JP2005233883A - ネットワークアナライザ、ネットワーク解析方法、プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

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    • G01R27/28Measuring attenuation, gain, phase shift or derived characteristics of electric four pole networks, i.e. two-port networks; Measuring transient response

Abstract

【課題】 伝送トラッキングの位相が取得できるようにして、測定系の誤差を補正することができるようにする。
【解決手段】 DUT2による周波数変換とは無関係に生じる測定系誤差要因を記録する測定系誤差要因記録部80と、端子2aから出力される信号が、端子2aに入力される信号に第一係数を乗じたものおよび他の端子2bに入力される信号に第二係数を乗じたものの和として表され、第二係数の大きさの比が一定である校正用ミキサの第一係数および第二係数を測定し、測定系誤差要因記録部80に記録された測定系誤差要因と、第一係数および第二係数とに基づき、周波数変換によって生じる伝送トラッキングを取得する誤差要因取得部90とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、被測定物の回路パラメータを演算計測するネットワークアナライザに関する。
従来より、被測定物(DUT:Device
Under Test)の回路パラメータ(例えば、Sパラメータ)を測定することが行われている。従来技術にかかる被測定物(DUT)の回路パラメータの測定法を図25を参照して説明する。
信号源110から周波数f1の信号をDUT200を介して受信部120に送信する。この信号は受信部120により受信される。受信部120により受信された信号の周波数をf2とする。受信部120により受信された信号を測定することによりDUT200のSパラメータや周波数特性を取得することができる。
このとき、信号源110等の測定系とDUT200との不整合などにより測定に測定系誤差が生ずる。この測定系誤差は、例えばEd:ブリッジの方向性に起因する誤差、Er:周波数トラッキングに起因する誤差、Es:ソースマッチングに起因する誤差、である。周波数f1=f2の場合の信号源110に関するシグナルフローグラフを図26に示す。RF INは、信号源110からDUT200等に入力する信号、S11mはDUT200等から反射されてきた信号から求められたDUT200等のSパラメータ、S11aは測定系誤差の無い真のDUT200等のSパラメータである。
周波数f1=f2の場合は、例えば特許文献1に記載のようにして誤差を補正することができる。このような補正をキャリブレーションという。キャリブレーションについて概説する。信号源110に校正キットを接続し、オープン(開放)、ショート(短絡)、ロード(標準負荷Z0)の三種類の状態を実現する。このときの校正キットから反射された信号をブリッジにより取得して三種類の状態に対応した三種類のSパラメータ(S11m)を求める。三種類のSパラメータから三種類の変数Ed、Er、Esを求める。
しかしながら、周波数f1が周波数f2と等しくない場合がある。例えば、DUT200がミキサ等の周波数変換機能を有するデバイスである場合である。周波数f1が周波数f2と等しくない場合の信号源110に関するシグナルフローグラフを図27に示す。Ed、Esは周波数f1が周波数f2と等しい場合と同様であるが、ErはEr1およびEr2に分かれてしまう。特許文献1に記載のようなキャリブレーションでは三種類のSパラメータ(S11m)しか求めないため、Ed、Es、Er1・Er2しか求めることができない。よって、Er1およびEr2を求めることができない。
さらに、周波数f1が周波数f2と等しくない場合は、受信部120による測定系誤差も無視できない。信号源110と受信部120とを直結した場合のシグナルフローグラフを図28に示す。S21mは、受信部120が受信した信号から求められたDUT200等のSパラメータである。図28に示すように、Et、ELという受信部120による測定系誤差が生ずる。これについても、特許文献1に記載のようなキャリブレーションでは求めることができない。
そこで、周波数f1が周波数f2と等しくない場合は、特許文献2に記載のようにして誤差を補正する。まず、三種類の校正キット(オープン(開放)、ショート(短絡)、ロード(標準負荷Z0))を信号源に接続する。これは、特許文献1に記載の方法と同様であるので、Ed、Es、Er1・Er2を求めることができる。次に、信号源をパワーメータに接続する。パワーメータの測定結果に基づき、Er1およびEr2を求めることができる(特許文献2の図6、図7を参照)。さらに、信号源と受信部とを直結し、そのときの測定結果により、Et、ELを求めることができる(特許文献2の図8、図9を参照)。
なお、伝送トラッキングは、Er1・Etとして定義される。特許文献2に記載の方法によれば、Er1およびEtを測定できるので、伝送トラッキングEr1・Etを求めることも可能である。
特開平11−38054号公報 国際公開第03/087856号パンフレット
しかしながら、特許文献2に記載した方法によって、伝送トラッキングEr1・Etを求めた場合、Er1を測定するためにパワーメータを使用する必要がある。パワーメータを使用するので、伝送トラッキングの位相が取得できない。
そこで、本発明は、伝送トラッキングの位相が取得できるようにして、測定系の誤差を補正することができるようにすることを課題とする。
本発明は、被測定物による周波数変換とは無関係に生じる測定系誤差要因を記録する測定系誤差要因記録手段と、ある端子から出力される信号が、その端子に入力される信号に第一係数を乗じたものおよび他の端子に入力される信号に第二係数を乗じたものの和として表され、第二係数の大きさの比が一定である校正用周波数変換素子の第一係数および第二係数を測定したものを出力する校正用係数出力手段と、測定系誤差要因記録手段に記録された測定系誤差要因と、校正用係数出力手段の出力した第一係数および第二係数とに基づき、周波数変換によって生じる伝送トラッキングを取得する伝送トラッキング取得手段とを備えるように構成される。
上記のように構成された発明によれば、測定系誤差要因記録手段は、被測定物による周波数変換とは無関係に生じる測定系誤差要因を記録する。校正用係数出力手段は、ある端子から出力される信号が、その端子に入力される信号に第一係数を乗じたものおよび他の端子に入力される信号に第二係数を乗じたものの和として表され、第二係数の大きさの比が一定である校正用周波数変換素子の第一係数および第二係数を測定したものを出力する。伝送トラッキング取得手段は、測定系誤差要因記録手段に記録された測定系誤差要因と、校正用係数出力手段の出力した第一係数および第二係数とに基づき、周波数変換によって生じる伝送トラッキングを取得する。
本発明は、さらに、校正用周波数変換素子における、第一係数を、M11’、M22’、第二係数を、M12’、M21’、第一端子に入力される信号をa1、第一端子から出力される信号をb1、第二端子に入力される信号をa2、第二端子から出力される信号をb2、とした場合、
b1=M11’×a1+M12’×a2
b2=M21’×a1+M22’×a2
であり、
|M12’|/|M21’|が一定であることが好ましい。
本発明は、さらに、いずれの端子についても、第二係数の大きさが同じものであることが好ましい。
本発明は、さらに、被測定物に入力する入力信号に関する入力信号パラメータを、測定系誤差要因の生ずる前に測定する入力信号測定手段と、被測定物の端子に接続され、入力信号を出力する複数のポートと、ポートに被測定物の端子から入力された被測定物信号に関する被測定物信号パラメータを測定する被測定物信号測定手段とを備えることが好ましい。
本発明は、さらに、校正用係数出力手段は、校正用周波数変換素子の第一係数および第二係数を、入力信号測定手段により測定された入力信号パラメータと、被測定物信号測定手段により測定された被測定物信号パラメータとの比によって求めることが好ましい。
本発明は、さらに、伝送トラッキング取得手段は、被測定物信号が被測定物の端子より周波数変換を伴わないで出力されてから被測定物信号測定手段により受信されるまでに生じる誤差要因の比に基づき、伝送トラッキングを取得することが好ましい。
本発明は、測定系誤差要因記録手段が、被測定物による周波数変換とは無関係に生じる測定系誤差要因を記録する測定系誤差要因記録工程と、校正用係数出力手段が、ある端子から出力される信号が、その端子に入力される信号に第一係数を乗じたものおよび他の端子に入力される信号に第二係数を乗じたものの和として表され、第二係数の大きさの比が一定である校正用周波数変換素子の第一係数および第二係数を測定したものを出力する校正用係数出力工程と、伝送トラッキング取得手段が、測定系誤差要因記録手段に記録された測定系誤差要因と、校正用係数出力手段の出力した第一係数および第二係数とに基づき、周波数変換によって生じる伝送トラッキングを取得する伝送トラッキング取得工程とを備えるように校正される。
本発明は、被測定物による周波数変換とは無関係に生じる測定系誤差要因を記録する測定系誤差要因記録処理と、ある端子から出力される信号が、その端子に入力される信号に第一係数を乗じたものおよび他の端子に入力される信号に第二係数を乗じたものの和として表され、第二係数の大きさの比が一定である校正用周波数変換素子の第一係数および第二係数を測定したものを出力する校正用係数出力処理と、測定系誤差要因記録処理により記録された測定系誤差要因と、校正用係数出力処理により出力された第一係数および第二係数とに基づき、周波数変換によって生じる伝送トラッキングを取得する伝送トラッキング取得処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムである。
本発明は、被測定物による周波数変換とは無関係に生じる測定系誤差要因を記録する測定系誤差要因記録処理と、ある端子から出力される信号が、その端子に入力される信号に第一係数を乗じたものおよび他の端子に入力される信号に第二係数を乗じたものの和として表され、第二係数の大きさの比が一定である校正用周波数変換素子の第一係数および第二係数を測定したものを出力する校正用係数出力処理と、測定系誤差要因記録処理により記録された測定系誤差要因と、校正用係数出力処理により出力された第一係数および第二係数とに基づき、周波数変換によって生じる伝送トラッキングを取得する伝送トラッキング取得処理とをコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るネットワークアナライザ1の構成を示したブロック図である。ネットワークアナライザ1には、DUT(Device Under Test:被測定物)2が接続されている。ネットワークアナライザ1は、DUT2の回路パラメータ、例えばSパラメータを測定する。なお、DUT2として、ミキサ(乗算器)を用いた場合は、Sパラメータのことを特に、Mパラメータという。
図2(a)は、DUT2の構成を示す図である。DUT2は、ミキサ(乗算器)である。DUT2は、第一端子2a、第二端子2b、RF信号処理部2R、IF信号処理部2I、ローカル信号処理部2Lを有する。
第一端子2aから周波数f1の信号a1が入力されると、RF信号処理部2Rに与えられる。また、ローカル信号処理部2Lにはローカル信号Lo(周波数fLo)が与えられる。RF信号処理部2Rに与えられた信号(周波数f1)と、ローカル信号処理部2Lに与えられた信号(周波数fLo)とは混合されて、IF信号処理部2Iから周波数f2(=f1−fLo)の信号b2として、第二端子2bを介して出力される。なお、第一端子2aから周波数f1の信号a1が入力されると、ある程度は、DUT2により周波数変換が行なわれれずに反射され、第一端子2aから周波数f1のまま信号b1として出力される。
第二端子2bから周波数f2の信号a2が入力されると、IF信号処理部2Iに与えられる。また、ローカル信号処理部2Lにはローカル信号Lo(周波数fLo)が与えられる。RF信号処理部2Rに与えられた信号(周波数f1)と、ローカル信号処理部2Lに与えられた信号(周波数fLo)とは混合されて、RF信号処理部2Rから周波数f1(=f2+fLo)の信号b1として、第一端子2aを介して出力される。なお、第二端子2bから周波数f2の信号a2が入力されると、ある程度は、DUT2により周波数変換が行なわれれずに反射され、第二端子2bから周波数f2のまま信号b2として出力される。
ここで、周波数f1の信号a1をa1(f1)、周波数f2の信号a2をa2(f2)、周波数f1の信号b1をb1(f1)、周波数f2の信号b2をb2(f2)と表記する。
図2(b)は、第一端子2aおよび第二端子2bに入出力される信号の関係を示すものである。すなわち、
b1=M11×a1+M12×a2
b2=M21×a1+M22×a2
が成立する。
なお、M11およびM22を第一係数、M12およびM21を第二係数という。
図1に戻り、ネットワークアナライザ1は、ポート4a、4b、DUT用ローカル信号ポート4c、信号源10、測定部20、30、DUT用ローカル信号発振器40、切替器52、54、56、順経路誤差要因取得部60、逆経路誤差要因取得部70、測定系誤差要因記録部80、誤差要因取得部90、回路パラメータ測定部98を備える。
ポート4aは測定部20および第一端子2aに接続されている。ポート4aは、信号源10からの入力信号(周波数f1)を第一端子2aに出力する。
ポート4bは測定部30および第二端子2bに接続されている。ポート4bは、信号源10からの入力信号(周波数f2)を第二端子2bに出力する。
DUT用ローカル信号ポート4cはDUT用ローカル信号発振器40に接続されている。DUT用ローカル信号ポート4cは、DUT用ローカル信号発振器40からのDUT用ローカル信号をDUT2に与える。
信号源10は、信号出力部12、ブリッジ13、スイッチ14、内部ミキサ16、レシーバ(Rch)18(入力信号測定手段)を有する。
信号出力部12は、周波数f1あるいはf2の入力信号を出力する。
ブリッジ13は、信号出力部12から出力された信号を内部ミキサ16およびスイッチ14に供給する。ブリッジ13が供給する信号は、ネットワークアナライザ1による測定系誤差要因の影響を受けていない信号といえる。
スイッチ14は、端子14a、14b、14cを有する。端子14aは、ブリッジ13に接続され、ブリッジ13から信号を受ける。端子14bは測定部20に、端子14cは測定部30に接続される。端子14aは、端子14bまたは端子14cと、接続される。端子14aと端子14bとが接続されると、信号出力部12の出力する入力信号(このとき、入力信号の周波数をf1とする)は、測定部20に与えられる。端子14aと端子14cとが接続されると、信号出力部12の出力する入力信号(このとき、入力信号の周波数をf2とする)は、測定部30に与えられる。
内部ミキサ16は、ブリッジ13から与えられた信号を、内部ローカル信号と混合してから出力する。
レシーバ(Rch)18(入力信号測定手段)は、内部ミキサ16が出力した信号のSパラメータを測定する。よって、レシーバ(Rch)18は、ネットワークアナライザ1による測定系誤差要因の影響の生ずる前に、入力信号に関するSパラメータを測定する。
測定部20は、ブリッジ23、内部ミキサ26、レシーバ(Ach)28(被測定物信号測定手段)を有する。
ブリッジ23は、信号源10から与えられた信号をポート4aに向けて出力する。さらに、DUT2から反射されて戻ってきた信号およびDUT2を通過した信号を、ポート4aを介して受け、内部ミキサ26に供給する。なお、DUT2から反射されて戻ってきた信号およびDUT2を通過した信号を被測定物信号という。
内部ミキサ26は、ブリッジ23から与えられた信号を、内部ローカル信号と混合してから出力する。
レシーバ(Ach)28(被測定物信号測定手段)は、内部ミキサ26が出力した信号のSパラメータを測定する。よって、レシーバ(Ach)28は、被測定物信号に関するSパラメータを測定する。
測定部30は、ブリッジ33、内部ミキサ36、レシーバ(Bch)38(被測定物信号測定手段)を有する。
ブリッジ33は、信号源10から与えられた信号をポート4bに向けて出力する。さらに、DUT2から反射されて戻ってきた信号およびDUT2を通過した信号を、ポート4bを介して受け、内部ミキサ36に供給する。なお、DUT2から反射されて戻ってきた信号およびDUT2を通過した信号を被測定物信号という。
内部ミキサ36は、ブリッジ33から与えられた信号を、内部ローカル信号と混合してから出力する。
レシーバ(Bch)38(被測定物信号測定手段)は、内部ミキサ36が出力した信号のSパラメータを測定する。よって、レシーバ(Bch)38は、被測定物信号に関するSパラメータを測定する。
DUT用ローカル信号発振器40は、ローカル信号Lo(周波数fLo)をDUT2に与える。
なお、図1に示す状態をシグナルフローグラフで表現したものを図3に示す。M11、M21、M12、M22はDUT2の真の(測定系誤差要因の影響を排除した)Mパラメータである。
図3(a)は入力信号(周波数f1)を測定部20を介してDUT2に与える状態(順経路という)を示し(端子14aと端子14bとが接続される)、図3(b)は入力信号(周波数f2)を測定部30を介してDUT2に与える状態(逆経路という)を示す(端子14aと端子14cとが接続される)。
測定系誤差要因は、順経路(図3(a)参照)においては、Ed1(ブリッジの方向性に起因する誤差)、Ei1、Eo1(周波数トラッキングに起因する誤差)、Es1(ソースマッチングに起因する誤差)、Eg2、EL2がある。
測定系誤差要因は、逆経路(図3(b)参照)においては、Ed2(ブリッジの方向性に起因する誤差)、Ei2、Eo2(周波数トラッキングに起因する誤差)、Es2(ソースマッチングに起因する誤差)、Eg1、EL1がある。
切替器52は、レシーバ(Ach)28の測定結果を、順経路誤差要因取得部60、誤差要因取得部90および回路パラメータ測定部98のいずれか一つに与える。
切替器54は、レシーバ(Bch)38の測定結果を、逆経路誤差要因取得部70、誤差要因取得部90および回路パラメータ測定部98のいずれか一つに与える。
切替器56は、レシーバ(Rch)18の測定結果を、順経路誤差要因取得部60、逆経路誤差要因取得部70、誤差要因取得部90および回路パラメータ測定部98のいずれか一つに与える。
順経路誤差要因取得部60は、切替器52を介して、レシーバ(Ach)28の測定結果を受ける。さらに、順経路誤差要因取得部60は、切替器56を介して、レシーバ(Rch)18の測定結果を受ける。そして、レシーバ(Ach)28の測定結果およびレシーバ(Rch)18の測定結果に基づき、順経路(図3(a)参照)における、Ed1、Ei1・Eo1(=Er1)、Es1、EL2を取得する。
図4は、順経路誤差要因取得部60の構成を示す機能ブロック図である。順経路誤差要因取得部60は、切替器62、第一順経路誤差要因取得部64、第二順経路誤差要因取得部66を有する。
切替器62は、レシーバ(Ach)28の測定結果およびレシーバ(Rch)18の測定結果を、第一順経路誤差要因取得部64あるいは第二順経路誤差要因取得部66に送る。具体的には、ポート4aに校正用具6(後述する)を接続したときは、第一順経路誤差要因取得部64に、レシーバ(Ach)28の測定結果およびレシーバ(Rch)18の測定結果を送る。ポート4aにポート4bを接続したときは、第二順経路誤差要因取得部66に、レシーバ(Ach)28の測定結果およびレシーバ(Rch)18の測定結果を送る。
第一順経路誤差要因取得部64は、Ed1、Ei1・Eo1(=Er1)、Es1を取得する。校正用具6の端子6aとポート4aとが接続されている状態を図5に示す。校正用具6は、特開平11−38054号公報(特許文献1)に記載のようにオープン(開放)、ショート(短絡)、ロード(標準負荷Z0)の三種類の状態を実現する周知のものである。
ポート4aに校正用具6が接続されている状態をシグナルフローグラフで表現したものを図6に示す。ここで、レシーバ(Rch)18の測定結果はR1(f1)、レシーバ(Ach)28の測定結果はA1(f1)である。R1(f1)とA1(f1)との関係は、下記の数式の通りである。
Figure 2005233883
ここで、校正用具6が三種類接続されるため、R1(f1)とA1(f1)との組み合わせは三種類求められる。よって、求められる変数もEd1、Ei1・Eo1(=Er1)、Es1という三種類の変数である。
第二順経路誤差要因取得部66は、第一順経路誤差要因取得部64からEd1、Ei1・Eo1(=Er1)、Es1を受け、切替器62を介して、レシーバ(Ach)28の測定結果およびレシーバ(Rch)18の測定結果を受ける。そして、第二順経路誤差要因取得部66はEL2を取得する。
ポート4aにポート4bを接続した状態を図7に示す。ポート4aにポート4bを接続した状態をシグナルフローグラフで表現したものを図8に示す。ここで、レシーバ(Rch)18の測定結果はR1(f1)、レシーバ(Ach)28の測定結果はA1(f1)である。また、入力信号(周波数f1)を測定部20を介してポート4aから出力しているものとする。R1(f1)とA1(f1)との関係は、下記の数式の通りである
Figure 2005233883
ここで、Ed1、Er1、Es1は既知なので、EL2を求めることができる。第二順経路誤差要因取得部66は、Ed1、Ei1・Eo1(=Er1)、Es1、EL2を測定系誤差要因記録部80に出力する。
逆経路誤差要因取得部70は、切替器54を介して、レシーバ(Bch)38の測定結果を受ける。さらに、逆経路誤差要因取得部70は、切替器56を介して、レシーバ(Rch)18の測定結果を受ける。そして、レシーバ(Bch)38の測定結果およびレシーバ(Rch)18の測定結果に基づき、逆経路(図3(b)参照)における、Ed2、Ei2・Eo2(=Er2)、Es2、EL1を取得する。
図9は、逆経路誤差要因取得部70の構成を示す機能ブロック図である。逆経路誤差要因取得部70は、切替器72、第一逆経路誤差要因取得部74、第二逆経路誤差要因取得部76を有する。
切替器72は、レシーバ(Bch)38の測定結果およびレシーバ(Rch)18の測定結果を、第一逆経路誤差要因取得部74あるいは第二逆経路誤差要因取得部76に送る。具体的には、ポート4bに校正用具6を接続したときは、第一逆経路誤差要因取得部74に、レシーバ(Bch)38の測定結果およびレシーバ(Rch)18の測定結果を送る。ポート4aにポート4bを接続したときは、第二逆経路誤差要因取得部76に、レシーバ(Bch)38の測定結果およびレシーバ(Rch)18の測定結果を送る。
第一逆経路誤差要因取得部74は、Ed2、Ei2・Eo2(=Er2)、Es2を取得する。校正用具6については、先に説明しており、説明を省略する。ここで、レシーバ(Rch)18の測定結果をR2(f2)、レシーバ(Bch)38の測定結果をB2(f2)であるとすれば、R2(f2)とB2(f2)との関係は、下記の数式の通りである。
Figure 2005233883
ここで、校正用具6が三種類接続されるため、R2(f2)とB2(f2)との組み合わせは三種類求められる。よって、求められる変数もEd2、Ei2・Eo2(=Er2)、Es2という三種類の変数である。
第二逆経路誤差要因取得部76は、第一逆経路誤差要因取得部74からEd2、Ei2・Eo2(=Er2)、Es2を受け、切替器72を介して、レシーバ(Bch)38の測定結果およびレシーバ(Rch)18の測定結果を受ける。そして、第二逆経路誤差要因取得部76はEL1を取得する。
ここで、レシーバ(Rch)18の測定結果をR2(f2)、レシーバ(Bch)38の測定結果をB2(f2)とすると、R2(f2)とB2(f2)との関係は、下記の数式の通りである。なお、入力信号(周波数f2)を測定部30を介してポート4bから出力しているものとする。
Figure 2005233883
ここで、Ed2、Er2、Es2は既知なので、EL1を求めることができる。第二逆経路誤差要因取得部76は、Ed2、Ei2・Eo2(=Er2)、Es2、EL1を測定系誤差要因記録部80に出力する。
測定系誤差要因記録部80は、順経路誤差要因取得部60からEd1、Ei1・Eo1(=Er1)、Es1、EL2を受け、逆経路誤差要因取得部70からEd2、Ei2・Eo2(=Er2)、Es2、EL1を受けて記録する。Ed1、Er1、Es1、EL2、Ed2、Er2、Es2、EL1は、被測定物の周波数変換とは無関係に生ずる測定系誤差要因である。
誤差要因取得部90は、周波数変換によって生じる伝送トラッキングを取得する。なお、伝送トラッキングEt21、Et12は、それぞれ、Et21=Ei1・Eg2、Et12=Ei2・Eg1として定義される。伝送トラッキングは、被測定物の周波数変換によって生ずる測定系誤差要因である。
また、伝送トラッキングを取得する際には、図11に示すように、校正用ミキサ8をネットワークアナライザ1に接続する。校正用ミキサ8は、DUT2と、ほぼ同様なものである。ただし、第一係数をM11’およびM22’とし、第二係数をM12’およびM21’とすれば、|M12’|と|M21’|との比が一定、もし校正用ミキサ8として双方向性ミキサを使用する場合は|M12’|=|M21’|である。
このような校正用ミキサ8に、入力信号(周波数f1)を測定部20を介して与え、さらに、入力信号(周波数f2)を測定部30を介して与え、そのときのレシーバ(Rch)18の測定結果、レシーバ(Ach)28の測定結果およびレシーバ(Bch)38の測定結果に基づき、伝送トラッキングが取得される。
図10は、誤差要因取得部90の構成を示す機能ブロック図である。誤差要因取得部90は、測定系誤差要因読出部910、切替器922、順経路測定データ取得部924、逆経路測定データ取得部926、回路パラメータ取得部(校正用係数出力手段)928、伝送トラッキング取得部930を有する。
測定系誤差要因読出部910は、測定系誤差要因記録部80からEd1、Er1、Es1、EL2、Ed2、Er2、Es2、EL1を読み出して、伝送トラッキング取得部930に出力する。
切替器922は、レシーバ(Rch)18の測定結果、レシーバ(Ach)28の測定結果およびレシーバ(Bch)38の測定結果を、順経路測定データ取得部924または逆経路測定データ取得部926に送る。具体的には、入力信号(周波数f1)を測定部20を介して与えたときは(端子14aと端子14bとを接続する)、順経路測定データ取得部924に測定結果を送る。入力信号(周波数f2)を測定部30を介して与えたときは(端子14aと端子14cとを接続する)、逆経路測定データ取得部926に測定結果を送る。
順経路測定データ取得部924は、切替器922から受けたレシーバ(Rch)18の測定結果をR1(f1)、レシーバ(Ach)28の測定結果をA1(f1)、レシーバ(Bch)38の測定結果をB1(f2)として、回路パラメータ取得部928に出力する。
逆経路測定データ取得部926は、切替器922から受けたレシーバ(Rch)18の測定結果をR2(f2)、レシーバ(Ach)28の測定結果をA2(f1)、レシーバ(Bch)38の測定結果をB2(f2)として、回路パラメータ取得部928に出力する。
回路パラメータ取得部(校正用係数出力手段)928は、順経路測定データ取得部924から受けたR1(f1)、A1(f1)、B1(f2)および逆経路測定データ取得部926から受けたR2(f2)、A2(f1)、B2(f2)に基づき、校正用ミキサ8のMパラメータを取得する。
回路パラメータ取得部928により取得されたMパラメータをM11m’、M12m’、M21m’およびM22m’とすると
M11m’ = A1(f1) / R1(f1)
M12m’ = A2(f1) / R2(f2)
M21m’ = B1(f2) / R1(f1)
M22m’ = B2(f2) / R2(f2)
となる。
伝送トラッキング取得部930は、回路パラメータ取得部928により取得された校正用ミキサ8のMパラメータM11m’、M12m’、M21m’、M22m’と、測定系誤差要因読出部910により読み出されたEd1、Er1、Es1、EL2、Ed2、Er2、Es2、EL1を受けて、伝送トラッキングEt21、Et12を取得する。
まず、ネットワーアナライザ1を詳細に解析することにより、下記の式1のような関係があることがわかる。証明は、後述する。また、EL1、EL2のLを小文字のlと表記する。
Figure 2005233883
よって、X=Eo2/Eo1とおくと、伝送トラッキングEt21、Et12は下記の式2のように表される。また、EL1、EL2のLを小文字のlと表記する。
Figure 2005233883
なお、Eo1は、被測定物信号がDUT2の第一端子2aより周波数変換を伴わないで出力されてからレシーバ(Ach)28により受信されるまでに生じる誤差要因である。Eo2は、被測定物信号がDUT2の第二端子2bより周波数変換を伴わないで出力されてからレシーバ(Bch)38により受信されるまでに生じる誤差要因である。
Ed1、Er1、Es1、EL1、Ed2、Er2、Es2およびEL2は、測定系誤差要因読出部910により読み出されたものを用いればよい。よって、Xがわかれば、伝送トラッキングEt21、Et12を求めることができる。
ここで、校正用ミキサ8のMパラメータM11’、M12’、M21’、M22’と、回路パラメータ取得部928により取得された校正用ミキサ8のMパラメータの測定結果M11m’、M12m’、M21m’、M22m’とは下記の式3のような関係がある。ただし、M11’等の’(ダッシュ)を省略し、M11等と表記している。また、EL1、EL2のLを小文字のlと表記する。
Figure 2005233883
式2を式3に適用し、M21’/M12’を求めると、下記の式4のようになる。ただし、M11’等の’(ダッシュ)を省略し、M11等と表記している。また、EL1、EL2のLを小文字のlと表記する。
Figure 2005233883
ここで、|M12’|=|M21’|なので、M12’ = M21’×eθである。ただし、θはローカル信号Loの位相により決まる定数である。式4をXについて解き、下記の式5を得る。ただし、M11’等の’(ダッシュ)を省略し、M11等と表記している。また、EL1、EL2のLを小文字のlと表記する。
Figure 2005233883
なお、順経路誤差要因取得部60あるいは逆経路誤差要因取得部70により測定系誤差要因を取得している間の任意の時点を基準とし、この基準時点におけるθを0とすれば、式5におけるθを定めることができる。
よって、測定系誤差要因記録部80に記録されたEd1、Er1、Es1、EL1、Ed2、Er2、Es2、EL2と、回路パラメータ取得部(校正用係数出力手段)928が取得した校正用ミキサ8のMパラメータM11m’、M12m’、M21m’、M22m’とに基づき、Xを求め(式5)、Xに基づき伝送トラッキングEt21、Et12を取得できる(式2)。
回路パラメータ測定部98は、DUT2の真のMパラメータを取得する。なお、真のMパラメータというのは、誤差要因の影響を除去したことを意味している。
また、DUT2の真のMパラメータを取得する際には、図1に示すように、DUT2をネットワークアナライザ1に接続する。DUT2に、入力信号(周波数f1)を測定部20を介して与え、さらに、入力信号(周波数f2)を測定部30を介して与え、そのときのレシーバ(Rch)18の測定結果、レシーバ(Ach)28の測定結果およびレシーバ(Bch)38の測定結果に基づき、DUT2の真のMパラメータが取得される。
図12は、回路パラメータ測定部98の構成を示す機能ブロック図である。回路パラメータ測定部98は、測定系誤差要因読出部980、切替器982、順経路測定データ取得部984、逆経路測定データ取得部986、回路パラメータ取得部988、真値回路パラメータ取得部989を有する。
測定系誤差要因読出部980は、測定系誤差要因記録部80からEd1、Er1、Es1、EL2、Ed2、Er2、Es2、EL1を読み出して、真値回路パラメータ取得部989に出力する。
切替器982は、レシーバ(Rch)18の測定結果、レシーバ(Ach)28の測定結果およびレシーバ(Bch)38の測定結果を、順経路測定データ取得部984または逆経路測定データ取得部986に送る。具体的には、入力信号(周波数f1)を測定部20を介して与えたときは(端子14aと端子14bとを接続する)、順経路測定データ取得部984に測定結果を送る。入力信号(周波数f2)を測定部30を介して与えたときは(端子14aと端子14cとを接続する)、逆経路測定データ取得部986に測定結果を送る。
順経路測定データ取得部984は、切替器982から受けたレシーバ(Rch)18の測定結果をR1(f1)、レシーバ(Ach)28の測定結果をA1(f1)、レシーバ(Bch)38の測定結果をB1(f2)として、回路パラメータ取得部988に出力する。
逆経路測定データ取得部986は、切替器982から受けたレシーバ(Rch)18の測定結果をR2(f2)、レシーバ(Ach)28の測定結果をA2(f1)、レシーバ(Bch)38の測定結果をB2(f2)として、回路パラメータ取得部988に出力する。
回路パラメータ取得部988は、順経路測定データ取得部984から受けたR1(f1)、A1(f1)、B1(f2)および逆経路測定データ取得部986から受けたR2(f2)、A2(f1)、B2(f2)に基づき、DUT2のMパラメータを取得する。
回路パラメータ取得部988により取得されたMパラメータをM11m、M12m、M21mおよびM22mとすると
M11m = A1(f1) / R1(f1)
M12m = A2(f1) / R2(f2)
M21m = B1(f2) / R1(f1)
M22m = B2(f2) / R2(f2)
となる。
真値回路パラメータ取得部989は、回路パラメータ取得部988により取得されたDUT2のMパラメータM11m、M12m、M21m、M22mと、測定系誤差要因読出部980により読み出されたEd1、Er1、Es1、EL2、Ed2、Er2、Es2、EL1と、誤差要因取得部90により取得された伝送トラッキングEt21、Et12を受けて、DUT2の真のMパラメータM11、M12、M21、M22を取得する。
DUT2の真のMパラメータM11、M12、M21、M22は式3により求めることができる。
次に、本発明の実施形態の動作を説明する。図13は、本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。
まず、ネットワークアナライザ1の測定系誤差要因(Ed、Er、Es、EL、Et)を取得する(S10)。なお、EdはEd1およびEd2を、ErはEr1およびEr2を、EsはEs1およびEs2を、ELはEL1およびEL2を、EtはEt21およびEt12をまとめて表記したものである。
次に、ネットワークアナライザ1にDUT2を接続して、DUT2のMパラメータを測定する(S20)。
図14は、ネットワークアナライザ1の測定系誤差要因(Ed、Er、Es、EL、Et)の取得の手順を示すフローチャートである。
まず、校正用具6を使用して、Ed、Er、Esを測定する(S102)。
詳細には、まず、ポート4aに三種類(オープン(開放)、ショート(短絡)、ロード(標準負荷Z0))の校正用具6を接続する。このときの、レシーバ(Ach)28の測定結果およびレシーバ(Rch)18の測定結果が、切替器62を介して、第一順経路誤差要因取得部64に与えられる。第一順経路誤差要因取得部64は、Ed1、Er1、Es1を求める。
そして、ポート4bに三種類(オープン(開放)、ショート(短絡)、ロード(標準負荷Z0))の校正用具6を接続する。このときの、レシーバ(Bch)38の測定結果およびレシーバ(Rch)18の測定結果が、切替器72を介して、第一逆経路誤差要因取得部74に与えられる。第一逆経路誤差要因取得部74は、Ed2、Er2、Es2を求める。
次に、ポート4aとポート4bとを直結して、ELを測定する(S104)。
詳細には、入力信号(周波数f1)を測定部20を介してポート4aから出力する。このときの、レシーバ(Ach)28の測定結果およびレシーバ(Rch)18の測定結果が、切替器62を介して、第二順経路誤差要因取得部66に与えられる。第二順経路誤差要因取得部66は、EL2を求める。第二順経路誤差要因取得部66は、Ed1、Er1、Es1、EL2を測定系誤差要因記録部80に出力する。
そして、入力信号(周波数f2)を測定部30を介してポート4bから出力する。このときの、レシーバ(Bch)38の測定結果およびレシーバ(Rch)18の測定結果が、切替器72を介して、第二逆経路誤差要因取得部76に与えられる。第二逆経路誤差要因取得部76は、EL1を求める。第二逆経路誤差要因取得部76は、Ed2、Er2、Es2、EL1を測定系誤差要因記録部80に出力する。
次に、校正用ミキサ8をネットワークアナライザ1に接続して、R、A、Bを測定する(S106)。なお、RはR1(f1)およびR2(f2)、AはA1(f1)およびA2(f1)、BはB1(f2)およびB2(f2)をまとめて表記したものである。
詳細には、入力信号(周波数f1)を測定部20を介して与える。そのときのレシーバ(Rch)18の測定結果、レシーバ(Ach)28の測定結果およびレシーバ(Bch)38の測定結果が、切替器922を介して、順経路測定データ取得部924に与えられる。順経路測定データ取得部924は、R1(f1)、A1(f1)、B1(f2)を、回路パラメータ取得部928に出力する。
そして、入力信号(周波数f2)を測定部30を介して与える。そのときのレシーバ(Rch)18の測定結果、レシーバ(Ach)28の測定結果およびレシーバ(Bch)38の測定結果が、切替器922を介して、逆経路測定データ取得部926に与えられる。逆経路測定データ取得部926は、R2(f2)、A2(f1)、B2(f2)を、回路パラメータ取得部928に出力する。
回路パラメータ取得部928は、校正用ミキサ8のMパラメータM11m’、M12m’、M21m’およびM22m’を求める。
最後に、伝送トラッキング取得部930は、回路パラメータ取得部928により取得された校正用ミキサ8のMパラメータM11m’、M12m’、M21m’、M22m’と、測定系誤差要因読出部910により読み出されたEd1、Er1、Es1、EL2、Ed2、Er2、Es2、EL1を受けて、伝送トラッキングEt21、Et12を取得する(S108)。
具体的には、式5によりXを求め、式2に代入すれば、伝送トラッキングEt21、Et12を取得できる。
図15は、DUT2のMパラメータの取得の手順を示すフローチャートである。
まず、DUT2をネットワークアナライザ1に接続し、R、A、Bを測定する(S202)。
詳細には、入力信号(周波数f1)を測定部20を介して与える。そのときのレシーバ(Rch)18の測定結果、レシーバ(Ach)28の測定結果およびレシーバ(Bch)38の測定結果が、切替器982を介して、順経路測定データ取得部984に与えられる。順経路測定データ取得部984は、R1(f1)、A1(f1)、B1(f2)を、回路パラメータ取得部988に出力する。
入力信号(周波数f2)を測定部30を介して与える。そのときのレシーバ(Rch)18の測定結果、レシーバ(Ach)28の測定結果およびレシーバ(Bch)38の測定結果が、切替器982を介して、逆経路測定データ取得部986に与えられる。逆経路測定データ取得部986は、R2(f2)、A2(f1)、B2(f2)を、回路パラメータ取得部988に出力する。
次に、回路パラメータ取得部988は、DUT2のMパラメータM11m、M12m、M21mおよびM22mを決定する(S204)。
最後に、真値回路パラメータ取得部989は、回路パラメータ取得部988により取得されたDUT2のMパラメータM11m、M12m、M21m、M22mと、測定系誤差要因読出部980により読み出されたEd1、Er1、Es1、EL2、Ed2、Er2、Es2、EL1と、誤差要因取得部90により取得された伝送トラッキングEt21、Et12を受けて、DUT2の真のMパラメータM11、M12、M21、M22を取得する(S206)。
本発明の実施形態によれば、伝送トラッキングEt21、Et12を求めるために、(1)ポート4aに校正用具6を接続し、ポート4bに校正用具6を接続する、(2)ポート4aおよびポート4bを直結する、(3)校正用ミキサ8をポート4aおよびポート4bに接続する、といった位相を取得できるような工程を行なうので、伝送トラッキング誤差の位相が取得できるようにして、測定系の誤差を補正することができる。
なお、本発明の実施形態においては、ネットワークアナライザ1が入力信号を出力し、DUT2からの被測定物信号を受けるためのポートが2ポート(ポート4a、4b)のものを説明した。しかし、このようなポートが3個以上あってもかまわない。
例えば、図16に示すように、ポート4a、4bの他に、ポート4d、4eがあってもよい。図16に示す変形例(その1)は、ポート4d、4e、スイッチ14の端子14d、14e、ブリッジ123、133、内部ミキサ126、136、レシーバ(Dch)128(被測定物信号測定手段)、レシーバ(Cch)138(被測定物信号測定手段)がネットワークアナライザ1に新たに加わったものである。他の部分は、先に説明した通りである。なお、図16においては、DUT用ローカル信号発振器40、切替器52、54、56、順経路誤差要因取得部60、逆経路誤差要因取得部70、測定系誤差要因記録部80、誤差要因取得部90、回路パラメータ測定部98を図示の便宜上、図示省略している。
スイッチ14の端子14d、14eは、ブリッジ133、123に接続されている。
ブリッジ123、133は、信号源10から与えられた信号をポート4e、4dに向けて出力する。さらに、被測定物から反射されて戻ってきた信号および被測定物を通過した信号を、ポート4e、4dを介して受け、内部ミキサ126、136に供給する。
内部ミキサ126、136は、ブリッジ123、133から与えられた信号を、内部ローカル信号と混合してから出力する。
レシーバ(Dch)128、レシーバ(Cch)138は、内部ミキサ126、136が出力した信号のSパラメータを測定する。
例えば、図17に示すように、ポート4a、4bの他に、ポート4d、4eがあってもよい。図17に示す変形例(その2)は、図16に示す変形例(その1)から、ブリッジ13、内部ミキサ16、レシーバ(Rch)18を除去し、かわりに、ブリッジ13b、13c、13d、13e、内部ミキサ16b、16c、16d、16e、レシーバ(Rch)18b、18c、18d、18eを有するものである。なお、図17においては、DUT用ローカル信号発振器40、切替器52、54、56、順経路誤差要因取得部60、逆経路誤差要因取得部70、測定系誤差要因記録部80、誤差要因取得部90、回路パラメータ測定部98を図示の便宜上、図示省略している。
スイッチ14の端子14b、14c、14d、14eは、ブリッジ13b、13c、13d、13eに接続されている。
ブリッジ13b、13c、13d、13eは、信号源10から与えられた信号を、ブリッジ23、33、133、123を介して、ポート4a、4b、4d、4eに向けて出力する。さらに、被測定物から反射されて戻ってきた信号および被測定物を通過した信号を、ポート4a、4b、4d、4eを介して受け、内部ミキサ16b、16c、16d、16eに供給する。
内部ミキサ16b、16c、16d、16eは、ブリッジ13b、13c、13d、13eから与えられた信号を、内部ローカル信号と混合してから出力する。
レシーバ(Rch)18b、18c、18d、18eは、内部ミキサ16b、16c、16d、16eが出力した信号のSパラメータを測定する。
図17に示す変形例(その2)によれば、Es1=EL1、Es2=EL2、…が成立するため、計測や演算が容易になる。
また、上記の実施形態は、以下のようにして実現できる。CPU、ハードディスク、メディア(フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROMなど)読み取り装置を備えたコンピュータのメディア読み取り装置に、上記の各部分(例えば順経路誤差要因取得部60、逆経路誤差要因取得部70、測定系誤差要因記録部80および誤差要因取得部90)を実現するプログラムを記録したメディアを読み取らせて、ハードディスクにインストールする。このような方法でも、上記の実施形態を実現できる。
[式1の証明]
SG1からPort1までの経路を、図18のように、A,B,Cのブロックに分ける。SWを1:FWD側(信号を出力するとき)と2:REV側(信号を出力しないとき)に切り替えたとき、状態が変化するのはCブロックのみである。
ここで、
Aブロックの反射係数と伝送係数をそれぞれAx,Ay
BブロックのSパラメータをBij(i,j=1,2,3)
SWが1:FWD側のときのCブロックの反射係数と伝送係数をCx,Cy
SWが2:REV側のときのCブロックの反射係数をCz
とすると、FWDの系は、図19に示すようなシグナルフローグラフで表され、REVの系は、図20に示すようなシグナルフローグラフで表される。
ここで、レシーバの検波値とPort1の信号、すなわち、
R1(f1),A1(f1),A2(f1),a1(f1),b1(f1),a1"(f1),b1"(f1)
の依存関係だけに着目するために、変数を集約すると、図19に示すようなシグナルフローグラフは図21のように、図20に示すようなシグナルフローグラフは図22のように変形できる。
P11,P21,P12,P22,Qx,QyはそれぞれBij(i,j=1,2,3),Ax,Ayの関数であるが、その関数を書き下した式はこの後の計算で使わないため、明記しない。
図21に示すシグナルフローグラフが、図23に示す測定系の誤差要因に対応する。図22に示すシグナルフローグラフが、図24に示す測定系の誤差要因に対応する。
ゆえに、数式での対応関係は次のようになる。
Figure 2005233883
したがって、以下のように計算される。
Figure 2005233883
[式1の証明終わり]
本発明の実施の形態に係るネットワークアナライザ1の構成を示したブロック図である。
DUT2の構成を示す図(図2(a))および第一端子2aおよび第二端子2bに入出力される信号の関係を示す図(図2(b))である。
入力信号(周波数f1)を測定部20を介してDUT2に与える状態(順経路という)を示す図(端子14aと端子14bとが接続される)(図3(a))、入力信号(周波数f2)を測定部30を介してDUT2に与える状態(逆経路という)を示す図(端子14aと端子14cとが接続される)(図3(b))である。
順経路誤差要因取得部60の構成を示す機能ブロック図である。
校正用具6の端子6aとポート4aとが接続されている状態を示す図である。
ポート4aに校正用具6が接続されている状態を表現したシグナルフローグラフである。
ポート4aにポート4bを接続した状態を示す図である。
ポート4aにポート4bを接続した状態を表現したシグナルフローグラフである。
逆経路誤差要因取得部70の構成を示す機能ブロック図である。
誤差要因取得部90の構成を示す機能ブロック図である。
ネットワークアナライザ1に接続した状態の校正用ミキサ8を示す図である。
回路パラメータ測定部98の構成を示す機能ブロック図である。
本発明の実施形態の動作を示すフローチャートである。
ネットワークアナライザ1の測定系誤差要因(Ed、Er、Es、EL、Et)の取得の手順を示すフローチャートである。
DUT2のMパラメータの取得の手順を示すフローチャートである。
変形例(その1)に係るネットワークアナライザ1の構成を示したブロック図である。
変形例(その2)に係るネットワークアナライザ1の構成を示したブロック図である。
式1を証明するために参照する、ネットワークアナライザ1の構成を示したブロック図である。
図18に示すネットワークアナライザ1におけるFWDの系を表現したシグナルフローグラフである。
図18に示すネットワークアナライザ1におけるREVの系を表現したシグナルフローグラフである。
図19に示すようなシグナルフローグラフを変形したものである。
図20に示すようなシグナルフローグラフを変形したものである。
図21に示すシグナルフローグラフが対応する測定系の誤差要因を示す図である。
図22に示すシグナルフローグラフが対応する測定系の誤差要因を示す図である。
従来技術にかかる被測定物(DUT)の回路パラメータの測定法を説明するための図である。
従来技術にかかる周波数f1=f2の場合の信号源110に関するシグナルフローグラフである。
従来技術にかかる周波数f1が周波数f2と等しくない場合の信号源110に関するシグナルフローグラフである。
従来技術にかかる信号源110と受信部120とを直結した場合のシグナルフローグラフである。
符号の説明
1 ネットワークアナライザ
4a、4b ポート
4c DUT用ローカル信号ポート
10 信号源
18 レシーバ(Rch)(入力信号測定手段)
28 レシーバ(Ach)(被測定物信号測定手段)
38 レシーバ(Bch)(被測定物信号測定手段)
20、30 測定部
40 DUT用ローカル信号発振器
52、54、56 切替器
60 順経路誤差要因取得部
70 逆経路誤差要因取得部
80 測定系誤差要因記録部
90 誤差要因取得部
910 測定系誤差要因読出部
922 切替器
924 順経路測定データ取得部
926 逆経路測定データ取得部
928 回路パラメータ取得部(校正用係数出力手段)
930 伝送トラッキング取得部
98 回路パラメータ測定部
2 DUT
2a 第一端子
2b 第二端子
2R RF信号処理部
2I IF信号処理部
2L ローカル信号処理部

Claims (9)

  1. 被測定物による周波数変換とは無関係に生じる測定系誤差要因を記録する測定系誤差要因記録手段と、
    ある端子から出力される信号が、その端子に入力される信号に第一係数を乗じたものおよび他の端子に入力される信号に第二係数を乗じたものの和として表され、第二係数の大きさの比が一定である校正用周波数変換素子の前記第一係数および前記第二係数を測定したものを出力する校正用係数出力手段と、
    前記測定系誤差要因記録手段に記録された前記測定系誤差要因と、前記校正用係数出力手段の出力した前記第一係数および前記第二係数とに基づき、周波数変換によって生じる伝送トラッキングを取得する伝送トラッキング取得手段と、
    を備えたネットワークアナライザ。
  2. 請求項1に記載のネットワークアナライザであって、
    前記校正用周波数変換素子における、
    前記第一係数を、M11’、M22’、
    前記第二係数を、M12’、M21’、
    第一端子に入力される信号をa1、第一端子から出力される信号をb1、
    第二端子に入力される信号をa2、第二端子から出力される信号をb2、
    とした場合、
    b1=M11’×a1+M12’×a2
    b2=M21’×a1+M22’×a2
    であり、
    |M12’|/|M21’|が一定である、
    ネットワークアナライザ。
  3. 請求項1または2に記載のネットワークアナライザであって、
    いずれの端子についても、前記第二係数の大きさが同じものである、
    ネットワークアナライザ。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載のネットワークアナライザであって、
    前記被測定物に入力する入力信号に関する入力信号パラメータを、前記測定系誤差要因の生ずる前に測定する入力信号測定手段と、
    前記被測定物の端子に接続され、前記入力信号を出力する複数のポートと、
    前記ポートに前記被測定物の端子から入力された被測定物信号に関する被測定物信号パラメータを測定する被測定物信号測定手段と、
    を備えたネットワークアナライザ。
  5. 請求項4に記載のネットワークアナライザであって、
    前記校正用係数出力手段は、前記校正用周波数変換素子の前記第一係数および前記第二係数を、前記入力信号測定手段により測定された前記入力信号パラメータと、前記被測定物信号測定手段により測定された前記被測定物信号パラメータとの比によって求める、
    ネットワークアナライザ。
  6. 請求項4に記載のネットワークアナライザであって、
    前記伝送トラッキング取得手段は、被測定物信号が前記被測定物の端子より周波数変換を伴わないで出力されてから前記被測定物信号測定手段により受信されるまでに生じる誤差要因の比に基づき、前記伝送トラッキングを取得する、
    ネットワークアナライザ。
  7. 測定系誤差要因記録手段が、被測定物による周波数変換とは無関係に生じる測定系誤差要因を記録する測定系誤差要因記録工程と、
    校正用係数出力手段が、ある端子から出力される信号が、その端子に入力される信号に第一係数を乗じたものおよび他の端子に入力される信号に第二係数を乗じたものの和として表され、第二係数の大きさの比が一定である校正用周波数変換素子の前記第一係数および前記第二係数を測定したものを出力する校正用係数出力工程と、
    伝送トラッキング取得手段が、前記測定系誤差要因記録手段に記録された前記測定系誤差要因と、前記校正用係数出力手段の出力した前記第一係数および前記第二係数とに基づき、周波数変換によって生じる伝送トラッキングを取得する伝送トラッキング取得工程と、
    を備えたネットワーク解析方法。
  8. 被測定物による周波数変換とは無関係に生じる測定系誤差要因を記録する測定系誤差要因記録処理と、
    ある端子から出力される信号が、その端子に入力される信号に第一係数を乗じたものおよび他の端子に入力される信号に第二係数を乗じたものの和として表され、第二係数の大きさの比が一定である校正用周波数変換素子の前記第一係数および前記第二係数を測定したものを出力する校正用係数出力処理と、
    前記測定系誤差要因記録処理により記録された前記測定系誤差要因と、前記校正用係数出力処理により出力された前記第一係数および前記第二係数とに基づき、周波数変換によって生じる伝送トラッキングを取得する伝送トラッキング取得処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. 被測定物による周波数変換とは無関係に生じる測定系誤差要因を記録する測定系誤差要因記録処理と、
    ある端子から出力される信号が、その端子に入力される信号に第一係数を乗じたものおよび他の端子に入力される信号に第二係数を乗じたものの和として表され、第二係数の大きさの比が一定である校正用周波数変換素子の前記第一係数および前記第二係数を測定したものを出力する校正用係数出力処理と、
    前記測定系誤差要因記録処理により記録された前記測定系誤差要因と、前記校正用係数出力処理により出力された前記第一係数および前記第二係数とに基づき、周波数変換によって生じる伝送トラッキングを取得する伝送トラッキング取得処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読み取り可能な記録媒体。
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