JP2005235272A - データ記録再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 放送波で伝送される番組を、メタデータ等を利用してダイジェスト再生する場合、番組を記録する端末の種類や設定時刻のずれ等が原因で、再生するシーンがずれてしまう。
【解決手段】 放送波で正確な番組の開始位置を表す情報を伝送し、端末が番組を記録する際に、前記情報を元に番組の開始位置を補正したインデックス情報を作成し、ダイジェスト再生時に前記インデックス情報を用いて再生位置を決定する。つまり、番組データを記録する際に番組の先頭からの正確なインデックスを作成し、これによって、メタデータに従ったシーン再生を正確に迅速に行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、放送に含まれる映像音声番組を記録し、ユーザの指示やメタデータなどに従ってシーンの一部を選択して再生する装置に関する。
現在、放送波の映像音声番組を記録し、メタデータに基づいてユーザの好むシーンのみを選択して再生する「ダイジェスト再生」の運用が検討されている。
特許文献1では、記録したデータに先頭からの経過時間を表す時刻情報をインデックスとして持ち、データの途中から再生する際のアクセスを迅速に行う技術が開示されている(特許文献1参照)。
特許文献2では、データを記録した際の絶対時刻情報を保持し、前記絶対時刻情報を利用することで、外部から入手したブックマークを元に指定位置から再生する技術が開示されている(特許文献2参照)。
特開平11−273314号公報 特開2003−46910号公報
しかしながら、番組の予約録画は番組開始時刻よりも前から録画を開始することが多く、端末の種類によって録画開始タイミングがずれてしまう。また、端末の時計のずれによっても録画開始タイミングがずれてしまう。このため、上記特許文献1の技術を利用してシーン指定の再生を実施すると、録画した端末によって再生位置が変化してしまうという問題点が発生する。
更に、例えば地上波と衛星波で野球の生中継を放送している場合、これらの番組を受信して記録すると、電波が放送局から端末に届くまでにかかる時間にタイムラグが発生するため、絶対時刻を元に再生位置を決定する上記特許文献2の技術を利用すると、同じシーンを指定して再生しても、地上波と衛星波で異なった部分を再生してしまうという問題が発生する。
そこで本発明は、番組データを記録する際に番組の先頭からの正確なインデックスを作成し、メタデータに従ったシーン再生を正確に迅速に行う装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は、番組開始位置情報を含む放送波で伝送されるデータを受信して記録し、記録したデータをダイジェスト再生するデータ記録再生装置を提供し、ここで、該データ記録再生装置は、前記放送波で伝送されるデータを受信するデータ受信手段と、番組開始位置情報を解析するパケット情報抽出手段と、前記データ受信手段が受信したデータを記録するデータ記録手段と、前記データ記録手段によって記録されたデータを保持するデータ保持手段と、前記パケット情報抽出手段が解析した番組開始位置情報と、前記データ記録手段が記録するデータサイズと、データ受信タイミングに応じてデータのインデックス情報を生成するインデックス情報生成手段と、データのダイジェスト再生情報であるメタデータを保持するメタデータ保持手段と、前記メタデータと前記インデックス情報とを元に、前記データ保持手段に保持されているデータの再生位置を決定し指示する再生制御手段と、前記再生制御手段からの指示に基づいて、前記データ保持手段に保持されているデータを再生するデータ再生手段と、を具備することを特徴とする。
本発明の一実施態様において、前記データ受信手段で受信するデータは、MPEG2ストリームである。
本発明の一実施態様において、前記パケット情報抽出手段で解析する番組開始位置情報は、NPT参照メッセージである。
本発明の一実施態様において、前記データ保持手段に保持されているデータは番組の先頭位置であって、前記インデックス情報の番組開始位置は記録データの先頭である。
本発明の一実施態様において、前記メタデータ保持手段に保持されているメタデータは再生するシーンをNPTの値で指定することを特徴とし、NPTの歩進が0のシーンは再生しないことを特徴とする。
本発明の一実施態様において、前記データ保持手段に保持されているデータの編集手段を持ち、前記データを編集する際に、前記インデックス情報をデータの編集に合わせて編集する。
本発明はまた、番組開始位置情報を含む放送波で伝送されるデータを受信して記録し、記録したデータをダイジェスト再生するデータ記録再生方法を提供し、ここで、該データ記録再生方法は、前記放送波で伝送されるデータを受信するデータ受信ステップと、番組開始位置情報を解析するパケット情報抽出ステップと、前記データ受信ステップにて受信したデータを記録するデータ記録ステップと、前記データ記録ステップによって記録されたデータを保持するデータ保持ステップと、前記パケット情報抽出ステップにて解析した番組開始位置情報と、前記データ記録手ステップにて記録するデータサイズと、データ受信タイミングに応じてデータのインデックス情報を生成するインデックス情報生成ステップと、データのダイジェスト再生情報であるメタデータを保持するメタデータ保持ステップと、前記メタデータと前記インデックス情報とを元に、前記データ保持手段に保持されているデータの再生位置を決定し指示する再生制御ステップと、前記再生制御ステップからの指示に基づいて、前記データ保持手段に保持されているデータを再生するデータ再生ステップと、を有することを特徴とする。
本発明はまた、上述のデータ記録再生方法を実行するためのプログラム、およびその記録媒体を包含する。
本発明により、ユーザによる手動録画などで記録の開始時刻がずれた場合や、記録した機器の時計がずれていた場合、衛星波など伝送にタイムラグが発生する伝送路で放送された番組を記録した場合などでも、メタデータを利用してシーンを正確なタイミングで再生するダイジェスト再生が実現可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照しながら説明する。
本データ記録再生装置は、放送波からデータを記録する際に、記録するデータのインデックス情報を作成し、後に記録したデータをメタデータなどに従ってシーン再生する際に、前記インデックス情報を利用することで、メタデータに記述されたシーンを正確に再生することを特徴とする装置である。
図1は本実施の形態のデータ記録再生装置の構成を表す図である。データ受信手段101は放送波から、映像音声や時刻情報を含むストリームを受信し、前記ストリームをパケット情報抽出手段102へ渡す。本実施例では、放送波で伝送するストリームの形式として、MPEG2(Moving Picture Experts Group−2:ISO/IEC13818)で規定されているTS(Transport Stream)を例に説明するが、伝送ストリームの形式はMPEG2に限るものではない。
パケット情報抽出手段102は、データ受信手段101から受信したTSを解析し、時刻情報を表すパケットからその時点の番組開始からの相対時刻を計算し、前記計算結果をインデックス情報生成手段104に渡す。時刻情報以外のパケットはデータ記録手段103に渡す。
データ記録手段103は、パケット情報抽出手段102から渡されるTSを受信し、データ保持手段105に格納する。データ保持手段105は、ハードディスクやリムーバブルディスク、シリコンディスクなどの記録媒体であり、映像音声ストリームやインデックス情報などを記録することができる。
インデックス情報生成手段104は、前記パケット情報抽出手段102から受信した番組開始からの相対時刻情報を受信すると、それを元にインデックス情報を生成し、データ保持手段105に格納する。
メタデータ保持手段106は、データ保持手段105に蓄積されている番組のダイジェスト再生方法を表すメタデータを記録する。メタデータ保持手段106も、データ保持手段105と同様にハードディスクやリムーバブルディスク、シリコンディスクなどの記録媒体からなる。
再生制御手段107はユーザからの再生指示に従って、メタデータ保持手段106に蓄積されているメタデータに従った再生シナリオを、データ保持手段105に蓄積されているインデックス情報を元に算出し、データ再生手段108に再生指示を通知する。ユーザからの再生指示は、再生可能なデータのリストを表示して、それをユーザがリモコンで選択する方法が考えられるが、前記方法に限らないことは言うまでも無い。ユーザからの再生指示の受信に関しては、本発明の本質とは関係ないため詳細については記述しない。
データ再生手段108は、再生制御手段107からの指示に従って、データ保持手段105に蓄積されている番組データを逐次読み出して、ディスプレイ等に出力する。ユーザへの表示ディスプレイは本装置に具備されていても良いし、本装置は外部のディスプレイに対する出力機能のみを具備していても良い。
図2は、放送波で伝送されるMPEG2−TSの概要を表す図である。実際のMPEG2−TSには図示した情報以外にも、制御情報やデータなどが含まれているが、本発明に直接関係しない部分については省略している。
図2において、Pと記述された四角はPCR(Program Clock Reference)と呼ばれるパケットで、Pの下に記述されている数値は、該パケットが到着した瞬間のシステム時刻(STC:System Time Clock)を表す。
Aと記述された四角は音声パケットを表し、Aの下に記述されている数値が、該音声を再生するタイミングのSTCを表す。
Vと記述された四角は動画パケットを表し、Vの下に記述されている数値が、該動画を再生するタイミングのSTCを表す。
MPEG2では、上記AパケットやVパケットに記述している値はPTS(Presentation Time Stamp)と呼ばれ、各音声パケットや動画パケットはSTCがPTSで示された値になった時に再生される。更に、PTSはパケット単位ではなく、複数のTSパケットから構成されるアクセスユニットと呼ばれる再生単位のまとまり毎に付与され、映像と音声のTSパケットは混在して送出されるが、本実施例では分かりやすさのために、映像と音声データに関しては、便宜的にアクセスユニットをパケットと呼んで説明する。
図3は、データ再生手段108の詳細を表す図である。データ再生手段108が、図2に示すストリームを受信しそれを再生する場合の動作例を以下に示す。
まず、AVパケット受信分離手段301はパケット201を受信する。パケット201はPCRパケットであるため、その時点のSTCが1000であると認識し、クロック302のカウンタを1000にセットする。また、パケット201は再生を開始して最初に扱うパケットであるため、クロック302の経過時間を0とする。従って、STC=1000の瞬間は経過時間=0となる。
クロック302はSTCと同じ周波数(90KHz)で動作し、STCと同じタイミングで増加し(STCが1増加するごとに前記カウンタも1増加する)、STCとしてのカウンタと、最初のパケットを処理した時刻を0とする経過時間の2種類の時刻を計測できるものとする。クロック302は1つの時計を持ちカウンタと経過時間のいずれかを実際にカウントし、残りの値は計算で求めても良いし、2つの時計を用いてそれぞれの値をカウントしても良い。
次にAVパケット受信分離手段301がパケット202を受信し、パケット202は音声パケットであることが分かる。音声パケットは、音声バッファ303へ蓄積される。音声バッファに蓄積されたパケット202は、STCが5000の時点で再生するパケットであるため、この時点では再生されない。
次にAVパケット受信分離手段301がパケット203を受信し、パケット203は映像パケットであることが分かるため、映像バッファ306へ蓄積する。パケット203もパケット202と同様再生タイミングに達していないため、この時点では再生されない。
続くパケットを受信しながら時間が経過すると、クロック302のカウンタが5000に到達する。この時点では、パケット207まで受信しているとすると、音声バッファ303にはパケット202、パケット205が、映像バッファ306にはパケット203、パケット204、パケット206、パケット207が蓄積されている。
クロック302のカウンタが5000に達すると、パケット202とパケット203を再生するタイミングとなるため、音声パケット抽出手段304がパケット202を音声バッファ303から取り出し音声デコーダ305へ渡し、映像パケット抽出手段307がパケット203を映像バッファ306から取り出し映像デコーダ308へ渡す。
音声デコーダ305と映像デコーダ308は、それぞれ受信したパケットを再生する。
以後もAのパケットとVのパケットを受信した場合は、同様に、AVパケット受信分離手段301がパケットを受信し、音声バッファ303、映像バッファ306に振り分けて蓄積し、クロック302の値に応じて音声パケット抽出手段304や映像パケット抽出手段307が、そのタイミングで再生すべきパケットを音声デコーダ305や映像デコーダ308へ渡し、音声デコーダ305や映像デコーダ308は受信したパケットを再生する。
続いて、AVパケット受信分離手段301がパケット210を受信すると、このパケットはPCRであるので、その瞬間のSTCが7000であることが認識できる。クロック302のカウンタはSTCを表すため、通常は7000を指しているはずだが、誤差が閾値を越えた場合にはクロック302のカウンタを正しい値に補正しても良い(パケット209を受信した瞬間のクロック302のカウンタ値が7000から一定値以上ずれていたら、クロック302のカウンタ値を7000に補正する)。
データ再生手段108が、データ保持手段105に蓄積されているデータを再生する場合には、データ保持手段105に蓄積されているデータの各パケットに付与されたタイムスタンプを利用する。タイムスタンプについては後述する。
次に、データ受信手段101で受信したストリームをデータ保持手段105に蓄積する際の処理について図を用いて説明する。
図4は、時刻情報パケットを含むTSの例である。前記TSは図2で示したTSと、時刻情報を表すパケット401が含まれている点で異なる。時刻情報パケットはSが記入された四角で表されており、図4の例では、パケット206とパケット207の間に伝送されている。
時刻情報パケットのSの下に記述されている数値は、その時点で放送中の(次に放送する)番組の開始時刻のSTC値を示すものであり、例えば端末がパケット401を受信すると、STCが10000の時点(すなわちパケット211を再生する時点)で番組が開始することを認識できる。
MPEG2では、時刻情報パケットとしてNPT(Normal Play Time)を用いることが可能である。NPTは、NPT参照メッセージと呼ばれるパケットを用いてSTCとの相対関係を伝送することで定義される。例えば、パケット401は、STC_Reference=10000、NPT_Reference=0、歩進1のNPT参照メッセージを伝送することで伝えられる。NPTに関しては、ISO/IEC13818−6、ARIB STD−B24、ARIB TR−B15などの規格書で詳細に規定されている。
以下に、データ記録再生装置がパケット201から記録を開始した場合の動作を説明する。記録の開始タイミングは、ユーザが予約した番組の記録を端末が自動で開始しても良いし、番組が始まる時にユーザが録画ボタンを押すことで開始しても良い。データの記録開始のプロセスについては、本発明と関連しないため詳細については記述しない。
図5は、本実施例のデータ記録再生装置における、データの記録処理を表すフローチャートである。
番組の記録を開始すると、ステップS501においてデータ受信手段101でパケットを受信し、受信したパケットが時刻情報かどうかを判定する(ステップS502)。ここで時刻情報とは、番組の開始時刻を表す情報のことで、図4におけるパケット401が時刻情報にあたり、MPEG2−TSではNPT参照メッセージが時刻情報にあたる。
ステップS502:yesの場合、ステップS503へ遷移する。ステップS503では、パケット情報抽出手段102がパケットを受け取りパケットの情報を解析し、そこで得られた番組開始時刻を、インデックス情報生成手段104へ通知する。
ステップS504において、インデックス情報生成手段104は、受信した前記番組開始時刻が既に取得済みの番組開始時刻と同じものかどうかを判定する。前記判定がnoの場合、以後新たに取得した番組開始時刻を基準にインデックス情報を作成する(ステップS505)。ステップS505の処理終了後、および、ステップS504でyesの判定だった場合、ステップS510へ遷移する。
一方、ステップS502における判定がnoの場合、ステップS506へ遷移する。ステップS506では、データ受信手段101が受信したパケットが番組情報かどうかを判定する。ステップS506:yesの場合、ステップS507へ遷移する。ここで、番組情報とは、その時点で放送中の番組と次に放送予定の番組に関する情報を表す情報で、番組のタイトルや放送期間などの情報を含む。番組情報に関しては、ARIB(電波産業会)から出版されている技術資料(TR−B15等)に詳しく記述されているため、ここでは詳細については説明しない。
ステップS507において、パケット情報抽出手段102は受信した番組情報パケットを解析し、番組の情報を取得し、それをインデックス情報生成手段104に通知する。
番組情報には、現在放送中の番組と次に放送予定の番組が記載されているため、パケット情報抽出手段102は、いずれかの番組の情報を選択する必要がある。本実施例では、番組情報に含まれる番組の放送時間と現在時刻を比較して、現在時刻が放送時間に含まれる方の番組情報を抽出するものとする。ただし、記録開始した時刻が、次の番組が始まる時刻の直前である場合など、番組の切れ目付近で番組情報パケットを受信した場合や、既に次の番組の時刻情報を取得している場合などは、次の番組の番組情報を抽出しても良い。
次に、ステップS508において、インデックス情報生成手段104は、前記受信した番組情報が以前に受信した番組情報と同じものかどうかを確認する。ステップS508:noの場合、受信した番組情報に関するインデックス情報の作成を開始する(ステップS509)。
なお、ステップS503で得られる番組開始時刻とステップS507で得られる番組情報は同時に切り替わるべきであり、インデックス情報生成手段104は、番組開始時刻と番組情報の両者が切り替わった時点で、新しい番組に関するインデックス情報の作成を開始するようにしても良い。
ステップS506:no、ステップS504:yes、ステップS508:yesの場合、もしくはステップS505終了後、及びステップS509終了後は、ステップS510へ遷移し、データ記録手段103が受信したパケットにタイムスタンプを付与して、データ保持手段105に記録する。タイムスタンプとしては、STCと同じ歩進で進む値を付与することとする。タイムスタンプのカウントは、図3に示したクロック302から受信したカウント値を用いる(ただし、図1では情報伝達のための矢印は省略している)。
この際、データ記録手段103は、映像音声以外のパケットを受信することもあるが、再生に必要な情報は映像音声以外のパケットも一緒にデータ保持手段105に記録する。再生に不要なパケットに関しては、記録してもしなくても良い。
ステップS511では、データ記録手段103がインデックス情報生成手段104にインデックス情報を通知するタイミングになったかどうかを判定する。インデックス情報を通知するタイミングとは、例えば直前にインデックス情報を通知してから一定時間以上経過した場合や、一定数のパケットを受信した場合、受信パケットがGOP(Gourp Of Picture)の先頭であった場合、一定数以上のアクセスユニットを受信した場合、等様々な条件が考えられる。
ステップS511:noの場合ステップS513へ遷移する。ステップS513では、番組記録の終了に達したかどうかを判定し、yesの場合、記録処理を終了し、noの場合、ステップS501へ遷移する。番組記録の終了の判定は、録画予約の時刻を過ぎた場合に番組記録を終了する、番組終了を表すパケットを受信した場合に番組記録を終了する、など様々な判定基準が考えられるが、本発明では、どのような判定基準を用いても番組記録を終了することさえ分かれば良い。
ステップS511:yesの場合、ステップS512へ遷移し、データ記録手段103は、映像や音声のパケットの提示時刻と、記録を開始してからそのパケットまでに何バイトあるかを表す位置情報をインデックス情報生成手段104に通知する。インデックス情報生成手段104は、受信した情報を元にインデックス情報のエントリを追加する。
以下に、図4に示すストリームを受信した場合の記録処理の例を示す。図4には番組情報パケットが図示されていないが、番組記録開始時に取得して、直後に始まる番組が「ドラマA」であり、インデックス情報生成手段104はドラマAに関するインデックス情報を生成開始したものとする。
最初にパケット201を受信し、ステップS502:no、ステップS506:noと判定し、ステップS510へ遷移する。ステップS510ではデータ保持手段105に、タイムスタンプが付与されたパケット201が記録される(図6におけるパケット601)。図6に示す各パケットの一番下に記述されている数値はそのパケットの受信タイミングを表すタイムスタンプである。図6は、最初にパケットを受信したタイミングを0として、その後受信したパケットに対して、STCと同様の歩進で進むクロックに従ってタイムスタンプを付与しながら記録されたパケット列である。
次にSTCのカウントが600進んだ時点でパケット202を受信したとする。パケット202もパケット201と同様にステップS502:no、ステップS506:noと判定されステップS510へ遷移し、データ保持手段105にパケット602として記録される。この際に付与されるタイムスタンプは、パケット202を受信したタイミングである600が割り振られている。
以降に受信するパケット203〜パケット206も、パケット201と同様の処理が行われ、パケット603〜パケット606として記録される。
次に、パケット401を受信すると、ステップS502:yesと判定され、ステップS503へ遷移する。ステップS503では、パケット情報抽出手段102が時刻情報を解析し、STCが10000の時点で番組の開始タイミングであることが分かる。パケット情報抽出手段102は、前記番組開始タイミング情報をインデックス情報生成手段104に通知する。
番組開始情報を受信したインデックス情報生成手段104は、ステップS504において受信した番組開始情報を既に受信している番組開始情報と比較する。この例では、データの記録を開始したばかりであるので、ステップS504の判定はnoとなり、ステップS505へ遷移し、受信した番組開始情報を記憶する。
図7は、図4のストリームを記録する際に、インデックス情報生成手段104が作成するインデックス情報の例である。インデックス情報701は、番組情報を受信して、記録する番組のタイトルをインデックス情報として記録する(番組名702)。また、パケット401を受信した時点では、番組開始時刻がSTC=10000であることを記憶しているのみで、開始位置703には情報は作成されていない。
更にパケットを受信し、データ保持手段105への記録を続ける。その後、パケット211を受信すると、ステップS502:no、ステップS506:noと進んで、ステップS510の処理を実施し、ステップS511の判定を行う。本例では、インデックス情報の通知タイミングとして、各映像パケット、音声パケットを受信したタイミングであるとすると、ステップS512へ進む。
ここで、便宜的に各パケットのサイズが全て5000バイトであるとすると、パケット211を受信するまでに、55000バイトのパケットがデータ保持手段105に記録されており、パケット211は55001から始まることが分かる。
受信したパケット(パケット211)のPTSは10000であるので、PTSが10000の映像パケットが55001バイト目から蓄積されているという情報をインデックス情報生成手段104に通知する。前記情報を受信したインデックス情報生成手段104は、番組開始時刻がSTC=10000の時点であることを記憶しているため、これと照らし合わせて、番組開始時刻に再生するパケットは55001バイト目にあたることをインデックス情報701へ記録する(開始位置703)。
次に、パケット212を受信し、データ記録手段103は同様にPTSが11000の映像パケットが60001バイト目から記録されることをインデックス情報生成手段104に通知する。前記情報を受信したインデックス情報生成手段104は、番組開始後STCカウントで1000経過した時に再生する映像パケットが60001バイト目に記録されているというエントリを追加する(エントリ704)。
同様にパケット213を受信した際にエントリ705を、パケット214を受信した際にエントリ706を、というように映像・音声パケットを受信するごとにインデックス情報を追加していく。
MPEG規格において、STCは1秒間に90000カウント増加するため、55001バイト目からの映像パケットを再生したのち、90分の1秒後に60001バイト目からの映像パケットと65001バイト目からの音声パケットを再生し、更に90分の1秒後に70001バイト目からの映像パケットを再生する、ということが分かるインデックス情報が作成できる。ただし、実際には、MPEGの映像は約30分の1秒に一コマ程度のフレームレートであるため、アクセスユニットは少なくともSTCが3000おき程度に、GOP単位だと約45000おきになる。
図8は、メタデータを用いた番組のダイジェスト再生時の処理を表すフローチャートである。メタデータとは、ダイジェスト視聴のための再生情報を表現するものである。メタデータの例を図9に示す。
図9は、全体で60分のドラマAから名シーンのみを抽出して、15分間のダイジェスト版を再生するためのメタデータの例である。このメタデータに従ってドラマAを再生すると、ドラマ開始時から13分経過した時点から4分間、25分経過した時点から7分間、43分経過した時点から4分間のダイジェスト視聴ができる。
実際には、メタデータは、MPEG7やTV−Anytimeなどの規格に従ってXMLで記述されることが多いが、本実施例では分かり易いように文字情報として記述している。
以下にメタデータを用いた番組のダイジェスト再生について、図8を用いて説明する。
ステップS801において再生制御手段107がユーザから番組の再生指示を受信する。再生指示は、蓄積済み番組一覧と利用できるメタデータ一覧などを表示して、それをユーザがリモコン等を用いて再生の指示をする。
再生制御手段107はステップS802において、再生対象とするメタデータと再生対象番組のインデックス情報を取得し、ステップS803へ遷移する。ステップS803では、メタデータに記載されているシーンについてデータ再生手段108に再生の指示が済んでいるかどうかを判定する。既に全シーンについてデータ再生手段108に再生指示済みの場合、ステップS813へ遷移してデータ再生手段108が最後のシーンの再生を終了するまで待ってから処理を終了する。
ステップS803においてまだ再生指示を出していないシーンがある場合(ステップS803:no)、ステップS804へ遷移する。ステップS804において、再生制御手段107は、次に再生するシーンをメタデータから取得して、インデックス情報を元に再生するシーンに該当するデータの位置を計算して求める。
ステップS805において、再生制御手段107はデータ再生手段108に対して、ステップS804で求めた再生位置の再生指示を出す。前記再生指示を受信したデータ再生手段108のAVパケット受信分離手段301は、再生が指定された位置に該当するデータをデータ保持手段105から読み出し(ステップS806)、ステップS807へ遷移する。
ステップS807では、AVパケット受信分離手段301は読み出したパケットを全て転送済みかどうか判定し、yesの場合、ステップS803へ遷移する。noの場合、ステップS808へ遷移する。
ステップS808で、AVパケット受信分離手段301は、次に転送すべきパケットのタイムスタンプと、クロック302の経過時間の値を比較し、これが一致していた場合、ステップS809へ遷移し、一致していなかった場合、ステップS810へ遷移する。この際に、あるメタデータのシーンの再生を開始して初めて扱うパケットであった場合、クロック302の経過時間の値として、読み込んだパケットのタイムスタンプと同じ値を設定する。
ステップS809では、タイムスタンプとSTCが一致するパケットが映像パケットである場合、映像バッファ306へ転送し、音声パケットである場合、音声バッファ303へ転送する。それ以外のパケットであったら該パケットは破棄する。ただし、再生以外で必要な情報であった場合(例えばEPG情報やデータ放送のパケットなど)、各パケットを適切な処理系統へ渡す(EPGアプリケーションやデータ放送ブラウザなど)。
ステップS810において、音声パケット抽出手段304(映像パケット抽出手段307)は、音声バッファ303(映像バッファ306)に格納されている音声(映像)パケットの再生時刻(PTS)とクロック302のカウンタを比較して、両者が一致していた場合、該当音声(映像)パケットを音声デコーダ305(映像デコーダ308)に転送する(ステップS811)。
ステップS812において、音声(映像)パケットを受信した音声デコーダ305(映像デコーダ308)は、受信したパケットを再生する。
以下に、図9のメタデータに従って図10のインデックス情報で示すデータを再生する場合の処理について説明する。
ステップS801において、ユーザからドラマAの名シーン抽出(15分)のダイジェスト視聴が指示され、ステップS802で、再生制御手段107が図9に示すメタデータ情報と図10に示す映画Aのインデックス情報を読み込んでステップS803に遷移する。
この時点ではまだどのシーンも再生していないため、ステップS803:noとなりステップS804へ遷移する。ステップS804において、再生制御手段107はメタデータ情報から、名シーン1(13分から17分)の再生を行うことを読み取り、インデックス情報からその時間帯に該当するデータの位置を求める。
13分目の位置をSTCと同じ歩進で換算すると、70200000(13×60×90000)であり、17分目の位置は91800000(17×60×90000)であるため、図10に示すインデックス情報より、585MB目の位置から765MB目の位置が13分から17分に該当することが求められる。
次にステップS805において、データ再生手段108に585MB目から765MB目の位置のデータを再生するように指示を出す。前記指示を受信したデータ再生手段108のAVパケット受信分離手段301が、データ保持手段105からドラマAの585MB目から765MB目のデータを読み出す(ステップS806)。この際に、メモリ容量等が不足している場合などは、一度に読み込まずに順次読み込んでも良いことは言うまでも無い。
AVパケット受信分離手段301は、ステップS807で読み込んだデータを全て転送済みかどうか判定する。この段階では、まだ何も転送していないため、判定はnoとなり、ステップS808へ遷移する。
直前に何もパケットを転送していないため、ステップS808は無条件でyesとなり、ステップS809において最初のパケットを音声バッファ303または映像バッファ306に転送する。更に、この時に読み込んだパケットに付与されているタイムスタンプを、クロック302の経過時間にセットする。
対象パケットが音声パケットか映像パケットでない場合はそのパケットは必要とする処理系統へ渡すか、破棄する。また、対象パケットがPCRパケットである場合には、該パケットに記述されている値とクロック302のカウンタを比較し、値の差が閾値を越えていた場合、PCRパケットで指定されている値をクロック302のカウンタ値として設定する。
ステップS810では、クロック302のカウンタが、音声バッファ303または映像バッファ306に格納されているパケットのPTSに一致しているかを判定し、一致した場合、音声パケット抽出手段304(映像パケット抽出手段307)が音声バッファ303(映像バッファ306)から音声パケット(映像パケット)を読み出し、音声デコーダ305(映像デコーダ308)へ転送する(ステップS811)。前記転送されたパケットは、音声デコーダ305(映像デコーダ308)で再生される。
ステップS807では、最初のパケットを転送した後、クロック302の経過時間の値と次のパケットのタイムスタンプを比較して、それが一致した際にステップS809へ遷移する。
このように、ステップS807からステップS812の処理を繰り返してデータ再生を続けているうちに、765MB目のデータまで全て転送し終えてしまうと、ステップS807での判定がyesとなる。その場合、ステップS803へ遷移し、再び再生制御手段107がメタデータとインデックス情報を元に、次に再生すべきデータの位置を求める処理を行う。
次のシーン(図9における名シーン2)は25分から32分の間であるため、インデックス情報のSTC=135900000と172800000の位置に該当することが求められ、それは1125MB目の位置から1440MB目の位置に該当することが分かる。従って、ステップS805において、再生制御手段107はデータ再生手段108に対して1125MB目から1440MB目の位置のデータ再生を指示する。
ステップS806において、データ再生手段108のAVパケット受信分離手段301は、1125MB目から1440MB目に該当するデータを読み込む。前記読み込むデータの先頭パケットは、名シーン1に該当するデータの最終パケットと連続していないため、先頭のパケット(各PIDの先頭のパケット)にDI(Discontinuity Indicator)をセットしても良い。
名シーン2のデータを読み込み、その先頭パケットを処理する際には、前記パケットに付与されているタイムスタンプの値を、クロック302の経過時間にセットする。
名シーン2の先頭パケットのPTSと、名シーン1の最終パケットのPTSは連続していないが、名シーン2に含まれるデータのPCRパケットを受信してクロック302のSTCを補正することで名シーン2に応じた値での再生が可能となる。
この場合、映像や音声にノイズがのる可能性があるため、クロック302は連続させておいて、転送するデータのPCRやPTSを書き換える方法も考えられる。シーンの切れ目をスムーズに切り替える方法に関しては、本発明と直接関係しないため特に言及しないこととする。
同様にして、名シーン2、名シーン3のデータを全て転送し終えると、ステップS803においてyesとなり、ステップS813で名シーン3の最終パケットの再生が終わるまで待って、番組再生処理を終了する。
なお、本実施例では、番組の開始時刻を通知するための時刻情報として、NPT参照メッセージを利用しているが、NPT参照メッセージを利用しなくとも、番組開始位置のパケットや番組開始位置のSTCが分かるような情報を伝送すれば、同様の処理で同様の効果が得られる。
なお、本実施例では、番組開始時刻を通知するための時刻情報を一度しか記述していないが、番組中に定期的に時刻情報を送出しても良いことは言うまでも無い。時刻情報を定期的に送出することで、番組の途中から記録した場合でもインデックス情報を作成することが可能となり、記録されている部分ならば、メタデータによるシーンの再生が可能となる。
なお、本実施例では、番組開始時点から時刻はSTCに合わせて一定の歩進で進み続けるように記述されているが、時刻情報として歩進を停止させたり、歩進をSTCと異なる進み方にしたりしても良い。その場合、時刻情報に番組の歩進とSTCの歩進の比を記述し、前記比に従った歩進でインデックス情報を作成すれば良い。
例えば、歩進として番組:STC=2:1と指定されている場合、STCが1進むごとに番組の時間を2進めるインデックス情報を作成する。また、番組:STC=0:1という歩進を設定すると番組の時間を停止させることが出来る。番組途中で歩進を変える場合、番組途中でNPT参照メッセージが変化するが、NPT参照メッセージが変化した時点が一つの番組に含まれるようなタイミングならば、それらは同一の番組であるとして、それ以降に蓄積するデータは新しいNPT参照メッセージに従って記録することとする。なお、NPTの歩進が0の番組のインデックス情報は、図11に示すように同じ時間を指すパケットが複数含まれる。
なお、本実施例ではメタデータにおいて、ダイジェスト提示するシーンは番組開始からの相対時刻で規定しているが、それ以外の指定方法を用いても良い。例えば、メタデータにおいて、ダイジェスト提示するシーンをNPTで示しても良い。更に、メタデータが無い場合でも、例えば、記録した番組を再生する際に、NPTの歩進が0である部分は再生せずに飛ばす、という再生制御を行っても良い。こうすることで、再生時に必要としない場面に関しては、NPTの歩進を0にすることで再生しないように放送側で制御できるようになる。
なお、1つの映像音声ストリームに、NPT参照メッセージが複数対応していてもよい。その場合、端末は複数あるNPT参照メッセージのうち、任意の1以上のNPT参照メッセージに対応するインデックス情報を作成することができる。こうすることで、放送側で様々なパターンの再生制御を、複数のNPT参照メッセージを送出することでできるようになる。
なお、記録するストリームには、映像と音声だけでなく、データ放送ストリームが含まれていても良い。
なお、本実施例では、メタデータで再生が指定された時刻に一致するインデックス情報のエントリが存在する例を示しているが、メタデータで再生が指示された時刻に一致するインデックス情報のエントリが存在しなくても良い。その場合には、指定時刻に(指定時刻よりも前/後で)最も近いエントリを選んでも良いし、指定時刻を含む2つのエントリを元に指定時刻の近似位置を計算で求めても良い。例えば、指定時刻の前5秒の時点と後5秒の時点のエントリが存在し、それぞれの位置が1000000バイト、2000000バイトであるならば、その中間である1500000バイトが近似位置となり、前記近似位置に最も近いパケットから再生する。
なお、本実施例では、パケットとしてアクセスユニットを想定しているが、MPEG映像におけるBピクチャやPピクチャはそれまでに再生されたIピクチャやPピクチャを元にデコードするため、それまでに何もデコードしていない場合、最初にBピクチャやPピクチャをデコードすることが出来ない。前記問題を回避するために、インデックス情報のエントリとして記録する位置をGOPの先頭のみに限定したり、Iピクチャのみにしたり、GOPの先頭やIピクチャの位置もインデックス情報として記録しておいて、あるパケットからの再生を指定された時に、そのパケットを含むGOPの先頭パケットやIピクチャパケットから再生を開始したりしても良い。
例えば、図12に示すインデックス情報(A)のエントリ1203にあたるアクセスユニットから再生を開始するシーンがある場合、エントリ1203はPピクチャであるため最初にこのアクセスユニットから再生することができない。そのため、インデックス情報としてGOPの先頭パケットの位置を表すGOP位置情報(B)も記録しておいて、インデックス情報のエントリ1203にあたる位置に近いGOPの先頭から再生をする。
図12の例では、エントリ1203は1350000バイト目から開始しており、これよりも前で最も近いGOPの先頭は、GOP位置情報(B)のエントリ1205にあたる1200000バイト目であることが分かる。そこで、エントリ1203を指示された場合、1200000バイト目から再生を開始することで、ピクチャの種類による問題が生じることなく再生することが可能となる。
なお、図12のインデックス情報(A)の各エントリのVの後に記述されているI、P、Bは、それぞれのアクセスユニットがIピクチャ、Pピクチャ、Bピクチャであることを表すもので、GOP位置情報を記録すれば、必ずしもI、P、Bの区別を記録する必要はない。
なお、記録した番組をユーザが編集することも考えられる。番組の編集方法自体に関しては、本発明とは関係ないので特に言及しない。編集後のデータをメタデータでインデックス再生できるようにするために、編集時にインデックス情報も編集しても良い。例えば、記録した1時間番組のうち、10分目から15分目に該当する部分をカットした場合、インデックス情報の10分目から15分目のエントリを削除し、15分目以降のエントリの位置情報から削除した分のサイズを減算することで対応できる。一つの番組を複数の番組に分割したり、複数の番組を結合したりする場合も、それぞれの番組のインデックス情報を元に新たに編集後のインデックス情報を生成することも可能である。
図13に示すインデックス情報は、図10の映画Aのうち13分目から17分目を編集でカットしてできたインデックス情報の例である。図10のインデックス情報では13分目の位置は70200000(13×60×90000)であり、17分目の位置は91800000(17×60×90000)である。この間を編集でカットすると、映画Aのデータの585MB目から765MB目の部分が削除される。
これに合わせてインデックス情報も、585MB〜765MBに含まれるエントリを削除する。ただし、メタデータによるシーン指定は元のドラマAの番組先頭からの時刻で指定されるため、残ったエントリのうち削除した部分よりも後(765MB目以降)のエントリの位置情報は、削除した180MB分を差し引いて記録する必要がある。図10におけるエントリ1005、エントリ1006、エントリ1007は、編集後のインデックス情報である図13では、それぞれエントリ1304、エントリ1305、エントリ1306に対応する。これらのエントリの位置情報は、対応する図10の位置情報から削除した分の180MBを引いた値になっている。
なお、本実施例では記録と同時にインデックス情報を作成しているが、記録の際に各パケットに付与したタイムスタンプを利用すれば、記録時にリアルタイムにインデックス情報を作成せずに、タイムスタンプと記録したストリームの内容を利用して記録終了後に適宜インデックス情報を作成しても良い。
なお、データ保持手段105に保持されているデータは、記録開始位置から番組開始位置までのデータを削除しても良い。その場合、番組開始位置は必ず記録したデータの先頭になるため、インデックス情報の番組開始位置は1バイト目になる。もちろん記録後に削除するのではなく、データを記録する際に、番組開始位置から記録を開始してもよいことは言うまでもない。
なお、本実施例では番組の先頭をNPT=0として記述しているが、必ずしも番組の先頭がNPT=0でなくても良い。その場合、予め番組ごとに送信側と受信側で番組の先頭のNPT値を取り決めておくか、送信側が番組の先頭のNPTがいくつであるかを表す情報を伝送する。
なお、音声パケットと映像パケットのPTSの出現順が逆転しても良い。PTSの出現順が逆転するとは、例えばPTS=10000の映像パケットを受信した後に、PTS=9000の音声パケットを受信するといった場合である。その場合、インデックス情報を作成する時にPTS順にソートしてインデックス情報を作成しても良いし、時刻を指定して再生する時に指定時刻に該当するPTSの位置が、より小さい方(バイト数が小さい方)のパケットを再生対象位置としても良い。
なお、本実施例では再生時に迅速に再生対象へアクセスするためにインデックス情報にエントリを作成しているが、蓄積媒体へのアクセスが十分早くできるならば、インデックス情報として番組開始位置のみを記録しておいて、再生時に記録してあるデータをシークして再生するパケットの位置を検索して再生するようにしても良い。更に、番組を記録する際に番組開始の時刻情報も同時に記録しておくことで、再生時に時刻情報もシークして再生開始位置のパケットを検索しても良い。
本発明のデータ記録再生装置は、放送波で伝送される番組を記録し、メタデータ等を用いて記録した番組のダイジェスト視聴を行う装置に有効である。特に、ダイジェスト視聴の各シーンの開始終了タイミングに細かな精度が求められる場合に有効である。
実施の形態における構成図 放送波で伝送されるMPEG2−TSの例示す図 データ再生手段の詳細図 時刻情報を含むMPEG2−TSの例を示す図 データ記録再生装置の記録処理フロー 蓄積したタイムスタンプ付きTSの例を示す図 作成されたインデックス情報の例を示す図 番組再生処理を表すフローチャート メタデータの例を示す図 映画Aのインデックス情報の例を示す図 歩進0のあるインデックス情報の例を示す図 GOP情報付きのインデックス情報の例 一部をカットした後のインデックス情報の例を示す図
符号の説明
101 データ受信手段
102 パケット情報抽出手段
103 データ記録手段
104 インデックス情報生成手段
105 データ保持手段
106 メタデータ保持手段
107 再生制御手段
108 データ再生手段
301 AVパケット受信分離手段
302 クロック
303 音声バッファ
304 音声パケット抽出手段
305 音声デコーダ
306 映像バッファ
307 映像パケット抽出手段
308 映像デコーダ

Claims (6)

  1. 番組開始位置情報を含む放送波で伝送されるデータを受信して記録し、記録したデータをダイジェスト再生するデータ記録再生装置であって、
    前記放送波で伝送されるデータを受信するデータ受信手段と、
    番組開始位置情報を解析するパケット情報抽出手段と、
    前記データ受信手段が受信したデータを記録するデータ記録手段と、
    前記データ記録手段によって記録されたデータを保持するデータ保持手段と、
    前記パケット情報抽出手段が解析した番組開始位置情報と、前記データ記録手段が記録するデータサイズと、データ受信タイミングに応じてデータのインデックス情報を生成するインデックス情報生成手段と、
    データのダイジェスト再生情報であるメタデータを保持するメタデータ保持手段と、前記メタデータと前記インデックス情報とを元に、前記データ保持手段に保持されているデータの再生位置を決定し指示する再生制御手段と、
    前記再生制御手段からの指示に基づいて、前記データ保持手段に保持されているデータを再生するデータ再生手段と、
    を具備することを特徴とするデータ記録再生装置。
  2. 前記データ受信手段で受信するデータはMPEG2ストリームであることを特徴とする、請求項1記載のデータ記録再生装置。
  3. 前記パケット情報抽出手段で解析する番組開始位置情報はNPT参照メッセージであることを特徴とする、請求項2記載のデータ記録再生装置。
  4. 前記データ保持手段に保持されているデータは番組の先頭位置であって、前記インデックス情報の番組開始位置は記録データの先頭であることを特徴とする、請求項3記載のデータ記録再生装置。
  5. 前記メタデータ保持手段に保持されているメタデータは再生するシーンをNPTの値で指定することを特徴とし、NPTの歩進が0のシーンは再生しないことを特徴とする、請求項3記載のデータ記録再生装置。
  6. 前記データ保持手段に保持されているデータの編集手段を持ち、前記データを編集する際に、前記インデックス情報をデータの編集に合わせて編集することを特徴とする、請求項1記載のデータ記録再生装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010098618A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Softbank Mobile Corp 電子機器
JP2010161562A (ja) * 2009-01-07 2010-07-22 Canon Inc 画像処理装置、その制御方法、プログラム及び記録媒体
JP2013201748A (ja) * 2012-02-24 2013-10-03 Panasonic Corp 信号処理装置

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