JP2005232685A - 暖房畳 - Google Patents

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JP2005232685A
JP2005232685A JP2004039414A JP2004039414A JP2005232685A JP 2005232685 A JP2005232685 A JP 2005232685A JP 2004039414 A JP2004039414 A JP 2004039414A JP 2004039414 A JP2004039414 A JP 2004039414A JP 2005232685 A JP2005232685 A JP 2005232685A
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Akihiro Maeda
昭広 前田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

【課題】水などを畳表にこぼしても、内部への浸透を防止し、暖房畳のソリを防止する。
【解決手段】上面より、畳表1と、不織布2と、均熱板3と、面状発熱体4と、断熱材5とを積層し、畳表1の均熱板側に樹脂層6を設けたことにより、畳表1の樹脂層6が、畳表1から内部への水などの浸透を防ぐので、畳表1の上面が乾燥しない状態で面状発熱体4に通電しても、暖房畳のソリを防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気暖房器具に利用する暖房畳に関するものである。
従来、この種の暖房畳としては、面状発熱体を配設した畳床の上に、伝熱保護層、畳表を積層した構成にして、上面に人が座り採暖する構成のものがあった(例えば、特許文献1参照)。
図5は、前記公報に記載された従来の暖房畳の断面図を示すものである。図6は、従来の畳表の断面図を示すものである。図5において、畳表1と、伝熱保護層10と、面状発熱体4と、樹脂発泡体11と、ワラまたはインシュレーションボード12と、空隙13と、貫通孔14とにより構成されている。また、畳表1は図6に示すように、イ草7と糸8とを織り合わせて構成している。
特開平10−159317号公報
しかしながら、前記従来の構成では、水などを畳表1にこぼした場合、畳表1が糸8とイ草7により織られているので、イ草7とイ草7との間に水などの浸透する隙間があり、浸透した水などが伝熱保護層10の貫通孔14より内部に浸透し、さらに、樹脂発泡体11の端部よりワラまたはインシュレーションボード12に浸透してしまうと水分が増加して、直ぐには乾燥しないので、そのままの状態で面状発熱体4に通電して使用することで、暖房畳に熱ストレスを与えるので、ワラまたはインシュレーションボード12が変形し、暖房畳にソリが発生するという課題を有していた。
また、畳表1を必要寸法に切断加工する場合、畳表1が糸8とイ草7により織られているので、イ草7が畳表1の糸8よりほつれてしまい易く、切断後直ぐにホットメルトなどでほつれ止めの作業を行わなければならないので、作業効率が悪いという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、水などを畳表にこぼした場合、畳表に樹脂層があることで、畳表のイ草とイ草の間に隙間がなくなるので、水が暖房畳の内部へ浸透しないので、そのまま通電して使用しても、ソリが発生しない暖房畳を提供することと、畳表を必要寸法に切断加工しても、畳表に樹脂層があることで、イ草と糸が接着されているので、ほつれることがない、作業効率の高い暖房畳を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の暖房畳は、上面より、畳表と、不織布と、均熱板と、面状発熱体と、断熱材とを積層し、前記畳表は均熱板側に樹脂層を設けたことを有し、前記面状発熱体に通電可能としたものである。
これによって、水などを畳表にこぼした場合、畳表の樹脂層が、畳表から内部への水などの浸透を防ぐので、畳表の上面が乾燥しない状態で面状発熱体に通電しても、暖房畳のソリを防止することができる。さらに、畳表を必要寸法に切断加工しても、畳表の樹脂層が、イ草が糸よりほつれてしまうのを防ぐので、ほつれ止めの作業が必要ないので、作業効率が良くなる。
また、本発明の暖房畳は、前記畳表の均熱板側に樹脂層を介して不織布を接着したことを有し、前記面状発熱体に通電可能としたものである。
これによって、水などを畳表にこぼした場合、畳表の樹脂層が、畳表から内部への水などの浸透を防ぐので、畳表の上面が乾燥しない状態で面状発熱体に通電しても、暖房畳のソリを防止することができる。さらに、畳表を必要寸法に切断加工しても、畳表の樹脂層が、イ草が糸よりほつれてしまうのを防ぐので、ほつれ止めの作業が必要ないので、作業効率が良くなる。
以上のように本発明によれば、水などを畳表にこぼした場合、畳表の樹脂層が、畳表か内部への水などの浸透を防ぐので、畳表の上面が乾燥しない状態で面状発熱体に通電しても、暖房畳のソリを防止することができる。さらに、電気製品として、発熱体や充電部への水浸透を防止することができるので、安全性を高めることができる。
第1の発明は、上面より、畳表と、不織布と、均熱板と、面状発熱体と、断熱材とを積層し、畳表は均熱板側に樹脂層を設けることにより、水などを畳表にこぼした場合、畳表の樹脂層が、畳表から内部への水などの浸透を防ぐので、畳表の上面が乾燥しない状態で面状発熱体に通電しても、暖房畳のソリを防止することができる。さらに、畳表を必要寸法に切断加工しても、畳表の樹脂層が、イ草が糸よりほつれてしまうのを防ぐので、ほつれ止めの作業が必要ないので、作業効率が良くなる。
第2の発明は、畳表は均熱板側に樹脂層を介して不織布を接着したことにより、水などを畳表にこぼした場合、畳表の樹脂層が、畳表から内部への水などの浸透を防ぐので、畳表の上面が乾燥しない状態で面状発熱体に通電しても、暖房畳のソリを防止することができる。さらに、畳表を必要寸法に切断加工しても、畳表の樹脂層が、イ草が糸よりほつれてしまうのを防ぐので、ほつれ止めの作業が必要ないので、作業効率が良くなる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における暖房畳の断面図を示すものであり、図2は、同畳表の断面図を示すものである。
図1、図2において、上面より、畳表1、不織布2、均熱板3、面状発熱体4、断熱材5を設けており、畳表1は、樹脂層6を一体にした構成になっている。畳表1は、天然イ草または、人工イ草を糸と編んだものを用いている。不織布2は、天然繊維や人工繊維などをニードルパンチにより繊維同士を絡ませて構成されており、厚みは1.5mm〜5mmのものを用いている。均熱板3は、厚みを0.2mm〜1mmの範囲に設定してあり、材質は、アルミ、メッキ鋼板等を用いている。面状発熱体4は、シート状に形成された発熱体であり、通電することで発熱し、所定の温度に制御されるもので、この面状発熱体4からの熱により均熱板3が加熱され、不織布2、樹脂層6、畳表1に均一な熱を伝えるものである。断熱材5は、軟質繊維板、硬質繊維板、樹脂発泡体など暖房畳として必要な断熱性能及び構成材としての強度を保持していれば、特に限定はしない。樹脂層6は、イ草と糸を接着できれば、厚みは限定しない。材質としては、例えば、SBR樹脂、MBR樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエチレン樹脂、シリコン樹脂等を用いている。
以上のように構成された暖房畳について、以下その動作、作用を説明する。
まず、水などを畳表1にこぼした場合、畳表1の樹脂層6が、畳表1から内部への水などの浸透を防ぐので、畳表1の上面が乾燥しない状態で面状発熱体4に通電しても、暖房畳のソリを防止することができる。また、畳表1を必要寸法に切断加工しても、畳表1の樹脂層6が、イ草7が糸8よりほつれてしまうのを防ぐので、ほつれ止めの作業が必要ないので、作業効率が良くなる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態における暖房畳の断面図を示すものであり、図4は、同畳表の断面図を示すものである。
なお実施の形態1と同一符号のものは、同一構造を有し説明は省略する。
図3、図4において、実施の形態1と異なるところは、畳表1の均熱板側に樹脂層6を介して不織布2を接着した点である。
以上のように構成された電気採暖具について、以下その動作、作用を説明する。
まず、水などを畳表1にこぼした場合、畳表1の樹脂層6が、畳表1から内部への水などの浸透を防ぐので、畳表1の上面が乾燥しない状態で面状発熱体4に通電しても、暖房畳のソリを防止することができる。また、畳表1を必要寸法に切断加工しても、畳表1の樹脂層6が、イ草7が糸8よりほつれてしまうのを防ぐので、ほつれ止めの作業が必要ないので、作業効率が良くなる。
以上のように、本発明にかかる暖房畳は、水などを畳表にこぼした場合、畳表の樹脂層が、畳表か内部への水などの浸透を防ぐので、畳表の上面が乾燥しない状態で面状発熱体に通電しても、暖房畳のソリを防止することができる。さらに、電気製品として、発熱体や充電部への水浸透を防止することができるので、安全性を高めることができ、電気暖房器具に利用する暖房畳等の用途として有用である。
本発明の実施の形態1における暖房畳の断面図 本発明の実施の形態1における畳表の断面図 本発明の実施の形態2における暖房畳の断面図 本発明の実施の形態2における畳表の断面図 従来の暖房畳の断面図 従来の畳表の断面図
符号の説明
1 畳表
2 不織布
3 均熱板
4 面状発熱体
5 断熱材
6 樹脂層
7 イ草
8 糸

Claims (2)

  1. 上面より、畳表と、不織布と、均熱板と、面状発熱体と、断熱材とを積層し、前記畳表は均熱板側に樹脂層を設けたことを特徴とする暖房畳。
  2. 前記畳表は均熱板側に樹脂層を介して不織布を接着したことを特徴とする暖房畳。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016061096A (ja) * 2014-09-19 2016-04-25 大建工業株式会社 化粧材

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