JP2005236448A - ギャップフィラーシステム - Google Patents

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filler system
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Hisao Agawa
久夫 阿川
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Abstract

【課題】 大規模なケーブル敷設工事が不要で地権者との折衝を極力少なくでき、短期間で設置が完了できる比較的低コストのギャップフィラーシステムを提供すること。
【解決手段】 通信衛星から送信される信号を受信する受信アンテナと、この受信アンテナから離れた通信衛星を見通せない位置に設置されたギャップフィラーとを含むギャップフィラーシステムであって、
前記受信アンテナで受信した信号を、リピータを介して前記ギャップフィラーに空間伝送することを特徴とするもの。
【選択図】 図1

Description

本発明は、衛星を使ったデジタル放送における衛星波が届かない場所に電波を埋めるためのギャップフィラーシステムに関するものであり、詳しくは、ギャップフィラーの設置に伴う信号伝送に関するものである。
非特許文献1には、ギャップフィラーの語意が開示されている。
すなわち、非特許文献1には、ギャップフィラー(gapfilar;再送信設備)は、問題がある部分を他の情報でフォローして、1つの流れを作り上げる技術、または通信などで電波が届きにくいところなどがある場合、一度電波を受信し、電波が届きにくいところなどに向かって電波出力を増幅して再送信する設備の総称であり、高速道路のトンネルなどで、電波がとぎれる場合にも利用されると記載されている。しかし、本発明が目的とする信号伝送の具体的な構成に関する言及はない。
非特許文献2には、「モバイル放送の「ギャップフィラー」の仕組みに迫る」との題名で、が開示されている。
すなわち、非特許文献2には、モバイル放送で使用されるギャップフィラーの種類、ギャップフィラーの設置例、ギャップフィラーの構成例などが記載されている。しかし、本発明が目的とする信号伝送の具体的な構成に関する記載はない。
デジタル・クリエーターズ連絡協議会発行、マルチメディア・インターネット事典「ギャップフィラー」[2004年2月13日検索]<URL:http://www.kaigisho.ne.jp/literacy/midic/data/k7/k793.htm> ITmedia社のモバイル関連ウェブ「モバイル放送の「ギャップフィラー」の仕組みに迫る」2003年12月26日 07:10 AM 更新[2004年2月13日検索]<URL:http://www.itmedia.co.jp/mobile/0312/26/gapfiller.html>
CDMA(Code Devision Multiple Access;符号分割多重アクセス)方式を用いた移動体通信システムの一種に、モバイル(移動体)放送がある。これは、赤道上の静止軌道に打ち上げられた通信衛星から、自動車や携帯端末などのモバイル機器にテレビ番組や音楽、データ放送などを配信するデジタル衛星放送サービスであり、例えば高速走行中の乗り物であっても、パラボラアンテナで電波を追尾することなくモバイル機器に搭載された小さなアンテナで受信できることを目指している。日本では、このようなモバイル放送の電波は、南側の方向から受信できる。
ところで、モバイル放送における課題の一つは、南側方面の通信衛星を見通せない高層ビルの谷間やトンネルや地下鉄や地下街などにおける電波のとぎれである。この対策として、電波がとぎれる可能性のある地域を事前に調べ、南側方面の通信衛星を見通せるビル屋上などへ中継装置(ギャップフィラー)を設置し、多チャネル信号の振幅についてゲイン制御を行い多重化出力することが行われている。
ところが、諸般の事情で、ギャップフィラーを受信アンテナとは離れた南側方面の通信衛星を見通せない場所に設置せざるを得ないことがある。この場合、受信アンテナを南側方面の通信衛星を見通せる近くのビルなどに設置し、受信信号をケーブルを介してギャップフィラーに伝送することになる。
図7は、受信アンテナとギャップフィラーをケーブルを介して接続する形態で設置した従来の設置例を示す構成図である。図7において、図示しない通信衛星から一般モバイル放送用の2.6GHz帯の信号とともに送信されるギャップフィラー用の12GHz帯のTDM(Time Division Multiplex;時分割多重)信号を南側方面の通信衛星を見通せる近くのビル1の屋上に設置した受信アンテナ2で受信し、受信アンテナ2の受信部に設けられているLNB(Low Noise Block Converter;低雑音ダウンコンバータ)3で1GHzの中間周波数に変換してからケーブル4に入れる。
ギャップフィラー5は、受信アンテナ2が設置されているビル1の近くの地下街6に設置されている。ギャップフィラー5は、ケーブル4を介して伝送される1GHzの中間周波数に変換されたTDM信号をTDM/CDM変換部で復調してCDM(Code Division Multiplex;符号分割多重)信号に変換した後、アップコンバータ部で2.6GHz帯の一般モバイル放送用の信号に変換して送信アンテナ7に出力する。送信アンテナ7は、2.6GHz帯の一般モバイル放送用の信号を、送信アンテナ7に割り当てられたサービスエリアである地下街6に向けて放送波として放射する。
しかし、このような従来のシステム構成によれば、ビル1の屋上から地下街6に設置されているギャップフィラー5までケーブル4を敷設することになるため、工事費が嵩むという問題がある。
また、ケーブル4を敷設するのにあたり、ビル1内部の各階の複数の地権者の場所を通ることが多々あり、各地権者との折衝が煩雑になるという問題もある。
本発明は、これらの従来の問題点を解決するものであり、その目的は、大規模なケーブル敷設工事が不要で地権者との折衝を極力少なくでき、短期間で設置が完了できる比較的低コストのギャップフィラーシステムを提供することにある。
このような課題を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、
通信衛星から送信される信号を受信する受信アンテナと、この受信アンテナから離れた通信衛星を見通せない位置に設置されたギャップフィラーとを含むギャップフィラーシステムであって、
前記受信アンテナで受信した信号を、リピータを介して前記ギャップフィラーに空間伝送することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のギャップフィラーシステムにおいて、
前記リピータは、電気信号を空間伝送することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のギャップフィラーシステムにおいて、
前記リピータは、前記受信アンテナで受信した信号を直接増幅することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項2記載のギャップフィラーシステムにおいて、
前記リピータは、前記受信アンテナで受信した信号を中間周波数に変換して増幅することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、請求項2記載のギャップフィラーシステムにおいて、
前記リピータは、データを再生して送信することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、請求項1記載のギャップフィラーシステムにおいて、
前記リピータは、光信号に変換して空間伝送することを特徴とする。
本発明によれば、受信アンテナからギャップフィラーまでのケーブル敷設が不要になることから、地権者との折衝を極力少なくできる。これにより、設置計画立案から設置完了までの期間を大幅に短縮でき、システム全体を安価に構築できる。
以下、本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を示すブロック図であり、図7と共通する部分には同一の符号を付けている。図1において、南側方面の通信衛星を見通せる近くのビル1の屋上には、図示しない通信衛星から一般モバイル放送用の2.6GHz帯の信号とともに送信されるギャップフィラー用の12GHz帯のTDM信号を受信する受信アンテナ8と、この受信アンテナ8で受信した12GHz帯のギャップフィラー用TDM信号を、例えば地下街の入り口に設けられている受信アンテナ2に向けて空間伝送するリピータ9が設けられている。
本発明で用いるリピータ9としては、図2に示すように衛星から受信するマイクロ波帯信号を再送するマイクロ波方式と、図3に示すように光信号に変換して光伝送を使う方式とが考えられる。
図2に示すマイクロ波方式では、受信アンテナ8で受信した12GHz帯のギャップフィラー用TDM信号は、マイクロ波リピータ部10および送信アンテナ11を経て、地下街の入り口に設けられている受信アンテナ2に向けて空間伝送される。ここで、図2の構成における地権者は、ビル屋上の地権者と地下鉄や地下街の地権者のみとなる。なお、地下街の入り口に設けられている受信アンテナ2から送信アンテナ7に至る経路の構成および動作は図7と同様であり、それら重複部分についての説明は省略する。
図2のマイクロ波方式によれば、図7に示す従来の中間周波数伝送に用いていた伝送ケーブル4およびそれらの敷設工事が不要になるとともに、ビル1内の複数地権者との折衝も不要になり、比較的安価に構成することができる。
図3に示す光伝送方式では、受信アンテナ8で受信した12GHz帯のギャップフィラー用TDM信号は、TDM/CDM変換部12でCDM信号に変換された後E/O変換部13で光信号に変換され、ビル1の屋上に設けられた光送信部14から地下街の入り口に設けられている光受信部15に向けて空間伝送される。光受信部15で受信された光信号はO/E変換部16で再び電気信号に変換される。
光伝送方式によれば、光を使用することから電波法に基づく各種の規制を受けることがなく、設計の自由度が大きくなる。
図2に示すマイクロ波方式の具体例としては、図4に示すマイクロ波帯増幅タイプ、図5に示す中間周波数増幅タイプ、図6に示す再生中継タイプなどが考えられる。
図4に示すマイクロ波帯増幅タイプでは、受信アンテナ8で受信した12GHz帯のギャップフィラー用TDM信号を増幅器17で増幅し、送信アンテナ11に出力する。
マイクロ波帯増幅タイプは、高い周波数の増幅器が必要で技術的難易度が高くなるものの、全体の構成を簡単化できる。
図5に示す中間周波数増幅タイプでは、受信アンテナ8で受信した12GHz帯のギャップフィラー用TDM信号を第1のミキサー18の一方の入力端子に入力してミキサー18の他方の入力端子に入力される発振器19の出力信号と混合して中間周波数を生成しこの中間周波数成分を増幅器20で増幅するとともに、増幅器20の出力信号を第2のミキサー21の一方の入力端子に入力してミキサー21の他方の入力端子に入力される発振器19の出力信号と混合して再び12GHz帯のギャップフィラー用TDM信号に変換して送信アンテナ11に出力する。
中間周波数増幅タイプは、12GHz帯の高い周波数信号を比較的低い周波数の低い中間周波数信号に変換して増幅し、その後再び12GHz帯の高い周波数信号に変換するので、技術的難易度をかなり解消でき、全体の構成を簡単化できる。
図6に示す再生中継タイプでは、受信アンテナ8で受信した12GHz帯のギャップフィラー用TDM信号をLNB22で1GHzの中間周波数に変換してからTDM/CDM変換部23で復調してCDM信号に変換した後、変調部24で再びギャップフィラー用TDM信号に変換し、送信アンテナ11に出力する。
再生中継タイプは、データを再生して送信するので、他の方式に比べてS/N比の優れた信号出力を送信できる。
なお、上記実施例では、地下街にギャップフィラーを設置する例を説明したが、地下鉄にも同様に適用できるものである。
以上説明したように、本発明によれば、大規模なケーブル敷設工事が不要で地権者との折衝を極力少なくでき、短期間で設置が完了できる比較的低コストのギャップフィラーシステムを実現できる。
本発明の一実施例を示すブロック図である。 本発明で用いるマイクロ波方式の概念を示すブロック図である。 本発明で用いる光伝送方式の概念を示すブロック図である。 本発明で用いるマイクロ波方式の具体例を示すブロック図である。 本発明で用いるマイクロ波方式の他の具体例を示すブロック図である。 本発明で用いるマイクロ波方式の他の具体例を示すブロック図である。 従来のシステム構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 ビル
2,8 受信アンテナ
3 LNB(Low Noise Block Converter;低雑音ダウンコンバータ)
4 ケーブル
5 ギャップフィラー
6 地下街
7 送信アンテナ
9 リピータ

Claims (6)

  1. 通信衛星から送信される信号を受信する受信アンテナと、この受信アンテナから離れた通信衛星を見通せない位置に設置されたギャップフィラーとを含むギャップフィラーシステムであって、
    前記受信アンテナで受信した信号を、リピータを介して前記ギャップフィラーに空間伝送することを特徴とするギャップフィラーシステム。
  2. 前記リピータは、電気信号を空間伝送することを特徴とする請求項1記載のギャップフィラーシステム。
  3. 前記リピータは、前記受信アンテナで受信した信号を直接増幅することを特徴とする請求項2記載のギャップフィラーシステム。
  4. 前記リピータは、前記受信アンテナで受信した信号を中間周波数に変換して増幅することを特徴とする請求項2記載のギャップフィラーシステム。
  5. 前記リピータは、データを再生して送信することを特徴とする請求項2記載のギャップフィラーシステム。
  6. 前記リピータは、光信号に変換して空間伝送することを特徴とする請求項1記載のギャップフィラーシステム。
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