JP2005229298A - 光通信方法および光トランシーバ - Google Patents

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Shigeru Kuwano
茂 桑野
Takeshi Kinoshita
健史 木下
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Abstract

【課題】 光トランシーバ間で、データ通信に先立って伝送速度、データフォーマットおよび伝送フォーマットを調整して通信を開始する。
【解決手段】 各光トランシーバに接続される外部インタフェースからベースバンド信号の伝送速度およびデータフォーマットに関する情報を取得し、外部インタフェースの情報に基づいて、光トランシーバ間の伝送速度および伝送フォーマットを設定した試験用信号を送受信し、試験用信号の送信に用いた伝送速度と受信した試験用信号の伝送速度の比較により伝送速度を設定し、試験用信号の誤り検出を行い、それに応じて推定される伝送路状態に対応する伝送フォーマットを設定し、伝送速度および伝送フォーマットの確定後に、データフォーマットに関する情報を送受信してデータフォーマットを確定し、通信を開始する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、複数の伝送速度、データフォーマットおよび伝送フォーマットに対応する光通信方法および光トランシーバに関する。
現在、主に企業LAN系で用いられているイーサネット(登録商標)やファイバチャネル等の光伝送システムは、従来の電気配線による伝送よりも大容量で長距離の伝送を可能にしている。この光伝送システムに用いられる光トランシーバは、固定のビットレートかつ固定の伝送フォーマットのものであり、各光伝送システムごとに特定の光トランシーバを用いる必要がある。ただし、光信号の送受信を行う物理インタフェースには、挿抜可能なモジュール(Gigabit Interface Converter(GBIC) 、Small Form Factor Pluggable(SFP)) が普及しており、使用波長や伝送可能距離はこれらのモジュールの交換で容易に変更可能になっている。なお、これらのモジュールは、リタイミング動作を含まない2R構成のため、複数のビットレートに容易に対応可能である(非特許文献1,2)。
一方、従来の電気配線によるイーサネット(登録商標)では、10Mbit/s 、100Mbit/s、1000Mbit/s のインタフェースを自動的に識別して接続する技術(オートネゴシエーション)が普及しており(非特許文献3)、伝送速度やケーブル種別を気にすることなくLANを構築することが可能になっている。
http://www.schelto.com/t11_2/GBIC/gbic.htm http://www.schelto.com/SFP/index.html IEEE Std.802.3, 2000 edition, Chap.28.
イーサネット(登録商標)における光インタフェースは、現状ではギガビットイーサネット(登録商標)GbEに関するものがほとんどであり、複数の速度に対する要求は少ない。しかし、10ギガビットイーサネット(登録商標)が普及してくると、複数の速度に単一のインタフェースで対応する要求が予想される。また、現在実用化されているアクセス系の光通信システムでは、100 メガビットイーサネット(登録商標)が用いられているが、ギガビットクラスの高速化についての検討も進められている。また、将来のアクセス系の高速化において、損失や分散等の影響で十分な伝送ができない場合に、速度を落として伝送する必要も生ずる。したがって、光伝送システムにおいても複数の伝送速度に対応する電気配線のオートネゴシエーションに相当する機能が必要である。
また、伝送路中のファイバ接続点等において多重反射が存在する場合には、同一波長のクロストークとなる。特に、主信号と反射波の干渉によって生ずるコヒーレントクロストークは、マーク信号受信時に大きなレベル変動を与えるため、マーク・スペースに非対称な誤りが生じることが報告されている(J.L.Gimlett and N.K.Cheung,"Effects of phase-to-intensity noise conversion by multiple reflections on gigabit-per-second DFB laser transmission systems", IEEE J.Lightwave Technol.,vol.7,pp.888-895, 1989) 。この点は、特に接続点の状態があまりよくないアクセス系やLAN系に光伝送システムを展開する際に問題となり、複数の伝送速度に対応する機能が必要になる。
さらに、将来はイーサネット(登録商標)以外のファイバチャネルやIEEE1394といったイーサネット(登録商標)と同じファイバケーブルの使用が可能な他の光インタフェースの普及も想定される。このとき、各インタフェースを気にせずに接続できる環境は、ネットワーク資源の有効利用やネットワーク構築の容易さの点で重要である。
本発明は、以上示したような課題に対応し、複数の伝送速度、データフォーマットおよび伝送フォーマットに対応する簡易な光通信方法および光トランシーバを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、光ファイバ伝送路を介して対向する光トランシーバ間で、データ通信に先立って伝送速度、データフォーマットおよび伝送フォーマットを調整して通信を行う光通信方法において、各光トランシーバに接続される外部インタフェースからベースバンド信号の伝送速度およびデータフォーマットに関する情報を取得し、外部インタフェースの情報に基づいて、光トランシーバ間の伝送速度および伝送フォーマットを設定した試験用信号を送受信し、試験用信号の送信に用いた伝送速度と受信した試験用信号の伝送速度の比較により伝送速度を設定し、試験用信号の誤り検出を行い、それに応じて推定される伝送路状態に対応する伝送フォーマットを設定し、伝送速度および伝送フォーマットの確定後に、データフォーマットに関する情報を送受信してデータフォーマットを確定し、通信を開始する。
ここで、伝送フォーマットとして、光トランシーバに設定可能な最大の伝送速度以下のチップレートでベースバンド信号をスペクトル拡散して送信し、受信側で逆拡散を行ってベースバンド信号を復元する伝送フォーマットを用いる(請求項3)。なお、ベースバンド信号を直並列変換し、各成分ごとに独立にスペクトル拡散するようにしてもよい(請求項6)。
また、ベースバンド信号を複数ビット単位で複数回繰り返し送信し、受信側で繰り返しのサンプル値の識別結果を加算し、その加算結果を閾値判定により各ビットを判定してベースバンド信号を復元する伝送フォーマットを用いる(請求項4)。
また、光トランシーバに設定可能な最大の伝送速度とベースバンド信号の伝送速度の比以下の符号化率でベースバンド信号を誤り訂正符号化して送信し、受信側で復号してベースバンド信号を復元する伝送フォーマットを用いる(請求項5)。なお、ベースバンド信号を直並列変換し、各成分ごとに独立に誤り訂正符号化してもよい(請求項7)。
請求項2に記載の光通信方法は、光ファイバ伝送路を介して対向する光トランシーバ間で、伝送速度、データフォーマットおよび伝送フォーマットを調整して通信を行う光通信方法において、光トランシーバの一方にすでに伝送速度および伝送フォーマットが設定されているときに、その伝送速度および伝送フォーマットを同定し、さらに外部インタフェースのデータフォーマットを同定して通信を開始する。
請求項8に記載の発明は、光ファイバ伝送路を介して対向し、データ通信に先立って伝送速度、データフォーマットおよび伝送フォーマットを調整して通信を行う光トランシーバにおいて、接続される外部インタフェースからベースバンド信号の伝送速度およびデータフォーマットに関する情報を取得する手段と、外部インタフェースの情報に基づいて、伝送速度および伝送フォーマットを設定した試験用信号を送受信する手段と、試験用信号の送信に用いた伝送速度と受信した試験用信号の伝送速度の比較により伝送速度を設定する手段と、試験用信号の誤り検出を行い、それに応じて推定される伝送路状態に対応する伝送フォーマットを設定する手段と、伝送速度および伝送フォーマットの確定後に、データフォーマットに関する情報を送受信してデータフォーマットを確定し、通信を開始する手段とを備える。
本発明の光通信方法および光トランシーバは、単一の物理インタフェースによる簡単な構成で、複数の伝送速度、伝送フォーマットおよびデータフォーマットに対応して通信を行うことができる。
また、光ファイバ伝送路のファイバ接続点等で反射が存在する場合のクロストークによる影響を低減するために、あらかじめ用意された複数の伝送フォーマットから適宜選択することが可能となり、高品質の通信を可能にすることができる。
(光トランシーバの実施形態)
図1は、本発明の光トランシーバの実施形態の示す。図において、光トランシーバ100は、光ファイバ伝送路200を介して対向する光トランシーバ100(300)との光信号の送受信処理を行う物理インタフェース110と、外部回路(例えばユーザ端末)との接続処理を行う外部インタフェース140と、外部インタフェース140から入力するベースバンド信号を処理して物理インタフェース110に出力する送信信号処理回路120と、物理インタフェース110で受信再生された受信信号を処理して外部インタフェース140に出力する受信信号処理回路130と、対向する光トランシーバとの間の伝送方法を制御する伝送方法制御回路150とを備える。なお、図1(b) に示す光トランシーバ300は、伝送速度および伝送フォーマットが固定になっているもので、光トランシーバ100側でそのインタフェースに合わせることになるが、これについては光通信方法の第2の実施形態として説明する。
図2は、物理インタフェース110、送信信号処理回路120、受信信号処理回路130の構成例を示す。図において、送信信号処理回路120は、複数の伝送速度およびデータフォーマットに対応するデータフォーマット処理部122−1〜122−nと、複数の伝送速度および伝送フォーマットに対応する伝送フォーマット処理部124−1〜124−mを備え、その組み合わせを切替部121,123,125により切り替える構成である。受信信号処理回路130は、複数の伝送速度および伝送フォーマットに対応する伝送フォーマット処理部132−1〜132−mと、複数の伝送速度およびデータフォーマットに対応するデータフォーマット処理部134−1〜134−nを備え、その組み合わせを切替部131,133,135により切り替える構成である。
送信信号処理回路120で処理された送信信号は、物理インタフェース110のレーザドライバ111を介して光源112に入力されて光信号に変換され、光ファイバ伝送路200へ送出される。光ファイバ伝送路200から入力する光信号は受光器113で電気信号に変換され、可変レートクロックデータ再生回路114で再生された受信信号が受信信号処理回路130に送出される。
伝送方法制御回路150は、可変レートクロックデータ再生回路114にクロック速度を設定するとともに、外部インタフェース140および可変レートクロックデータ再生回路114で得られる情報により、切替部121,123,125および切替部131,133,135の切り替え設定を行う。
(光通信方法の第1の実施形態)
図1(a) の光トランシーバの構成に基づき、本発明の光通信方法の第1の実施形態(伝送方法設定手順)について、図3に示すフローチャートを参照して説明する。
光トランシーバの外部インタフェース140は、接続されたインタフェースから得られるベースバンドのデータフォーマットと伝送速度を認識し、その情報を伝送方法制御回路150に伝達する(S1)。伝送方法制御回路150は、そのデータフォーマットと伝送速度の情報に基づいて送信信号処理回路120の切替部121を切り替え、対応するデータフォーマット処理部122−1〜122−nの1つと外部インタフェース140を接続する(S2)。同様に、受信信号処理回路130の切替部135を切り替え、対応するデータフォーマット処理部132−1〜132−mの1つと外部インタフェース140を接続する(S2)。なお、送信信号処理回路120および受信信号処理回路130の各データフォーマット制御部は、同じ伝送速度およびデータフォーマットに対応するものが選択される。
さらに、伝送方法制御回路150は、外部インタフェース140から得られたベースバンドの伝送速度の情報に基づいて送信信号処理回路120の切替部125を切り替え、対応する伝送フォーマット処理部124−1〜124−mの1つ(伝送フォーマットは任意)を物理インタフェース110に接続する(S3)。同様に、受信信号処理回路130の切替部131を切り替え、対応する伝送フォーマット処理部132−1〜132−mの1つ(伝送フォーマットは任意)を物理インタフェース110に接続する(S3)。なお、送信信号処理回路120および受信信号処理回路130の各伝送フォーマット制御部は、同じ伝送速度および伝送フォーマットに対応するものが選択される。
次に、伝送方法制御回路150は、物理インタフェース110の可変レートクロックデータ再生回路114に対して、まず外部インタフェース140から得られた伝送速度に対応するクロック速度を設定する(S4)。
次に、伝送方法制御回路150は、伝送フォーマット処理部124−1〜124−mの1つから、対応する伝送速度の試験用信号を物理インタフェース110へ出力させ、光信号に変換して光ファイバ伝送路200へ送信する。一方、対向する光トランシーバから送信された試験用信号は、受光器113を介して可変レートクロックデータ再生回路114に受信され、試験用信号の同期確立処理により伝送速度が確認される(S5,S6)。同期しない場合には、送受間で初期設定した伝送速度が異なっていると判断し、送信信号処理回路120の切替部125および受信信号処理回路130の切替部131を切り替え、伝送フォーマット処理部124−1〜124−mおよび132−1〜132−mの中から別の伝送速度のものを接続し、試験用信号の伝送速度を順次切り替えて同様の処理を繰り返す(S4,S5,S6,S7,S8,S4)。すべての伝送速度に切り替えても同期が確立しない場合は、伝送不可として接続処理を停止する(S6,S7,S9)。
一方、可変レートクロックデータ再生回路114でいずれかの伝送速度においてクロック同期がとれると、次に伝送フォーマットを確認するために試験用信号の誤りが判定され(S6,S10)、試験用信号が誤りなく再生されたことが伝送方法制御回路150に通知されると、確定した伝送フォーマットによりデータフォーマットに関する情報を送受信する(S11)。ここで、試験用信号に誤りがあれば、伝送方法制御回路150は同じ伝送速度における他の伝送フォーマットに切り替えるために、送信信号処理回路120の切替部125および受信信号処理回路130の切替部131を切り替え、伝送フォーマット処理部124−1〜124−mの伝送フォーマットを順次変更しながら同様の処理を繰り返す(S10,S12,S13,S10)。すべての伝送フォーマットに切り替えても誤りが発生する場合は、伝送フォーマットが確認できず伝送不可として接続処理を停止する(S10,S12,S14)。
次に、S10までの処理で伝送速度および伝送フォーマットが確定した後に、データフォーマットに関する情報を送受信してその相違を確認し(S11,S15)、相違がなければ送信信号処理回路120の切替部123および受信信号処理回路130の切替部133を切り替え、対応するデータフォーマット処理部122−1〜122−nの1つと伝送フォーマット処理部124−1〜124−mの1つを接続し、対応する伝送フォーマット処理部132−1〜132−mの1つとデータフォーマット処理部134−1〜134−nの1つを接続し、通信を開始する(S16,S17)。また、送受信されるデータフォーマットに相違があれば、伝送不可として接続処理を停止する(S15,S14)。
(伝送フォーマット処理部の構成例)
伝送フォーマット処理部は、各伝送速度ごとに、例えば次に示すスペクトル拡散、繰り返し伝送、誤り訂正符号の3パターンが用意されており、適宜選択される。
図4は、スペクトル拡散の伝送フォーマット処理部の構成例を示す。伝送フォーマット処理部124,132はともに、拡散符号発生器301と乗算器(NXOR)302により構成される。送信側の伝送フォーマット処理部124では、データ信号(ベースバンド信号)を拡散符号で拡散して送信し、受信側の伝送フォーマット処理部132では拡散信号を拡散符号で逆拡散してデータ信号を再生する。なお、スペクトル拡散のチップレートは、光トランシーバに設定可能な最大の伝送速度以下に設定される。この伝送フォーマットは、反射等によるクロストークへの耐性向上が期待できる。
データ速度を 125Mbit/s とし、チップレートを1250Mc/s とした場合の反射に対する特性例を図5に示す。反射レベルが小さい領域では、帯域拡大による雑音電力増大の影響でスペクトル拡散をしない場合よりも受信感度が低いが、反射レベルが大きい領域では受信感度に改善が見られる。また、一般に反射の影響はバーストエラーになるため、スペクトル拡散により反射の影響が改善されない場合がある。この場合には、ベースバンドデータを直並列変換し、各列に対してスペクトル拡散を施すことにより、反射の影響をランダム化して受信感度を改善する。
図6は、繰り返し伝送の伝送フォーマット処理部の構成例を示す。送信側の伝送フォーマット処理部124は直並列変換回路311、M個の繰り返し回路312、並直列変換回路313により構成され、受信側の伝送フォーマット処理部132は直並列変換回路321、M個の加算識別回路322、並直列変換回路323により構成される。
繰り返し伝送は、図6(c) に示すように、同一のベースバンド信号(ここでは5ビット単位)を繰り返し送信し(ここでは4回)、その受信信号の識別値を加算し、その値を閾値判定することにより、ベースバンド信号を再生する。反射の影響がある場合には、マーク側のエラーが顕著であるため、閾値を低めに設定することにより反射の影響を軽減することができる。また、同一ビットをそのまま繰り返すとベースバンドデータと区別がつかず、またクロックデータ再生回路がベースバンドデータに同期してしまうため、複数ビット単位に繰り返す必要がある。
データ速度を 125Mbit/s とし、5ビットごとに10回繰り返した場合(伝送速度:1250Mbit/s )の反射に対する特性例を図7に示す。反射レベルが小さい領域では、帯域拡大による雑音電力増大の影響で繰り返し送信しない場合よりも受信感度が低いが、反射レベルが大きい領域では受信感度に改善が見られる。
図8は、誤り訂正符号の伝送フォーマット処理部の構成例を示す。送信側の伝送フォーマット処理部124は符号化器331により構成され、受信側の伝送フォーマット処理部132は復号化器332により構成される。
誤り訂正符号は、データ信号(ベースバンド信号)に誤り訂正用のシンボルを不可して伝送し、受信側で処理を行って誤りを訂正する。誤り訂正符号の符号化率は、光トランシーバに設定可能な最大の伝送速度とベースバンド信号の伝送速度の比以下に設定される。本構成では、基本的に「マーク」と「スペース」の誤り訂正能力は同じとなるため、反射そのものに特化したものではないが、その影響を軽減することができる。また、誤り訂正符号は雑音に対しても有効であるので、低SN比においても有効である。
データ速度を 125Mbit/s とし、符号長15、データ長11で2シンボル誤り訂正可能なリードソロモン符号を用いた場合の反射に対する特性例を図9に示す。反射レベルが小さい領域でも、誤り訂正符号による耐雑音性能のために受信感度に改善が見られ、反射レベルが大きい領域でも受信感度に改善が見られる。また、スペクトル拡散の場合と同様に、反射によるバーストエラー対策として、ベースバンドデータを直並列変換し、各列に対して誤り訂正符号化を行うインタリーブは有効である。
(光通信方法の第2の実施形態)
図1(a) に示す光トランシーバ100は、図3に示すように、対向する光トランシーバ100との間で伝送速度および伝送フォーマットをネゴシエーションする構成である。一方、図1(b) に示す光トランシーバ100は、対向する光トランシーバ300の伝送速度および伝送フォーマットが固定になっている場合に、光トランシーバ300の伝送速度および伝送フォーマットに合わせる処理を行う。
図1(b) の光トランシーバの構成に基づき、本発明の光通信方法の第2の実施形態(伝送方法設定手順)について、図10に示すフローチャートを参照して説明する。
対向する光トランシーバ300から送信され、受光器113で光電変換された受信信号は、可変レートクロックデータ再生回路114でクロック速度を変えながら同期確立処理が行われる(S21,S22,S23)。同期が確立しない場合は、伝送不可として接続処理を停止する(S24)。なお、可変レートクロックデータ再生回路114にクロック速度認識機構がある場合は、その情報に基づき同期を確立する。同期確立後、クロック速度に対応する伝送速度情報を伝送方法制御回路150に伝達する(S25)。伝送方法制御回路150はその伝送速度情報に基づいて受信信号処理回路130の切替部131を切り替え、伝送フォーマット処理部132−1〜132−mの中からその伝送速度に対応し、かつ伝送フォーマットが異なるものを順次選択し、伝送フォーマットの確認を行う(S26,S27,S28)。伝送フォーマットが確認できない場合は、伝送不可として接続処理を停止する(S29)
このようにして伝送速度および伝送フォーマットを同定した後に、データフォーマットに関する情報を受信し、これらのフォーマット情報と外部インタフェース140から得られるフォーマット情報を照合し、受信信号処理回路130の切替部133,135を切り替え、対応する伝送フォーマット処理部132−1〜132−mの1つとデータフォーマット処理部134−1〜134−nの1つを接続する(S30)。さらに、送信信号処理回路120の切替部121,123,125を受信信号処理回路130の切替部135,133,131と同様に切り替え、データフォーマット処理部122−1〜122−nの1つと伝送フォーマット処理部124−1〜124−mの1つを接続し、通信を開始する(S31,S32)。
本発明の光トランシーバの実施形態を示す図。 物理インタフェース110、送信信号処理回路120、受信信号処理回路130の構成例を示す図。 本発明の光通信方法の第1の実施形態を示すフローチャート。 スペクトル拡散の伝送フォーマット処理部の構成例を示す図。 スペクトル拡散の効果を説明する図。 繰り返し伝送の伝送フォーマット処理部の構成例を示す図。 繰り返し伝送の効果を説明する図。 誤り訂正符号の伝送フォーマット処理部の構成例を示す図。 誤り訂正符号の効果を説明する図。 本発明の光通信方法の第2の実施形態を示すフローチャート。
符号の説明
100,300 光トランシーバ
110 物理インタフェース
111 レーザドライバ
112 光源
113 受光器
114 可変レートクロックデータ再生回路
120 送信信号処理回路
121,123,125 切替部
122 データフォーマット処理部
124 伝送フォーマット処理部
130 受信受信処理回路
131,133,135 切替部
132 伝送フォーマット処理部
134 データフォーマット処理部
140 外部インタフェース
150 伝送方法制御回路
200 光ファイバ伝送路
301 拡散符号発生器
302 乗算器(NXOR)
311,321 直並列変換回路
312 繰り返し回路
313,323 並直列変換回路
322 加算識別回路
331 符号化器
332 復号化器

Claims (8)

  1. 光ファイバ伝送路を介して対向する光トランシーバ間で、データ通信に先立って伝送速度、データフォーマットおよび伝送フォーマットを調整して通信を行う光通信方法において、
    各光トランシーバに接続される外部インタフェースからベースバンド信号の伝送速度およびデータフォーマットに関する情報を取得し、
    前記外部インタフェースの情報に基づいて、前記光トランシーバ間の伝送速度および伝送フォーマットを設定した試験用信号を送受信し、
    前記試験用信号の送信に用いた伝送速度と受信した試験用信号の伝送速度の比較により伝送速度を設定し、
    前記試験用信号の誤り検出を行い、それに応じて推定される伝送路状態に対応する伝送フォーマットを設定し、
    前記伝送速度および前記伝送フォーマットの確定後に、データフォーマットに関する情報を送受信してデータフォーマットを確定し、通信を開始する
    ことを特徴とする光通信方法。
  2. 光ファイバ伝送路を介して対向する光トランシーバ間で、伝送速度、データフォーマットおよび伝送フォーマットを調整して通信を行う光通信方法において、
    前記光トランシーバの一方にすでに伝送速度および伝送フォーマットが設定されているときに、その伝送速度および伝送フォーマットを同定し、さらに外部インタフェースのデータフォーマットを同定して通信を開始する
    ことを特徴とする光通信方法。
  3. 請求項1に記載の光通信方法において、
    前記光トランシーバに設定可能な最大の伝送速度以下のチップレートでベースバンド信号をスペクトル拡散して送信し、受信側で逆拡散を行ってベースバンド信号を復元する伝送フォーマットを用いることを特徴とする光通信方法。
  4. 請求項1に記載の光通信方法において、
    前記ベースバンド信号を複数ビット単位で複数回繰り返し送信し、受信側で繰り返しのサンプル値の識別結果を加算し、その加算結果を閾値判定により各ビットを判定してベースバンド信号を復元する伝送フォーマットを用いることを特徴とする光通信方法。
  5. 請求項1に記載の光通信方法において、
    前記光トランシーバに設定可能な最大の伝送速度と前記ベースバンド信号の伝送速度の比以下の符号化率でベースバンド信号を誤り訂正符号化して送信し、受信側で復号してベースバンド信号を復元する伝送フォーマットを用いることを特徴とする光通信方法。
  6. 請求項3に記載の光通信方法において、
    前記ベースバンド信号を直並列変換し、各成分ごとに独立にスペクトル拡散する伝送フォーマットを用いることを特徴とする光通信方法。
  7. 請求項5に記載の光通信方法において、
    前記ベースバンド信号を直並列変換し、各成分ごとに独立に誤り訂正符号化する伝送フォーマットを用いることを特徴とする光通信方法。
  8. 光ファイバ伝送路を介して対向し、データ通信に先立って伝送速度、データフォーマットおよび伝送フォーマットを調整して通信を行う光トランシーバにおいて、
    接続される外部インタフェースからベースバンド信号の伝送速度およびデータフォーマットに関する情報を取得する手段と、
    前記外部インタフェースの情報に基づいて、伝送速度および伝送フォーマットを設定した試験用信号を送受信する手段と、
    前記試験用信号の送信に用いた伝送速度と受信した試験用信号の伝送速度の比較により伝送速度を設定する手段と、
    前記試験用信号の誤り検出を行い、それに応じて推定される伝送路状態に対応する伝送フォーマットを設定する手段と、
    前記伝送速度および前記伝送フォーマットの確定後に、データフォーマットに関する情報を送受信してデータフォーマットを確定し、通信を開始する手段と
    を備えたことを特徴とする光トランシーバ。
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