JP2005231099A - 易施工化粧シ−ト - Google Patents

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Yoichi Morita
洋一 守田
Shingo Chokai
臣吾 鳥海
Yutaka Yakabe
裕 矢賀部
Koichi Nishikawa
公一 西川
Hiroyuki Shingu
啓之 新宮
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Abstract

【課題】リフォ−ムにも新築にも対応可能な、貼り替えや貼り直しが容易な易施工化粧シ−トにおいて、湿気などの水分を吸っても伸縮が少なく、寸法安定性が優れており、しかも、コ−ティング方式によっても層間の密着性を十分に確保することができる易施工化粧シ−トを提供する。
【解決手段】基材シ−トの表面側に発泡ポリ塩化ビニル樹脂層、発泡水性エマルジョン樹脂層もしくは発泡ポリオレフィン系樹脂層等の発泡樹脂層、裏面側に接着剤層及び剥離シ−トを積層してなる易施工化粧シ−トであって、前記基材シ−トが、単繊維が2つの膨らみを持つ断面形状からなる比重0.5〜1.0のポリエステル不織布からなることを特徴とする。
【選択図】なし

Description

本発明は、リフォ−ムを視野に置き、それのみならず新築においても、施工しやすく、貼り替え、貼り直しが容易である易施工化粧シ−トに係るものである。
従来からある易施工化粧シ−トは、紙の表面に発泡又は非発泡のポリ塩化ビニル樹脂層を積層し、紙の裏面に接着剤層あるいは粘着層と剥離シ−トを形成したものや、ポリ塩化ビニルフィルムの裏面に粘着剤層と剥離シ−トを形成したもの、ポリエステルフィルムの裏面に粘着剤層と剥離シ−トを形成したもの等が存在する。
また、発泡又は非発泡のポリ塩化ビニル樹脂層をポリエステルフィルム等の表面側に形成し、その裏面側に粘着剤層と剥離シ−トを設けた易施工化粧シ−トも知られている。
特開平11−131396号公報 しかし、紙を基材とする場合には、湿気などの水分を吸うと、伸縮があり寸法安定性が出ない。
また、ポリエステル等のフィルムを基材とする場合は、その表面側の樹脂層の成形方法として、押し出し方式やカレンダ−方式にのみしか対応できず、ポリ塩化ビニルゾルや水性エマルジョン樹脂を用いた成形方法であるコ−ティング方式の場合、紙に塗工する場合のようなアンカ−作用がなく、基材と塗工面で密着できず、剥離してしまうという問題点がある。
あるいは、寸法安定性からポリエステルなどの合成樹脂からなる不織布を基材とすることも考えられるが、その表面側の樹脂層の成型方法として押し出し方式やカレンダ−方式を用いた場合は製造時のニップ工程により不織布の布目が樹脂層に型押しされてしまうため、表面が印刷に適さないという問題点がある。また、ポリ塩化ビニルゾルや水性エマルジョン樹脂を用いた成型方法であるコ−ティング方式の場合は、基材がフィルムの場合と異なり樹脂が基材に浸透するため、基材と樹脂の密着性が得られ、また樹脂のレベリングすることにより樹脂層に不織布の布目が出ず、印刷に適した平滑な表面を得ることができるが、不織布の裏面にまで樹脂が滲出しコ−タ−のロ−ルに付着するなどの問題点がある。さらに、コ−ティングの乾燥時には不織布が収縮するという問題点もある。
本発明は、上記の課題を解決すべく、リフォ−ムにも新築にも対応可能な、貼り替えや貼り直しが容易な易施工化粧シ−トにおいて、湿気などの水分を吸っても伸縮が少なく、寸法安定性が優れており、しかも、コ−ティング方式によっても層間の密着性を十分に確保することができる易施工化粧シ−トを提供することを目的とする。
本発明の易施工化粧シ−トは、基材シ−トの表面側に発泡樹脂層、裏面側に接着剤層及び剥離シ−トを積層してなる易施工化粧シ−トであって、前記基材シ−トが、単繊維が2つの膨らみを持つ断面形状をからなる比重0.5〜1.0のポリエステル不織布からなることを特徴とするものである。
特に、上記発泡樹脂層が発泡ポリ塩化ビニル樹脂層、発泡水性エマルジョン樹脂層もしくは発泡ポリオレフィン系樹脂層であることを特徴とするものである。
本発明の易施工化粧シ−トは、単繊維が2つの膨らみを持つ断面形状からなる比重0.5〜1.0のポリエステル不織布を用いている。一般的な不織布では単繊維の断面形状は円型であるが本発明で用いる不織布の単繊維の断面形状は2つの膨らみをもつことから、円型と比較すると繊維間の接触面積が増大するため、機械的強度、耐熱性、寸法安定性が改善される。さらに不織布の製造時に行う圧縮工程により比重を0.5以上まであげることで、壁紙の基材として不織布を用いた場合の課題である、表面形状の布目、コ−ティング剤の滲出を改善される。さらに比重をあげた場合は不織布への発泡樹脂層の染み込みがなくなり密着性が得られなくなることから、比重は1.0までが好ましい。
本発明で用いる基材シ−トは、単繊維が2つの膨らみを持つ断面形状からなるポリエステル不織布である。
不織布の比重は0.5〜1.0である。0.5未満では不織布の表面形状の布目がまだ残り、押し出し方式やカレンダ−方式で発泡樹脂層を形成する際、発泡樹脂層に布目が出てしまい、印刷に適した平滑な面状態をならず問題が残る。また、コ−ティング方式の場合は発泡樹脂層が裏面まで滲出してしまうためコ−タ−のロ−ルに付着するなど生産性に課題を残す。一方、比重1.0を超えると不織布の表面形状はより平滑になるが、浸透性もなくなるため、コ−ティング方式で発泡樹脂層を形成する際、発泡樹脂層と不織布との密着性がなく、剥離してしまうという問題点がある。
本発明で用いる発泡樹脂層としては、ポリ塩化ビニル樹脂、水性エマルジョン樹脂、ポリオレフィン樹脂を用いる。これらは、主成分たる各樹脂に、発泡剤、隠蔽剤、充填剤や、ポリ塩化ビニル樹脂の場合は可塑剤などを配合して用いることができる。
発泡樹脂層の形成法は、発泡ポリ塩化ビニル樹脂の場合、ペ−ストレジンを用いる際は、コ−ティング方式、ストレ−トレジンを用いる際は、カレンダ−方式または押し出し方式である。
水性エマルジョン樹脂としては特に限定されないが、例えばアクリル酸エステル、芳香族ビニル化合物、SBR系、酢酸ビニル系、エチレン−酢酸ビニル共重合体、シリコ−ン、ポリウレタン、ポリブテン等の少なくとも1種または2種以上からなり、構造上は特に限定されないが、通常の共重合体もしくはコア/シェルの2層構造、ブレンド等を用いることができる。また、成形法は、コ−ティング方式である。
ポリオレフィン樹脂としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソプレン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体、プロピレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−エチルアクリレ−ト共重合体やアイオノマ−等から適宜選択が可能で、単一でも複数種の混合でも構わない。また、成形法は、カレンダ−方式または押し出し方式である。
本発明で使用する接着剤としては、澱粉糊あるいは接着強度を増すために澱粉糊に酢酸ビニルやEVA等の合成樹脂接着剤を加えた糊など一般的に壁紙に用いられるものを用いられるが、特に限定はされない。
本発明で使用する剥離シ−トは、いわゆる剥離用セパレ−タであり、ポリエステル系、ポリオレフィン系、ポリ塩化ビニル系、ビニロン系等の合成樹脂フィルムや、上質紙、グラシン紙等のパルプ紙等に、必要に応じ凹凸加工を施し、シリコ−ン等による離型処理を施したもの等を用いるが、特に限定はされない。
<発泡樹脂層形成>
単繊維が2つの膨らみを持つ断面形状をからなる比重0.7のポリエステル不織布に、表1に示す組成(数字は重量部)のペ−ストレジン仕様の発泡性ポリ塩化ビニル樹脂を用い、コンマコ−タにて塗工を行った。その後、グラビア印刷機にて柄模様を印刷し、190℃にて加熱発泡と同時にエンボス加工を施した。
<粘着加工>
水で規定量に希釈した澱粉糊をコンマコ−タ−にて180g/m2、発泡ポリ塩化ビニル樹脂層を形成したポリエステル不織布の裏面に塗布する。それと同時に剥離シ−トである、ポリエステルフィルムをラミネ−トし、本発明の易施工化粧シ−トを得た。
上記実施例1において、ペ−ストレジン仕様の発泡性ポリ塩化ビニル樹脂をコンマコ−タにて塗工する代わりに、表1に示す組成のストレ−トレジン仕様の発泡性ポリ塩化ビニル樹脂を用い、カレンダ−にてポリエステル不織布上にラミネ−トを行い、その他は上記実施例1と同様にして本発明の易施工化粧シ−トを得た。
上記実施例1において、ペ−ストレジン仕様の発泡性ポリ塩化ビニル樹脂をコンマコ−タにて塗工する代わりに、表1に示す組成の発泡性水性エマルジョン樹脂を用い、ダイコ−タにて混抄紙上に塗工を行い、その他は上記実施例1と同様にして本発明の易施工化粧シ−トを得た。
上記実施例1において、ペ−ストレジン仕様の発泡性ポリ塩化ビニル樹脂をコンマコ−タにて塗工する代わりに、表1に示す組成の発泡性ポリオレフィン樹脂を用い、カレンダ−にて混抄紙上にラミネ−トを行い、その他は上記実施例1と同様にして本発明の易施工化粧シ−トを得た。
<比較例1>
上記実施例1において、上記ポリエステル不織布の代わりに、単繊維が2つの膨らみをもつ断面形状からなる比重0.4のポリエステル不織布を用いて、その他は実施例1と同様にして化粧シ−トを得ようとしたが、ポリエステル不織布の裏面にまで樹脂が滲出してしまい、良好が易施工化粧シ−トを得ることができなかった。
<比較例2>
上記実施例2において、上記ポリエステル不織布の代わりに、単繊維が2つの膨らみをもつ断面形状からなる比重0.4のポリエステル不織布を用いて、その他は実施例2と同様にして化粧シ−トを得ようとしたが、樹脂の表面にポリエステル不織布の布目が型押しされてしまい、印刷時に点状抜けが発生したため、良好が易施工化粧シ−トを得ることができなかった。
<比較例3>
上記実施例3において、上記ポリエステル不織布の代わりに、単繊維が2つの膨らみをもつ断面形状からなる比重1.0のポリエステル不織布を用いて、その他は実施例1と同様にして化粧シ−トを得ようとしたが、ポリエステル不織布に樹脂が密着せず、良好が易施工化粧シ−トを得ることができなかった。
Figure 2005231099
以上の各例について、コ−ティング時またはカレンダ−時と、エンボス時との問題の有無と、水伸縮、施工性(切り目)の評価を行った。
<水伸縮評価>
各易施工化粧シ−ト1mを水の中に30分間浸漬し、取り出した直後の寸法及び24時間風乾後の寸法の、浸漬前の寸法に対する変化率(%)を測定した。
<施工性評価>
各易施工化粧シ−トを石膏ボ−ドに貼り付け、カッタ−ナイフにて中央に切り目を入れた。その後、霧吹きで水を吹きかけ、24時間後に切り目が目立つか目立たないか評価を行った。評価の結果を表2に示す。
Figure 2005231099
本発明の易施工化粧シートは、特に貼り替えや貼り直しを行うリフォ−ムにおいて施工しやすいことから好適に利用可能である。

Claims (2)

  1. 基材シ−トの表面側に発泡樹脂層、裏面側に接着剤あるいは粘着層及び剥離シ−トを積層してなる易施工化粧シ−トであって、前記基材シ−トが、単繊維が2つの膨らみを持つ断面形状からなる比重0.5〜1.0のポリエステル不織布であることを特徴とする易施工化粧シ−ト。
  2. 前記発泡樹脂層が発泡ポリ塩化ビニル樹脂層、発泡水性エマルジョン樹脂層もしくは発泡ポリオレフィン系樹脂層であることを特徴とする請求項1に記載の易施工化粧シ−ト。
JP2004040959A 2004-02-18 2004-02-18 易施工化粧シ−ト Pending JP2005231099A (ja)

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