JP2005237441A - 脳疾患の診断支援方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】入力した被検者の脳画像データに対して、手作業を介することなく、ROIを設定できるようにすることにより、客観的な診断結果を提示できるようにする。
【解決手段】入力したMRI脳画像に対して空間的なズレを補正する位置合わせを行ない(ステップ1)、位置合わせ後の脳画像から灰白質組織を抽出し(ステップ2)、抽出後の脳画像に対して第1の画像平滑化(1)を行ない(ステップ3)、第1の平滑化脳画像に対して解剖学的標準化を行ない(ステップ4)、該標準化された脳画像に対して第2の画像平滑化(2)を行ない、第2の平滑化画像に対して濃度値の補正を行ない(ステップ6)、補正後の脳画像と健常者のMRI脳画像との統計的比較を行ない(ステップ7)、更にROIによる解析を行ない(ステップ8)、解析結果を診断結果として提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、脳疾患の診断支援方法及び装置に係り、特にMRI(Magnetic Resonance Imaging)等により脳画像を入力し、画像処理することにより疾患別の診断支援を行なう際に適用して好適な脳疾患の診断支援方法及び装置に関する。
高齢化社会の到来により、痴呆性疾患の患者が年々増加している。痴呆性疾患には様々な種類があり、診断においてはそれらを区別して、疾患に応じた適切な処置を施すことが必要である。
一方、このような要請に応えるべく、近年、SPECT(Single Photon Emission Computed Tomography)やPET(Positron Emission Tomography)等の核医学検査や、CT(Computerized Tomography)やMRIによって脳の状態に関する情報が取得可能になってきている。
その結果、脳の特定部位の血流が低下したり、組織が萎縮したりする現象が、疾患によって異なることが明らかになってきており、これらに対する定量的な評価方法が求められている。
例えば、脳の局所的な部位の血流低下は、SPECTやPETの画像によって比較することにより検定することができる。
又、組織の萎縮に関しては、MRI画像によって特定部位の容積を求め、その相対的な大きさを比較して異常の有無を判別できる。
このような脳画像を用いて異常の有無を判別する場合には、画像上に所定の大きさの関心領域(regions of interest:ROI)を設定するROI法が用いられている(例えば、非特許文献1参照)。これは、脳画像上において、特定の疾患に関係するとして注目されている特定部位に所定の大きさのROIを設定して比較を行なうものである。
松田博史:SPECTの統計学的画像解析.アルツハイマー型痴呆の画像診断,メジカルビュー社:pp.76−86(2001).
しかしながら、前記従来のROI法は、人が画像上で対応する部位の輪郭を手動で描いてROIを設定していることから、その精度に視覚や経験の差による人為的な誤差が入り込むことになるため、客観的なデータに基づく診断支援ができないという問題があった。
本発明は、前記従来の問題点を解決すべくなされたもので、入力した被検者の脳画像(データ)に対して、手動で描く等の手作業を介することなくROIを設定できるようにすることにより、客観的な診断結果を提示することができる脳疾患の診断支援方法及び装置を提供することを課題とする。
本発明は、被検者の脳画像を入力し、画像処理して診断結果を提示することにより診断の支援を行なう脳疾患の診断支援方法であって、統計的手法により、脳画像における疾患毎の関心領域であるROIを予め決定しておくと共に、入力された被検者の脳画像と、予め用意されている健常者の脳画像との統計的比較を行なって診断結果を提示する際、前記ROIを適用することにより、前記課題を解決したものである。
本発明は、又、被検者の脳画像を入力し、画像処理して診断結果を出力することにより診断の支援を行なう脳疾患の診断支援装置であって、統計的手法により、脳画像における疾患毎の関心領域であるROIを予め決定して保存する保存手段と共に、入力された被検者の脳画像と、予め作成されている健常者の脳画像との統計的比較を行なう画像・統計処理手段を備え、該画像・統計処理手段が、統計的比較を行なって診断結果を提示する際、前記ROIを適用する機能を有していることにより、同様に前記課題を解決したものである。
本発明においては、前記統計的比較を、ボクセル毎にZスコアを算出して行なうようにしてもよい。又、前記統計的比較を、脳全体に対して併せて行なうようにしてもよい。
又、その際に、前記統計的比較を、異常と判定されたボクセルの数を用いて行なうようにしてもよく、異常と判定されたボクセルのZスコアの平均を用いて行なうようにしてもよい。
又、本発明においては、前記脳画像が、MRI脳画像であってもよい。この場合は、被検者のMRI脳画像を入力した後、該MRI脳画像から灰白質組織を抽出して灰白質脳画像を作成し、該灰白質脳画像に解剖学的標準化を施した後、前記統計的比較を行なうようにしてもよく、又、被検者のMRI脳画像を入力した後、該MRI脳画像に、解剖学的標準化を施し、該標準化後のMRI脳画像から灰白質組織を抽出して灰白質脳画像を作成した後、前記統計的比較を行なうようにしてもよい。
本発明は、又、前記の脳疾患の診断支援方法をコンピュータで実施するためのコンピュータ読取可能なプログラムとしたものである。
本発明は、又、前記の脳疾患の診断支援装置をコンピュータで実現するためのコンピュータ読取可能なプログラムとしたものである。
本発明は、更に、上記いずれかのコンピュータ読取可能なプログラムが格納された記録媒体としたものである。
本発明によれば、入力した被検者の脳画像に対して、予め統計処理により作成してあるROIを設定し、ROIによる解析を適用できるようにしたことにより、手作業を介することなく、客観的な診断結果を提示することができるようになる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る一実施形態である脳疾患の診断支援システム(装置)を示すブロック図である。
本実施形態の診断支援システムは、ユーザインタフェース10、画像・統計処理部20及びデータベース部30を備えている。ユーザインタフェース10は入力画像としてMRI画像を入力する画像入力機能12と、処理部20で処理された結果を表示する結果表示機能14とを有し、処理部20はユーザインタフェース10から入力されたMRI画像を処理する画像処理機能22と、各種統計演算等を行なう統計処理機能24とを有している。又、データベース部30には、処理部20による後述する処理に使用する標準脳画像テンプレート32、灰白質脳画像テンプレート34、健常者画像データベース36及び疾患特異的ROI38等が保存されている。
本実施形態において、被検者のMRI脳画像を基に診断結果を出力して診断を支援するまでの基本的な処理手順を図2に示す。
詳細については後述するが、まず、予め所定の前処理を施した被検者のMRI脳画像(図では“脳”を省略)を入力し、該脳画像に対して空間的なズレを補正する位置合わせを行なう(ステップ1)。次いで、位置合わせ後の脳画像から、例えばアルツハイマー型痴呆性疾患の診断に必要な灰白質組織を抽出する(ステップ2)と共に、抽出後の脳画像に対する第1の画像平滑化(1)の処理を行なう(ステップ3)。
次いで、第1の平滑化脳画像に対して解剖学的標準化を行なう(ステップ4)と共に、該標準化された脳画像に対して第2の画像平滑化(2)を行なう。次いで、第2の平滑化画像に対して濃度値の補正を行ない(ステップ6)、補正後の脳画像と健常者のMRI脳画像との統計的比較を行ない(ステップ7)、更にROIによる解析を行ない(ステップ8)、解析結果を診断結果として出力し、診断の支援に供する。
本実施形態においては、上記ステップ1〜8の各処理が、コンピュータからなる前記画像・統計処理部20においてプログラムにより実施可能になっている。
上記基本的処理フローについて、以下に詳細に説明する。
まず、MRI脳画像を入力するに当たり、予め被検者から取得したMRI脳画像の前処理を行なっておく。具体的には、図3に脳全体とその一部を切り出したスライス画像のイメージを示すように、被検者の脳全体を含むように所定厚さのスライス状に撮像した、例えば100〜200枚のT1強調MRI画像を入力とする。又、各スライス画像におけるボクセル(voxel)の各辺の長さを予め等しくなるようにスライス画像のリサンプリングを行なっておく。ここでボクセルは、「厚さ」を持つ画像の座標単位であり、2次元画像におけるピクセルに相当する。
このような前処理を行なったMRI脳画像を入力した後、そのスライス画像の撮像方向や解像度が、予めシステムに設定されている条件に適合しているか否かをチェックする。撮像方向には、図3のaxial(transverse):横断面の他に、sagittal:矢状断面(側面からの縦切り)やcoronal:冠状断面(正面からの縦切り)がある。
以上のように、MRI脳画像が、設定条件に適合して入力されていることが確認された場合には、前記ステップ1の位置合わせ処理を行なう。
これは、入力された脳画像を、後述する処理において、標準的な脳画像テンプレートと比較する際の精度を上げるために、線形変換(アフィン変換)によって図4にイメージを示すような変換を行い、空間的位置と角度の補正を行なっていることに相当する。
具体的には、入力脳画像と、データベース部30から読み出された標準脳画像テンプレート32との誤差の平方和が最小となるような、x,y,z方向それぞれについて図示した4種類の変換パラメータを求める。次いで、求められたパラメータを用い、入力脳画像をアフィン変換することにより、入力脳画像を、位置や大きさ等が予め設定されている標準脳画像に対して、空間的な位置合わせを実現することができる。
以上の位置合わせが終了した後、前記ステップ2の灰白質抽出処理を行なう。
入力されたT1強調MRI脳画像では、神経細胞に対応する灰色の灰白質、それより明るい神経繊維に対応する白質、黒に近い脳脊髄液の3種類の組織が含まれている。そこで、痴呆性疾患の診断では灰白質組織に着目して、該組織を抽出する処理を行なう。
この抽出処理では、これら組織を分離するために、図5に示すように、画像処理によりこれらの3つのクラスタへのクラスタリングを行なうことになる。
このクラスタリング処理のために、次の2種類のモデルを仮定する。
1つは濃度値のモデルである。
これは、各組織によってボクセルの濃度値の分布が異なることをモデル化したものである。各組織を濃度値が高い(白に近い)順に並べると、白質、灰白質、脳脊髄液の順になる。なお、ここでは、それぞれを分離した後の濃度値ヒストグラムは、正規分布になると仮定する。
2つめは、空間的な位置に対する3組織の存在確率のモデルである。
人間の脳では、空間的な位置に対する組織分布は、個人差はあるがおおよそ似通っている。そこで、多くの人の脳画像を集めて調べてみると、空間的な座標に対応するボクセルが、どの組織である確率が高いかということが分かる。例えば、あるスライス画像のボクセルを単位とした画像サイズを、X=256、Y=256としたときのある座標(x,y)=(5,10)における存在確率は、(白質、灰白質、脳脊髄液)=(20%,70%,10%)であるという具合である。即ち、個人差による空間的分布の違いを確率で表現したモデルと言える。
ここでは、各ボクセルはいずれかの組織に属することと、空間的な位置に応じて各組織の存在確率が事前に分かっていることを仮定する。
以上の2つの仮定が共に成立するような最適な組織分布を推定する。具体的には次式を最大とするように、各ボクセル値をそれぞれの組織に振り分ける。
Figure 2005237441
ここで、rijk:クラスタkのボクセル(i,j)がfijである尤度関数
ijk:ボクセル(i,j)がクラスタkに属する事前確率
ij:ボクセル(i,j)の濃度値
ijk:ボクセル(i,j)組織kに属する確率
k:クラスタkに属するボクセル数
k:各クラスタのボクセルの分散
k:各クラスタのボクセルの平均値
なお、上記の2つのモデルに加えて、MRI特有の不均一性雑音モデルも導入した、組織抽出方法の詳細が、Ashburner J,Friston KJ:Voxel-Based Morphometry…The Methods.Neuroimage 11(6Ptl):pp.805-821,2000に説明されている。
このように、予め多くの健常者の脳画像から、灰白質、白質、脳脊髄液のそれぞれの組織についてボクセル毎に算出した存在確率をテンプレートとして用いることにより、灰白質組織が3次元的に抽出された脳画像(以下、灰白質脳画像ともいう)が得られる。
以上のように灰白質組織が抽出された脳画像に対して、前記ステップ3の画像平滑化(1)の処理を行なう。
ここでは、画像のS/N比を向上させることと、次の解剖学的標準化に用いるテンプレート画像とsmoothnessが等しくなるようにすることを目的として、3次元ガウシアンカーネルによって画像の平滑化を行なう。この平滑化に使用するフィルタのFWHM(半値幅)は8mm程度とする。
具体的な処理としては、3次元的脳画像と、3次元ガウシアン関数の3次元的な畳み込み(コンボリューション)を行なう。これは、x,y,z各方向における1次元の畳み込みを逐次的に行なうことで可能である。
以下に、1次元のガウシアンカーネルの畳み込みを行なう方法を、図6に示す平滑化の概念図を参照して説明する。
1次元の離散ガウシアン関数をgとすると下記式(2)で表わされる。この式で、jはガウシアンカーネルの中心をj=0としたときのボクセルに対応する位置である。1次元の画像信号(ボクセル値)をfとすると、fと1次元ガウシアンカーネルgとのコンボリューションhは、式(2)のような積和演算によって表わされる。ここで、dは畳み込み演算を行なうガウシアンカーネルの長さであり、実装により決定する。例えばdをFWHMの6倍程度とする実装であれば、FWHM=8mm、ボクセルの大きさ2×2×2mmの場合は、d=8×6/2=24[voxel]となる。
Figure 2005237441
以上が1次元での畳み込みであるが、同様の処理を図7の概念図に示すように、3次元的な脳画像についてこれをx軸方向、y軸方向、z軸方向のそれぞれについて逐次的に実行することで、3次元的な畳み込みを実現することができる。
以上のように灰白質脳画像のsmoothnessを調整した後、前記ステップ4の解剖学的標準化と呼ばれる処理を行なう。これは、個人の間に存在する脳画像の解剖学的な違いを吸収するために、脳全体の大きさに対する大局的な補正と、部分的な大きさに対する局所的な補正を行なうものである。
具体的には、図8に処理の特徴を概念的に示すように、線形変換と非線形変換を用いて、前記データベース部30から読み出した標準的な灰白質脳画像テンプレート34との誤差の平方和が最小になるように画像処理を行なう。ここで用いる灰白質脳画像テンプレート34は、多くの健常者から灰白質組織を抽出した脳画像から得られている平均画像である。この解剖学的標準化処理では、初めに線形変換による位置や大きさ、角度の大局的な補正を行ない、次に非線形変換によって局所的な凹凸等の形状の補正を行なう。
ここで行なう線形変換は、前記ステップ1の位置合わせと同様のアフィン変換である。又、非線形変換は、図9に処理のイメージを示すように、x方向、y方向それぞれについてDCT(離散的コサイン変換)の低周波成分によって構成される変形場を推定し、この変形場によって元画像の変換を行なうものである。
以上のように解剖学的標準化を施した灰白質脳画像(以下、標準化脳画像ともいう)に対して、前記ステップ5の第2の画像平滑化(2)の処理を行なう。
これは、上記標準化脳画像のS/N比を向上させると共に、後に比較を行なう際に標準として使用する健常者の画像群と画像のsmoothnessを等しくするための処理であり、3次元ガウシアンカーネルを使用してFWHMを12〜15mm程度として行なう。
具体的には、FWHMの値が異なる以外は、前記ステップ3の画像平滑化処理(1)の場合と同様の処理を行なうので実現できる。このように第2の画像平滑化を行なうことにより、解剖学的標準化処理で完全に一致しない個体差を低減させることができる。
以上のように第2の画像平滑化を行なった標準化脳画像に対して、前記ステップ6の濃度値補正を行なう。ここでは、ボクセルを単位とした画素値に相当するボクセル濃度値の補正を行なう。
これは、後に比較を行なう際に標準として使用する健常者の画像群におけるボクセル値の分布に合わせる処理であり、脳全体のボクセル値を補正する。具体的には、図10に濃度値補正の特徴を示すように、全ボクセルについて以下の変換式により濃度値の補正を行なう。
x’=(MEANnormal/MEANsubject)・x …(4)
但し、x:補正前の濃度値
x’:補正後の濃度値
MEANnormal:健常者画像群の全ボクセル濃度値の平均
MEANsubject:処理対象画像の全ボクセル濃度値の平均
このように入力画像(標準化脳画像)のボクセル濃度値を健常者画像群のそれに合わせる補正を行なった後、アーチファクトを取り除く処理を行なう。このアーチファクトは、図11(A)にイメージを示すように、前記ステップ5で行なった半値幅の大きい画像平滑化(2)によって、本来は脳組織が存在しないボクセル位置に生じているエラー領域である。
具体的には、同図(B)に示すように、前記ステップ4の解剖学的標準化で用いた灰白質組織の標準脳画像テンプレートを2値化したものをマスクとして、該マスクを標準化脳画像の各ボクセル値に乗算することにより、これらのアーチファクトを除去する。
以上のようにボクセル濃度値の補正を行なった後、前記ステップ7の統計処理を行なう。ここでは、以上のステップ1〜6の各処理を通して全体的な標準化を行なった被検者のMRI脳画像と、予め収集して前記データベース部30に健常者画像データベース36として保存してある健常者のMRI脳画像群との比較検定を行なう。使用する健常者画像群は、被検者の年齢に近いもので構成されていることが望ましい。
具体的には、図12にイメージを示すように、このような健常者画像群とボクセル単位で1:N(Nは健常者画像の総数)の比較検定を行ない、統計的に有意な差が見られる(異常と推定される)ボクセルを検出する。
まず、全てのボクセルについて、それぞれ次式で表わされるZスコアを算出する。
Figure 2005237441
このように、Zスコアは、被検者画像のボクセル値と、健常者画像群の対応するボクセルのボクセル値平均との差を、標準偏差でスケーリングした値であり、これは灰白質容積の相対的低下の度合を示すものである。
次に、適当な臨界値Z’を定め、Zスコアが
Z’<Z …(6)
となるようなボクセルを求め、統計的に有意な差が見られるボクセルとする。臨界値には、約95%以上の確率で異常と推定できるZ’=2を用いる。
なお、ステップ7で使用した健常者画像データベース36は、予め別途収集した健常者の画像群のそれぞれに対して、前記ステップ1〜6の位置合わせ→灰白質組織抽出→画像平滑化(1)→解剖学的標準化→画像平滑化(2)→濃度補正を順次行なって同様に作成し、保存してあるものである。
又、この診断支援システムにおいては、収集したこれらの健常者画像を、例えば5歳毎又は10歳毎というように年代別に分類し、それぞれの群について算出した平均値と標準偏差を記憶装置に保存しておくことにより、Zスコアによる検定を行なうことができる。
又、その際には、被検者の年齢を中心とした一定の年齢幅に区切って、例えば被検者の年齢が76歳の場合であれば、それを中心とした74〜78歳(幅を5歳とした)の範囲の健常者画像を収集し、比較するようにしてもよい。
なお、このようにZスコアを使用する場合には、ボクセル毎に上記平均値と標準偏差のデータだけを持っていればよいので、データ作成後は画像データ自体を保存しく必要がないという利点もある。
以上のように、被検者の標準化脳画像に対して統計処理を行なった後、前記ステップ8のROIによる解析を行なう。
この解析方法は、前記統計処理により健常者と有意な差が見られた座標位置のボクセルとそのZスコア(評価値)について、疾患に対応するROI(疾患特異的ROI)を適用することにより、罹患している度合を求めるものである。その特徴は次の2点である。
(1)アルツハイマー等の疾患毎に対応する標準化された画像データとしてのROI(疾患特異的ROI)38を用意しておき、被検者の症状から考えられる疾患について、被検者の脳画像データにそれぞれのROIを適用(設定)し、該ROIにおけるZスコアに基づいて最も有意性の高いものを診断結果とする。
(2)ROIの部分のみのZスコアによって疾患を判断するだけでなく、ROIを適用しない場合の脳全体のZスコアマップと、ROIを適用した部分のみのZスコアマップとの比較を行なう。この目的は、脳全体の萎縮に対する注目部位の萎縮の割合を見ることにある。
ここでは、まず、図13にイメージを示すように、疾患A〜Cの疾患別の特異的ROIが用意されている場合を例として、被検者がある疾患Aを罹患しているか否かを判別する方法を説明する。なお、この方法に適用する各ROIと、判別に用いる閾値等の取得方法については後述する。
前記ステップ7の統計処理で得られた被検者のZスコアマップに対して、疾患Aに対応するROIを用いて、前記(6)式を満たすために異常と推定されたボクセルに対して、以下の4つの値を算出する。
ALL…脳全体において式(6)を満たすボクセルの数
ROI…ROI部分において式(6)を満たすボクセルの数
MEANALL…脳全体において式(6)を満たすボクセルのZスコアの平均
MEANROI…ROI部分において式(6)を満たすボクセルのZスコアの平均
更に、これらの値を次の4つのパラメータへ変換を行なう。
1=kROI
2=kROI/kALL…脳全体に対するROI部分での式(2)を満たすボクセル数の割合
3=MEANROI
4=MEANROI/MEANALL…脳全体に対するROI部分での式(2)を満たすZスコアの平均の割合
1〜P4の4つのパラメータについて、予め疾患Aを有する患者群における特性を求めておき、被検者のパラメータの値がそれに合致する場合に、被検者は疾患Aであると判別する。
例えば、4つのパラメータについて疾患Aとみなす閾値(病態識別値)を定めておき、被検者画像から得られたパラメータの値がその閾値を超えた場合に、被検者は疾患Aであるとする。つまり、P1〜P4のそれぞれの病態識別の閾値をそれぞれthP1〜thP4とする場合、P1>thP1、P2>thP2、P3>thP3、P4>thP4の少なくとも1つが満たされる場合に、被検者を疾患Aと判定する。具体的には、例えばP1のように1つのパラメータのみに注目して判定する場合や、必要に応じてP2〜P4の一部又は全部を参照して判定する場合を例に挙げることができる。
又、これをより一般化したものとしては、次式のような4つのパラメータを線形結合したものの値を用いて、疾患の判定を行なう方法がある。
θ=α0+α11+α22+α33+α44
ここで、α0〜α4は定数である。
例えば病態識別の閾値をthθとする場合、θ>thθが満たされるときに、被験者を疾患Aと判定する。これは、パラメータP1〜P4が張る空間(この場合は4次元空間となる)において、疾患群と非疾患群それぞれに属するクラスタがあり、被験者はそのどちらのクラスタに属するかを、線形的に判別することを意味する。
更に、場合によっては、次式のように2次以上の非線形結合によって判別を行なうことも可能である。
θ=α0+α11 w1+α22 w2+α33 w3+α44 w4
線形結合の場合と比較すると、線形結合の場合は疾患群と非疾患群とを分ける面(又は線)が平面(又は直線)であったのに対し、非線形結合の場合は、これが曲面(又は曲線)となる。
次に、これらの疾患別に設定されるROI(疾患特異的ROI)の作成方法、及び、病態識別値(閾値)の算出方法について説明する。
ROIは、次のようにして統計的処理に基づいて決定される。例えば、ある特定の疾患AのROIを決定するためには、図14にイメージを示すように、疾患Aの患者のMRI画像群(疾患者画像群)と、それ以外の人の画像群(非疾患者画像群)とについて、ボクセル単位で2群間の有意差を統計的に検定する2標本t検定を行なうことで求める。この検定によって有意差が認められたボクセルを、その疾患における特徴的なボクセルとみなし、その座標の集合をその疾患に対応するROIとする。
病態識別値(閾値)の決定は、その疾患について、一般的なROC(Receiver Operating Characteristic)解析によって行なう。ROC解析とは、ある検査方法について、疾患を検出する能力を定量的に解析するための一般的な手法である。
その一例として、以下に、パラメータP1とその閾値thP1によって疾患の有無を識別する場合について、閾値thP1を求める方法について説明する。
1>thP1のとき陽性、P1≦thP1のとき陰性となる検査を考え、多数のサンプルについて、検査による陽陰性と、実際の疾患の有無についてその組合せを調べると、図15の表に示すような、TP(真陽性),FP(偽陽性),FN(偽陰性),TN(真陰性)の各数値が得られる。更にこれらの値から、真陽性率(TPF:患者を正しく患者と判別した割合)、偽陽性率(FPF:健常者を誤って患者と判定した割合)が次式のように表わされる。
TPF=TP/(TP+FN)
FPF=FP/(FP+TN)
ある1つのthP1に対して、(TPF,FPF)の組が1つ求まるが、この閾値をさまざまに変えることによって得られる(TPF,FPF)をプロットしたものが、図16に例示するROC曲線である。
検査においては、TPFが高く、FPFが低くなることが望ましいが、ROC曲線においては最も左上の点がそれに対応する。この図で言えば、点Dに対応する閾値を採用するのが良いということになる。
これを、パラメータと疾患有無の観点から考えると、パラメータが1つの場合は、図17に示すように、疾患有りの分布と疾患無しの分布とを、最も良く(誤りなく)分ける境界線が、ここで求められた閾値に対応している。
続いて、複数のパラメータを同時に用いる場合における、病態識別値の決定方法について説明する。例えば、P1とP2という2つのパラメータを用いた、
θ=α0+α11+α22
という線形結合によって識別することを考えると、概念的には図18に2つのパラメータの場合の例を示すように、P1とP2によって張られる2次元空間上で、疾患有りと疾患無しのサンプルの群を、直線によって分けることになる。
ここで、閾値であるthθは、線形結合の係数α0、α1、α2によって決まる値であるから、α0、α1、α2をthθ=0となるように決めれば、θの符号のみで疾患の有無を判別することができるようになる。つまり本質的にここで決定すべき値は、線形結合の係数α0、α1、α2ということになる。
この問題は、パラメータの数をqとして一般化すると、
θ=α0+α11+α22+…+αqq …(7)
を判別関数とする2群q変数の線形判別分析として考えることができる。
その解法としては、群内平方和と群間平方和の相関比を最大化する方法や、マハラノビス距離に基づく方法が知られている(参考文献;奥野忠一:多変量解析法(改訂版)、日科技連出版社1982)が、ここではその前者に基づく方法を一例として示す。
実験値として得られているサンプルについて、疾患群、非疾患群をそれぞれ第1群、第2群とし、それぞれのサンプル数をn1、n2、g群の第mサンプルのi番目のパラメータの測定値をXimg、g群のi番目のパラメータの平均値を
Figure 2005237441
とするとき、2群の変動・共変動行列S(1)、S(2)、2群をプールした分散共分散行列Vのそれぞれ要素は以下のように定義される。
Figure 2005237441
又、各変数の平均値の差のベクトルdを、
Figure 2005237441
又、各係数を
a=(α1,α2,…,α
とすると次式が成り立つ。
Va=d
この両辺に左からVの逆行列V-1をかけると
a=V-1
として、a=(α1,α2,…,α)を求めることができる。
更に、前記式(7)の切片であるα0について、群がθの符号によって判別できるような値に決定する。これは閾値thθが0となるようにすることと等価である。
これは前記式(7)に、既に求まったα1,α2,…,α、θ=0、及び各パラメータに、次式
Figure 2005237441
により算出されるそれぞれのパラメータの平均値を代入することで得られる。
以上のようにして求まった前記式(7)の判別関数を利用して、新たな被験者データについてθの値を算出し、θの正負によって疾患か非疾患かを判別することが可能である。
アルツハイマー型痴呆(AD)を診断するために、MRIで被検者と健常者群の脳のT1強調画像を撮像し、各画像を、DICOMフォーマットとして保持しておく。DICOMフォーマットは、1ファイルにヘッダ部と画像データ部を含む医療画像で一般的に用いられる画像フォーマットであり、画像撮影時のパラメータや診断情報を保存しておくことができる。通常、DICOM画像ファイル1つが1枚のスライス画像の情報を有し、複数枚のDICOM画像によって、3次元的な脳画像を表現する。DICOM画像はDICOMサーバに保管され、必要に応じて引き出すことができる。
DICOM画像ファイルは複数枚によって脳全体の3次元的情報を表現するが、DICOMファイルのヘッダ部のみ、及び画像データ部のみを連結した形式であるAnalyzeフォーマットに変換する。Analyzeフォーマットは1人分の脳全体を、ヘッダ部ファイル、画像データ部ファイルの2ファイルで構成することができる。
脳画像の画像処理を行なうためのツールをソフトウェアに実装したものとして、SPM(Statistical Parametric Mapping)等が知られている。本実施例における以下の画像処理には、SPMを適用した。
以上の条件の下、被検者から入力したMRI脳画像に対して、前記図2のステップ1〜8の各処理を行なった。
灰白質の抽出に使用する灰白質画像のテンプレートとしては、SPMで用いられる、151人の健常者画像から得られた灰白質、白質、脳脊髄液の事前生起(存在)確率を計算したもので、1ボクセルサイズが2mm四方でFWHM=8mmのガウシアンフィルタをかけたものを用いた。
解剖学的標準化では、上記健常者画像から得られた灰白質画像をテンプレートとして用いることにより標準化を行なった。
又、健康高齢者群41例とアルツハイマー型痴呆群31例のSPMによるグループ解析により、アルツハイマー型痴呆群において最も萎縮している部位を求めたところ、両側の海馬傍回が検出され、この部位をアルツハイマー診断に用いるROIに設定した。
次に別の健康高齢者群41例とアルツハイマー型痴呆群30例において、個々のアルツハイマー型痴呆症例に対して健康高齢者群と脳局所ボクセル毎にZ検定を行ない、ROIにおける平均Z値を算出した。個々の健康高齢者に対しても、残りの健康高齢者群との間でZ検定を行ない、同様にROIにおける平均Z値を算出した。
Z値を求める際に、臨界値Z’=2とし、パラメータとしてMEANROIを用いて、ROC解析を行なったところ、正診率87%で健康高齢者とアルツハイマー型痴呆患者を識別することができた。その結果から、従来の脳血流SPECTを用いた画像統計学的解析の正診率80%程度からみても、本方法はADの診断に対して有効性が高いと言える。
以上詳述した如く、本実施形態によれば、被検者のMRI脳画像について、灰白質組織の抽出、解剖学的標準化、画像平滑化等の各処理を行なった後、標準化してある健常者群のMRI脳画像とZスコアにより統計的に比較し、予め標準化された画像データとして作成してある疾患に対応したROIの範囲における異常値の大きさによって、診断結果を出力できるようにしたので、特定の疾患について客観的な診断支援を行なうことが可能となる。
以上、本発明について具体的に説明したが、本発明は、前記実施形態に示したものに限られるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
例えば、具体的な処理手順は前述したものに限定されず、図19に示す変形例1の処理フローに従ってもよい。
この変形例1は、前記図2に示した基本処理フローにおけるステップ3の第1の画像平滑化を省略したものである。第1の画像平滑化は、入力画像のノイズを低減し、滑らかさ(smoothness)を解剖学的標準化で用いる灰白質テンプレート画像と等しくする意味があるが、元々それらが近い場合はこの平滑化処理を省略することも可能である。この場合、平滑化による情報の損失がないという利点がある。
又、同様に、具体的な処理手順は、図20に示す変形例2の処理フローに従ってもよい。
この変形例2は、上記変形例1の処理フローにおいて、灰白質組織抽出と解剖学的標準化の処理を入れ替えたものである。この場合は、解剖学的標準化で使用する標準脳画像テンプレートは灰白質に関するものではなく、抽出前の全体脳に関するものである。この標準全体脳画像テンプレートは、多くの健常者画像の平均画像、又は、多くの健常者画像と多くの患者画像の平均画像から作成する。
前記基本処理フローでは、入力脳画像が灰白質テンプレート画像に対して、例えばそのサイズに大きな差がある場合等には、灰白質抽出が正しく行なわれない可能性がある。ところが、この変形例2では、予め解剖学的標準化を行なうことで、灰白質テンプレートとの空間的な対応が良くなるという利点がある。
又、前記実施形態では、評価値としてZスコアを使用する検定方法を示したが、これに限定されず、前述した他の一般的な検定方法である2標本t検定等を用いてもよい。
以上説明したとおり、本発明によれば、被検者から入力した脳画像データに対してROIによる解析を適用することにより、手作業を介することなく客観的な診断結果を提示することができるようになる。
又、MRI脳画像を入力画像として用いる場合には、MRIの撮像にはSPECT等のようにラジオアイソトープを含む造影剤等を投与する必要がなく、それ故に被爆することもないので、肉体的負担が少ない利点もある。又、これによって比較のための患者データ、健常者データも収集し易い。又、MRIで得られる画像はSPECT画像と比較して分解能が高いという利点もある。更に、処理の全工程で機械的に処理可能であり、定量的且つ客観的な結果が得られる。
以上より、画像処理や統計学の専門的知識をもたない医師に対して、MRI画像に基づいて疾患別の診断支援を行なうことが可能となる。又、その際、幾つかの疾患の可能性が考えられる患者について、疾患別に用意された参照データと比較することにより、どの疾患の可能性が高いかを評価することが可能となる。
本発明に係る一実施形態の診断支援システムの概要を示すブロック図 本実施形態による診断支援の基本処理フローを示すフローチャート 脳のスライス画像とボクセルの特徴を模式的に示す概念図 画像の位置合わせに用いるアフィン変換の特徴を模式的に示す概念図 入力した脳画像から灰白質を抽出する処理の特徴を模式的に示す概念図 1次元の画像平滑化処理の特徴を模式的に示す概念図 3次元の平滑化処理の特徴を模式的に示す概念図 解剖学的標準化の特徴を模式的に示す概念図 非線形変換の特徴を示す概念図 ボクセル濃度値の補正処理の特徴を示す概念図 画像平滑化により生じるアーチファクトとその除去方法を示す概念図 ボクセル毎の比較検定の特徴を示す概念図 ROIによる解析の特徴を示す概念図 ROIを作成する際の特徴を示す概念図 検査の陽陰性と疾患の有無の関係を示す図表 ROC曲線の一例を示す線図 1つのパラメータによる識別方法を示す線図 2つのパラメータによる識別方法を示す線図 処理手順の変形例を示すフローチャート 処理手順の他の変形例を示すフローチャート
符号の説明
10…ユーザインタフェース
20…画像・統計処理部
30…データベース部
32…標準脳画像テンプレート
34…灰白質脳画像テンプレート
36…健常者画像データベース
38…疾患特異的ROI

Claims (19)

  1. 被検者の脳画像を入力し、画像処理して診断結果を提示することにより診断の支援を行なう脳疾患の診断支援方法であって、
    統計的手法により、脳画像における疾患毎の関心領域であるROIを予め決定しておくと共に、
    入力された被検者の脳画像と、予め用意されている健常者の脳画像との統計的比較を行なって診断結果を提示する際、前記ROIを適用することを特徴とする脳疾患の診断支援方法。
  2. 前記統計的比較を、ボクセル毎にZスコアを算出して行なうことを特徴とする請求項1に記載の脳疾患の診断支援方法。
  3. 前記統計的比較を、脳全体に対して併せて行なうことを特徴とする請求項1又は2に記載の脳疾患の診断支援方法。
  4. 前記統計的比較を、異常と判定されたボクセルの数を用いて行なうことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の脳疾患の診断支援方法。
  5. 前記統計的比較を、異常と判定されたボクセルのZスコアの平均を用いて行なうことを特徴とする請求項1、2又は3に記載の脳疾患の診断支援方法。
  6. 前記脳画像が、MRI脳画像であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の脳疾患の診断支援方法。
  7. 被検者のMRI脳画像を入力した後、
    該MRI脳画像から灰白質組織を抽出して灰白質脳画像を作成し、
    該灰白質脳画像に解剖学的標準化を施した後、前記統計的比較を行なうことを特徴とする請求項6に記載の脳疾患の診断支援方法。
  8. 被検者のMRI脳画像を入力した後、
    該MRI脳画像に、解剖学的標準化を施し、
    該標準化後のMRI脳画像から灰白質組織を抽出して灰白質脳画像を作成した後、前記統計的比較を行なうことを特徴とする請求項6に記載の脳疾患の診断支援方法。
  9. 被検者の脳画像を入力し、画像処理して診断結果を出力することにより診断の支援を行なう脳疾患の診断支援装置であって、
    統計的手法により、脳画像における疾患毎の関心領域であるROIを予め決定して保存する保存手段と共に、
    入力された被検者の脳画像と、予め作成されている健常者の脳画像との統計的比較を行なう画像・統計処理手段を備え、
    該画像・統計処理手段が、統計的比較を行なって診断結果を提示する際、前記ROIを適用する機能を有していることを特徴とする脳疾患の診断支援装置。
  10. 前記統計的比較を、ボクセル毎にZスコアを算出して行なうことを特徴とする請求項9に記載の脳疾患の診断支援装置。
  11. 前記統計的比較を、脳全体に対して併せて行なうことを特徴とする請求項9又は10に記載の脳疾患の診断支援装置。
  12. 前記統計的比較を、異常と判定されたボクセルの数を用いて行なうことを特徴とする請求項9、10又は11に記載の脳疾患の診断支援装置。
  13. 前記統計的比較を、異常と判定されたボクセルのZスコアの平均を用いて行なうことを特徴とする請求項9、10又は11に記載の脳疾患の診断支援装置。
  14. 前記脳画像が、MRI脳画像であることを特徴とする請求項9乃至13のいずれかに記載の脳疾患の診断支援装置。
  15. 被検者のMRI脳画像を入力した後、
    該MRI脳画像から灰白質組織を抽出して灰白質脳画像を作成し、
    該灰白質脳画像に解剖学的標準化を施した後、前記統計的比較を行なうことを特徴とする請求項14に記載の脳疾患の診断支援装置。
  16. 被検者のMRI脳画像を入力した後、
    該MRI脳画像に、解剖学的標準化を施し、
    該標準化後のMRI脳画像から灰白質組織を抽出して灰白質脳画像を作成した後、前記統計的比較を行なうことを特徴とする請求項14に記載の脳疾患の診断支援装置。
  17. 請求項1乃至8に記載の脳疾患の診断支援方法をコンピュータで実施するためのコンピュータ読取可能なプログラム。
  18. 請求項9乃至16に記載の脳疾患の診断支援装置をコンピュータで実現するためのコンピュータ読取可能なプログラム。
  19. 請求項17又は18に記載のプログラムが格納された記録媒体。
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