JP2005232687A - 盛土の補強工法 - Google Patents

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Atsushi Nishimura
淳 西村
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Abstract

【課題】 急勾配法面の構築においてもL字状型枠材を使用する必要がなく、盛土材とジオグリッドのみで強固な盛土構造を得ることが可能な、盛土の補強工法を提供する。
【解決手段】 長尺のジオグリッド端部上に盛土した後、盛土の一方の法面部を包み込むようジオグリッドを巻き返して盛土上に敷設し、さらにその上に盛土したのち新たな盛土の一方の法面部を包み込むように同様にジオグリッドを巻き返して盛土上に敷設し、このような盛土及びジオグリッドの巻き返し敷設の操作を順次繰り返して多段に行なうことを特徴とする盛土の補強工法。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ジオグリッドによる盛土補強工法の改良に関する。尚、本発明における盛土なる用語は、土嚢積みを包含する意で用いられる。
道路、堤防、造成地などの構築に際し、盛土部を補強するためにジオグリッドを埋設することが行なわれている。一般にはカーボンブラックを配合したポリエチレンやポリプロピレンの孔開きシートを一軸又は二軸に延伸して得られる網状体が、強度、耐水性等に優れているところから重用されている。通常これらは、盛土中に多段に敷設されており、法面の崩壊防止に大きな効果を発揮している。しかしながら垂直あるいはそれに近い急勾配法面においては、山側からの土圧に基づき、谷側に滑り崩壊が起こり易く、そのため法面前面にL字状格子型枠を設置したり、土嚢積みを行なったりして対処している。
一方、簡易的な法面補強として土嚢積みが知られており、上方からの荷重、圧力に対しては大きな安定性を示すが、土嚢間の連続性がないため水平力に対しては滑動し易いという難点を有しており、垂直あるいはそれに近い急勾配法面形成に際しては、滑り崩壊に留意した対策が必要である。
そこで本発明の目的は、垂直法面の構築においてもL字状型枠材を使用する必要がなく、盛土材とジオグリッドのみで強固な盛土構造を得ることが可能な盛土の補強工法を提供することにある。本発明の他の目的は、ジオグリッドを使用した土嚢積みにおいて、垂直法面を形成する場合においても安定した構造を得ることができる盛土の補強工法を提供することにある。
本発明においては、長尺のジオグリッド端部上に盛土した後、盛土の一方の法面部を包み込むようジオグリッドを巻き返して盛土上に敷設し、さらにその上に盛土したのち新たな盛土の一方の法面部を包み込むように同様にジオグリッドを巻き返して盛土上に敷設し、このような盛土及びジオグリッドの巻き返し敷設の操作を順次繰り返して多段に行なうことを特徴とする盛土の補強工法が提供される。
この工法では、ジオグリッドの巻き返し部のない法面部が生じるが、これを別のジオグリッド又は金属製枠で覆うと共に、敷設済みのジオグリッドと連結することが好ましい。このような操作は、山側法面及び谷側法面双方のジオグリッドの巻き返し部のない法面部に施してもよく、また谷側法面におけるジオグリッドの巻き返し部のない法面部のみに行なってもよい。また谷側法面にこのような操作を施す代わりに、谷側法面の前面に、壁体を設けてもい。上記のような補強工法は、土嚢積みにおいても適用することができる。
本発明によれば、垂直法面のような急勾配法面においても、崩壊に対して抵抗力のある法面を形成することができる。
図1は、長尺のジオグリッド1の上に盛土層2を設けたのち、ジオグリッドを巻き返して盛土層の上に敷設する操作を繰り返し、ジオグリッドを補強層として有する9段の盛土を行なった図面である。ジオグリッドとして1シートのものが使用されているが、施工性を考慮すればより短尺のものを複数枚連結して使用してもよい。連続シートをを使用することにより、盛土層全体の一体性が高まり、それに伴い、盛土層の安定性も高くなっている。
図2は、図1の態様において、短尺のジオグリッド3により、両法面のジオグリッドで覆われていない法面部を全て包み込むようにしたものであって、その部分における法面崩壊を予防するものである。それぞれのジオグリッド3は、盛土前にその一部がかかる様にその一端をジオグリッド1と連結され、盛土後に法面に沿って巻き返し、盛土上に敷設されてくるジオグリッド1と連結されることによって設けられている。ジオグリッド3は、ジオグリッド1に連結しなくても効果はあるが、両端をジオグリッド1に連結することにより、盛土層の安定性を一層高めることができる。
図3は、図2の態様において、一方の法面にはジオグリッド3による補強を省略した例である。図面右方が地山や擁壁などである場合には、このような補強を省略しての問題はない。
図4は、図2の態様において、片側法面のジオグリッド3による補強を省略した代わりに、壁体4を法面に当設するように設けることによって、土圧による未補強面における崩壊を防止するものである。
図5は、図2の態様において、盛土材が土嚢である場合であり、土嚢間のすべりによる崩壊をジオグリッド1及び3により防止している。
図2〜図5の態様においては、いずれも長尺のジオグリッド1で覆われていない法面の一部又は全部を短尺のジオグリッド3により覆うものであったが、短尺のジオグリッド3の代わりに、格子状の金属製枠(図示しない)を使用することができる。金属製枠としては例えば盛土工事に多用されている溶接金網を使用することができる。金属製枠は平板上のものでも良いが、図示する短尺のジオグリッド3と同様、上下に折り曲げ部を有するものかあるいは上下いずれか一方に折り曲げ部を有するものが好ましく、いずれも長尺のジオグリッド3と連結して固定することが好ましい。
本発明の盛土補強工法の1実施例を示す図面である。 両法面をさらに短尺のジオグリッドで補強した図面である。 片側法面のみ短尺のジオグリッドで補強した図面である。 片側法面を短尺のジオグリッドで補強し、片側法面を抗土圧壁体で補強した図面である。 土嚢積みに本発明の盛土補強工法を適用した図面である。
符号の説明
1 ジオグリッド
2 盛土
3 ジオグリッド
4 壁体
5 土嚢

Claims (6)

  1. 長尺のジオグリッド端部上に盛土した後、盛土の一方の法面部を包み込むようジオグリッドを巻き返して盛土上に敷設し、さらにその上に盛土したのち新たな盛土の一方の法面部を包み込むように同様にジオグリッドを巻き返して盛土上に敷設し、このような盛土及びジオグリッドの巻き返し敷設の操作を順次繰り返して多段に行なうことを特徴とする盛土の補強工法。
  2. ジオグリッドの巻き返し部のない法面部を、別のジオグリッド又は金属製枠で覆うと共に、敷設済みのジオグリッドと連結することを特徴とする請求項1記載の盛土の補強工法。
  3. 山側法面及び谷側法面双方のジオグリッドの巻き返し部のない法面部を、別のジオグリッド又は金属製枠で覆うと共に、敷設済みのジオグリッドと連結することを特徴とする請求項2記載の盛土の補強工法。
  4. 谷側法面におけるジオグリッドの巻き返し部のない法面部のみを別のジオグリッド又は金属製枠で覆うと共に、敷設済みのジオグリッドと連結することを特徴とする請求項2記載の盛土の補強工法。
  5. 谷側法面の前面に、壁体を設けることを特徴とする請求項1又は2記載の盛土の補強工法。
  6. 盛土材が土嚢である請求項1〜5記載の盛土の補強工法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009185516A (ja) * 2008-02-06 2009-08-20 Maeda Kosen Co Ltd 道路盛土の補強構造

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