JP2005229583A - ネットワーク制御装置、通信端末、およびネットワーク選択方法 - Google Patents

ネットワーク制御装置、通信端末、およびネットワーク選択方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 通信方式の異なるネットワーク間におけるハンドオーバにおいて、設定されたパラメータに基づいて選択された通信網に切り替える具体的な方式を提案する。
【解決手段】 ネットワーク制御装置10は、レジスタメッセージを受信するSIPメッセージ処理部16と、受信したレジスタメッセージに基づいて作成される宛先テーブルを参照して通信端末にデータを転送するデータ転送部12と、通信方式の異なる複数のネットワークのうちの少なくとも一つを選択するために通信端末から登録された情報を格納した端末情報蓄積部18と、通信端末が別のネットワークに入ったことを示すレジスタメッセージを受信したときに、通信端末へデータを転送するために用いるネットワークを端末情報蓄積部18に基づいて選択するネットワーク選択制御部22と、選択されたネットワークを通じてデータを転送するように宛先テーブルを更新する連携部24とを備える。
【選択図】図1

Description

通信方式の異なる複数のネットワークに接続可能な通信端末への接続を制御するネットワーク制御装置に関する。
次世代のモバイルネットワークでは、複数の異なったネットワークがIPで統合され、それに伴い,一つのモバイル端末が複数のモバイルネットワークインタフェースを収容すると考えられている。この場合、サービス中に、通信端末が、例えば3G(第三世代)にカバーされる領域から3GおよびWLAN(Wireless LAN)にカバーされる領域に入った場合に、ハンドオーバするか否かの判断が必要となる。
特許文献1には、種々の移動通信システムに属することができる移動通信網を組み合わせた移動通信システムにおけるハンドオーバ方法に関する発明が記載されている。この発明は、ハンドオーバについて決定を行う根拠となるパラメータとして接続の品質の他に少なくとも1つの他のパラメータを用いている。他のパラメータとしては、データ転送速度、接続の価格、接続の速度、サービスなどが挙げられている。
特表平11−501783号(18−19頁)
しかし、上記したハンドオーバ方法では、どのようにして、それまで行っていた通信を維持しつつ、他の通信網に切り替えるかについて具体的な方式が開示されていない。
本発明は、設定されたパラメータに基づいて選択された通信網に切り替える具体的な方式を提案する。
本発明のネットワーク制御装置は、通信端末がネットワークに接続された端末であることを登録するための登録要求を受信する登録要求受信手段と、前記登録要求受信手段によって受信した登録要求に基づいて作成される宛先テーブルと、前記宛先テーブルを参照して、通信方式の異なる複数のネットワークに接続可能な通信端末にデータを転送する転送手段と、前記複数のネットワークのうちの少なくとも一つを選択するために前記通信端末から登録された情報を格納したネットワーク選択情報格納手段と、前記通信端末がデータ通信中のネットワークとは別のネットワークに入ったことを示す前記別のネットワークへの登録要求を前記登録要求受信手段によって受信したときに、前記通信端末へデータを転送するために用いるネットワークを前記ネットワーク選択情報格納手段に格納された情報に基づいて選択するネットワーク選択手段と、前記ネットワーク選択手段により選択されたネットワークを通じてデータを転送するように前記宛先テーブルを更新するテーブル更新手段とを備える。
このように、通信端末がどのネットワークに接続されているかを管理し、どの宛先にデータを送信するかを規定する宛先テーブルを有する構成により、通信中に通信方式の異なるネットワークに入った場合に、異なるネットワークに入った通信端末とその通信相手との間で接続の確立をし直さなくても、通信相手から通信端末へのデータを転送するネットワーク制御装置の宛先テーブルを書き換えることにより、通信方式の異なるネットワークへの切り替えを行えるので、通信を維持しつつ高速にネットワークを切り替えることができる。また、あらかじめ通信端末ごとに登録された選択情報に基づいてネットワークを切り替えるか否かを判定することにより、通信端末の要望に合うネットワークへの切り替えを行える。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、前記通信端末が複数のネットワークのそれぞれを通じて受信した電波の強度に関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、前記ネットワーク選択情報格納手段に格納された電波の強度に関する情報に基づいてネットワークを選択してもよい。
この構成により、常に変化する通信端末の状況に応じて、安定したネットワークを選択することができる。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信種別ごとに通信に必要な電波強度に関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、前記通信端末によりデータ通信中の通信種別を判定し、判定された種別の通信に必要な電波強度と、前記通信端末の電波の強度に関する情報とに基づいてネットワークを選択してもよい。
この構成により、通信種別に応じて必要な電波強度を有するネットワークを選択できるので、ネットワークを切り替えた後も安定した通信を行うことができる。通信種別は、例えば、マルチメディア通信、音声通信などの通信内容に関する情報である。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信に必要なネットワークのセキュリティに関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、前記ネットワーク選択情報格納手段に格納されたセキュリティに関する情報に基づいてネットワークを選択してもよい。
この構成により、通信端末のユーザが確保を望む通信のセキュリティを備えたネットワークを選択できる。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信相手の端末に関する情報に関連付けて前記セキュリティに関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、前記通信端末の通信相手との通信に必要なセキュリティに関する情報を前記ネットワーク選択情報格納手段から抽出し、抽出されたセキュリティに関する情報に基づいてネットワークを選択してもよい。
この構成により、通信相手に応じて、通信端末のユーザが確保を望む通信のセキュリティを備えたネットワークを選択できる。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信種別ごとに前記セキュリティに関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、前記通信端末によりデータ通信中の通信種別を判定し、判定された種別の通信に必要なセキュリティに関する情報を前記ネットワーク選択情報格納手段から抽出し、抽出されたセキュリティに関する情報に基づいてネットワークを選択してもよい。
この構成により、通信種別に応じて、通信端末のユーザが確保を望む通信のセキュリティを備えたネットワークを選択できる。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信に必要なネットワークの通信速度に関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、前記ネットワーク選択情報格納手段に格納された通信速度に関する情報に基づいてネットワークを選択してもよい。
この構成により、通信端末のユーザが確保を望む通信の通信速度を備えたネットワーク
を選択できる。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信相手の端末に関する情報に関連付けて前記通信速度に関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、前記通信端末の通信相手の端末との通信に必要な通信速度に関する情報を前記ネットワーク選択情報格納手段から抽出し、抽出された通信速度に関する情報に基づいてネットワークを選択してもよい。
この構成により、通信相手に応じて、通信端末のユーザが確保を望む通信の通信速度を備えたネットワークを選択できる。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信種別ごとに前記通信速度に関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、前記通信端末によりデータ通信中の通信種別を判定し、判定された種別の通信に必要な通信速度に関する情報を前記ネットワーク選択情報格納手段から抽出し、抽出された通信速度に関する情報に基づいてネットワークを選択してもよい。
この構成により、通信種別に応じて、通信端末のユーザが確保を望む通信の通信速度を備えたネットワークを選択できる。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、前記ネットワークを選択するための複数の選択基準の優先度に関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、前記ネットワーク選択情報格納手段に格納された優先度が高い選択基準から順に適用して、前記ネットワークを選択してもよい。
この構成により、複数の選択基準に優先度を設定することができ、ユーザの要望に柔軟に対応可能となる。
本発明の通信端末は、通信方式の異なる複数のネットワークのうちの少なくとも一つを通じて受信する電波の強度を検知する下位層情報収集手段と、通信方式の異なる複数のネットワークのうちの一つを選択するためのユーザ要求条件を格納したネットワーク選択情報格納手段と、前記下位層情報収集手段により検知された電波強度を用いて、相手端末とのデータ通信中のネットワークとは別のネットワークに入ったことを検知する検知手段と、前記検知手段によって別のネットワークに入ったことを検知したときに、前記ネットワーク選択情報格納手段に格納されたユーザ要求条件と前記電波強度検知手段で検知した電波強度に基づいて、データを受信するために用いるネットワークを選択するネットワーク選択手段と、通信端末がネットワークに接続された端末であることを登録するための登録要求に基づいて更新されると共に前記相手端末からのデータを転送するネットワーク制御装置がデータを送信する際に参照する前記ネットワーク制御装置が有する宛先テーブルを、前記ネットワーク選択手段により選択されたネットワークを通じてデータを受信するように更新させるための更新メッセージを前記ネットワーク制御装置に送信する更新メッセージ送信手段とを備える。
このように、通信端末へのデータ送信の際に参照する宛先テーブルを有するネットワーク制御装置に、宛先テーブルを更新させるための更新メッセージを送信することにより、ネットワークの切り替えを行う構成により、通信中に通信方式の異なるネットワークに入った場合に、異なるネットワークに入った通信端末とその通信相手との間で接続の確立をし直さなくても、通信を維持しつつ高速にネットワークを切り替えることができる。また、あらかじめ登録された選択情報に基づいてネットワークを切り替えるか否かを判定することにより、ユーザの要望に合うネットワークへの切り替えを行える。
上記通信端末は、前記複数のネットワークのうちの少なくとも一のネットワークを通じて受信する電波の強度を検知する電波強度検知手段を備え、前記ネットワーク選択情報格納手段は、前記電波強度検知手段により検知した電波の強度に関する情報を格納し、前記
ネットワーク選択手段は、前記ネットワーク選択情報格納手段に格納された電波の強度に関する情報に基づいてネットワークを選択してもよい。
この構成により、常に変化する通信端末の状況に応じて、安定したネットワークを選択することができる。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信種別ごとに通信に必要な電波強度に関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、データ通信中の通信種別を判定し、判定された種別の通信に必要な電波強度と、前記電波の強度に関する情報とに基づいてネットワークを選択してもよい。
この構成により、通信種別に応じて必要な電波強度を有するネットワークを選択できるので、ネットワークを切り替えた後も安定した通信を行うことができる。通信種別は、例えば、マルチメディア通信、音声通信などの通信内容に関する情報である。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信に必要なネットワークのセキュリティに関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、前記ネットワーク選択情報格納手段に格納されたセキュリティに関する情報に基づいてネットワークを選択してもよい。
この構成により、ユーザが確保を望む通信のセキュリティを備えたネットワークを選択できる。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信相手の端末に関する情報に関連付けて前記セキュリティに関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、通信相手の端末との通信に必要なセキュリティに関する情報を前記ネットワーク選択情報格納手段から抽出し、抽出されたセキュリティに関する情報に基づいてネットワークを選択してもよい。
この構成により、通信相手に応じて、ユーザが確保を望む通信のセキュリティを備えたネットワークを選択できる。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信種別ごとに前記セキュリティに関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、データ通信中の通信種別を判定し、判定された種別の通信に必要なセキュリティに関する情報を前記ネットワーク選択情報格納手段から抽出し、抽出されたセキュリティに関する情報に基づいてネットワークを選択してもよい。
この構成により、通信種別に応じて、ユーザが確保を望む通信のセキュリティを備えたネットワークを選択できる。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信に必要なネットワークの通信速度に関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、前記ネットワーク選択情報格納手段に格納された通信速度に関する情報に基づいてネットワークを選択してもよい。
この構成により、ユーザが確保を望む通信の通信速度を備えたネットワークを選択できる。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信相手の端末に関する情報に関連付けて前記通信速度に関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、通信相手の端末との通信に必要な通信速度に関する情報を前記ネットワーク選択情報格納手段から抽出し、抽出された通信速度に関する情報に基づいてネットワークを選択してもよい。
この構成により、通信相手に応じて、ユーザが確保を望む通信の通信速度を備えたネットワークを選択できる。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信種別ごとに前記通信速度に関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、データ通信中の通信種別を判定し、判定された種別の通信に必要な通信速度に関する情報を前記ネットワーク選択情報格納手段から抽出し、抽出された通信速度に関する情報に基づいてネットワークを選択してもよい。
この構成により、通信種別に応じて、ユーザが確保を望む通信の通信速度を備えたネットワークを選択できる。
前記ネットワーク選択情報格納手段は、前記ネットワークを選択するための複数の選択基準の優先度に関する情報を格納し、前記ネットワーク選択手段は、前記ネットワーク選択情報格納手段に格納された優先度が高い選択基準から順に適用して、前記ネットワークを選択してもよい。
この構成により、複数の選択基準に優先度を設定することができ、ユーザの要望に柔軟に対応可能となる。
本発明のネットワークシステムは、通信方式の異なる複数のネットワークを通じて通信を行うことが可能な通信端末と、前記通信端末の前記ネットワークへの接続を制御するネットワーク制御装置とを備え、前記通信端末は、前記複数のネットワークのうちの少なくとも一つを通じて受信する電波の強度を検知する下位層情報収集手段と、前記下位層情報収集手段により検知された電波強度を用いて、相手端末とのデータ通信中のネットワークとは別のネットワークに入ったことを検知する検知手段と、前記検知手段によって別のネットワークに入ったことを検知したときに、通信端末がネットワークに接続された端末であることを登録するための登録要求を送信する登録要求送信手段とを備え、前記ネットワーク制御装置は、前記通信端末から送信される前記登録要求を受信する登録要求受信手段と、前記登録要求受信手段によって受信した登録要求に基づいて作成される宛先テーブルと、前記宛先テーブルを参照して、通信方式の異なる複数のネットワークに接続可能な通信端末にデータを転送する転送手段と、前記複数のネットワークのうちの少なくとも一つを選択するために前記通信端末から登録された情報を格納したネットワーク選択情報格納手段と、前記通信端末がデータ通信中のネットワークとは別のネットワークに入ったことを示す前記別のネットワークへの登録要求を前記登録要求受信手段によって受信したときに、前記通信端末へデータを転送するために用いるネットワークを前記ネットワーク選択情報格納手段に格納された情報に基づいて選択するネットワーク選択手段と、前記ネットワーク選択手段により選択されたネットワークを通じてデータを転送するように前記宛先テーブルを更新するテーブル更新手段とを備える。
この構成により、本発明のネットワーク制御装置と同様に、通信を維持しつつ、通信方式の異なるネットワークに高速に切り替えることができ、また、通信端末の要望に合うネットワークへの切り替えを行える。なお、本発明のネットワークシステムに、上記した本発明のネットワーク制御装置の各種の構成を適用することも可能である。
本発明のネットワーク選択方法は、通信方式の異なる複数のネットワークに接続可能な通信端末への接続を制御するネットワーク制御装置が、前記通信端末へ接続するネットワークを選択する方法であって、通信端末がネットワークに接続された端末であることを登録するための登録要求を前記通信端末から受信する登録要求受信ステップと、前記登録要求受信ステップにおいて受信した登録要求に基づいて宛先テーブルを作成するステップと、前記宛先テーブルを参照して、前記通信端末にデータを転送する転送ステップと、前記通信端末がデータ通信中のネットワークとは別のネットワークに入ったことを示す前記別のネットワークへの登録要求を受信したときに、一のネットワークを選択するためにあらかじめ前記通信端末から登録された情報に基づいて前記通信端末へデータを転送するために用いるネットワークを選択するネットワーク選択ステップと、前記ネットワーク選択ステップにおいて選択されたネットワークを通じてデータを転送するように前記宛先テーブルを更新するテーブル更新ステップとを備える。
この構成により、本発明のネットワーク制御装置と同様に、通信を維持しつつ、通信方式の異なるネットワークに高速に切り替えることができ、また、通信端末の要望に合うネットワークへの切り替えを行える。なお、本発明のネットワーク選択方法に、上記した本発明のネットワーク制御装置の各種の構成を適用することも可能である。
本発明の別の態様のネットワーク選択方法は、通信方式の異なる複数のネットワークに接続可能な通信端末への接続を制御するネットワーク制御装置に接続された通信端末が通信に用いるネットワークを選択する方法であって、相手端末とのデータ通信中のネットワークとは別のネットワークに入ったことを検知する検知ステップと、前記検知ステップにおいて別のネットワークに入ったことを検知したときに、あらかじめ登録された一のネットワークを選択するための情報に基づいて、データを受信するために用いるネットワークを選択するネットワーク選択ステップと、通信端末がネットワークに接続された端末であることを登録するための登録要求に基づいて更新されると共に前記ネットワーク制御装置がデータを送信する際に参照する前記ネットワーク制御装置が有する宛先テーブルを、前記ネットワーク選択ステップにおいて選択されたネットワークを通じてデータを受信するように更新させるための更新メッセージを前記ネットワーク制御装置に送信する更新メッセージ送信ステップとを備える。
この構成により、本発明の通信端末と同様に、通信を維持しつつ、通信方式の異なるネットワークに高速に切り替えることができ、また、ユーザの要望に合うネットワークへの切り替えを行える。なお、本発明のネットワーク選択方法に、上記した本発明の通信端末の各種の構成を適用することも可能である。
本発明は、通信方式の異なる複数のネットワークへ接続可能な通信端末への制御を行うネットワーク管理装置によって、通信端末がどのネットワークに接続されているかを管理し、どの宛先にデータを送信するかを規定する宛先テーブルを有する構成により、通信中に通信方式の異なるネットワークに入った場合に、異なるネットワークに入った通信端末とその通信相手との間で接続の確立をし直さなくても、通信相手から通信端末へのデータを転送するネットワーク制御装置の宛先テーブルを書き換えることにより、通信を維持しつつ高速にネットワークを切り替えることができるというすぐれた効果を有する。また、あらかじめ通信端末ごとに登録された選択情報に基づいてネットワークを切り替えるか否かを判定することにより、通信端末の要望に合うネットワークへの切り替えを行えるというすぐれた効果を有する。
以下、本発明の実施の形態のネットワーク制御装置および通信端末について説明する。
図1は、第1の実施の形態のネットワーク制御装置10の構成を示す図である。第1の実施の形態のネットワーク制御装置10の構成について説明する前に、実施の形態のネットワーク制御装置10および通信端末30が適用される環境について説明する。
図2は、本発明の実施の形態のネットワーク制御装置10および通信端末30が適用される環境を示す図である。図2では、2つのネットワークに接続可能な通信端末30と、ISP(Internet Service Provider)に接続された通信端末70とが通信するシステムを示している。
通信端末30は、複数の通信方式の異なる通信ネットワークに接続可能な端末である。ここでは、通信端末30は3GネットワークとWLANネットワークに接続可能とされている。通信端末30は、ワンナンバーで管理されている。すなわち、いずれのネットワークを用いて通信を行う場合にも同じ番号で通信端末30にアクセスできる。通信端末30は、IP対応可能な端末である。通信端末30は、例えば、携帯電話端末、IP電話端末、無線ネットワークに接続する機能を有するPDA、ネットワークに接続可能なパソコン、またはネット家電などである。通信端末70は、ISPに接続されている。なお、通信端末70は、ISP以外の別のキャリアにより接続されてもよい。
図2に示されるように、本実施の形態のネットワーク環境には、複数のネットワークを管理するセンター60が設けられている。センター60は、複数のネットワークにおける認証、課金、セッション管理、QoS制御などを統合的に管理する。本実施の形態のネットワーク制御装置10は、センター60内に設置される。ネットワーク制御装置10は、セッションの確立、切断などの管理、およびネットワークの切り替えを行う装置である。また、ネットワーク制御装置10は、SIPメッセージを送受信する機能を有する。
図1を参照して、ネットワーク制御装置10について説明する。ネットワーク制御装置10は、3GネットワークとWLANネットワークのインターワーキングのセッション管理装置の機能と、データルーティング装置の機能とを有する装置である。ネットワーク制御装置10はSIPプロキシを有し、SIPによりセッションの確立、切断およびルーティングを行う。
図1に示すように、ネットワーク制御装置10は、データ転送部12と、メッセージ転送部14と、SIPメッセージ処理部16と、端末情報蓄積部18と、ネットワーク情報収集蓄積部20と、ネットワーク選択制御部22と、連携部24とを有する。なお、図示を省略するが、ネットワーク制御装置10は、例えば、ネットワークに関する情報(通信料金、帯域幅等)を蓄積する蓄積部等、通常のネットワーク制御装置10と同じ構成も備えている。
データ転送部12は、データの送受信およびルーティングテーブルに基づくデータの転送を行う機能を有する。
図3は、データ転送部12が有するルーティングテーブルの例を示す図である。ルーティングテーブルは、データのルーティングを制御するためのテーブルである。ルーティングテーブルの「通信端末」には、ネットワーク制御装置10によって制御される通信端末30のIPアドレスおよびPort Numberが書き込まれ、「通信相手端末」には通信端末30と通信中の通信端末70のIPアドレスおよびPort Numberが書き込まれる。このルーティングテーブルは、ネットワークのハンドオーバが行われると更新される。新しいネットワークに入り、そのネットワークにハンドオーバすると判断されると、新しいネットワークがデータ転送パスとして設定される。すなわち、そのネットワークパスがルーティングテーブルに書き込まれ、ハンドオーバ前のネットワークパスが削除される。このようにルーティングテーブルが更新されることによって、新しいデータパスが確立される。
メッセージ転送部14は、送信メッセージをパケットとして作成する処理および受信パケットをメッセージとして作成する処理をする機能を有する。
SIPメッセージ処理部16は、受信したレジスタメッセージから電波強度情報を抽出し、端末情報蓄積部18に蓄積する機能を有する。なお、レジスタメッセージは、ネットワークに接続された端末であることを登録するためのSIPプロトコルのメッセージである。このレジスタメッセージにより、ネットワーク制御装置10は、通信端末30の存在するエリアの変化を検知する。つまり、レジスタメッセージがネットワークのハンドオーバ判断のトリガとなる。また、SIPメッセージ処理部16は、受信したインバイトメッセージから、発信者、着信者、アプリケーション種類の情報を抽出し、端末情報蓄積部18に蓄積する機能を有する。なお、インバイトメッセージは、通信の開始を要求するSIPプロトコルのメッセージである。
端末情報蓄積部18は、通信端末30から送信されたネットワーク選択に用いられる端末情報、およびネットワークを選択するためのネットワーク選択条件のテーブルを蓄積する機能を有する。
図4は、端末情報蓄積部18に蓄積される情報の例を示す図である。この例では、端末情報として、「ユーザ種別」「通信相手」「アプリケーション」「現在使用しているNW情報」「候補となっているNW情報」の各情報が蓄積されている。「ユーザ種別」は、ユーザを識別するための情報である。「通信相手」はユーザ種別により示されるユーザの通信端末30の通信中の相手を示す情報である。「アプリケーション」は、通信中のアプリケーションに関する情報である。ここでは、「音声サービス」が行われていることを示す情報が蓄積されている。音声サービス以外にも、例えばテレビ電話やストリーミング配信などのアプリケーションが実現可能である。なお「通信相手」および「アプリケーション」の情報は、セッションに関する動的な情報であり、インバイトメッセージから抽出される。「現在使用しているNW情報」は、通信端末30が使用中のネットワークの情報であり、「候補となっているNW情報」は、通信端末30が入った新しいネットワークの情報である。それぞれネットワーク情報には、通信端末30がそのネットワークを通じて受信中の電波強度に関する情報が含まれている。ここでは、3Gネットワークを通じて受信する電波強度が「E1」、WLANネットワークを通じて受信する電波強度が「E2」であることを示す情報が蓄積されている。「現在使用しているNW情報」「候補となっているNW情報」は、SIPメッセージ処理部16がレジスタメッセージから抽出した電波強度情報によって更新される。レジスタメッセージは、通信端末30から、定期的、あるいは電波強度が所定の閾値を超えて変化した場合に、通信端末30から通知される。
図5は、端末情報蓄積部18に蓄積されるネットワーク選択情報の例を示す図である。この例では、ネットワーク選択情報には、「ユーザ種別」「No.」「通信条件」「アプリケーション」「ネットワーク切り替え条件」「利用帯域」の各情報が設定されている。「ユーザ種別」は、ユーザを識別するための情報である。「No.」は、ネットワーク選択基準を識別する番号である。「通信条件」は、ネットワーク切り替えの判断基準を決める通信の優先度に関する情報である。ここでは、登録メンバー「a1」「b1」「c1」との通信については、高い優先度「H」が設定され、その他との通信については低い優先度「L」が設定されている。高い優先度のメンバーの登録は、ユーザによって行われる。「アプリケーション」は、ネットワーク切り替えの判断基準を決めるアプリケーションに関する情報である。アプリケーションとしては、図5に示すように、例えば音声通話、あるいはテレビ電話がある。「ネットワーク切り替え条件」は、ネットワークを切り替える基準を規定する情報である。例えば、No.1の条件では、機密性が高いネットワークを選択すべきことが規定されている。図5に示されるように、ネットワーク切り替えの判断基準としては、「機密性」「料金」「データレート」の3つがある。2つ以上の項目で条件が規定されている場合には、複数の条件をすべて満たすネットワークへ切り替える。なお、2つ以上の項目で条件が規定されている場合に、複数の条件のうちのいずれか一つを満たすネットワークに切り替えるようにネットワーク制御装置10を設計することも可能である。この場合には、優先して判断する項目を予め決めておくことが望ましい。「利用帯域」は、選択されるネットワークとして必要な帯域に関する情報である。従って、ネットワーク切り替え条件を満たすネットワークであっても、利用帯域に規定された帯域幅を確保できない場合には、そのネットワークへの切り替えを行えない。図5に示すネットワーク選択情報は、ユーザにより設定される。設定の方法としては、インターネット経由でネットワーク選択情報を設定してもよいし、ネットワーク制御装置10のオペレータに連絡することによりネットワーク選択情報を登録してもよい。また、ユーザが通信端末30を購入したときに、購入時の契約内容と設定されたネットワークの選択条件情報30を登録することも可能である。あるいは、通信端末30をネットワークに接続された端末として登録する際に、選択条件を通知することも可能である。なお、本実施の形態では、ユーザごとに切り替え条件を設定可能な態様について説明したが、ネットワーク切り替え条件は全ユーザ共通とし、通信優先度の高い通信相手の情報のみをユーザごとに設定可能とすることもできる。
ネットワーク情報収集蓄積部20は、ネットワーク制御装置10により管理するネットワークの利用状況等に関する情報を収集し、蓄積する機能を有する。図6は、ネットワーク情報収集蓄積部20に蓄積された情報の例を示す図である。この例では、ネットワーク情報として、「ネットワーク種別」「機密性」「料金」「データレート」「利用可能帯域」に関する情報が蓄積されている。「ネットワーク種別」は、ネットワークを識別する情報である。「機密性」「料金」「データレート」の各情報は、ネットワークに関する情報であり、ネットワークによって決まる静的な情報である。この例によれば、3Gネットワークは、機密性、料金が高く、データレートが384kbpsという特徴を有することが分かる。「利用可能帯域」は、現在利用可能な帯域に関する情報であり、そのときの状況に応じて変化する情報である。この例では、3Gネットワークは、現在384k(bps)の帯域を利用可能なことが分かる。また、WLANネットワークは、最大の10Mbpsの帯域は利用できず、現在は8Mbpsの通信が可能であることが分かる。利用可能帯域のように状況に応じて変化する情報は、ネットワーク情報収集蓄積部20によって定期的に収集される。
ネットワーク選択制御部22は、端末情報蓄積部18に蓄積された情報およびネットワーク情報収集蓄積部20に蓄積された情報に基づいて、通信端末30へ接続するネットワークを選択する機能を有する。このように、端末情報蓄積部18およびネットワーク選択情報蓄積部20から取得した情報に基づいてルーティングすることにより、ネットワーク選択制御部22は通信端末30の要望に応じたネットワークを用いてルーティングを行える。ネットワーク選択制御部22によるネットワーク選択の例については、ネットワーク制御装置10の動作説明において説明する。
連携部24は、アプリケーションレイヤであるネットワーク選択制御部22の判断に基づき、データ転送部12のパケットルーティングテーブルを更新する機能を有する。
次に、第1の実施の形態の通信端末30について説明する。図7は、第1の実施の形態の通信端末30の構成を示す図である。図7に示すように、通信端末30は、階層化された構成を有する。上位層32はOSI参照モデルのアプリケーション層に相当し、下位層40はOSI参照モデルのトランスポート層から物理層に相当する。また、通信端末30は、上位層32と下位層40との間に下位層40の情報を収集する下位層情報収集部50を有する。
通信端末30は、上位層32に、ユーザインターフェース38と、通知制御部34と、アプリケーション36とを有する。また、通信端末30は、下位層40に、通信プロトコル制御部42と、無線インターフェース制御部44と、3Gインターフェース46と、WLANインターフェース48とを有する。以下、通信端末30のそれぞれの構成要素について説明する。
通知制御部34は、通信端末30が利用しているNW情報と候補となっているNW情報およびメディア転送IPアドレス情報をネットワーク制御装置10に通知する機能を有する。
アプリケーション36は、通信により実行されるアプリケーションに要求される条件とサービスロジックを提供する機能を有する。
ユーザインターフェース38は、ユーザからの入力を受け付け、またユーザへの情報出力を行う機能を有する。
通信プロトコル制御部42は、無線インターフェースにおける通信プロトコルに関する制御を行う機能を有する。通信プロトコル制御部42は、OSI参照モデルのトランスポート層およびネットワーク層に相当する。
無線インターフェース制御部44は、無線通信を行うために必要な無線インターフェースを制御する機能を有する。無線インターフェース制御部44は、OSI参照モデルのデータリンク層に相当する。
3Gインターフェース46は、3Gネットワークにアクセスするための無線インターフェース、WLANインターフェース48はWLANネットワークにアクセスするための無線インターフェースである。2つのインターフェース46,48は、OSI参照モデルの物理層に相当する。
下位層情報収集部50は、無線インターフェースのデータリンク層および物理層の情報、例えば電波強度情報を監視収集する機能を有する。下位層情報収集部50は、収集した情報を通知制御部34に入力する。
次に、本実施の形態のネットワーク制御装置10および通信端末30の動作について説明する。図8は、ネットワーク制御装置10および通信端末30の動作を示す図である。
通信端末30は、下位層情報収集部50により電波強度を監視し、通信端末30が新しいネットワークに入ったか否か判定する(S10)。新しいネットワークに入った場合には、通信端末30は、新しいネットワークからIPアドレスを取得する(S12)。
次に、通信端末30は、取得したIPアドレスと使用中ネットワークのIPアドレスをレジスタメッセージのヘッダの「Contact」の項目に記述したメッセージを生成し、ネットワーク制御装置10に送信する(S14)。
ここで、SIPのレジスタメッセージのシーケンスについて図9を参照しながら説明する。図9に示すように、通信端末30がネットワーク制御装置10にレジスタメッセージを送信し、これを受けたネットワーク制御装置10は送信元の通信端末30を登録し、成功レスポンスである200OKを送信する。以上で、レジスタメッセージのシーケンスが完了する。
図10は、ここで送信されるレジスタメッセージを示す図である。レジスタメッセージのヘッダには、「Contact」の項目の他に、送信元の通信端末30のURIを記述した「From」および「To」という項目と、登録を要求する期間に関する情報が記述される「Expires」という項目とを有する。ここでは、「Expires」には値が記述されていない。これは、期間を定めないで登録することを意味する。
SIPにおいて、ボディは、標準情報から拡張された情報を記述できる部分である。レジスタメッセージのボディに、使用中のアプリケーションの情報、メディア転送IPアドレス、現在利用しているNWの電波強度および候補となっているNWの電波強度の情報が記述されている。なお、メディア転送IPアドレスは、ネットワークのIPアドレスと異なる場合に記述される情報である。
ネットワーク制御装置10は、通信端末30から送信されたレジスタメッセージをデータ転送部12によって受信し、メッセージ転送部14を経由してSIPメッセージ処理部16に入力する。SIPメッセージ処理部16は、受信したレジスタメッセージのヘッダおよびボディの情報を抽出し、ネットワーク選択制御部22に送信する(S16)。
ネットワーク選択制御部22は、通信端末30によって使用可能となった新しいネットワークにハンドオーバするか否かを判断するために、まず、端末情報蓄積部18、ネットワーク情報収集蓄積部20に、端末情報、ネットワーク選択情報、およびネットワーク情報の取得を要求する(S18)。ネットワーク情報収集蓄積部20は、網側の情報をネットワーク選択制御部22に送信し(S20)、端末情報蓄積部18は、端末情報および選択テーブルの情報をネットワーク選択制御部22に送信する(S22)。続いて、ネットワーク選択制御部22は、取得した情報に基づいて使用するネットワークを選択する(S24)。
ここで、ネットワークの選択例について説明する。ここでは、通信端末30が図4の端末情報に示される通信を行っている場合に、使用するネットワークを選択する例について説明する。まず、ユーザ1の通信端末30が存在するネットワークについて説明する。図4の「現在利用しているNW情報」および「候補となっているNW情報」を参照すると、ユーザ1の通信端末30が3Gネットワークを利用している状態で、WLANネットワークも利用可能なエリアに入ったことが分かる。本例では、ユーザ1の通信端末30が3Gネットワークを利用すべきか、WLANネットワークを利用すべきかをネットワーク選択情報(図5参照)を参照して決定する。
ユーザ1の通信相手a1は、図5に示すネットワーク選択情報によれば通信優先度の高い通信相手である。また、通信中のアプリケーションは音声サービスである。従って、ネットワーク選択制御部22は、図5に示すネットワーク選択情報のうちの「No.1」の機密性が高いという基準によってネットワークを選択することになる。ここで、図6に示すネットワーク情報蓄積部20に蓄積されたネットワーク情報を参照すると、3Gネットワークの方がWLANネットワークより機密性が高いことが分かる。従って、ネットワーク選択制御部22は、3Gネットワークを選択すべきと判断する。なお、ネットワーク選択情報の「No.1」には、利用可能帯域が規定されていないが、例えば、「No.2」の基準のように、利用可能帯域が規定されている場合には、選択したネットワークの現在の利用帯域が、規定された利用帯域を超えるか否かの判断をし、規定された利用帯域を超える場合に最終的にそのネットワークを選択する。
使用するネットワークを決定した後に、ネットワーク選択制御部22は、ハンドオーバを行うか否か判定する(S26)。現在利用中のネットワークと選択したネットワークとが異なる場合にはハンドオーバすると判断し、同じ場合にはハンドオーバしないと判断する。ハンドオーバを行うと決定した場合、ネットワーク選択制御部22は上位層32と下位層40とのの連携部24により、ネットワーク層におけるデータ転送部12のルーティングテーブルを書き換える(S28)。連携部24はソケットによるネットワーク選択制御部22からのルーティングテーブル更新要求に基づき、データ転送部12に利用されるルーティングテーブルを書き換える。データ転送部12は、ルーティングテーブルの新しいルーティングパスを書き込み、ハンドオーバ前のルーティングパスを削除する。そして、データ転送部12は、通信相手からのデータをルーティングテーブルに書き込まれた新しいデータパスによりデータの転送する(S30)。
なお、実際のモバイルネットワークでは、AAA(Authentication, Authorization, and Accounting)とQoS確保などといった手続きも必要となるが、それらは標準で規定されている方式に準じるものとする。
以上、第1の実施の形態の通信端末30およびネットワーク制御装置10について説明した。
第1の実施の形態のネットワーク制御装置10は、通信端末30から登録されたネットワーク選択情報を端末情報蓄積部18に蓄積し、蓄積されたネットワーク選択情報に基づいて、その通信端末30へ接続するネットワークを選択する。これにより、通信端末30の要望に合ったネットワークを選択することが可能となる。
上記では、ネットワーク制御装置10のネットワーク選択制御部22は、優先度、アプリケーションの情報に基づいて、ネットワークを選択する例について説明したが、その他の情報を基準としてネットワークを選択してもよい。
ネットワーク制御装置10は、通信端末30から送信される電波強度情報を受信して、端末蓄積情報部に蓄積しているので、この電波強度情報に基づいてネットワークを選択することも可能である。例えば、優先度やアプリケーションにより複数のネットワークを使用可能と判定された場合に、電波強度が大きいネットワークを選択してもよい。これにより、ハンドオーバ後の通信を安定して行える。
なお、上記した第1の実施の形態では、通信端末30がネットワーク制御装置10により制御される例について説明したが、通信を行う通信端末30と通信端末70がともにネットワーク制御装置10に制御されることとしてもよい。この場合、通信端末30または通信端末70のいずれかのネットワークが変化した場合に、ルーティングテーブルが書き換えられる。
次に、本発明の第2の実施の形態のネットワーク制御装置10および通信端末30について説明する。第2の実施の形態の通信端末30は、新しいネットワークに入ったときに、あらかじめ設定されたネットワーク選択情報に基づいて、ハンドオーバするか否か判定する通信端末30である。なお、第2の実施の形態のネットワーク制御装置10および通信端末30が適用される環境は、第1の実施の形態と同様である(図2参照)。
図11は、第2の実施の形態の通信端末30の構成を示す図である。第2の実施の形態の通信端末30は、第1の実施の形態の通信端末30と基本的な構成は同じであるが、通知制御部34の替わりに、ネットワーク選択機能を持つNW選択通知部54になり、また、設定情報蓄積部52をさらに備えている点が異なる。
設定情報蓄積部52には、第1の実施の形態のネットワーク制御装置10が有する端末情報蓄積部18に蓄積された端末情報(図4参照)およびネットワーク選択情報(図5参照)が蓄積されている。ネットワーク選択情報は、ユーザインターフェース38を通じてユーザにより設定される。また、設定情報蓄積部52には、第1の実施の形態のネットワーク制御装置10のネットワーク情報収集蓄積部20(図6参照)が有するネットワーク情報が蓄積されている。なお、ネットワーク情報は、ネットワーク制御装置10からの通知を受けて更新されることが好ましい。
NW選択通知部54は、通信端末30が新しいネットワークに入ったことを検知したときに、設定情報蓄積部52に蓄積された情報を用いて、ハンドオーバを行うか否かを判定する機能を有する。また、NW選択通知部54は、ハンドオーバをすると判定した場合には、ネットワーク制御装置10にルーティングテーブルを更新させるためのレジスタメッセージを作成し、送信する機能を有する。
次に、ネットワーク制御装置10について説明する。図12は、第2の実施の形態のネットワーク制御装置10の構成を示す図である。ネットワーク制御装置10は、データ転送部12と、メッセージ転送部14と、SIPメッセージ処理部16と、ネットワーク選択制御部22と、連携部24とを有する。第2の実施の形態で用いられるネットワーク制御装置10は、通常のネットワーク制御装置である。
ネットワーク選択制御部22は、通信端末30からのレジスタメッセージに含まれるハンドオーバ情報に基づいてルーティングテーブルの書き換えを起動する機能を有する。そして、連携部24は、ネットワーク選択制御部22の起動に基づいて、データ転送部12のルーティングテーブルを書き換える機能を有する。
次に、第2の実施の形態のネットワーク制御装置10および通信端末30の動作について説明する。図13は、ネットワーク制御装置10および通信端末30の動作を示す図である。
通信端末30は、下位層情報収集部50により電波強度を監視し、通信端末30が新しいネットワークに入ったか否か判定する(S40)。新しいネットワークに入った場合には、通信端末30は、新しいネットワークからIPアドレスを取得する(S42)。
次に、通信端末30のNW選択通知部54は、新しく入ったネットワークにハンドオーバするか否か判定するために、設定情報蓄積部52にネットワーク選択情報の取得を要求し、アプリケーション36に、アプリケーションの種別や通信相手の情報の取得を要求する(S44)。設定情報蓄積部52は、ユーザにより設定された選択条件をNW選択通知部54に送信し、アプリケーション36はアプリ情報をNW選択通知部54に送信する(S48)。
続いて、通信端末30は取得した情報に基づいてハンドオーバするか否かを判断する(S50)。判断の方法については、第1の実施の形態においてネットワーク制御装置10によって判断した方法と同様である。
通信端末30は、ハンドオーバするとNW選択通知部54により判断された場合、網側ネットワーク制御装置10への通知用のレジスタメッセージを作成し、ネットワーク制御装置10に送信する(S52)。
図14は、ハンドオーバを指示するために作成されたレジスタメッセージの例を示す図である。NW選択通知部54により作成されるメッセージはSIPのレジスタメッセージである。ヘッダの「From」と「To」の項目には、通信端末30の電話番号の情報が記述され、「Contact」の項目には、SIPメッセージ送受信用のIPアドレスを記述する。また、メディア受信用のIPアドレスが上記SIPアドレスと異なる場合に、ボディにメディア転送用IPアドレスを記述する。
ネットワーク制御装置10は、通信端末30から送信されたレジスタメッセージをデータ転送部12により受信し、メッセージ転送部14を経由してSIPメッセージ処理部16に入力する。SIPメッセージ処理部16は、レジスタメッセージからヘッダおよびボディの情報を抽出し、ネットワーク選択制御部22に送信する(S54)。
ネットワーク選択制御部22は、ネットワーク選択制御部22とデータ転送部12との連携部24により、データ転送部12のルーティングテーブルを書き換える。連携部24はソケットによるネットワーク選択制御部22からのルーティングテーブル更新要求に基づき、データ転送部12によって利用されるルーティングテーブルを書き換える(S56)。データ転送部12は、ルーティングテーブルの新しいルーティングパスを書き込み、ハンドオーバ前のルーティングパスを削除する。そして、データ転送部12は、通信相手からのデータをルーティングテーブルに書き込まれた新しいデータパスによりデータの転送する(S58)。
なお、実際のモバイルネットワークでは、AAAとQoS確保などといった手続きも必要となるが、それらは標準で規定されている方式に準じるものとする。
以上、第2の実施の形態の通信端末30およびネットワーク制御装置10について説明した。
第2の実施の形態の通信端末30は、あらかじめユーザにより登録されたネットワーク選択情報を設定情報蓄積部52に蓄積し、蓄積されたネットワーク選択情報に基づいて、接続するネットワークを選択し、ハンドオーバするか否か判断する。これにより、通信端末30の要望に合ったネットワークを選択することが可能となる。
以上説明したように、本発明は、通信方式の異なるネットワークに入った通信端末とその通信相手との間で接続の確立をし直さなくても、通信を維持しつつ高速にネットワークを切り替えることができるというすぐれた効果を有し、通信方式の異なる複数のネットワークに接続可能な通信端末への接続を制御するネットワーク制御装置等として有用である。
第1の実施の形態のネットワーク制御装置の構成を示す図 本発明のネットワーク制御装置および通信端末が適用される環境を示す図 ルーティングテーブルの例を示す図 端末情報の例を示す図 ネットワーク選択情報の例を示す図 ネットワーク情報の例を示す図 第1の実施の形態の通信端末の構成を示す図 第1の実施の形態のネットワーク制御装置および通信端末の動作を示す図 レジスタメッセージのシーケンスを示す図 第1の実施の形態において送信されるレジスタメッセージの例を示す図 第2の実施の形態の通信端末の構成を示す図 第2の実施の形態のネットワーク制御装置の構成を示す図 第2の実施の形態のネットワーク制御装置および通信端末の動作を示す図 第2の実施の形態において送信されるレジスタメッセージの例を示す図
符号の説明
10 ネットワーク制御装置
12 データ転送部
14 メッセージ転送部
16 SIPメッセージ処理部
18 端末情報蓄積部
20 ネットワーク情報収集蓄積部
22 ネットワーク選択制御部
24 連携部
30 通信端末
32 上位層
34 通知制御部
36 アプリケーション
38 ユーザインターフェース
40 下位層
42 通信プロトコル制御部
44 無線インターフェース制御部
46 3Gインターフェース
48 WLANインターフェース
50 下位層情報収集部
52 設定情報蓄積部
54 NW選択通知部

Claims (19)

  1. 通信端末がネットワークに接続された端末であることを登録するための登録要求を受信する登録要求受信手段と、
    前記登録要求受信手段によって受信した登録要求に基づいて作成される宛先テーブルと、
    前記宛先テーブルを参照して、通信方式の異なる複数のネットワークに接続可能な通信端末にデータを転送する転送手段と、
    前記複数のネットワークのうちの少なくとも一つを選択するために前記通信端末から登録された情報を格納したネットワーク選択情報格納手段と、
    前記通信端末がデータ通信中のネットワークとは別のネットワークに入ったことを示す前記別のネットワークへの登録要求を前記登録要求受信手段によって受信したときに、前記通信端末へデータを転送するために用いるネットワークを前記ネットワーク選択情報格納手段に格納された情報に基づいて選択するネットワーク選択手段と、
    前記ネットワーク選択手段により選択されたネットワークを通じてデータを転送するように前記宛先テーブルを更新するテーブル更新手段と、
    を備えることを特徴とするネットワーク制御装置。
  2. 前記ネットワーク選択情報格納手段は、前記通信端末が複数のネットワークのそれぞれを通じて受信した電波の強度に関する情報を格納し、
    前記ネットワーク選択手段は、前記ネットワーク選択情報格納手段に格納された電波の強度に関する情報に基づいてネットワークを選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク制御装置。
  3. 前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信種別ごとに通信に必要な電波強度に関する情報を格納し、
    前記ネットワーク選択手段は、前記通信端末によりデータ通信中の通信種別を判定し、判定された種別の通信に必要な電波強度と、前記通信端末の電波の強度に関する情報とに基づいてネットワークを選択する、
    ことを特徴とする請求項2に記載のネットワーク制御装置。
  4. 前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信に必要なネットワークのセキュリティに関する情報を格納し、
    前記ネットワーク選択手段は、前記ネットワーク選択情報格納手段に格納されたセキュリティに関する情報に基づいてネットワークを選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク制御装置。
  5. 前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信相手の端末に関する情報に関連付けて前記セキュリティに関する情報を格納し、
    前記ネットワーク選択手段は、前記通信端末の通信相手との通信に必要なセキュリティに関する情報を前記ネットワーク選択情報格納手段から抽出し、抽出されたセキュリティに関する情報に基づいてネットワークを選択する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のネットワーク制御装置。
  6. 前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信種別ごとに前記セキュリティに関する情報を格納し、
    前記ネットワーク選択手段は、前記通信端末によりデータ通信中の通信種別を判定し、判定された種別の通信に必要なセキュリティに関する情報を前記ネットワーク選択情報格納手段から抽出し、抽出されたセキュリティに関する情報に基づいてネットワークを選択する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のネットワーク制御装置。
  7. 前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信に必要なネットワークの通信速度に関する情報を格納し、
    前記ネットワーク選択手段は、前記ネットワーク選択情報格納手段に格納された通信速度に関する情報に基づいてネットワークを選択する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のネットワーク制御装置。
  8. 前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信相手の端末に関する情報に関連付けて前記通信速度に関する情報を格納し、
    前記ネットワーク選択手段は、前記通信端末の通信相手の端末との通信に必要な通信速度に関する情報を前記ネットワーク選択情報格納手段から抽出し、抽出された通信速度に関する情報に基づいてネットワークを選択する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のネットワーク制御装置。
  9. 前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信種別ごとに前記通信速度に関する情報を格納し、
    前記ネットワーク選択手段は、前記通信端末によりデータ通信中の通信種別を判定し、判定された種別の通信に必要な通信速度に関する情報を前記ネットワーク選択情報格納手段から抽出し、抽出された通信速度に関する情報に基づいてネットワークを選択する、
    ことを特徴とする請求項7に記載のネットワーク制御装置。
  10. 前記ネットワーク選択情報格納手段は、前記ネットワークを選択するための複数の選択基準の優先度に関する情報を格納し、
    前記ネットワーク選択手段は、前記ネットワーク選択情報格納手段に格納された優先度が高い選択基準から順に適用して、前記ネットワークを選択することを特徴とする請求項1に記載のネットワーク制御装置。
  11. 通信方式の異なる複数のネットワークのうちの少なくとも一つを通じて受信する電波の強度を検知する下位層情報収集手段と、
    通信方式の異なる複数のネットワークのうちの一つを選択するためのユーザ要求条件を格納したネットワーク選択情報格納手段と、
    前記下位層情報収集手段により検知された電波強度を用いて、相手端末とのデータ通信中のネットワークとは別のネットワークに入ったことを検知する検知手段と、
    前記検知手段によって別のネットワークに入ったことを検知したときに、前記ネットワーク選択情報格納手段に格納されたユーザ要求条件と前記電波強度検知手段で検知した電波強度に基づいて、データを受信するために用いるネットワークを選択するネットワーク選択手段と、
    通信端末がネットワークに接続された端末であることを登録するための登録要求に基づいて更新されると共に前記相手端末からのデータを転送するネットワーク制御装置がデータを送信する際に参照する前記ネットワーク制御装置が有する宛先テーブルを、前記ネットワーク選択手段により選択されたネットワークを通じてデータを受信するように更新させるための更新メッセージを前記ネットワーク制御装置に送信する更新メッセージ送信手段と、
    を備えることを特徴とする通信端末。
  12. 前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信種別ごとに通信に必要な電波強度に関する情報を格納し、
    前記ネットワーク選択手段は、データ通信中の通信種別を判定し、判定された種別の通信に必要な電波強度と、前記電波の強度に関する情報とに基づいてネットワークを選択する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信端末。
  13. 前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信に必要なネットワークのセキュリティに関する情報を格納し、
    前記ネットワーク選択手段は、前記ネットワーク選択情報格納手段に格納されたセキュリティに関する情報に基づいてネットワークを選択する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の通信端末。
  14. 前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信相手の端末に関する情報に関連付けて前記セキュリティに関する情報を格納し、
    前記ネットワーク選択手段は、通信相手の端末との通信に必要なセキュリティに関する情報を前記ネットワーク選択情報格納手段から抽出し、抽出されたセキュリティに関する情報に基づいてネットワークを選択する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の通信端末。
  15. 前記ネットワーク選択情報格納手段は、通信種別ごとに前記セキュリティに関する情報を格納し、
    前記ネットワーク選択手段は、データ通信中の通信種別を判定し、判定された種別の通信に必要なセキュリティに関する情報を前記ネットワーク選択情報格納手段から抽出し、抽出されたセキュリティに関する情報に基づいてネットワークを選択する、
    ことを特徴とする請求項13に記載の通信端末。
  16. 前記ネットワーク選択情報格納手段は、前記ネットワークを選択するための複数の選択基準の優先度に関する情報を格納し、
    前記ネットワーク選択手段は、前記ネットワーク選択情報格納手段に格納された優先度が高い選択基準から順に適用して、前記ネットワークを選択することを特徴とする請求項11に記載の通信端末。
  17. 通信方式の異なる複数のネットワークを通じて通信を行うことが可能な通信端末と、前記通信端末の前記ネットワークへの接続を制御するネットワーク制御装置とを備え、
    前記通信端末は、
    前記複数のネットワークのうちの少なくとも一つを通じて受信する電波の強度を検知する下位層情報収集手段と、
    前記下位層情報収集手段により検知された電波強度を用いて、相手端末とのデータ通信中のネットワークとは別のネットワークに入ったことを検知する検知手段と、
    前記検知手段によって別のネットワークに入ったことを検知したときに、通信端末がネットワークに接続された端末であることを登録するための登録要求を送信する登録要求送信手段と、
    を備え、
    前記ネットワーク制御装置は、
    前記通信端末から送信される前記登録要求を受信する登録要求受信手段と、
    前記登録要求受信手段によって受信した登録要求に基づいて作成される宛先テーブルと、
    前記宛先テーブルを参照して、通信方式の異なる複数のネットワークに接続可能な通信端末にデータを転送する転送手段と、
    前記複数のネットワークのうちの少なくとも一つを選択するために前記通信端末から登録された情報を格納したネットワーク選択情報格納手段と、
    前記通信端末がデータ通信中のネットワークとは別のネットワークに入ったことを示す前記別のネットワークへの登録要求を前記登録要求受信手段によって受信したときに、前記通信端末へデータを転送するために用いるネットワークを前記ネットワーク選択情報格納手段に格納された情報に基づいて選択するネットワーク選択手段と、
    前記ネットワーク選択手段により選択されたネットワークを通じてデータを転送するように前記宛先テーブルを更新するテーブル更新手段と、
    を備えることを特徴とするネットワークシステム。
  18. 通信方式の異なる複数のネットワークに接続可能な通信端末への接続を制御するネットワーク制御装置が、前記通信端末へ接続するネットワークを選択する方法であって、
    通信端末がネットワークに接続された端末であることを登録するための登録要求を前記通信端末から受信する登録要求受信ステップと、
    前記登録要求受信ステップにおいて受信した登録要求に基づいて宛先テーブルを作成するステップと、
    前記宛先テーブルを参照して、前記通信端末にデータを転送する転送ステップと、
    前記通信端末がデータ通信中のネットワークとは別のネットワークに入ったことを示す前記別のネットワークへの登録要求を受信したときに、一のネットワークを選択するためにあらかじめ前記通信端末から登録された情報に基づいて前記通信端末へデータを転送するために用いるネットワークを選択するネットワーク選択ステップと、
    前記ネットワーク選択ステップにおいて選択されたネットワークを通じてデータを転送するように前記宛先テーブルを更新するテーブル更新ステップと、
    を備えることを特徴とするネットワーク選択方法。
  19. 通信方式の異なる複数のネットワークに接続可能な通信端末への接続を制御するネットワーク制御装置に接続された通信端末が通信に用いるネットワークを選択する方法であって、
    相手端末とのデータ通信中のネットワークとは別のネットワークに入ったことを検知する検知ステップと、
    前記検知ステップにおいて別のネットワークに入ったことを検知したときに、あらかじめ登録された一のネットワークを選択するための情報に基づいて、データを受信するために用いるネットワークを選択するネットワーク選択ステップと、
    通信端末がネットワークに接続された端末であることを登録するための登録要求に基づいて更新されると共に前記ネットワーク制御装置がデータを送信する際に参照する前記ネットワーク制御装置が有する宛先テーブルを、前記ネットワーク選択ステップにおいて選択されたネットワークを通じてデータを受信するように更新させるための更新メッセージを前記ネットワーク制御装置に送信する更新メッセージ送信ステップと、
    を備えることを特徴とするネットワーク選択方法。

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