
前記発熱決定手段は、
前記画像表示装置に表示される図柄の変動表示に連動させて、前記発熱手段を発熱させるか否かを決定するようにしていることを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項4に記載の弾球遊技機であって、
前記遊技制御手段には、
前記始動入賞球検出手段に遊技球が検出されたことを条件に、前記画像表示装置に表示される図柄の変動表示を開始させ、変動表示される図柄を停止表示させるための命令を出力するための図柄変動指令手段と、
前記画像表示装置に演出を表示するか否かを決定するための表示演出決定手段と、
前記表示演出決定手段により演出を表示すると決定された場合に、演出を表示するための表示演出実行手段とを備え、
前記発熱決定手段は、
前記表示演出決定手段により演出を表示すると決定された場合に、当該演出に連動させて前記発熱手段を発熱させるか否かを決定するようにしていることを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項4又は請求項5に記載の弾球遊技機であって、
前記熱演出実行手段には、
前記画像表示装置の表示のタイミングよりも、前記発熱手段を発熱させた熱により、前記ハンドル装置が暖められる迄の熱の伝達時間分だけ、前記発熱手段を発熱させるタイミングを早めるための発熱タイミング制御手段を備えていることを特徴とする弾球遊技機。
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