JP2005230422A - 歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピース - Google Patents
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Abstract
【課題】従来の、歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピースの回転数は40,000rpmが最高であり、通常のオイル供給によって軸受けとギヤシャフト間の摩擦による発熱は問題にならなかったが、今回最高回転数50,000rpmに性能アップされたためヘッド部のギヤシャフトと軸受けメタルとの摩擦により発熱した。この課題を解決する手段を提供する。
【解決手段】歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピースにおいて、回転力をヘッド部に伝達する2段目のギヤシャフトの上部及び下部の外周に刻設されたスパイラル状の浅い溝と、該溝に貯留された潤滑用オイルを回転による前進力によって軸受けメタル部に強制送出し軸受けメタルとギヤシャフト間の高速回転摩擦による油膜切れ並びに発熱を防止した。
【選択図】図3
【解決手段】歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピースにおいて、回転力をヘッド部に伝達する2段目のギヤシャフトの上部及び下部の外周に刻設されたスパイラル状の浅い溝と、該溝に貯留された潤滑用オイルを回転による前進力によって軸受けメタル部に強制送出し軸受けメタルとギヤシャフト間の高速回転摩擦による油膜切れ並びに発熱を防止した。
【選択図】図3
Description
本発明は歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピースに係り、特に高速回転する歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピースに関する。
従来、歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピースには、最高回転数が40,000rpmのものがあった。そのハンドピースにおいては、最高回転時における軸受と駆動軸との間の摩擦に係る摩擦熱の発熱は、問題となるほどの高熱ではなかった。
モリタ機器総合カタログ(2003 DENTAL EQUIPMENT)第21頁 マイクロモーターハンドピース MTM−16(2003年10月 株式会社モリタ発行)
モリタ機器総合カタログ(2003 DENTAL EQUIPMENT)第21頁 マイクロモーターハンドピース MTM−16(2003年10月 株式会社モリタ発行)
しかし、歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピースを、最高回転数が50,000rpmのものにすると、このハンドピースの最高回転時における軸受と駆動軸との間の摩擦による摩擦熱がかなり高くなり、使用に支障を来すという問題が生じた。
そこで、上記問題に鑑み本発明者等は、鋭意実験研究の結果次の手段によりこの問題を解決した。
(1)グリップスリーブ内には、動力部に収容されるマイクロモータの駆動が直接伝達される駆動側駆動軸が配設され、また、ヘッドスリーブ内には、前記駆動側駆動軸と連結される従動側駆動軸が配設されてなる歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピースにおいて、前記従動側駆動軸の外周面に、潤滑油導入用の螺旋状の溝が刻設されてなることを特徴とする歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピース。
(2)グリップスリーブ内には、動力部に収容されるマイクロモータの駆動が直接伝達される駆動側駆動軸が配設され、また、ヘッドスリーブ内には、前記駆動側駆動軸と連結される従動側駆動軸が配設され、かつ同従動側駆動軸はその前方及び後方が、前記ヘッドスリーブ内の環状軸受部材に挿入されてなる歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピースにおいて、前記従動側駆動軸の外周面は、同従動側駆動軸が回転する際に同駆動軸の前方及び後方に潤滑油が移動する方向に刻設された潤滑油導入用の螺旋状の溝を備え、従動側駆動軸の外周面と環状軸受部材の内周面との摺接部に常に潤滑油が供給されるように構成されてなることを特徴とする歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピース。
(1)グリップスリーブ内には、動力部に収容されるマイクロモータの駆動が直接伝達される駆動側駆動軸が配設され、また、ヘッドスリーブ内には、前記駆動側駆動軸と連結される従動側駆動軸が配設されてなる歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピースにおいて、前記従動側駆動軸の外周面に、潤滑油導入用の螺旋状の溝が刻設されてなることを特徴とする歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピース。
(2)グリップスリーブ内には、動力部に収容されるマイクロモータの駆動が直接伝達される駆動側駆動軸が配設され、また、ヘッドスリーブ内には、前記駆動側駆動軸と連結される従動側駆動軸が配設され、かつ同従動側駆動軸はその前方及び後方が、前記ヘッドスリーブ内の環状軸受部材に挿入されてなる歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピースにおいて、前記従動側駆動軸の外周面は、同従動側駆動軸が回転する際に同駆動軸の前方及び後方に潤滑油が移動する方向に刻設された潤滑油導入用の螺旋状の溝を備え、従動側駆動軸の外周面と環状軸受部材の内周面との摺接部に常に潤滑油が供給されるように構成されてなることを特徴とする歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピース。
本発明によれば、歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピースにおいて、従動側駆動軸の外周面に、潤滑油導入用の螺旋状の溝が刻設されて構成されるので、従動側駆動軸の回転の際に前方及び後方へ潤滑油を移動することができ、従動側駆動軸の前方及び後方の潤滑油切れにより高温の摩擦熱が発生するのを防止することができる。
また、従動側駆動軸の外周面に、同従動側駆動軸が回転する際に同駆動軸の前方及び後方に潤滑油が移動する方向に螺旋状の潤滑油導入用の溝が刻設されて、従動側駆動軸の外周面と環状軸受部材の内周面との摺接部に常に潤滑油が供給されるように構成される。よって、高速回転時においても、従動側駆動軸の外周面と環状軸受部材の内周面の摺接部に常時潤滑油が供給されるので、摩擦による高熱の発生が押さえられ、かつ従動側駆動軸及び環状軸受部材の耐久性を格段に向上させることができる。
また、従動側駆動軸の外周面に、同従動側駆動軸が回転する際に同駆動軸の前方及び後方に潤滑油が移動する方向に螺旋状の潤滑油導入用の溝が刻設されて、従動側駆動軸の外周面と環状軸受部材の内周面との摺接部に常に潤滑油が供給されるように構成される。よって、高速回転時においても、従動側駆動軸の外周面と環状軸受部材の内周面の摺接部に常時潤滑油が供給されるので、摩擦による高熱の発生が押さえられ、かつ従動側駆動軸及び環状軸受部材の耐久性を格段に向上させることができる。
発明を実施するための形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明におけるマイクロモータコントラアングルハンドピースの一実施例の外観斜視図、図2は図1に示す一実施例の動力部の一部縦断正面図、図3は図1に示す一実施例の把持部及びヘッド部の断面図、図4は図1に示す一実施例のヘッドスリーブ及び従動側駆動軸の断面図、図5は図1に示す一実施例のヘッドスリーブ内の説明用断面図、図6は従動側駆動軸に係る説明用斜視図である。
図において、1はマイクロモータコントラアングルハンドピース、2は動力部、3は把持部、4はヘッド部、5はチューブ、6はモータ収納ケース、8はモータ回転軸、9は軸受ベアリング、10は着脱用押しボタン、11は接ぎ手、13は駆動側駆動軸、14はスプリング、15はライトガイド、16は従動側駆動軸、17は環状軸受部材、18はフロントギヤ、19はロック用ボール、20はセット用ビス、21はオイル口、22はオイル供給用溝、23は螺旋状の溝、23’は環状の溝、24はヘッドギヤ、25はヘッド用フレーム、26はフロントメタルボディ、27は把持部ケース、28はケース止め孔を示す。
図1は本発明におけるマイクロモータコントラアングルハンドピースの一実施例の外観斜視図、図2は図1に示す一実施例の動力部の一部縦断正面図、図3は図1に示す一実施例の把持部及びヘッド部の断面図、図4は図1に示す一実施例のヘッドスリーブ及び従動側駆動軸の断面図、図5は図1に示す一実施例のヘッドスリーブ内の説明用断面図、図6は従動側駆動軸に係る説明用斜視図である。
図において、1はマイクロモータコントラアングルハンドピース、2は動力部、3は把持部、4はヘッド部、5はチューブ、6はモータ収納ケース、8はモータ回転軸、9は軸受ベアリング、10は着脱用押しボタン、11は接ぎ手、13は駆動側駆動軸、14はスプリング、15はライトガイド、16は従動側駆動軸、17は環状軸受部材、18はフロントギヤ、19はロック用ボール、20はセット用ビス、21はオイル口、22はオイル供給用溝、23は螺旋状の溝、23’は環状の溝、24はヘッドギヤ、25はヘッド用フレーム、26はフロントメタルボディ、27は把持部ケース、28はケース止め孔を示す。
本発明におけるマイクロモータコントラアングルハンドピース1は、図1〜3に示すように、内部にマイクロモータが収容されてなる動力部2と、一端が前記動力部の先端に脱着自在に挿脱される把持部3と、前記把持部3の他端に配設されるヘッド部4から構成される。
そして、前記把持部3は、ヘッドスリーブ3aと、グリップスリーブ3bを有し、前記グリップスリーブ3b内には、動力部2に収容されるマイクロモータの駆動が直接伝達される駆動側駆動軸13が配設され、前記ヘッドスリーブ3a内には、前記駆動側駆動軸13と連結される従動側駆動軸16が配設されて構成され、同従動側駆動軸16はその前方及び後方が、前記ヘッドスリーブ3a内の環状軸受部材17に挿入されて構成されている。
そして、前記把持部3は、ヘッドスリーブ3aと、グリップスリーブ3bを有し、前記グリップスリーブ3b内には、動力部2に収容されるマイクロモータの駆動が直接伝達される駆動側駆動軸13が配設され、前記ヘッドスリーブ3a内には、前記駆動側駆動軸13と連結される従動側駆動軸16が配設されて構成され、同従動側駆動軸16はその前方及び後方が、前記ヘッドスリーブ3a内の環状軸受部材17に挿入されて構成されている。
本発明の歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピース1においては、従動側駆動軸16の外周面に、同従動側駆動軸16が回転する際に同従動側駆動軸16の前方及び後方に回転による遠心力で潤滑油が移動する方向に、潤滑油導入用の螺旋状の溝23が刻設され、従動側駆動軸16の外周面と環状軸受部材17の内周面との摺接部に潤滑油が供給されるように構成されている。
なお、本実施例における歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピース1は、把持部3が、動力部2の先端に脱着自在に挿脱される構成となっており、動力部2の着脱用押しボタン10の操作によって、把持部3が着脱されるが、本発明の歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピース1は、動力部2と把持部3が脱着式でない一体型のものにおいても適用できるものである。
また、本実施例においては、モータは小型直流モータで、回転数は100〜50,000rpmのものを使用しているが、もちろん、最高回転数がそれよりも上のものあるいは下のものでも適用できる構成となっている。
図2の図1に示す一実施例の動力部の一部縦断正面図に示すように、本発明におけるマイクロモータコントラアングルハンドピース1の動力部2は、モータ収納ケース6内に収納されるモータ(図示せず)と、同モータのモータ回転軸8を有するものとなっている。図中、9は軸受ベアリングである。
また、本実施例においては、モータは小型直流モータで、回転数は100〜50,000rpmのものを使用しているが、もちろん、最高回転数がそれよりも上のものあるいは下のものでも適用できる構成となっている。
図2の図1に示す一実施例の動力部の一部縦断正面図に示すように、本発明におけるマイクロモータコントラアングルハンドピース1の動力部2は、モータ収納ケース6内に収納されるモータ(図示せず)と、同モータのモータ回転軸8を有するものとなっている。図中、9は軸受ベアリングである。
なお、図3の図1に示す一実施例の把持部及びヘッド部の断面図に示すように、本実施例におけるマイクロモータコントラアングルハンドピース1の把持部3及びヘッド部4は、一般的なマイクロモータコントラアングルハンドピースと同様の構造で構成されており、図においては、モータ回転軸8と接続される接ぎ手11、スプリング14、ライトガイド15、フロントギヤ18、ロック用ボール19、セット用ビス20、ヘッドギヤ24、ヘッド用フレーム25、フロントメタルボディ26、把持部ケース27、ケース止め孔28等が図示されているが、本発明においては、それら構成や形状は限定されるものではなく、通常使用されるマイクロモータコントラアングルハンドピース1において利用できるものとなっている。
本発明の歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピース1は、図3及び図4に示したように、図2に示したモータ回転軸8の回転が、接ぎ手11を経由して駆動側駆動軸13に伝達され、前記回転は、角度変換用のフロントギヤ18を介して連結される従動側駆動軸16に伝達され、そして、同従動側駆動軸16の先端に配設された角度変換用のフロントギヤ18を介してヘッド部4に締着されている工具を回転させる。
この際、前述したように、従動側駆動軸16の外周面と前記従動側駆動軸16が挿入されている環状軸受部材17の内周面の摺接部が、高速回転により潤滑油が切れて摩擦熱により発熱するのを防止するために、従動側駆動軸16の外周面の前方及び後方に螺旋状の溝23が刻設されており、従動側駆動軸16の外周面と環状軸受部材17の内周面との摺接部に常に潤滑油が供給されるように構成されている。
この際、前述したように、従動側駆動軸16の外周面と前記従動側駆動軸16が挿入されている環状軸受部材17の内周面の摺接部が、高速回転により潤滑油が切れて摩擦熱により発熱するのを防止するために、従動側駆動軸16の外周面の前方及び後方に螺旋状の溝23が刻設されており、従動側駆動軸16の外周面と環状軸受部材17の内周面との摺接部に常に潤滑油が供給されるように構成されている。
なお、潤滑油は、図3の把持部の基部(動力部との着脱口)より専用スプレーによって注入される(図示せず)。そして前記注入される潤滑油は、霧状でヘッドスリーブ3a内の空隙部を通って、螺旋状の溝23が刻設された従動側駆動軸16を覆っている円筒状のフロントメタルボディ26の外周面に達する。
そして、前記フロントメタルボディ26の外周面に達した潤滑油は、オイル供給用溝22からオイル口21を通ってフロントメタルボディ26内に注入され、同フロントメタルボディ26内に充填される。
こうして、潤滑油がフロントメタルボディ26内に充填されることにより、フロントメタルボディ26内に配置されている従動側駆動軸16の外周面と、フロントメタルボディ26の内周面との間に形成される空隙部には、潤滑油が充満される。
そして、前記フロントメタルボディ26の外周面に達した潤滑油は、オイル供給用溝22からオイル口21を通ってフロントメタルボディ26内に注入され、同フロントメタルボディ26内に充填される。
こうして、潤滑油がフロントメタルボディ26内に充填されることにより、フロントメタルボディ26内に配置されている従動側駆動軸16の外周面と、フロントメタルボディ26の内周面との間に形成される空隙部には、潤滑油が充満される。
また、従動側駆動軸16の前方及び後方は、環状軸受部材17に挿入され、従動側駆動軸16の外周面と、環状軸受部材17の内周面が摺接しているが、この摺接部に、前記従動側駆動軸16の外周面とフロントメタルボディ26の内周面の間の空隙部に充満されている潤滑油が、従動側駆動軸の外周面に刻設された螺旋状の溝23によって、十分に供給される構成となっている。
なお、前記従動側駆動軸16の外周面に刻設される螺旋状の溝23は、その螺旋状の溝23の末端部においては、環状の溝23’を構成しており、潤滑油が散乱せずに、環状軸受部材17との摺接部に確実にかつ十分に供給されるように構成されている。
なお、前記従動側駆動軸16の外周面に刻設される螺旋状の溝23は、その螺旋状の溝23の末端部においては、環状の溝23’を構成しており、潤滑油が散乱せずに、環状軸受部材17との摺接部に確実にかつ十分に供給されるように構成されている。
本実施例における前記環状軸受部材17は、図4に示すように、フロントメタルボディ26の内周面の前方及び後方の、切削されて径が拡大された個所に嵌め込まれており、従動側駆動軸16の外周面の螺旋状の溝23は、前記環状軸受部材17との摺接部に確実に供給できる位置に刻設されているが、環状軸受部材17の配置される個所に応じて、従動側駆動軸16の外周面に螺旋状の溝23が刻設されることが好ましく、その刻設個所は、従動側駆動軸16の外周面の前方及び後方に限られるものではない。
なお、本実施例におけるフロントメタルボディ26の外周面には、図4〜図6に示すように環状軸受部材17を覆う部分に、長溝状のオイル供給用溝22が刻設され、前記オイル供給用溝22はオイル口21と接続している。
このように長溝状のオイル供給用溝22を刻設することにより、フロントメタルボディ26の外周に充填された潤滑油が、確実にオイル供給用溝22に集められ、オイル口21に注入されるとともに、潤滑油の貯蔵部としての役割を果たすこととなっている。
このように長溝状のオイル供給用溝22を刻設することにより、フロントメタルボディ26の外周に充填された潤滑油が、確実にオイル供給用溝22に集められ、オイル口21に注入されるとともに、潤滑油の貯蔵部としての役割を果たすこととなっている。
図5は図1に示す一実施例のヘッドスリーブ内の説明用断面図であり、本実施例においては、螺旋状の溝23は、左回転の従動側駆動軸16が環状軸受部材17に摺接する前方と後方の2区画に刻設されており、前方では左方向に傾斜角をもち、後方には右方向に傾斜角をもった互いに逆方向の溝が刻設され、同溝の端部には環状の溝23’を刻設している。
前記の螺旋状の溝23は、例えば半円形の溝で深さは約0.1R(30°)mm、巾は約0.2mm、螺旋のピッチは2mm×3ターンなどで構成することができるが、従動側駆動軸16の外周面と環状軸受部材17の内周面の摺接部の摩擦による発熱の違いに応じて、螺旋状の溝23の螺旋数を増減させたり、一部又は一方にのみ螺旋状の溝23を刻設してもよい。
さらに、潤滑油の供給量、保持量にあわせて、螺旋状の溝23の深さや幅を調整することが好ましい。
前記の螺旋状の溝23は、例えば半円形の溝で深さは約0.1R(30°)mm、巾は約0.2mm、螺旋のピッチは2mm×3ターンなどで構成することができるが、従動側駆動軸16の外周面と環状軸受部材17の内周面の摺接部の摩擦による発熱の違いに応じて、螺旋状の溝23の螺旋数を増減させたり、一部又は一方にのみ螺旋状の溝23を刻設してもよい。
さらに、潤滑油の供給量、保持量にあわせて、螺旋状の溝23の深さや幅を調整することが好ましい。
そして、従動側駆動軸16の外周面に刻設された螺旋状の溝23及び環状の溝23’には潤滑油が貯留され、前記潤滑油は、従動側駆動軸16の回転により、螺旋状の溝23の傾斜角方向に前方及び後方の移動し、従動側駆動軸16と環状軸受部材17との摺接面に強制送出され油を供給する。
従って、環状軸受部材17と従動側駆動軸16間の高速回転摩擦による油切れを防止することができ、同時に発熱も防止される。
従って、環状軸受部材17と従動側駆動軸16間の高速回転摩擦による油切れを防止することができ、同時に発熱も防止される。
1 マイクロモータコントラアングルハンドピース
2 動力部
3 把持部
3a ヘッドスリーブ
3b グリップスリーブ
4 ヘッド部
5 チューブ
6 モータ収納ケース
8 モータ回転軸
9 軸受ベアリング
10 着脱用押しボタン
11 接ぎ手
13 駆動側駆動軸
14 スプリング
15 ライトガイド
16 従動側駆動軸
17 環状軸受部材
18 フロントギヤ
19 ロック用ボール
20 セット用ビス
21 オイル口
22 オイル供給用溝
23 螺旋状の溝
23’ 環状の溝
24 ヘッドギヤ
25 ヘッド用フレーム
26 フロントメタルボディ
27 把持部ケース
28 ケース止め孔
2 動力部
3 把持部
3a ヘッドスリーブ
3b グリップスリーブ
4 ヘッド部
5 チューブ
6 モータ収納ケース
8 モータ回転軸
9 軸受ベアリング
10 着脱用押しボタン
11 接ぎ手
13 駆動側駆動軸
14 スプリング
15 ライトガイド
16 従動側駆動軸
17 環状軸受部材
18 フロントギヤ
19 ロック用ボール
20 セット用ビス
21 オイル口
22 オイル供給用溝
23 螺旋状の溝
23’ 環状の溝
24 ヘッドギヤ
25 ヘッド用フレーム
26 フロントメタルボディ
27 把持部ケース
28 ケース止め孔
Claims (2)
- グリップスリーブ内には、動力部に収容されるマイクロモータの駆動が直接伝達される駆動側駆動軸が配設され、また、ヘッドスリーブ内には、前記駆動側駆動軸と連結される従動側駆動軸が配設されてなる歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピースにおいて、
前記従動側駆動軸の外周面に、潤滑油導入用の螺旋状の溝が刻設されてなることを特徴とする歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピース。 - グリップスリーブ内には、動力部に収容されるマイクロモータの駆動が直接伝達される駆動側駆動軸が配設され、また、ヘッドスリーブ内には、前記駆動側駆動軸と連結される従動側駆動軸が配設され、かつ同従動側駆動軸はその前方及び後方が、前記ヘッドスリーブ内の環状軸受部材に挿入されてなる歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピースにおいて、
前記従動側駆動軸の外周面は、同従動側駆動軸が回転する際に同駆動軸の前方及び後方に潤滑油が移動する方向に刻設された潤滑油導入用の螺旋状の溝を備え、従動側駆動軸の外周面と環状軸受部材の内周面との摺接部に常に潤滑油が供給されるように構成されてなることを特徴とする歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピース。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004046199A JP2005230422A (ja) | 2004-02-23 | 2004-02-23 | 歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピース |
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JP2004046199A JP2005230422A (ja) | 2004-02-23 | 2004-02-23 | 歯科用マイクロモータコントラアングルハンドピース |
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ID=35013957
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103705312A (zh) * | 2013-06-21 | 2014-04-09 | 佛山市彤鑫医疗器材有限公司 | 能输出大扭矩的植牙弯机 |
KR101909009B1 (ko) | 2017-04-24 | 2018-10-17 | (주)세신정밀 | 핸드피스의 콘트라 앵글 |
-
2004
- 2004-02-23 JP JP2004046199A patent/JP2005230422A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103705312A (zh) * | 2013-06-21 | 2014-04-09 | 佛山市彤鑫医疗器材有限公司 | 能输出大扭矩的植牙弯机 |
KR101909009B1 (ko) | 2017-04-24 | 2018-10-17 | (주)세신정밀 | 핸드피스의 콘트라 앵글 |
WO2018199398A1 (ko) * | 2017-04-24 | 2018-11-01 | (주)세신정밀 | 핸드피스의 콘트라 앵글 |
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