JP4896155B2 - 接続ポイント選択方法及びその方法で用いられる中継ノード - Google Patents

接続ポイント選択方法及びその方法で用いられる中継ノード Download PDF

Info

Publication number
JP4896155B2
JP4896155B2 JP2008544688A JP2008544688A JP4896155B2 JP 4896155 B2 JP4896155 B2 JP 4896155B2 JP 2008544688 A JP2008544688 A JP 2008544688A JP 2008544688 A JP2008544688 A JP 2008544688A JP 4896155 B2 JP4896155 B2 JP 4896155B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
message
information
mobile terminal
access point
communication device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008544688A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009531874A (ja
Inventor
ホン チェン
貴子 堀
豊樹 上
シバナジェイ マルワハ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2008544688A priority Critical patent/JP4896155B2/ja
Publication of JP2009531874A publication Critical patent/JP2009531874A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4896155B2 publication Critical patent/JP4896155B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W48/00Access restriction; Network selection; Access point selection
    • H04W48/18Selecting a network or a communication service

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

本発明は、無線通信を介して通信相手と通信を行う移動端末の接続ポイントが複数存在する際の接続ポイント選択方法及びその方法で用いられる中継ノードに関する。
無線アクセスネットワークの配備の急増により、モバイルターミナル(モバイルノードMN:Mobile Nodeとも言う)は時折、複数のアクセスポイント(AP:Access Point)を利用できる状況に遭遇する。例えば、ショッピングモールにおいて、いくつかのオーバーラップした無線LAN(WLAN:Wireless Local Area Network)のホットスポットがコーヒーショップやファーストフードチェーン店などで提供されている。マルチアクセステクノロジーのため、例えば同じスポット上におけるセルラーネットワークやWLANへの利用可能なアクセスを見つけることは可能である。これら相違するネットワーク若しくはアクセステクノロジーは、ユーザに対して異なるQoS(Quality of Service)を供給する。これは異なったシステムにおける異なった経路状況、若しくは異なったアクセスネットワークでユーザが持つ異なったプランなどによるものである。よって、通信セッションを始めるターミナルにとって、ネットワークの選択若しくはインターフェースの選択を行うことは必要である。ネットワーク若しくはインターフェースの選択は、結局はターミナルへのQoSで決定される。
通常のネットワーク選択方法におけるQoSメトリクスは、通常始めのホップ情報に基づく。例えば、WLANの1つのAPが36Mbpsのアクセスレートで、他のAPが11Mbpsのアクセスレートである場合、36MbpsのAPを選択する。しかしながら、この単純な選択は、接続後にターミナルが得る実際のEnd-to-End(E2E:エンドツーエンド)QoSを反映していない。これはE2E QoSは無線アクセスよりもネットワーク要素に影響されるからである。36Mbpsのレートを有するAPが128Kbpsの上流リンク(アップリンク)に接続し、11Mbpsのレートを有するAPが1.5Mbpsのアップリンクに接続すると、はじめのAPの選択は明らかによくない。
よって、ネットワーク選択におけるE2E QoS要素を考慮に入れるため、いくつかの解決方法では選択をする前に異なった経路(パス)のQoS特性を比較することを提案しており、例えば下記の特許文献1に開示されている。
US2004 0228304A1 "QoS awar handover procedure for IP-based mobile ad-hoc network environments" T.Sanda,T.Ue and T.Aramaki, "A proposal for seamless QoS support in mobile networks",IEICE MoMuC SG,Vol.104 No.38,pp59-64,May 2004 R. Hancock et al.,"Next Steps in Signaling: Framework",RFC4080, June 2005 IEEE802.21 Media Independent Handover Interoperability http://www.ieee802.org/21 S.Van Den Bosch et al.,"NSLP for Quality-of-Service Signaling",Internet Draft:work in progress,February 2005,http://www.ietf.org/internet-drafts/draft-ietf-nsis-qos-nslp-06.txt
しかしながら、通常これらはIPレイヤプロトコルサポートに依存している。これらはモバイルターミナルが早くネットワーク若しくはインターフェースを決めなければならないときなどのネットワーク選択にとって適切ではない。IPレイヤ接続を構築するためには、通常、ネットワークといくつかのメッセージのやりとりが生じる。そのやりとりにはIPアドレスのAuthentication(証明)、Authorization(許可)、Allocation(割り当て)などを含む。これらのプロセスは構築(完成)するまでに長い時間を要し、チャージも伴う場合がある。よって、ターミナルにとって多くのオーバーヘッドがある。このプロセスの他の問題は、それぞれの可能なパスにおけるラウンドトリップシグナリングを伴う厳密な方法であることである。これは極端に遅く、特にパスの1つが長いシグナリング遅延がある場合には遅くなる。
また、上記の非特許文献1に示された他の解決方法は、異なるパスのCRN(CRossover Node)に向けてシグナリングを上げるものであるが、この解決方法は、発見結果がモバイルターミナルに戻される必要があり、決定はそこでなされる。無線ターミナルにおいて、シグナリングは貴重な帯域を費やす。特に、シグナリングが多くのデータ、例えばパスのQoSパラメータやパスのセッティングのデータを含む場合、伝達のため多くの無線リソースを費やす。一方、モバイルターミナルは通常、制限された計算力及びバッテリーを有している。ターミナルにおける選択計算を強いることはターミナルリソースに対してストレスとなる。上述した問題にとって、モバイルターミナルのネットワーク選択におけるよりよい解決方法を必要とすることは明らかである。
本発明は、上記の問題点に鑑み、複数のアクセスポイントがある場合に、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる接続ポイント選択方法及びその方法を用いられる中継ノードを提供することを目的とする。
本発明の他の目的は、専用の通信接続の確立やモバイルターミナルにおける比較計算の実行をモバイルターミナルに要求せずに実行させることである。
広い態様として、本発明は、モバイルターミナルMT(MN(モバイルノード)とも言う)にネットワークアクセスを提供することが可能な1又2以上のアタッチメントポイントPoA(AP(アクセスポイント)とも言う)、そして1又は2以上のSAN(Signaling Aware Node(中継ノードとも言う))からなるデータ通信ネットワークにおいて、モバイルターミナル通信を管理するためのシステムを提案する。そして、SANの1つは、通信を確立するためにMTにおけるPoAを選択する。
より好ましい態様として、SANはすべてのPoAと通信相手CN(Corresponding Node)との間のデータパスの一般的ノードである。
他の態様として、PoAの選択のために用いられるクリテリア(基準)は、QoSメトリクスを含む。
他のより好ましい態様として、CNや所定のPoA(主要PoA)はMTにおけるPoAを選択するためのSANとして動作する。
上記目的を達成するために、本発明によれば、それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法であって、前記移動端末が、自身が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージを、接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、前記第1のメッセージを受信した前記アクセスポイントが、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第2のメッセージを前記通信装置に向けて送信するステップと、前記第2のメッセージを受信した前記中継ノードが、自身が提供可能なQoSレベルに基づいて前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し所定の記憶領域に格納し、更新された前記第2のメッセージを前記通信装置に向けて転送し、その後、先に受信された前記第2のメッセージを送信した前記アクセスポイントとは異なるアクセスポイントによって送信された第2のメッセージを受信した場合、受信した前記第2のメッセージの前記所定の情報に基づいて、自身がすべての前記第2のメッセージを収束するクロスオーバーノードであるか否かを判断し、前記クロスオーバーノードであると判断した場合には、前記所定の記憶領域に格納された前記所定の情報及び現時点で受信した前記第2のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記移動端末と前記通信装置とにおける最適な通信経路を決定し、前記最適な通信経路上の前記アクセスポイントに最適な通信経路である旨を知らせる第3のメッセージを送信するステップとを有する接続ポイント選択方法が提供される。この構成により、複数のアクセスポイントがある場合に、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第1のメッセージが、少なくとも前記通信装置のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含むことは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報が、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第2のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記中継ノードが、前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報の前記QoS情報を示す情報を更新した後、前記所定の記憶領域に、少なくとも前記第2のメッセージに含まれる前記セッションIDの情報、前記アクセスポイントから自身に至るまでに提供可能なQoS情報を示す情報、前記QoS情報を示す情報に対応する経路を示す情報、前記第2のメッセージに含まれる、前記第2のメッセージを送信するアクセスポイントの数の情報、前記セッションIDが同じで前記フローIDが異なる前記第2のメッセージを受信した数の情報を格納することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記中継ノードが、前記所定の記憶領域に格納された前記セッションIDの情報と、現時点で受信した前記第2のメッセージに含まれるセッションIDの情報とに基づいて、自身が前記クロスオーバーノードであるか否かを判断することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、無駄なメッセージを流さないようにすることができる。
また、本発明によれば、それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法であって、前記移動端末が、自身が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージを、接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、前記接続の候補となる前記アクセスポイントのうちの所定のアクセスポイントが、前記第1のメッセージの受信により、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第3のメッセージを送信するよう要求する第2のメッセージを前記通信装置に送信するステップと、前記第2のメッセージを受信した前記通信装置が、前記第3のメッセージを前記移動端末の前記接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、前記第3のメッセージを受信した前記中継ノードが、自身において提供可能なQoSレベルに基づいて前記第3のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し所定の記憶領域に格納し、更新された前記第3のメッセージを前記接続の候補となる前記アクセスポイントに向けて転送し、その後、先に受信された前記第3のメッセージの送信先とは異なる送信先に送信された第3のメッセージを受信した場合、受信した前記第3のメッセージの前記所定の情報に基づいて、自身がすべての前記第3のメッセージが経由し、かつ経路の分岐があるクロスオーバーノードであるか否かを判断し、前記クロスオーバーノードであると判断した場合には、前記第3のメッセージの送信先の前記移動端末の前記接続の候補の前記アクセスポイントから前記第3のメッセージの前記所定の情報をそれぞれ受け取り、それらに基づいて前記移動端末と前記通信装置とにおける最適な通信経路を決定し、前記最適な通信経路上の前記アクセスポイントに最適な通信経路である旨を知らせる第4のメッセージを送信するステップとを有する接続ポイント選択方法が提供される。この構成により、複数のアクセスポイントがある場合に、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第1のメッセージが、少なくとも前記通信装置のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含むことは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第2のメッセージが、少なくとも前記接続の候補となる前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報及び前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含むことは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第3のメッセージの前記所定の情報が、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第3のメッセージの送信先の前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成された前記フローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第3のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第3のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記中継ノードが、前記第3のメッセージに含まれる前記所定の情報の前記QoS情報を示す情報を更新した後、前記所定の記憶領域に、少なくとも前記第3のメッセージに含まれる前記セッションIDの情報、前記アクセスポイントから自身に至るまでに提供可能なQoS情報を示す情報、前記QoS情報を示す情報に対応する経路を示す情報、前記第3のメッセージに含まれる、前記第3のメッセージを送信するアクセスポイントの数の情報、前記セッションIDが同じで前記フローIDが異なる前記第3のメッセージを受信した数の情報を格納することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記中継ノードが、前記所定の記憶領域に格納された前記セッションIDの情報と、現時点で受信した前記第3のメッセージに含まれるセッションIDの情報とに基づいて、自身が前記クロスオーバーノードであるか否かを判断することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、無駄なメッセージを流さないようにすることができる。
また、本発明によれば、それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法であって、前記移動端末が、自身が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージを、接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、前記第1のメッセージを受信した前記アクセスポイントが、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第2のメッセージを前記通信装置に向けて送信するステップと、前記第2のメッセージを受信した前記中継ノードが、自身が提供可能なQoSレベルに基づいて前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し、更新された前記第2のメッセージを前記通信装置に向けて転送するステップと、前記中継ノードによって更新された前記第2のメッセージを受信した前記通信装置が、受信したすべての前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報に基づいて、前記移動端末と前記通信装置とにおける最適な通信経路を決定し、前記最適な通信経路上の前記アクセスポイントに最適な通信経路である旨を知らせる第3のメッセージを送信するステップとを有する接続ポイント選択方法が提供される。この構成により、複数のアクセスポイントがある場合に、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第1のメッセージが、少なくとも前記通信装置のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含むことは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第2のメッセージの前記所定の情報が、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第2のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明によれば、それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法であって、前記移動端末が、自身が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージを、接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、前記接続の候補となる前記アクセスポイントのうちの所定のアクセスポイントが、前記第1のメッセージの受信により、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第3のメッセージを送信するよう要求する第2のメッセージを前記通信装置に送信するステップと、前記第2のメッセージを受信した前記通信装置が、前記第3のメッセージを前記移動端末の前記接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、前記第3のメッセージを受信した前記中継ノードが、自身において提供可能なQoSレベルに基づいて前記第3のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し、更新された前記第3のメッセージを前記接続の候補となる前記アクセスポイントに向けて転送するステップと、前記中継ノードによって更新された前記第3のメッセージを受信したそれぞれの前記アクセスポイントが、受信した前記第3のメッセージに含まれる前記所定の情報を含む第4のメッセージを前記通信装置に送信するステップと、前記第4のメッセージを受信した前記通信装置が、前記第4のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記移動端末と前記通信装置とにおける最適な通信経路を決定し、前記最適な通信経路上の前記アクセスポイントに最適な通信経路である旨を知らせる第5のメッセージを送信するステップとを有する接続ポイント選択方法が提供される。この構成により、複数のアクセスポイントがある場合に、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第1のメッセージが、少なくとも前記通信装置のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含むことは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第2のメッセージが、少なくとも前記接続の候補となる前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報及び前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含むことは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第3のメッセージの前記所定の情報が、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第3のメッセージの送信先の前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成された前記フローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第3のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第3のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明によれば、それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法であって、前記移動端末が、自身が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージを、接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、前記接続の候補となる前記アクセスポイントのうちの所定のアクセスポイントが、前記第1のメッセージの受信により、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第3のメッセージを送信するよう要求する第2のメッセージを前記通信装置に送信するステップと、前記第2のメッセージを受信した前記通信装置が、前記第3のメッセージを前記移動端末の前記接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、前記第3のメッセージを受信した前記中継ノードが、自身において提供可能なQoSレベルに基づいて前記第3のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し、更新された前記第3のメッセージを前記接続の候補となる前記アクセスポイントに向けて転送するステップと、前記中継ノードによって更新された前記第3のメッセージを受信したそれぞれの前記アクセスポイントが、受信した前記第3のメッセージに含まれる前記所定の情報を含む第4のメッセージを前記所定のアクセスポイントに送信するステップと、前記第4のメッセージを受信した前記所定のアクセスポイントが、前記第4のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記移動端末と前記通信装置とにおける最適な通信経路を決定し、前記最適な通信経路上の前記アクセスポイントに最適な通信経路である旨を知らせる第5のメッセージを送信するステップとを有する接続ポイント選択方法が提供される。この構成により、複数のアクセスポイントがある場合に、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第1のメッセージが、少なくとも前記通信装置のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含むことは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第2のメッセージが、少なくとも前記接続の候補となる前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報及び前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含むことは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第3のメッセージの前記所定の情報が、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第3のメッセージの送信先の前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成された前記フローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第3のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第3のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明によれば、それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法で用いられる前記中継ノードであって、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージに基づく、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第2のメッセージを受信する受信手段と、前記中継ノード自身が提供可能なQoSレベルに基づいて、前記受信手段を介して受信された前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し所定の記憶領域に格納する更新手段と、更新された前記第2のメッセージを前記通信装置に向けて転送する転送手段と、更新された前記第2のメッセージの転送後、先に受信された前記第2のメッセージの送信元とは異なる送信元によって送信された第2のメッセージを受信した場合、受信した前記第2のメッセージの前記所定の情報に基づいて、自身がすべての前記第2のメッセージを収束するクロスオーバーノードであるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって、自身が前記クロスオーバーノードであると判断された場合には、前記所定の記憶領域に格納された前記所定の情報及び現時点で受信した前記第2のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記移動端末と前記通信装置とにおける最適な通信経路を決定し、前記最適な通信経路上の前記アクセスポイントに最適な通信経路である旨を知らせる第3のメッセージを生成するメッセージ生成手段とを備える中継ノードが提供される。この構成により、複数のアクセスポイントがある場合に、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
また、本発明の中継ノードにおいて、前記第1のメッセージが、少なくとも前記通信装置のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含むことは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の中継ノードにおいて、前記第2のメッセージの前記所定の情報が、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第2のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の中継ノードにおいて、前記更新手段が、前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報の前記QoS情報を示す情報を更新した後、前記所定の記憶領域に、少なくとも前記第2のメッセージに含まれる前記セッションIDの情報、前記アクセスポイントから自身に至るまでに提供可能なQoS情報を示す情報、前記QoS情報を示す情報に対応する経路を示す情報、前記第2のメッセージに含まれる、前記第2のメッセージを送信するアクセスポイントの数の情報、前記セッションIDが同じで前記フローIDが異なる前記第2のメッセージを受信した数の情報を格納することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の中継ノードにおいて、前記判断手段が、前記所定の記憶領域に格納された前記セッションIDの情報と、現時点で受信した前記第2のメッセージに含まれるセッションIDの情報とに基づいて、自身が前記クロスオーバーノードであるか否かを判断することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、無駄なメッセージを流さないようにすることができる。
また、本発明によれば、それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法で用いられる前記中継ノードであって、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第1のメッセージを受信する受信手段と、前記中継ノード自身が提供可能なQoSレベルに基づいて、前記受信手段を介して受信された前記第1のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し所定の記憶領域に格納する更新手段と、更新された前記第1のメッセージを前記接続の候補となる前記アクセスポイントに向けて転送する転送手段と、更新された前記第1のメッセージの転送後、先に受信された前記第1のメッセージの送信先とは異なる送信先の第1のメッセージを受信した場合、受信した前記第1のメッセージの前記所定の情報に基づいて、自身がすべての前記第1のメッセージが経由し、かつ経路の分岐があるクロスオーバーノードであるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって、自身が前記クロスオーバーノードであると判断された場合には、前記第1のメッセージの送信先の前記移動端末の前記接続の候補の前記アクセスポイントからそれぞれ受け取った前記第1のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記移動端末と前記通信装置とにおける最適な通信経路を決定し、前記最適な通信経路上の前記アクセスポイントに最適な通信経路である旨を知らせる第2のメッセージを生成するメッセージ生成手段とを、備える中継ノードが提供される。この構成により、複数のアクセスポイントがある場合に、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
また、本発明の中継ノードにおいて、前記第1のメッセージの前記所定の情報が、少なくともセッションIDの情報、前記第1のメッセージの送信先の前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成された前記フローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第1のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第1のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の中継ノードにおいて、前記更新手段が、前記第1のメッセージに含まれる前記所定の情報の前記QoS情報を示す情報を更新した後、前記所定の記憶領域に、少なくとも前記第1のメッセージに含まれる前記セッションIDの情報、前記アクセスポイントから自身に至るまでに提供可能なQoS情報を示す情報、前記QoS情報を示す情報に対応する経路を示す情報、前記第1のメッセージに含まれる、前記第1のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記セッションIDが同じで前記フローIDが異なる前記第1のメッセージを受信した数の情報を格納することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の中継ノードにおいて、前記判断手段が、前記所定の記憶領域に格納された前記セッションIDの情報と、現時点で受信した前記第1のメッセージに含まれるセッションIDの情報とに基づいて、自身が前記クロスオーバーノードであるか否かを判断することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、無駄なメッセージを流さないようにすることができる。
また、本発明によれば、それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法で用いられる前記中継ノードであって、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージに基づく、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第2のメッセージを受信する受信手段と、前記中継ノード自身が提供可能なQoSレベルに基づいて、前記受信手段を介して受信された前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新する更新手段と、更新された前記第2のメッセージを前記通信装置に向けて転送する転送手段とを備える中継ノードが提供される。この構成により、複数のアクセスポイントがある場合に、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
また、本発明の中継ノードにおいて、前記第1のメッセージが、少なくとも前記通信装置のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含むことは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の中継ノードにおいて、前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報が、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第2のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明によれば、それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法で用いられる前記中継ノードであって、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第1のメッセージを受信する受信手段と、前記中継ノード自身が提供可能なQoSレベルに基づいて、前記受信手段を介して受信された前記第1のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新する更新手段と、更新された前記第1のメッセージを前記接続の候補となる前記アクセスポイントに向けて転送する転送手段とを備える中継ノードが提供される。この構成により、複数のアクセスポイントがある場合に、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
また、本発明の中継ノードにおいて、前記第1のメッセージの前記所定の情報が、少なくともセッションIDの情報、前記第1のメッセージの送信先の前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第1のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第1のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明によれば、それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手であって、複数のインターフェースを有する通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法であって、前記移動端末が、自身が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージを、接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、前記第1のメッセージを受信した前記アクセスポイントが、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第2のメッセージを前記通信装置に向けて送信するステップと、前記第2のメッセージを受信した前記中継ノードが、自身が提供可能なQoSレベルに基づいて前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し所定の記憶領域に格納し、更新された前記第2のメッセージを前記通信装置に向けて転送し、その後、先に受信された前記第2のメッセージを送信した前記アクセスポイントとは異なるアクセスポイントによって送信された第2のメッセージを受信した場合、受信した前記第2のメッセージの前記所定の情報に基づいて、自身がすべての前記第2のメッセージを収束するクロスオーバーノードであるか否かを判断し、前記クロスオーバーノードであると判断した場合には、前記所定の記憶領域に格納された前記所定の情報及び現時点で受信した前記第2のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記移動端末と自身との間の最適な通信経路のQoS情報を計算するとともに、自身と前記通信装置間のQoS情報を取得するための第3のメッセージを前記通信装置へ送信するステップと、前記クロスオーバーノードが、前記通信装置から送信された自身と前記通信装置間のQoS情報と、計算された前記移動端末と自身との間の最適な通信経路のQoS情報とに基づいて、自身における最適なQoS情報を計算し、所定の前記アクセスポイントに送信するステップと、前記所定のアクセスポイントが、複数のクロスオーバーノードから受信したQoS情報に基づいて最適な通信経路を決定し、接続するアクセスポイントを前記移動端末に通知するステップとを有する接続ポイント選択方法が提供される。この構成により、複数のアクセスポイントがあり、また通信装置に複数のインターフェースがある場合に、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第1のメッセージが、少なくとも前記通信装置の複数のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報、前記通信装置が複数のインターフェースを有するために前記中継ノードが特別な動作をする旨を示す情報を含むことは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報が、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報、前記第2のメッセージの目的地を示す情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第2のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記中継ノードが、前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報の前記QoS情報を示す情報を更新した後、前記所定の記憶領域に、少なくとも前記第2のメッセージに含まれる前記セッションIDの情報、前記第2のメッセージの目的地を示す情報、前記アクセスポイントから自身に至るまでに提供可能なQoS情報を示す情報、前記QoS情報を示す情報に対応する経路を示す情報、パス選択であることを示すメッセージのフローIDの情報、前記第2のメッセージに含まれる、前記第2のメッセージを送信するアクセスポイントの数の情報、前記セッションIDが同じで前記フローIDが異なる前記第2のメッセージを受信した数の情報を格納することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記中継ノードが、前記所定の記憶領域に格納された前記セッションIDの情報と、現時点で受信した前記第2のメッセージに含まれるセッションIDの情報とに基づいて、自身が前記クロスオーバーノードであるか否かを判断することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、無駄なメッセージを流さないようにすることができる。
また、本発明によれば、それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手であって、複数のインターフェースを有する通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法であって、前記移動端末が、自身が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージを、接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントのうちの所定のアクセスポイントに向けて送信するステップと、前記所定のアクセスポイントが、前記第1のメッセージの受信により、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第3のメッセージを送信するよう要求する第2のメッセージを前記通信装置に送信するステップと、前記第2のメッセージを受信した前記通信装置が、前記第3のメッセージを前記移動端末の前記接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、前記第3のメッセージを受信した前記中継ノードが、自身において提供可能なQoSレベルに基づいて前記第3のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し所定の記憶領域に格納し、更新された前記第3のメッセージを前記接続の候補となる前記アクセスポイントに向けて転送し、その後、先に受信された前記第3のメッセージの送信元とは異なる送信元から送信された第3のメッセージを受信した場合、受信した前記第3のメッセージの前記所定の情報に基づいて、自身がメッセージを収束するクロスオーバーノードであるか否かを判断し、前記クロスオーバーノードであると判断した場合には、前記所定の記憶領域に格納された前記所定の情報及び現時点で受信した前記第3のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記通信装置と自身との間の最適な通信経路のQoS情報を計算するとともに、自身と前記移動端末間のQoS情報を取得するための第4のメッセージを前記移動端末へ送信するステップと、前記クロスオーバーノードが、前記移動端末から送信された自身と前記移動端末間のQoS情報と、計算された前記通信装置と自身との間の最適な通信経路のQoS情報とに基づいて、自身における最適なQoS情報を計算し、前記所定の前記アクセスポイントに送信するステップと、前記所定のアクセスポイントが、複数のクロスオーバーノードから受信したQoS情報に基づいて最適な通信経路を決定し、接続するアクセスポイントを前記移動端末に通知するステップとを有する接続ポイント選択方法が提供される。この構成により、複数のアクセスポイントがあり、また通信装置に複数のインターフェースがある場合に、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第1のメッセージが、少なくとも前記通信装置の複数のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントのアドレス情報、データの流れる方向を示す情報を含むことは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記第2のメッセージが、少なくとも前記通信装置の複数のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントのアドレス情報を含むことは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記移動端末が複数のインターフェースを有する場合に、前記移動端末が、前記通信装置の前記複数のインターフェースを用いること、若しくは前記移動端末自身の前記複数のインターフェースを用いることを示す情報を前記第1のメッセージに含め、前記第1のメッセージを受信した前記アクセスポイントが、前記通信装置が前記通信装置自身の前記複数のインターフェースを用いること、若しくは前記移動端末が前記移動端末自身の前記複数のインターフェースを用いることを示すフラグを前記第2のメッセージに含めることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が複数のインターフェースを有する場合でも、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記移動端末が複数のインターフェースを有する場合に、前記移動端末が、前記通信装置の前記複数のインターフェースを用いること、若しくは前記移動端末自身の前記複数のインターフェースを用いることを示す情報を前記第1のメッセージに含め、前記所定のアクセスポイントが、前記通信装置が前記通信装置自身の前記複数のインターフェースを用いること、若しくは前記移動端末が前記移動端末自身の前記複数のインターフェースを用いることを示す情報を前記第2のメッセージに含め、前記第2のメッセージを受信した前記通信装置が、前記通信装置が前記通信装置自身の前記複数のインターフェースを用いること、若しくは前記移動端末が前記移動端末自身の前記複数のインターフェースを用いることを示すフラグを前記第3のメッセージに含めることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が複数のインターフェースを有する場合でも、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
また、本発明の接続ポイント選択方法において、前記移動端末若しくは接続の候補の前記アクセスポイントが、前記アクセスポイントへの接続後の前記移動端末のIPアドレスをあらかじめ有している場合に、前記最適な通信経路の決定とともに、前記最適な通信経路に対してリソース予約を行うよう構成されたことは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動後(ハンドオーバ後)の処理にかかる時間を短縮することができる。
また、本発明によれば、それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手であって、複数のインターフェースを有する通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法で用いられる前記中継ノードであって、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージに基づく、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第2のメッセージを受信する受信手段と、前記中継ノード自身が提供可能なQoSレベルに基づいて、前記受信手段を介して受信された前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し所定の記憶領域に格納する更新手段と、更新された前記第2のメッセージを前記通信装置に向けて転送する転送手段と、更新された前記第2のメッセージの転送後、先に受信された前記第2のメッセージを送信した前記アクセスポイントとは異なるアクセスポイントによって送信された第2のメッセージを受信した場合、受信した前記第2のメッセージの前記所定の情報に基づいて、自身がすべての前記第2のメッセージを収束するクロスオーバーノードであるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって、自身が前記クロスオーバーノードであると判断した場合には、前記所定の記憶領域に格納された前記所定の情報及び現時点で受信した前記第2のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記移動端末と自身との間の最適な通信経路のQoS情報を計算する計算手段と、
前記中継ノード自身と前記通信装置間のQoS情報を取得するための第3のメッセージを生成するメッセージ生成手段とを備え、前記転送手段が前記第3のメッセージを前記通信装置に送信する中継ノードが提供される。この構成により、複数のアクセスポイントがあり、また通信装置に複数のインターフェースがある場合に、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
また、本発明の中継ノードにおいて、前記第1のメッセージが、少なくとも前記通信装置の複数のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報、前記通信装置が複数のインターフェースを有するために前記中継ノードが特別な動作をする旨を示す情報を含むことは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の中継ノードにおいて、前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報が、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報、前記第2のメッセージの目的地を示す情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第2のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなることは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の中継ノードにおいて、前記更新手段が、前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報の前記QoS情報を示す情報を更新した後、前記所定の記憶領域に、少なくとも前記第2のメッセージに含まれる前記セッションIDの情報、前記第2のメッセージの目的地を示す情報、前記アクセスポイントから自身に至るまでに提供可能なQoS情報を示す情報、前記QoS情報を示す情報に対応する経路を示す情報、パス選択であることを示すメッセージのフローIDの情報、前記第2のメッセージに含まれる、前記第2のメッセージを送信するアクセスポイントの数の情報、前記セッションIDが同じで前記フローIDが異なる前記第2のメッセージを受信した数の情報を格納することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が接続すべきアクセスポイントの選択を容易にさせることができる。
また、本発明の中継ノードにおいて、前記判断手段が、前記所定の記憶領域に格納された前記セッションIDの情報と、現時点で受信した前記第2のメッセージに含まれるセッションIDの情報とに基づいて、自身が前記クロスオーバーノードであるか否かを判断することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、無駄なメッセージを流さないようにすることができる。
また、本発明によれば、それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手であって、複数のインターフェースを有する通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法で用いられる前記中継ノードであって、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第1のメッセージを受信する受信手段と、前記中継ノード自身が提供可能なQoSレベルに基づいて、前記受信手段を介して受信された前記第1のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し所定の記憶領域に格納する更新手段と、更新された前記第1のメッセージを前記接続の候補となる前記アクセスポイントに向けて転送する転送手段と、更新された前記第1のメッセージの転送後、先に受信された前記第1のメッセージの送信元とは異なる送信元から送信された第1のメッセージを受信した場合、受信した前記第1のメッセージの前記所定の情報に基づいて、自身がメッセージを収束するクロスオーバーノードであるか否かを判断する判断手段と、前記判断手段によって、自身が前記クロスオーバーノードであると判断された場合には、前記所定の記憶領域に格納された前記所定の情報及び現時点で受信した前記第1のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記通信装置と自身との間の最適な通信経路のQoS情報を計算する計算手段と、前記中継ノード自身と前記移動端末間のQoS情報を取得するための第2のメッセージを生成するメッセージ生成手段とを備え、前記計算手段が、前記移動端末から送信された前記クロスオーバーノード自身と前記移動端末間のQoS情報と、計算された前記通信装置と前記クロスオーバーノード自身との間の最適な通信経路のQoS情報とに基づいて、前記クロスオーバーノード自身における最適なQoS情報を計算し、前記転送手段が、前記計算手段により得られた計算結果を所定のアクセスポイントに送信する中継ノードが提供される。この構成により、複数のアクセスポイントがあり、また通信装置に複数のインターフェースがある場合に、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
また、本発明の中継ノードにおいて、前記移動端末が複数のインターフェースを有する場合に、前記受信手段が、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージに基づく、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第2のメッセージに、前記通信装置が前記通信装置自身の前記複数のインターフェースを用いること、若しくは前記移動端末が前記複数のインターフェースを用いることを示すフラグを含む前記第2のメッセージを受信することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が複数のインターフェースを有する場合でも、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
また、本発明の中継ノードにおいて、前記移動端末が複数のインターフェースを有する場合に、前記受信手段が、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第1のメッセージに、前記通信装置が前記通信装置自身の前記複数のインターフェースを用いること、若しくは前記移動端末が前記複数のインターフェースを用いることを示すフラグを含む前記第1のメッセージを受信することは、本発明の好ましい態様である。この構成により、移動端末が複数のインターフェースを有する場合でも、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
本発明の接続ポイント選択方法及びその方法で用いられる中継ノードは、上記構成を有し、複数のアクセスポイントがある場合に、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができる。
<第1の実施の形態>
以下、本発明の第1の実施の形態について図1から図5を用いて説明する。図1は本発明の第1の実施の形態における通信ネットワークの構成の一例を示す構成図である。図2は本発明の第1の実施の形態におけるMNの構成の一例を示す構成図である。図3は本発明の第1の実施の形態におけるアタッチメントポイントの構成の一例を示す構成図である。図4は本発明の第1の実施の形態に係る中継ノードの構成の一例を示す構成図である。図5は本発明の第1の実施の形態におけるMNの接続ポイントの選択方法の一例を示すシーケンスチャートである。
まず、本発明の第1の実施の形態におけるネットワーク選択方法について図1を用いて説明する。現時点におけるモバイルノード(MN)100は、オーバーラップしたネットワークの範囲内にあり、例えばリンク1001を介するアタッチメントポイント(PoA−1)102とリンク1011を介するアタッチメントポイント(PoA−2)104との通信可能範囲がオーバーラップしている。これらは同じエリアをカバーする2つのWLANアクセスポイントである。なお、例えばPoAの1つが3GPPネットワーク(上記非特許文献2を参照)のベースステーションで、もう一方がIEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.16のベースステーションであるように、2つのPoAが異なる無線アクセスシステムや異なるネットワークに属するものであることは可能である。また、MNは上述したMTに相当する。
この場合において、MN100は所望の通信セッションのため、接続するネットワーク(接続するPoA)の1つを選ぶ必要がある。なお、図1には2つのPoAのみが描かれているがこれに限られるものではなく、より多くのPoAがあってもよい。本発明の第1の実施の形態では、複数のPoAにおけるサポートを含む。
例えば、異なるPoAに対してMN100で用いられる2つの異なった物理的なインターフェースがある場合には、選択とは異なるインターフェースの選択を意味し、2つのPoAが同じアクセステクノロジーのものであり、MN100が1つの物理的なインターフェースのみを用いる場合には、選択とは同じインターフェースから接続する異なるPoAを選択することを意味する。このことは当業者であれば明白である。この違いは本発明の第1の実施の形態の一般的な動作原理には影響しない。以下の記述においてそれらは明白に差別化されない。その代わり、2つ目のケース、例えば1つの物理的なインターフェースでの異なるネットワークの選択は、候補となる接続に対して異なるロジカルなインターフェースの形をとって本発明でカバーされる。
MN100がCN108と通信をしようとしていると仮定する。図1に示すように、異なるPoA(PoA−1(102)、PoA−2(104))がCN108に向けて異なるアップリンクを有している。そのアップリンクは、例えばPoA−1(102)におけるリンク1003とPoA−2(104)におけるリンク1013である。2つのリンク1003とリンク1013はCRN106で交わり、CRN106とCN108との間にはリンク1005が張られている。ここでは2つのリンクのみが描かれているが2つに限られるものではない。実際のネットワークでは、PoAとCRN106との間にネットワークノードなどが存在し得る。そして、これはより多くのネットワーク要素(ネットワークノードとも言う)が含まれることを意味する。本発明の第1の実施の形態の容易な理解のため、ネットワークノードはここでは明確に描かれていない。
CRN106からCN108への接続は2つの異なる接続(CN108からPoA−1(102)までの接続とCN108からPoA−2(104)までの接続)において同じである。よって、実際のネットワーク若しくはインターフェースの選択は異なるセクションにおいてのみ重要である。例えば、異なるインターフェースからCRN106までである。
図2は本発明の第1の実施の形態をサポートするMN100の可能な構成を示す構成図である。MN100は本発明の第1の実施の形態に関連するいくつかの要素からなり、その構成要素はApplication and Policy Control Logic(APCL)201、Network and Interface Selector(NIS)203、multiple Logical Interface(LI)205である。APCL201は、CN108との通信セッションの構築を維持若しくは構築を目的とするものである。MN100から送られる際のトラフィックを制御するのがこのモジュールである。NIS203でのネットワーク選択は、インターフェース2001を介してAPCL201から送られた要求に基づいてなされる。例えば、これはAPCL201が通信しようとするCN108のアドレスを含む。また、選択におけるいくつかの特別な要求があり、例えばより高い優先度でアクセステクノロジーをセットする、より高い優先度でメトリクス、コストをセットするなどである。
NIS203は、実際のネットワーク若しくはインターフェース選択を担うものである。それは、選択決定に基づいた通信セッションにおいて用いられるLI205を制御する。選択をするために、情報若しくは制御コマンドがNIS203とLI205との間で交換される必要はある。これはそれらの間でインターフェース、例えばインターフェース2003、2005を介して実行される。
図2に示すように、MN100内に複数のLI1(205a)、・・・、LIn(205b)などがある。以下、すべてのLIを指す場合にはLI(205)と記載することもある。これらのLI(205)などは、MN100での物理的な通信チャンネルに相当しない。その代わり、本発明の第1の実施の形態の環境において、それらは、ある位置でのある通信セッションにおけるMN100に利用可能な潜在的な通信パスに相当する。例えば、MN100が1つの物理的なWLANインターフェースしか有していないとしても、PoA−1(102)とPoA−2(104)はCN108との通信のために2つの潜在的な接続を供給するので現在の位置で2つのLI1(205a)、LIn(205b)が潜在的な通信パスになる。LI(205)の概念は、単一の解決手続きを成し遂げるための記述に紹介されている。複数のLI(205)を有する1つの物理的なインターフェースの場合、物理的インターフェースは同時に異なるPoAと情報を交換することができなければならない。通常、これは専用の通信コネクションを必要としない制御メッセージである。
この時点で、MN100は異なるPoAに対して専用の通信コネクションをまだ構築していない。よって、レイヤ3のシグナリングはMN100とPoA、例えばPoA−1(102)との間で交換することができない。MN100はPoAと交換するためレイヤ2のオプションを改善する必要がある。E2E QoSに基づくネットワーク若しくはインターフェースの選択を実行するために、いくつかの情報要素をPoAに渡す必要がある。MN100とPoA、例えばPoA−1(102)との間で交換される情報の一例には、以下のものが含まれる。
Net−Sel−Req:=[ターゲット(通信相手CN)のアドレス]
[セッションID又はセッションIDを生成するための情報]
[(接続の)候補となるPoAの数]
[特別なポリシー要素]
ここで、ターゲットのアドレスは、E2E QoSに関する一方の端を特定するものである。例えば、APCL201によって示されるCN108のアドレス情報である。セッションIDは、異なるPoAで実行されるネットワーク選択手続きを関係づけるためにPoAすべてにMN100によって渡された情報である。PoAは互いに直接の関係を有していないので、PoAによって送信されるE2E QoS Queryには、拘束するための情報が使われなければならない。なお、MN100からセッションIDではなく、セッションIDを生成するための情報が送信された場合、その情報は異なるPoAに同一性(NSIS(Next Step In Signaling)のフレームワーク(上記の非特許文献2を参照)の場合のセッションID)の生成を助けるものとなる。そして、そのセッションIDは、CRN106が異なるPoAからのメッセージを関係づけるためのものである。
候補となるPoAの数は、PoAへの候補となる接続の全体の数である。これは、通常、MN100がNet−Sel−Reqのメッセージを送信することを決めたPoAの数位に等しい。特別なポリシー要素は、ネットワーク選択を考えるための特別な情報を運ぶメッセージ中のオプション要素である。例えば、それはメトリクスの優先度である。これにより、例えばAPCL201が帯域よりも遅延を重要視することができる。PoAはE2E QoSの検討の中でこの決定を行う。なお、Net−Sel−Reqのメッセージには、データの流れる方向を示す情報が含まれていてもよい。
このNet−Sel−Reqは、LI(205)を通してMN100のNIS203によってすべてのPoAに送信される。上述したように、Net−Sel−Reqは、レイヤ2を使って交換される。例えば、このメッセージは発展したメッセージ交換のIEEE802.21タイプ(上記の非特許文献3を参照)の手順によって動く。この場合、PoA,例えばPoA−1(102)若しくはPoA−2(104)は、物理的な無線メディアターミナルポイント、例えばWLANのアクセスポイントになる必要はない。PoAの論理機能はネットワーク内に構築される。
E2E QoSに基づくネットワーク選択の実行のために、PoA、例えばPoA−1(102)若しくはPoA−2(104)は、MN100のためにE2E QoSシグナリングプロキシとして動作する。Net−Sel−Reqメッセージを受け取った後、PoAは、自身とCN108のパス上でサポートされるQoSを調べるための対応するE2E−Queryメッセージを生成する必要がある。このE2E−Queryメッセージが通信相手(ここではCN108)に送信された際、このメッセージは、メッセージの送信経路上にあるすべての後述するシグナリング処理可能ノード(上述のSAN)によってインタセプトされ、メッセージに含まれる情報の一部がステート(状態)としてSAN内に格納される。
図3には、本発明の第1の実施の形態をサポートするためのPoA、例えばPoA−1(102)若しくはPoA−2(104)によって用いられる構成の一例が示されている。PoA300は、3つの主要な構成要素からなっており、例えばLayer2 Terminal Function(L2TF)301、Proxy Control(PC)303、E2E Signaling Control Function(ESCF)305である。
L2TF301は、MN100からNet−Sel−Reqメッセージを受け取るものである。IEEE802.21でサポートされた場合、これはネットワーク側でMedia Independent Handover Function(MIHF)になる。Net−Sel−Reqメッセージを受け取った後、L2TF301はPC303へ対応する情報を渡す。PC303はメッセージを調べ、E2E−Queryメッセージにおける必要な情報を生成する。
PoA300において、PC303はL2TF301から無線リンク上にサポートされたレイヤ2のQoSについて尋ねることができる。例えば、PoA−1(102)のPC303は、仮にMN100がPoA−1(102)に接続することを決めたなら、リンク1001上でサポートすることが可能なQoSがどのくらいかが分かる。この情報を使って、PC303は、初期のQoSパラメータとしてE2E−Queryに挿入するQoSの詳細(QoSスペック)を生成する。同時に、PC303はE2E−Queryで使用されるセッションIDをセッションIDを生成するための情報に基づいて生成する。異なるPoAは、異なったPoAが同じセッションIDの値若しくは関連する値を生成することができるように、あらかじめ決まったアルゴリズムを利用する。なお、セッションIDがMN100で生成され、生成されたセッションIDが送信された場合にはセッションIDを生成する過程は必要ない。
情報の残りである、ターゲットのアドレス、候補となるPoAの数、特別なポリシー要素は、シグナリングメッセージを生成するためにESCF305に送られる。NSISフレームワークの場合、ESCF305は、QoS NSLP(NSIS Signaling Layer Protocol)である(上記の非特許文献4を参照)。生成されるメッセージの一例の構成を以下に示す。
E2E−Query:=[セッションID]
[フローID]
[Path-Sel-Indicator(パス選択指示)]
[Total-Candidate]
[Candidate-Counter]
[Qスペック]
[ポリシー要素]
ここで、セッションIDは、セッションIDを生成するための情報を用いてPC303によって生成されたものか、MN100から送信されたセッションIDである。フローIDは、ターゲットのアドレスのアドレス情報とPoA300のアドレスに基づいて生成されたものである。NSISフレームワークの場合、2つの識別子はそれぞれNSISメッセージのセッションIDとフローIDに相当する。
Path-Sel-Indicatorは、MN100のために最適なパスを選択するためのメッセージであることを指し示すものである。したがって、メッセージを受け取るネットワーク要素(シグナリングを処理できるノードであって、以下シグナリング処理可能ノードとも言う。シグナリング処理可能ノードは上述のSANである。)、例えばCRN106は、Path-Sel-Indicatorによりネットワーク選択を容易にするために一時的な状態をインストールする。Total-Candidateは、E2E−Queryメッセージを送信するPoA300の数を示すものである。Candidate-Counterは、ネットワーク選択の決定がなされるとき、シグナリング処理可能ノードによる評価を助けるためのものである。複数のPoAの場合で、複数のCRNになり得る場合には役立つ。すべてのパスが一緒になるCRN106のみがパス選択決定をする。Candidate-Counterは、常にPoA300によって1にセットされる。
Qスペックは、メッセージが通過するパスでサポートできるQoSスペックである。それは、ローカルなステータスを有するネットワーク中のシグナリング処理可能ノードのそれぞれによって更新される。ポリシー要素は、ネットワーク選択の決定において用いられるポリシールールを明らかにするものであり、例えば異なるQoSパラメータにおける優先度がセットされる。
上述したように、E2E−Queryメッセージに含まれる情報の一部がシグナリング処理可能ノードに、他の情報と共にステート(状態)として格納される。そのような状態の一例を以下に示す。
QNE−State:=[セッションID]
[最良Qスペック]
[最良フローID]
[Total-Candidate]
[Candidate-Counter]
[ポリシー要素]
[特別なフローリスト]
[タイマー]
ここで、セッションIDは、状態保管のために用いられるプライマリーキー(基本キー)である。これはE2E−Queryメッセージから得られるセッションIDである。最良Qスペックは、異なるPoA300から現在のシグナリング処理可能ノードに至るまでサポート(提供)できる最良のQoSスペックについての情報を含む。これは、ポリシー要素に含まれるルールを用いて、別に受けたE2E−Queryメッセージからの異なるQスペックを用いて計算される。最良フローIDは、最良Qスペックに関するパスを示し、例えば最良Qスペックを供給するパスについての情報である。1つのE2E−Queryメッセージのみを受信するノードにおいて、最良Qスペックは受けたメッセージのQスペックに常に等しく、最良フローIDはそのメッセージのフローIDに等しい。特別なフローリストはその場合空である。
Total-Candidateは、E2E−Queryメッセージから得られ、Candidate-Counterは、同じセッションIDだが異なるフローIDを持つ、受信したE2E−QueryメッセージからすべてのCandidate-Counterを合計することによって算出される。E2E−Queryメッセージを受けた後に、Candidate-CounterがTotal-Candidateの値に達した場合、これは現在のシグナリング処理可能ノードがすべての候補となるパスのCRN106であることを意味する。したがって、MN100におけるネットワーク選択決定はこのノードによってなされる。CRN106は、ポリシー要素のルールを用いて保管する最良Qスペックと、受けたメッセージのQスペックとの比較を行う。最良QスペックがMN100に対してより最適なQoSを供給すると判断された場合、CRN106はPoA300に直接、最良フローIDの情報を関連づけたPoint-to-Point Response(PTP−Response)を送る。このメッセージ(PTP−Response)は、選択基準に基づいてMN100のためにネットワークによって選択された相当する接続をPoA300に示すものである。なお、ここではPoA300から送られたE2E−Queryに含まれたQスペックが、最良Qスペックとして選ばれた場合を想定している。すなわちPoA−1から送られたE2E−Queryに含まれ、シグナリング処理可能ノードに格納されたQスペックが最良Qスペックとして選ばれた場合には、PTP−ResponseはPoA−1に対して送られる。
PoA300のESCF305によってPTP−Responseメッセージを受けた後、その情報はPC303を介してL2TF301に送られる。L2TF301は、レイヤ2のシグナリングメッセージの選択応答(Sel-Response)を用いて選択結果をMN100に知らせる。このメッセージ(Sel-Response)は、選択を示す最も簡易な情報を運ぶだけに必要である。したがって、とても負荷が軽く、多くの無線リソースを消費しない。Sel-Responseは、簡易なメッセージであり、MN100が複雑な計算をする必要はない。NIS203は、所望の接続としてSel-Responseを受けるLI205を選択する必要だけある。そして、正規の接続構築プロセス、例えばレイヤ2アソシエーションを始める。
ある場合において、CRN106が格納している最良Qスペック(PoA300から送られたメッセージに含まれたQスペック)よりも、別のメッセージ(例えば、PoA−2より送られたE2E−Queryメッセージ)に含まれるQスペックのほうがよいとすると、代わりにそのメッセージのフローIDを関連付けたPTP−Responseを、そのメッセージを送信したPoA(すなわちPoA−2)に送信する。そして、同様の処理がPTP−Responseを受け取ったPoA(すなわちPoA−2)とMN100で行われる。そして、他のLI205が選択される結果となる。
オプションとして、CRN106がPTP−Responseメッセージを送った後、インストールされた状態を消去するために選択されたパス以外のパスに沿ってE2E−Removeメッセージを送る。なお、CN108が所定の時間を経過してもE2E−Removeメッセージを受信しない場合には、CN108自身がMN100にとって最適な経路を決定し、その経路上のPoAに対してその旨のメッセージを送信するようにしてもよい。また、CRN106がこのステップを飛ばすことを決めた場合、あらかじめ設定されたタイマーが満了すると、QNE−Stateはシグナリング処理可能ノードによって自動的に消去される。なお、CRN106がこのステップを飛ばすことを決めた場合には、CRN106はパスが選択された旨を通知するメッセージをCN108に送ってもよい。この場合CN108は、CRN106から所定の時間内にパスが選択された旨を通知するメッセージを受け取らない場合、CN108自身がMN100にとって最適な経路を決定し、その経路上のPoAに対してその旨のメッセージを送信するようにしてもよい。
ここで、上述したシグナリング処理可能ノード(中継ノード)の構成について図4を用いて説明する。図4に示すように、中継ノード400は、受信手段401、更新手段402、転送手段403、判断手段404、メッセージ生成手段405、記憶手段406から構成されている。受信手段401は、PoA300から送信されたE2E−Queryメッセージを受信するものである。更新手段402は、中継ノード400が提供可能なQoSレベルに基づいてE2E−Queryメッセージに含まれるQスペックを更新し、記憶手段406にQNE−Stateとして格納するものである。転送手段403は、更新手段402によって更新されたE2E−QueryメッセージをCN108に向けて転送するものである。
判断手段404は、更新されたE2E−Queryメッセージの転送後、別のE2E−Queryメッセージを受信した場合、受信したE2E−QueryメッセージのセッションIDの情報に基づいて、中継ノード400がすべてのE2E−Queryメッセージを収束するクロスオーバーノードであるか否かを判断するものである。メッセージ生成手段405は、判断手段404によって中継ノード400がクロスオーバーノードであると判断された場合には、記憶手段406に格納された最良Qスペックの情報と現時点で受信したE2E−Queryメッセージに含まれるQスペックの情報に基づいて、MN100とCN108とにおける最適な通信経路を決定し、最適な通信経路上のPoA300にその旨を知らせるPTP−Responseメッセージを生成するものである。
次に、図5を参照して、本発明の第1の実施の形態におけるメッセージシーケンスの一例を説明する。図5に示すように、2つのPoA、例えばPoA−1(102)及びPoA−2(104)の存在を発見した後のMN100は、それらに対してそれぞれにNet−Sel−Req1とNet−Sel−Req2を送信する(ステップS5001、S5003)。これらのメッセージを受け取った後、それぞれのPoAはE2E−Query、例えばE2E−Query1及びE2E−Query2を生成し、CN106に向けて送信する(ステップS5005、S5007)。ここで、E2E−Query1、E2E−Query2のそれぞれには、Total-Candidateが2、Candidate-Counterが1の情報が含まれている。また、E2E−Query1、E2E−Query2は同じセッションIDを有するが異なるフローIDを有する。E2E−Query1が最初にCRN106に到達すると、CRN106上で一時的なQNE−Stateが生成される。そして、E2E−Query1に含まれる情報(例えば、Qスペック)が更新されて、E2E−Query3としてCN108に向かって転送される(ステップS5009)。
その後、E2E−Query2がCRN106に到達すると、2つのCandidate-Counterの値が加わることによってTotal-Candidateの値と等しくなるため、CRN106に選択手続きをさせるトリガーとなる。CRN106はポリシー要素のルールを用いて、保持されたQNE−Stateの最良QスペックとE2E−Query2のQスペックとを比較する。保持された最良Qスペックが最適であると判断した場合、CRN106はPoA−1(102)に向けてPTP−Responseを送信する(ステップS5011)。PTP−Responseを受けた後、PoA−1(102)はレイヤ2トランスポートを用いてMN100にSel−Responseを送信する(ステップS5013)。このSel−Responseは、MN100に対してPoA−1(102)との接続構築の開始をさせるトリガーとなる(ステップS5019)。なお、CRN106は、上述したように、インストールされた状態の情報(QNE−State)を消去するために選択されたパス以外のパスに沿ってE2E−Removeメッセージを送る(ステップS5015、S5017)。
ネットワーク選択のセキュリティ保護を供給するために、CRN106は決定の際の間違いを防止するために決定の確認を提供することができる。例えば、ステップS5001、S5003でのNet−Sel−Reqメッセージにおいて、MN100はメッセージ中の特別なポリシー要素のそれぞれにあるフラグを挿入することができる。これらのフラグは、例えばステップS5005、S5007でのE2E−Queryメッセージのポリシー要素に付加される。ステップS5011においてPTP−Responseを送信するときに、CRN106は2つのフラグを使って生成された確認コードを含ませる。この確認コードはステップS5013におけるSel−ResponseでMN100に戻されることが可能である。それはパス選択決定が本物のCRNでなされたことをMN100が証明するのに役立つ。
<第2の実施の形態>
次に、図6を参照して、MN100に向けてCN108からデータトラフィックが流れるケースにおける処理シーケンスについて説明する。この場合、QoSのQueryはMN100に代わってCN108によって送信される必要がある。したがって、手続きに対する多少の変更は必要である。しかしながら、本発明の原理に影響はなく、当業者であれば明らか考えられる事項である。
図6に示すように、MN100は異なるPoA、例えばPoA−1(102)とPoA−2(104)に向けてSel−Query1とSel−Query2を送信する(ステップS6001、S6003)。しかしながら、この場合、PoAの1つ、例えばPoA−1(102)は主要なPoA(主要PoA)としてあらかじめ割り当てられている。Sel−Query1を受信した後、主要PoAであるPoA−1(102)は、すべてのPoAの情報を有し、直接CN108にPTP−Request(Point-To-Point Request)を送信する(ステップS6005)。このPTP−Requestメッセージは異なるPoAについてのすべての情報、例えば候補となるPoAの数、ポリシー要素などを含み、それら(候補となるPoA)にE2E−Queryメッセージの送信をCN108に促すトリガーとなる。CN108によって送信されるE2E−Queryメッセージ(ステップS6007、S6011)は、第1の実施の形態で述べたような同じ情報を運ぶ。
E2E−Query1がCRN106に最初に到達すると、CRN106は一時的なQuery状態、例えばQuery−Stateを生成し、E2E−Query1の情報(例えば、Qスペック)は更新され、まだCRN106上に状態(State)が存在しないため、E2E−Query2としてPoA−1(102)に転送される(ステップS6009)。ステップS6011におけるE2E−Query3がその後CRN106に到達すると、CRN106は、Total-Candidate、Candidate-Counterの比較、及びE2E−Query2とE2E−Query4の次の受け取り先となるシグナリング処理可能ノードが異なることより、異なるパスにおけるクロスオーバーノード(CRN)であることを発見する。そして、CRN106は以前のE2E−Queryメッセージの目的地、例えばPoA−1(102)に直接PTP−Notify(Point-To-Point Notify)を送信する(ステップS6013)。同時に、CRN106はQuery(E2E−Query3)の情報を更新し、E2E−Query4としてPoA−2(104)に向けて転送する(ステップS6015)。E2E−Query4の中に、CRN106はCRNがすでに見つかった旨を示す情報を挿入し、直接の反応(レスポンス)がPoA−2(104)からCRN106に直接送信されるようにCRN106のアドレス情報を挿入する。これはQueryメッセージの中の他の情報要素をセットすることによって成し遂げられる。例えば、NSISの場合、Response−Request要素がセットされるものに当たる。
PoA−1(102)がPTP−Notifyを受信すると、PoA−1(102)はステップS6009におけるE2E−Query2によって収集されたパスについてのQoS情報を含めて、CRN106に直接PTP−Response1(Point-To-Point-Response)を送信する(ステップS6017)。同様に、PoA−2(104)がE2E−Query4を受信したとき、PoA−2(104)は、CRN106に直接PTP−Response2を送信する(ステップS6019)。CRN106がすべてのPoAからレスポンスを受信した後、CRN106はポリシー要素のルールを用いてそれらを比較する。
MN100における最良のパスを決定するとき、CRN106は選択されたPoA、例えばPoA−1(102)に向けてPTP−Response3を送信する(ステップS6021)。PoA−1(102)はレイヤ2トランスポートを用いてMN100に向けてSel−Responseメッセージを送信する(ステップS6023)。これは通信セッションにおいてPoA−1(102)と構築手続きを開始することをMN100に促すものである。そして、MN100はPoA−1(102)に対して接続の手続きを開始する(ステップS6025)。
ここで、第2の実施の形態における中継ノードの構成は、上述した第1の実施の形態における中継ノードの構成と基本的に同様である。ただし、データトラフィックの流れが第1の実施の形態とは相違するため、転送手段がメッセージを転送する向きなどは違う。
図7は、CN108がQueryを始める場合における最適な動作のシーケンスを示す図である。CN108によって送信されるE2E−QueryがAGG−Query(Aggregated-Query)に取って代わっているところが図6の場合と唯一相違する点である。このAGG−Queryは異なるPoA、例えばPoA−1(102)、PoA−2(104)における生成されたすべてのフローIDを含む。すべてのシグナリング処理可能ノードにおいて、フローIDは次のホップノードのチェックになるものである。したがって、CRN106でクロスオーバーノードが自身であると発見されると、CRN106は、ステップS7009におけるE2E−Query2とステップS7011におけるE2E−Query4に自身のアドレス情報を挿入する。したがって、異なるPoA、例えばPoA−1(102)やPoA−2(104)がE2E−Queryメッセージを受信すると、それらはPTP−Responseメッセージ、例えばPTP−Response1、PTP−Response2をそれぞれCRN106に直接送信する(ステップS7013、S7015)。CRN106は、MN100のネットワーク選択手続きを実行するよう促される。残りの動作(シーケンス)は図6で説明したものと同様であるため説明を省略する。
<第3の実施の形態>
第1及び第2の実施の形態では、MN100におけるネットワーク選択の決定がCRN106によってなされていたが、第3の実施の形態では、MN100におけるネットワーク選択の決定をCRN106にさせるのではなく、CN108にさせるようにしたものである。この場合、パスに沿ったシグナリング処理可能ノードは、E2E−Queryメッセージにおける一時的な状態(State)を生成する必要がない。CN108のみがすべてのQueryメッセージによる結果を受け取り、MN100におけるネットワーク選択決定を行う必要がある。PTP−Responseメッセージは選択されたPoAに対してCN108から直接送信される。そして、決定結果がMN100に知らされる。
ここで、E2E−Queryメッセージの1つがパス上でなくなった、若しくは対応するパスがメッセージを送信することができない場合を考える。このようなことが起こると、現在のCRN106は発見できない。行き詰まりを避けるためや早い選択を促進するために、CN108はCRN106の発見を待つことなく、MN100におけるネットワーク選択を実行する。例えば、CN108がある時間において最初のE2E−Queryを受け取った後、CRNが未だに発見されない場合、CN108はすべての利用可能なE2E−QueryとともにPTP−Responseを送信する。失われるE2E−Queryはたいてい、どうやってもMN100によって選択されない遅いパス上を通るため、これはより早い発見プロセスを保証する。
ここで、第3の実施の形態における中継ノードは、第1、第2の実施の形態の中継ノードと基本的には同様であるが、判断手段やメッセージ生成手段の機能は特に必要なく、更新手段は受信されたメッセージに含まれる情報(例えば、Qスペック)を更新すると、記憶手段に格納する必要はなく、更新されたメッセージは転送手段によって転送される。なお、後述する第4の実施の形態における中継ノードの場合にも、第3の実施の形態における中継ノードと基本的には同様である。
<第4の実施の形態>
第2の実施の形態における選択された主要PoAがネットワーク選択決定の主体となる。この場合、すべてのPoAは主要PoAのアドレス情報をMN100によって知らされる。PoAがCN108からE2E−Queryメッセージを受信したとき、PoAは主要PoAに向けてQスペックの情報を転送する。主要PoAはMN100におけるネットワーク選択決定をすることができ、接続する適当なPoAに知らせる。
<第5の実施の形態>
第5の実施の形態について図8を用いて説明する。第5の実施の形態では、CN810が複数の接続リンク、例えばリンク808と818を有する場合について説明する。図8に示すように異なる通信パスがあり、例えばMN800とCN810との間において、PoA−1(802)からリンク(接続リンク)808へ通じるパス、PoA−1(802)からリンク(接続リンク)818へ通じるパス、PoA−2(812)からリンク808へ通じるパス、PoA−2(812)からリンク818へ通じるパスがある。
CN810で複数の接続リンクが生じる理由は当業者にとって自明であり、例えばCN810が複数のアドレスを割り当てられた場合や、CN810が複数のインターフェースを有する場合などの理由で複数の接続リンクが生じる。なお、このことは本発明の原理には影響しない。
MN800とCN810との間で1つのパスのみを通信に用いることができる場合には、パス比較が上述した4つのパスの間で実行される必要がある。
その場合において、データトラフィックがMN800からCN810への方向のとき、パス選択プロセスはMN800によって開始される。この処理は第1の実施の形態で説明した方法に似ており、MN800は、ローカルアクセステクノロジーの手法を用いて、PoA、例えばPoA−1(802)及びPoA−2(812)にNet−Sel−Reqメッセージを送信する。Net−Sel−Reqメッセージは、CN810のアドレスについての情報を含む。この情報は実際のIPアドレス若しくはホスト名の形である。第1の実施の形態と違い、CN810が図8に示すように複数のリンク(リンク808、リンク818)を有しているため、これらのアドレスの情報はリストになる。
また、Net−Sel−Reqメッセージは、適当なリンクコンビネーションを決定するプロキシ(プライマリープロキシ)として動作するSignaling Aware Node(SAN)の情報(プライマリープロキシ指示情報)を含む。Net−Sel−Reqメッセージ受け取り先PoAがプロキシ機能を有する場合には、この指示情報はフラグでもよい。
Net−Sel−Reqメッセージのフォーマットの一例を以下に示す。
Net−Sel−Req:=[ターゲットのアドレスリスト]
[セッションID又はセッションIDを生成するための情報]
[(接続の)候補となるPoAの数]
[特別なポリシー要素]
[プライマリープロキシ指示情報]
“セッションID又はセッションIDを生成するための情報”、“候補となるPoAの数”、“特別なポリシー要素”は第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。なお、第5の実施の形態のPoAの構成要素は、第1の実施の形態で説明したPoAの構成要素と同様であるため、第5の実施の形態のPoAを説明する際には図3を用いて説明する。
Net−Sel−Reqメッセージを受け取ると、PoA内のPC303は、“ターゲットのアドレスリスト”を確認する。このリストが1つのアドレスのみを含む場合には、第1の実施の形態で説明したような処理が実行される。
CN810の複数のアドレスを含むリストの場合には、PC303はCN810のそれぞれのアドレスに対してE2E−Queryメッセージを生成する。複数のアドレスはNet−Sel−Reqメッセージを通じて直接MN800によって供給される。若しくはNet−Sel−Reqメッセージによってホスト名が供給される場合には、それらのアドレスはアドレス分析処理、例えばDomain Name System(DNS)手続きによって得られる。
これらのE2E−Queryメッセージは、MN800によってセットされるパス選択基準についての情報を含む。そのフォーマットの一例を以下に示す。
E2E−Query:=[セッションID]
[フローID]
[目的地-Identifier]
[Path-Sel-Indicator(パス選択指示)]
[Total-Candidate]
[Candidate-Counter]
[Qスペック]
[ポリシー要素]
“目的地-Identifier”はメッセージが向かうところについての情報であるあて先情報
を供給する。これはCRNを、あて先ごとに発見するために使われる。すなわち図8において、CRN−1(806)はリンク808に割り当てられたアドレスあてE2E−QUERYのCRNであり、CRN−2(816)はリンク818に割り当てられたアドレスあてE2E−QUERYのCRNである。
“Path-Sel-Indicator”は、このシグナリングメッセージがパス選択のためのものであることを示し、これは複数のアドレスを有するCN810の場合のものであって、パス上のシグナリング処理可能ノードが後に続く処理のために必要な情報を生成し格納するようにするものである。複数のアドレスを有するCN810のパス選択の場合、“Path-Sel-Indicator”は、Net−Sel−Reqメッセージを通じてMN800によって明らかにされるように、現在のパスがプライマリプロキシから開始されたものかどうかも示す。実施の一例としては、フィールド上に3ビットが割り当てられ、最初のビットはメッセージが“パス選択”であるかどうかを示し、2番目のビットは“複数のアドレスを有するCN”におけるものであるかどうかを示し、3番目のビットは、メッセージが“プライマリプロキシ”から送られたものかどうかを示す構成が考えられる。このフィールドは、プロキシ、例えばPoA−1(802)がすべてのパスの中からパス選択を実行するのかどうかを示すことを可能とする。あるシナリオで、CN810が複数のアドレスを有しているとしても、ローカルな手法を用いてMN800との情報交換を通じて、プロキシはCN810の複数のアドレスの中から1つを通信用に選択し、“複数のアドレスを有するCN”フラグをオフにしてもよい。これにより、より融通性のあるシグナリング制御を可能とする。
E2E−Queryメッセージの残りのフィールドである、“Total-Candidate”、“Candidate-Counter”、“ポリシー要素”などは第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
シグナリング処理可能ノードがE2E−Queryメッセージを上述した図4の受信手段401を介して受け取ると、“Path-Sel-Indicator”フィールドの存在をチェックすることによってそのメッセージがパス選択目的であることを理解する。“Path-Sel-Indicator”フィールドが、そのメッセージが複数のアドレスを有するCN810におけるパス選択であることを示すため、シグナリング処理可能ノード、例えばSAN−1(804)若しくはSAN−2(814)は以下に示す状態情報を生成する。なお、状態情報の生成、更新は、例えば上述した図4の更新手段402が行う。
QNE−State:=[セッションID]
[目的地-Identifier]
[最良Qスペック]
[最良フローID]
[プライマリーフローID]
[Total-Candidate]

[Candidate-Counter]
[ポリシー要素]
[特別なフローリスト:=
[フローID]
[サポートQスペック]]
[タイマー]
QNE−Stateは、“セッションID”や“目的地-Identifier”などで構成される。同じ“セッションID”と“目的地-Identifier”を含む受信されたメッセージは、状態情報を更新するために用いられる。QNE−Stateは“プライマリーフローID”フィールドを含み、それはプライマリプロキシにセットされた“Path-Sel-Indicator”を有するシグナリングメッセージのフローIDを格納する。“特別なフローリスト”は、受信したすべてのE2E−Queryメッセージからの情報を含み、そのE2E−Queryメッセージは同じ“セッションID”、“目的地-Identifier”、“複数のアドレスを有するCN”のためにセットされた“Path-Sel-Indicator”を有するものである。
QNE−Stateの残りのフィールドは第1の実施の形態と同様であるため説明を省略する。
シグナリング処理可能ノードは、“パス選択”のためにセットされた“Path-Sel-Indicator”を有するE2E−Queryメッセージを受けると、QNE−Stateを更新する。“Candidate-Counter”が“Total-Candidate”より小さい場合、シグナリング処理可能ノード(図4の転送手段403)は、そのフィールド、例えば“Qスペック”を更新した後に目的地(あて先)に向けてE2E−Queryメッセージを転送する。
E2E−Queryメッセージを受けた後、シグナリング処理可能ノード(図4の判断手段404)、例えばCRN−1(806)が更新後に“Candidate-Counter”が“Total-Candidate”に等しいと認識すると、シグナリング処理可能ノード、例えばCRN−1(806)は自身がCRNであるとみなし、E2E−Queryメッセージの転送を中止する。そして、第1の実施の形態のように、“特別なフローリスト”及び“ポリシー要素”の情報に基づいて“最良Qスペック”及び“最良フローID”を計算する。なお、この計算は図4の構成要素に新たに設けた不図示の計算手段によってなされてもよく、他の構成要素、例えば判断手段404によってなされるようにしてもよい。CRN(図4の転送手段403)は“最良Qスペック”を得た後、CN810へCRN−Queryメッセージを送信する。
CRN−Queryメッセージの生成及び転送方法は、シグナリング処理可能ノードで格納された“ポリシー要素”によって決定される。CRN−Queryメッセージの一例を以下に示す。なお、CRN−Queryメッセージは図4のメッセージ生成手段405によって生成される。
CRN−Query:=[セッションID]
[フローID]
[目的地-Identifier]
[Path-Sel-Indicator]
[CRN Indicator]
[Qスペック]
[ポリシー要素]
“CRN Indicator”は、CRN−QueryとE2E−Queryを区別するものである。なお、メッセージの他の部分は、CRN−Queryが“Total-Candidate”と“Candidate-Counter”のフィールドがないことを除いてE2E−Queryと同じである。
CN810はE2E−Queryメッセージを受けると、そのメッセージを破棄する。しかし、CN810があるインターフェース若しくはアドレスでCRN−Queryメッセージを受けると、CRN−Responseメッセージで応答する。このCRN−Responseメッセージは、パス上でサポートされるQoSについての情報、例えば“Qスペック”、“フローID”を含み、CRN、例えばCRN−1(806)へ送信される。CRN−Responseメッセージの一例を以下に示す。
CRN−Response:=[セッションID]
[フローID]
[目的地-Identifier]
[CRN Indicator]
[Qスペック]
[ポリシー要素]
“セッションID”、“フローID”、“CRN Indicator”は受信したCRN−Queryメッセージから得られる。“Qスペック”はCN810がそのパスで認識する最終のQoS保証である。“ポリシー要素”はパス選択におけるCN810の好み、例えばQoSメトリクスにおける優先度の情報が含まれる。
CRN−Responseメッセージを受信した後、通常のシグナリング処理可能ノードは処理をせずに、図4の転送手段402によってそのメッセージをCRNに転送する。
“Total-Candidate”と“Candidate-Counter”が等しいQNE−Stateを有するCRNが、CRN−Responseメッセージを受信したとき、QNE−Stateに格納された情報とそのメッセージの“Qスペック”とに基づいて最良のE2E Qスペックを計算する(例えば、上述した計算手段によって計算する)。この最良のE2E QスペックはすべてのPoAと、“目的地-Identifier”によって明記されたCN810のアドレスとの間の最良のパスに関するものであることを示す。
CN810のあるアドレスへの最良のパスを決定した後、CRNはMN800によって示されたプライマリプロキシに送信する“PTP−Response”メッセージを図4のメッセージ生成手段405によって生成する。CRNはQNE−Stateに格納された“プライマリーフローID”を通じてプライマリプロキシに関する情報を得る。
“PTP−Response”は、サポートされる最良のQスペック、及び最良のQoSがサポートされるアドレスのペア、例えばPoAのアドレスとCN810の特定のアドレスについての情報を含む。“PTP−Response”メッセージの一例を以下に示す。
PTP−Response:=[セッションID]
[フローID]
[最良Qスペック]
[目的地-Identifier]
[Candidate PoA Address]
“Candidate PoA Address”は“最良フローID”と“目的地-Identifier”から得られる。オプションとして、E2E−Queryが“Candidate PoA Address”を含み、CRNによって格納されるならば、CRNは“PTP−Response”に直接“Candidate PoA Address”を含むことができる。
プライマリプロキシ、例えばPoA−1(802)では、異なる“PTP−Response”メッセージを異なるCRN、例えばCRN−1(806)とCRN−2(816)から受けると、比較処理が実行される。最良のパスは、異なる“PTP−Response”メッセージの“最良Qスペック”に基づいて選択される。
最良のパスが選択された後、その結果は第1の実施の形態のように、“Sel−Response”メッセージを通じてMN800に送信される。しかし、ここでの“Sel−Response”メッセージは処理の中で選択されたCN810のアドレスについての情報を含む。
<第6の実施の形態>
第6の実施の形態について説明する。なお、第6の実施の形態を説明する際にも図8を用いて説明する。第6の実施の形態では、データトラフィックの方向がCN810からMN800の場合であり、両端間(エンドツーエンド)のQueryはCN810からMN800へ送信される必要がある。第6の実施の形態で、MN800はPoA、例えばPoA−1(802)に1つの“Net−Sel−Req”のみを送信し、その“Net−Sel−Req”は、方向の指示の情報、ターゲットのアドレスのリスト、すべての(接続の可能性のある)PoAの情報を含む。そのメッセージの一例を以下に示す。
Net−Sel−Req:=[ターゲットのアドレス]
[セッションID又はセッションIDを生成するための情報]
[候補となるQueryの数]
[候補となるアドレスリスト]
[特別なポリシー要素]
[データ方向Indicator]
“候補となるアドレスリスト”は、PoAのアドレスのリストである。“データ方向Indicator”は、データの流れが“CN810からMN800”であることを示すフィールドである。メッセージのその他の構成要素については、第5の実施の形態で説明したものと同様であるため説明を省略する。
PoAが“CN810からMN800”への“データ方向Indicator”を有する“Net−Sel−Req”メッセージを受けると、CN810へE2E−Query−Requestメッセージを送信する。E2E−Query−Requestメッセージの一例を以下に示す。
E2E−Query−Request:=[ターゲットアドレスリスト]
[セッションID又はセッションIDを生成するための情報]
[候補となるQueryの数]
[候補となるアドレスリスト]
[特別なポリシー要素]
“ターゲットアドレスリスト”はCN810に属するアドレスである。CN810は“ターゲットアドレスリスト”にリストアップされたものより多くのアドレスをサポートすることは可能である。例えば、制御ポリシーに応じて、いくつかのインターフェースのみがMN800との通信で用いることを許されている場合である。メッセージの残りの構成要素は、“Net−Sel−Req”メッセージから得られる情報である。
CN810が“E2E−Query−Request”メッセージを受けると、CN810は“候補となるアドレスリスト”にリストされたアドレスに向けてE2E−Queryメッセージを送信する。E2E−Queryメッセージにおける相当する情報は第5の実施の形態で説明したような情報であり、それはデータ方向が“CN810からMN800”であることを示す“Path-Sel-Indicator”、MN800との通信で用いるCN810のすべてのアドレス数を示す“Total-Candidate”、“E2E−Query−Reque
st”メッセージの“候補となるアドレスリスト”のアドレスのうちの1つの識別子を示す“目的地-Identifier”を含む。一般に、CN810は、MN800との通信で用いられる、インターフェース若しくはアドレスでのPoAとして動作する。プライマリプロキシのアドレスを示す特別な情報要素は“E2E−Query”メッセージに含まれる必要がある。例えば、新たな“プライマリプロキシ”のフィールドとして含まれる必要がある。
シグナリング処理可能ノードは、第5の実施の形態のようにシグナリングメッセージに対して同様に動作する。唯一異なるところはメッセージの方向であり、“Path-Sel-Indicator”によって示される。例えば、図8に示すように、SAN−1(804)とSAN−2(814)はそれぞれ、第5の実施の形態で述べたCRN−1(806)とCRN−2(816)の役目をする。例えば、SAN−1(804)とSAN−2(814)はCRNと見なされる。
CRN、例えばSAN−1(804)がMN800からの“CRN−Response”を図4の受信手段を介して受けることにより“最良Qスペック”を得ると、プライマリプロキシ、例えばPoA−1(802)に“PTP−Response”を図4の転送手段403によって送信する。プライマリプロキシのアドレスは“E2E−Query"メッセージの“プライマリプロキシ”のフィールドから得られる。プライマリプロキシ、例えばPoA−1(802)は、MN800のための必要なパス選択を実行し、適当な“Sel−Response"メッセージを通じてその結果を知らせる。
第5の実施の形態の場合と違い、“PTP−Response"メッセージのいくつかはパスから離れて行く(オフパス)、例えばSAN−2(814)からPoA−1(802)へ流れるかもしれない。オフパスのメッセージに関しては、シグナリングは目的地、例えばPoA−1(802)に直接アドレスを指定することができる、若しくは既存のシグナリングパス、例えばCRN−1(806)とSAN−1(804)を介してPoA−1(802)に届けさせることができる。後述するケースでは、CRN−1(806)は“PTP−Response"メッセージを認識する必要があり、プライマリプロキシに転送する。これは上述したようにCRN−1(806)の振る舞いをセットすることによって可能となる。
<第7の実施の形態>
第7の実施の形態について説明する。なお、第7の実施の形態を説明する際にも図8を用いて説明する。同じセッションで複数の接続を用いることが許される場合、パス比較は異なるパスコンビネーションの間で行われる必要がある。図8で複数の接続を同時に用いる例としては、MN800が2つの物理的インターフェースを同時に使い、CN810が1つの物理的インターフェースのみを用いる場合と、MN800が1つの物理的インターフェースのみを使うが、CN810が2つの物理的インターフェースを同時に使う場合がある。この場合、異なるコンビネーションの選択は、PoA−1(802)からリンク808とPoA−2(812)からリンク818、PoA−1(802)からリンク808とPoA−2(812)からリンク808、PoA−1(802)からリンク818とPoA−2(812)からリンク808、PoA−1(802)からリンク818とPoA−2(812)からリンク818の4つである。なお、図8で複数の接続を同時に用いる例として、MN800、CN810の双方が2つの物理的インターフェースを用いる場合もあるが、この場合すべてのパスが使われるため、パスの比較は必要ない。
比較を実行するために、第5の実施の形態で述べたのと同様の処理が実行される。なお、その場合には多少の処理の修正が必要である。しかし、それは本発明の原理に影響はない。
MNが複数のPoAと双方のインターフェースで接続が可能な場合、MNはPoAに送信する“Net−Sel−Req”メッセージの“特別なポリシー要素”に“Simultaneous-Access-Indicator”を含める。“Simultaneous-Access-Indicator”の構成は、例えば2ビットからなり、1つ目のビットはMN側、2つ目のビットはCN側を示す。ビットがオフであればインターフェースは1つのみ使われることを意味し、ビットがオンであればインターフェースが同時に使われることを示す。また、“Simultaneous-Access-Indicator”の構成の別の例としては、MN側が同時に使うインターフェースの数と、CN側が同時に使うインターフェースの数を示す2つのフィールドからなる。この場合、MN800やCN810が3つ以上のインターフェースを持っており、このうちのいくつかを選択する場合にも用いることができる。
PoAがNet−Sel−Reqメッセージを受けると、PoAは第5の実施の形態で説明したようにメッセージを処理する。PoAが“特別なポリシー要素”の“Simultaneous-Access-Indicator”を確認すると、PoAは、CN810に送信する“E2E−Query”メッセージの“Path-Sel-Indicator”に“Multi-Access”フラグを含める。フラグの一例は、“Path-Sel-Indicator”のフィールドにあらかじめ定義されるビットであり、MN側を示すビットとCN側を示すビットがある。MN側のビットが“true(オン)”にセットされると、それはMN800やCN810が双方のインターフェースによる接続若しくは同じ通信セッションにおけるすべての接続(可能性のある接続)を使用することを意味する。一方、ビットが“false(オフ)”にセットされると、それはMN800やCN810が通信セッションにおける接続のうちの1つのみを使用することを意味する。また、“Multi-Access”はフラグではなくフィールドでもよく、例えばMN800やCN810が同時に使うインターフェースの数を示してもよい。
他の態様は、MNが複数のインターフェースを有することは可能であるが、それらのうちの一定の数のものだけを同じ通信において用いることができるというものである。これは、例えばバッテリーの考慮やコストの考慮などによるものである。そのような場合、MN800は“E2E−Query”メッセージの拡張された“Simultaneous-Access-Indicator”要素にそのような情報を含めることができる。そのような拡張された要素は、“true”の“Path-Sel-Indicator”の“Multi-Access”フラグをPoAにセットさせる。
シグナリング処理可能ノード、例えばCRN−1(806)は、メッセージを処理し、第5の実施の形態で述べたように処理を進める。例えば、CN810にCRN−Queryを送信するなどである。QNE−Stateにおいて、“Path-Sel-Indicator”は“ポリシー要素”に含まれる。なお、“Multi-Access”フラグ(又はフィールド)に、MN800及びCN810の双方がすべてのインターフェースを使うよう示されていた場合、すべてのパスが同時に使われることになり、パスを比較する必要はないので、各Signaling Aware Nodeは“Path-Sel-Indicator”を無視し、通常のQUERYメッセージとして処理を行ってもよい。
CRNが“CRN−Response”メッセージを図4の受信手段401を介して受けたとき、QNE−Stateをチェックする。“Path-Sel-Indicator”の“Multi-Access”フラグが“true”ならば、CRNは選択されたPoAに送信するために拡張した“PTP−Response”メッセージを図4のメッセージ生成手段405によって生成する。そのメッセージの一例を以下に示す。
PTP−Response:=[セッションID]
[フローID]
[最良Qスペック]
[目的地-Identifier]
[Candidate PoA Address]
[Path-Info:=[フローID]
[Qスペック]]
“Path-Info"の要素はCRNで把握できるすべてのパス情報を含む。それは、パスの識別子の情報であって、例えばフローIDと、サポートされるQoS情報であって、例えばQスペックとを含む。
選択されたPoAがすべての“PTP−Response”メッセージを受けると、PoAは異なるパスコンビネーションにおけるQoSサポートを計算する。また、そのPoAは異なるパスコンビネーションにおけるすべてのQoSサポートを比較する。MN800によって送信された“Simultaneous-Access-Indicator”によって、選択されたPoAはQoSサポート及びMN800によってセットされた他のポリシーに基づいた最良のパスコンビネーションを選択する。コンビネーションの選択は、拡張された“Sel−Response”メッセージを通じてMN800に送信される。そして、それには選択されたPoAのリストとCN810の対応するインターフェースの情報を含む。そのような情報に基づいて、MN800は容易に用いるインターフェースを識別でき、接続するCN810のアドレス若しくはインターフェースを識別できる。
<第8の実施の形態>
第8の実施の形態について説明する。なお、第8の実施の形態を説明する際にも図8を用いて説明する。第8の実施の形態は、データのトラフィック方向がCN810からMN800であって、第7の実施の形態で述べたのと同じメッセージフィールドの拡張とQNE−Stateを第6の実施の形態で述べた手続きに適用するものである。このことは当業者にとって認識でき、本発明の原理に影響を与えない。
<第9の実施の形態>
上述した実施の形態において、例えば図1に示すMN100は1つ以上のインターフェースを有し、CoAを有していない場合、プロキシ(PoA)はMN100におけるE2E−QueryメッセージをCN108に送信し、ネットワーク側がMN100にとって最適な経路を選択する。インターフェースの選択の手続きを開始するために図9に示すように、MN100は、レイヤ2リンクを介して、すべての可能なプロキシ(例えば、PoA102及びPoA104)に“E2E−Queryメッセージのためのトリガー”(E2E−Queryトリガー)を送信する(ステップS9001、S9003)。
それぞれのプロキシはCN108に向けてE2E−Queryメッセージ(例えば、図9に示すE2E−Query1及びE2E−Query2)を送信する(ステップS9005、S9007)。そして、CRN106は、E2E−Query1を受信後、E2E−Query3をCN108に送信する(ステップS9015)。E2E−QueryメッセージがCRN106に集約されると、CRN106はMN100にResopnseを返し(S9011)、選択された経路をMN100に知らせる(ステップS9013)。この方法でネットワークノード(例えば、CRN、CN、プロキシ)はMN100における最適な経路を選択し、L2(レイヤ2)リンクを介してMN100に“最適な経路”の情報のみが送信される。しかし、上述した第1〜第8の実施の形態では、最適な経路選択後のリソース予約について考慮されていない。
US 2006/0083238、“Resource Reservation Method Using Multiple Interfaces In mobile Environments、Sung-Hyuck Lee et al、Apr20,2006に記載の技術では、MNはCNに向けてすべての可能なインターフェースを通じてE2E−Queryメッセージを送信し、これらのすべてのQueryメッセージがCNに到達すると、CNは最適な経路を選択し、MNにRESERVEメッセージを送信する。しかしながら、この発明ではすべてのメッセージがCNに到達する。これはネットワークのオーバーヘッドを招く。そこで、後述するような構成とすることで問題を解決する。
以下の記述において、説明の目的のため、明記された数字、時間、ノードの接続数、パラメータなどは本実施の形態を理解しやすくするために設定されたものである。しかし、本実施の形態はこれらの明記された詳細がなくても実施できることは当業者にとって自明である。
例えば、図1に示すようなMN100があらかじめ割り当てられたCoAを有している場合、MN100は、図10に示すようにE2E−Queryメッセージを送信させるために、接続先のPoA102、104にE2E−Queryトリガーメッセージを送信する(ステップS1001、S1003)。それぞれのトリガーはMN100のCoAを含む。PoA102及びPoA104はCN108に向けてE2E−Queryメッセージ1、2をそれぞれ送信する(ステップS1005、S1007)。2つのE2E−Queryメッセージが通過するため、それらのメッセージはCRN106で集約される。CRN106は最適な経路を選択し、選択された経路とCN108とに向けてRESERVEメッセージを送信する(ステップS1009、S1011)。
MN100が自身のCoAを有していない場合、PoA(例えば、PoA102及びPoA104)は自身に格納されたMN100のCoAを用いることができる。これは、例えばPoAがDHCP機能を有している、若しくはPing−Pong(ピンポン)タイプのハンドオーバの場合におけるMN100の格納されたCoAを有しているならば可能である。この場合、PoA(例えば、PoA102及びPoA104)がMN100からE2E−Queryメッセージのためのトリガーを受信すると、それぞれのPoAは格納されたCoAのうちからMN100の1つのCoAを取得し、E2E−Queryメッセージにセットする。E2E−QueryメッセージがCN108に向けて送信されるため、それらのメッセージはCRN106に集約される。CRN106は最適な経路を選択し、選択されたPoA若しくはPoA(PoA102及びPoA104)とCN108にRESERVEメッセージをそれぞれ送信する(ステップS1011、S1009)。そして、RESERVEメッセージを受信した、例えばPoA102は、MN100にRESERVEメッセージを転送する(ステップS1013)。なお、CRN106は複数の経路を同時に使用(ロードバランスなど)するために、1つ以上のPoA(例えば、PoA102及びPoA104)にRESERVEメッセージを送信してもよい。この方法は、例えばすべての経路において最適な経路がなく不十分な場合に有用である。
図11に示すように、データフロー方向がMN100からCN108の場合、E2E−Queryメッセージのトリガー(ステップS1101、S1103)を受けるPoA(例えば、PoA102及びPoA104)は、CN108に向けて直接RESERVEメッセージを送信する(ステップS1105、S1107)ことができる。RESERVEメッセージがCRN106に集約されると、CRN106は最適な経路を選択し、選択された経路上にRESPONSEメッセージを送信し(ステップS1111、S1113)、CN108にRESERVEメッセージを転送する(ステップS1109)。CRN106は、また図11に示すように、選択されなかった経路上のQNEの予約状態を削除するためにTEARDOWNメッセージを送信する(ステップS1115)。
<第10の実施の形態>
図12に示すように、同じセッションのCRNが1つ以上ある場合、図13に示すように、MN1201によって送信されたE2E−Queryメッセージ(例えば、E2E−Query1、E2E−Query2、E2E−Query3、E2E−Query4)が、例えばCRN1211、CRN1213、CRN1215を通ると、3つのCRNはそれらを通る最初のQueryメッセージ(例えば、E2E−Query1など)を通す。しかし、CRNは、その後受信したQueryメッセージ(例えば、E2E−Query2)と以前受信したQueryメッセージ(例えば、E2E−Query1)とを比較する。そして、後に受信したQueryメッセージのほうが先に受信したQueryメッセージよりも多くのリソースの使用可能量を有していれば、CRNはE2E−Queryメッセージ(例えば、図13に示すE2E−Query4)を通し、さもなければE2E−Queryメッセージ(例えば、図13に示すE2E−Query2)を破棄する。この処理は、複数の経路のE2E−Query処理において、オーバーヘッドを減らす利点がある。
また、図12に示すCN1217は、他のQueryメッセージを受信するために、経路選択をする前に時間“T”待つための時間“T”をタイマーとしてセットすることができる。また、図12に示すCRN(1211)やCRN(1213)のような中間のCRNは、図14に示すようなCRNによって破棄されたE2E−Queryメッセージを知らせるためにCN1217に負荷の少ないlight-weightメッセージを送信する(ステップS1428、S1430)ことができる。
なお、上述した例では図1の構成の場合を例にとって説明したが、他の場合、例えば図8に示すような構成の場合であっても同様に実施可能である。
なお、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部又はすべてを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路又は汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサを利用してもよい。さらには、半導体技術の進歩又は派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。例えばバイオ技術の適応などが可能性としてあり得る。
本発明に係る接続ポイント選択方法及びその方法で用いられる中継ノードは、複数のアクセスポイントがある場合に、モバイルターミナルと通信相手との間のエンドツーエンドの通信品質に基づいて接続するアクセスポイントを選択することによって、効率のよい通信を実現することができるため、無線通信を介して通信相手と通信を行う移動端末の接続ポイントが複数存在する際の接続ポイント選択方法及びその方法で用いられる中継ノードに有用である。
本発明の第1の実施の形態における通信ネットワークの構成の一例を示す構成図 本発明の第1の実施の形態におけるMNの構成の一例を示す構成図 本発明の第1の実施の形態におけるアタッチメントポイントの構成の一例を示す構成図 本発明の第1の実施の形態に係る中継ノードの構成の一例を示す構成図 本発明の第1の実施の形態におけるMNの接続ポイントの選択方法の一例を示すシーケンスチャート 本発明の第2の実施の形態におけるMNの接続ポイントの選択方法の一例を示すシーケンスチャート 本発明の第2の実施の形態におけるMNの接続ポイントの選択方法の他の一例を示すシーケンスチャート 本発明の第5〜第8の実施の形態における通信ネットワークの構成の一例を示す構成図 本発明のMNが1つ以上のインターフェースを有し、CoAを有していない場合における最適な通信経路を選択するためのシーケンスの一例を示すシーケンスチャート 本発明の第9の実施の形態における最適な通信経路へのリソース予約のためのシーケンスの一例を示すシーケンスチャート 本発明の第9の実施の形態における最適な通信経路へのリソース予約のための他のシーケンスの一例を示すシーケンスチャート 本発明の第10の実施の形態における通信ネットワークの構成の一例を示す構成図 本発明の第10の実施の形態におけるMNの接続ポイントの選択方法の一例を示すシーケンスチャート 本発明の第10の実施の形態におけるMNの接続ポイントの選択方法の他の一例を示すシーケンスチャート

Claims (55)

  1. それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法であって、
    前記移動端末が、自身が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージを、接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、
    前記第1のメッセージを受信した前記アクセスポイントが、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第2のメッセージを前記通信装置に向けて送信するステップと、
    前記第2のメッセージを受信した前記中継ノードが、自身が提供可能なQoSレベルに基づいて前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し所定の記憶領域に格納し、更新された前記第2のメッセージを前記通信装置に向けて転送し、その後、先に受信された前記第2のメッセージを送信した前記アクセスポイントとは異なるアクセスポイントによって送信された第2のメッセージを受信した場合、受信した前記第2のメッセージの前記所定の情報に基づいて、自身がすべての前記第2のメッセージを収束するクロスオーバーノードであるか否かを判断し、前記クロスオーバーノードであると判断した場合には、前記所定の記憶領域に格納された前記所定の情報及び現時点で受信した前記第2のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記移動端末と前記通信装置とにおける最適な通信経路を決定し、前記最適な通信経路上の前記アクセスポイントに最適な通信経路である旨を知らせる第3のメッセージを送信するステップとを、
    有する接続ポイント選択方法。
  2. 前記第1のメッセージは、少なくとも前記通信装置のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含む請求項1に記載の接続ポイント選択方法。
  3. 前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報は、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第2のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなる請求項2に記載の接続ポイント選択方法。
  4. 前記中継ノードは、前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報の前記QoS情報を示す情報を更新した後、前記所定の記憶領域に、少なくとも前記第2のメッセージに含まれる前記セッションIDの情報、前記アクセスポイントから自身に至るまでに提供可能なQoS情報を示す情報、前記QoS情報を示す情報に対応する経路を示す情報、前記第2のメッセージに含まれる、前記第2のメッセージを送信するアクセスポイントの数の情報、前記セッションIDが同じで前記フローIDが異なる前記第2のメッセージを受信した数の情報を格納する請求項3に記載の接続ポイント選択方法。
  5. 前記中継ノードは、前記所定の記憶領域に格納された前記セッションIDの情報と、現時点で受信した前記第2のメッセージに含まれるセッションIDの情報とに基づいて、自身が前記クロスオーバーノードであるか否かを判断する請求項4に記載の接続ポイント選択方法。
  6. それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法であって、
    前記移動端末が、自身が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージを、接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、
    前記接続の候補となる前記アクセスポイントのうちの所定のアクセスポイントが、前記第1のメッセージの受信により、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第3のメッセージを送信するよう要求する第2のメッセージを前記通信装置に送信するステップと、
    前記第2のメッセージを受信した前記通信装置が、前記第3のメッセージを前記移動端末の前記接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、
    前記第3のメッセージを受信した前記中継ノードが、自身において提供可能なQoSレベルに基づいて前記第3のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し所定の記憶領域に格納し、更新された前記第3のメッセージを前記接続の候補となる前記アクセスポイントに向けて転送し、その後、先に受信された前記第3のメッセージの送信先とは異なる送信先に送信された第3のメッセージを受信した場合、受信した前記第3のメッセージの前記所定の情報に基づいて、自身がすべての前記第3のメッセージが経由し、かつ経路の分岐があるクロスオーバーノードであるか否かを判断し、前記クロスオーバーノードであると判断した場合には、前記第3のメッセージの送信先の前記移動端末の前記接続の候補の前記アクセスポイントから前記第3のメッセージの前記所定の情報をそれぞれ受け取り、それらに基づいて前記移動端末と前記通信装置とにおける最適な通信経路を決定し、前記最適な通信経路上の前記アクセスポイントに最適な通信経路である旨を知らせる第4のメッセージを送信するステップとを、
    有する接続ポイント選択方法。
  7. 前記第1のメッセージは、少なくとも前記通信装置のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含む請求項6に記載の接続ポイント選択方法。
  8. 前記第2のメッセージは、少なくとも前記接続の候補となる前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報及び前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含む請求項7に記載の接続ポイント選択方法。
  9. 前記第3のメッセージの前記所定の情報は、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第3のメッセージの送信先の前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成された前記フローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第3のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第3のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなる請求項8に記載の接続ポイント選択方法。
  10. 前記中継ノードは、前記第3のメッセージに含まれる前記所定の情報の前記QoS情報を示す情報を更新した後、前記所定の記憶領域に、少なくとも前記第3のメッセージに含まれる前記セッションIDの情報、前記アクセスポイントから自身に至るまでに提供可能なQoS情報を示す情報、前記QoS情報を示す情報に対応する経路を示す情報、前記第3のメッセージに含まれる、前記第3のメッセージを送信するアクセスポイントの数の情報、前記セッションIDが同じで前記フローIDが異なる前記第3のメッセージを受信した数の情報を格納する請求項9に記載の接続ポイント選択方法。
  11. 前記中継ノードは、前記所定の記憶領域に格納された前記セッションIDの情報と、現時点で受信した前記第3のメッセージに含まれるセッションIDの情報とに基づいて、自身が前記クロスオーバーノードであるか否かを判断する請求項10に記載の接続ポイント選択方法。
  12. それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法であって、
    前記移動端末が、自身が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージを、接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、
    前記第1のメッセージを受信した前記アクセスポイントが、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第2のメッセージを前記通信装置に向けて送信するステップと、
    前記第2のメッセージを受信した前記中継ノードが、自身が提供可能なQoSレベルに基づいて前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し、更新された前記第2のメッセージを前記通信装置に向けて転送するステップと、
    前記中継ノードによって更新された前記第2のメッセージを受信した前記通信装置が、受信したすべての前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報に基づいて、前記移動端末と前記通信装置とにおける最適な通信経路を決定し、前記最適な通信経路上の前記アクセスポイントに最適な通信経路である旨を知らせる第3のメッセージを送信するステップとを、
    有する接続ポイント選択方法。
  13. 前記第1のメッセージは、少なくとも前記通信装置のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含む請求項12に記載の接続ポイント選択方法。
  14. 前記第2のメッセージの前記所定の情報は、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第2のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなる請求項13に記載の接続ポイント選択方法。
  15. それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法であって、
    前記移動端末が、自身が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージを、接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、
    前記接続の候補となる前記アクセスポイントのうちの所定のアクセスポイントが、前記第1のメッセージの受信により、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第3のメッセージを送信するよう要求する第2のメッセージを前記通信装置に送信するステップと、
    前記第2のメッセージを受信した前記通信装置が、前記第3のメッセージを前記移動端末の前記接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、
    前記第3のメッセージを受信した前記中継ノードが、自身において提供可能なQoSレベルに基づいて前記第3のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し、更新された前記第3のメッセージを前記接続の候補となる前記アクセスポイントに向けて転送するステップと、
    前記中継ノードによって更新された前記第3のメッセージを受信したそれぞれの前記アクセスポイントが、受信した前記第3のメッセージに含まれる前記所定の情報を含む第4のメッセージを前記通信装置に送信するステップと、
    前記第4のメッセージを受信した前記通信装置が、前記第4のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記移動端末と前記通信装置とにおける最適な通信経路を決定し、前記最適な通信経路上の前記アクセスポイントに最適な通信経路である旨を知らせる第5のメッセージを送信するステップとを、
    有する接続ポイント選択方法。
  16. 前記第1のメッセージは、少なくとも前記通信装置のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含む請求項15に記載の接続ポイント選択方法。
  17. 前記第2のメッセージは、少なくとも前記接続の候補となる前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報及び前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含む請求項16に記載の接続ポイント選択方法。
  18. 前記第3のメッセージの前記所定の情報は、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第3のメッセージの送信先の前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成された前記フローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第3のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第3のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなる請求項17に記載の接続ポイント選択方法。
  19. それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法であって、
    前記移動端末が、自身が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージを、接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、
    前記接続の候補となる前記アクセスポイントのうちの所定のアクセスポイントが、前記第1のメッセージの受信により、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第3のメッセージを送信するよう要求する第2のメッセージを前記通信装置に送信するステップと、
    前記第2のメッセージを受信した前記通信装置が、前記第3のメッセージを前記移動端末の前記接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、
    前記第3のメッセージを受信した前記中継ノードが、自身において提供可能なQoSレベルに基づいて前記第3のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し、更新された前記第3のメッセージを前記接続の候補となる前記アクセスポイントに向けて転送するステップと、
    前記中継ノードによって更新された前記第3のメッセージを受信したそれぞれの前記アクセスポイントが、受信した前記第3のメッセージに含まれる前記所定の情報を含む第4のメッセージを前記所定のアクセスポイントに送信するステップと、
    前記第4のメッセージを受信した前記所定のアクセスポイントが、前記第4のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記移動端末と前記通信装置とにおける最適な通信経路を決定し、前記最適な通信経路上の前記アクセスポイントに最適な通信経路である旨を知らせる第5のメッセージを送信するステップとを、
    有する接続ポイント選択方法。
  20. 前記第1のメッセージは、少なくとも前記通信装置のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含む請求項19に記載の接続ポイント選択方法。
  21. 前記第2のメッセージは、少なくとも前記接続の候補となる前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報及び前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含む請求項20に記載の接続ポイント選択方法。
  22. 前記第3のメッセージの前記所定の情報は、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第3のメッセージの送信先の前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成された前記フローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第3のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第3のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなる請求項21に記載の接続ポイント選択方法。
  23. それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法で用いられる前記中継ノードであって、
    前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージに基づく、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第2のメッセージを受信する受信手段と、
    前記中継ノード自身が提供可能なQoSレベルに基づいて、前記受信手段を介して受信された前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し所定の記憶領域に格納する更新手段と、
    更新された前記第2のメッセージを前記通信装置に向けて転送する転送手段と、
    更新された前記第2のメッセージの転送後、先に受信された前記第2のメッセージの送信元とは異なる送信元によって送信された第2のメッセージを受信した場合、受信した前記第2のメッセージの前記所定の情報に基づいて、自身がすべての前記第2のメッセージを収束するクロスオーバーノードであるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって、自身が前記クロスオーバーノードであると判断された場合には、前記所定の記憶領域に格納された前記所定の情報及び現時点で受信した前記第2のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記移動端末と前記通信装置とにおける最適な通信経路を決定し、前記最適な通信経路上の前記アクセスポイントに最適な通信経路である旨を知らせる第3のメッセージを生成するメッセージ生成手段とを、
    備える中継ノード。
  24. 前記第1のメッセージは、少なくとも前記通信装置のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含む請求項23に記載の中継ノード。
  25. 前記第2のメッセージの前記所定の情報は、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第2のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなる請求項24に記載の中継ノード。
  26. 前記更新手段は、前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報の前記QoS情報を示す情報を更新した後、前記所定の記憶領域に、少なくとも前記第2のメッセージに含まれる前記セッションIDの情報、前記アクセスポイントから自身に至るまでに提供可能なQoS情報を示す情報、前記QoS情報を示す情報に対応する経路を示す情報、前記第2のメッセージに含まれる、前記第2のメッセージを送信するアクセスポイントの数の情報、前記セッションIDが同じで前記フローIDが異なる前記第2のメッセージを受信した数の情報を格納する請求項25に記載の中継ノード。
  27. 前記判断手段は、前記所定の記憶領域に格納された前記セッションIDの情報と、現時点で受信した前記第2のメッセージに含まれるセッションIDの情報とに基づいて、自身が前記クロスオーバーノードであるか否かを判断する請求項26に記載の中継ノード。
  28. それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法で用いられる前記中継ノードであって、
    前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第1のメッセージを受信する受信手段と、
    前記中継ノード自身が提供可能なQoSレベルに基づいて、前記受信手段を介して受信された前記第1のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し所定の記憶領域に格納する更新手段と、
    更新された前記第1のメッセージを前記接続の候補となる前記アクセスポイントに向けて転送する転送手段と、
    更新された前記第1のメッセージの転送後、先に受信された前記第1のメッセージの送信先とは異なる送信先の第1のメッセージを受信した場合、受信した前記第1のメッセージの前記所定の情報に基づいて、自身がすべての前記第1のメッセージが経由し、かつ経路の分岐があるクロスオーバーノードであるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって、自身が前記クロスオーバーノードであると判断された場合には、前記第1のメッセージの送信先の前記移動端末の前記接続の候補の前記アクセスポイントからそれぞれ受け取った前記第1のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記移動端末と前記通信装置とにおける最適な通信経路を決定し、前記最適な通信経路上の前記アクセスポイントに最適な通信経路である旨を知らせる第2のメッセージを生成するメッセージ生成手段とを、
    備える中継ノード。
  29. 前記第1のメッセージの前記所定の情報は、少なくともセッションIDの情報、前記第1のメッセージの送信先の前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成された前記フローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第1のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第1のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなる請求項28に記載の中継ノード。
  30. 前記更新手段は、前記第1のメッセージに含まれる前記所定の情報の前記QoS情報を示す情報を更新した後、前記所定の記憶領域に、少なくとも前記第1のメッセージに含まれる前記セッションIDの情報、前記アクセスポイントから自身に至るまでに提供可能なQoS情報を示す情報、前記QoS情報を示す情報に対応する経路を示す情報、前記第1のメッセージに含まれる、前記第1のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記セッションIDが同じで前記フローIDが異なる前記第1のメッセージを受信した数の情報を格納する請求項29に記載の中継ノード。
  31. 前記判断手段は、前記所定の記憶領域に格納された前記セッションIDの情報と、現時点で受信した前記第1のメッセージに含まれるセッションIDの情報とに基づいて、自身が前記クロスオーバーノードであるか否かを判断する請求項30に記載の中継ノード。
  32. それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法で用いられる前記中継ノードであって、
    前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージに基づく、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第2のメッセージを受信する受信手段と、
    前記中継ノード自身が提供可能なQoSレベルに基づいて、前記受信手段を介して受信された前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新する更新手段と、
    更新された前記第2のメッセージを前記通信装置に向けて転送する転送手段とを、
    備える中継ノード。
  33. 前記第1のメッセージは、少なくとも前記通信装置のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報を含む請求項32に記載の中継ノード。
  34. 前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報は、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第2のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなる請求項33に記載の中継ノード。
  35. それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手である通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法で用いられる前記中継ノードであって、
    前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第1のメッセージを受信する受信手段と、
    前記中継ノード自身が提供可能なQoSレベルに基づいて、前記受信手段を介して受信された前記第1のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新する更新手段と、
    更新された前記第1のメッセージを前記接続の候補となる前記アクセスポイントに向けて転送する転送手段とを、
    備える中継ノード。
  36. 前記第1のメッセージの前記所定の情報は、少なくともセッションIDの情報、前記第1のメッセージの送信先の前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第1のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第1のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなる請求項35に記載の中継ノード。
  37. それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手であって、複数のインターフェースを有する通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法であって、
    前記移動端末が、自身が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージを、接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、
    前記第1のメッセージを受信した前記アクセスポイントが、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第2のメッセージを前記通信装置に向けて送信するステップと、
    前記第2のメッセージを受信した前記中継ノードが、自身が提供可能なQoSレベルに基づいて前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し所定の記憶領域に格納し、更新された前記第2のメッセージを前記通信装置に向けて転送し、その後、先に受信された前記第2のメッセージを送信した前記アクセスポイントとは異なるアクセスポイントによって送信された第2のメッセージを受信した場合、受信した前記第2のメッセージの前記所定の情報に基づいて、自身がすべての前記第2のメッセージを収束するクロスオーバーノードであるか否かを判断し、前記クロスオーバーノードであると判断した場合には、前記所定の記憶領域に格納された前記所定の情報及び現時点で受信した前記第2のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記移動端末と自身との間の最適な通信経路のQoS情報を計算するとともに、自身と前記通信装置間のQoS情報を取得するための第3のメッセージを前記通信装置へ送信するステップと、
    前記クロスオーバーノードが、前記通信装置から送信された自身と前記通信装置間のQoS情報と、計算された前記移動端末と自身との間の最適な通信経路のQoS情報とに基づいて、自身における最適なQoS情報を計算し、所定の前記アクセスポイントに送信するステップと、
    前記所定のアクセスポイントが、複数のクロスオーバーノードから受信したQoS情報に基づいて最適な通信経路を決定し、接続するアクセスポイントを前記移動端末に通知するステップとを、
    有する接続ポイント選択方法。
  38. 前記第1のメッセージは、少なくとも前記通信装置の複数のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報、前記通信装置が複数のインターフェースを有するために前記中継ノードが特別な動作をする旨を示す情報を含む請求項37に記載の接続ポイント選択方法。
  39. 前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報は、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報、前記第2のメッセージの目的地を示す情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第2のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなる請求項38に記載の接続ポイント選択方法。
  40. 前記中継ノードは、前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報の前記QoS情報を示す情報を更新した後、前記所定の記憶領域に、少なくとも前記第2のメッセージに含まれる前記セッションIDの情報、前記第2のメッセージの目的地を示す情報、前記アクセスポイントから自身に至るまでに提供可能なQoS情報を示す情報、前記QoS情報を示す情報に対応する経路を示す情報、パス選択であることを示すメッセージのフローIDの情報、前記第2のメッセージに含まれる、前記第2のメッセージを送信するアクセスポイントの数の情報、前記セッションIDが同じで前記フローIDが異なる前記第2のメッセージを受信した数の情報を格納する請求項39に記載の接続ポイント選択方法。
  41. 前記中継ノードは、前記所定の記憶領域に格納された前記セッションIDの情報と、現時点で受信した前記第2のメッセージに含まれるセッションIDの情報とに基づいて、自身が前記クロスオーバーノードであるか否かを判断する請求項40に記載の接続ポイント選択方法。
  42. それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手であって、複数のインターフェースを有する通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法であって、
    前記移動端末が、自身が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージを、接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントのうちの所定のアクセスポイントに向けて送信するステップと、
    前記所定のアクセスポイントが、前記第1のメッセージの受信により、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第3のメッセージを送信するよう要求する第2のメッセージを前記通信装置に送信するステップと、
    前記第2のメッセージを受信した前記通信装置が、前記第3のメッセージを前記移動端末の前記接続の候補となるそれぞれの前記アクセスポイントに向けて送信するステップと、
    前記第3のメッセージを受信した前記中継ノードが、自身において提供可能なQoSレベルに基づいて前記第3のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し所定の記憶領域に格納し、更新された前記第3のメッセージを前記接続の候補となる前記アクセスポイントに向けて転送し、その後、先に受信された前記第3のメッセージの送信元とは異なる送信元から送信された第3のメッセージを受信した場合、受信した前記第3のメッセージの前記所定の情報に基づいて、自身がメッセージを収束するクロスオーバーノードであるか否かを判断し、前記クロスオーバーノードであると判断した場合には、前記所定の記憶領域に格納された前記所定の情報及び現時点で受信した前記第3のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記通信装置と自身との間の最適な通信経路のQoS情報を計算するとともに、自身と前記移動端末間のQoS情報を取得するための第4のメッセージを前記移動端末へ送信するステップと、
    前記クロスオーバーノードが、前記移動端末から送信された自身と前記移動端末間のQoS情報と、計算された前記通信装置と自身との間の最適な通信経路のQoS情報とに基づいて、自身における最適なQoS情報を計算し、前記所定の前記アクセスポイントに送信するステップと、
    前記所定のアクセスポイントが、複数のクロスオーバーノードから受信したQoS情報に基づいて最適な通信経路を決定し、接続するアクセスポイントを前記移動端末に通知するステップとを、
    有する接続ポイント選択方法。
  43. 前記第1のメッセージは、少なくとも前記通信装置の複数のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントのアドレス情報、データの流れる方向を示す情報を含む請求項42に記載の接続ポイント選択方法。
  44. 前記第2のメッセージは、少なくとも前記通信装置の複数のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントのアドレス情報を含む請求項43に記載の接続ポイント選択方法。
  45. 前記移動端末が複数のインターフェースを有する場合に、
    前記移動端末は、前記通信装置の前記複数のインターフェースを用いること、若しくは前記移動端末自身の前記複数のインターフェースを用いることを示す情報を前記第1のメッセージに含め、
    前記第1のメッセージを受信した前記アクセスポイントは、前記通信装置が前記通信装置自身の前記複数のインターフェースを用いること、若しくは前記移動端末が前記移動端末自身の前記複数のインターフェースを用いることを示すフラグを前記第2のメッセージに含める請求項37に記載の接続ポイント選択方法。
  46. 前記移動端末が複数のインターフェースを有する場合に、
    前記移動端末は、前記通信装置の前記複数のインターフェースを用いること、若しくは前記移動端末自身の前記複数のインターフェースを用いることを示す情報を前記第1のメッセージに含め、
    前記所定のアクセスポイントは、前記通信装置が前記通信装置自身の前記複数のインターフェースを用いること、若しくは前記移動端末が前記移動端末自身の前記複数のインターフェースを用いることを示す情報を前記第2のメッセージに含め、
    前記第2のメッセージを受信した前記通信装置は、前記通信装置が前記通信装置自身の前記複数のインターフェースを用いること、若しくは前記移動端末が前記移動端末自身の前記複数のインターフェースを用いることを示すフラグを前記第3のメッセージに含める請求項42に記載の接続ポイント選択方法。
  47. 前記移動端末若しくは接続の候補の前記アクセスポイントが、前記アクセスポイントへの接続後の前記移動端末のIPアドレスをあらかじめ有している場合に、
    前記最適な通信経路の決定とともに、前記最適な通信経路に対してリソース予約を行うよう構成された請求項1に記載の接続ポイント選択方法。
  48. それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手であって、複数のインターフェースを有する通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法で用いられる前記中継ノードであって、
    前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージに基づく、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第2のメッセージを受信する受信手段と、
    前記中継ノード自身が提供可能なQoSレベルに基づいて、前記受信手段を介して受信された前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し所定の記憶領域に格納する更新手段と、
    更新された前記第2のメッセージを前記通信装置に向けて転送する転送手段と、
    更新された前記第2のメッセージの転送後、先に受信された前記第2のメッセージを送信した前記アクセスポイントとは異なるアクセスポイントによって送信された第2のメッセージを受信した場合、受信した前記第2のメッセージの前記所定の情報に基づいて、自身がすべての前記第2のメッセージを収束するクロスオーバーノードであるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって、自身が前記クロスオーバーノードであると判断した場合には、前記所定の記憶領域に格納された前記所定の情報及び現時点で受信した前記第2のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記移動端末と自身との間の最適な通信経路のQoS情報を計算する計算手段と、
    前記中継ノード自身と前記通信装置間のQoS情報を取得するための第3のメッセージを生成するメッセージ生成手段とを備え、
    前記転送手段が前記第3のメッセージを前記通信装置に送信する中継ノード。
  49. 前記第1のメッセージは、少なくとも前記通信装置の複数のアドレス情報、前記移動端末によって生成されたセッションIDの情報又は前記第1のメッセージの送信先のアクセスポイントにセッションIDを生成させるための情報、前記接続の候補となる前記アクセスポイントの数の情報、前記通信装置が複数のインターフェースを有するために前記中継ノードが特別な動作をする旨を示す情報を含む請求項48に記載の中継ノード。
  50. 前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報は、少なくとも前記セッションIDの情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントのアドレス情報に基づいて生成されたフローIDの情報、前記第2のメッセージの目的地を示す情報、前記移動端末及び前記通信装置における最適な通信経路の選択要求を示す情報、前記第2のメッセージを送信する前記アクセスポイントの数の情報、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントを選択する際に用いられる情報、前記第2のメッセージが通過する経路上の前記中継ノードにおいて更新可能で、前記経路上で提供可能なQoS情報を示す情報からなる請求項49に記載の中継ノード。
  51. 前記更新手段は、前記第2のメッセージに含まれる前記所定の情報の前記QoS情報を示す情報を更新した後、前記所定の記憶領域に、少なくとも前記第2のメッセージに含まれる前記セッションIDの情報、前記第2のメッセージの目的地を示す情報、前記アクセスポイントから自身に至るまでに提供可能なQoS情報を示す情報、前記QoS情報を示す情報に対応する経路を示す情報、パス選択であることを示すメッセージのフローIDの情報、前記第2のメッセージに含まれる、前記第2のメッセージを送信するアクセスポイントの数の情報、前記セッションIDが同じで前記フローIDが異なる前記第2のメッセージを受信した数の情報を格納する請求項50に記載の中継ノード。
  52. 前記判断手段は、前記所定の記憶領域に格納された前記セッションIDの情報と、現時点で受信した前記第2のメッセージに含まれるセッションIDの情報とに基づいて、自身が前記クロスオーバーノードであるか否かを判断する請求項51に記載の中継ノード。
  53. それぞれ固有の通信可能領域を形成する複数のアクセスポイントと、前記アクセスポイントと無線通信を介して通信を行う移動端末の通信相手であって、複数のインターフェースを有する通信装置と、前記複数のアクセスポイントと前記通信装置との間に位置し、前記移動端末と前記通信装置との間で送受信される所定の性質を有するメッセージを受信し処理することができる1つ以上の中継ノードとを備える通信システムにおける、前記移動端末が前記通信装置と通信を行う際に接続すべき前記アクセスポイントを選択する接続ポイント選択方法で用いられる前記中継ノードであって、
    前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第1のメッセージを受信する受信手段と、
    前記中継ノード自身が提供可能なQoSレベルに基づいて、前記受信手段を介して受信された前記第1のメッセージに含まれる前記所定の情報を更新し所定の記憶領域に格納する更新手段と、
    更新された前記第1のメッセージを前記接続の候補となる前記アクセスポイントに向けて転送する転送手段と、
    更新された前記第1のメッセージの転送後、先に受信された前記第1のメッセージの送信元とは異なる送信元から送信された第1のメッセージを受信した場合、受信した前記第1のメッセージの前記所定の情報に基づいて、自身がメッセージを収束するクロスオーバーノードであるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段によって、自身が前記クロスオーバーノードであると判断された場合には、前記所定の記憶領域に格納された前記所定の情報及び現時点で受信した前記第1のメッセージの前記所定の情報に基づいて、前記通信装置と自身との間の最適な通信経路のQoS情報を計算する計算手段と、
    前記中継ノード自身と前記移動端末間のQoS情報を取得するための第2のメッセージを生成するメッセージ生成手段とを備え、
    前記計算手段が、前記移動端末から送信された前記クロスオーバーノード自身と前記移動端末間のQoS情報と、計算された前記通信装置と前記クロスオーバーノード自身との間の最適な通信経路のQoS情報とに基づいて、前記クロスオーバーノード自身における最適なQoS情報を計算し、
    前記転送手段が、前記計算手段により得られた計算結果を所定のアクセスポイントに送信する中継ノード。
  54. 前記移動端末が複数のインターフェースを有する場合に、
    前記受信手段は、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択の依頼をする第1のメッセージに基づく、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第2のメッセージに、前記通信装置が前記通信装置自身の前記複数のインターフェースを用いること、若しくは前記移動端末が前記複数のインターフェースを用いることを示すフラグを含む前記第2のメッセージを受信する請求項48に記載の中継ノード。
  55. 前記移動端末が複数のインターフェースを有する場合に、
    前記受信手段は、前記移動端末が接続すべき前記アクセスポイントの選択に必要な所定の情報を含む第1のメッセージに、前記通信装置が前記通信装置自身の前記複数のインターフェースを用いること、若しくは前記移動端末が前記複数のインターフェースを用いることを示すフラグを含む前記第1のメッセージを受信する請求項53に記載の中継ノード。
JP2008544688A 2006-03-31 2007-04-02 接続ポイント選択方法及びその方法で用いられる中継ノード Expired - Fee Related JP4896155B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008544688A JP4896155B2 (ja) 2006-03-31 2007-04-02 接続ポイント選択方法及びその方法で用いられる中継ノード

Applications Claiming Priority (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006101085 2006-03-31
JP2006101085 2006-03-31
JP2006251818 2006-09-15
JP2006251818 2006-09-15
JP2007016563 2007-01-26
JP2007016563 2007-01-26
PCT/JP2007/057795 WO2007116984A1 (en) 2006-03-31 2007-04-02 Method for selecting attachment points and relay node used in the method
JP2008544688A JP4896155B2 (ja) 2006-03-31 2007-04-02 接続ポイント選択方法及びその方法で用いられる中継ノード

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009531874A JP2009531874A (ja) 2009-09-03
JP4896155B2 true JP4896155B2 (ja) 2012-03-14

Family

ID=38157998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008544688A Expired - Fee Related JP4896155B2 (ja) 2006-03-31 2007-04-02 接続ポイント選択方法及びその方法で用いられる中継ノード

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20100246417A1 (ja)
JP (1) JP4896155B2 (ja)
WO (1) WO2007116984A1 (ja)

Families Citing this family (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8737314B2 (en) 2008-02-14 2014-05-27 Qualcomm Incorporated Traffic management for multi-hop wireless communication
US8767541B2 (en) * 2008-02-14 2014-07-01 Qualcomm Incorporated Scheduling policy-based traffic management
US8964651B2 (en) * 2008-02-14 2015-02-24 Qualcomm Incorporated Traffic management employing interference management messages
KR101280747B1 (ko) * 2008-09-01 2013-07-05 엔이씨 유럽 리미티드 핸드오버 프로세스 동안 또는 핸드오버 프로세스의 준비중에 서비스 품질 메커니즘을 지원하는 방법
KR101571564B1 (ko) * 2008-11-12 2015-11-25 엘지전자 주식회사 데이터 전송 방법
JP5265334B2 (ja) * 2008-12-24 2013-08-14 京セラ株式会社 無線通信システム、無線端末、無線基地局及び通信制御方法
CN102428728B (zh) * 2009-05-18 2015-05-06 瑞典爱立信有限公司 用于动态资源保留的方法和布置
WO2011006841A1 (de) * 2009-07-13 2011-01-20 Siemens Aktiengesellschaft Zuordnungsaktualisierungsnachricht und verfahren zur zuordnungsaktualisierung in einem mesh-netz
WO2011074659A1 (ja) * 2009-12-18 2011-06-23 日本電気株式会社 移動体通信システム、その構成装置、トラヒック平準化方法およびプログラム
JP5672779B2 (ja) * 2010-06-08 2015-02-18 ソニー株式会社 送信制御装置、および送信制御方法
US9107193B2 (en) 2012-01-13 2015-08-11 Siemens Aktiengesellschaft Association update message and method for updating associations in a mesh network
GB2508354B (en) 2012-11-28 2018-09-05 Nomad Spectrum Ltd Communication method
WO2014093977A1 (en) 2012-12-14 2014-06-19 Huawei Technologies Co., Ltd. Service provisioning using abstracted network resource requirements
US20140362776A1 (en) * 2013-06-07 2014-12-11 Qualcomm Incorporated Application aware association in wireless networks
US20150032495A1 (en) * 2013-07-25 2015-01-29 Futurewei Technologies, Inc. System and Method for User Controlled Cost Based Network and Path Selection across Multiple Networks
JP6729688B2 (ja) 2016-05-18 2020-07-22 ヤマハ株式会社 無線中継装置、無線制御装置及び無線通信システム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004032668A (ja) * 2002-01-25 2004-01-29 Docomo Communications Laboratories Usa Inc サービスの品質アウェアなハンドオフトリガ
JP2005244525A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Fujitsu Ltd 通信装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6999436B2 (en) * 2001-04-16 2006-02-14 Nokia Corporation Method and apparatus for efficient routing of mobile node packets
EP1458148A1 (en) * 2003-03-10 2004-09-15 Sony International (Europe) GmbH Quality of Service (QoS) -aware handover procedure for Ad-Hoc networks
KR100568152B1 (ko) * 2003-10-20 2006-04-07 삼성전자주식회사 이동망 환경에서의 크로스오버 라우터 탐색방법,자원예약방법 및 이를 이용하는 자원 예약 시스템
KR101162674B1 (ko) * 2004-10-18 2012-07-05 삼성전자주식회사 이동망 환경에서의 다중 인터페이스를 이용한 자원예약방법
WO2006062354A1 (en) * 2004-12-07 2006-06-15 Electronics And Telecommunications Research Institute Access network selection method using multi-criteria decision making in mobile heterogeneous network

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004032668A (ja) * 2002-01-25 2004-01-29 Docomo Communications Laboratories Usa Inc サービスの品質アウェアなハンドオフトリガ
JP2005244525A (ja) * 2004-02-25 2005-09-08 Fujitsu Ltd 通信装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009531874A (ja) 2009-09-03
WO2007116984A1 (en) 2007-10-18
US20100246417A1 (en) 2010-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4896155B2 (ja) 接続ポイント選択方法及びその方法で用いられる中継ノード
TWI465143B (zh) 鄰網路廣告
JP5635712B2 (ja) 情報サーバ並びに情報サーバにより実行される方法
EP2676381B1 (en) Method and apparatus for peer-to-peer service in wireless communication system
US10548044B2 (en) Mobile communication system, QoS control station and mobile station
JP3880549B2 (ja) 移動端末装置およびそのハンドオフ方法
JP4796135B2 (ja) パケット・データ通信環境におけるハンドオーバを管理するための方法およびネットワーク・ノード
JP4303738B2 (ja) メッシュネットワークにおけるハンドオーバを改良するための装置および方法
US20110122812A1 (en) Seamless service method controlled by user terminal
KR20050037933A (ko) 이동망 환경에서의 크로스오버 라우터 탐색방법,자원예약방법 및 이를 이용하는 자원 예약 시스템
WO2012149769A1 (zh) 一种获取无线局域网络配置信息的方法、系统及装置
JP2011521495A (ja) 一時登録および拡張バインディング破棄メッセージを用いるマルチホーミング・プロトコルのサポート
Fu et al. QoS-conditionalized handoff for Mobile IPv6
KR102536020B1 (ko) 다중 액세스에 걸쳐 트래픽을 분할하기 위한 방법 및 컴퓨팅 디바이스
JP5655018B2 (ja) ハンドオーバ処理システム、及びゲートウェイルータ
JPWO2007125592A1 (ja) 通信装置及びハンドオーバ方法
JP4180845B2 (ja) 移動体ネットワークにおける帯域制御方法、および移動体通信システム
US20090190551A1 (en) Route Setting Method and Route Management Device
US8966083B2 (en) Management of a communication in a heterogeneous network
WO2007074885A1 (ja) 代理ノード発見方法とその方法で用いられる中継ノード、及びノード発見方法とその方法で用いられる第1のノード、第2のノード、中継ノード
EP3817305B1 (en) Route and interface selection techniques for multi-connectivity network protocols
WO2013064053A1 (zh) 一种流移动中的策略管理方法和系统
JP4250176B2 (ja) ハンドオフ方法
CN116546571A (zh) N5cw设备切换核心网的方法、系统和存储介质
WO2013064084A1 (zh) 一种流移动中的策略管理方法和系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111129

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4896155

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees