JP2005168824A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2005168824A
JP2005168824A JP2003413571A JP2003413571A JP2005168824A JP 2005168824 A JP2005168824 A JP 2005168824A JP 2003413571 A JP2003413571 A JP 2003413571A JP 2003413571 A JP2003413571 A JP 2003413571A JP 2005168824 A JP2005168824 A JP 2005168824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
adjusting means
temperature adjusting
gaming machine
machine according
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003413571A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Enomoto
宏 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Sangyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Sangyo Co Ltd filed Critical Kyoraku Sangyo Co Ltd
Priority to JP2003413571A priority Critical patent/JP2005168824A/ja
Publication of JP2005168824A publication Critical patent/JP2005168824A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】
温度変化の体感による感覚的演出効果を行わせることにより、より斬新な演出効果を奏することができる遊技機を提供する。
【解決手段】
所定の条件成立により遊技媒体の払出を行う遊技機において、遊技者が温度変化を体感可能とすべくペルチェ効果を利用して所望の温度に調整可能な温度調整手段19と、所定の条件成立に基づいて温度調整手段19の温度調整を制御する温度制御基板17とを備え、特に温度調整手段19を遊技機としてのパチンコ遊技機におけるハンドル8内に具備したものである。
【選択図】図3

Description

本発明は、所定の条件成立により遊技球やコイン等の遊技媒体の払出を行う遊技機に関するものである。
通常、例えば第1種とよばれるパチンコ遊技機においては、その遊技盤に可変表示装置や始動口等を具備し、該始動口に遊技球が入賞すると、可変表示装置に図柄を可変表示し、停止図柄が特定のものである場合(例えば3つの数字が揃った場合等)に「大当たり状態」となり、賞球として多数の遊技球を払出するとともに、ランプやフラッシュ等の点灯又は点滅、或いはスピーカ等からの効果音の出力を行って演出し得るよう構成されている。また、可変表示装置においては、上記の如く図柄の可変表示に加え、例えばキャラクタを表示させる等の演出表示が行われるよう構成されている。
然るに、従来、遊技盤に遊技球を打ち出すためのハンドル内に、該ハンドルを振動させる振動手段を設けたものが例えば特許文献1にて開示されている。かかる振動手段は、演出表示に応じたタイミングにてハンドルの一部(遊技者が把持する部位)を振動させるよう制御されており、可変表示装置における演出効果の更なる向上を図るためのものである。これにより、可変表示装置、ランプやフラッシュ等による視覚的演出効果、或いはスピーカからの効果音による聴覚的演出効果に加え、振動による感覚的演出効果を奏することができる。
特開2003−38739号公報
しかしながら、近時において更なる斬新な演出効果が求められるに至っており、遊技者のあらゆる感覚を利用した演出の多様化が進んでいるのが実情であり、上記従来の演出効果のみでは不十分であるという問題があった。このため、本出願人は、従来の視覚的演出効果、聴覚的演出効果及び振動による感覚的演出効果とは異なる演出を行わせ、更に斬新な演出効果を奏する遊技機を検討した。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、温度変化の体感による感覚的演出効果を行わせることにより、より斬新な演出効果を奏することができる遊技機を提供することにある。
請求項1記載の発明は、所定の条件成立により遊技媒体の払出を行う遊技機において、遊技者が温度変化を体感可能とすべくペルチェ効果を利用して所望の温度に調整可能な温度調整手段と、所定の条件成立に基づいて前記温度調整手段の温度調整を制御する温度制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊技機において、前記温度調整手段の温度変化を伝達可能な温度体感部を具備するとともに、該温度体感部は遊技者が触れることが可能な部位に配設されたものであることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載の遊技機において、前記温度体感部が銅から成ることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の遊技機において、前記温度調整手段は、遊技者が操作可能な操作入力手段の内部に配設されたことを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の遊技機において、前記温度調整手段の温度を検出する温度検出手段と、該温度検出手段により検出された温度が設定値以外となった場合に前記温度調整手段の動作を強制的に停止させる安全手段とを具備したことを特徴とする
請求項6記載の発明は、請求項5記載の遊技機において、前記安全手段が作動して前記温度調整手段を強制的に停止させたことを外部に報知する報知手段を具備したことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の遊技機において、前記温度調整手段の片面に当該温度調整手段で生じた熱を放出するための放熱手段を具備したことを特徴とする。
請求項8記載の発明は、請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の遊技機において、前記温度調整手段の両面に亘って取り付けられ、一方の面から他方の面に伝熱可能な中継手段を具備したことを特徴とする。
請求項9記載の発明は、請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載の遊技機において、前記温度調整手段に専ら電力を供給可能な温度調整用電源装置を具備したことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ペルチェ効果を利用して所望の温度に調整可能な温度調整手段により遊技者が温度変化を体感可能として感覚的演出効果を行わせているので、より斬新な演出効果を奏することができる。
請求項2の発明によれば、温度調整手段の温度変化を温度体感部を介して遊技者に伝達するので、直に温度調整手段にて温度変化を体感させるものに比べ、安全性を向上させることができる。
請求項3の発明によれば、温度体感部が熱伝導率の高い銅から成るので、温度調整手段の温度変化をより効率的に遊技者に体感させることができる。
請求項4の発明によれば、温度調整手段は、遊技者が操作可能な操作入力手段の内部に配設されたので、当該操作入力手段を遊技者が操作する際に温度変化を体感させることができる。
請求項5の発明によれば、安全手段にて温度検出手段により検出された温度が設定値以外となった場合に温度調整手段の動作を強制的に停止させるので、遊技者に温度変化を体感させるに際して安全性をより向上させることができる。
請求項6の発明によれば、報知手段により安全手段が作動して温度調整手段を強制的に停止させたことを外部に報知するので、遊技機の管理者等に対して安全手段の作動をより早く認識させることができる。
請求項7の発明によれば、放熱手段により温度調整手段で生じた熱を放出するので、当該放熱手段が配設された面の過熱を防止し得るとともに温度変化の応答性を向上させることができる。
請求項8の発明によれば、中継手段により温度調整手段における一方の面から他方の面に伝熱可能とされているため、当該温度調整手段の非作動時でも両面の温度を自然と平均化させることができる。
請求項9の発明によれば、温度調整手段に専ら電力を供給可能な温度調整用電源装置を具備したので、温度調整手段により大きな電力を供給することができるとともに遊技機本体側へ供給される電力が不足する事態を回避することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
第1の実施形態に係るパチンコ遊技機は、図1及び図2に示すように、ガラス板2が取り付けられた前面枠3を有しており、かかるガラス板2から遊技者が遊技盤4を目視し得るよう構成されている。当該遊技盤4には、種々役物や複数の釘、或いは風車等が形成されている。尚、同図中符号6及び7は、遊技盤4に形成された始動口及び大入賞口を示している。
また、遊技盤4の略中央には、液晶表示装置等から成る図柄表示手段5が配設されており、その画面に所定の図柄や背景等を表示し得るようになっている。そして、始動条件が成立(例えば始動口6に遊技球が入賞)したときに、図柄を可変表示させ、特定の図柄が停止表示されることにより「大当たり」状態として大入賞口7を所定時間及びタイミングで開口させ、多数の遊技球を獲得できるよう構成されている。尚、かかる遊技球は本発明の遊技媒体を成している。
更に、パチンコ遊技機1の下方右隅部にはハンドル8(操作入力手段)が配設されており、該ハンドル8の操作により上皿9内の遊技球を遊技盤4へ打ち出すよう構成されている。また、パチンコ遊技機1の下部に形成された下皿10には、遊技者が所定遊技中に押圧操作させ得るストップボタン11(操作入力手段)が配設されており、例えば複数種のリーチ表示に亘ってルーレットを回動させ、ストップボタン11の押圧操作にて当該ルーレットを停止させることにより所望のリーチを選択させるよう構成されている。
ここで、本実施形態に係るハンドル8は、図3及び図4に示すように、ペルチェ素子から成る温度調整手段19を内在している。ハンドル8を具体的に説明すると、コネクターカバー25を介して第2カバー部材24がパチンコ遊技機1の下方右隅部に取り付けられるとともに、該第2カバー部材24の正面側にレバー39、ベース部材33及び第1カバー部材23が順次取り付けられて構成されている。このうちレバー39は、ブッシュ27を介して第2カバー部材24に取り付けられており、バネ37により付勢されつつ他の構成部材に対して回動自在とされている。
即ち、ベース部材33には発射強度ボリューム31が配設されるとともに、その作動部31aがレバー39と連動するよう取り付けられており、レバー39の回動操作と共に作動部31aも回動し、その回転角度に応じた発射強度にて遊技球を遊技盤4へ打ち出し可能とされている。尚、発射強度ボリューム31の本体は、ワッシャ35及びナット36にてベース部材33に固定されている一方、その作動部31aの突端側がゴム材から成る防振部材38を介してレバー39に固定されている。
また、ベース部材33には、遊技者がハンドル8を把持したことを検知するためのタッチプレート30、単発打ちのためのスイッチレバー34及び該スイッチレバー34の操作によりスイッチングする単発打ちスイッチ32が配設されており、図示しないネジにより第2カバー部材24に取り付けられている。そして、第2カバー部材24、レバー39及びベース部材33の正面側を覆うように第1カバー部材23が固定されている。
かかる第1カバー部材23には開口23aが形成されており、該開口23aに例えば銅等から成る熱電導率の高い温度体感部26が挿通して配設されている。即ち、開口23aに温度体感部26を臨ませつつ、その背面に形成された凹部26aにペルチェ素子から成る温度調整手段19の表面を接触させつつ挿通させ、更に温度調整手段19の背面に接触させつつ放熱手段としてのヒートシンク28を配設している。これら温度体感部26、温度調整手段19及びヒートシンク28は、ベース29により第1カバー部材23に固定されている。
ここで、ペルチェ素子とは、板状の半導体から成るもので、表面及び裏面に亘って電流を流すことによりそれぞれの面を加温又は冷却させ得るもので、電流の向きを変えることにより加温される面と冷却される面とが反転するよう構成されたものである。このように、表面及び裏面に亘って電流を流すことによりそれぞれの面を加温又は冷却させるとともに、電流の向きを変えることにより加温される面と冷却される面とが反転する作用をペルチェ効果ということとする。
これにより、後述する温度制御基板17(温度制御手段)からの信号に基づいた所定タイミングにて温度調整手段19の表面(温度体感部26と接触した面)を加温又は冷却させれば、温度体感部26にその温度変化が伝達され、当該温度体感部26に触れた遊技者に対して温度変化を体感させることができる。また、温度調整手段19の表面を冷却させた際には裏面が発熱して加温されており、かかる裏面と接触したヒートシンク28により生じた熱を放出可能とされている。
上記構成により、温度調整手段19による温度変化を温度体感部26を介して遊技者に伝達させ体感させるので、直に温度調整手段19にて温度変化を体感させるものに比べ、安全性を向上させることができる。また、温度体感部部26を熱伝導率の極めて高い銅にて構成すれば、温度調整手段19の温度変化をより効率的に遊技者に体感させることができる。尚、温度調整手段19におけるヒートシンク28が配設された面の過熱を防止し得るとともに、生じた熱を素早く放出することができるので、温度変化の応答性を向上させることができる。
更に、図4に示すように、温度体感部26の背面26bがヒートシンク28の表面と接触しているため、温度調整手段19における一方の面から他方の面に伝熱可能となっており、温度調整手段19の非作動時でも両面の温度を自然と平均化させ得るよう構成されている。尚、温度調整手段19の両面に亘って取り付けられた熱伝導率の高い別途の部材(中継手段)を配設し、当該温度調整手段19の一方の面から他方の面に伝熱可能とするよう構成してもよい。
また更に、ヒートシンク28には温度調整手段19の温度を検出するための温度検出手段18が配設されており、検出された温度情報が図示しない配線を介して後述する安全手段20に伝達されるよう構成されている。尚、本実施形態における温度検出手段18は、ヒートシンク28の背面側(放熱面側)に配設され、当該ヒートシンク28を介在させた温度を検出しているが、温度調整手段19の温度を検出し得る位置であれば、他の位置に配設するようにしてもよい。
パチンコ遊技機1の裏面側には、図2に示すように、メイン基板13、図柄制御基板14、ランプ制御基板15、音声制御基板16及び温度制御基板17(温度制御手段)が配設されており、各基板はそれぞれ透明樹脂から成るケース内に収容されつつ所定の基板や素子と電気的に接続されている。具体的には、メイン基板13と図柄制御基板14及び温度制御基板17とが接続されて当該メイン基板13の出力信号或いは制御信号を図柄制御基板14及び温度制御基板17にそれぞれ送信し得るよう構成されているとともに、図柄制御基板14とランプ制御基板15及び音声制御基板16とが接続されて当該図柄制御基板14の出力信号或いは制御信号をランプ制御基板15及び音声制御基板16にそれぞれ送信し得るよう構成されている。
メイン基板13は、パチンコ遊技機1全般に亘る遊技内容を制御するもので、同図の如く、CPUや該CPUに接続されたROM及びRAM等で主に構成されている。尚、CPUは、始動口6への入賞を検出する始動スイッチや始動口6を開閉動作させるための始動口ソレノイド、大入賞口7への入賞を検出する大入賞口スイッチ、継続スイッチ、大入賞口7を開閉動作させる大入賞口ソレノイド、普通入賞口SW1、SW2とそれぞれI/Oを介して接続されている。
図柄制御基板14は、図柄表示手段5を制御してその画面に所定の図柄や背景或いは演出のためのキャラクタ等を表示させるもので、メイン基板13と同様、CPUや該CPUに接続されたROM及びRAM、更にはフラッシュROM等で主に構成されている。かかるCPUは、I/Oを介してメイン基板13のCPUと接続される一方、図柄表示手段5とも接続されている。
ランプ制御基板15は、上記基板と同様に、不図示のCPU及びROMやRAM等で構成され、装飾LED、ガラス枠ランプ及びサイドランプ等とI/Oを介して接続されて、これらランプ等の点灯又は点滅動作を制御するものである。また、音声制御基板16は、不図示のROM及びRAMと接続されたCPUがI/Oを介してスピーカ12と電気的に接続されており、当該スピーカ12からの出力を所定のタイミングで行わせるよう制御するものである。上記図柄制御基板14による図柄表示手段5にて行われる表示、及びランプ制御基板15や音声制御基板16の制御により、視覚的或いは聴覚的演出効果を奏することができる。
温度制御基板17は、所定の条件成立に基づいてハンドル8に配設された温度調整手段19の温度調整を制御するもので、同図の如く、CPUや該CPUに接続されたROM及びRAM等で主に構成されているとともに、内在するCPUがメイン基板13のCPUとI/Oを介して電気的に接続されている。また、温度調整手段19は、当該温度調整手段19に専ら電力を供給可能な温度調整用電源装置22と接続されており、かかる温度調整用電源装置22は、温度制御基板17と電気的に接続されている。これにより、メイン基板13の指示に基づいて温度調整手段19に供給される電力供給のタイミング及び電力供給の際の電流の向きを制御することができるので、所望タイミングで温度調整手段19の表面を加温又は冷却させることができる。
更に、温度制御手段17は、ハンドル8が内在する温度検出手段18とI/Oを介して電気的に接続されている一方、当該温度検出手段18は安全手段20と電気的に接続されている。かかる安全手段20は、温度調整用電源装置22とも電気的に接続されており、温度検出手段18により検出された温度が設定値以外となった場合に当該温度調整用電源装置22からの電力の供給を停止することにより、温度調整手段19の動作(発熱作用)を強制的に停止させるものである。これにより、過熱或いは過冷却を確実に防止でき、遊技者に温度変化を体感させるに際して安全性をより向上させることができる。
また更に、安全手段20は報知手段21と電気的に接続されている。かかる報知手段21は、安全手段20が作動して温度調整手段19を強制的に停止させたことを外部に報知するためのもので、例えば図柄表示手段5や別途の表示手段で表示することによる報知、スピーカ12等により音声や効果音を出力することによる報知、装飾ランプや別途設けたLED等を点灯又は点滅させることによる報知の何れであってもよい。このように、報知手段21によって外部に報知が行われるので、遊技機の管理者等に対して安全手段の作動をより早く認識させることができる。
次に、温度調整手段19に対する温度変化の処理方法について図5のフローチャートに基づいて説明する。
まず、メイン基板13が始動条件の成立(始動口6への遊技球の入賞)の有無を判別し(S1)、成立したと判定された場合はS2へ進んで、温度体感演出を実行すべきか否かを判定する(S2)。ここで、温度体感演出を行うべきタイミングであると判定されると、所定の信号が温度制御基板17へ送られ、当該温度制御基板17による温度調整手段19に対する制御が行われることとなる。
S2において温度制御基板17に信号が送られると、温度調整用電源装置22から温度調整手段19に電力が供給され、該温度調整手段19の表面が加温又は冷却される(S3)。そして、S4に進み、温度検出手段18にて検出された温度に基づき、温度体感部26(即ち、温度調整手段19の表面)が予め設定された温度に達したか否かが判定され、当該温度に達するまで温度調整手段19に対する電力供給が行われる。然るに、設定温度に達したと判定されると、S5へ進み、温度調整用電源装置22による電力供給を停止して温度変化による体感演出を終了する。
その後、温度調整手段19に対する電力供給を演出時とは逆向きの電流にて行い、表面が加温されていた場合には冷却する一方、冷却されていた場合には加温する(S6)。そして、温度検出手段18にて検出された温度に基づき、温度体感部26(即ち、温度調整手段19の表面)が平常温度(通常の温度)に達したか否かが判定され(S7)、当該平常温度に達していると判定されれば、一連の制御が終了することとなる。これにより、所定の遊技条件の成立に基づいて温度変化による演出を遊技者に体感させることができる。
次に、安全手段20における処理方法について図6のフローチャートに基づき説明する。
まず、温度検出手段18にて設定値以外の温度(異常温度)が検出されると(S1)、安全手段20が作動し(S2)、温度調整用電源装置22による電源供給を停止して温度調整手段19への電力供給を強制的に停止させる(S3)。その後、報知手段21に所定の信号を送り、当該報知手段21による報知を行うことにより、外部の管理者等に対して安全手段20により温度調整手段19が強制的に停止したことを報知する。
次に、本発明に係る第2の実施形態について説明する。
本実施形態のパチンコ遊技機は、第1の実施形態の如くハンドル8に温度調整手段19を内在させたものに代え、図7に示すように、ストップボタン11(操作入力手段)に温度調整手段19を内在させたものから成る。かかるストップボタン11は、パネル41に挿通されたボタン軸部材40、該ボタン軸部材40の正面側に配設された温度体感部26、パネル41を取付可能とされたカバー45から主に構成され、カバー45がパチンコ遊技機1の下皿10における所定位置(図1参照)に固定されて成るものである。
温度体感部26は、第1の実施形態と同様、銅等熱電導率の高いものから成り、背面側に温度調整手段19を収容するための凹部26aが形成されている。この温度調整手段19の表面は凹部26aに収容されつつ温度体感部26と接触して組み付けられる一方、背面がヒートシンク28と接触して組み付けられる。かかるヒートシンク28の放熱面側には温度検出手段18が配設され、当該ヒートシンク28を介して温度調整手段19の温度を検出し得るようになっている。
また、パネル41の背面側にはセンサ台44が配設され、該センサ台44にはフォトセンサ43を有する基板42が組み付けられる。これにより、遊技者が温度体感部26を介してボタン軸部材40を押圧操作すれば、その変位をフォトセンサ43が非接触にて検知し、例えば図柄表示手段5で表示されたルーレット等を所望タイミングで停止させることができるよう制御される。尚、ボタン軸部材40は、図示しないリターンスプリングにて押圧操作の終了とともに初期位置に戻るよう構成されている。
ここで、温度体感部26は、温度調整手段19による温度変化が伝達され、押圧操作する遊技者に対して当該温度変化による体感演出を行わせることができる。かかる温度調整手段19に対する温度変化の制御、及び温度検出手段18が異常温度を検出した際の制御等は、第1の実施形態と同様である。また、温度体感部26の背面をヒートシンク28の表面に接触させることにより、温度調整手段19における一方の面から他方の面に伝熱可能とし、当該温度調整手段19の非作動時でも両面の温度を自然と平均化させるようにするのが好ましい。
次に、本発明に係る第3の実施形態について説明する。
本実施形態に係るパチンコ遊技機は、第1及び第2の実施形態の如くハンドル8やストップボタン11に温度調整手段19を内在させたものに代え、図8に示すように、下皿10を銅等熱電導率が高いもので構成して温度体感部26とし、これに温度調整手段19の表面を接触させたものから成る。また、温度調整手段19の背面(上皿10と接触した面とは反対の面)には、ヒートシンク28及が配設されており、該ヒートシンク28には温度検出手段18が配設されている。然るに、温度調整手段19による温度変化を第1の実施形態と同様の温度制御基板17にて行わせれば、所定の遊技条件の成立に基づいて温度変化による演出を下皿10に触れた遊技者に体感させることができる。
以上、第1〜第3の実施形態によれば、ペルチェ効果を利用して所望の温度に調整可能な温度調整手段19により遊技者が温度変化を体感可能として感覚的演出効果を行わせているので、光や音、或いは振動といった従来の演出に比べ、より斬新な演出効果を奏することができる。また、温度調整手段19がペルチェ素子から成るので、供給される電流の向きを変えることにより加温又は冷却を瞬時に行わせることができるとともに、少スペースで温度変化による演出を行わせることができる。
更に、温度調整手段19に専ら電力を供給可能な温度調整用電源装置を具備したので、温度調整手段により大きな電力を供給することができるとともに遊技機本体側へ供給される電力が不足する事態を回避することができる。また特に、第1及び第2の実施形態によれば、ハンドルやストップボタンといった遊技者が操作可能な操作入力手段の内部に温度調整手段が配設されているので、当該操作入力手段を遊技者が操作する際に温度変化を体感させることができる。
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれらに限定されず、例えば温度調整手段を他のペルチェ効果を利用して所望温度に調整可能な部材としてもよく、或いは温度調整用電源装置を廃してパチンコ遊技機に供給される電力を温度調整手段に供給するようにしてもよい。また、温度調整手段による温度変化のタイミングは、図柄表示手段で演出されるリーチ演出と連動させたり、或いは大当たりの際の演出と連動させたりすることができ、そのときの温度変化は急激であっても、徐々に時間をかけてもよい。更に、本実施形態においては、パチンコ遊技機に適用しているが、スロットマシン等所定の条件成立により遊技媒体の払出を行う他の遊技機に適用することができる。
ペルチェ効果を利用して所望の温度に調整可能な温度調整手段により遊技者が温度変化を体感可能として感覚的演出効果を行わせる遊技機であれば、外観や機能等種々の形態のものに適用することができる。
本発明の実施形態に係るパチンコ遊技機を示す正面図 本発明の第1の実施形態に係るパチンコ遊技機を示すブロック図 同パチンコ遊技機におけるハンドルを示す分解斜視図 同パチンコ遊技機におけるハンドルを示す縦断面図 同パチンコ遊技機におけるメイン基板及び温度制御基板の処理内容を示すフローチャート 同パチンコ遊技機における安全手段の処理内容を示すフローチャート 本発明の第2の実施形態に係るパチンコ遊技機におけるストップボタンを示す分解斜視図 本発明の第3の実施形態に係るパチンコ遊技機における下皿を示す分解斜視図
符号の説明
1 パチンコ遊技機
2 ガラス板
3 前面枠
4 遊技盤
5 図柄表示手段
6 始動口
7 大入賞口
8 ハンドル(操作入力手段)
9 上皿
10 下皿
11 ストップボタン(操作入力手段)
12 スピーカ
13 メイン基板
14 図柄制御基板
15 ランプ制御基板
16 音声制御基板
17 温度制御基板(温度制御手段)
18 温度検出手段
19 温度調整手段(ペルチェ素子)
20 安全手段
21 報知手段
22 温度調整用電源装置
23 第1カバー部材
24 第2カバー部材
25 コネクターカバー
26 温度体感部
27 ブッシュ
28 ヒートシンク(放熱手段)
29 ベース
30 タッチプレート
31 発射強度ボリューム
32 単発打ちスイッチ
33 ベース部材
34 スイッチレバー
35 ワッシャ
36 ナット
37 バネ
38 防振部材
39 レバー
40 ボタン軸部材
41 パネル
42 基板
43 フォトセンサ
44 センサ台
45 カバー

Claims (9)

  1. 所定の条件成立により遊技媒体の払出を行う遊技機において、
    遊技者が温度変化を体感可能とすべくペルチェ効果を利用して所望の温度に調整可能な温度調整手段と、
    所定の条件成立に基づいて前記温度調整手段の温度調整を制御する温度制御手段と、
    を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 前記温度調整手段の温度変化を伝達可能な温度体感部を具備するとともに、該温度体感部は遊技者が触れることが可能な部位に配設されたものであることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
  3. 前記温度体感部が銅から成ることを特徴とする請求項2記載の遊技機。
  4. 前記温度調整手段は、遊技者が操作可能な操作入力手段の内部に配設されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つに記載の遊技機。
  5. 前記温度調整手段の温度を検出する温度検出手段と、
    該温度検出手段により検出された温度が設定値以外となった場合に前記温度調整手段の動作を強制的に停止させる安全手段と、
    を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれか1つに記載の遊技機。
  6. 前記安全手段が作動して前記温度調整手段を強制的に停止させたことを外部に報知する報知手段を具備したことを特徴とする請求項5記載の遊技機。
  7. 前記温度調整手段の片面に当該温度調整手段で生じた熱を放出するための放熱手段を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか1つに記載の遊技機。
  8. 前記温度調整手段の両面に亘って取り付けられ、一方の面から他方の面に伝熱可能な中継手段を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項7のいずれか1つに記載の遊技機。
  9. 前記温度調整手段に専ら電力を供給可能な温度調整用電源装置を具備したことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれか1つに記載の遊技機。
JP2003413571A 2003-12-11 2003-12-11 遊技機 Pending JP2005168824A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003413571A JP2005168824A (ja) 2003-12-11 2003-12-11 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003413571A JP2005168824A (ja) 2003-12-11 2003-12-11 遊技機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005168824A true JP2005168824A (ja) 2005-06-30

Family

ID=34733674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003413571A Pending JP2005168824A (ja) 2003-12-11 2003-12-11 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005168824A (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005237523A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Samii Kk 弾球遊技機
JP2009201727A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201754A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201721A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201747A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201726A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201722A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201728A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201753A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201718A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201746A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201719A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201725A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201723A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201751A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201729A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201745A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201752A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201720A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201724A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201750A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201749A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201748A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005237523A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Samii Kk 弾球遊技機
JP2009201727A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201754A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201721A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201747A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201726A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201722A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201728A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201753A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201718A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201746A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201719A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201725A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201723A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201751A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201729A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201745A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201752A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201720A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201724A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機用操作部材
JP2009201750A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201749A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2009201748A (ja) * 2008-02-28 2009-09-10 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2005168824A (ja) 遊技機
JP6457464B2 (ja) 遊技機
JP2005143972A (ja) 弾球遊技機
JP2004129984A (ja) パチンコ遊技機
JP2018015057A (ja) 遊技機
JP2016043216A (ja) 遊技機
JP2007117763A (ja) パチンコ遊技機
JP2007117764A (ja) パチンコ遊技機
JP5238280B2 (ja) 遊技機用操作部材
JP2016043217A (ja) 遊技機
JP5238283B2 (ja) 遊技機用操作部材
JP5238289B2 (ja) 遊技機用操作部材
JP5238286B2 (ja) 遊技機用操作部材
JP2010233874A (ja) 遊技機
JP2009201752A (ja) 遊技機
JP2007117762A (ja) パチンコ遊技機
JP5238284B2 (ja) 遊技機用操作部材
JP5371262B2 (ja) 遊技機用操作部材
JP2017029319A (ja) 遊技機
JP5238287B2 (ja) 遊技機用操作部材
JP5238288B2 (ja) 遊技機用操作部材
JP5238285B2 (ja) 遊技機用操作部材
JP2005046434A (ja) 遊技機
JP5238281B2 (ja) 遊技機用操作部材
JP5238282B2 (ja) 遊技機用操作部材

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070717

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20070913

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071016

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071212

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20071221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20080118

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912