JP2005233483A - バーナの燃焼制御方法 - Google Patents

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廣 小林
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良明 辻
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Abstract

【課題】中負荷又は高負荷運転する場合においても、生成されるNOxの量を一定値以下に抑制することができるバーナの燃焼制御方法を提供すること。
【解決手段】液体燃料と噴霧用媒体とを混合して噴射する気体噴霧式液体燃料バーナ1をバーナレジスタ4の中心部に配置し、その先端を取り囲むように保炎器3を配置したバーナの燃焼制御方法において、気体噴霧式液体燃料バーナ1に供給する噴霧用媒体の圧力PS2を、バーナの定格噴霧用媒体圧力PS1の0.75〜0.85の範囲に制御することによって、生成NOx量を一定値以下に抑制する。
【選択図】図1

Description

本発明は、液体燃料バーナや液体燃料・燃料ガス混焼式バーナの燃焼制御方法に関し、特に、中負荷又は高負荷運転する場合においても、生成される窒素酸化物(本明細書において、「NOx」という。)の量を一定値以下に抑制することができるバーナの燃焼制御方法に関するものである。
従来、産業用や船舶用のボイラには、重油等の液体燃料を専焼する液体燃料バーナや重油等の液体燃料と天然ガス等の燃料ガスとを混焼する液体燃料・燃料ガス混焼式バーナが汎用されている。
このうち、液体燃料を専焼する液体燃料バーナは、液体燃料と空気又は蒸気等の噴霧用媒体とを混合して噴射する気体噴霧式液体燃料バーナをバーナレジスタの中心部に配置し、その先端を取り囲むように保炎器を配置するようにしている。
また、液体燃料と天然ガス等の燃料ガスとを混焼する液体燃料・燃料ガス混焼式バーナは、液体燃料と空気又は蒸気等の噴霧用媒体とを混合して噴射する気体噴霧式液体燃料バーナをバーナレジスタの中心部に配置し、その先端を取り囲むように保炎器(スワラ)を配置し、その外周に燃料ガスを噴射するスポーク型ガスバーナを配置するようにしている。
ところで、近年、ボイラの低コスト要求に伴って、生成火炎の寸法の小さいバーナや、省エネルギ、低燃費化の要請に伴って、低空気比燃焼、高ターンダウン比の高性能化されたバーナの要求が高くなり、さらには大気汚染防止のための低NOx型バーナの要求が高くなっている。
一方、噴霧用媒体、例えば、蒸気により重油等の液体燃料を噴霧する液体燃料バーナにおいて、最高の状態で燃焼させるためには、噴霧用媒体としての蒸気により噴霧される液体燃料の平均粒径を小さくし、燃焼用空気量を多く供給することが求められる。
この条件を満たすことにより、着火が早く、高酸素濃度雰囲気での燃焼が効率的に行われるようになる。
このため、液体燃料バーナを、生成される火炎温度が高く、低空気比、短炎の状況で運転するように設定していた。
しかしながら、一般に、燃料の燃焼に伴って生成されるNOxの量は、燃料に含まれる窒素分の多寡、燃焼時の温度、酸素濃度、滞留時間等に比例して高くなることが判明している。
すなわち、液体燃料バーナを、最高の状態で燃焼させると、それに応じて燃焼に伴って生成されるNOxの量も増加することから、バーナの高燃焼効率化と低NOx化とは両立し得ない関係にあることとなる。
上記の知見に鑑み、従来、低NOx化を図る場合には、噴霧される液体燃料の油滴が燃焼しにくい状況、すなわち、生成される火炎温度が低くなるように供給空気量を少なくする等の方法が採用されている。
一方、液体燃料バーナを中負荷又は高負荷運転する場合には、液体燃料の噴霧量の増加に連動して生成されるNOxの量も増加し、生成されるNOxの量を一定値以下に抑制することが困難であるという問題があった。
そして、この問題は、液体燃料と天然ガス等の燃料ガスとを混焼する液体燃料・燃料ガス混焼式バーナにも共通する問題であった。
本発明は、上記従来の液体燃料バーナや液体燃料・燃料ガス混焼式バーナの有する問題点に鑑み、中負荷又は高負荷運転する場合においても、生成されるNOxの量を一定値以下に抑制することができるバーナの燃焼制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のバーナの燃焼制御方法は、液体燃料と噴霧用媒体とを混合して噴射する気体噴霧式液体燃料バーナをバーナレジスタの中心部に配置し、その先端を取り囲むように保炎器を配置したバーナの燃焼制御方法において、気体噴霧式液体燃料バーナに供給する噴霧用媒体の圧力を、該バーナの定格噴霧用媒体圧力の0.75〜0.85の範囲に制御することによって、生成NOx量を一定値以下に抑制するようにしたことを特徴とする。
本発明のバーナの燃焼制御方法によれば、気体噴霧式液体燃料バーナに供給する噴霧用媒体の圧力を、該バーナの定格噴霧用媒体圧力の0.75〜0.85の範囲に制御することによって、生成NOx量を一定値以下に抑制するようにしているので、複雑な制御機構等を用いることなく、簡易な方法で、中負荷又は高負荷運転する場合においても、噴霧用媒体の圧力を低減して、噴霧される液体燃料の油滴が燃焼しにくい状況を形成することができ、生成されるNOxの量を一定値以下に抑制することができる。
以下、本発明のバーナの燃焼制御方法の実施の形態を、図面に基づいて説明する。
図1〜図2に、本発明のバーナの燃焼制御方法を実施するバーナとして、液体燃料と天然ガス等の燃料ガスとを混焼する液体燃料・燃料ガス混焼式バーナを示す。
この液体燃料・燃料ガス混焼式バーナは、液体燃料(例えば、重油)と噴霧用媒体(例えば、蒸気)とを混合して噴射する気体噴霧式液体燃料バーナ1をバーナレジスタ4の中心部に配置し、その先端に配設した液体燃料アトマイザ1Aを取り囲むように保炎器3を配置し、その外周に燃料ガス(例えば、天然ガス)を噴射する先端にガスノズル2Aを備えた複数本(本実施例においては、6本)のスポーク型ガスバーナ2を配置するようにしている。
ここで、液体燃料バーナ1の基端側には、液体燃料と噴霧用媒体とを供給するための供給口1Bを形成するようにしている。
また、ガスバーナ2の基端側には、複数本のスポーク型ガスバーナ2に共通するガス室7を配設し、このガス室7に燃料ガスを供給するためのガス供給口2Bを形成するようにしている。
また、気体噴霧式液体燃料バーナ1及びガスバーナ2を配置したバーナレジスタ4は、風箱6内に配置し、この風箱6内に送風機8から送り込んだ燃焼用空気を、バーナレジスタ4の基端側からバーナレジスタ4内に導入し、バーナレジスタ4の先端側を経て、バーナレジスタ4の先端外周部を取り囲むように配設したバーナタイル5内へ流れるように構成する。
次に、この液体燃料・燃料ガス混焼式バーナの燃焼制御方法、図3〜図5に基づいて説明する。
図3に示すように、液体燃料BOは、所定の油圧PO及び油量MOで、液体燃料供給管11を介して、供給口1Bから液体燃料バーナ1へ供給される。
一方、噴霧用媒体BSは、所定の圧力PSで、噴霧用媒体供給管12を介して、供給口1Bから液体燃料バーナ1へ供給される。
そして、液体燃料バーナ1へ供給された液体燃料BO及び噴霧用媒体BSは、液体燃料バーナ1の先端に取り付けられた液体燃料アトマイザ1Aにて混合され、バーナタイル5により区画された燃焼室9内へ噴霧される。
一方、送風機8より風箱6内へ供給された空気は、バーナレジスタ4の先端側を経て、バーナレジスタ4の先端外周部を取り囲むように配設したバーナタイル5内に供給される。
このとき、バーナレジスタ4の中心部の空気は、保炎器3を経て燃焼室9内へ吐出され、また、バーナレジスタ4の内周面に沿って流れる空気は、保炎器3を通らないでその外周部を経て直接燃焼室9内へ吐出され、液体燃料アトマイザ1Aより噴霧される液体燃料と空気とが混合されて燃焼する。
この場合において、液体燃料アトマイザ1Aに供給される液体燃料の油圧PO及び油量MO並びに噴霧用媒体の圧力PSは、ボイラの圧力PBに基づいて制御するようにする。
具体的には、液体燃料・燃料ガス混焼式バーナを取り付けたボイラの圧力PBを検知し、このボイラの圧力PBを制御器Cに入力し、この制御器Cにより、燃料供給管11に配設された液体燃料制御弁CO及び蒸気供給管12に配設された噴霧用媒体制御弁CSをそれぞれ制御するようにする。
これにより、油圧POの上昇に伴って油量MOが増加するようにされた液体燃料アトマイザ1Aに供給される液体燃料の油圧PO及び油量MO並びに噴霧用媒体の圧力PSの制御を、ボイラの圧力PBにより制御することができる。
ところで、本実施例においては、図4に示すように、液体燃料バーナ1に供給する噴霧用媒体の圧力PSを、該バーナ1の定格噴霧用媒体圧力PS1の0.75〜0.85、より好ましくは、0.78〜0.82の範囲の圧力PS2に制御することによって、噴霧される液体燃料の油滴が燃焼しにくい状況を形成し、生成NOx量を一定値以下に抑制するようにしている。
具体的には、油量MO(油圧PO)がL(200kg/h)の位置でバーナ1に点火されて燃焼が始まり、制御器Cの指令により、油圧POの上昇に伴って油量MOを増加させるようにする。
これに合わせて、噴霧用媒体を、その圧力PS2(ここでは、定格噴霧用媒体圧力PS1の80%の圧力)を順次増加させながら供給し、油量MO(油圧PO)がα(600kg/h)の位置で一定(ここでは、定格噴霧用媒体圧力PS1:8.0kgf/cm(784kPa)の80%の圧力PS2:6.5kgf/cm(637kPa))にする。
このように、噴霧用媒体の圧力PS2を、定格噴霧用媒体圧力PS1の80%の圧力に制御して供給することにより、噴霧される液体燃料の油滴が燃焼しにくい状況を形成することができ、その結果、図5に示すように、NOxの生成量が、定格噴霧用媒体圧力PS1の場合のNOxの生成量NOx1と比較してはるかに少ないNOxの生成量NOx2となることを確認した。
以上、本発明のバーナの燃焼制御方法について、液体燃料・燃料ガス混焼式バーナを例に説明したが、本発明は上記実施例に記載した構成に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において適宜その構成を変更することができるものであり、また、液体燃料バーナについても同様に適用可能である。
本発明のバーナの燃焼制御方法は、複雑な制御機構等を用いることなく、簡易な方法で、中負荷又は高負荷運転する場合においても、噴霧用媒体の圧力を低減して、噴霧される液体燃料の油滴が燃焼しにくい状況を形成することができ、生成されるNOxの量を一定値以下に抑制することができることから、産業用や船舶用のボイラ等に用いられる液体燃料バーナ及び液体燃料・燃料ガス混焼式バーナに広く適用することができ、その対象も、新設のもののほか、既設のものにも適用することができる。
本発明のバーナの燃焼制御方法を実施する液体燃料・燃料ガス混焼式バーナの概略説明図である。 同液体燃料・燃料ガス混焼式バーナの先端部を示し、(A)は断面図、(B)は正面図である。 同液体燃料・燃料ガス混焼式バーナの制御系統図である。 油圧、油量、噴霧用媒体の圧力(噴霧用蒸気圧)の関係を示す説明図である。 NOxの生成状態を示す説明図である。
符号の説明
1 液体燃料バーナ
1A 液体燃料アトマイザ
1B 液体燃料供給口
2 スポーク型ガスバーナ
2A ガスノズル
2B ガス供給口
3 保炎器
4 バーナレジスタ
5 バーナタイル
6 風箱
7 ガス室
8 送風機
11 液体燃料供給管
12 噴霧用媒体供給管
CO 液体燃料制御弁
CS 噴霧用媒体制御弁
PB ボイラの圧力
MO 油量
PO 油圧
PS 噴霧用媒体の圧力
C 制御器

Claims (1)

  1. 液体燃料と噴霧用媒体とを混合して噴射する気体噴霧式液体燃料バーナをバーナレジスタの中心部に配置し、その先端を取り囲むように保炎器を配置したバーナの燃焼制御方法において、気体噴霧式液体燃料バーナに供給する噴霧用媒体の圧力を、該バーナの定格噴霧用媒体圧力の0.75〜0.85の範囲に制御することによって、生成NOx量を一定値以下に抑制するようにしたことを特徴とするバーナの燃焼制御方法。
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