JP2005230271A - ソリッドゴルフボール - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、耐久性および反発弾性に優れるとともに、耐久性のばらつきが小さいゴルフボールを提供することを目的とする。
【解決手段】 本発明のソリッドゴルフボールは、基材ゴムと共架橋剤と融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩とを含有するゴム組成物から形成された成形体を有することを特徴とする。
【解決手段】 本発明のソリッドゴルフボールは、基材ゴムと共架橋剤と融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩とを含有するゴム組成物から形成された成形体を有することを特徴とする。
Description
本発明は、ソリッドゴルフボールに関するものである。
ゴルフボールには、反発性(飛距離)や耐久性、打球感などが要求され、ゴルフボール本体を構成する各部材に様々な添加剤を添加して、上記要求特性を改善することが提案されている。例えば、特許文献1には、耐久性、反発弾性、硬度に優れたゴルフボールを提供することを目的として、特定のメルカプト基含有シラン化合物及びシリル基含有サルファイド化合物から選ばれた表面処理剤により表面処理された繊維状チタン酸アルカリ金属とゴム成分との混合物からなるソリッドゴルフボールが開示されている。特許文献2には、熱可塑性樹脂又は熱可塑性エラストマーを含有してなるコア材に繊維状ホウ酸アルミニウムウィスカーを配合してなるゴルフボールが開示されている。特許文献3には、アイオノマー樹脂100質量部に対して結晶造核剤を配合したカバーでコアを被覆してなるゴルフボールが開示されている。
特公平6−26627号公報
特開平10−179799号公報
特開昭60−14878号公報
ゴルフボールには、耐久性や反発弾性を向上することが常に求められているが、上述したような提案でも、例えば、以下のような問題点が指摘されている。特許文献1及び2に開示されているような無機系補強材をコア材に配合して、耐久性および反発弾性を向上するような手法では、得られるゴルフボールの耐久性にばらつきが生じやすい。これは、コア材への無機系補強材の分散性が均一でないためだと考えられる。また、コア材への無機系補強材の配合量が高くなると、ゴム成分の比率が低下して、反発性が低下しやすいという問題がある。
また、特許文献3には、リン酸トリフェニルなどの有機系造核剤をカバー材料に配合することが開示されているが、有機系造核剤は一般に融点が低くカバー材料と配合する際に溶融して、カバー材料中に均一に分散させることが困難である。その結果、得られる向上効果が小さくなるという問題がある。また、リン酸トリフェニルは、神経毒性を呈する有害物質に認定されており、安全衛生上の問題も指摘されている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、耐久性および反発弾性に優れるとともに、耐久性のばらつきの小さいゴルフボールを提供することを目的とする。
上記課題を解決することのできた本発明のソリッドゴルフボールは、基材ゴムと共架橋剤と融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩とを含有するゴム組成物から成形された成形体を有することを特徴とする。本発明者らが鋭意検討を重ねた結果、ゴルフボールを構成する成形体を形成するゴム組成物に融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩を配合すると、耐久性や反発弾性も向上するとともに、得られるゴルフボールの耐久性のばらつきが小さくなることを見出した。上記リン酸エステル金属塩を使用することによって、耐久性のばらつきが小さくなり、耐久性や反発弾性が向上する理由は明確ではないが、前記リン酸エステル金属塩はゴム組成物に含有される各成分の分散性を高め、特に、ゴム組成物中の基材ゴムと共架橋剤との架橋反応を均一化する作用を有しているものと考えられる。その結果、ゴム組成物からなる成形体の架橋点が均一化して、得られるゴルフボールの耐久性のばらつきが小さくなるとともに、耐久性や反発弾性も向上するものと考えられる。また、ゴム組成物を混練・成形する温度より高い温度として、融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩を使用するので、上記リン酸エステル金属塩が溶融することなくゴム組成物中へ均一に分散するので、リン酸エステル金属塩の分散効果を高めることができる。
本発明のソリッドゴルフボールが、コアと該コアを被覆するカバーとを有するソリッドゴルフボールの場合には、前記コアを、基材ゴムと共架橋剤と融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩とを含有するゴム組成物から成形された成形体とすることが好ましい態様である。本発明のソリッドゴルフボールが、ワンピースゴルフボールである場合には、ゴルフボール本体を、基材ゴムと共架橋剤と融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩とを含有するゴム組成物から成形された成形体とすることが好ましい。また、前記ゴム組成物としては、例えば、基材ゴム成分100質量部に対して、15〜45質量部の共架橋剤と0.02〜1.5質量部の前記リン酸エステル金属塩とを含有するものを使用することが好ましい。
本発明によれば、反発弾性、耐久性、及び、耐久性の均質性に優れたゴルフボールが得られる。
本発明のソリッドゴルフボールは、基材ゴムと共架橋剤と融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩とを含有するゴム組成物から成形された成形体を有することを特徴とする。
まず、本発明で使用する融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩について説明する。上述したように、本発明で使用するリン酸エステル金属塩は、ゴム組成物に含有される各成分の分散性を高め、特に、ゴム組成物中の基材ゴムと共架橋剤との架橋反応を均一化する作用を有しているものと考えられる。このような観点から、前記リン酸エステル金属塩自体もゴム組成物中へ分散性を有していることが好ましく、例えば、有機系造核剤として使用されているものを好適に使用することができる。結晶性高分子の有機系造核剤として使用されるものは、基材高分子材料への均一分散性に優れるからである。前記有機系造核剤とは、例えば、結晶性高分子基材に添加したときに、結晶化を短時間にする、或は、生成する結晶を微細化するなどの結晶形成過程を規制する作用を有するものである。
また本発明では、融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩を使用する。ゴム組成物の混練及び成形は、通常、100℃〜130℃程度で行われる。このゴム組成物の混練及び成形温度よりも高い融点を有するリン酸エステル金属塩を使用すれば、混練および成形の際に、リン酸エステル金属塩が溶融することがなく、ゴム組成物中へ均一に分散させることができるからである。本発明で使用するリン酸エステル金属塩の融点は、200℃以上であることが好ましく、より好ましくは250℃以上であり、さらに好ましくは300℃以上である。また、前記融点の上限は特に限定されるものではないが、好ましくは1000℃程度であり、より好ましくは900℃、さらに好ましくは800℃である。尚、リン酸エステル金属塩の融点は、公知の方法、例えば、JISK6201に準じて測定できる。
また本発明では、融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩を使用する。ゴム組成物の混練及び成形は、通常、100℃〜130℃程度で行われる。このゴム組成物の混練及び成形温度よりも高い融点を有するリン酸エステル金属塩を使用すれば、混練および成形の際に、リン酸エステル金属塩が溶融することがなく、ゴム組成物中へ均一に分散させることができるからである。本発明で使用するリン酸エステル金属塩の融点は、200℃以上であることが好ましく、より好ましくは250℃以上であり、さらに好ましくは300℃以上である。また、前記融点の上限は特に限定されるものではないが、好ましくは1000℃程度であり、より好ましくは900℃、さらに好ましくは800℃である。尚、リン酸エステル金属塩の融点は、公知の方法、例えば、JISK6201に準じて測定できる。
本発明で使用する融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩としては、例えば、融点が150℃以上のリン酸ジメチルエステル塩、リン酸ジエチルエステル塩、リン酸ジプロピルエステル塩、リン酸ジイソプロピルエステル塩、リン酸ジイソブチルエステル塩、リン酸ジ−tert−ブチルエステル塩、及び、リン酸ジフェニルエステル塩などのリン酸ジアルキルエステル塩を挙げることができ、旭電化工業(株)社製の融点が400℃以上であるリン酸2,2−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)ナトリム(アデカスタブ NA−11)、融点が300℃以上であるリン酸ビス(4−tert−ブチルフェニル)ナトリム(アデカスタブ NA−10)などを好適に使用することができる。
また、本発明で使用するリン酸エステル金属塩は、平均粒子径が0.1μm以上、より好ましくは0.5μm以上、さらに好ましくは1.0μm以上のものを使用することが望ましい。平均粒子径を0.1μm以上とすることにより、ゴム組成物中への分散性を高めることができる。また、平均粒子径の上限は、特に限定されるものではないが、100μm、より好ましくは50μm、さらに好ましくは20μmとすることが望ましい。平均粒子径が大きくなりすぎると、耐久性が低下する場合があるからである。尚、リン酸エステル金属塩の平均粒子径は、Mie散乱理論を測定原理としたHORIBA製のレーザー回折/散乱式粒度分布測定装置「LA−920」などにより、測定することができる。
前記リン酸エステル金属塩のゴム組成物中の含有量は、特に限定されるものではないが、基材ゴム成分100質量部に対して、0.02質量部以上であることが好ましく、より好ましくは0.04質量部以上、さらに好ましくは0.1質量部以上である。前記含有量を0.02質量部以上とすることによって、リン酸エステル金属塩の添加効果が明確になるからである。また、前記リン酸エステル金属塩のゴム組成物中の含有量の上限は、特に限定されるものではないが、1.5質量部であることが好ましく、より好ましくは0.8質量部であり、さらに好ましくは0.4質量部である。1.5質量部を以下とすることによって、リン酸エステル金属塩の添加効果を大きくすることができるからである。
前記リン酸エステル金属塩のゴム組成物中の含有量は、特に限定されるものではないが、基材ゴム成分100質量部に対して、0.02質量部以上であることが好ましく、より好ましくは0.04質量部以上、さらに好ましくは0.1質量部以上である。前記含有量を0.02質量部以上とすることによって、リン酸エステル金属塩の添加効果が明確になるからである。また、前記リン酸エステル金属塩のゴム組成物中の含有量の上限は、特に限定されるものではないが、1.5質量部であることが好ましく、より好ましくは0.8質量部であり、さらに好ましくは0.4質量部である。1.5質量部を以下とすることによって、リン酸エステル金属塩の添加効果を大きくすることができるからである。
本発明で使用するゴム組成物は、上記リン酸エステル金属塩の他に、基材ゴムと共架橋剤とを含有する。ゴム組成物中に上記リン酸エステル金属塩を共存させて、基材ゴムと共架橋剤との架橋反応を均一化するためである。前記ゴム組成物中の基材ゴム成分としては、ブタジエンゴム(BR)、エチレン・プロピレン・ジエン3元共重合体(EPDM)、イソプレンゴム(IR)、ブチルゴム(IIR)、天然ゴム(NR)、ニトリルゴム(NBR)、スチレンゴム(SBR)等の1種または2種以上が用いられる。これらのうち、ブタジエンを主成分とするゴムが好ましく、具体的には使用される基材ゴム成分の50質量%以上がブタジエンゴムであることが好ましい。また、ブタジエンゴムとしては、シス−1,4結合の含有割合が、40%以上、好ましくは70%、90%以上のハイシスポリブタジエンが好ましく、例えば、JSR製のポリブタジエンゴムBR−01が挙げられる。
前記共架橋剤は、ゴム分子鎖にグラフト重合することによって、ゴム分子を架橋する作用を有するものであれば特に限定されず、例えば、α,β−不飽和カルボン酸および/またはその金属塩を挙げることができる。前記α,β−不飽和カルボン酸および/またはその金属塩としては、例えば、炭素数3〜8のα、β−不飽和カルボン酸および/またはその金属塩を挙げることができ、より好ましくはアクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸亜鉛、メタクリル酸亜鉛などを挙げることができる。特に、金属塩として、亜鉛塩やマグネシウム塩を使用することも好ましい態様であり、ゴルフボールの反発性を高めることができる。ゴム組成物中の前記共架橋剤の含有量は、基材ゴム成分100質量部に対して15質量部以上であることが好ましく、より好ましくは18質量部以上である。15質量部以上とすることによって、得られる成形体の硬度を適度なものとすることができる。成形体が軟らかくなりすぎると打球時の変形量が大きくなり、塗膜の密着性が低下する場合があるからである。また、ゴム組成物中の前記共架橋剤の含有量は、基材ゴム成分100質量部に対して45質量部以下であることが好ましく、より好ましくは、38質量部以下である。45質量部以下とすることによって、好適な打球感が得られる。
本発明で使用するゴム組成物は、上記基材ゴム成分、共架橋剤、リン酸エステル金属塩の他に、さらに、有機過酸化物;顔料;比重調整などのための充填剤;酸化防止剤、老化防止剤、及び、軟化剤などの添加剤を含有してもよい。
前記有機過酸化物は、基材ゴム成分を架橋するために配合されるものであり、基材ゴム成分100質量部に対して0.3質量部以上、より好ましくは、0.5質量部以上であって、5質量部以下、より好ましくは3質量部以下配合されることが望ましい。前記有機過酸化物としては、例えば、ジクミルパーオキサイド、1,1―ビス(t―ブチルパーオキシ)―3,5―トリメチルシクロヘキサン、2,5―ジメチルー2,5―ジ(t―ブチルパーオキシ)ヘキサン、ジーt―ブチルパーオキサイド等が挙げられ、ジクミルパーオキサイドを使用することが好ましい。ゴム組成物に配合される顔料としては、例えば、白色顔料、青色顔料、紫色顔料などを挙げることができる。前記白色顔料としては、酸化チタンを使用することが好ましい。酸化チタンの種類は、特に限定されないが、隠蔽性が良好であるという理由から、ルチル型を用いることが好ましい。また、酸化チタンの含有量は、基材ゴム成分100質量部に対して、0.5質量部以上、より好ましくは1質量部以上であって、5質量部以下、より好ましくは2質量部以下であることが望ましい。
前記ゴム組成物が白色顔料と青色顔料とを含有することも好ましい態様である。青色顔料は、白色を鮮やかに見せるために配合され、例えば、群青、コバルト青、フタロシアニンブルーなどを挙げることができる。また、前記紫色顔料としては、例えば、アントラキノンバイオレット、ジオキサジンバイオレット、メチルバイオレット等を挙げることができる。
前記青色顔料の使用量は、基材ゴム成分100質量部に対して、0.001質量部以上、より好ましくは0.05質量部以上であって、0.2質量部以下、より好ましくは0.1質量部以下であることが望ましい。0.001質量部未満では、青みが不十分で、黄色味がかった色に見え、0.2質量部を超えると、青くなりすぎて、鮮やかな白色外観ではなくなるからである。
ゴム組成物に配合できる充填剤は、例えば、ゴム組成物の比重を調製するために使用されるものであり、例えば、基材ゴム成分100質量部に対して、15質量部以上、より好ましくは20質量部以上であって、40質量部以下、より好ましくは30質量部以下配合することができる。前記充填剤としては、例えば、酸化亜鉛、シリカ、炭酸カルシウム、硫酸バリウムなどを挙げることができ、酸化亜鉛や硫酸バリウムを好適に使用できる。
前記ゴム組成物を成形体に成形する条件は、ゴム組成に応じて適宜設定すればよいが、通常、前記ゴム組成物を130〜200℃で10〜60分間加熱するか、あるいは、130〜150℃で20〜40分間加熱した後、160〜180℃で5〜15分間の2段階で加熱することが好ましい。
前記ゴム組成物を成形体に成形する条件は、ゴム組成に応じて適宜設定すればよいが、通常、前記ゴム組成物を130〜200℃で10〜60分間加熱するか、あるいは、130〜150℃で20〜40分間加熱した後、160〜180℃で5〜15分間の2段階で加熱することが好ましい。
本発明のゴルフボールは、上述した基材ゴム成分、共架橋剤、および、融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩を含有するゴム組成物を成形した成形体をゴルフボールの構成部材として有するものであれば、特に限定されず、例えば、ソリッドゴルフボールであれば、ワンピースゴルフボール、ツーピースゴルフボール、若しくは、スリーピース以上のマルチピースゴルフボールのいずれの態様にも適用できる。ワンピースゴルフボールでは、ゴルフボール本体を前記成形体とする態様、コアと該コアを被覆するカバーとを有するツーピースゴルフボールにあっては、前記コアを上記成形体とする態様、スリーピース以上のマルチピースゴルフボールにあっては、コア若しくはカバーの少なくとも一層を前記成形体とする態様などを挙げることができる。特に、ツーピースゴルフボール、若しくは、マルチピースゴルフボールである場合、上述した成形体をコアとし、該コアを少なくとも1層以上のカバー材料でする態様が好ましい態様である。また、成形体の形状は、ゴルフボールの使用する部位に応じた形状であればよく、例えば、成形体をコアとして使用する場合には球状であり、多層コアの外層や多層カバーの少なくとも一層として使用する場合には、球状コアなどを被覆できる殻状(半球シェル)である。
また、上記成形体をコアとする場合、該コアを被覆するカバー材料としては、アイオノマー樹脂、ポリエステル樹脂、熱可塑性ウレタン樹脂若しくは2液硬化型ウレタン樹脂等のウレタン樹脂、ポリアミド樹脂などの各種樹脂を単独或いは2種以上を混合して使用することも好ましい態様である。特に、カバー材料として、熱可塑性ウレタン樹脂若しくは2液硬化型ウレタン樹脂などのウレタン樹脂、アイオノマー樹脂、又は、ウレタン樹脂とアイオノマー樹脂との混合物を、50質量%以上、より好ましくは75質量%以上、さらに好ましくは90質量%以上使用することも好ましい態様である。ウレタン樹脂やアイオノマー樹脂の含有率を高めることによって、カバーの耐久性や打球感を向上させることができるからである。
前記カバーを構成するアイオノマー樹脂としては、従来よりゴルフボール用のカバー材料として使用されているアイオノマー樹脂、すなわち、エチレンとα,β−不飽和カルボン酸との共重合体中のカルボキシル基の少なくとも1部を金属イオンで中和したもの、または、エチレンとα,β−不飽和カルボン酸とα,β−不飽和カルボン酸エステルとの三元共重合体中のカルボキシル基の少なくとも一部を金属イオンで中和したもの等が挙げられる。
前記中和用の金属イオンとしては、ナトリウムイオン、カリウムイオン、リチウムイオン等の1価金属イオン;亜鉛イオン、カルシウムイオン、マグネシウムイオン、銅イオン、マンガンイオンなどの2価金属イオン;アルミニウムイオン、ネオジムイオンなどの3価金属イオンなどが挙げられるが、特に亜鉛イオンが金属イオンの凝集体の結合力が大きく、架橋ジエン系ゴム粒子の分散に基づく機械的強度の低下が小さいことから好ましい。
前記アイオノマー樹脂の具体例としては、三井デュポンポリケミカル株式会社製のハイミラン1605(ナトリウムイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂の商品名)、ハイミラン1707(ナトリウムイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂の商品名)、ハイミラン1706(亜鉛イオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂の商品名)、ハイミランAM7315(亜鉛イオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂の商品名)、ハイミランAM7317(亜鉛イオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂の商品名)、ハイミラン1555(ナトリウムイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂の商品名)、ハイミラン1557(亜鉛イオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂の商品名)、エクソンケミカル株式会社製のアイオテック8000(ナトリウムイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂の商品名)、アイオテック7010(亜鉛イオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂の商品名)、デュポン社製のサーリン7930(リチウムイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂の商品名)、サーリン9945(亜鉛イオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂の商品名)、サーリン8945(ナトリウムイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体系アイオノマー樹脂の商品名)などが挙げられる。
前記カバーを構成するウレタン樹脂としては、例えば、イソシアネート基末端ウレタンプレポリマーを芳香族ポリアミンで硬化させる2液硬化型ウレタン樹脂、或いは、熱可塑性ウレタン樹脂などを挙げることができる。前記ウレタン樹脂を構成するポリイソシアネートとしては、イソシアネート基を2以上有するものであれば特に限定されず、例えば、2,4−トルエンジイソシアネート、2,6−トルエンジイソシアネート、2,4−トルエンジイソシアネートと2,6−トルエンジイソシアネートの混合物(TDI)、4,4'−ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)、1,5−ナフチレンジイソシアネート(NDI)、3,3'−ビトリレン−4,4'−ジイソシアネート(TODI)、キシリレンジイソシアネート(XDI)、テトラメチルキシリレンジイソシアネート(TMXDI)、パラフェニレンジイソシアネート(PPDI)等の芳香族ポリイソシアネート;4,4'−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート(H12MDI)、水素添加キシリレンジイソシアネート(H6XDI)、ヘキサメチレンジイソシアネート(HDI)、イソホロンジイソシアネート(IPDI)等の脂環式ポリイソシアネート又は脂肪族ポリイソシアネート等のうちの1種または2種以上の混合物を使用できる。これらのうち、耐候性の観点から、非黄変性のポリイソシアネート(TMXDI、XDI、HDI、H6XDI、IPDI、H12MDIなど)が好ましく使用される。
また、前記ウレタン樹脂を構成するポリオールとしては、ヒドロキシル基を複数有するものであれば特に限定されず、例えば、低分子量のポリオールや高分子量のポリオールなどを使用することができる。低分子量のポリオールとしては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘキサンジオール等のジオール;グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサントリオールなどのトリオールが挙げられる。高分子量のポリオールとしては、ポリオキシエチレングリコール(PEG)、ポリオキシプロピレングリコール(PPG)、ポリオキシテトラメチレングリコール(PTMG)等のポリエーテルポリオール;ポリエチレンアジぺート(PEA)、ポリブチレンアジペート(PBA)、ポリヘキサメチレンアジペート(PHMA)などの縮合系ポリエステルポリオール;ポリ−ε−カプロラクトン(PCL)のようなラクトン系ポリエステルポリオール;ポリヘキサメチレンカーボネートなどのポリカーボネートポリオール;及びアクリルポリオールなどが挙げられる。以上のようなポリオールのうち、重量平均分子量50〜2,000を有するもの、特に100〜1,000程度のポリオールが好ましく用いられる。尚、これらのポリオールは、1種または2種以上混合して用いてもよい。
前記芳香族ポリアミンとしては、例えば、少なくとも2以上のアミノ基が芳香環に直接又は間接的に結合している化合物であれば、特に限定されず、例えば、フェニレンジアミン、トルエンジアミン、ジエチルトルエンジアミンなどのアミノ基が芳香環に直接結合しているタイプ;ジメチルチオトルエンジアミンのようなアミノ基がスルフィド結合を介して芳香環に結合しているタイプ;キシリレンジアミンのようなアミノ基が低級アルキレン基を介して芳香環に結合しているタイプ;4,4'−ジアミノジフェニルメタン及びその誘導体などが挙げられる。上述したカバー材料には、さらに、酸化亜鉛や硫酸バリウム等の比重調整剤、老化防止剤、酸化チタンなどの顔料、色粉等を適宜配合することができる。
次に、本発明のゴルフボールを製造する方法について、コアとして上述したゴム組成物の球状成形体を使用するツーピースゴルフボールの態様を例にとって説明するが、本発明は、かかる製造方法に限定されるものではない。まず、基材ゴム成分、共架橋剤、および、融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩、さらに必要に応じて、充填剤、添加剤などを配合し、混練してゴム組成物を調整する。得られたゴム組成物は、通常、130〜200℃で10〜60分間加熱するか、あるいは、130〜150℃で20〜40分間加熱した後、160〜180℃で5〜15分間の2段階で加熱して、球状の成形体に成形する。得られた球状成形体をコアとして用い、該コアを上述したカバー材料で被覆して、ゴルフボール本体を作製する。カバー材料の被覆方法としては、予め2枚の半球状シェルを成形し、該シェルでコアを被覆して圧縮する圧縮成形法やコア上に直接カバー材料を射出する射出成形法を採用できる。また、コアをカバー材料で被覆してゴルフボール本体を作製する際には、通常、表面にディンプルと呼ばれるくぼみが形成される。さらに、ゴルフボール本体表面は、塗膜との密着性を一層向上させるために、サンドブラスト処理のような研磨処理がなされてもよい。
以下、本発明を実施例によって詳細に説明するが、本発明は、下記実施例によって限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲の変更、実施の態様は、いずれも本発明の範囲内に含まれる。
[評価方法]
(1)ゴルフボール反発係数
23℃、50%RHの環境下で、各ゴルフボールに200gのアルミニウム製円筒物を45m/秒の速度で衝突させ、衝突前後の前記円筒物およびゴルフボールの速度を測定し、それぞれの速度および質量から各ゴルフボールの反発係数を算出した。測定は各ゴルフボールについて5回ずつ行って、その平均値を各ゴルフボールの反発係数とした。
(1)ゴルフボール反発係数
23℃、50%RHの環境下で、各ゴルフボールに200gのアルミニウム製円筒物を45m/秒の速度で衝突させ、衝突前後の前記円筒物およびゴルフボールの速度を測定し、それぞれの速度および質量から各ゴルフボールの反発係数を算出した。測定は各ゴルフボールについて5回ずつ行って、その平均値を各ゴルフボールの反発係数とした。
尚、反発係数は、ツーピースゴルフボールについてはゴルフボールNo.9を、ワンピースゴルフボールについてはNo.21の値を100として、指数化した値で示した。反発係数が大きいほど、反発弾性に優れたゴルフボールである。
(2)ゴルフボールの耐久性
ツルーテンパー社のスイングロボットにメタルヘッド#1ドライバーを取り付け、ヘッドスピードを45m/sに設定して、各ゴルフボールについて12個のゴルフボールを打撃し、衝突板に衝突させて評価した。評価基準は、ゴルフボールが壊れるまでの繰返打撃回数を測定し、12個のゴルフボールの平均を算出して、各ゴルフボールの評価結果とした。尚、耐久性は、ツーピースゴルフボールについてはゴルフボールNo.9を、ワンピースゴルフボールについてはNo.21の値を100として、指数化した値で示し、値が大きい程、耐久性に優れることを意味する。
ツルーテンパー社のスイングロボットにメタルヘッド#1ドライバーを取り付け、ヘッドスピードを45m/sに設定して、各ゴルフボールについて12個のゴルフボールを打撃し、衝突板に衝突させて評価した。評価基準は、ゴルフボールが壊れるまでの繰返打撃回数を測定し、12個のゴルフボールの平均を算出して、各ゴルフボールの評価結果とした。尚、耐久性は、ツーピースゴルフボールについてはゴルフボールNo.9を、ワンピースゴルフボールについてはNo.21の値を100として、指数化した値で示し、値が大きい程、耐久性に優れることを意味する。
(3)ゴルフボール耐久性の均質性
各ゴルフボールについて、上記12個のゴルフボールの耐久性の標準偏差を算出し、ツーピースゴルフボールについてはNo.9の値を、ワンピースゴルフボールについてはNo.21の値を100として、指数化した値で示した。指数値が小さいほど、均質であることを意味する。
各ゴルフボールについて、上記12個のゴルフボールの耐久性の標準偏差を算出し、ツーピースゴルフボールについてはNo.9の値を、ワンピースゴルフボールについてはNo.21の値を100として、指数化した値で示した。指数値が小さいほど、均質であることを意味する。
[ツーピースゴルフボール本体の作成]
(1)コアの作製
表1に示す配合のコア用ゴム組成物を混練し、半球状キャビティを有する上下金型内で160℃で25分間加熱プレスすることにより直径39.3mmの球状コアを得た。
(1)コアの作製
表1に示す配合のコア用ゴム組成物を混練し、半球状キャビティを有する上下金型内で160℃で25分間加熱プレスすることにより直径39.3mmの球状コアを得た。
ポリブタジエンゴム:JSR製のBR01(シス含有率96%以上)
アクリル酸亜鉛:日本蒸留製のZNDA−90S
酸化亜鉛:東邦亜鉛製の銀嶺R
ジクミルパーオキサイド:日本油脂製のパークミルD
アデカスタブNA−10:融点が300℃以上であるリン酸ビス(4−tert−ブチルフェニル)ナトリム
アデカスタブNA−11:融点が400℃以上である2,2−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)ナトリム
リン酸トリフェニル:融点49℃、富士タルク工業製
表面処理チタン酸カリウム:融点1300℃、チタン酸カリウム(大塚化学製のティスモD)をビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラサルファイド1%を用いて処理したもの
ホウ酸アルミニウムウィスカー:融点1440℃、四国化成工業製アルボレックスY3A(アミノシラン系カップリング剤で表面処理したもの)
アクリル酸亜鉛:日本蒸留製のZNDA−90S
酸化亜鉛:東邦亜鉛製の銀嶺R
ジクミルパーオキサイド:日本油脂製のパークミルD
アデカスタブNA−10:融点が300℃以上であるリン酸ビス(4−tert−ブチルフェニル)ナトリム
アデカスタブNA−11:融点が400℃以上である2,2−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)ナトリム
リン酸トリフェニル:融点49℃、富士タルク工業製
表面処理チタン酸カリウム:融点1300℃、チタン酸カリウム(大塚化学製のティスモD)をビス(3−トリエトキシシリルプロピル)テトラサルファイド1%を用いて処理したもの
ホウ酸アルミニウムウィスカー:融点1440℃、四国化成工業製アルボレックスY3A(アミノシラン系カップリング剤で表面処理したもの)
(2)カバーの作製
表2に示した各種カバー用組成物を、上述のようにして得られたコア上に被覆して、カバー層を形成し、直径42.7mmを有するツーピースゴルフボール本体を作製した。
表2に示した各種カバー用組成物を、上述のようにして得られたコア上に被覆して、カバー層を形成し、直径42.7mmを有するツーピースゴルフボール本体を作製した。
ハイミラン1605:三井デュポンポリケミカル(株)製のナトリウムイオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体アイオノマー樹脂
ハイミラン1706:三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体アイオノマー樹脂
ハイミラン1706:三井デュポンポリケミカル(株)製の亜鉛イオン中和エチレン−メタクリル酸共重合体アイオノマー樹脂
[ワンピースゴルフボール本体の作製]
表3に示すゴム組成物を混練し、160℃30分間加圧成形し、直径42.7mmのワンピースゴルフボール本体を得た。
表3に示すゴム組成物を混練し、160℃30分間加圧成形し、直径42.7mmのワンピースゴルフボール本体を得た。
ポリブタジエンゴム:JSR製のBR01(シス含有率96%以上)
酸化亜鉛:東邦亜鉛製の銀嶺R
ジクミルパーオキサイド:日本油脂製のパークミルD
アデカスタブNA−10:融点が300℃以上であるリン酸ビス(4−tert−ブチルフェニル)ナトリム
アデカスタブNA−11:融点が400℃以上である2,2−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)ナトリム
酸化亜鉛:東邦亜鉛製の銀嶺R
ジクミルパーオキサイド:日本油脂製のパークミルD
アデカスタブNA−10:融点が300℃以上であるリン酸ビス(4−tert−ブチルフェニル)ナトリム
アデカスタブNA−11:融点が400℃以上である2,2−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)ナトリム
上述のようにして得られたツーピースゴルフボールについて評価した結果を表1に、ワンピースゴルフボールについて評価した結果を表3に併せて示した。
表1より、融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩を含有するゴム組成物を成形した成形体をコアとしたツーピースゴルフボールNo.1〜No.8は、反発弾性、耐久性、耐久性の均質性に優れることが分かる。特に、ゴルフボールNo.1〜No.4を比較すると、ゴム組成物中の基材ゴム成分100質量部に対して、リン酸エステル金属塩の含有量を増加させることによって、反発弾性、耐久性、及び、耐久性の均質性が改善されることが分かる。また、ゴルフボールNo.5〜No.7を比較すると、リン酸エステル金属塩の含有量を多くしすぎても、改善効果が小さくなることが分かった。これらの結果より、ゴム組成物中の基材ゴム成分100質量部に対して、リン酸エステル金属塩の含有量を0.02質量部以上、好ましくは0.1質量部以上、1.5質量部以下、好ましくは0.4質量部以下とすることによって、反発弾性、耐久性、及び、耐久性の均質性が極めて優れたツーピースゴルフボールが得られることが分かる。
ゴルフボールNo.10は、ゴム組成物がリン酸トリフェニルを含有する場合であるが、ゴム組成物中への分散性が悪いためか、反発性、耐久性、耐久性の均質性などが低下した。ゴルフボールNo.11は、ゴム組成物が表面処理チタン酸カリウムを含有する場合であり、反発弾性および耐久性を向上させることができるが、耐久性の均質性が却って低下する傾向があった。ゴルフボールNo.12は、ホウ酸アルミニウムウィスカーを含有する場合であり、反発弾性が著しく低下した。また表3からも明らかなように、ワンピースゴルフボールについても、ツーピースゴルフボールの結果とほぼ同様の結果が得られた。
本発明は、ゴム組成物から形成された成形体を有するソリッドゴルフボールに適用でき、例えば、ワンピースゴルフボール、ツーピースゴルフボール、マルチピースゴルフボールなどに好適である。
Claims (5)
- 基材ゴムと共架橋剤と融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩とを含有するゴム組成物から成形された成形体を有することを特徴とするソリッドゴルフボール。
- コアと、該コアを被覆するカバーとを有するソリッドゴルフボールであって、
前記コアが、基材ゴムと共架橋剤と融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩とを含有するゴム組成物から成形された成形体であるソリッドゴルフボール。 - 基材ゴムと共架橋剤と融点が150℃以上のリン酸エステル金属塩とを含有するゴム組成物から成形された成形体からなるゴルフボール本体を有することを特徴とするワンピースゴルフボール。
- 前記ゴム組成物は、基材ゴム成分100質量部に対して、
15〜45質量部の共架橋剤と0.02〜1.5質量部の前記リン酸エステル金属塩とを含有するものである請求項1〜3のいずれかに記載のゴルフボール。 - 前記リン酸エステル金属塩は、融点が400℃以上であるリン酸2,2−メチレンビス(4,6−ジ−tert−ブチルフェニル)ナトリム、または、融点が300℃以上であるリン酸ビス(4−tert−ブチルフェニル)ナトリムである請求項1〜4のいずれかに記載のゴルフボール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004043361A JP2005230271A (ja) | 2004-02-19 | 2004-02-19 | ソリッドゴルフボール |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013034829A (ja) * | 2011-07-08 | 2013-02-21 | Dunlop Sports Co Ltd | ゴルフボール用樹脂組成物およびゴルフボール |
JP2019010174A (ja) * | 2017-06-29 | 2019-01-24 | 住友ゴム工業株式会社 | ゴルフボールの製造方法 |
-
2004
- 2004-02-19 JP JP2004043361A patent/JP2005230271A/ja active Pending
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