JP2005231284A - 大型表示パネルの製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクリーン印刷を用いて、大型表示パネルを構成する大型の基板上に印刷用ペーストを塗布して印刷用ペースト層を形成する際に、その印刷用ペースト層に不具合が発生することを抑制する。
【解決手段】印刷ステージ18およびスキージ22を有する印刷装置とスクリーンとを用いて、大型表示パネルを構成する大型の基板21上に印刷用ペーストを塗布する際に、基板21のいずれの辺もスキージ22と平行にならないように基板21を印刷ステージ18上に載置し、スキージ22をスクリーンに押し当ててそのスキージ22に垂直な方向(Y方向)に移動させることにより、基板21上に印刷用ペーストを塗布する。
【選択図】図3

Description

本発明は、プラズマディスプレイパネル等の大型表示パネルの製造方法に関するものである。
薄型の表示装置に使用されるプラズマディスプレイパネルは、例えば図11に示すように、間に放電空間1を形成するように対向して配置された2つの基板であるガラス製の前面基板2と背面基板3とを備えている。前面基板2上には2つの表示電極4、5から構成された表示電極対が複数配列されており、表示電極対の間には遮光層(ブラックストライプ)6が形成されている。そして、表示電極4、5および遮光層6を覆って誘電体層7が形成され、誘電体層7上に酸化マグネシウムからなる保護層8が形成されている。表示電極4、5は、インジウムスズ酸化物(ITO)などからなる透明電極9とその上に形成された銀などからなるバス電極10とにより構成されている。
また、背面基板3上には表示電極4、5と直交する方向に複数のアドレス電極11が形成され、アドレス電極11を覆って誘電体層12が形成されている。誘電体層12上には、アドレス電極11の間に位置するように隔壁13が形成され、誘電体層12の表面および隔壁13の側面には蛍光体層14が形成されている。
放電空間1には、例えばネオンとキセノンの混合ガスからなる放電ガスが、400〜600Torrの圧力で封入されている。表示電極対を構成する表示電極4および表示電極5の間で表示放電を起こさせたときに発生する紫外線によって蛍光体層14を発光させてカラー画像を表示している。
ところで、前面基板2上に誘電体層7やバス電極10を形成するとき、また背面基板3上にアドレス電極11や誘電体層12を形成するとき、例えば特許文献1に示すようにスクリーン印刷法が用いられる。以下に従来のスクリーン印刷法について図12を用いて説明する。
図12(a)に示すように、四角形状の版枠15内に、金属からなる細線が網目状に形成されたスクリーン16を高張力で張って構成したスクリーン版17を、基板が載置される印刷ステージ18の上方に設置し、スクレッパー19を矢印の方向に動かすことにより印刷用ペースト20をスクリーン16上に塗布する。これにより、スクリーン16の開口部に印刷用ペースト20を充填する。スクレッパー19はスクリーン16に当てる先端部が直線状となった1枚の板状のブレードで構成されている。
次に、図12(b)に示すように、印刷ステージ18上の所定の位置に基板21を載置した後、スクリーン版17を基板21に対して所定の位置まで近づけ、ゴム製のスキージ22をスクリーン16に押しつけながら矢印の方向に移動させることにより、スクリーン16の開口部に充填された印刷用ペーストを基板21上に転写する。このようにして基板21上に印刷用ペースト層23が形成され、スクリーン印刷が行われる。
特開2003−249171号公報
本発明は、このようなスクリーン印刷を用いて、大型表示パネルを構成する大型の基板上に印刷用ペーストを塗布して印刷用ペースト層を形成する際に、その印刷用ペースト層に不具合が発生することを抑制することを目的とする。
この目的を達成するために本発明は、印刷ステージおよびスキージを有する印刷装置とスクリーンとを用いて、大型表示パネルを構成する大型の基板上に印刷用ペーストを塗布する際に、基板のいずれの辺もスキージと平行にならないように前記基板を印刷ステージ上に載置し、前記スキージをスクリーンに押し当ててそのスキージに垂直な方向に移動させることにより、前記基板上に印刷用ペーストを塗布することを特徴とする大型表示パネルの製造方法である。
本発明によれば、大型表示パネルを構成する大型の基板上に印刷用ペーストを塗布して印刷用ペースト層を形成する際に、その印刷用ペースト層に不具合が発生することを抑制することができる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、印刷ステージおよびスキージを有する印刷装置とスクリーンとを用いて、大型表示パネルを構成する大型の基板上に印刷用ペーストを塗布する際に、基板のいずれの辺もスキージと平行にならないように前記基板を印刷ステージ上に載置し、前記スキージをスクリーンに押し当ててそのスキージに垂直な方向に移動させることにより、前記基板上に印刷用ペーストを塗布することを特徴とする大型表示パネルの製造方法である。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、スキージを、基板の長手方向に移動させることを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、大型表示パネルを構成する大型の基板上に印刷用ペーストを塗布する際に用いる印刷装置において、印刷ステージと、スクリーン上を移動して基板上に印刷用ペーストを塗布するためのスキージと、基板を印刷ステージ上の所定の位置に配置する基板位置決め手段とを有し、前記スキージは、そのスキージに垂直な方向に移動するように構成され、前記基板位置決め手段は、基板のいずれの辺も前記スキージと平行にならないように前記基板を配置するように構成されたことを特徴とする印刷装置である。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、基板位置決め手段は、スキージの移動方向が基板の長手方向となるように基板を配置するように構成されたことを特徴とする。
以下、本発明の一実施の形態による大型表示パネルの製造方法について、プラズマディスプレイパネルを例にして図1〜図10を用いて説明する。なお、図11〜図12に示す部分と同一部分については同一番号を付している。
本発明の一実施の形態において、基板上に印刷用ペーストを塗布する際に用いる印刷装置の正面図を図1に示し、A−A線で切った断面図を図2に示す。この印刷装置は、基板21を載置するための印刷ステージ18と、スクリーン版17のスクリーン16上に印刷用ペーストを塗布するためのスクレッパー19と、スクリーン16上に塗布された印刷用ペーストを基板21上に転写するためのスキージ22とを備えている。また、図1および図2に示すように互いに直交するX軸、Y軸、Z軸を設定し、Z軸を鉛直方向とする。
スクリーン版17は、ステンレスなどからなる細線が網目状に形成されたスクリーン16を、版枠15内に高張力で張って構成したものであり、スクリーン保持台24に固定されている。
印刷ステージ18はスクリーン版17の下方に配置されている。そして、印刷ステージ18上に載置された基板21とスクリーン版17との距離を変えることができるように、印刷ステージ18はZ方向に移動できるようになっている。印刷ステージ18上には、基板21の各辺にそれぞれ接するようにして配置される4つの補助基板25が設けられており、4つの補助基板25はX方向およびY方向のうち少なくとも一方の方向に移動可能である。4つの補助基板25のうち、例えば2つの補助基板25が印刷ステージ18上に固定されていてもよい。なお、印刷ステージ18には基板21を所定位置に位置決めするための基板位置決め手段(図示せず)と、基板21を印刷ステージ18に吸着固定するための吸着装置(図示せず)が設けられている。
スクレッパー19は例えばステンレス製のブレードであり、スキージ22は例えばゴム製である。スクレッパー19およびスキージ22の先端部は直線状になっている。スクレッパー19、スキージ22は、上下に動くことができるように、たとえばエアシリンダからなるスクレッパー保持部材26、スキージ保持部材27にそれぞれ取り付けられている。また、スクレッパー保持部材26およびスキージ保持部材27はその上方に配置された支持部材28に取り付けられるとともに、支持部材28はその両側に配置されたガイドレール29に可動に保持されており、ガイドレール29に沿って支持部材28をY方向に動かすための所定の駆動装置を設けている。すなわち、スクレッパー19およびスキージ22を同時にY方向に移動させるとともに、別々にZ方向に移動させることができる。
図3は、印刷ステージ18上に基板21を載置した状態を上側から見た平面図である。印刷ステージ18には所定位置に固定された基板位置決め手段30aと移動可能な基板位置決め手段30bが設けられており、基板位置決め手段30bが基板21を基板位置決め手段30a側に押し付けることによって印刷ステージ18上の所定位置に基板21が配置される。図3に示すように、基板21は、その各辺がX軸およびY軸のどちらか一方に平行になるように配置された状態(「平行配置状態」という)になっているのではなく、各辺がX軸およびY軸のいずれにも平行にならないように配置された状態(「斜め配置状態」という)になっている。前述したように基板21の周囲には、基板21の各辺にそれぞれ接するように4つの補助基板25が配置されている。
また、図3において破線はスキージ22を表しており、スキージ22はX軸に平行に配置され、スキージ22に垂直な方向であるY方向に移動する。したがって、基板21は、基板21のいずれの辺もスキージ22と平行にならないように、基板位置決め手段30a、30bによって印刷ステージ18上に配置される。
図4は、スクリーン版17の平面図である。通常、スクリーン版17は基板21の大きさよりもある程度大きくなっている。版枠15内に高張力で張られたスクリーン16は、中央領域16aと、その中央領域16aの周囲の領域である周辺領域16bとから構成され、中央領域16aは網目状の開口部を有しており、周辺領域16bでは印刷用ペーストが下側に転写されないように、乳剤などにより網目状の開口部がふさがれている。スクリーン16の中央領域16aは基板21とほぼ同じ大きさであり、図3のように配置される基板21上にスクリーン16の中央領域16aが位置するように構成されている。このようなスクリーン版17を用いれば基板21上のほぼ全面に印刷用ペーストを形成することができる。
次に、このような本発明の一実施の形態における印刷装置を用いて基板21に印刷する方法について図5を用いて説明する。
まず、スクリーン版17に設けたスクリーン16の1辺に沿って印刷用ペースト20を供給した後、図5(a)に示すようにスクレッパー19を配置する。
続いて図5(b)に示すように、スクレッパー19の先端部をスクリーン16に押し当てながらスクレッパー19を矢印の方向(Y方向)に移動させることにより印刷用ペースト20をスクリーン16上に塗布し、印刷用ペースト20をスクリーン16の開口部に充填する。このとき、スキージ22はスクレッパー19と干渉しないように上方に退避している。
次に、図5(c)に示すように、印刷ステージ18上に基板21を載置し、基板位置決め手段30a、30b(図3参照)により基板21を位置決めした後、補助基板25を基板21の周囲に配置する。そして、基板21をスクリーン版17の下方の所定位置まで近づけるとともに、スクリーン版17と基板21との相対的な位置合わせを行う。なお、スクリーン16上に印刷用ペースト20を塗布している間に、印刷ステージ18上に基板21を載置して位置決めした後、補助基板25を配置する一連の動作を行ってもよい。
その後、図5(d)に示すように、スキージ22をスクリーン16に押し付けながら矢印の方向(Y方向)に移動させることにより、スクリーン16の開口部に充填された印刷用ペースト20を基板21上に転写し、基板21上に印刷用ペースト層23を形成する。このとき、スクレッパー19はスキージ22と干渉しないように上方に退避している。
以上のようにして本実施の形態による印刷装置を用いてスクリーン印刷が行われる。このとき、図3を用いて説明したように、印刷ステージ18上に載置された基板21は斜め配置状態となっており、X軸に平行に配置されたスキージ22がY方向に移動することによってスクリーン印刷が行われる。
ここで、印刷ステージ18上に載置された基板21が平行配置状態になっており、X軸に平行に配置されたスキージ22がY方向に移動することによってスクリーン印刷を行う場合について、スクリーン印刷を行っている途中の状態を示した断面図である図6を用いて説明する。
図6において、X軸に平行に保持されたスキージ22は矢印の方向(Y方向)に移動する。図6(a)はスキージ22が補助基板25上から基板21上へ移るときの状態を示しており、図6(b)はスキージ22が基板21上から補助基板25上へ移るときの状態を示している。通常、基板21の端部は面取りがなされており、また、補助基板25は基板21よりも僅かに薄くなっている。印刷するときスキージ22と基板21の辺21a、21bとは平行であること、基板21の厚みと補助基板25の厚みとの間に僅かな段差があること、基板21の端部は面取りがなされていることから、基板21の辺21a、21bをスキージ22が通過するときに多少の衝撃が発生する。この衝撃のため、スキージ22によって基板21上に印刷用ペーストが転写されて印刷用ペースト層23が形成されたとき、図7に示すように基板21の辺21aの近傍では盛り上がり31が形成され、辺21bの近傍では溝部32が形成されることがある。
図8は、前面基板2上に形成されるバス電極10のパターン形状を示しており、透明電極9については図示を省略している。バス電極10は前面基板2の長辺に平行に形成されており、前面基板2の短辺上にはバス電極10が引き出されて端子10aが形成されている。この端子10aは前面基板2の短辺側の縁に極めて近接して形成されているのに対し、最も端に形成されたバス電極10と前面基板2の長辺側の縁との間には所定の間隔aが設けられている。
ところで、バス電極10をフォトリソグラフィ法を用いて形成する場合、まず前面基板2上のほぼ全面に感光性電極材料をスクリーン印刷により塗布し、乾燥させた後、所定のパターン形状に露光して現像し、その後、焼成する。これによりバス電極10が形成される。このとき、図6で説明した方法を用いて感光性電極材料を前面基板2上のほぼ全面に塗布する場合、図9(a)に示すように、スキージ22と前面基板2の短辺とが平行になるようにしてスキージ22を矢印の方向に移動させると、図7に示した盛り上がり31や溝部32が前面基板2の短辺側端部に形成される。その後、露光・現像すると盛り上がり31や溝部32は端子10a(図8参照)となる部分として残るため、焼成すると端子10aに剥がれのような不具合が生じる。このため、図9(a)に示す方法で印刷用ペーストを前面基板2上に塗布することは好ましくない。
そこで、図9(b)に示すように、スキージ22と前面基板2の長辺とが平行になるようにしてスキージ22を矢印の方向に移動させる。このようにすることで、図7に示した盛り上がり31や溝部32が形成されても、それらが形成される領域は図8に示した所定の間隔aの領域となるので、露光・現像することにより盛り上がり31や溝部32の部分は取り除かれる。このため、バス電極10および端子10aを、スクリーン印刷によって発生する不具合(盛り上がり31や溝部32)の影響を受けることなく形成することができる。
しかしながら、大型表示パネルに用いる大きな前面基板2に対してスクリーン印刷を行う場合、前面基板2の大きさに応じてスクリーン16も大きくなり、スクリーン16上に載せる印刷用ペースト20も重くなるため、スクリーン16にはかなりの張力を掛けることになる。このようなスクリーン16にスキージ22を押し当てて印刷用ペースト20を前面基板2上に塗布するとき、図10に示すように、スキージ22の両端部22aがスクリーン16の張力によって上側に押されて変形することになり、前面基板2の端部において印刷用ペーストを所望の形状に塗布することができなくなる。この現象はスキージ22の幅Wが大きくなると発生しやすい。このため、大型の前面基板2に対して、図9(b)で説明したようにスキージ22と前面基板2の長辺とが平行になるようにして印刷用ペーストを塗布すると、端子10aとなる部分においてスキージ22が変形して印刷用ペーストを正常に塗布することができず不具合となる。このような不具合は、印刷領域が小さくスキージ22の幅Wが小さい場合には発生しないが、印刷領域が大きくスキージ22の幅Wが大きい場合には発生しやすくなる。
一方、本実施の形態では、図3で示したように、X軸に平行に配置されてY方向に移動するスキージ22を有する印刷装置において、基板21は斜め配置状態で印刷ステージ18上に載置される。すなわち、基板21のいずれの辺もスキージ22と平行にならないように基板21を印刷ステージ18上に載置しており、スキージ22をスクリーン16に押し当ててそのスキージ22に垂直な方向に移動させることにより、基板21上に印刷用ペーストを塗布するようにしている。このようにすると、スキージ22の幅全体に亘って補助基板25側から基板21側へ同時に移ることはなく、スキージ22が部分的に徐々に補助基板25側から基板21側へ移ることになる。また、スキージ22の幅全体に亘って基板21側から補助基板25側へ同時に移ることはなく、スキージ22が部分的に徐々に基板21側から補助基板25側へ移ることになる。このため、スキージ22が基板21の辺21a、21bを通過するときの衝撃が緩和されるため、図7に示した盛り上がり31や溝部32が形成されることを抑制することができる。なお、図3において、基板21の短辺とX軸とのなす角度が少なくとも1°であればこのような効果を得ることができ、その角度は1°〜2°程度あればよい。
また、図3で示したようにスクリーン印刷を行う場合、スキージ22を基板21の長手方向に移動させることになり、スキージ22によって印刷用ペーストを塗布する塗布領域の幅は、基板21の短辺の長さよりも少し長い程度であり、基板21の長辺の長さよりも短いので、基板21が大きくなった場合でもその塗布領域の全体に亘ってスキージ22を基板21側へ適切に押し付けることができる。このため、図10を用いて説明した不具合の発生が抑制される。
以上のように、本実施の形態による方法を用いて前面基板2上に印刷用ペーストを塗布すれば、大型の前面基板2に対しても好ましい形状の印刷用ペースト層23を形成することができ、その後、印刷用ペースト層23を露光、現像し焼成すれば所定形状のバス電極10、端子10aを不具合なく形成することができる。また、本実施の形態による印刷方法は、バス電極10を形成するときだけでなく、前面基板2上に誘電体層7を形成するときや、背面基板3上にアドレス電極11、誘電体層12を形成するときなどに用いることができる。そして、本実施の形態による印刷方法は、印刷用ペーストを塗布する基板の大きさが50型パネル用の基板(約1150mm×700mm)、あるいはそれよりも大きい大型の基板に対して特に有用である。
また、X方向に平行に配置したスキージ22をY方向(スキージ22に垂直な方向)に移動させるので、スキージ22を移動させて印刷用ペーストを基板21上に塗布する間に印刷用ペーストが片寄ることがほとんどない。例えば、基板21を平行配置状態にし、X軸の正の向きに対してθの角度をなすように配置したスキージ22をY方向へ移動させてスクリーン印刷を行った場合、スキージ22の移動方向はスキージ22に垂直な方向ではないため、印刷用ペーストが片寄ってしまう。このため、次のスクリーン印刷を行う際には、先ほどとは逆の方向、すなわちX軸の正の方向に対して−θの角度をなすようにスキージ22を配置してスクリーン印刷を行うことで印刷用ペーストの片寄りを緩和する必要があり、この場合にはスキージ22を回転させるための機構が必要となる。このような機構はダスト発生の原因となりうることが多く、製造品質上好ましいものではない。本実施の形態による印刷装置では、上記のように印刷用ペーストが片寄ることはほとんどないので、スキージ22を回転させるための機構は不要である。
以上のように、大型のプラズマディスプレイパネル等のような大型表示パネルの製造工程においてスクリーン印刷をする際に、本実施の形態による印刷方法を用いることにより印刷用ペースト層に不具合が発生することを抑制できるので、高品質の大型表示パネルを製造することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、大型の基板上に印刷用ペーストを塗布して印刷用ペースト層を形成する場合、印刷用ペースト層の形状に不具合が発生することを抑制することができ、大型表示パネルを製造する際に有用である。
本発明の一実施の形態による印刷装置の正面図 同印刷装置をA−A線で切って示す断面図 同印刷装置の印刷ステージ上に基板を載置した状態を上側から見た平面図 本発明の一実施の形態におけるスクリーン版の平面図 (a)〜(d)は同印刷装置を用いて印刷する状況を示す断面図 (a)、(b)は基板を平行配置状態としてスクリーン印刷を行っている途中の状態を示す断面図 印刷用ペースト層に不具合が発生した状態を示す断面図 前面基板上に形成されるバス電極のパターン形状を示す概略平面図 (a)、(b)はスクリーン印刷における前面基板とスキージとの位置関係を示す概略平面図 スクリーン印刷において不具合が生じるときのスキージを示す正面図 プラズマディスプレイパネルの要部を示す斜視図 (a)、(b)は従来のスクリーン印刷法を説明するための断面図
符号の説明
2 前面基板
3 背面基板
16 スクリーン
18 印刷ステージ
20 印刷用ペースト
21 基板
22 スキージ

Claims (4)

  1. 印刷ステージおよびスキージを有する印刷装置とスクリーンとを用いて、大型表示パネルを構成する大型の基板上に印刷用ペーストを塗布する際に、基板のいずれの辺もスキージと平行にならないように前記基板を印刷ステージ上に載置し、前記スキージをスクリーンに押し当ててそのスキージに垂直な方向に移動させることにより、前記基板上に印刷用ペーストを塗布することを特徴とする大型表示パネルの製造方法。
  2. スキージを、基板の長手方向に移動させることを特徴とする請求項1に記載の大型表示パネルの製造方法。
  3. 大型表示パネルを構成する大型の基板上に印刷用ペーストを塗布する際に用いる印刷装置において、印刷ステージと、スクリーン上を移動して基板上に印刷用ペーストを塗布するためのスキージと、基板を印刷ステージ上の所定の位置に配置する基板位置決め手段とを有し、前記スキージは、そのスキージに垂直な方向に移動するように構成され、前記基板位置決め手段は、基板のいずれの辺も前記スキージと平行にならないように前記基板を配置するように構成されたことを特徴とする印刷装置。
  4. 基板位置決め手段は、スキージの移動方向が基板の長手方向となるように基板を配置するように構成されたことを特徴とする請求項3に記載の印刷装置。
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