JP2005233333A - 防振装置 - Google Patents

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紀利 佐久間
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Abstract

【課題】複数の共振振動数域にチューニングすることができて、幅広い振動数域にわたる振動を吸収することができる防振装置を提供する。
【解決手段】振動体Mに対する連結体8と質量部材3とをゴム状弾性体10で連結して構成したダイナミックダンパD1を設け、このダイナミックダンパD1に形成した被取付け部12に圧入する圧入筒13と第2の質量部材14とを第2のゴム状弾性体15で連結して構成した圧入取付け式のダイナミックダンパD2を設けてある。
【選択図】 図1

Description

本発明は防振装置に関する。
防振装置の第1の例としてダイナミックダンパがある。このダイナミックダンパは、特許文献1に開示されているように、振動体に対する連結体と、質量部材と、前記連結体と質量部材を連結するゴム状弾性体とから成り、固有振動数を単一の共振振動数域にしか設定できない構造になっていた。
また、防振装置の第2の例として、振動体に対する連結体としての内筒と、支持体に対する連結体としての外筒と、内外筒間に介在してこれらを連結するゴム状弾性体とを備えた構造があった。
特開2000−266110号公報
上記従来の防振装置の第1の例によれば、固有振動数を単一の共振振動数域にしか設定できない構造になっていたために、幅広い振動数域にわたる振動を吸収することができず、振動抑制効果が不十分であった。また、防振装置の第2の例によれば、所望の振動数域の振動を十分吸収することができないことがあった。
本発明の目的は、複数の共振振動数域にチューニングすることができて、幅広い振動数域にわたる振動を吸収することができる防振装置を提供する点にあり、また、所望の振動数域の振動を吸収しやすい防振装置を提供する点にある。
本第1発明の特徴は、振動体に対する連結体と質量部材とをゴム状弾性体で連結して構成したダイナミックダンパを設け、前記ダイナミックダンパに形成した被取付け部に圧入する圧入筒と第2の質量部材とを第2のゴム状弾性体で連結して構成した圧入取付け式のダイナミックダンパを設けてある点にある。
この構成によれば、二つのダイナミックダンパを設けたことで、固有振動数を複数の共振振動数域にチューニングすることができる。また、圧入取付け式のダイナミックダンパの圧入筒を前記被取付け部に圧入して両ダイナミックダンパを連結するから、両ダイナミックダンパを簡単かつ強固に一体化することができる。
例えば、前記ダイナミックダンパの被取付け部に他方のダイナミックダンパの第2のゴム状弾性体を直接加硫成形する手段、すなわち、振動体に対する連結体と質量部材に対する(一方のダイナミックダンパの)ゴム状弾性体の加硫成形と、前記被取付け部に対する(他方のダイナミックダンパの)第2のゴム状弾性体の加硫成形とを一つの加硫成形工程で一挙に行う手段では、成形型が複雑になって成形コストが高くなるが、本発明の上記構成によれば、一方のダイナミックダンパのゴム状弾性体の加硫成形と、他方のダイナミックダンパの第2のゴム状弾性体の加硫成形とを別々に行うから、それぞれの成形型が簡素になって成形コストを低廉化できる。
本第2発明は、振動体に対する連結体と支持体に対する連結体とをゴム状弾性体で連結して構成した防振機構を設け、前記防振機構に形成した被取付け部に圧入する圧入筒と質量部材とを第2のゴム状弾性体で連結して構成した圧入取付け式のダイナミックダンパを設けてある点にある。
この構成によれば、防振機構にダイナミックダンパを取付けることで、防振機構だけでは吸収できなかった所望の振動数域の振動を吸収することができるようになる。そして、防振機構にダイナミックダンパを取付ける場合、ダイナミックダンパの圧入筒を防振機構の被取付け部に圧入するから、ダイナミックダンパを防振機構に簡単かつ強固に一体化することができる。
例えば、前記防振機構の被取付け部にダイナミックダンパの第2のゴム状弾性体を直接加硫成形する手段、すなわち、振動体に対する連結体と支持体に対する(防振機構の)ゴム状弾性体の加硫成形と、前記被取付け部に対する(ダイナミックダンパの)第2のゴム状弾性体の加硫成形とを一つの加硫成形工程で一挙に行う手段では、成形型が複雑になって成形コストが高くなるが、本発明の上記構成によれば、ダイナミックダンパが圧入取付け式になっており、防振機構のゴム状弾性体の加硫成形と、ダイナミックダンパの第2ゴム状弾性体の加硫成形とを別々に行うから、それぞれの成形型が簡素になって成形コストを低廉化できる。
本発明において、前記圧入筒の軸芯方向一端部に、他物に対するストッパゴム部材を加硫成形してあると、他物側にストッパゴム部材を加硫成形する必要がなくなる。
本第1発明によれば、複数の共振振動数域にチューニングすることができて、幅広い振動数域にわたる振動を吸収することができる防振装置を提供することができた。また、本第2発明によれば、所望の振動数域の振動を吸収しやすい防振装置を提供することができた。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
[第1実施形態]
図1,図2に、燃料電池車の車体フレームA(図5参照)と走行駆動用の電動モータM(振動体に相当、図5参照)との間に介在するダイナミックダンパD1(以下、「第1ダイナミックダンパD1」という)を設けるとともに、この第1ダイナミックダンパD1に圧入取付け式のダイナミックダンパD2(以下、「第2ダイナミックダンパD2」という)を取付けて構成したダブルダイナミックダンパ(防振装置に相当)を示してある。
<第1ダイナミックダンパD1の構造>
直方体状の質量部材3と、質量部材3の中央の貫通孔4に内嵌した第1筒部5と、中央の貫通孔4を挟んで位置する一対の端部側の貫通孔6に各別に内嵌した一対の第2筒部7とから成り、第1筒部5が電動モータMに連結ボルト(図示せず)を介して連結し、第2筒部7が車体フレームAに連結ボルトを介して連結する。
第1筒部5と第2筒部7はほぼ同様の構造で、前記連結ボルトが圧入する内筒8,18と、前記中央の貫通孔4又は端部側の貫通孔6に圧入する外筒9,19と、これらの間に加硫成形されてこれらを連結するゴム状弾性体10,20とから成る。符号8は第1筒部5の内筒(連結体に相当)、18は第2筒部7の内筒、9は第1筒部5の外筒、19は第2筒部7の外筒、10は第1筒部5のゴム状弾性体、20は第2筒部7のゴム状弾性体である。
第1筒部5の内筒8と外筒9はほぼ同一の長さに設定されて、両筒8,9の一端部が質量部材3から突出している。第2筒部7の外筒19は質量部材3の厚さと同一の長さに設定され、質量部材3から突出してはいないが、第2筒部7の内筒18は、外筒19よりも長く設定されて、その両端部が質量部材3から大きく突出している。第1筒部5と第2筒部7のゴム状弾性体10,20にすぐり穴11を形成してある。
前記第1ダイナミックダンパD1の力学的な構造のモデル図を図5に示してある。k1,k2はばね定数である。第1ダイナミックダンパD1は、振動体(電動モータ)と支持体(車体フレーム)の間に介在するから、振動体の周りにダイナミックダンパの設置スペースがない場合でも設置できるという利点がある。
上記のように、第1ダイナミックダンパD1は、振動体である電動モータMに対する連結体(第1筒部5の内筒8)と質量部材3とをゴム状弾性体10で連結して構成してある。
<第2ダイナミックダンパD2の構造>
図3,図4にも示すように、第1ダイナミックダンパD1の質量部材3からの外筒9の突出端部12(被取付け部に相当)に圧入外嵌する圧入円筒13と、この圧入円筒13を囲む四角板状の第2の質量部材14とを第2のゴム状弾性体15で連結して構成してある。第2のゴム状弾性体15は、圧入円筒13の外周面と質量部材14の内周面との周方向4箇所の部分に加硫成形されている。4個のゴム状弾性体部分15Cは前記周方向に均等な間隔を空けて位置する。
<ダブルダイナミックダンパの特性(図6参照)>
第1ダイナミックダンパD1の特性曲線(図6の破線)は、単一の共振振動数域C1が現れる曲線になるが、第1ダイナミックダンパD1と第2ダイナミックダンパD2から成るダブルダイナミックダンパの特性曲線(図6の実線)は、複数の共振振動数域C1,C2が現れる曲線になり、広い振動数域にわたって振動を吸収することができる。一点鎖線は第2ダイナミックダンパD2の特性曲線である。図6の横軸は振動数Hzである。
[第1実施形態の別実施形態]
前記第1ダイナミックダンパD1は、支持体(車体フレームF)にも連結されているが、第1ダイナミックダンパ1が、振動体に対する連結体と、質量部材と、これらを連結するゴム状弾性体とを備え、支持体に対する連結部を備えていない一般的な構造のダイナミックダンパであってもよい。
[第2実施形態]
図7,図8に、車体フレームA(支持体に相当)とエンジン(振動体に相当)との間に介在する防振機構Fを設けるとともに、この防振機構FにダイナミックダンパD3を組付けて構成した防振装置を示してある。
<防振機構Fの構造>
エンジンに連結する内筒30(振動体に対する連結体に相当)と、支持ブラケット31を介して車体フレームに連結する外筒33(支持体に対する連結体に相当)と、内外筒30,33の間に加硫成形されてこれらを連結するゴム状弾性体34とを備えている。内筒30にはエンジンに対する連結ボルトが挿通される。符号35はゴム状弾性体34に形成されたすぐり穴である。支持ブラケット31は連結ボルトを介してエンジンに固定される。
<ダイナミックダンパD3の構造>
図9,図10に示すように、防振機構Fの外筒33の一端部35(被取付け部)に圧入外嵌する圧入円筒36と、圧入円筒36を囲む円板状の質量部材37と、圧入円筒36と質量部材37を連結する第2のゴム状弾性体38とを備えている。第2のゴム状弾性体38は、圧入円筒36の外周面と質量部材37の内周面とにそれら両面の全周にわたって加硫成形されている。
圧入円筒36は軸方向一端部に、径方向内方側に折曲したフランジ39を備えており、このフランジ39が防振機構Fの外筒33の一端面に当接している。これにより、外筒33に対する圧入円筒36の位置を決めている。また、圧入円筒36の軸芯方向一端部側のフランジ39の面40(外筒33とは反対側の面)に、他物に対するストッパゴム部材41を加硫成形してある。
[第1実施形態と第2実施形態の別実施形態]
第1実施形態と第2実施形態では前記圧入円筒13,16を圧入対象物である被取付け部に圧入外嵌したが圧入内嵌するよう構成してあってもよい。
ダブルダイナミックダンパの縦断面図 ダブルダイナミックダンパの平面図 第2ダイナミックダンパの縦断面図 第2ダイナミックダンパの平面図 ダイナミックダンパの特性図 ダブルダイナミックダンパの力学モデル図 第2実施形態の防振装置の縦断面図 第2実施形態の防振装置の正面図 第2実施形態のダイナミックダンパの縦断面図 第2実施形態のダイナミックダンパの正面図
符号の説明
3,37 質量部材
8,30 振動体に対する連結体
10,34 ゴム状弾性体
12,35 被取付け部
13,36 圧入筒
14 第2の質量部材
15,38 第2のゴム状弾性体
33 支持体に対する連結体
41 ストッパゴム部材
D1 ダイナミックダンパ
D2,D3 圧入取付け式のダイナミックダンパ
A 支持体
M 振動体
F 防振機構

Claims (3)

  1. 振動体に対する連結体と質量部材とをゴム状弾性体で連結して構成したダイナミックダンパを設け、前記ダイナミックダンパに形成した被取付け部に圧入する圧入筒と第2の質量部材とを第2のゴム状弾性体で連結して構成した圧入取付け式のダイナミックダンパを設けてある防振装置。
  2. 振動体に対する連結体と支持体に対する連結体とをゴム状弾性体で連結して構成した防振機構を設け、前記防振機構に形成した被取付け部に圧入する圧入筒と質量部材とを第2のゴム状弾性体で連結して構成した圧入取付け式のダイナミックダンパを設けてある防振装置。
  3. 前記圧入筒の軸芯方向一端部に、他物に対するストッパゴム部材を加硫成形してある請求項1又は2記載の防振装置。
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