JP2011104881A - スクリーン印刷版および当該スクリーン印刷版を用いたフラットパネルディスプレイの製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】大画面フラットパネルディスプレイ製造工程における広範囲のスクリーン印刷であっても、かすれを防止し、版離れをし易くすることで、製造効率をあげることができるスクリーン印刷方法を提供する。
【解決手段】上記課題を解決するため本発明のスクリーン印刷版は、枠体にスクリーンを固定し、基板にペーストを印刷する用に供するスクリーン印刷版であって、前記スクリーンと前記基板との間に、前記スクリーンの前記基板側への撓みを抑制する補助部材を設けることを特徴とする。ここで補助部材は、枠体の対向する辺に亘って、枠体に設置してあることが望ましい。
【選択図】図2
【解決手段】上記課題を解決するため本発明のスクリーン印刷版は、枠体にスクリーンを固定し、基板にペーストを印刷する用に供するスクリーン印刷版であって、前記スクリーンと前記基板との間に、前記スクリーンの前記基板側への撓みを抑制する補助部材を設けることを特徴とする。ここで補助部材は、枠体の対向する辺に亘って、枠体に設置してあることが望ましい。
【選択図】図2
Description
本発明は印刷工程に使用される印刷版および当該スクリーン印刷版を用いたフラットパネルディスプレイの製造方法に関する。
プラズマディスプレイパネル(以下、PDPとする)などのフラットパネルディスプレイ(以下、FPDとする)用基板や蛍光表示管の陽極基板等の表示デバイス用基板、厚膜配線基板やイメージセンサ等の電子デバイス用基板においては、基板上に所望の機能を持った膜、例えばリブ状隔壁や導体配線、抵抗体等が設けられる。これらの膜形成には、例えば所定パターンが描画されているスクリーン印刷版を用いる。スクリーン上に配置された印刷インクを一方向に走査することによって被印刷物である基板表面に塗布する厚膜スクリーン印刷方法を用いて行われる。
上記のスクリーン印刷方法に用いられるスクリーン印刷版の構成には、例えば矩形状の枠体に所定のパターンが形成されたスクリーンが所定のテンションを付与された状態で張り付けられてなる。そしてスクリーンには印刷用ペーストを通過させるための吐出孔となる開口部が、所望の印刷パターンに形成できるようにスクリーン面内に設けられている。
具体的なスクリーン印刷方法は、このようなスクリーン版を基板が載置される印刷ステージの上方に設置し、スクレッパーがスクリーン面内を加圧しながら移動することにより印刷用ペーストをスクリーン上に塗布する。これにより、スクリーンの上記の開口部に印刷用ペーストを充填する。なおスクレッパーはスクリーンに接する端部が直線状となった1枚の板状のブレードで構成されている。
次に、印刷ステージ上に基板を載置した後、スクリーン版を基板に対して位置合わせし所定の位置まで近づけ、ゴム製のスキージをスクリーンに押しつけながらスクリーン面内を移動させることにより、スクリーンの開口部に充填された印刷用ペーストを基板上に転写する。このようにして基板上に印刷用ペースト層が形成され、スクリーン印刷が行われる(例えば、特許文献1)。
近年PDP等のフラットパネルディスプレイは更なる大型化が求められている。一方で製造工程の効率化を求めるため、被印刷物であるガラス基板はいわゆる多面取りとして、母材基板に一括印刷をした後に、割断によって所望のパネルサイズにすることが行われている。このためこれに伴い、スクリーン印刷工法において求められる塗布領域が広範囲になっている。
このように印刷塗布領域が広範囲になることによって、スクリーン版の張力を維持することが難しくなってくる。つまり同等の張力によってスクリーン版を固定したとしても、より大きな枠体では、例えばスクリーン版中央部では周辺部に比べ同じテンションを維持できなくなり、スクリーン版の撓みが生じる。
そして、スクレッパーによって印刷用ペーストをスクリーン版上に塗布する際(この工程をコートと称する)、スクリーン版の自重および印刷用ペーストの質量によって、スクリーン版が撓み、中央部において十分に塗布できない、いわゆる「かすれ」といった現象が生じる。このかすれ現象はスクリーン版からガラス基板にスキージによって印刷する際(この工程をプリントと称する)にも影響を及ぼし、結果的に基板中央部において印刷ができていない状態となる。
さらには、スクリーン印刷に用いられる印刷用ペーストは通常ある程度の粘性を有しており、この粘性によって印刷用ペーストを介してガラス基板に接触したスクリーンが、スキージの通過直後にガラス基板から離れない(版離れしない、版離れし難い、という)ことがある。この場合、スクリーンの版離れ速度が大きく変動し、印刷用ペーストの飛び散りまたはパターンの剥がれ等が生じてしまい、精度よく所望のパターンを印刷することができないという不具合が生じる。
また、版離れ速度はスクリーンがスクリーン版に張られる張力にも依存しており、先に述べたような広範囲のスクリーン印刷となると、さらに版離れ速度が遅くなる傾向がある。その結果、この版離れ速度はスキージの速度等に依存しているため、版離れ速度が遅ければスキージの速度を上げることができず、印刷工程における製造タクトを上げることができなくなり、製造効率が下がることになる。
本発明はこのような課題に対してなされたものであり、広範囲のスクリーン印刷であっても、かすれを防止し、版離れをし易くすることで、製造効率をあげることができるスクリーン印刷方法を提供する。
上記課題を解決するため本発明のスクリーン印刷版は、枠体にスクリーンを固定し、基板にペーストを印刷する用に供するスクリーン印刷版であって、前記スクリーンと前記基板との間に、前記スクリーンの前記基板側への撓みを抑制する補助部材を設けることを特徴とする。ここで補助部材は、枠体の対向する辺に亘って、枠体に設置してあることが望ましい。
また、本発明のFPD製造方法は、スクリーン印刷工程にて、使用するスクリーン印刷版のスクリーンと被印刷基板との間に補助部材を設け、補助部材によってスクリーンの撓みを補助することを特徴とする。ここで、このスクリーン印刷工程では、スクリーンにペーストを塗布するコートステップと、スクリーンに塗布したペーストを被印刷基板に写すプリントステップとを有し、コートステップにおいて補助部材にスクリーンの撓みを補助するための力を付与することが望ましい。
本発明を実施することによって、広範囲のスクリーン印刷であっても、かすれ現象を防止し、版離れが良好であり、スクリーン印刷工程の製造効率をあげる効果を有する。
以下、本発明の実施形態によるスクリーン印刷版およびFPDの製造方法について、図1〜図7を用いて説明する。FPDの製造方法に関しては、印刷工程を有したPDPの製造方法を例に挙げて説明する。
まず本発明の実施形態を用いるPDPの製造方法およびその構造について説明する。薄型の表示装置に使用されるプラズマディスプレイパネルは、例えば図7に示すように、間に放電空間1を形成するように対向して配置された2つの基板である前面ガラス基板2と背面ガラス基板3とを備えている。前面ガラス基板2上には2つの表示電極4、5から構成された表示電極対が複数配列されており、表示電極対の間には遮光層(ブラックストライプ)6が形成されている。そして、表示電極4、5および遮光層6を覆って誘電体層7が形成され、誘電体層7上に酸化マグネシウムからなる保護層8が形成されている。表示電極4、5は、インジウムスズ酸化物(ITO)などからなる透明電極9とその上に形成された銀などからなるバス電極10とにより構成されている。
また、背面ガラス基板3上には表示電極4、5と直交する方向に複数のアドレス電極11が形成され、アドレス電極11を覆って下地誘電体層12が形成されている。下地誘電体層12上には、アドレス電極11の間に位置するように隔壁13が形成され、下地誘電体層12の表面および隔壁13の側面には蛍光体層14が形成されている。
放電空間1には、例えばネオンとキセノンの混合ガスからなる放電ガスが、所定の圧力で封入されている。表示電極対を構成する表示電極4および表示電極5の間で表示放電を起こさせたときに発生する紫外線によって蛍光体層14を発光させてカラー画像を表示している。
次に、PDPの製造方法について説明する。まず、前面ガラス基板2上に、表示電極4、5と遮光層6とを形成する。バス電極10はスクリーン印刷法により透明電極上に形成される。その後、所望の温度で焼成して固化する。また、遮光層6は黒色顔料を含む黒色ペーストを用いてスクリーン印刷法などにより製造する。
次に、表示電極4、5および遮光層6を覆うように前面ガラス基板2上に誘電体ペーストをダイコート法などにより塗布して誘電体ペースト層(誘電体ガラス層)を形成する。誘電体ペーストを塗布した後、所定の時間放置することによって塗布された誘電体ペースト表面がレベリングされて平坦な表面になる。その後、誘電体ペースト層を焼成固化することにより、表示電極4、5および遮光層6を覆う誘電体層7が形成される。なお、本発明の実施の形態では、これらの誘電体ペーストの塗布工程を繰り返さずに、一括で塗布、乾燥、焼成工程をする一層構造である。なお、誘電体ペーストは粉末の誘電体ガラス、バインダおよび溶剤を含む塗料である。次に、誘電体層7上に酸化マグネシウム(MgO)からなる保護層8を真空蒸着法により形成する。以上の工程により、前面ガラス基板2上に所定の構成部材が形成されて前面板が完成する。
一方、背面板は次のようにして形成される。まず、背面ガラス基板3上に、銀(Ag)材料を含むペーストをスクリーン印刷する方法や、金属膜を全面に形成した後、フォトリソグラフィ法を用いてパターニングする方法などによりアドレス電極11用の構成物となる材料層を形成し、それを所望の温度で焼成することによりアドレス電極11を形成する。次に、アドレス電極11が形成された背面ガラス基板3上にダイコート法などによりアドレス電極11を覆うように誘電体ペーストを塗布して誘電体ペースト層を形成する。その後、誘電体ペースト層を焼成することにより下地誘電体層12を形成する。なお、誘電体ペーストは粉末の誘電体ガラスとバインダおよび溶剤を含んだ塗料である。
次に、下地誘電体層12上に隔壁材料を含む隔壁形成用ペーストを塗布して所定の形状にパターニングして隔壁材料層を形成し、その後、焼成することにより隔壁13を形成する。ここで、下地誘電体層12上に塗布した隔壁用ペーストをパターニングする方法としては、フォトリソグラフィ法やサンドブラスト法を用いることができる。次に、隣接する隔壁13間の下地誘電体層12上および隔壁13の側面に蛍光体材料を含む蛍光体ペーストを塗布して焼成することにより蛍光体層14が形成される。以上の工程により、背面ガラス基板3上に所定の構成部材が形成されて背面板が完成する。
このようにして所定の構成部材を備えた前面板と背面板とを表示電極4、5とアドレス電極11とが直交するように対向配置して、その周囲をガラスフリットで封着し、放電空間1にNe、Xeなどを含む放電ガスを封入することによりPDPが完成する。
本発明の実施形態は、この前面ガラス基板2上に遮光層6、誘電体層7またはバス電極10を形成するとき、あるいは背面ガラス基板3上にアドレス電極11、下地誘電体層12、隔壁13または蛍光体層14を形成するときのスクリーン印刷工程およびその際に用いるスクリーン版となる。
次に本発明の実施形態で使用するスクリーン印刷装置について説明する。基板上に印刷用ペーストを塗布する際に用いる印刷装置の正面図を図1に示し、A−A線で切った断面図を図2に示す。このスクリーン印刷装置は、基板21を載置するための印刷ステージ18と、スクリーン版17のスクリーン16上に印刷用ペーストを塗布するためのスクレッパー19と、スクリーン16上に塗布された印刷用ペーストを基板21上に転写するためのスキージ22とを備えている。ここで同図では互いに直交するX軸、Y軸、Z軸を設定し、Z軸を鉛直方向とする。
スクリーン版17は、ステンレスなどからなる細線が網目状に形成されたスクリーン1
6を、版枠15内に高張力で張って構成したものであり、スクリーン保持台24に固定されている。
6を、版枠15内に高張力で張って構成したものであり、スクリーン保持台24に固定されている。
印刷ステージ18はスクリーン版17の下方に配置されている。そして、印刷ステージ18上に載置された基板21とスクリーン版17との距離を変えることができるように、印刷ステージ18はZ方向に移動できるようになっている。印刷ステージ18上には、基板21の各辺にそれぞれ接するようにして配置される4つの補助基板25が設けられており、4つの補助基板25はX方向およびY方向のうち少なくとも一方の方向に移動可能である。4つの補助基板25のうち、例えば2つの補助基板25が印刷ステージ18上に固定されていてもよい。なお、印刷ステージ18には基板21を所定位置に位置決めするための基板位置決め手段(図示せず)と、基板21を印刷ステージ18に吸着固定するための吸着装置(図示せず)が設けられている。
スクレッパー19は例えばステンレス製のブレードであり、スキージ22は例えばゴム製である。スクレッパー19およびスキージ22の先端部は直線状になっている。スクレッパー19、スキージ22は、上下に動くことができるように、たとえばエアシリンダからなるスクレッパー保持部材26、スキージ保持部材27にそれぞれ取り付けられている。また、スクレッパー保持部材26およびスキージ保持部材27はその上方に配置された支持部材28に取り付けられるとともに、支持部材28はその両側に配置されたガイドレール29に可動に保持されており、ガイドレール29に沿って支持部材28をY方向に動かすための所定の駆動装置を設けている。すなわち、スクレッパー19およびスキージ22を同時にY方向に移動させるとともに、別々にZ方向に移動させることができる。
そして本発明の実施形態においては印刷ステージ18および基板21の上部であって、スクリーン版17の下部に、版剥がし板30を有する。版剥がし板30はスクレッパー19およびスキージ22と同様にY方向に移動する。なお、この版剥がし板30の移動についてはスクレッパー19またはスキージ22と同期して移動することも可能であるが、版離れの程度に合わせて、同期せずにY方向に移動することも可能である。
次に本発明の実施形態におけるスクリーン印刷工程の一連の動作について図3を用いて説明する。
まず、スクリーン版17に設けたスクリーン16の1辺に沿って印刷用ペースト20を供給した後、スクレッパー19を配置する(図3(a))。
続いて、スクレッパー19の先端部をスクリーン16に押し当てながらスクレッパー19を矢印の方向(Y方向)に移動させることにより印刷用ペースト20をスクリーン16上に塗布し、印刷用ペースト20をスクリーン16の開口部に充填する(これをコートステップとする)。このとき、スキージ22はスクレッパー19と干渉しないように上方に退避している(図3(b))。本発明の実施形態ではこのコートステップにおいて、スクリーン16の撓みを抑制する補助部材30が動作する。これは後に詳述する。
次に、印刷ステージ18上に基板21を載置し、基板位置決めピン(図示なし)などにより基板21を位置決めした後、補助基板25を基板21の周囲に配置する。そして、基板21をスクリーン版17の下方の所定位置まで近づけるとともに、スクリーン版17と基板21との相対的な位置合わせを行う(図3(c))。なお、スクリーン16上に印刷用ペースト20を塗布している間に、印刷ステージ18上に基板21を載置して位置決めした後、補助基板25を配置する一連の動作を行ってもよい。
その後、スキージ22をスクリーン16に押し付けながら矢印の方向(Y方向)に移動させることにより、スクリーン16の開口部に充填された印刷用ペースト20を基板21上に転写し、基板21上に印刷用ペースト層23を形成する(これをプリントステップとする)。このとき、スクレッパー19はスキージ22と干渉しないように上方に退避している(図3(d))。本発明の実施形態ではこのプリントステップにおいて、版剥がし板31が動作する。これは後に詳述する。
次に本発明の実施形態におけるスクリーン版17と撓みを抑制する補助部材30について説明する。図4は本発明の実施形態におけるスクリーン版を示しており、同図(a)は断面図であり、同図(b)は平面図である。このように、スクリーン版17は、四角形状の版枠15内に、金属からなる細線が網目状に形成されたスクリーン16を高張力で張って構成されている。そしてスクリーン版の枠体である版枠15の対向する辺に亘って、スクリーン16の印刷面側にスクリーン16の撓みを抑制する補助部材30が設置されている。
このように本発明の実施形態ではスクレッパー19の進行方向に向けて補助部材30が設置されているため、スクリーン16の自重や塗布ペーストによる撓みを抑制することができ、かすれ現象を防止することができる。補助部材30としては、ワイヤ、ピアノ線などの線材、または板ばねなどの張力を保持することができる部材であればよい。
また、版枠15上の補助部材30を固定する箇所を操作することによって、補助部材30の張力を調整できる機構とすることも可能である。この場合、かすれ現象を防止するためには上記のコートステップにおいて補助部材30に撓みを抑制するような張力を付加することが望ましい。これはプリントステップにおいてはスキージ22によってスクリーン16をある程度撓ませながら基板21に印刷用ペースト層23を形成する必要があるからである。
一方、図5は従来技術におけるスクリーン版117について示している。このように従来技術ではスクリーン116の撓みを抑制する部材は設けられていない。このため、先に述べたように、コートステップにおいて、スクリーン116の自重および印刷用ペーストの重量によって、スクリーン116が撓み、スクレッパー19の長手方向の中央部において十分にスクリーン上に塗布できないかすれ現象が生じてしまう。
また、最近ではPDPの生産能力を大幅に向上させるために、前面板または背面板の形成時において、1枚の大型基板から複数枚の単一基板を作製する、いわゆる多面取りプロセスを採用している。本発明の実施形態は、この多面取りプロセスにおける印刷工程に採用することが望ましい。例えば図4(b)に示すように、各単一基板の境界の位置に相当するように補助部材30を設置することによって、補助部材30が存在することによる印刷領域への影響を排除することが可能である。
次に、版剥がし板31の形状とその動作およびスキージ22との位置関係について図6を用いて説明する。図6(a)はスキージ22、スクリーン16および版剥がし板31のX方向から見た断面図を示し、図6(b)はスキージ22および版剥がし板31をY方向から見た平面図を示す。
このように版剥がし板31は、プリントステップにおいてスキージ22の後方よりZ方向に移動し、スクリーン16と基板21とが接している場合に、スクリーン16と基板21を剥がす役割をする。
そして、版剥がし板31は略直線によってスクリーン16と接する必要はなく、図6(b)に示したように凸形状に湾曲しており、一部にてスクリーン16と接することが望ましい。これによって版剥がし板31との磨耗によってスクリーン16が劣化することを防止することができる。
また、図6(a)に示したように、版剥がし板31の断面には窪みを有していることが望ましい。これによって、スクリーン16と接することによって版剥がし板31に移動した印刷用ペーストが被印刷部材である基板21に滴下することを防止することができる。
このようにPDPを製造する際に本発明の実施形態によるスクリーン印刷工程およびスクリーン版を用いることで、広範囲のスクリーン印刷であっても、かすれ現象を防止して、版離れを生じやすくし、製造効率をあげることができる。
以上の説明から明らかなように、本発明を実施することで製造効率をあげることができ、大画面化が進むフラットパネルディスプレイなどの産業において、非常に有用である。
2 前面基板
3 背面基板
16 スクリーン
17 スクリーン版
18 印刷ステージ
19 スクレッパー
20 印刷用ペースト
21 基板
22 スキージ
30 補助部材
31 版剥がし板
3 背面基板
16 スクリーン
17 スクリーン版
18 印刷ステージ
19 スクレッパー
20 印刷用ペースト
21 基板
22 スキージ
30 補助部材
31 版剥がし板
Claims (4)
- 枠体にスクリーンを固定し、基板にペーストを印刷する用に供するスクリーン印刷版であって、前記スクリーンと前記基板との間に、前記スクリーンの前記基板側への撓みを抑制する補助部材を設けることを特徴とするスクリーン印刷版。
- 前記補助部材は、前記枠体の対向する辺に亘って、前記枠体に設置してあることを特徴とする請求項1に記載のスクリーン印刷版。
- スクリーン印刷法による工程を有するフラットパネルディスプレイの製造方法において、前記スクリーン印刷工程では、使用するスクリーン印刷版のスクリーンと被印刷基板との間に補助部材を設け、前記補助部材によって前記スクリーンの撓みを補助することを特徴とするフラットパネルディスプレイの製造方法。
- 前記スクリーン印刷工程では、スクリーンにペーストを塗布するコートステップと、スクリーンに塗布したペーストを被印刷基板に写すプリントステップとを有し、前記コートステップにおいて前記補助部材に前記スクリーンの撓みを補助するための力を付与することを特徴とする請求項3に記載のフラットパネルディスプレイの製造方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009262683A JP2011104881A (ja) | 2009-11-18 | 2009-11-18 | スクリーン印刷版および当該スクリーン印刷版を用いたフラットパネルディスプレイの製造方法 |
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JP2009262683A JP2011104881A (ja) | 2009-11-18 | 2009-11-18 | スクリーン印刷版および当該スクリーン印刷版を用いたフラットパネルディスプレイの製造方法 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN116749637A (zh) * | 2023-08-21 | 2023-09-15 | 四川英创力电子科技股份有限公司 | 一种全自动在电路板上高效丝印文字的装置及方法 |
-
2009
- 2009-11-18 JP JP2009262683A patent/JP2011104881A/ja active Pending
Cited By (2)
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CN116749637A (zh) * | 2023-08-21 | 2023-09-15 | 四川英创力电子科技股份有限公司 | 一种全自动在电路板上高效丝印文字的装置及方法 |
CN116749637B (zh) * | 2023-08-21 | 2023-10-13 | 四川英创力电子科技股份有限公司 | 一种全自动在电路板上高效丝印文字的装置及方法 |
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