JP2005231371A - 改良されたインクジェット印刷システム - Google Patents

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Abstract

【課題】硬化性インキによる高面積スループットインクジェット印刷に適当なインクジェット印刷システムを提供すること。
【解決手段】少なくとも1種のインクジェットインキと実質的に非吸収性のインキ受容体の表面に該インクジェットインキを噴射する手段を含んでなるインクジェット印刷システムであって、該インクジェットインキの分散表面エネルギーσ に対する該インキ受容体表面の分散表面エネルギーσ の比σ /σ が0.9より大きいことを特徴とするインクジェット印刷システム。
【選択図】図1

Description

本発明は高速インクジェット印刷に関する。
インクジェット印刷において、インキ流体の小滴は、印刷装置とインキ受容体との物理的接触なしにインキ受容体表面に直接射出される。印刷装置は印刷データを電子的に記憶しそして該滴を像通りに(image−wise)噴出するための機構を制御する。印刷は、印刷ヘッドを紙を横切って移動させること又はその逆により達成される。インクジェット印刷機に関する初期の特許は、特許文献1、特許文献2及び特許文献3を包含する。
インクジェット用のインキ組成物は、下記の成分:染料又は顔料、水及び/又は有機溶媒、保湿剤、例えばグリコール、洗剤、増粘剤、ポリマー結合剤、保存剤等を含む。このようなインキの最適組成は使用されるインクジェット法及び印刷されるべきインキ受容体の性質に依存することは容易に理解されるであろう。インキ組成物は大雑把に、
● 水をベースとするもの、乾燥機構は吸収、浸透及び蒸発を含む、
● オイルをベースとするもの、乾燥は吸収及び浸透を含む、
● 溶媒をベースとするもの、乾燥は主として蒸発を含む、
● ホットメルト又は相変化するもの、この場合インキは噴射温度で液体であるが室温で固体でありそして乾燥は凝固により置き換えられる、
● 紫外線硬化性のもの、この場合乾燥は重合により置き換えられる、
に分けることができる。
最初の2つの型のインキ組成物は多少吸収性である受容媒体により適しており、これに対して、ホットメルトインキ及び紫外線硬化性インキは非吸収性インキ受容体により適していることは容易に理解されるであろう。
水をベースとするインキに関する初期の特許は、特許文献4、特許文献5、特許文献6、特許文献7、特許文献8及び特許文献9を包含する。しかしながら、水をベースとするインキに基づくシステムは、(a)水の蒸発を必要とし、それ故、特に印刷速度が重要である場合には大きい乾燥システムを必要とする、(b)大きな印刷区域がしわになる傾向がある、(c)湿潤及び乾燥時のこすりに対する像の感受性、(d)低粘度インキがオリフィスの先端で乾燥する傾向があり、これは保湿剤、通常グリコールの使用により回避することができるが、粘度を増加させる、などの多数の欠点がある。極性溶媒をベースとするインキの使用は、水をベースとするインキに固有の問題のいくらかを克服することができるが、毒性又は引火性蒸気を発生する可能性がある、などの他の問題を生じる。それ故、低溶媒インキ組成物を開発する努力がなされ、それから紫外線硬化性インキ組成物という概念が出現した。
特許文献10は、インキ組成物が(a)多官能性不飽和紫外線硬化性化合物、(b)一官能性不飽和化合物、(c)反応性相乗剤、(d)着色剤、(e)伝導度のための油溶性塩、(f)光開始剤及び(g)好ましくは少量の有機極性溶媒を含有する、帯電した小滴を使用するインクジェット印刷法を開示している。
しかしながら、実質的に非吸収性のインキ受容体に対する紫外線硬化性インキの挙動及び相互作用は、吸収性インキ受容体上の水又は溶媒ベースのインキに比べて、極めて複雑であることが見出された。特に、基材上のインキの良好な且つ制御されたスプレッデイング(spreading)は問題をはらんでいる。
特許文献11は、合成樹脂の基材の表面にインクジェット印刷するための方法であって、
1. 該表面に表面処理を行って該表面に65〜72mJ/mの比表面自由エネルギー(specific surface free energy)を与え、
2. 25〜40mN/mの表面張力を有する活性化エネルギービーム硬化性インキを与え、
3. この比表面自由エネルギーを有する表面に該インキをインクジェット印刷装置により放出し、それによりこの表面に該インキの印刷された部分を形成し、そして
4. 印刷された部分に活性化エネルギービームを発射する、
ことを含む方法を開示している。
表面張力及び表面エネルギーは同等なパラメーターである。液体の表面張力は表面の単位長さに対して作用する力であると定義されそしてmN/mで表されるが、これに対して固体の表面エネルギーは界面の単位面積を創り出すのに必要なエネルギーでありそしてmJ/mで表される。これらの次元は同等である、即ち、mN/m×m/m=mJ/m。本発明を開示するのに首尾一貫させるために、インキの表面エネルギーという用語が、インキの表面張力という用語の代わりに使用されるであろう。したがって、特許文献11により開示された方法の段階2において、25〜40mN/mの表面張力は25〜40mJ/mの表面エネルギーに等しい。
特許文献11の方法は、インキ受容体表面の表面エネルギーをインキの表面エネルギーよりは大きくするべきであるということを更に教示していると思われる。なお実施例において、4つの未処理合成樹脂基材(ABS、PBT、PE及びPS)の表面エネルギーは4つの異なるインキの表面エネルギーより高いけれども、良好な「像の品質」、即ち、インキの良好なスプレッデイングは観察されない。特許文献11はインキ及び基材の表面エネルギーの分散成分(dispersive component)及び極性成分(polar component)に関しても言及していない。実施例で使用された表面処理はコロナ処理及びプラズマ処理であった。
特許文献12は、ラジカル重合開始剤、重合可能なモノマー及び界面活性剤を含有するインキを好ましくは非吸収性記録媒体上に噴射し、そしてそれらを紫外線で照射するための方法を開示している。38ダイン/cmの表面エネルギーを有する延伸されたポリプロピレン(OPP)シートを、24〜30mN/mの表面張力を有しそしてKyarad(商標名)DPCA(ヘキサアクリレート)24重量%、Biscoat(商標名)335HP(テトラエチレングリコールジアクリレート)23重量%、軽アクリレートPO−A(商標名)(フェノキシエチルアクリレート)41重量%、Irgacure(商標名)369(開始剤)5重量%及びビニルモノマー型界面活性剤3重量%を含有するブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンインキの組を使用して印刷した。
特許文献13は、基材に第1インキ滴を適用し、次いで第1インキ滴を中間凝固させることなく第1インキ滴上に第2インキ滴を適用する段階を含み、第1及び第2インキ滴は異なる粘度、表面張力及び硬化速度を有する、プログレッシブドット印刷インクジェット法(progressive dot printing ink−jet process)を開示している。それは、異なる粘度、表面張力及び硬化速度を有する少なくとも2種のインキを含む、プログレッシブドット印刷インクジェット法で使用するのに適当なインクジェットインキの組も請求している。
実施例において、特許文献13はPVC基材に紫外線硬化性インキを印刷するための高速印刷機の使用を開示している。これは、第1/その後のインキ滴を硬化させない、即ち、それらは次のインキ滴が適用される前に照射されない、「ウエットオンウエット印刷」法(‘wet−on−wet printing’process)において行われた。この方法では、インキのスプレッデイング(ink spreading)の増加は基材上の合一した(combined)インキ滴のインキの増加した容積により実現されうる。特許文献13もまたインキ及び基材の表面エネルギーの分散成分及び極性成分に関して言及していない。
米国特許第3739393号明細書(MEAD CORP)、 米国特許第3805273号明細書(MEAD CORP、 米国特許第3891121号明細書(MEAD CORP)。 米国特許第3903034号明細書(AB DICK CO)、 米国特許第3889269号明細書(AGFA GEVAERT)、 米国特許第3870528号明細書(IBM)、 米国特許第3846141号明細書(AB DICK CO)、 米国特許第3776742号明細書(MEAD CORP、 米国特許第3705043号明細書(AB DICK CO)、 米国特許第4303924号明細書(MEAD CORP)、 欧州特許公開第1199181号明細書(TOYO INK MANUFACTURING CO.) 特開2003−261799号公報(KONICA) 国際公開第03074619号パンフレット(DOTRIX NV−SERICOL LTD)
したがって、種々の異なる型のインキ受容体を使用することを可能とする、硬化性インキで高面積スループット印刷(high areal throughput printing)(即ち、単位時間当たりの印刷されるインキ受容体の大きい面積、例えば、>100m/時間)に適当なインクジェット印刷システムを提供する必要がある。
発明の目的
本発明の目的は、高面積スループットインクジェット印刷、即ち、単位時間当たりの印刷されるインキ受容体の面積が大きい、に適当なインクジェット印刷システムを提供することである。
本発明の他の目的は、実質的に非吸収性インクジェットインキ受容体の表面に噴射されるとき2.0より大きいスプレッデイング係数(spreading factor)及び高い光学濃度を持ったインクジェットインキを有するインクジェット印刷システムを提供することである。
本発明の更なる目的は、実質的に非吸収性インクジェットインキ受容体の表面に噴射されるとき2.0より大きいスプレッデイング係数及び高い光学濃度を有するインクジェットインキを使用する高面積スループットインクジェット印刷のための方法を提供することである。
本発明のこれらの目的及び他の目的は、以下の説明から明らかになるであろう。
発明の要旨
驚くべきことに、分散表面エネルギー(dispersive surface energy)σ を有するインクジェットインキを、分散表面エネルギーσ を有する実質的に非吸収性のインキ受容体の表面に噴射する手段を含むインクジェット印刷システムは、比σ /σ が0.9より大きいとき有益なスプレッデイング及び高いカラー濃度を実現することができることが見出された。
本発明の目的は、分散表面エネルギーσ を有する少なくとも1種のインクジェットインキ及び、分散表面エネルギーσ を有する実質的に非吸収性のインキ受容体の表面に該インクジェットインキを噴射する手段を含んでなるインクジェット印刷システムであって、比σ /σ が0.9より大きいことを特徴とするインクジェット印刷システムによって実現される。
本発明の目的は、
(1)分散表面エネルギーσ を有する実質的に非吸収性のインクジェットインキ受容体の表面に分散表面エネルギーσ を有する少なくとも1種のインクジェットインキを噴射し、そして
(2)該インクジェットインキを硬化させる、
段階を含んでなり、比σ /σ が0.9より大きいことを特徴とするインクジェット印刷するための方法によっても実現される。
発明の詳細な記述
定義
本発明の開示で使用されるインキ受容体のインクジェットインキ受容表面の表面エネルギーは記号σにより表される。σは、Owens−Wendtの式により定義される、記号σ により表される分散成分と記号σ により表される極性成分からなる。
本発明の開示で使用される液体インクジェットインキの表面エネルギーは、記号σにより表される。σは記号σ により表される分散成分及び記号σ により表される極性成分からなる。σ は、もしヘキサンに不溶性であるならば、ヘキサン中のペンダントドロップの形状から式3を使用して決定される。もしインクジェットインキがヘキサンに可溶性であるならば、無極性液体では式4においてそして極性液体では式5においてFowkesにより定義された分散表面エネルギーσ は、Owens−Wendt法を使用して決定される。極性液体はここでは0.2より大きい(σ−σ )を有する液体として定義され、ここでσ は式4により得られた。
「表面エネルギーの分散成分」という用語は、本願においては「分散表面エネルギー」に短縮されている。
「表面エネルギーの極性成分」という用語は、本願においては、「極性表面エネルギー」に短縮されている。
本発明で使用された「着色剤」という用語は染料及び顔料を意味する。
本発明で使用された「染料」という用語は、それが適用されている媒体中に関連する周囲の条件下に10mg/L以上の溶解度を有する着色剤を意味する。
「顔料」という用語はDIN55943において、関連する周囲の条件下に適用媒体中に実質的に不溶性である、したがって、適用媒体中に10mg/Lより少ない溶解度を有する無機又は有機の有彩(chromatic)又は無彩(achromatic)着色剤として定義され、DIN55943は参照により本明細書に組み込まれる。
本発明で使用された「充填剤」という用語は、インキ受容体に加えられてその性質、例えば、ポリエステルフイルムへの下塗り層の接着、インキ受容体の不透明性及び摩擦電気的性質を改変する無機又は有機材料を意味する。
「一官能性」という用語は1つの反応性官能基を意味する。
「多官能性」という用語は、1つより多くの反応性官能基を意味する。
「実質的に非吸収性のインクジェットインキ受容体」という用語は、下記の2つの基準:
1)インクジェットインキ受容体へのインキの2μmより深い浸透がないこと、
2)インクジェットインキ受容体の表面に噴射された100pLの小滴の20%より多くがインクジェットインキ受容体中に5秒内に消失しないこと、
の少なくとも1つを満足するいかなるインクジェットインキ受容体も意味する。1つ又はそれより多くのコーティングされた層が存在するならば、乾燥厚さは5μmより小さくするべきである。インキ受容体が実質的に非吸収性のインキ受容体の上記基準のいずれか又は両方の中に含まれるかどうかを決定するために、当業者は標準分析法を使用することができる。例えば、インキ受容体表面にインキを噴射した後、インキ受容体の切片を採取しそして透過型電子顕微鏡により検査して、インキの浸透深さが2μmより大きいかどうかを決定することができる。適当な分析法に関する更なる情報は下記の文献に見出されうる:DESIE,G,et al.Influence of Substrate Properties in Drop on Demand Printing.Proceedings of Imaging Science and Technology’s 18th International Conference On Now Impact Printing.2002,p.360−365。
「dpi」という用語は、インチ当りのドット、即ち、2.54cm当りのインクジェットインキ小滴により作られたドットの数、という用語の略語である。
表面エネルギー
表面張力及び表面エネルギーは同じ物理的量を表す。
図1において、蒸気3からなる雰囲気において、固体2の表面に角度θをなして載っている液体1の小滴は、関与した3つのエネルギーの釣り合いにより平衡状態で載っているものと考えることができる。即ち、固体と液体間の界面エネルギーσSL、固体と蒸気間の界面エネルギー(即ち、固体の表面エネルギーσ)及び液体と蒸気との界面エネルギー(即ち、液体の表面エネルギーσ)。液体相が表面となす角度θは接触角又は湿潤角として知られている。図1により示されるとおり、それは、液体と固体の接触線に沿ったいずれかの点において液体の表面に対する接平面(tangent plane)と固体の表面に対する接平面との間に含まれる角度である。固体の表面エネルギーσは液体のスプレッデイングを支援するが、これは固体−液体界面エネルギーσSL及び固体表面の面における液体の表面エネルギーのベクトルσにより反対の作用をされる。接触角θは式1により定義される。
cosθ=(σ−σSL)/σ (式1)
固体の表面エネルギーσを直接測定するための直接の方法はないが、しかしながら、実験的に決定された平衡静的接触角(equilibrium static contact angle)から間接に得ることができる。
Owens−Wendtの式は、固体の表面エネルギーσ並びに低エネルギー表面、例えばポリマー表面に対するその極性寄与(σ )及び分散寄与(σ )を計算するのに使用される。高エネルギー表面、例えば、金属又は金属酸化物については、2つの非混和性液体との界面接触角に基づく他の測定及び計算方法を使用しなければならない(Modern Approaches to Wettability:Theory and Applications.Edited by SCHRADER,Malcom E., et al.New York:Plenum Press,1992.ISBN.0306439859.)。固体と液体との化学的相互作用がない場合:
●液体への固体の溶解がない
●固体の膨潤がない
●成分、例えば界面活性剤の抽出がない
●化学的反応がない
●アルカリ性表面におけるヨウ化メチレンの不安定性
●...等
の場合にのみ表面エネルギーを得ることができる。
Owens−Wendtの式は、固体表面の極性及び分散表面エネルギー成分を、その固体表面における既知の極性及び分散表面エネルギー成分を用いる一連の参照液体の接触角測定、いわゆるOwens−Wendt法により、得るのに使用することができる。(OWENS,Daniel K.,et al.Estimation of the surface free energy of polymers.Journal of Applied Polymer Science.1969,vol.13,no.8,p.1741−1747)。しばしば使用される参照液体は、水、グリセロール、エチレングリコール、ホルムアミド、ジメチルスルホキシド、ベンジルアルコール、トリクレジルホスフェート及びアニリンである。固体の表面エネルギーの計算は式2を使用する線形回帰に基づいている。
Figure 2005231371
参照液体の性質は文献から知られる。しかしながら、σ 及びσ の計算において使用される値は、ヘキサン中の溶液の不存在下におけるヘキサンに対する界面エネルギー測定(σ )と組み合わせた表面エネルギー測定(σ)から又はPTFE(Teflon)のような純粋な無極性表面における接触角を介して実験的に得られた。我々の線形回帰計算で使用された液体の表面エネルギー及び分散表面エネルギーについての表1の値は例えば、VAN KREVELEN,D.W.,et al.Properties of Polymers.2nd edition.Amsterdam:Elsevier Scientific Publishing Company,1976.p.169、に見出される値と合致している。
Figure 2005231371
式2の接触角θについては、最大前進静的角及び最小後退静的角(maximum advancing and minimum receding static angle)の平均値が使用された。これはインキ受容体表面の表面粗さのいかなる影響も取り除いた。次いで線形回帰から得られたσ 及びσ を加え合わせることにより固体の表面エネルギーσを計算した。
液体の表面エネルギーσはペンダントドロップ法(pendant drop technique)により測定することができる。この方法は少量の液体しか必要とせずそして紫外線硬化性インキ組成物の小滴について使用することができる。滴のカリブレーションされたビデオ像は滴輪郭を与える。次いで滴輪郭をYoung−Laplace式から計算された理論的滴形状と比較するか又は或るクリティカルディメンジョン(critical dimensions)をBashford−Adams表(Young−Laplace式の数値解)と比較した。この方法は比較される2つの流体相間の密度の差の知見を必要とする。
ヘキサンへの溶解性を示さない(即ち、0.1重量%未満)液体では、ペンダントドロップ法を使用して、表面エネルギーσ(空気中で測定)及び分散エネルギーσ 、これは非混和性無極性液体(ヘキサン)に対する界面エネルギーσL1,L2に等しい、の両方を重力の影響を受けた大きなペンダントドロップの形状から直接決定した。次いで、これを使用して、ここでヘキサンのσ 値はわかっているので、下記式
Figure 2005231371
式中、σL1 及びσL2 は、FOWKES,F.M.,Advances in Chemistry Series 43:Contact Angle,Wettability and Adhesion.Edited by GOULD,R.F.,Washington D.C.:American Chemical Society,1964.p.99−111に記載されたとおり、液体L1及びL2の表面張力σL1及びσL2 への分散力の寄与(dispersive force contributions)である、
を使用することによりインクジェットインキのσ 値を決定した。
既に述べたとおり、ヘキサンへの溶解性を示す液体については、表面エネルギーの分散成分σ はPTFE(テフロン)上の接触角から間接的に得られ、PTFEの分散表面エネルギーσ は前記したOwens−Wendtの方法により決定された。無極性基材上の無極性液体については、σ は、Fowkesの式(式4)
Figure 2005231371
を使用して得られた。
無極性基材上の極性液体については、σ は、異なるFowkesの式(式5)を使用して得られた。
Figure 2005231371
もし液体、即ち、インクジェットインキについて、液体の表面エネルギーσと式4により得られた液体の分散表面エネルギーσ との差が0.2mJ/mより大きいならば、液体は極性液体と考えられそして式5がσ を計算するのに使用され、そうでない場合には、式4が使用された。式4及び5は、Modern Approaches to Wettability:Theory and Applications.Edited by SCHRADER,Malcolm E.,et al.New York:Plenum Press,1992.ISBN 0306439859の8頁に式20c又は20aとして見出されうる。
本発明に従うインクジェット印刷システムでは、インクジェットインキの分散表面エネルギーσ に対するインキ受容体表面の分散表面エネルギーσ の比σ /σ は0.9より大きくされるべきである。この比の上限は10である。何故ならば、インキ受容体表面の分散表面エネルギーσ は50mJ/mより低く(例えば、ポリスチレンのσ は41.4mJ/mであり、ポリ(塩化ビニリデン)のσ は42.0mJ/mである)そしてインクジェットインキの分散表面エネルギーσ は5mJ/mという低いものであることができるからである。
噴射するための手段
本発明に従うインクジェット印刷システムにおいては、噴射するための手段は、印刷ヘッド(1つ又は複数)に対して相対的に移動するインキ受容体表面にインキの小さな小滴を制御された方式でノズルを通して噴射する1つ又はそれより多くの印刷ヘッドであることができる。噴出又は噴射されたインキはインキ受容体表面に像を形成する。高い印刷速度では、インキは印刷ヘッドから容易に噴出されなければならない。これはインキの物理的性質に対して多数の制限を与える。例えば、25から110℃まで変わりうる噴射温度で低粘度であること、印刷ヘッドノズルが必要な小滴を形成することができるような表面エネルギー、乾燥印刷区域に迅速に転化することができる均質な液体、...などである。
本発明に従うインクジェット印刷シスタムのための好ましい印刷ヘッドは圧電ヘッドである。圧電インクジェット印刷は、電圧が印加されるときの圧電セラミックトランスデューサの運動に基づいている。電圧の印加は印刷ヘッドにおける圧電セラミックトランスデューサの形状を変化させて空隙(void)を創り出し、次いでこれをインキで満たす。電圧が再び除去されると、セラミックはその元の形状に膨張し、印刷ヘッドからインキの滴を噴射する。
しかしながら、本発明のインクジェット印刷システムは圧電インクジェット印刷に限定されるものではない。インキ噴射のための他のインクジェット印刷ヘッドを使用することができ、そして種々のタイプ、例えば、連続型及び熱、静電気及び音響ドロップオンデマンド型を包含する。
印刷のために、インクジェット印刷ヘッドは、通常、動いているインキ受容体表面を横切って横断方向に前後に走査する。しばしばインクジェット印刷ヘッドは戻り道では印刷しない。高面積スループットを得るためには両方向印刷が好ましい。特に好ましいのは「シングルパス印刷法」における印刷であり、これは、ページワイドインクジェット印刷ヘッド(例えばXAARから入手可能なページワイド印刷ヘッド)又はインキ受容体表面の全体の幅をカバーする多数の互い違いに配置された(multiple staggered)インクジェット印刷ヘッドにより行うことができる。シングルパス印刷法においては、インクジェット印刷ヘッドは通常固定されておりそしてインキ受容体表面はインクジェット印刷ヘッドの下で移送される。
本発明に従う高面積スループットインクジェット印刷は、像が50m/時間より大、好ましくは100m/時間より大、さらに好ましくは200m/時間より大そして最も好ましくは300m/時間より大で印刷されるべきであることを意味する。解像力は、少なくとも180dpi、好ましくは少なくとも300dpiであるべきである。本発明に従う高面積スループットインクジェット印刷システムで使用されるインキ受容体は、好ましくは少なくとも240mmの幅を有し、その上少なくとも35m/分の印刷速度を必要とする。さらに好ましくは、インキ受容体の幅は少なくとも300mmであり、特に好ましくはインキ受容体の幅は少なくとも500mmである。
硬化手段
本発明に従うインクジェット印刷方法の好ましい態様では、硬化性インキはインキ受容体表面上に噴射され、未硬化印刷像を創る。次いでこの印刷像はそれを放射にさらすことにより又は電子線硬化により硬化される。放射硬化の好ましい手段は紫外線である。
硬化手段はインクジェット印刷機の印刷ヘッドと組み合わせて配置することができ、それとともに移動して、インキ受容体の表面に印刷された像がインキ受容体に印刷されて後非常に短い時間に硬化放射にさらされるようにすることができる。このような配置では、印刷ヘッドに接続されそして印刷ヘッドと共に移動する小さくて十分な放射源を提供することは困難でありうる。ゆえに、静止した固定された放射源、例えば、光学繊維束又は内部反射性柔軟性チューブの如き柔軟性放射伝導手段によって放射源に接続された硬化性紫外線源、を使用することができる。
別法として、硬化性放射は、固定された源から放射ヘッド上のミラーを含むミラーの配置により放射ヘッドに供給されてもよい。
印刷ヘッドと共に動かないように配置された放射源は、細長い放射源であって、硬化されるべきインキ受容体表面を横切って横断方向に延びておりそして印刷ヘッドの横断路に隣接して延びており、それにより印刷ヘッドにより形成された像のその後の列がその放射源の下を段階的に又は連続的に通されるようになっている放射源であってもよい。
実際の配置においては、異なる色のインキで印刷して多色像を作るために、印刷ステーションにおいて相対的に極めて接近させて複数の印刷ヘッドを設けることが望ましいことがある。その場合に、各々はそれ自身の専用放射源を有する。
いかなる紫外線源も放射源として使用することができ、例えば、高又は低圧水銀ランプ、冷陰極管、ブラックライト、紫外線LED、紫外線レーザー及び閃光を使用することができる。これらの内好ましい紫外線源は300〜400nmの主要波長を有する相対的に長い波長の紫外線寄与を示す紫外線源である。特に、UV−A線源は、それによる光散乱が減少してより効率的な内部硬化をもたらすことにより好ましい。
紫外線は一般に下記の如くUV−A、UV−B及びUV−C:
●UV−A:400nm〜320nm
●UV−B:320nm〜290nm
●UV−C:290nm〜100nm
として分類される。
更に、異なる波長又は照度の2つの光源を使用して印刷された像を硬化させることが可能である。例えば、第1紫外線源は、特に240nm〜200nmの範囲のUV−Cに富んでいるように選ぶことができる。次いで第2紫外線源はUV−Aに富んでいる、例えばガリウムドープドランプであることができ、又はUV−A及びUV−Bの両方において高い異なるランプであることができる。2つの紫外線源の使用は利点、例えば速い硬化速度を有することが見出された。
異なる色のインキは紫外線を異なって吸収する、即ち、それらは各々UV−A、UV−B及びUV−Cの範囲の各々において異なって吸収することが知られている。2つの硬化ランプを有すると、シングルパスですべてのカラーの完全な硬化が確実にされる。例えば、あるインクジェットインキはUV−Cを吸収し、そのためインキ層の深部は第1紫外線源では硬化されないことがある、第1のUV−Cに富んだ源は表面に近いインキ層の部分の硬化を完了する。第2紫外線源はこのような場合にインキ層のより深い部分を硬化する。かくしてすべてのインキは、ブラックのような「困難な」色及び厚い(thick)インキさえも、シングルパスで硬化させることができる。
硬化を促進させるために、インクジェット印刷機はしばしば1つ又はそれより多くの酸素減少装置(oxygen depletion unit)を含む。酸素減少装置は、硬化雰囲気中の酸素濃度を減少させるために、調節可能な位置及び調節可能な不活性ガス濃度で窒素又は他の相対的に不活性なガス(例えばCO)のブランケットを配置することができる。残留酸素レベルは通常200ppmと低く維持されるが、一般に200ppm〜1200ppmの範囲にある。
インキ受容体
本発明のインクジェット印刷システムで使用されるインキ受容体は実質的に非吸収性である。例えば、標準紙は本発明で使用するための適当なインキ受容体ではない。他方、樹脂コーテッド紙は、インキについて実質的に非吸収性であるならば、適当であり得、
例えば、ポリエチレンコーテッド紙及びポリプロピレンコーテッド紙は適当である。
本発明のインクジェット印刷システムにおいて使用するためのインキ受容体は透明、半透明又は不透明であることができる。
本発明のインクジェット印刷システムのための適当なインキ受容体はポリマー基材、例えば、セルロースアセテートプロピオネート、セルロースアセテートブチレート、ポリエステル、例えば、ポリエチレンタレフタレート(PET)及びポリエチレンナフタレート(PEN)、延伸ポリスチレン(OPS)、延伸ナイロン(ONy)、ポリプロピレン(PP)、延伸ポリプロピレン(OPP)、ポリ塩化ビニル(PVC)及び種々のポリアミド、ポリカーボネート、ポリイミド、ポリオレフィン、ポリ(ビニルアセタール)、ポリエーテル及びポリスルホンアミド、不透明白色ポリエステル及びポリエチレンテレフタレートとポリプロピレンの押出ブレンドである。アクリル樹脂、フェノール樹脂、ガラス及び金属もインキ受容体として使用することができる。他の適当なインキ受容体材料は、Modern Approaches to Wettability:Theory and Applications.Edited by SCHRADER,Malcolm E.,et al.New York:plenum Press,1992.ISBN 0306439859.に見出すことができる。
インキ受容体は、例えばCaCOを含有するPET、TiOを含有するPET、a−PET及びPET−gの如く、充填剤として鉱物粒子を含むこともできる。
ポリエステルフイルム基材、特にポリエチレンテレフタレートは、或る用途、特に優れた寸法安定性を有するタイプのために好ましい。このようなポリエステルがインキ受容体として使用されるとき、下塗り層は、もしそれが下塗りされていない基材と一緒になって実質的に非吸収性のインキ受容体を構成するならば、基材への噴射されたインキの結合を改良するのに使用することができる。この目的に有用な下塗り層は写真技術分野で周知されておりそして、例えば塩化ビニリデンのポリマー、例えば塩化ビニリデン/アクリロニトリル/アクリル酸ターポリマー又は塩化ビニリデン/メチルアクリレート/イタコン酸ターポリマーを包含する。
安定剤、レベリング添加剤、つや消し剤、物理的フイルム性質の調節剤、例えば、ワックスを必要に応じて下塗り層に加えることもできる。
本発明の目的は、実質的に非吸収性のインキ受容体の表面を表面処理により適合させることにより実現されうる。この表面処理は、インクジェットインキの分散表面エネルギーσ に対するインキ受容体表面の分散表面エネルギーσ の比σ /σ が0.9より大きく、更に好ましくは1.2より大きくなるように、インキ受容体表面の分散表面エネルギーσ を増加させる。
インキ噴射の前にインキ受容体表面の分散表面エネルギーを増加させるための好ましい表面処理は、フレーム処理、コロナ処理、プラズマ処理又は液体処理である。これらの内、プラズマ処理は、オゾンが発生されないので、極めて有効である。
インクジェットインキ
本発明のインクジェット印刷システムのためのインクジェットインキ組成物は、少なくとも3つの主成分:(i)モノマー及び/又はオリゴマー、(ii)光開始剤(1つ又は複数)及び(iii)着色剤(1つ又は複数)、好ましくは少なくとも1種の顔料を含む。更に、インキは場合により1種又はそれより多くの界面活性剤、分散剤、樹脂、抑制剤(inhibitors)、硬化剤(hardeners)、安定剤及び相乗剤添加剤を含有することができる。
モノマー及びオリゴマー
インクジェットインキは、インクジェット印刷機の硬化手段により重合されるモノマー及び/又はオリゴマーを含有する。モノマー、オリゴマー又はプレポリマーは異なる程度の官能性を有することができ、そしてモノ−、ジ−、トリ−及びより高級官能性モノマー、オリゴマー又はプレポリマーの組み合わせを含む混合物を使用することができる。これらの成分は、硬化可能であり、典型的には光硬化可能であり、例えば紫外線硬化性でありそして印刷後のインキ受容体表面に接するべきでありそして着色剤を結合するのに役立つべきである。
モノマーとオリゴマーとの比を調節することはインキの粘度を調節する方法でもある。より高い官能性はより高い粘度をもたらす。
慣用のラジカル重合、光酸又は光塩基発生器を使用する光硬化システム又は光誘導交互共重合のいずれの方法も使用することができる。一般に、ラジカル重合及びカチオン重合が好ましく、そして開始剤を必要としない光誘導交互共重合を使用することもできる。更に、これらのシステムの組み合わせのハブリッドシステムも有効である。
カチオン重合は、酸素による重合の抑制がないことにより有効性において優れているが、それは遅くそしてそのコストが高い。カチオン重合が使用されるならば、エポキシ化合物をオキセタン化合物と一緒に使用して重合の速度を増加させることが好ましい。
ラジカル重合は最も広く使用されている方法である。ラジカル重合の好ましい態様は下記するであろう。
当該技術分野でよく知られたいかなる重合可能な化合物も使用することができる。本発明のインクジェット印刷システムのインクジェットインキのための特に好ましいものは、一官能性及び/又は多官能性アクリレートモノマー、オリゴマー又はプレポリマー、例えば、イソアミルアクリレート、ステアリルアクリレート、ラウリルアクリレート、オクチルアクリレート、デシルアクリレート、イソアミルスチルアクリレート、イソステアリルアクリレート、2−エチルヘキシル−ジグリコールアクリレート、2−ヒドロキシブチルアクリレート、2−アクリロイルオキシエチルヘキサヒドロフタル酸、ブトキシエチルアクリレート、エトキシジエチレングリコールアクリレート、メトキシジエチレングリコールアクリレート、メトキシポリエチレングリコールアクリレート、メトキシプロピレングリコールアクリレート、フェノキシエチルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、イソボルニルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレート、ビニルエーテルアクリレート、2−アクリロイルオキシエチルコハク酸、2−アクリロイキシエチルフタル酸、2−アクリルオキシエチル−2−ヒドロキシエチルフタル酸、ラクトン変性柔軟性アクリレート(lactone modified flexible acrylate)及びt−ブチルシクロヘキシルアクリレート、トリエチレングリコールジアクリレート、テトラエチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ジプロピレングリコールジアクリレート、トリプロピレングリコールジアクリレート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、1,4−ブタンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,9−ノナンジオールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ジメチロール−トリシクロデカンジアクリレート、ビスフェノールAEO(エチレンオキシド)アダクトジアクリレート、ビスフェノールAPO(プロピレンオキシド)アダクトジアクリレート、ヒドロキシピバレートネオペンチルグリコールジアクリレート、アルコキシル化ジメチロールトリシクロデカンジアクリレート及びポリテトラメチレングリコールジアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレート、EO変性トリメチロールプロパントリアクリレート、トリ(プロピレングリコール)トリアクリレート、カプロラクトン変性トリメチロールプロパントリアクリレート、ペンタエリトリトールトリアクリレート、ペンタエリトリトールテトラアクリレート、ペンタエリトリトールエトキシテトラアクリレート、ジペンタエリトリトールヘキサアクリレート、ジトリメチロールプロパンテトラアクリレート、グリセリンプロポキシトリアクリレート、及びカプロラクタム変性ジペンタエリトリトールヘキサアクリレート、又はN−ビニルアミド、例えば、N−ビニルカプロラクタムもしくはN−ビニルホルムアミド;又はアクリルアミドもしくは置換されたアクリルアミド、例えば、アクリロイルモルホリンである。
更に、上記したアクリレートに対応するメタクリレートをこれらのアクリレートと共に使用することができる。メタクリレートの中でも、メトキシポリエチレングリコールメタクリレート、メトキシトリエチレングリコールメタクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレート、フエノキシエチルメタクリレート、シクロヘキシルメタクリレート、テトラエチレングリコールジメタクリレート及びポリエチレングリコールジメタクリレートは、インキ受容体表面に対する相対的に高い感受性及び改良された接着により好ましい。
更に、インクジェットインキは重合可能なオリゴマーを含有することもできる。これらの重合可能なオリゴマーの例はエポキシアクリレート、脂肪族ウレタンアクリレート、芳香族ウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、及び直鎖状アクリルオリゴマーを包含する。
光開始剤
光開始剤と呼ばれる触媒は典型的には重合反応を開始する。光開始剤はポリマーを形成するためにモノマー及びオリゴマーよりも活性化するのにより少ないエネルギーを必要とする。
光開始剤は光を吸収しそして遊離基又はカチオンの生成の原因となる。遊離基又はカチオンはモノマー、オリゴマー及びポリマーの重合を誘導する高エネルギー種であり、そして多官能性モノマー及びオリゴマーはそれにより架橋も誘発する。
開始剤の好ましい量は総インキ重量の1〜10重量%、更に好ましくは総インキ重量の1〜6重量%である。
活性放射による照射は波長又は強度を変えることにより二段階で実現することができる。このような場合に、2つの型の開始剤を一緒に使用するのが好ましい。
光開始剤は遊離基硬化に必要でありそして下記の化合物又はそれらの組み合わせを含むことができるが、それらに限定はされない:ベンゾフェノン及び置換されたベンゾフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、チオキサントン類、例えば、イソプロピルチオキサントン、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−(4−モルホリノフェニル)ブタン−1−オン、ベンジルジメチルケタール、ビス(2,6−ジメチルベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルホスフィンオキシド、2,4,6トリメチルベンゾイルジフェニルホスフィンオキシド、2−メチル−1−[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1−オン、2,2−ジメトキシ−1,2−ジフェニルエタン−1−オン又は5,7−ジヨード−3−ブトキシ−6−フルオロン、ジフェニルヨードニウムフルオリド及びトリフェニルスルホニウムヘキサフルオロホスフェート。
本発明に従うインクジェット印刷システムのインクジェットインキのための適当な光開始剤は、CIBA SPECIALTY CHEMICALSから入手可能な、Irgacure(商標名)184、Irgacure(商標名)500、Irgacure(商標名)907、Irgacure(商標名)369、Irgacure(商標名)1700、Irgacure(商標名)651、Irgacure(商標名)819、Irgacure(商標名)1000、Irgacure(商標名)1300、Irgacure(商標名)1870、Darocure(商標名)1173及びDarocure(商標名)4265、BASF AGから入手可能なLucerin TPO、LAMBERTIから入手可能なEsacure(商標名)KT046、Esacure(商標名)KIP150、Esacure(商標名)KT37及びEsacure(商標名)EDB、SPECTRA GROUP Ltdから入手可能なH−Nu(商標名)470及びH−Nu(商標名)470X及びイソプロピル−チオキサントンを包含する。
防止剤(inhibitors)
インキにおける熱又は活性放射による重合を制限するための重合防止剤を加えることができる。着色剤ディスパージョンの調製期間中に防止剤を加えるのが好ましい。
種々の成分が重合防止剤として知られており、そしてこれらの化合物は修飾することなく使用することができる。重合防止剤の例は、フェノール型酸化防止剤、ヒンダードアミン、光安定剤、リン光体型酸化防止剤、(メタ)アクリレートモノマー中によく使用されるヒドロキノンモノメチルエーテル、及びヒドロキノンを包含し、t−ブチルカテコール、ピロガロールを使用することもできる。これらの内、アクリル酸由来の分子中に二重結合を有するフェノール化合物は、閉じた酸素のない雰囲気において加熱される場合ですら重合抑制効果を有することにより特に好ましい。適当な防止剤は、例えば、住友化学株式会社により製造されたSumilizer(商標名)GA−80、Sumilizer(商標名)GM及びSumilizer(商標名)GSである。
これらの重合防止剤の過剰の添加は硬化に対するインキの感受性を低下させるので、重合を防止することができる量をブレンドする前に決定するのが好ましい。重合防止剤の量は一般に総インキ重量の200〜20,000ppmである。
酸素重合防止を減少させる化合物とラジカル重合防止剤との適当な組み合わせは、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルホリノフェニル)−ブタン−1と1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン;1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトンとベンゾフェノン;2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1−オン又は2−メチル−1[4−(メチルチオ)フェニル]−2−モルホリノプロパン−1−オンとジエチルチオキサントン又はイソプロピルチオキサントン;及びベンゾフェノンと第三級アミノ基を有するアクリレート誘導体及び第三級アミンの添加である。アミン化合物は酸素重合防止を減少させるか又は感受性を増加させるのによく使用される。しかしながら、アミン化合物を高酸価化合物と組み合わせて使用する場合に、高温での貯蔵安定性は減少する傾向がある。ゆえに、特に、インクジェット印刷における高酸価化合物と共にアミン化合物を使用するのは回避されるべきである。
相乗剤添加剤は、硬化品質を改良しそして酸素防止の影響を減少させるのに使用することができる。このような添加剤は、AKZO NOBELから入手可能なACTILANE(商標名)800及びACTILANE(商標名)725、UCB CHEMICALSから入手可能なEbecryl(商標名)P115及びEbecryl(商標名)350並びにCRAY VALLEYから入手可能なCD1012、Craynor CN386(アミン変性アクリレート)及びCraynor CN501(アミン変性エトキシル化トリメチロールプロパントリアクリレート)を包含するがそれらに限定はされない。
着色剤
本発明に従うインクジェット印刷システムの好ましい態様では、インクジェットインキは更に少なくとも1種の着色剤を含むことができる。着色剤は染料であることができるが、好ましくは顔料又はそれらの組み合わせである。有機及び/又は無機顔料の両方を使用することができる。
本発明に従うインクジェット印刷システムのインクジェットインキのために適当な顔料は、赤又はマゼンタ顔料として、Pigment Red 3,5,19,22,31,38,43,48:1,48:2,48:3,48:4,48:5,49:1,53:1,57:1,57:2,58:4,63:1,81,81:1,81:2,81:3,81:4,88,104,108,112,122,123,144,146,149,166,168,169,170,177,178,179,184,185,208,216,226,257,Pigment Violet 3,19,23,29,30,37,50及び88;青又はシアン顔料としてPigment Blue 1,15,15:1,15;2,15:3,15:4,15:6,16,17.1,22,27,28,29,36及び60;緑色顔料としてPigment green7,26,36及び50;黄色顔料としてPigment Yellow 1,3,12,13,14,17,34,35,37.55,74,81,83,93,94,95,97,108,109,110,128,137,138,139,153,154,155,157,166,167,168,177,180,185及び193;黒色顔料としてPigment Black 7,28及び26;白色顔料としてPigment White 6,18及び21。
を包含する。
顔料又は染料と1種又はそれより多くの他の顔料及び/又は染料との組み合わせを、本発明に従うインクジェット印刷システム用のインクジェットインキに使用することができる。
黒色インキ中の着色材料としてカーボンブラックが通常使用されるが、それは高い紫外線吸収を示し、紫外線硬化法においてむしろ感受性を低下させるという問題を生じる。ゆえに、チタンブラック又はカーボンブラック以外の複数のカラー顔料を使用する黒色インキを使用して、良好な紫外線透過性を示す黒色像を生成させることができる。かくして、黒色インキは、多量のインキが特に複数の色を有する1つのスポットに噴出されるシャドー区域における内部硬化を改良するのにインクジェット印刷において極めて有効に作用する。更に、それは両方向印刷にも有効に作用する。
インクジェットインキ中に分散した顔料の粒子は10μm未満、好ましくは3μm未満、最も好ましくは1μm未満の粒度を有するべきである。顔料粒子の平均粒度は好ましくは0.05〜0.5μmである。粒度を制御することにより、印刷ヘッドノズルの詰まりを防止することができそしてインキ貯蔵安定性、インキ透明性及びインキ硬化感受性を維持することができる。
樹脂
本発明に従うインクジェット印刷システムに使用されるインクジェットインキは、更にインクジェットインキ中の着色剤の安定な分散を得るために樹脂を含有することができる。本発明で使用可能な樹脂は、特に制限されないが、下記の樹脂が好ましい:石油型樹脂(例えば、スチレン型、アクリル型、ポリエステル、ポリウレタン型、フェノール型、ブチラール型、セルロース型及びロジン);及び熱可塑性樹脂(例えば、塩化ビニル、酢酸ビニル型)。これらの樹脂の具体例は、アクリレートコポリマー、スチレン−アクリレートコポリマー、アセタール化された及び不完全にけん化されたポリビニルアルコール及び酢酸ビニルコポリマーを包含する。市販の樹脂はAVECIAから入手可能な商品名Solsperse(商標名)32000及びSolsperse(商標名)39000、EFKA CHEMICALS BVから入手可能なEFKA(商標名)4046、BYK CHEMIE GMBHから入手可能なDisperbyk(商標名)168の下に知られている。
インクジェットインキ中の樹脂含有率は、100s−1のせん断速度で100mPa.s未満、好ましくは50mPa.s、更に好ましくは30mPa.s未満の粘度を与えるように制御されるのが好ましい。
分散剤及び界面活性剤
本発明に従うインクジェット印刷システムの目的は、好ましくは硬化性インクジェットインキを選択又は適合させることにより実現される。適当な界面活性剤又は界面活性な性質を有する化合物の添加を使用して、インクジェットインキの分散表面エネルギーσ に対するインキ受容体表面の分散表面エネルギーσ の比σ /σ が0.9より大きく、好ましくは1.2より大きくなるように、インクジェットインキの分散表面エネルギーσ を減少させることができる。
フッ素化された化合物又はシリコーン化合物を界面活性剤として使用することができるが、しかしながら、潜在的な欠点は、界面活性剤は架橋結合しないので、像形成後の滲み出し(bleed−out)である。ゆえに、界面活性効果を有する共重合可能なモノマー、例えば、シリコーン変性アクリレート、シリコーン変性メタクリレート、フッ素化アクリレート及びフッ素化メタクリレートを使用するのが好ましい。特定の例は、WO9929787 A(XAAR TECHNOLOGY LTD)及びWO9929788A(XAAR TECHNOLOGY LTD)に開示されている。これらは参照により本明細書に組み込まれる。
本発明に従うインクジェット印刷システムのインクジェットインキに使用するための適当な界面活性剤の例は、AKZO−NOBELから入手可能なACTILANE(商標名)800、DEGUSSAから入手可能なTego glide(商標名)410、Tego glide(商標名)435、Tego glide(商標名)440、Tego glide(商標名)450、Tego flow(商標名)300、Tego flow(商標名)425、Tego flow(商標名)ZFS460、Tego rad(商標名)2100、Tego rad(商標名)2200−N、Tego rad(商標名)2600、Tego rad(商標名)2700、Tego disperse(商標名)610、Tego disperse(商標名)710、Tego wet(商標名)ZFS453及びTego wet(商標名)250、DOW CORNINGから入手可能なDow corning 67(商標名)、INTERNATIONAL SPECIALTY PRODUCTSから入手可能なSurfadone(商標名)300、3Mから入手可能なFC−430(商標名)、FC−171(商標名)及びFC−431(商標名)、BYK CHEMIE GMBHから入手可能なBYK(商標名)306、BYK(商標名)333、BYK(商標名)antiterra−u、Disperbyk(商標名)108及びBYK(商標名)antiterra204、及びEFKA CHEMICALSから入手可能なEFKA(商標名)47及びEFKA(商標名)400を包含するが、これらに限定はされない。
本発明に従うインクジェット印刷システムに使用するためのインクジェットインキに極めて少量の有機溶媒を加えて、紫外線硬化後のインキ受容体表面への接着を改良することは有利でありうる。この場合に、添加された溶媒は溶媒抵抗及びVOCの問題を引き起こさない範囲のいかなる量であってもよく、そして好ましくは0.1〜5.0%、特に好ましくは0.1〜3.0%である。
適当な有機溶媒は、アルコール、芳香族炭化水素、ケトン、エステル、脂肪族炭化水素、高級脂肪酸、カルビトール、セロソルブ、高級脂肪酸エステル、を包含する。適当なアルコールは、メタノール、エタノール、プロパノール及びブタノールを包含する。適当な芳香族炭化水素はトルエン及びキシレンを包含する。適当なケトンはメチルエチルケトン及びメチルイソブチルケトンを包含する。
インクジェットインキの製造
インクジェットインキ中に使用するための着色剤のディスパージョンは、少なくとも1種の着色剤と少なくとも1種の樹脂の混合、粉砕(milling)及び分散により製造することができる。混合装置は、圧力ニーダ(pressure kneader)、オープンニーダ(open kneader)、遊星形ミキサー、ディソルバー、ダルトンユニバーサルミキサー(Dalton Universal Mixer)を包含する。粉砕及び分散のための装置として列挙されるのは、コロイドミル、高速ディスパーサー(high−speed disperser)、ダブルローラー(double rollers)、ビーズミル(bead mill)、ペイントコンディショナー(paint conditioner)及びトリプルローラー(triple rollers)である。
混合、粉砕及び分散のプロセスにおいて、各プロセスは、熱の蓄積を防ぐために冷却を伴いそしてできる限り紫外線が実質的に排除されている光条件(light conditions)下に行われる。
好ましくは、インクジェットインキの粘度は、100s−1のせん断速度で100mPa.sより低く、更に好ましくは50mPa.sより低く、最も好ましくは30mPa.sより低い。
工業的用途
本発明に従う方法は、例えば、平坦な表面、例えばポスター印刷のためのポリマー支持体におけるより伝統的なインクジェット印刷用途、しかし新しく出現した用途にも、例えば装飾印刷(壁紙、カーテン及び床材)、格別な物品における印刷(例えば、スキー及び移動電話カバー)、及びセキュリティー印刷用途(例えば、パスポート及び身分証明書)において使用することができる。
本発明を以下に実施例により詳細に説明する。これらの実施例で与えられた百分率及び割合は特記しない限り重量による。
実施例
測定方法
1.液体の表面エネルギーσ
ペンダントドロップ法をゲージ19又は20のステンレス鋼針を使用してFirst Ten AngstromsからのFTA4000により25℃で行った。ビデオカメラによる倍率における画素寸法を、1524.5μmのFirst Ten Angstromによる証明書付の標準を使用してカリブレーションした。この絶対カリブレーションの後、カリブレーションを水での測定を使用して確証した。計算を行うのに必要なインキの密度を、0.001g/cmの精度でMettler AT200上でインキ10mLの重量を量ることにより決定した。表面エネルギーσは、重力により影響を受けた滴のYoung−Laplace形状に基づいてBashford−Adamsの方法を使用して滴の寸法及び形状から得られた。
2.液体の表面エネルギーσ
実施例で使用したすべてのインクジェットインキは、ヘキサン中0.1重量%より大きい溶解度を有していた。前記したOwens−Wendtの方法を使用して接触角を決定し、それにより液体、即ち、インクジェットインキの分散表面エネルギーσ を前記したFowkesの式(式4又は5)の1つから計算した。PTFEの分散表面エネルギーσ は、Owens−Wendtの式と共にOwens−Wendtの方法を使用して、22.0mJ/mであることが決定された。
3.固体の分散表面エネルギー及び極性表面エネルギー
Owens−Wendtの式を使用して、表1の参照液体に基づく線形回帰により分散表面エネルギーσ 及び極性表面エネルギーσ を計算した。計算した分散表面エネルギーσ 及び極性表面エネルギーσ を相互に加えることにより表面エネルギーσを得た。
4.静的最大前進接触角及び最小後退接触角の測定
静的最大前進接触角及び最小後退接触角を傾斜プレート法に基づいて自社組立て(in house built)装置を使用して測定した。30μLの小滴を水平なPTFE表面に付着させた。次いで、PTFE表面を85度の最大傾斜角までゆっくりと傾けた。重力は、傾斜が増加するにつれて、該滴がますます一側に膨れ出る(bulge)ことを引き起こし、それによってより大きい接触角、即ち、静的前進接触角及びより小さい接触角、即ち静的後退接触角を創り出した。このプロセスを、傾斜角0.5度毎に1つの像を記録するビデオカメラで連続的に監視した。傾斜の或る角度で、小滴は流れ去った。静的最大前進角及び最小後退角を、小滴が流れ去る前の最後の像から決定した。
5.光学濃度
可視フィルターを有するMacBeth TR1224濃度計を使用して光学濃度を測定した。
6.ドットサイズ
Image Xpertから入手可能なのと同様なKDYセットアップで、しかしMEDIA CYBERNETICSから入手可能なImage−Pro像解析ソフトウエアを使用してドットサイズを決定した。ドットサイズ測定は、単一ドットの直径を測定し、いかなるサテライトも無視することにより行ったが、ここでサテライトは他のインクジェットインキ小滴により生成された重なっているドット又は同じインクジェットインキ小滴の一部により生成された重なっているドットである。
7.スプレッデイング係数
スプレッデイング係数は、インキによる完全被覆力(full coverage)の区域を充填する(filling−in)効率の目安として使用された。測定は或る小滴速度でインクジェット印刷ヘッドによってインキ受容体表面に小滴を付着させ、そしてインパクト前の小滴の直径で割ったインパクトの1秒後のドットの直径の比を決定することを含んでいた。少なくとも2.0のスプレッデイング係数は良好なスプレッデイングを表した。
8.粘度
インクジェットインキの粘度は、25℃及び100s−1のせん断速度でプレート及び円錐形状(直径6cm、円錐角度2°)を使用して、TA InstrumentsからのAR1000−Nレオメーターにより測定した。
9.小滴速度
印刷ヘッドトリガリング及び同じ周波数であるが印刷ヘッドトリガリングに対してある遅延を伴うパワーLED照明に基づくストロボスコープ技術を使用して小滴の速度を決定した。CCDカメラを使用して写真を撮り、それから2つの異なる遅延において小滴の位置を決定しそして式6により示された如くして、その速度を計算することが可能である。
Figure 2005231371
材料
下記の実施例で使用した材料のすべては特記しない限りAldrich Chemical Co.(Belgium)から容易に入手可能であった。実施例で使用された「水」は脱イオン水であった。
下記の材料を使用した。
基材
PETはポリ(エチレン)テレフタレートである。P125CPLAIN/ABASとしてAGFA−GEVAERTから入手可能な帯電防止性を有するブロツキング防止層を裏面に有する下塗り層のないPET基材.
Teich74、TEICH A.G.,Austriaから入手可能な顔料入りラッカー581−74−700005でコーティングされた硬質アルミニウムホイル。
Teich75、TEICH A.G.,Austriaから入手可能な顔料入りラッカー581−75−700005でコーティングされた軟質アルミニウムホイル。
PE Telcon(商標名)、Telcon Packaging Ltdから入手可能な同時押出されたLMDPE/tie/EVOH/tie/LMDPEインキ受容体。
充填剤
Kieselsol(商標名)100F−30、BAYERからの水中のSiOの30%分散液。
Kieselsol(商標名)300、BAYERからの水中のSiOの36%分散液。
Sunsphere(商標名)H51、DOKAI CHEMICAL INDUSTRIESからの無定形シリカゲル
界面活性剤
Mersolat(商標名)H、BAYERからの第二級アルカンスルホネートの混合物。
Mersolat(商標名)H76、BAYERからのMersolat(商標名)Hの76%水性ペースト、
Hostapon(商標名)T粉末、CLARIANTからのアニオン分散剤
Hordamer(商標名)PE O2、CLARIANTからのポリエチレンとアニオン乳化剤のディスパージョン、
Ultravon(商標名)W3倍濃度、CIBA−GEIGYからの界面活性剤、
Arkopan(商標名)Tペースト8015、CLARIANT Benelux NVから、
Arkopal(商標名)N060、CLARIANT からのノニルフェノールエトキシレート型界面活性剤、
Zonyl(商標名)FSO100、DU PONTからのフルオロ界面活性剤、
ポリマー
Orgacon EL(商標名)、AGFA−GEVAERTからのポリエチレンジオキシチオフェン(伝導性ポリマー)の1.2重量%水性分散液、
Kelzan(商標名)S、CP KELCOからのキサンタムゴム
実施例1
この実施例では、下記するとおり100μm厚さのPET上に層をコーティングすることにより種々の異なるインキ受容体表面を製造した。
インキ受容体表面REC−1
塩化ビニリデン−メチルアクリレート−イタコン酸−エチルアクリレートのコポリマー(CAS29757−50−4)をベースとする42.75%ラテックス54.85mL、Kieselsol(商標名)100F−30、17.3mL及びMersolat(商標名)H76溶液(水中3.69%)7.2mL及び水中のHostapon(商標名)Tの5%溶液5.9mLの混合によりコーティング溶液を調製した。次いでこのコーティング溶液をエアナイフコーティングにより一軸延伸PETに適用し(140m/L)、150℃の空気温度で乾燥し、そして横断方向に伸張して(ファクター3.6)インキ受容体表面REC−1を得た。
インキ受容体表面REC−2
塩化ビニリデン88重量%、メチルアクリレート10重量及びイタコン酸2重量%
のコポリマーをベースとする32%ラテックス246mL、Kieselsol(商標名)100F−30、48mL、Mersolat(商標名)H76、0.37g及びUltravon(商標名)W3倍濃度、1.74gの混合によりコーティング溶液を調製した。次いでこのコーティング溶液を水で1リットルに希釈した。次いで希釈したコーティング溶液をエアナイフコーティングにより一軸延伸PETに適用し(130m/L)、150℃の空気温度で乾燥し、そして横断方向に伸張して(ファクター3.6)インキ受容体表面REC−2を得た。
インキ受容体表面REC−3
Orgacon EL(商標名)23.6mL、塩化ビニリデン88重量%、メチルアクリレート10重量及びイタコン酸2重量%のコポリマーをベースとする30%ラテックス189mL、ソルビトール9.5g及びMersolat(商標名)H76、48.3gの混合によりコーティング溶液を調製した。次いでこの溶液を水で1リットルに希釈した。次いで希釈したコーティング溶液をエアナイフコーティングにより一軸延伸PETに適用し(130m/L)、150℃の空気温度で乾燥し、そして横断方向に伸張して(ファクター3.6)インキ受容体表面REC−3を得た。
インキ受容体表面REC−4
水961mLに溶解したDGF STOESSゼラチン5.7g、Kieselsol(商標名)300、14.2mL、Arkopan(商標名)Tペースト8015、0.1g及びArkopal(商標名)N060、0.2gの混合によりコーティング溶液を調製した。次いでこのコーティング溶液をカスケードコーティングによりインキ受容体表面REC−2上に適用し(30m/L)そして150℃で乾燥してインキ受容体表面REC−4を得た。
インキ受容体表面REC−5
ジメチルフタレート53モル、ジメチルイソフタレート40モル、ジメチル−(5)−イソフタレートのナトリウム塩5.6モルを、エチレングリコール200モル、触媒として酢酸亜鉛0.04モル及び分岐剤としての1,3−ベンゼンジカルボン酸5,5’−[(1,4−ジオキソ−1,4−ブタンジイル)ジイミノ]ビステトラメチルエステル0.01モルを入れた窒素雰囲気下の245℃の反応室で反応させることにより、0.25dL/gのインヘレント粘度(ASTMの試験方法D2857により決定した)を有する非線状ポリエステルPPSMADを合成した。Hordamer(商標名)PE O2、1.1mL、コポリマーPPSMADの25%分散液56.4mL及び水を混合して1000mLを形成することによりコーティング溶液を調製した。次いでコーティング溶液をエアナイフコーティングにより一軸延伸PET上に適用し(100m/L)そして150℃の空気温度で乾燥しそして横断方向に伸張して(ファクター3.6)インキ受容体表面REC−5を得た。
インキ受容体表面REC−6
水777mL中にKelzan(商標名)S0.3gを溶解し、次いでOrgacon EL(商標名)EL30gを、Kieselsol(商標名)100F、0.6g、22%ポリメチルメタクリレートラテックス132mL、Zonyl(商標名)FSO100、0.63g及びSunsphere(商標名)H51、0.9gと一緒に加えることによりコーティング溶液を調製した。次いでこのコーティング溶液をカスケードコーティングによりインキ受容体表面REC−2上に適用し(30m/L)そして150℃で乾燥してインキ受容体表面REC−6を得た。
インキ受容体表面REC−1〜REC−6を、DOTRIX THE.FACTORYで、AVECIA(United Kingdom)から入手可能なAVECIA−PRO−JET ULTRA T1A−CMYKインクジェットインキセットのマゼンタインキで印刷した。インキの表面エネルギーを分散寄与(dispersive contribution)及び極性寄与(poloar contribution)と一緒に決定した。マゼンタインキの表面エネルギーσは、上記したペンダントドロップ法により31.2mJ/mであることが測定された。分散表面エネルギーσ は、標準テフロンプレートによるOwens−Wendt法及びFowkesの式5(σ−σ >0.2mJ/mであるので)を使用する上記した方法を使用して、29.5mJ/mであることが見出され、一方極性表面エネルギーσ は1.7mJ/mであった。
印刷されたサンプルを、PRINT CONCEPT(Germany)からの248W/cmUV水銀ランプで、7%残留酸素を有する窒素雰囲気中で2.6W/cmのパワーレベル及び24m/分の硬化速度で硬化させた。
Figure 2005231371
表2の上記結果は、比較サンプルCOMP−1〜COMP−5のすべては発明のサンプルINV−1よりはるかに小さいドットサイズ及び光学濃度を有することを示す。本発明のサンプルINV−1の場合には、インキの分散表面エネルギーσ に対するインキ受容体表面の表面エネルギーσ の比σ /σ は0.9より大きい。
実施例2
この実施例では、3つの異なるインキの30pL小滴をSpectra SL−128印刷ヘッドによって2m/sの小滴速度で4つの異なるインキ受容体表面に噴射した。
使用した4つの異なるインキ受容体表面は、
●REC−7=100μm厚さの下塗り層のないPET
●REC−8=前記した下塗り層を備えたREC−7
●REC−9=Teich74
●REC−10=Teich75
である。
水696mL、塩化ビニリデン−メチルアクリレート−イタコン酸のコポリマーをベースとする30%ラテックス246mL、Kieselsol(商標名)100F−30、48mL及び水中のMersolat(商標名)Hの4.85%溶液10mLの混合によりコーティング溶液を調製した。このコーティング溶液は25℃で1.2mPa.sの粘度を有していた。次いでこのコーティング溶液をREC−7上にコーティングし(140m/L)、150℃の空気温度で乾燥し、そして横断方向に伸張する(ファクター3.6)ことにより、インキ受容体表面REC−8を製造した。
4つのインキ受容体表面の性質を表3に示す。分散表面エネルギーσ と極性表面エネルギーσ の和はインキ受容体表面の表面エネルギーσである。
Figure 2005231371
使用した3つの異なるインキは、
●INK−1=インクジェットインキU3397、紫外線硬化性モノマーとしてプロポキシル化ネオペンチルグリコールジアクリレート、フッ素化界面活性剤、顔料として銅フタロシアニン及びホスフィンオキシド型光開始剤を含んでなる、SUN CHEMICALS(United Kingdom)から入手可能な、50℃で10〜12mPa.sの粘度及び29.5mJ/mの表面エネルギーσを有するモデル型インキ、
●INK−2=インクジェットインキU3398、紫外線硬化性モノマーとしてプロポキシル化ネオペンチルグリコールジアクリレート、シリコーン界面活性剤、顔料として銅フタロシアニン及びホスフィンオキシド型光開始剤を含んでなる、SUN CHEMICALS(United Kingdom)から入手可能な、50℃で10〜12mPa.sの粘度及び23.7mJ/mの表面エネルギーσを有するモデル型インキ、
●INK−3=インクジェットインキU2968、紫外線硬化性モノマー、プロポキシル化ネオペンチルグリコールジアクリレートのみからなる、SUN CHEMICALS(United Kingdom)から入手可能な、50℃で10〜12mPa.sの粘度及び33.2mJ/mの表面エネルギーσを有するモデル型インキ、
である。
3つのインキの性質を表4に示す。分散表面エネルギーσ と極性表面エネルギーσ の和はインキの表面エネルギーσである。
Figure 2005231371
3つの異なるインキINK−1〜INK−3の30pLの小滴を、インクジェット試験印刷機に取り付けたSpectra SL−128印刷ヘッドによって4つのインキ受容体表面REC−42〜REC−4上に2m/sの小滴速度で噴射した。次いでスプレッデイング係数を決定した。インキによる完全な被覆力の区域の効率的な充填(fill−in)のために、スプレッデイング係数は少なくとも2.0より大きくするべきである。結果を表5に示す。
Figure 2005231371
表5の結果はすべての比較サンプルCOMP−6及びCOMP−7は2.0より小さいスプレッデイング係数を示したことを示す。発明のサンプルINV−2〜INV−11はすべて2.0より大きいスプレッデイング係数を有する。インキの分散表面エネルギーσ に対するインキ受容体表面の表面エネルギーσ の比σ /σ はすべての発明サンプルINV−2〜INV−11で0.9より大きく、一方比較サンプルCOMP−6及びCOMP−7では比σ /σ 0.9である。
実施例3
この実施例では、PE Telcon(商標名)上の表面処理の紫外線硬化性インキのスプレッデイング係数に対する効果を調べる。表面処理は300J/mコロナ処理からなっていた。
処理されたインキ受容体表面と未処理インキ受容体表面の性質を表6に示す。分散表面エネルギーσ と極性表面エネルギーσ の和は表面エネルギーσである。
Figure 2005231371
コーティングされたサンプルを、DOTRIX THE.FACTORYで、実施例1のマゼンタインキ、即ち、AVECIA(United Kingdom)から入手可能なAVECIA−PRO−JET ULTRA T1A−CMYKインクジェットインキセットのマゼンタインキで印刷した。
印刷されたサンプルを、PRINT CONCEPT(Germany)から入手可能な248W/cmUV水銀ランプで、7%Oを有する窒素雰囲気中で2.6W/cmのパワーレベル及び24m/分の硬化速度で硬化させた。
次いでスプレッデイング係数を決定した。インキによる完全な被覆力の区域の効率的な充填のために、スプレッデイング係数は少なくとも2.0より大きくするべきである。結果を表7に示す。
Figure 2005231371
表7の上記結果は、比較サンプルCOMP−8は2.0より小さいスプレッデイング係数を有することを示す。コロナ処理はインキ受容体表面を、該インクジェットインキの分散表面エネルギーσ に対する該インキ受容体表面の分散表面エネルギーσ の比が本発明のサンプルINV−12では0.9より大きくなるように適合させ、3.4のスプレッデイング係数が観察される。
本発明の好ましい態様を詳細に説明してきたが、前記特許請求の範囲に記載の本発明の範囲から逸脱することなく多数の修正がそれらにおいてなされうることは当業者には今や明らかであろう。
接触角と表面エネルギーの関係を定義する略図である。

Claims (16)

  1. 分散表面エネルギーσ を有する少なくとも1種のインクジェットインキ及び分散表面エネルギーσ を有する実質的に非吸収性のインキ受容体の表面に該インクジェットインキを噴射するための手段を含んでなるインクジェット印刷システムであって、比σ /σ が0.9より大きいことを特徴とするインクジェット印刷システム。
  2. 比σ /σ が1.2より大きい請求項1に従うインクジェット印刷システム。
  3. 該インキ受容体表面の分散表面エネルギーσ が少なくとも30.0mJ/mである請求項1又は2に従うインクジェット印刷システム。
  4. 該インクジェットインキの分散表面エネルギーσ が多くて30.0mJ/mである請求項1又は2に従うインクジェット印刷システム。
  5. 該インクジェットインキ受容体の面積スループットが少なくとも180dpiの解像力で少なくとも50m/時間である請求項1〜4のいずれかに従うインクジェット印刷システム。
  6. 印刷をシングルパスで行う請求項1〜5のいずれかに従うインクジェット印刷システム。
  7. 該インクジェットインキが紫外線硬化性インクジェットインキである請求項1〜6のいずれかに従うインクジェット印刷システム。
  8. 該インクジェットインキが該実質的に非吸収性のインクジェットインキ受容体の該表面に印刷されるとき2.0より大きいスプレッデイング係数を有する請求項1〜7のいずれかに従うインクジェット印刷システム。
  9. (1)分散表面エネルギーσ を有する実質的に非吸収性のインクジェットインキ受容体の表面に分散表面エネルギーσ を有する少なくとも1種のインクジェットインキを噴射し、そして
    (2)該インクジェットインキを硬化させる、
    段階を含んでなり、比σ /σ が0.9より大きいことを特徴とするインクジェット印刷方法。
  10. 該比σ /σ が1.2より大きい請求項9に従うインクジェット印刷方法。
  11. 該実質的に非吸収性のインクジェットインキ受容体表面の該分散表面エネルギーσ が少なくとも30.0mJ/mである請求項9又は10に従うインクジェット印刷方法。
  12. 該インクジェットインキの該分散表面エネルギーσ が多くても30.0mJ/mである請求項9〜10のいずれかに従うインクジェット印刷方法。
  13. 該インクジェットインキ受容体のスループットが少なくとも180dpiの解像力で少なくとも50m/時間である請求項9〜12のいずれかに従うインクジェット印刷方法。
  14. 印刷をシングルパスで行う請求項9〜13のいずれかに従うインクジェット印刷方法。
  15. 該インクジェットインキが紫外線硬化性インクジェットインキである請求項9〜14のいずれかに従うインクジェット印刷方法。
  16. 該インクジェットインキが該実質的に非吸収性のインクジェットインキ受容体の該表面に印刷されるとき2.0より大きいスプレッデイング係数を有する請求項9〜15のいずれかに従うインクジェット印刷方法。
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