JP2005229310A - 携帯電話機及びプログラム - Google Patents
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Abstract
複数のコマンドが連続的に指示される場合の操作性を改良した携帯電話機を提供する。
【解決手段】
携帯電話機は、予め定められた複数のコマンドそれぞれに対応付けされた選択肢を含む情報を記憶するメニュー記憶部40と、選択肢を表示部20表示し、ユーザによる選択肢の選択を操作部10より受け付けて、選択された選択肢に対応するコマンドを実行するコマンド処理部30と、連なって選択された複数の選択肢の組のうち、所定の基準に照らして高い頻度で選択された組を検出するコマンド列検出部50と、検出された組に対応する複数のコマンドを1つの選択肢に対応付けた個人メニューをメニュー記憶部40の情報に追記する個人メニュー登録部80とを備える。
【選択図】 図3
Description
図13に階層メニュー方式によりマナーモード設定を行う場合のユーザインターフェースの一例を示す。画面S130〜S134は携帯電話機のディスプレイに表示される画面の内容例であり、矢印の方向順にユーザ操作に応じた表示内容の遷移を示す。
特に、ユーザが複数のコマンドを立て続けに指示しようとした場合、階層を辿っていく操作を各コマンドそれぞれについて繰り返すこととなり、操作の時間と手間が一層かかることになる。例えばユーザは、会議が始まる前にマナーモード設定や留守録設定等、着信に関する各種設定を一括して変更したい場合がある。図14は階層メニュー方式で留守録設定を行う場合のユーザインターフェースの一例であるが、この操作を図13のマナーモード設定に続けて行う場合、ユーザはマナーモード設定と留守録設定のそれぞれのために階層を辿る操作を繰り返し行わなければならない。
上記課題に鑑み本発明は、複数のコマンドが連続的に指示される場合の操作性を改良した携帯電話機を提供することを目的とする。
また、前記検出手段は、選択された選択肢に対応するコマンドの実行終了から次の選択肢が選択されるまでの時間が所定時間より短い場合に限り、その2つの選択肢を連なって選択されたものと扱って前記検出を行うよう構成してもよい。
また、前記検出手段は、ある選択肢が選択されたときから次の選択肢が選択されるまでの時間が所定時間より短い場合に限り、その2つの選択肢を連なって選択されたものと扱って前記検出を行うよう構成してもよい。
また、前記検出手段は、選択された選択肢に対応するコマンドの実行終了前に別の選択肢が選択された場合に限り、その2つの選択肢を連なって選択されたものと扱って前記検出を行うよう構成してもよい。
また、前記検出手段は、過去所定期間に所定回数以上選択された組を前記高い頻度で選択された組であるものとして前記検出を行うよう構成してもよい。
この構成によれば、所定期間を例えば一ヶ月と定めれば、ユーザの操作の変化に対応することができる。つまり、数ヶ月前においてユーザに頻繁に選択される選択肢の組と、現在においてユーザに頻繁に選択される組とが異なる場合であっても、検出手段は、それぞれの期間において、頻繁に選択される組を検出することができる。
この構成によれば全体の組の総数に対する割合で検出を行うので、組の選択回数の極端に多いユーザも極端に少ないユーザも、それぞれの選択回数に応じて適した検出がなされる。
<概要>
本実施形態の携帯電話機は、マナーモード設定の選択後立て続けに留守録設定を選択するといったような特定のコマンド列が頻繁に繰り返し選択されていることを検出し、そのコマンド列を個人メニューの一項目に追加登録する。そして登録後には個人メニューから項目を選択するという一回のユーザ操作のみでコマンド列の各コマンドを順次自動的に実行する。
図1は、登録処理におけるユーザインターフェースの一例を示す。
携帯電話機は、マナーモード設定と留守録設定の組が過去1ヶ月間に4回繰り返されたとき、画面S10の表示を行う。画面S10は、マナーモード設定と留守録設定の組みを個人メニューの一項目として登録することができる旨をユーザに示すものである。この画面で「はい」が選択されると、携帯電話機は画面S11の個人メニューの一覧を表示する。この個人メニューの一覧は、1番目と2番目に「電卓+メモ」、「写真メール」という名称の項目が既に登録されており、3番目は未だ何も登録されていないことを示す。携帯電話機は、個人メニューの一覧の上に重ねて、項目を登録する番号の選択を促す表示を数秒間行った後、画面S12で登録すべき番号の選択を受け付ける。そして「3 「登録なし」」が選択されると画面S13の登録名称を入力する画面を表示する。ユーザがキー入力で「マナー&留守録」と入力し、「決定」を押下すると、携帯電話機はマナーモード設定と留守録設定の組のコマンド列を「マナー&留守録」という項目名の項目と対応付けて個人メニューに記録し、画面S14でその旨を数秒間表示した後、画面S15の個人メニュー一覧を表示する。画面S15には、新たに登録された「マナー&留守録」の項目が追加されている。
<構成>
では次にこの携帯電話機の構成を説明する。
同図において携帯電話機は、操作部10、表示部20、コマンド処理部30、個人メニュー処理部35、メニュー記憶部40、コマンド列検出部50、履歴記憶部70及び個人メニュー登録部80から構成される。
コマンド処理部30は、メニュー記憶部40の記憶内容を参照して表示部20にメニューを表示し、操作部10からのユーザ操作に応じてコマンドの実行や画面の切り替えを行う。
メニュー記憶部40は、表示部20に表示するメニュー項目やメニュー項目に対応付けられたコマンドに関する情報を記憶するメモリであり、一般メニュー記憶部42と個人メニュー記憶部44から構成される。
同図において矩形の囲み部分に記載されている文字列は、画面に表示される各項目を示し、丸型の囲み部分に記載されている文字列は、コマンドを示す。矢印は、その始点にある項目と、終点にある項目一覧又はコマンドとが対応付けられていることを示す。
一般メニュー記憶部42は、予め標準として用意されているメニューに関する情報を記憶している。
この他、一般メニュー記憶部42は、待ち受け画面の項目である「個人メニュー」と個人メニュー記憶部44にある個人メニューの項目一覧との対応関係を記憶している。よって待ち受け画面表示中に「個人メニュー」が選択されると、一般メニュー記憶部42の「個人メニュー」に対応付けられている個人メニュー一覧が個人メニュー記憶部44から呼び出されて表示部20に表示される。
図4では個人メニュー記憶部44は、「電卓+メモ」及び「写真メール」という2つの項目がそれぞれのコマンドと対応付けられて記憶されている。
個人メニュー記憶部44の記憶内容は、一般メニュー記憶部42のように予め記憶されているものではなく、個人メニューの登録に応じて追記される。
この検出のためにコマンド列検出部50は、図8で後述するコマンド列検出処理によりユーザ操作による入力の中からコマンド項目の組を認識する処理を行う。
コマンド列検出部50は、選択されたコマンド項目に対応するコマンドの実行終了から次のコマンド項目が選択されるまでの時間が所定時間以内の場合にのみ、その2つのコマンド項目を組と認識する。この認識を行うためにコマンド列検出部50は、図示しないタイマを用いて各コマンドの実行終了時から所定時間を計測し、所定時間の経過と次のコマンド項目の選択とのどちらが早く行われるかを比較している。本実施形態ではこの所定時間を3分と定める。
図5(a)に示すように、選択されたマナーモード設定に対応するコマンドが実行されて終了した時から次に留守録設定が選択される時までの経過時間が、例えば120秒の場合には、3分以内であるので、このときのマナーモード設定と留守録設定を組と認識する。
このようにしてコマンド項目の組が認識されると、図9で後述する頻度評価処理を行い、コマンド列検出部50は、履歴記憶部70を参照し、その組が所定の基準に照らして高い頻度で選択されているか否か、具体的には、同じ組が過去一ヶ月間に3回以上認識されているかどうかを判定する。
ここで履歴記憶部70は、過去に認識されたコマンド項目の組をそれが認識されたときの日付を付して記憶するためのメモリである。
同図において例えば、「カメラ撮影」と「写真添付メール作成」からなるコマンド項目の組が、その認識されたときの日付である2003年12月30日を付して記憶されている。これはこの日付に「カメラ撮影」のコマンド項目と「写真添付メール作成」のコマンド項目が同順に連続的に選択されてコマンド項目の組として認識され、その認識された日付とともに履歴記憶部70に記憶されたことを示している。
図6(b)は、「マナーモード設定」と「留守録設定」からなるコマンド項目の組が2004年1月26にコマンド列検出部50により組として認識されたことを示す。
コマンド列検出部50は、図6(b)に示す組を認識すると、図6(b)の履歴記憶部70を参照し、「マナーモード設定」と「留守録設定」からなるコマンド項目の組が、過去一ヶ月間に3回認識されているかどうかを判定する。
個人メニュー登録部80は、コマンド列検出部50からの上記通知を受けたとき、その通知にかかるコマンド項目の組に対応するコマンド列を個人メニュー記憶部44に登録する処理を行う。この処理のユーザインターフェースについては図1の例で既に示した。図1の例に対応して個人メニュー登録部80が個人メニュー記憶部44に登録を行った後の記憶内容例を図7に示す。同図に示すように、個人メニューの項目一覧に図1の画面S13において入力された「マナー&留守録」という項目が追加され(同図442)、マナーモード設定と留守録設定からなるコマンド列が項目と対応付けられて追加されている(同図443)。
<動作>
ではこのように構成された携帯電話機について、以下動作を説明する。
コマンド処理部30が操作部10からのコマンド項目の選択を受付けたとき、すなわちコマンド入力が検出されたとき、コマンド列検出部50は、その旨の通知を受けて、そのコマンドを図示しない内部メモリに記憶する(ステップS801)。
次に、コマンド処理部30がそのコマンドを実行し、実行を終了したとき、コマンド列検出部50は、終了の旨の通知をコマンド処理部30より受けて終了を検出する(ステップS802)。
タイマが3分を経過するまでに、次のコマンドが検出されると(ステップS804;YES)、コマンド列検出部50は、当該次のコマンドについて、ステップS801〜ステップS804の処理を繰り返す。この繰り返しによって、1のコマンドの実行終了から次のコマンドの実行開始(次のコマンド列の選択)までの間隔が3分以内の連続したコマンド列が認識される。
コマンド列検出部50は、内部メモリに記憶されたコマンド列と日付とを用いて、履歴記憶部70の記憶内容を参照し、日付から過去一ヶ月間の履歴について同じコマンド列を検索し件数を数える(ステップS901、ステップS902)。
検索の結果、履歴記憶部70に記憶されている同じコマンド列が3個に未たない場合には、コマンド列検出部50は、コマンド列と日付を履歴記憶部70に追加記録する(ステップS905)。
図10は、個人メニュー登録部80が行う登録処理のフローチャートである。
個人メニュー登録部80は、登録対象のコマンド列の各項目名を一般メニュー記憶部42より取得して、図1に示す画面S10を表示して対応するユーザ入力を受け付ける(ステップS1001、ステップS1002)。
項目名を取得すると、個人メニュー登録部80は、個人メニュー記憶部44に項目名とコマンド列とを対応付けて記録する(ステップS1004)。
また「後で登録」が選択された場合には、個人メニュー登録部80は、個人メニュー記憶部44の個人メニュー項目一覧に対応付けて「読出登録」の項目を追加し、コマンド列を内部メモリに記憶する(ステップS1005)。図11は、「読出登録」について説明する図である。同図に示すように、図1の画面S10で「後で登録」が選択されている場合には、その後に個人メニューを表示させると、画面S110に示すように左下方「読出登録」の項目が表示される。そしてこの「読出登録」が押下されると、個人メニュー登録部80は、内部メモリに記憶したコマンド列を読み出して図10の登録処理を実行し、表示部20には画面S112に示すように図1の画面S10と同じ画面が表示されされる。
コマンド処理部30は、ユーザ操作によりコマンド項目が選択されると、そのコマンド項目が一般メニュー記憶部42に記憶されているものであるか、個人メニュー記憶部44に記憶されているものであるかを判定する(ステップS1201)。
一方、判定の結果、選択されたコマンド項目が個人メニュー記憶部44に記憶されたものである場合には、個人メニュー処理部35がステップS1202〜ステップS1204の処理を行う。
コマンド処理部30によるコマンドの実行が終了すると(ステップS1203;YES)、個人メニュー処理部35は、次のコマンドがあるか否か、つまりコマンド列をすべて実行し終えたかどうかを判定し(ステップS1204)、終えていない場合には次のコマンドを取り出してコマンド処理部30に実行させる。
(1)上記実施形態では、図2のように個人メニューの一覧から項目が選択されたことを契機にして、対応するコマンド列を実行する構成であるが、コマンド列の最初のコマンドの項目が選択されたことを契機に、コマンド列を実行する構成にしてもよい。
コマンド処理部30は、ステップS1201の判定の前に、選択されたコマンド項目が、1つのコマンドのみと対応付けられているか、あるいは1つのコマンドとコマンド列との両方に対応付けられているかを判定する。判定の結果、1つのコマンドのみに対応付けられている場合にはステップS1205に進む。一方、両方に対応付けられている場合には、ステップS1201において、1つのコマンドのみ実行するか、個人メニューのコマンド列を実行するかの選択をユーザに促して選択結果を取得し、コマンドのみを実行する旨が選択された場合にはステップS1205に進み、個人メニューのコマンド列を実行する旨が選択された場合にはステップS1202に進む。
(2)コマンド列検出部50は、コマンドの実行終了から次のコマンド項目が選択されるまでの時間が3分以内の場合にのみコマンド項目の組と認識する構成であるが、3分に限らない。
(3)またコマンド列検出部50は、コマンド項目が選択されたときから次のコマンド項目が選択されるまでの時間が所定時間より短い場合に、その2つのコマンド項目を組と認識するよう構成してもよい。
(4)またコマンド列検出部50は、選択されたコマンド項目に対応するコマンドの実行終了前に別のコマンド項目が選択された場合に、その2つのコマンド項目を組と認識するよう構成してもよい。
(5)コマンド列検出部50は、頻度評価処理において、コマンド項目の組が過去一ヶ月間に3回以上認識されているか否かを判定しているが、この判定における期間や回数はこれに限らない。
(6)過去所定期間に所定回数を超える組について登録処理を行う代わりに、履歴記憶部70を参照して、全体の履歴の総数に対する同じコマンド項目の組の数が所定の割合より多い組について登録処理を行うようにしてもよい。
20 表示部
30 コマンド処理部
35 個人メニュー処理部
40 メニュー記憶部
42 一般メニュー記憶部
44 個人メニュー記憶部
50 コマンド列検出部
70 履歴記憶部
80 個人メニュー登録部
Claims (7)
- 予め定められた複数のコマンドそれぞれに対応付けされた選択肢を含む情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段を参照して選択肢を表示し、ユーザによる選択肢の選択を受け付けるユーザインターフェース手段と、
選択された選択肢に対応するコマンドを実行する実行手段と、
連なって選択された複数の選択肢の組のうち、所定の基準に照らして高い頻度で選択された組を検出する検出手段と、
前記検出手段により検出された組に対応する複数のコマンドを1つの選択肢に対応付けて前記記憶手段の情報に追記する追記手段とを備える
ことを特徴とする携帯電話機。 - 前記検出手段は、
選択された選択肢に対応するコマンドの実行終了から次の選択肢が選択されるまでの時間が所定時間より短い場合に限り、その2つの選択肢を連なって選択されたものと扱って前記検出を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。 - 前記検出手段は、
ある選択肢が選択されたときから次の選択肢が選択されるまでの時間が所定時間より短い場合に限り、その2つの選択肢を連なって選択されたものと扱って前記検出を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。 - 前記検出手段は、
選択された選択肢に対応するコマンドの実行終了前に別の選択肢が選択された場合に限り、その2つの選択肢を連なって選択されたものと扱って前記検出を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。 - 前記検出手段は、
過去所定期間に所定回数以上選択された組を前記高い頻度で選択された組であるものとして前記検出を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。 - 前記検出手段は、
過去所定期間に選択された組の総数に対して所定割合以上選択された組を前記高い頻度で選択された組であるものとして前記検出を行う
ことを特徴とする請求項1に記載の携帯電話機。 - 予め定められた複数のコマンドそれぞれに対応付けされた選択肢を含む情報が記憶されたメモリを参照して選択肢を表示し、ユーザによる選択肢の選択を受け付けるユーザインターフェースステップと、
選択された選択肢に対応するコマンドを実行する実行ステップと、
連なって選択された複数の選択肢の組のうち、所定の基準に照らして高い頻度で選択された組を検出する検出ステップと、
前記検出手段により検出された組に対応する複数のコマンドを1つの選択肢に対応付けて前記メモリの情報に追記する追記ステップとを備える
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能なプログラム。
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