JP2000057941A - 表示パネルの組立てに用いる基板構体の製造方法及びシート状転写材料 - Google Patents

表示パネルの組立てに用いる基板構体の製造方法及びシート状転写材料

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    • H01J2211/36Spacers, barriers, ribs, partitions or the like

Abstract

(57)【要約】 【課題】隔壁と蛍光体層とのアライメントフリーを実現
するとともに、隔壁材料の無駄を最小限に抑えてコスト
の低減を図ることを目的とする。 【解決手段】基板21とは別の支持体51の上に、蛍光
体材料からなり縞状に並ぶ平面視帯状の複数の壁体28
1〜283を形成し、壁体の上に電極材料層a1を形成
し、壁体の間の空隙を隔壁材料291で埋め、基板21
と支持体51とを隔壁材料が基板と向き合うようにして
重ね合わせ、壁体281〜283と電極材料層a1と隔
壁材料291とを一括に基板21に転写し、隔壁29と
電極Aと蛍光体層28R,28G,28Bを有した基板
構体20を得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表示パネルの組立
てに用いる基板構体の製造方法、及び基板構体の製造に
用いるシート状転写材料に関する。
【0002】表示パネルの一種であるPDP(プラズマ
ディスプレイパネル)は、カラー画面の実用化を機にテ
レビジョン映像やコンピュータのモニタなどの用途で広
く用いられるようになってきた。いっそうの普及には、
より安価に製造する技術の開発が不可欠である。
【0003】
【従来の技術】カラー表示デバイスとして面放電形式の
AC型PDPが商品化されている。ここでいう面放電形
式とは、壁電荷を利用して点灯状態を維持するAC駆動
において交番に陽極又は陰極となる第1及び第2の主電
極を基板対の一方の内面に平行に配列する形式である。
この形式によれば、カラー表示のための蛍光体層を主電
極対を配置した第1の基板と対向する第2の基板上に設
けることによって、放電時のイオン衝撃による蛍光体層
の劣化を軽減し、長寿命化を図ることができる。
【0004】面放電型のPDPでは、第1及び第2の主
電極がともに行方向に延びるので、列選択のための第3
の電極及び放電空間を列毎に区画する高さ100〜20
0μm程度の隔壁(バリアリブ)が必要である。第3の
電極はアドレス電極と呼称されており、セルの静電容量
を小さくするために第2の基板上に設けられる。隔壁
は、隣り合う列どうしの間の放電結合及び色再現のクロ
ストークを防止するとともに、放電空間の間隙寸法を規
定する役割をもつ。なお、蛍光体層については、発光面
積を大きくする上で、画面と平行な面だけでなく隔壁の
側面をも覆うように形成するのが望ましい。
【0005】このようなPDPは、第1及び第2の基板
のそれぞれについて電極などの所定の構成要素を形成す
る工程、両基板を対向配置して周囲を封止する工程(組
立て工程)、及び内部を清浄化して放電ガスを封入する
工程を経て完成する。表示パネルの製造において、基材
である基板に所定パターンの層を形成し又は基板自体を
加工することによって1以上の構成要素を設けた構造体
は“基板構体”と呼称されている。
【0006】従来の基板構体の製造方法は、基板の上に
構成要素を順に形成していくものであった。すなわち、
一方の基板構体は、第1の基板の上に主電極、誘電体
層、及び保護膜を順に形成することにより製造され、他
方の基板構体は、第2の基板の上にアドレス電極、隔
壁、及び蛍光体層を順に形成することにより製造されて
いた。
【0007】隔壁の形成方法としては、スクリーン印刷
法、サンドブラスト法、フォトリソグラフィ法、及びア
ディティブ法(リフトオフ法、埋込み法ともいう)が知
られている。スクリーン印刷法は、ガラスペーストを重
ねて印刷するものである。サンドブラスト法は、ベタ膜
状に塗布したペーストを研磨材の吹き付けによって部分
的に除去するものである。フォトリソグラフィ法は、感
光性ペーストをベタ膜状に塗布してフォトリソグラフィ
によってパターニングするものである。アディティブ法
は、隔壁のネガパターンに相当するマスクを設け、マス
クの開口部(空隙)にガラスペーストを埋め込んだ後に
マスクを除去するものである。
【0008】また、蛍光体層の形成には、R,G,Bの
3色の蛍光体を規則的に配置する必要から、主としてス
クリーン印刷法が用いられていた。すなわち、各色の配
置に対応した開口パターンの3種のスクリーンを用い
て、1色ずつ順に各色の蛍光体ペーストを隔壁間領域に
塗布する。他のパターン配置手法としては、ディスペン
サー法、及び感光性蛍光体ペーストを用いるフォトリソ
グラフィがある。いずれの手法による場合も、3種の蛍
光体ペーストを塗り分けるように配置して乾燥させた後
に一括に焼成する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の製造方法では、
アドレス電極、隔壁、及び蛍光体層の相対位置精度を確
保する高度のアライメント技術が必要であった。相対位
置がずれるとモアレや色ずれが生じる。
【0010】また、隔壁形成に係わる材料費が高く、こ
のことが低価格化の障害となっていた。スクリーン印刷
法では多数回の重ね印刷を行うのでスクリーンの消耗が
激しい。サンドブラスト法では隔壁材料の大半が切削屑
となる。フォトリソグラフィ法でも感光性ペースト層の
約2/3がエッチングされてしまう。アディティブ法で
は、埋込み用のマスクの材料が最終的に全て除去される
ことになる。加えて、蛍光体層の形成に関しては、スク
リーン印刷精度(版精度)の問題や版寿命の問題が深刻
であり、フォトリソグラフィ法においても感光材の回収
方法にまだまだ問題が残る。また、精度の問題を解決す
ることができたとしても、隔壁で挟まれた溝状の空間に
気泡を巻き込まないように材料を充填するのが極めて難
しく、歩留りが低いという問題は残る。
【0011】さらに、工数が多くかつ時間がかかり、ワ
ークの工程間移動の手間も多いという問題があった。本
発明は、隔壁と蛍光体層とのアライメントフリーを実現
するとともに、隔壁材料の無駄を最小限に抑えてコスト
の低減を図ることを目的としている。他の目的は、電極
と隔壁と蛍光体層とのアライメントフリーを実現するこ
とにある。さらに他の目的は、複数の基板構体の連続的
に製造して1個当たりの製造時間の短縮と工数の低減を
図ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明においては、基板
とは別の支持体の上に蛍光体材料と隔壁材料とをこの順
にパターン配置しておき、支持体から基板へ蛍光体材料
及び隔壁材料を一括に転写する。十分な高さの壁状の蛍
光体材料を縞状に配置し、その壁体の間を埋めるように
隔壁材料を配置すれば、蛍光体層と隔壁との相対位置が
セルフアライメントされることになる。隔壁材料を埋め
込む以前に、蛍光体材料からなる壁体の上面に電極材料
層を設ければ、電極と蛍光体層と隔壁との相対位置がセ
ルフアライメントされる。
【0013】支持体として、ポリエステルフィルム(P
ET)などの可撓性材料を用いることにより、工数の低
減及び製造時間の短縮を図ることができる。すなわち、
予め基板構体の多数個分の転写層を十分に長い帯状のフ
ィルム上に連続形成し、必要に応じてカバーフィルムを
挟んでロールにまとめたシート状転写材料を作製してお
く。そして、所定長のシート状転写材料をロールから引
き出して基板に貼りつけるラミネーション手法によって
転写を行う。不要となったカバーフィルムは貼りつけの
直前に剥がす。これにより材料形成のラインと基板構体
の製造ラインを分断することができ、工場設計の際のタ
クトの調節が可能になることに加え、品質管理が簡便と
なる。
【0014】支持体としてガラス、金属、セラミックな
どの所定の機械的強度を有した剛体を用いれば、転写層
の連続形成の実用化は難しいが、寸法精度及びパターン
の繰り返し位置精度は高くなる。また、平版オフセット
印刷などで使用されるシリコーンゴムに代表される弾性
体を用いれば、位置精度は多少低くなるものの、転写の
安定性が高まる。
【0015】請求項1の発明の方法は、画面以上の大き
さの基板の上に、少なくとも、前記画面を列毎に区画す
る平面視帯状の複数の隔壁と、列選択のための複数の電
極と、各列において前記隔壁の側面及び前記電極の上方
とに跨がって拡がる平面視帯状の蛍光体層とが設けられ
た、表示パネルの組立てに用いる基板構体の製造方法で
あって、前記基板とは別の支持体の上に、蛍光体材料か
らなり縞状に並ぶ平面視帯状の複数の壁体を形成し、前
記壁体の上に電極材料層を形成し、前記壁体の間の空隙
を隔壁材料で埋め、前記基板と前記支持体とを前記隔壁
材料が前記基板と向き合うようにして重ね合わせ、前記
壁体と前記電極材料層と前記隔壁材料とを一括に前記基
板に転写し、前記隔壁と前記電極と前記蛍光体層とを形
成するものである。
【0016】請求項2の発明の製造方法は、前記壁体と
前記電極材料層と前記隔壁材料とを、前記基板に転写し
て前記支持体を取り除いた後に一括に焼成するものであ
る。請求項3の発明の製造方法は、前記支持体として可
燃性部材を用い、前記壁体と前記電極材料層と前記隔壁
材料とを前記基板に転写した後に一括に焼成し、それと
ともに前記支持体を焼失させるものである。
【0017】請求項4の発明の製造方法は、前記壁体の
上に絶縁層を形成した後に、前記電極材料層を形成する
ものである。請求項5の発明の製造方法は、前記基板の
端縁部に、前記支持体と重ね合わせる以前に、前記電極
と外部回路との接続のための引出し配線パターンを形成
しておき、前記基板と前記支持体との重ね合わせに際し
て、前記電極材料層と前記引出し配線パターンとの位置
合わせを行うものである。
【0018】請求項6の発明の製造方法は、前記引出し
配線パターンの少なくとも一部を補助シートで覆ってお
き、前記壁体と前記電極材料層と前記隔壁材料とを前記
基板に転写した後に、前記補助シートを取り除くもので
ある。
【0019】請求項7の発明の製造方法は、前記基板と
は別の支持体の上に、蛍光体材料からなり縞状に並ぶ平
面視帯状の複数の壁体を形成し、前記壁体の間の空隙を
隔壁材料で埋め、前記電極が配列された状態の前記基板
と前記支持体とを、前記隔壁材料が前記基板と向き合う
ようにして重ね合わせ、前記壁体と前記隔壁材料とを一
括に前記基板に転写し、前記隔壁と前記蛍光体層とを前
記基板上に形成するものである。
【0020】請求項8の発明の製造方法は、前記壁体と
前記隔壁材料とを、前記基板に転写して前記支持体を取
り除いた後に一括に焼成するものである。請求項9の発
明の製造方法は、前記支持体として可燃性部材を用い、
前記壁体と前記隔壁材料とを前記基板に転写した後に一
括に焼成し、それとともに前記支持体を焼失させるもの
である。
【0021】請求項10の発明の製造方法は、前記支持
体として、前記壁体の形成領域に平面視帯状の突起を有
した部材を用い、前記突起に重ねて前記壁体を形成する
ものである。
【0022】請求項11の発明の製造方法は、前記突起
に対応した形状の溝が設けられた器具を用いて感光性材
料を前記支持体の上に成形配置して露光を行うことによ
って、前記突起を形成するものである。
【0023】請求項12の発明の製造方法は、前記支持
体として、ロール状にすることのできる可撓性を有した
フィルムを用いるものである。請求項13の発明の製造
方法は前記支持体として剛性体を用いるものである。
【0024】請求項14の発明の製造方法は前記支持体
として弾性体を用いるものである。請求項15の発明の
製造方法は、前記支持体として表面が樹脂でコーティン
グされた部材を用い、前記樹脂を軟化させた状態で前記
支持体を前記基板から剥離するものである。
【0025】請求項16の発明の製造方法は、感光性を
有した蛍光体材料を用い、フォトリソグラフィによって
前記壁体を形成するものである。請求項17の発明の製
造方法は、前記支持体として透光性部材を用い、前記壁
体の形成領域が開口部となる遮光層を前記支持体に形成
し、前記遮光層と開口部の配列ピッチが異なるマスクを
前記支持体の裏側に配置し、前記支持体の表側にベタ膜
状に塗布した前記蛍光体材料を裏側から部分的に露光し
て現像する処理を1回以上行って前記壁体を形成するも
のである。
【0026】請求項18の発明の製造方法は、蛍光体材
料を前記壁体の断面に対応する吐出口を有した器具を用
いて塗布することによって前記壁体を形成するものであ
る。請求項19の発明の製造方法は、発光色の異なる複
数種の蛍光体材料を同時に塗布し、種類の異なる蛍光体
材料の塗布層どうしの境界の近辺を除去することによっ
て前記壁体を形成するものである。
【0027】請求項20の発明の製造方法は、前記壁体
を整形する加工処理を行うものである。請求項21の発
明の製造方法は、前記支持体の上に前記隔壁に対応した
形状のダミー壁体を設け、前記ダミー壁体の空隙を蛍光
体材料で埋めた後に前記ダミー壁体を取り除くことによ
って前記壁体を形成するものである。
【0028】請求項22の発明の製造方法は、前記ダミ
ー壁体を水溶性材料によって形成し、水に溶解させるこ
とによって前記ダミー壁体を取り除くものである。請求
項23の発明の製造方法は、前記ダミー壁体に対応した
形状の溝が設けられた器具を用いて感光性材料を前記支
持体の上に成形配置して露光を行うことによって、前記
ダミー壁体を形成するものである。
【0029】請求項24の発明の製造方法は、前記ダミ
ー壁体を整形する加工処理を行うものである。請求項2
5の発明の材料は、画面以上の大きさの基板の上に、少
なくとも、前記画面を列毎に区画する平面視帯状の複数
の隔壁と、列選択のための複数の電極と、各列において
前記隔壁の側面及び前記電極の上方とに跨がって拡がる
平面視帯状の蛍光体層とが設けられた表示パネルの組立
てに用いる基板構体、を製造するためのシート状転写材
料であって、蛍光体材料からなり縞状に並ぶ平面視帯状
の複数の壁体と、前記壁体の上面を覆う電極材料層と、
前記壁体の間の空隙を埋める隔壁材料とが設けられた支
持体が複数繋がった可撓性部材であり、ロール状とされ
たものである。
【0030】請求項26の発明の材料は、前記各支持体
の一部を覆う転写防止用の補助シートを巻き込んだ状態
でロール状とされたものである。請求項27の発明の材
料は、蛍光体材料からなり縞状に並ぶ平面視帯状の複数
の壁体と、前記壁体の間の空隙を埋める隔壁材料とが設
けられた支持体が複数繋がった可撓性部材であり、ロー
ル状とされたものである。
【0031】請求項28の発明の基板構体は請求項1の
発明を適用して製造されたものであり、請求項29の発
明の基板構体は請求項7の発明を適用して製造されたも
のである。
【0032】本明細書において、基板構体とは、画面以
上の大きさの板状の支持体と他の少なくとも1種のパネ
ル構成要素とからなる構造体を意味する。基板に複数種
のパネル構成要素を設ける製造過程において、1以上の
パネル構成要素の形成を終えた後の各段階の基板を主体
とする仕掛品は基板構体である。
【0033】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るPDP1の電
極配列を示す平面図である。例示のPDP1は、対をな
す第1及び第2の主電極X,Yが平行配置され、各セル
Cにおいて主電極X,Yと第3の電極としてのアドレス
電極Aとが交差する3電極面放電構造のAC型PDPで
ある。主電極X,Yはともに画面ESの行方向(水平方
向)に延び、一方の主電極Yはアドレッシングに際して
行単位にセル(表示素子)Cを選択するためのスキャン
電極として用いられる。アドレス電極Aは列方向(垂直
方向)に延びており、列単位にセルCを選択するための
データ電極として用いられる。基板面のうちの主電極群
とアドレス電極群とが交差する範囲が画面(表示領域)
ESとなる。
【0034】図2は本発明に係るPDPの内部構造を示
す分解斜視図である。PDP1は一対の基板構体10,
20からなる。PDP1において、主電極X,Yは前面
側の基板構体10の基材であるガラス基板11の内面
に、行毎に一対ずつ配列されている。行は水平方向のセ
ル列である。主電極X,Yは、それぞれが透明導電膜4
1と金属膜(バス導体)42とからなり、厚さ30μm
程度の誘電体層17で被覆されている。誘電体層17の
表面にはマグネシア(MgO)からなる厚さ数千オング
ストロームの保護膜18が設けられている。アドレス電
極Aは、背面側の基板構体20の基材であるガラス基板
21の内面に配列されており、その上面は絶縁層27に
よって被覆されている。各アドレス電極Aの間に1つず
つ高さ150μmの平面視直線帯状の隔壁29が設けら
れており、これらの隔壁29によって放電空間30が行
方向に列毎に区画され、且つ放電空間30の間隙寸法が
規定されている。そして、アドレス電極Aの上方及び隔
壁29の側面を含めて背面側の内面を被覆するように、
カラー表示のためのR,G,Bの3色の蛍光体層28
R,28G,28Bが設けられている。放電空間30に
は主成分のネオンにキセノンを混合した放電ガスが充填
されており、蛍光体層28R,28G,28Bは放電時
にキセノンが放つ紫外線によって局部的に励起されて発
光する。表示の1ピクセル(画素)は行方向に並ぶ3個
のサブピクセルで構成される。各サブピクセル内の構造
体がセルである。隔壁29の配置パターンがストライプ
パターンであることから、放電空間30のうちの各列に
対応した部分は全ての行に跨がって列方向に連続してい
る。
【0035】PDP1では、各セルの点灯/非点灯を設
定するアドレッシングに、アドレス電極Aと主電極Yと
が用いられる。すなわち、N本(Nは行数)の主電極Y
に対して1本ずつ順にスキャンパルスを印加することに
よって画面走査が行われ、主電極Yと表示内容に応じて
選択されたアドレス電極Aとの間で生じる対向放電(ア
ドレス放電)によって、行毎に所定の帯電状態が形成さ
れる。アドレッシングの後、主電極Xと主電極Yとに交
互に所定波高値のサステインパルスを印加すると、アド
レッシングの終了時点で適量の壁電荷が存在したセルに
おいて、基板面に沿った面放電が生じ、蛍光体層28
R,28G,28Bが発光する。
【0036】以上の構成のPDP1は、各ガラス基板1
1,21について別個に所定の構成要素を設けて前面側
及び背面側の基板構体10,20を作製し、両基板構体
10,20を重ね合わせて対向間隙の周縁を封止し、内
部の排気及び放電ガスの充填を行う一連の工程によって
製造される。以下、本発明を適用した基板構体20の作
製の要領を説明する。 〔第1実施形態〕図3は第1実施形態の製造工程説明図
である。
【0037】(A)ガラス基板21とは別の支持体51
の表面に、蛍光体材料からなる平面視帯状の3種の壁体
281,282,283を縞状に並べて形成する。形成
手法は後述する。各壁体281,282,283は順に
上述の蛍光体層28R,28G,28Bに対応し、これ
らの配列ピッチは行方向のセルピッチである。壁体28
1〜283の高さは、焼成時の収縮を見込んで所望高さ
の隔壁29が得られるように選定する。具体的には20
0μm程度とする。蛍光体材料は、蛍光体粒子と有機バ
インダとを含む混合物であり、形成手法によって感光
剤、可撓性を与える可塑剤、焼成後の形状を調整する物
質(分散剤、結着剤)を添加する。
【0038】(B)各壁体281,282,283の上
に絶縁層271を形成する。すなわち、低融点ガラス、
セラミックス、又はこれらの混ざった固形粉体と有機バ
インダとの混合物を、ロールコータ又はスクリーンを用
いて塗布する。その際に膜厚調整などの目的で溶剤によ
る希釈を行う。この工程は、アドレス電極と蛍光体層と
の隔離、又は背面側に誘電体層を設ける場合に行われ
る。PDPの構造の上で上述の絶縁層27が不要の場合
にはこの工程を省略する。アドレス電極と蛍光体層との
隔離は、電極材料が蛍光体中に拡散してしまう場合、電
極間の絶縁抵抗が低下する場合などにおいて必要とな
る。
【0039】(C)各壁体281,282,283の上
の絶縁層271に重ねて電極材料層a1を形成する。例
えば、銀ペーストに代表される導電性ペーストを塗布す
る。 (D)隣接する壁体281〜283どうしの間の空隙
(平面視帯状の溝)を埋めるように隔壁材料291を塗
布する。図示のとおり電極材料層a1を覆うように塗布
すれば、空隙を容易かつ確実に埋めつくすことができ
る。ただし、図4のようにちょうど溝を埋める量の隔壁
材料291を塗布してもよい。つまり、必ずしも電極材
料層a1の上面を覆う必要はない。隔壁材料としては、
低融点ガラス、セラミックス、これらの混ざった固形粉
体と有機バインダとの混合物を挙げることができる。可
撓性を与える可塑剤、焼成後の形状を調整する物質(分
散剤、結着剤)を添加してもよい。
【0040】(E)隔壁材料291とガラス基板21と
が向き合うようにして支持体51とガラス基板21とを
重ね合わせ、(A)〜(D)の工程で設けた積層体を支
持体51からガラス基板へ転写する。
【0041】(F)支持体51を取り除く。 (G)隔壁材料291、電極材料層a1、及び壁体28
1〜283を一括に焼成し、隔壁29、アドレス電極
A、及び蛍光体層28R,28G,28Bを形成する。
このとき同時に絶縁層27も形成される。
【0042】以上の製造方法によれば、隔壁29、アド
レス電極A、及び蛍光体層28R,28G,28Bがセ
ルフアライメントされるので、高度のアライメント技術
によらずに高品位の表示を実現することができる。
【0043】図5は電極を分割形成する場合の転写の要
領を示す図である。PDPと駆動回路との接続に際し
て、アドレス電極Aはガラス基板21の列方向の端部に
おいてフレキシブルケーブル90と接続される。フレキ
シブルケーブル90の圧着の信頼性を高めるため、アド
レス電極Aを4〜6程度のグループに分けてグループ毎
に圧着が行われる。例えば、画面ESがXGA仕様の場
合、アドレス電極総数は1024×3であり、図のよう
に列方向の両側に接続端子を振る分ける構成での1グル
ープのアドレス電極数は250〜400程度である。行
方向に複数のフレキシブルケーブル90を並べる必要か
ら、接続端子の配列ピッチは画面ES内のアドレス電極
ピッチより小さい。このため、画面の外側には、各アド
レスデ電極Aを適当に屈曲させた引出し配線パターンA
Lが設けられる。
【0044】図5が示す方法は、予めガラス基板21に
アドレス電極Aのうちの引出し配線パターンALの部分
だけを形成しておき、他の部分を支持体51からの転写
によって形成するものである。支持体51には直線帯状
の電極材料層a1を設けておけばよい。このことは後述
のようにシート状の支持体に基板構体の多数個分の積層
体を連続形成する場合にその形成を容易にする。画面E
Sに相当する範囲に電極材料層a1を設けておくことも
可能であるが、図5(B)のように引出し配線パターン
ALと重なる広範囲に電極材料層a1を含む積層体を設
けておき、補助シート95を用いて必要範囲のみに限っ
て電極材料層a1を転写すれば生産性が高まる。引出し
配線パターンALにおける重ね合わせ部分を露出させる
ように、補助シート95で画面ESの外側の領域E95
を覆い、それによって電極材料層a1及び壁体を含む支
持体51上の積層体(転写層)の転写を部分的に防止す
るのである。転写においては、支持体51の電極材料層
a1と引出し配線パターンALとのアライメントを行
う。
【0045】図6はシート状転写材料を用いた転写の模
式図である。ガラス基板21の行方向の寸法に対応した
幅の十分に長い帯状の可撓性部材(例えばポリエチレン
フィルム)の上に、図3の(A)〜(D)の手順で積層
体(転写層)を連続的に形成する。そして、積層体を形
成した可撓性部材を補助シート95及び図示しないカバ
ーフィルムを挟んでロール状にまとめ、シート状転写材
料510を準備しておく。
【0046】所定長のシート状転写材料510をロール
から引き出して引出し配線パターンALを有するガラス
基板21と重ねる。重ねた後、又は重ねる直前にシート
状転写材料510のカッティングを行う。カッティング
された可撓性部材が本発明の支持体51aに相当する。
ラミネータを用いてシート状転写材料510をガラス基
板21に圧着し、電極材料層a1を含む積層体をガラス
基板21に転写する。圧着に際しては必要に応じて加熱
してもよい。
【0047】図7は焼成工程の変形例を示す図である。
図3の例では支持体51を取り除いて焼成を行ったが、
可燃性の支持体51bを用いた場合には、支持体51b
を残した状態で焼成を開始しても背面側の基板構体20
bを得ることができる。隔壁29及び蛍光体層28R,
28G,28Bの焼成温度以下で熱分解(焼失)をする
材料を支持体51bに選べば、支持体51bの除去を省
略して工程数を低減することができるだけでなく、剥離
が容易という条件がなくなる。支持体51bは積層体と
の密着力がパターニングに耐える程度に保たれるもので
あればよい。このような支持体としては、蛍光体材料、
隔壁材料などに用いられている有機物バインダと同程度
又はそれよりも分子量の小さいアクリル樹脂、ニトロセ
ルロースに代表される自己昇華性の有機材料が挙げられ
る。
【0048】図8は第2実施形態の製造工程説明図であ
る。本実施形態は蛍光体層28R,28G,28Bの断
面形状を強制的に調整することを目的としている。
【0049】(A)支持体52の蛍光体層形成領域に平
面視帯状の突起62を形成する。 (B)突起62に重ねて、蛍光体材料からなる平面視帯
状の3種の壁体284,285,286を縞状に並べて
形成する。
【0050】以降は図3の第1実施形態と同様に、
(C)各壁体284〜286の上に絶縁層272を形成
し、(D)絶縁層272に重ねて電極材料層a2を形成
し、(E)隣接する壁体284〜286どうしの間の空
隙を埋めるように隔壁材料292を塗布し、(F)支持
体52からガラス基板21へ積層体を転写し、(G)支
持体52及び突起62を取り除き、(H)一括焼成を行
って隔壁29、アドレス電極A、及び蛍光体層28R,
28G,28Bを有した基板構体20cを得る。
【0051】突起62を形成することにより、壁体28
4〜286の断面形状は、焼成後の形状に近いものとな
る。蛍光体の充填率が上がり、稠密な蛍光体層28R,
28G,28Bを形成することができる。また、焼成収
縮が大きく且つ蛍光体の充填率も大きいという蛍光体材
料に対する相反した要求を緩和することができる。
【0052】図9は第3実施形態の製造工程説明図であ
る。本実施形態は、ガラス基板21の上にアドレスデ電
極A又はそれに相当するパターンの電極材料層を設けて
おくものである。
【0053】(A)支持体53の蛍光体層形成領域に平
面視帯状の突起63を形成する。ただし、この工程は省
略してもよい。 (B)突起63に重ねて、蛍光体材料からなる平面視帯
状の3種の壁体287,288,289を縞状に並べて
形成する。
【0054】(C)隣接する壁体287〜289どうし
の間の空隙を埋めるように隔壁材料292を塗布する。
壁体287,288,289を覆うように塗布すれば、
空隙を容易かつ確実に埋めつくすことができるととも
に、絶縁層27を形成するための固有の工程が不要とな
る。ただし、図4の例と同様にちょうど溝を埋める量の
隔壁材料293を塗布してもよい。
【0055】(D)アドレス電極Aの設けられたガラス
基板21に支持体53から積層体を転写する。 (G)支持体53及び突起63を取り除く。 (F)一括焼成を行って隔壁29、アドレス電極A、及
び蛍光体層28R,28G,28Bを有した基板構体2
0dを得る。
【0056】図10はシート状転写材料を用いた転写の
模式図である。予めガラス基板21に電極を形成してお
く場合にも、図6の例と同様にロールにまとめたシート
状転写材料530を用意しておけば、生産性を高めるこ
とができる。シート状転写材料530を巻く段階で補助
シート96をはさみ込んでおけば、壁体287を含む積
層体をガラス基板21の所望領域ES’のみに転写する
ことができる。
【0057】図11は焼成工程の変形例を示す図であ
る。支持体53a及び突起63aを可燃性とすることに
より、これらを取り除くことなく焼成を行って背面側の
基板構体20eを得ることができる。
【0058】図12は蛍光体材料からなる壁体の形成方
法の第1例を示す図である。 (A)透光性の支持体54の上に蛍光体層28R,28
G,28Bを形成すべき領域が開口となるエマルジョン
又は薄膜からなる遮光パターン64を設ける。第1の色
(ここではR)の感光性蛍光体材料2810をベタ膜状
に塗布する。3色のうちのRの蛍光体層28Rを形成す
べき領域が開口となる遮光マスク71を支持体54の背
面側に配置し、背面側から全面露光を行う。遮光マスク
71の開口を遮光パターン64の開口より大きくしてお
くことにより、遮光マスク71のアライメントが容易に
なる。遮光パターン64は感光性蛍光体材料2810と
密着しているので、支持体54の厚さ、遮光マスク72
と支持体54とのクリアランスの影響を受けず、キレの
よいパターニングが可能である。また、背面側から露光
するので、支持体54と遮光マスク71との密着性も向
上し、壁体の側壁形状を光の減衰を利用して調整するこ
とができる。
【0059】シート状の支持体を用いた場合における感
光性蛍光体材料の塗布方法としては、シートを定盤上で
ランニングさせ、シート上に蛍光体材料を滴下し、ドク
ターブレードで薄膜化する方法や、ロールコータ、スロ
ットコータを利用する方法がある。感光性蛍光体シート
をラミネートする手法を採用してもよい。露光に関して
は、露光マスクを介したプロキシミティ露光に代えてレ
ーザ直描を行うこともできる。それによれば、任意の形
状のパターニングも容易である。現像に関してはスプレ
ー現像が好適である。このように支持体がシート状であ
れば、壁体の連続形成が可能である。
【0060】(B)Rの感光性蛍光体材料2810を現
像した後、第2の色(ここではG)の感光性蛍光体材料
2820をベタ膜状に塗布する。3色のうちのGの蛍光
体層28Gを形成すべき領域が開口となる遮光マスク7
2を支持体54の背面側に配置し、全面露光を行う。こ
のとき、遮光マスク71を行方向にずらして配置し、遮
光マスク72としてもよい。
【0061】(C)同様に第3の色(ここではB)につ
いても感光性蛍光体材料層をフォトリソグラフィでパタ
ーニングすることにより、壁体281〜283が得られ
る。図13は蛍光体材料からなる壁体の形成方法の第2
例を示す図である。
【0062】(A)支持体55の上に壁体281〜28
3のネガパターンに相当する形状のダミー壁体65を形
成する。 (B)ダミー壁体65どうしの間の空隙に所定色の蛍光
体材料を充填する。充填方法としてはディスペンサが最
適である。
【0063】(C)ダミー壁体65を、エッチング、サ
ンドブラスト、バイトによる切削などの適当な手法で取
り除く。図14はダミー壁体の形成方法の第1例を示す
図である。
【0064】支持体55にドクターブレードなどの手法
でベタ膜状に感光性材料(例えば紫外線硬化樹脂)65
0を塗布する。所定形状の溝121を並べて形成した透
光性の治具120を重ねた状態で支持体55を溝121
の長さ方向に引き出し、溝121によって感光性材料6
50を成形する。溝121の出口側の領域EEで露光を
行い、成形後の感光性材料650を硬化させる。感光性
材料650の塗布、成形、及び露光は連続的に行うこと
ができるので、この形成方法は上述のシート状転写材料
の作製に適用することができる。
【0065】図15はダミー壁体の形成方法の第2例を
示す図である。上述の第1例と同様に、溝221を有し
た冶具220を用いて機械的圧力によってベタ膜状の材
料650aを所定形状に成形する。強度を適度に選定す
れば成形後の材料650aを硬化させることなくそのま
まダミー壁体65aとして用いることができる。成形を
容易にするため、冶具220又は支持体を加熱するか、
材料650aを温めておき、成形途中で冷却してもよ
い。この形成方法もシート状転写材料の作製に適用する
ことができる。
【0066】以上の実施形態において、支持体51,5
2に剥離(離型)のための表面処理を施してもよい。支
持体51,52には離型性に優れることが求められる
が、一方では積層体との密着性も求められるので、全工
程の歩留りを考慮して離型性と密着性とのバランスをと
ることが必要となる。離型処理としては、シリカコー
ト、シリコーンコート、フッ素コートを挙げることがで
き、密着性とのバランスの観点からカップリング剤(シ
ランカップリング剤等)その他を添加するのは有用であ
る。支持体51,52の表面に、ガラス転移点が少なく
とも50℃以下の樹脂材料をコーティングすることも離
型のための処理の一例である。転写後に支持体51,5
2を加熱してコーティング樹脂を軟化させることによ
り、離型が容易になる。一般に、樹脂はガラス転移点付
近の温度から流体的な様相を呈し粘着性を有する。昇温
とともに樹脂自体の粘度が低下して機械強度は減少す
る。したがって、樹脂材料を適切に選べば、支持体5
1,52の上の層をパターニングする際には適度の粘着
性を有するようにして密着性を確保し、転写後にはガラ
ス基板21全体を加熱(暖める程度が理想)して容易に
支持体51,52を取り除くことができる。なお、コー
ティング剤としては、粘着力や温度に対する粘度の変化
などの諸性質を調整するため、耐火性酸化物やガラス転
移点の異なる複数の樹脂を添加してもよい。
【0067】蛍光体材料からなる壁体281〜283の
他の形成手法として、ディスペンサ又はスリツト孔を設
けた治具によりぺ一ストを定量的に滴下する手法があ
る。各色の蛍光体ペーストをそれぞれに対応するディス
ペンサ吐出口、又は各色に対応する部分に開けられたス
リット孔から吐出させてパターンを形成する。ぺ一スト
のダレによるパターン変形を抑えるため、最初にチクソ
性の高いペーストを滴下してパターンを形成した後、そ
のパターンに溶剤を吸わせるような別のぺ一ストで高さ
を確保する手法も好ましい。ディスペンサを使用する場
合には、複数のディスペンサを行方向に並べてもよい
し、ピッチの関係でそれができなければ前後又は斜めに
並べてもよい。スリツト孔の治具としては、スクリーン
印刷法に使用するスクリーン版を用いてもよいし、通常
のスクリーン印刷の方式を用いてもよ。使用する印刷版
に関しては、スクリーンメッシユ版の他、メッシユの無
いメタル版を使用してもよい。
【0068】所定ピッチで並ぶスリット又は孔から3色
のぺ一ストを同時に吐出させ、ストライプ状に隣接配列
された蛍光体材料層を形成した後、各色の境界を切削す
ることにより蛍光体層を形成する方法は生産性に優れ
る。この方法を採用する際には、各色の蛍光体が交じり
合わないような材量構成にするか、溶剤として速乾性の
高いものを使用することが望ましい。切削する手段とし
ては、ダイシングソーのようなものを使用してもよい
し、研削用のバイトを使用してもよい。この場合、作業
のタクトを高めるために、複数の切削具を並べて用いる
切削方式が最もよい。壁体形成の補助的手法として、壁
体281〜283の側面、上面部又は壁体間の面をブラ
シ又は微細な砥石で研磨する方法がある。壁体のバリや
壁体間の残査はブラシにより除去可能であり、必要に応
じて側面形状の研磨に際して壁体のネガに相当する凸部
をもった砥石を使用する。このような砥石は、例えば金
属加工を施した金型の表面に研磨材を有機ビヒクルに分
散させた材料を塗布して作製することができる。なお、
このような研磨による整形は、上述のダミー壁体65,
65aにも適用可能である。
【0069】ダミー壁体65,65aの材料として水溶
性材料(例えばPVA)を使用し、蛍光体材料として非
水性のバインダ材料(例えばアクリル樹脂)を使用する
こともできる。 ダミー壁体65,65aを形成する他
の方法としてディスペンサ法がある。ペーストをディス
ペンサの吐出口から吐出させるのである。ぺ一ストのダ
レによるパターン変形を抑えるため、最初にチクソ性の
高いペーストを滴下してパターンを形成した後、そのパ
ターンに溶剤を吸わせるような別のぺ一ストで高さを確
保する手法も好ましい。
【0070】上述の実施形態では補助シート95,96
を用いて引出し配線パターンALへの転写を避けるもの
として説明したが、画面ESの外側については引出し配
線パターンALと同様のパターンの壁体や隔壁材料層を
形成し、焼成後に隔壁29及び蛍光体層28R,28
G,28Bのうちの引出し配線パターンALを覆う部分
を除去して引出し配線パターンALを露出させてもよ
い。
【0071】その他、各工程の内容は本発明の主旨にそ
った範囲内で適宜変更することができる。面放電型PD
P以外の表示パネルの基板構体の製造にも本発明は適用
可能である。
【0072】
【発明の効果】請求項1乃至請求項27の発明によれ
ば、隔壁と蛍光体層とのアライメントフリーを実現する
とともに、隔壁材料の無駄を最小限に抑えてコストの低
減を図ることができる。特に請求項1乃至請求項6の発
明によれば、電極と隔壁と蛍光体層とのアライメントフ
リーも実現することができる。
【0073】請求項12、請求項25、請求項26、又
は請求項27の発明によれば、複数の基板構体の連続的
に製造して1個当たりの製造時間の短縮と工数の低減を
図ることができる。
【0074】請求項28又は請求項29の発明によれ
ば、安価な表示パネルを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るPDPの電極配列の概要を示す平
面図である。
【図2】本発明に係るPDPの内部構造を示す分解斜視
図である。
【図3】第1実施形態の製造工程説明図である。
【図4】隔壁材料の充填の他の例を示す図である。
【図5】電極を分割形成する場合の転写の要領を示す図
である。
【図6】シート状転写材料を用いた転写の模式図であ
る。
【図7】焼成工程の変形例を示す図である。
【図8】第2実施形態の製造工程説明図である。
【図9】第3実施形態の製造工程説明図である。
【図10】シート状転写材料を用いた転写の模式図であ
る。
【図11】焼成工程の変形例を示す図である。
【図12】蛍光体材料からなる壁体の形成方法の第1例
を示す図である。
【図13】蛍光体材料からなる壁体の形成方法の第2例
を示す図である。
【図14】ダミー壁体の形成方法の第1例を示す図であ
る。
【図15】ダミー壁体の形成方法の第2例を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 PDP(表示パネル) 20,20a〜20e 基板構体 ES 画面 28R,28G,28B 蛍光体層 29 隔壁 A アドレス電極(電極) 51,52 支持体 281〜283 壁体 291 隔壁材料 510,530 シート状転写材料 a1 電極材料層
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 17/16 H01J 17/16 (72)発明者 渡海 章 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 (72)発明者 別井 圭一 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内 Fターム(参考) 5C027 AA01 AA05 AA09 5C028 FF16 GG16 5C040 DD03 DD07 DD09 DD13 5C094 AA08 AA09 AA43 AA44 AA48 BA12 BA31 BA32 CA19 DA13 DA14 DB01 DB02 EC04 FB01 GB01

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画面以上の大きさの基板の上に、少なくと
    も、前記画面を列毎に区画する平面視帯状の複数の隔壁
    と、列選択のための複数の電極と、各列において前記隔
    壁の側面及び前記電極の上方とに跨がって拡がる平面視
    帯状の蛍光体層とが設けられた、表示パネルの組立てに
    用いる基板構体の製造方法であって、 前記基板とは別の支持体の上に、蛍光体材料からなり縞
    状に並ぶ平面視帯状の複数の壁体を形成し、 前記壁体の上に電極材料層を形成し、 前記壁体の間の空隙を隔壁材料で埋め、 前記基板と前記支持体とを前記隔壁材料が前記基板と向
    き合うようにして重ね合わせ、前記壁体と前記電極材料
    層と前記隔壁材料とを一括に前記基板に転写し、前記隔
    壁と前記電極と前記蛍光体層とを形成することを特徴と
    する表示パネルの組立てに用いる基板構体の製造方法。
  2. 【請求項2】前記壁体と前記電極材料層と前記隔壁材料
    とを、前記基板に転写して前記支持体を取り除いた後に
    一括に焼成する請求項1記載の表示パネルの組立てに用
    いる基板構体の製造方法。
  3. 【請求項3】前記支持体として可燃性部材を用い、 前記壁体と前記電極材料層と前記隔壁材料とを前記基板
    に転写した後に一括に焼成し、それとともに前記支持体
    を焼失させる請求項1記載の表示パネルの組立てに用い
    る基板構体の製造方法。
  4. 【請求項4】前記壁体の上に絶縁層を形成した後に、前
    記電極材料層を形成する請求項1乃至請求項3のいずれ
    かに記載の表示パネルの組立てに用いる基板構体の製造
    方法。
  5. 【請求項5】前記基板の端縁部に、前記支持体と重ね合
    わせる以前に、前記電極と外部回路との接続のための引
    出し配線パターンを形成しておき、 前記基板と前記支持体との重ね合わせに際して、前記電
    極材料層と前記引出し配線パターンとの位置合わせを行
    う請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の表示パネル
    の組立てに用いる基板構体の製造方法。
  6. 【請求項6】前記引出し配線パターンの少なくとも一部
    を補助シートで覆っておき、 前記壁体と前記電極材料層と前記隔壁材料とを前記基板
    に転写した後に、前記補助シートを取り除く請求項1乃
    至請求項5のいずれかに記載の表示パネルの組立てに用
    いる基板構体の製造方法。
  7. 【請求項7】画面以上の大きさの基板の上に、少なくと
    も、前記画面を列毎に区画する平面視帯状の複数の隔壁
    と、列選択のための複数の電極と、各列において前記隔
    壁の側面及び前記電極の上方とに跨がって拡がる平面視
    帯状の蛍光体層とが設けられた、表示パネルの組立てに
    用いる基板構体の製造方法であって、 前記基板とは別の支持体の上に、蛍光体材料からなり縞
    状に並ぶ平面視帯状の複数の壁体を形成し、 前記壁体の間の空隙を隔壁材料で埋め、 前記電極が配列された状態の前記基板と前記支持体と
    を、前記隔壁材料が前記基板と向き合うようにして重ね
    合わせ、前記壁体と前記隔壁材料とを一括に前記基板に
    転写し、前記隔壁と前記蛍光体層とを前記基板上に形成
    することを特徴とする表示パネルの組立てに用いる基板
    構体の製造方法。
  8. 【請求項8】前記壁体と前記隔壁材料とを、前記基板に
    転写して前記支持体を取り除いた後に一括に焼成する請
    求項7記載の表示パネルの組立てに用いる基板構体の製
    造方法。
  9. 【請求項9】前記支持体として可燃性部材を用い、 前記壁体と前記隔壁材料とを前記基板に転写した後に一
    括に焼成し、それとともに前記支持体を焼失させる請求
    項7記載の表示パネルの組立てに用いる基板構体の製造
    方法。
  10. 【請求項10】前記支持体として、前記壁体の形成領域
    に平面視帯状の突起を有した部材を用い、 前記突起に重ねて前記壁体を形成する請求項1乃至請求
    項9のいずれかに記載の表示パネルの組立てに用いる基
    板構体の製造方法。
  11. 【請求項11】前記突起に対応した形状の溝が設けられ
    た器具を用いて感光性材料を前記支持体の上に成形配置
    して露光を行うことによって、前記突起を形成する請求
    項10記載の表示パネルの組立てに用いる基板構体の製
    造方法。
  12. 【請求項12】前記支持体として、ロール状にすること
    のできる可撓性を有したフィルムを用いる請求項1乃至
    請求項11のいずれかに記載の表示パネルの組立てに用
    いる基板構体の製造方法。
  13. 【請求項13】前記支持体として剛性体を用いる請求項
    1乃至請求項11のいずれかに記載の表示パネルの組立
    てに用いる基板構体の製造方法。
  14. 【請求項14】前記支持体として弾性体を用いる請求項
    1乃至請求項11のいずれかに記載の表示パネルの組立
    てに用いる基板構体の製造方法。
  15. 【請求項15】前記支持体として表面が樹脂でコーティ
    ングされた部材を用い、 前記樹脂を軟化させた状態で前記支持体を前記基板から
    剥離する請求項2又は請求項8記載の表示パネルの組立
    てに用いる基板構体の製造方法。
  16. 【請求項16】感光性を有した蛍光体材料を用い、フォ
    トリソグラフィによって前記壁体を形成する請求項1乃
    至請求項15のいずれかに記載の表示パネルの組立てに
    用いる基板構体の製造方法。
  17. 【請求項17】前記支持体として透光性部材を用い、 前記壁体の形成領域が開口部となる遮光層を前記支持体
    に形成し、 前記遮光層と開口部の配列ピッチが異なるマスクを前記
    支持体の裏側に配置し、前記支持体の表側にベタ膜状に
    塗布した前記蛍光体材料を裏側から部分的に露光して現
    像する処理を1回以上行って前記壁体を形成する請求項
    16記載の表示パネルの組立てに用いる基板構体の製造
    方法。
  18. 【請求項18】蛍光体材料を前記壁体の断面に対応する
    吐出口を有した器具を用いて塗布することによって前記
    壁体を形成する請求項1乃至請求項15のいずれかに記
    載の表示パネルの組立てに用いる基板構体の製造方法。
  19. 【請求項19】発光色の異なる複数種の蛍光体材料を同
    時に塗布し、種類の異なる蛍光体材料の塗布層どうしの
    境界の近辺を除去することによって前記壁体を形成する
    請求項18記載の表示パネルの組立てに用いる基板構体
    の製造方法。
  20. 【請求項20】前記壁体を整形する加工処理を行う請求
    項1乃至請求項19のいずれかに記載の表示パネルの組
    立てに用いる基板構体の製造方法。
  21. 【請求項21】前記支持体の上に前記隔壁に対応した形
    状のダミー壁体を設け、 前記ダミー壁体の空隙を蛍光体材料で埋めた後に前記ダ
    ミー壁体を取り除くことによって前記壁体を形成する請
    求項1乃至請求項15のいずれかに記載の表示パネルの
    組立てに用いる基板構体の製造方法。
  22. 【請求項22】前記ダミー壁体を水溶性材料によって形
    成し、水に溶解させることによって前記ダミー壁体を取
    り除く請求項21記載の表示パネルの組立てに用いる基
    板構体の製造方法。
  23. 【請求項23】前記ダミー壁体に対応した形状の溝が設
    けられた器具を用いて感光性材料を前記支持体の上に成
    形配置して露光を行うことによって、前記ダミー壁体を
    形成する請求項21記載の表示パネルの組立てに用いる
    基板構体の製造方法。
  24. 【請求項24】前記ダミー壁体を整形する加工処理を行
    う請求項21乃至請求項23のいずれかに記載の表示パ
    ネルの組立てに用いる基板構体の製造方法。
  25. 【請求項25】画面以上の大きさの基板の上に、少なく
    とも、前記画面を列毎に区画する平面視帯状の複数の隔
    壁と、列選択のための複数の電極と、各列において前記
    隔壁の側面及び前記電極の上方とに跨がって拡がる平面
    視帯状の蛍光体層とが設けられた表示パネルの組立てに
    用いる基板構体、を製造するためのシート状転写材料で
    あって、 蛍光体材料からなり縞状に並ぶ平面視帯状の複数の壁体
    と、前記壁体の上面を覆う電極材料層と、前記壁体の間
    の空隙を埋める隔壁材料とが設けられた支持体が複数繋
    がった可撓性部材であり、ロール状とされたことを特徴
    とする表示パネルの組立てに用いる基板構体の製造のた
    めのシート状転写材料。
  26. 【請求項26】前記各支持体の一部を覆う転写防止用の
    補助シートを巻き込んだ状態でロール状とされた請求項
    25記載の表示パネルの組立てに用いる基板構体の製造
    のためのシート状転写材料。
  27. 【請求項27】画面以上の大きさの基板の上に、少なく
    とも、前記画面を列毎に区画する平面視帯状の複数の隔
    壁と、列選択のための複数の電極と、各列において前記
    隔壁の側面及び前記電極の上方とに跨がって拡がる平面
    視帯状の蛍光体層とが設けられた表示パネルの組立てに
    用いる基板構体、を製造するためのシート状転写材料で
    あって、 蛍光体材料からなり縞状に並ぶ平面視帯状の複数の壁体
    と、前記壁体の間の空隙を埋める隔壁材料とが設けられ
    た支持体が複数繋がった可撓性部材であり、ロール状と
    されたことを特徴とする表示パネルの組立てに用いる基
    板構体の製造のためのシート状転写材料。
  28. 【請求項28】画面以上の大きさの基板の上に、少なく
    とも、前記画面を列毎に区画する平面視帯状の複数の隔
    壁と、列選択のための複数の電極と、各列において前記
    隔壁の側面及び前記電極の上方とに跨がって拡がる平面
    視帯状の蛍光体層とが設けられた基板構体であって、 請求項1記載の表示パネルの組立てに用いる基板構体の
    製造方法によって製造されたことを特徴とする基板構
    体。
  29. 【請求項29】画面以上の大きさの基板の上に、少なく
    とも、前記画面を列毎に区画する平面視帯状の複数の隔
    壁と、列選択のための複数の電極と、各列において前記
    隔壁の側面及び前記電極の上方とに跨がって拡がる平面
    視帯状の蛍光体層とが設けられた基板構体であって、 請求項7記載の表示パネルの組立てに用いる基板構体の
    製造方法によって製造されたことを特徴とする基板構
    体。
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