JP2005234290A - 定着装置及び該定着装置を有する画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び該定着装置を有する画像形成装置 Download PDF

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尚志 菊地
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貴史 藤田
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幸通 染矢
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聡彦 馬場
Hiroyuki Kunii
博之 国井
Shigeo Kurotaka
重夫 黒高
Atsushi Nakato
淳 中藤
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Abstract

【課題】 定着部材を外部から輻射熱源を用いて加熱する方式であっても、ジャ紙の発火や汚れによる加熱効率の低下を大幅に抑えることができる定着装置及び該定着装置を有する画像形成装置を提供する。
【解決手段】 互いに圧接してニップを形成する定着ローラ21と加圧ローラ22の少なくとも加熱するヒータ30が加熱すべき定着部材21に対して表面側から加熱する輻射熱源であり、輻射熱源と加熱すべき定着ローラの間に少なくとも一部が透明部材からなる回転する仕切りローラ40を設け、仕切りローラ40にクリーニングブレード41を摺接させてクリーニングする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、互いに圧接してニップを形成する第1及び第2の定着部材と、該第1及び第2の定着部材の少なくとも一方に設けられた加熱手段とを備え、記録材を前記ニップで狭持搬送させることでトナー画像を記録材に定着させる定着装置及び該定着装置を有する画像形成装置に関するものである。
電子複写機、プリンタ、ファクシミリ、印刷機またはこれらの少なくとも2つの機能を備えた複合機などとして構成される画像形成装置において用いられる、上記形式の定着装置は既に知られている。この種の定着装置は内部に熱源を有する定着ローラと加圧ローラの圧接によりニップを形成し、ローラ対の回転により未定着トナー像を担持した記録材を搬送し、トナー像を記録材に定着させる熱ローラ方式のものが広く用いられている。しかし、かかる定着装置の定着ローラは金属芯金上に弾性層及び離型層を積層しており、熱容量が比較的大きいため、定着ローラを室温から設定温度まで加熱するのにかかる立ち上がり時間が長くなる。
立ち上がり時間の短縮は、性能が向上して使い易くなるだけでなく、省エネルギーのためにもきわめて重要な課題である。そこで、定着ローラの厚みを薄くしてその熱容量を小さくし、短時間で定着ローラを定着設定温度にまで加熱できるように構成することが考えられる。定着ローラを薄肉化すればする程、ウォームアップ時間を短縮でき、ユーザの待ち時間を短くすることができる。
ところが、定着ローラの厚みを薄くすると、その剛性が低下し、加圧部材に直接または定着ベルトを介して圧接した定着ローラの長手方向中央が撓んだり、弾性的に潰れ変形し、これによって定着ローラと加圧部材の間を搬送される記録材にしわが発生してその搬送性が低下したり、トナー像に対して所定の均一な圧力と定着に必要な熱量を与えることができなくなり、トナー像を確実に定着できなくなるおそれがある。
さらに、内部に熱源を設ける定着装置では定着ローラの内面から表面まで熱伝導で熱が伝わるため時間のロスがある。特に、十分な厚さの弾性層が必要なカラー画像の定着装置ではこの時間のロスが大きくなる。このため、立ち上がり時間の遅れや通紙時の定着ローラの温度低下からの復帰に時間がかかり、連続通紙時に定着ローラの温度が下がるので定着性も悪くなるという問題があった。
特開平9‐54510号公報 特開2000‐206815号公報 特開2002−40855号公報
そこで、このような問題の対策として、特許文献1には定着部材の表面を直接加熱する外部加熱方式の定着装置が提案されている。この方式では、加熱が必要な表層のみを加熱しているので、立ち上がり時間が非常に速く、また通紙時の温度低下からのレスポンスも良くなっている。しかし、実際は表層の熱が、加熱が不要な定着ローラ内部や加圧ローラなどに逃げて行くため、表層のみの加熱は理論値より立ち上がり時間が遅くなる。
このため、特許文献2,3には表層の下に断熱層を設けた定着装置が開示され、断熱性を高めることで立ち上がり時間を短縮している。この断熱性の良い部材としては、熱伝導率の低い空気等の気体を内部に含んだ部材が一般的であるが、定着装置の断熱層として発泡シリコーンゴムや樹脂、セラミックなどが使用されている。
また、表層を加熱する熱源として輻射熱源を利用すると定着部材と非接触で加熱することができるため何かと有利であり、記録材あるいは記録材上のトナー画像、像担持体上のトナー画像などを直接加熱することも可能である。
しかしながら、輻射熱源の温度は非常に高温であるので記録材である紙の巻きつき、ジャムなどで紙が輻射熱源に接触すると瞬時に発火してしまう危険性がある。このため、記録材が直接輻射熱源に接触することがないように、輻射熱源と定着部材の間に透明の仕切りを設けることで瞬時の発火は防止することができるが、ジャム処理時に紙が破けるなどで輻射熱源近傍に紙片が残ってしまうと、次の立ち上げ時に残った紙片が輻射熱源で加熱され発火する可能性がある。さらに、透明な仕切りが経時使用により汚れてしまうと、加熱効率が悪化してしまうという問題もあった。
本発明は、定着部材を外部から輻射熱源を用いて加熱する方式であっても、ジャ紙の発火や汚れによる加熱効率の低下を大幅に抑えることができる定着装置及び該定着装置を有する画像形成装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明の定着装置は、互いに圧接してニップを形成する第1及び第2の定着部材と、該第1及び第2の定着部材の少なくとも一方に設けられた加熱手段とを備え、記録材を前記ニップで狭持搬送させることでトナー画像を記録材に定着させる定着装置において、前記加熱手段が加熱すべき定着部材に対して表面側から加熱する輻射熱源であり、該輻射熱源と前記加熱すべき定着部材の間に少なくとも一部が透明部材からなる仕切り部材を有し、該仕切り部材をクリーニングするクリーニング手段を備えたことを特徴としている。
なお、本発明の定着装置において、前記仕切り部材が移動可能に構成され、前記クリーニング手段が移動する仕切り部材にクリーニング部材を摺接させて該仕切り部材をクリーニングすると、効果的である。
さらに、本発明の定着装置において、前記仕切り部材が前記輻射熱源を内包する透明中空回転体であり、前記クリーニング手段が輻射熱源の加熱範囲外で前記透明中空回転体に前記クリーニング部材を摺接させて該透明中空回転体の回転によりクリーニングを行うと、効果的である。
さらにまた、本発明の定着装置において、前記透明中空回転体の少なくとも一部が前記加熱すべき定着部材に接触して配置され、該定着部材の移動に伴って従動回転すると、効果的である。
さらにまた、本発明の定着装置において、前記仕切り部材が可とう性を有するシート材からなり、該仕切り部材が巻き取りローラに巻き付けていくことにより移動すると、効果的である。
さらにまた、本発明の定着装置において、前記仕切り部材が往復移動可能な平板であり、前記クリーニング手段が前記輻射熱源の加熱範囲外で前記仕切り板に摺接するクリーニング部材を備え、該仕切り部材を往復移動によりクリーニングすると、効果的である。
また、上記課題を解決するため、本発明の画像形成装置は、請求項1ないし6に何れか一項に記載の定着装置を用いたことを特徴とすることを特徴としている。
請求項1の構成によれば、仕切り部材を設けたことにより記録材が直接輻射熱源に触れることがなく発火を防止できる。さらに、仕切り部材をクリーニングすることで、仕切り部材の汚れを落として加熱効率の低下を抑えるとともに、ジャム処理後に残る可能性のある紙片等も除去することができる。
請求項2及び3の構成によれば、クリーニング部材が仕切り部材に摺接してクリーニングするのでるので、ジャム処理後に残った紙片も確実に除去することができる。
請求項4の構成によれば、仕切り部材の駆動を従動にすることで、駆動系の部品が不要にして構成の簡素化が実現できる。
請求項5の構成によれば、仕切り部材に可とう性があり、巻き取りローラに巻き付けることで装置をコンパクトにすることができる。
請求項6の構成によれば、仕切り部材が平板であり、構成が簡単で装置のコストダウンが可能となる。
請求項7の構成によれば、上記した効果が得られる画像形成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す説明図である。
図1は画像形成装置の概略を示す断面図であり、その画像形成装置本体1内には、記録材Pにトナー像を形成する作像手段2と、その作像手段に記録材Pを給送する給送手段3と、記録材P上に形成されたトナー像を定着する定着装置4とを有している。先ず、作像手段2の概要を明らかにする。
ここに例示した作像手段2は、像担持体の一例であるドラム状の感光体5を有し、この感光体5が時計方向に回転するとき、帯電装置6により感光体表面が所定の極性に帯電される。その帯電面に、露光装置の一例であるレーザ書き込みユニット7から出射する光変調されたレーザビームLが照射され、これによって感光体表面に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像装置8によってトナー像として可視像化され、そのトナー像は、給送手段3から送り出された記録材P上に、転写装置9の作用により転写される。トナー像転写後の感光体表面に付着する転写残トナーはクリーニング装置10により除去される。
給送手段3は、例えば転写紙又は樹脂シートなどから成る記録材Pを収容したカセット11を有し、給送ローラ12の回転によって、最上位の記録材Pがカセット11から送り出される。その送り出された記録材Pはレジストローラ対13の回転によって、感光体5と転写装置9との間の転写部に給送され、ここで、前述のように感光体5上のトナー像が記録材P上に転写される。このようにしてトナー像を担持した記録材Pは、引き続き定着装置4を通り、このとき、後述するように記録材P上のトナー像が定着される。定着装置4を通過した記録材Pは、機外のトレイ14上に排出される。
図2は本発明の定着装置の断面図であり、ここに示した定着装置は第1の定着部材としての定着ローラ21と、この定着ローラ21に圧接した第2の定着部材としての加圧ローラ22とを有し、これらのローラが互いに圧接することによりニップが形成される。定着ローラ21は不図示の駆動手段によって時計方向に回転し、加圧ローラ22は反時計方向に回転する。定着ローラ21と加圧ローラ22は同じ構成で、外径は直径30mmあり、金属芯金23上にt=2mmの多孔質セラミック断熱層24が形成されている。断熱層24の上には弾性層25としてt=0.3mmのシリコーンゴム層が形成され、表層26は離型層としてt=15μmのPFAチューブが被覆してある。
定着ローラ21の上部には、輻射加熱源としてのヒータ30と、その輻射熱が定着ローラ側に反射するように覆う反射板31とで構成された加熱手段が設置されている。ヒータ30からの輻射熱は定着ローラ表面に供給されるが、断熱層24の効果でローラ内部にはあまり伝わらず、トナーおよび記録材Pを効率よく加熱することができる。このヒータ30と被加熱部材である定着ローラの間には、透明な部材からなる仕切り部材が設けられ、本例の仕切り部材は加熱手段である反射板31とヒータ30を内蔵する透明中空回転体としての仕切りローラ40で構成されている。この仕切りローラ40は輻射熱をできるだけ吸収しない赤外域の透過率の高い部材が好ましく、例えば石英ガラス、PFAなどが特に好ましい。さらに、仕切りローラ40は少しでも輻射熱を吸収するので、その厚みは強度が許す限り薄い方が良く、薄肉の石英ガラスパイプ上にPFAを積層して保護しても良い。このPFAを積層して表層とした仕切りローラ40は飛散トナーなどの汚れが付着しにくく、付着した場合でも離型しやすいと言う利点がある。
このように構成された定着装置4は、加熱が必要な定着ローラ21の表面を加熱するので、立ち上がり時間が非常に速く、また通紙時の温度低下からのレスポンスも良くなっている。しかも、輻射熱源を利用しているので、非接触で定着ローラ21を加熱することができる。さらに、仕切りローラ40を設けたことでジャムした記録材Pが直接ヒータ30に触れることがなく、ジャム発生と同時にヒータをOFFすることで記録材Pが発火する危険をほぼ回避することができる。
ところで、ジャムした記録材Pを除去したとき、その一部がちぎれて装置内に残ってしまってもジャムが解除された判断されることが多々起きる。そして、その残った紙片がヒータ30の近傍にあると、次の立ち上げ時のヒータ30のONにより、仕切りローラ40を設けたといえ紙片が高熱に晒されるため発火することがあった。
そこで、本発明に係る定着装置4では仕切り部材をクリーニングするクリーニング手段を設け、仕切り部材に付着した汚れを除去するとともに、仕切り部材に付着した或いは近傍に残留した紙片も同時に除去して上記した発火を無くすように構成している。
以下、本発明の好ましい実施例を図2ないし図8を用いて説明する。
図2に示す定着装置4では、円筒状の仕切りローラ40が反時計方向に回転駆動され、その表面のほぼ全幅に渡って当接するクリーニング部材としてのクリーニングブレード41を設置している。このクリーニングブレード41は、ヒータ30が定着ローラ21を加熱する範囲H外に設けて輻射熱の損失を抑えるとともに、ブレード自身が高熱下に置かれることがないように設定している。
また、仕切りローラ40を駆動する方法としては、定着ローラ21と別の駆動源で独立して駆動しても良いし、定着ローラ21の駆動によって従動回転させても良い。仕切りローラ40を独立で駆動する場合は常に回転させる必要はなく、立ち上げ時やジャム処理後あるいは一定通紙枚数ごとなど必要な時だけ駆動してクリーニングすれば良い。従動回転の場合は定着ローラ21からギアを介して駆動しても良いし、定着ローラ面を直接接触させることで従動回転しても良い。但し、ローラ面を直接接触させるときには、仕切りローラ40の端部に段差を設け、その段差部分を定着ローラ21の端部非通紙域に接するようにする。このように構成すれば、定着ローラ21の通紙域は仕切りローラ40と接触しないので磨耗などを防止することができ、耐久性を保つことができる。
本実施例の仕切りローラ40は、石英ガラス、もしくは石英ガラスパイプ上にPFAを積層して構成しているが、PFAチューブ単体で構成しても良い。このPFAチューブをローラ状する方法としては、図3に示すようにPFAチューブ42の端部を金属、樹脂などの剛性のあるスリーブ43で固定し、矢印で示すような両端方向へのテンションを掛けることでPFAチューブ42の形状をローラ状に保つことができる。
図4は、本発明の他の実施例を示す定着装置4の断面図である。定着ローラ21及び加圧ローラ22および加熱手段である反射板31で覆われたヒータ30は図2に示す実施例1と同様の構成であり、同一部材には同一符号を付している。
本実施例では、仕切り部材としてPFAチューブからなる無端状の仕切りベルト50を用いている。仕切りベルト50は、支持ローラ51,52,53,54に巻き掛けられ、その支持ローラ51〜54の一つが回転駆動することにより、図4の反時計方向に回転する。仕切りベルト50内には、加熱手段であるヒータ30とその輻射熱を定着ローラ21へ向ける反射板31が配置されている。クリーニング部材としてはクリーニングブレード55が設けられ、該クリーニンブレード55は支持ローラ52に対向する加熱範囲H外の位置において、仕切りベルト50を介して圧接させている。
仕切りベルト50の駆動方法としては、定着ローラ21と別の駆動源で独立して駆動しても良いし、定着ローラ21の駆動からの従動回転させても良い。独立で駆動する場合は常に回転させる必要はなく、立ち上げ時やジャム処理後あるいは一定通紙枚数ごとなど必要な時だけ駆動してクリーニングすれば良い。従動回転の場合は定着ローラからギアを介して支持ローラを駆動しても良いし、仕切りベルト50を直接定着ローラ21に接触させることで駆動しても良い。
図5は、本発明のさらに他の実施例を示す定着装置4の断面図である。定着ローラ21及び加圧ローラ22および加熱手段である反射板31で覆われたヒータ30は図2に示す実施例1と同様の構成であり、同一部材には同一符号を付している。
本実施例では、定着部材と加熱手段の間に設ける仕切り部材としてPFAチューブからなる帯状の仕切りシート60を用いている。仕切りシート60は、巻き取りローラ61,62に巻回されており、その巻き取りローラ61,62の何れか一方を巻き取り方向へ駆動し、他方に適宜ブレーキを掛けることで仕切りシート60を緊張させた状態で巻き取るように構成している。巻き取りローラ61,62のそれぞれ対向する位置にはクリーニング部材としてクリーニングブラシ63,64が設けられ、クリーニングブラシ63,64は仕切りシートのほぼ全幅に渡って当接されている。なお、クリーニングブラシ63,64はヒータ30の加熱範囲Hを挟んだ両側に設けられている。
このように構成された定着装置4は、仕切りシート60の巻き取りによる移動によって仕切りシート60の定着ローラ21の対向面をクリーニングし、汚れや取り残された紙片などを除去することができる。さらに、熱源全体を囲むものと比べて装置がコンパクトになる。なお、巻き取りローラ61,62の駆動方法としては、定着ローラ21と別の駆動源で独立して駆動し、常に回転させる必要はなく、立ち上げ時やジャム処理後あるいは一定通紙枚数ごとなど必要な時だけ駆動してクリーニングすれば良い。
図6は本発明のさらに他の実施例を示す定着装置の断面図である。定着ローラ21及び加圧ローラ22及び加熱手段である反射板31で覆われたヒータ30は図2に示す実施例1と同様の構成であり、同一部材には同一符号を付している。また、図示していないが本実施例の画像形成装置はカラープリンタであり、このため、定着ローラ21だけでなく、加圧ローラにはヒータ30と反射板31からなる加熱手段は定着ローラ21と加圧ローラ22の両側に備えられている。定着ローラ21を加熱する構成と、加圧ローラ22を加熱する構成は同様であるので、ここでは定着ローラ21の加熱について説明する。
ヒータ30と定着ローラ21の間には、仕切り部材としての透明な仕切り板70が配置されて、仕切り板70は図示していない往復駆動手段によって板面に沿って矢印方向に往復動される。仕切り板70は、石英ガラス板で構成されているが、定着ローラ21と対向する表面にPFAを積層しても良い。なお、仕切り板70の移動方向の長さL1は、ヒータ30の加熱範囲Hのほぼ2倍以上とすることが好ましく、本実施例においても仕切り板70の長さL1を加熱範囲Hのほぼ2倍強に設定している。
仕切り板70には、ヒータ30の加熱範囲Hから僅かに外れた位置において表面、すなわち、定着ローラ21と対向する面に接するクリーニング部材としてのクリーニングブラシ71,72が設けられている。
このように構成された定着装置は、立ち上げ時やジャム処理後あるいは一定通紙枚数ごとなど必要な時だけ仕切り板70を往復動することにより、仕切り板70の表面に付着した汚れ等がクリーニングブラシ71,72に除去される。このとき、万一ジャムした記録材Pの紙片が定着ローラ21と仕切り板70の間に残留していたとしてもクリーニングブラシ71,72によって取り除かれる。なお、本実施例の定着装置は定着ローラ21と加圧ローラ22に加熱手段を設けることで記録材Pの両面に形成された画像を同時に定着する画像形成装置に用いると有効である。
図7は本発明のさらに他の実施例を示す定着装置の断面図である。本実施例の定着装置4は第1定着部材としての定着ベルト23及び第2定着部材としての加圧ローラ22を有している。定着ベルト23はポリイミドを基体として用い、その上に弾性層として厚さ0.2mmのシリコーンゴム層、離型層として厚さ10μmのPFAコート層を形成している。加圧ローラ22は上記した図2に示す実施例1と同様の構成である。
定着ベルト21は第1及び第2の定着支持部材24,25と支持ローラ26に張架され、第1及び第2の定着支持部材24,25は定着ベルト23を加圧ローラ22に巻き付けるように、定着ベルト23を介して加圧ローラ22に圧接している。なお、第2定着支持部材25は定着支持ローラであり、この定着支持ローラが回転駆動することにより定着ベルト23が時計方向に回転する。
定着ベルト23と加圧ローラ22によって形成されるニップのベルト回転方向の上流側に定着ベルトを表層側から加熱するヒータ30と反射板31で構成される加熱手段が設けられている。このヒータ30及び反射板31は図2に示す実施例1と同様に透明中空回転体として仕切りローラ40に内蔵され、この仕切りローラ40は回転駆動するとともに、クリーニング部材としてのクリーニングブレード41が当接されている。この仕切りローラ40の駆動も上記実施例1と同様に定着ベルトによって従動、あるいは独立に駆動され回転される。
図8は本発明のさらに他の実施例を示す定着装置の断面図である。本実施例は、4つの感光体ドラム5K、5C,5M,5Yに形成したトナー像を中間転写ベルト15に重ね転写し、そのトナー像を断熱ローラであるところの定着ローラ21上に転写している。定着ローラ21上に転写されたトナー像はヒータ30と反射板31からなる加熱手段より直接加熱された後、昇温したトナーを加圧ローラ22とのニップ部で記録材Pに定着させる。この転写定着プロセスを用いた画像形成装置は、トナーを直接加熱するために、定着ローラ21を加熱する必要がなく、定着装置の瞬時立ち上がりが可能になる。
このような転写定着プロセスを用いたシステムにおいても、上記加熱手段を仕切りローラ40内に設け、仕切りローラ40をクリーニングブレード41でクリーニングすることで紙片等の除去も可能になり、紙片の発火を防止することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、輻射熱源によりトナーや定着部材を表層側から加熱する定着装置においては紙の発火の危険性だけではなく、定着部材も回転停止状態で輻射を受けると短時間で高温になり破損してしまう。定着部材などの被加熱体が停止した場合はすぐに輻射熱源への通電を遮断する必要があり、被加熱体の回転に連動して熱源への通電のON/OFFを制御できれば良い。例えば定着ローラあるいは定着ローラに従動回転する仕切りローラに発電機を連結し、発電機の起電力によりリレーを駆動し、該リレーにより輻射熱源への通電を制御する。これにより輻射熱源への通電はローラの回転と同期し、回転停止時は通電をOFFにできる。この機構を組み合せた定着装置はより高い安全性を確保することができる。
本発明に係る定着装置を有する画像形成装置の概略構成図である。 本発明の第1の実施例を示す定着装置の構成図である。 図2に示す実施例の仕切りローラの変形例を示す斜視図である。 本発明の第2の実施例を示す定着装置の構成図である。 本発明の第3の実施例を示す定着装置の構成図である。 本発明の第4の実施例を示す定着装置の構成図である。 本発明の第5の実施例を示す定着装置の構成図である。 本発明の第6の実施例を示す定着装置の構成図である。
符号の説明
4 定着装置
21 定着ローラ
22 加圧ローラ
30 ヒータ
31 反射板
40 仕切りローラ
41 クリーニングブレード
50 仕切りベルト
55 クリーニングブレード
60 仕切りシート
63,64 クリーニングブラシ
70 仕切り板
71,72 クリーニングブラシ

Claims (7)

  1. 互いに圧接してニップを形成する第1及び第2の定着部材と、該第1及び第2の定着部材の少なくとも一方に設けられた加熱手段とを備え、記録材を前記ニップで狭持搬送させることでトナー画像を記録材に定着させる定着装置において、
    前記加熱手段が加熱すべき定着部材に対して表面側から加熱する輻射熱源であり、該輻射熱源と前記加熱すべき定着部材の間に少なくとも一部が透明部材からなる仕切り部材を有し、該仕切り部材をクリーニングするクリーニング手段を備えたことを特徴とする定着装置。
  2. 請求項1に記載の定着装置において、前記仕切り部材が移動可能に構成され、前記クリーニング手段が移動する仕切り部材にクリーニング部材を摺接させて該仕切り部材をクリーニングすることを特徴とする定着装置。
  3. 請求項2に記載の定着装置において、前記仕切り部材が前記輻射熱源を内包する透明中空回転体であり、前記クリーニング手段が輻射熱源の加熱範囲外で前記透明中空回転体に前記クリーニング部材を摺接させて該透明中空回転体の回転によりクリーニングを行うことを特徴とする定着装置。
  4. 請求項3に記載の定着装置において、前記透明中空回転体の少なくとも一部が前記加熱すべき定着部材に接触して配置され、該定着部材の移動に伴って従動回転することを特徴とする定着装置。
  5. 請求項2に記載の定着装置において、前記仕切り部材が可とう性を有するシート材からなり、該仕切り部材が巻き取りローラに巻き付けていくことにより移動することを特徴とする定着装置。
  6. 請求項2に記載の定着装置において、前記仕切り部材が往復移動可能な平板であり、前記クリーニング手段が前記輻射熱源の加熱範囲外で前記仕切り板に摺接するクリーニング部材を備え、該仕切り部材を往復移動によりクリーニングすることを特徴とする定着装置。
  7. 請求項1ないし6に何れか一項に記載の定着装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
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US8233831B2 (en) 2008-06-11 2012-07-31 Sharp Kabushiki Kaisha Fixing device with cleaning section for image forming apparatus

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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