JP2005228239A - 情報記録送信装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ライタを必要とせずに情報の書き込みが可能なICカードを提供する。
【解決手段】 ICカード11のカード本体12の表面に二つを一組とする複数組の端子15,16が設けられており、ペン19で端子15,16間に導電性インク20を塗布して導通させることで情報を書き込み、その情報をICチップ13およびアンテナ14を介して外部の読み取り機に送信する。ペン19で導電性インク20を塗布するだけで情報の書き込みができるので、特別のライタが不要になって利便性が大幅に向上する。しかもICカード11は形状がコンパクトで持ち運びや保管に便利であるだけでなく、机やテーブル上に安定良く載置できるので導電性インク20の塗布がやり易くなる。また導電性インク20を塗布した後のカード本体12の表面に透明の粘着フィルムよりなるシートを貼付することで、導電性インク20の剥げ落ちや情報の改ざんを防止することができる。
【選択図】 図3
【解決手段】 ICカード11のカード本体12の表面に二つを一組とする複数組の端子15,16が設けられており、ペン19で端子15,16間に導電性インク20を塗布して導通させることで情報を書き込み、その情報をICチップ13およびアンテナ14を介して外部の読み取り機に送信する。ペン19で導電性インク20を塗布するだけで情報の書き込みができるので、特別のライタが不要になって利便性が大幅に向上する。しかもICカード11は形状がコンパクトで持ち運びや保管に便利であるだけでなく、机やテーブル上に安定良く載置できるので導電性インク20の塗布がやり易くなる。また導電性インク20を塗布した後のカード本体12の表面に透明の粘着フィルムよりなるシートを貼付することで、導電性インク20の剥げ落ちや情報の改ざんを防止することができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、本体にICチップおよびアンテナを内蔵し、ICチップに記憶された情報をアンテナから読み取り機に送信して非接触で読み取り可能な情報記憶送信装置に関する。
非接触式のリーダアンドライタを用いて情報の読み取りおよび書き込みが可能な、ICカードやICタグのような情報記憶送信装置が、下記特許文献1および下記特許文献2により公知である。この種のICカードやICタグは、そのICチップの内部に情報の書き込みおよび読み出しが可能なRAMを備えている。
特開2003−85501号公報
特開2001−251687号公報
ところで、従来のICカードやICタグは情報の書き込みに専用のライタが必要であったため、情報の書き込みを簡便に行えないという問題があった。
本発明は前述の事情に鑑みてなされたもので、ライタを必要とせずに情報の書き込みが可能な情報記録送信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明によれば、本体にICチップおよびアンテナを内蔵し、ICチップに記憶された情報をアンテナから読み取り機に送信して非接触で読み取り可能な情報記憶送信装置において、本体の表面にICチップに接続された二つを一組とする端子を備え、導電性インクを前記一組の端子間に塗布することにより変化する該一組の端子の導通状態に応じた情報を、ICチップおよびアンテナを介して読み取り機に送信可能なことを特徴とする情報記憶送信装置が提案される。
また請求項2に記載された発明によれば、請求項1の構成に加えて、本体がカード状に構成されたことを特徴とする情報記憶送信装置が提案される。
また請求項3に記載された発明によれば、請求項1または請求項2の構成に加えて、導電性インクを前記一組の端子間に塗布した後、本体の表面にシートを貼付することを特徴とする情報記憶送信装置が提案される。
また請求項4に記載された発明によれば、請求項3の構成に加えて、シートは透明であることを特徴とする情報記憶送信装置が提案される。
また請求項5に記載された発明によれば、本体にICチップおよびアンテナを内蔵し、ICチップに記憶された情報をアンテナから読み取り機に送信して非接触で読み取り可能な情報記憶送信装置において、本体の表面に設けられてICチップに接続された少なくとも一つの第1端子と、本体に回転自在に設けられた回転体と、回転体に設けられてICチップに接続されるとともに、その回転位置に応じて前記第1端子に接触して導通可能な第2端子とを備え、前記第1端子および第2端子の導通状態に応じた情報を、ICチップおよびアンテナを介して読み取り機に送信可能なことを特徴とする情報記憶送信装置が提案される。
また請求項6に記載された発明によれば、請求項5の構成に加えて、本体がカード状に構成されたことを特徴とする情報記憶送信装置が提案される。
また請求項7に記載された発明によれば、請求項5または請求項6の構成に加えて、回転体を所定の位置に回転させた後、本体の表面および回転体に跨がるようにシートを貼付することを特徴とする情報記憶送信装置が提案される。
また請求項8に記載された発明によれば、請求項7の構成に加えて、シートは透明であることを特徴とする情報記憶送信装置が提案される。
また請求項9に記載された発明によれば、本体にICチップおよびアンテナを内蔵し、ICチップに記憶された情報をアンテナから読み取り機に送信して非接触で読み取り可能な情報記憶送信装置において、本体の表面に設けられてICチップに接続された二つを一組とする第1端子と、本体の表面に取付可能な情報記憶部材と、情報記憶部材に設けられた情報記憶回路と、情報記憶部材に設けられて前記一組の第1側端子に接触して導通可能な二つを一組とする第2端子とを備え、前記第1端子および第2端子の導通により、情報記憶回路に記憶された情報を、ICチップおよびアンテナを介して読み取り機に送信可能なことを特徴とする情報記憶送信装置が提案される。
また請求項10に記載された発明によれば、請求項9の構成に加えて、本体がカード状に構成されたことを特徴とする情報記憶送信装置が提案される。
また請求項11に記載された発明によれば、請求項9の構成に加えて、情報記憶部材がシール状に構成されたことを特徴とする情報記憶送信装置が提案される。
また請求項12に記載された発明によれば、請求項9〜請求項11の何れか1項の構成に加えて、情報記憶部材を本体に取り付けた後、本体の表面および情報記憶部材に跨がるようにシートを貼付することを特徴とする情報記憶送信装置が提案される。
また請求項13に記載された発明によれば、請求項12の構成に加えて、シートは透明であることを特徴とする情報記憶送信装置が提案される。
尚、実施例のカード本体12は本発明の本体に対応し、実施例の情報記憶部材43は本発明のシールに対応する。
請求項1の構成によれば、情報記憶送信装置の本体の表面に設けた二つを一組とする端子間に導電性インクを塗布して導通させると、その導通状態に応じた情報がICチップおよびアンテナを介して読み取り機に送信されるので、特別のライタを必要とせずに情報記憶送信装置への情報の書き込みが可能になって利便性が大幅に向上する。
請求項2の構成によれば、情報記憶送信装置の本体をカード状に構成したので、その形状がコンパクトになって持ち運びや保管に便利であるだけでなく、机やテーブル上に安定良く載置できるので導電性インクの塗布がやり易くなる。
請求項3の構成によれば、導電性インクを塗布した本体の表面にシートを貼付するので、導電性インクの剥げ落ちや改ざんを防止することができる。
請求項4の構成によれば、本体の表面に貼付するシートを透明としたので、導電性インクの塗布状態を目視で確認することができる。
請求項5の構成によれば、情報記憶送信装置の本体の表面に設けた回転体を所定位置に回転させると、本体に設けた第1端子と回転体に設けた第2端子との導通状態が変化し、その導通状態に応じた情報がICチップおよびアンテナを介して読み取り機に送信されるので、特別のライタを必要とせずに情報記憶送信装置への情報の書き込みが可能になって利便性が大幅に向上する。
請求項6の構成によれば、情報記憶送信装置の本体をカード状に構成したので、その形状がコンパクトになって持ち運びや保管に便利であるだけでなく、机やテーブル上に安定良く載置できるので回転体を回転させる操作がやり易くなる。
請求項7の構成によれば、本体の表面と所定の位置に回転させた回転体とに跨がるようにシートを貼付するので、回転体の意図せぬ回転や故意の回転による改ざんを防止することができる。
請求項8の構成によれば、本体の表面および回転体に貼付するシートを透明としたので、回転体の回転位置を目視で確認することができる。
請求項9の構成によれば、情報記憶送信装置の本体の表面に所定の情報記憶部材を取り付けて本体の第1端子と情報記憶部材の第2端子とを導通させると、情報記憶部材の情報記憶回路に記憶された情報がICチップおよびアンテナを介して読み取り機に送信されるので、特別のライタを必要とせずに情報記憶送信装置への情報の書き込みが可能になって利便性が大幅に向上する。
請求項10の構成によれば、情報記憶送信装置の本体をカード状に構成したので、その形状がコンパクトになって持ち運びや保管に便利であるだけでなく、机やテーブル上に安定良く載置できるので情報記憶部材の取り付けがやり易くなる。
請求項11の構成によれば、情報記憶部材をシール状に構成したので、それを張り付けるだけで本体部に取り付けることができる。
請求項12の構成によれば、本体の表面と情報記憶部材とに跨がるようにシートを貼付するので、情報記憶部材の脱落や故意の貼り替えによる改ざんを防止することができる。
請求項13の構成によれば、本体の表面および情報記憶部材に貼付するシートを透明としたので、情報記憶部材の種類や取付状態を目視で確認することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図5は本発明の第1実施例を示すもので、図1はICカードの正面図、図2はICカードの表皮を取り除いた状態を示す図、図3はICカードに導電性インクでマーキングした状態を示す図、図4はICカードにシートを貼付した状態を示す図、図6はICカードに書き込んだ情報の例を示す図である。
図1および図2に示すように、ICカード11は合成樹脂で長方形の板状に形成したカード本体12を備えており、その内部にCPU、ROM、I/O等を含むICチップ13と、外部の読み取り機(図示せず)との間で無線通信を行うアンテナ14とが埋め込まれる。ICカード11の表面には二つで一組の導電性を有する端子15,16が、各段に三組ずつ4段に亘って合計12組設けられており、それら12組の端子15…,16…がカード本体12に埋め込まれた導線17…によりICチップ13に接続される。各組の端子15,16の近傍には、それを識別する3種類の数字[1]、[2]、[3]の何れかが印刷され、またカード本体12の四隅には4個の認証マーク18…が印刷される。認証マーク18…は剥げ落ち易いように特殊なインクで印刷されている。
図3に示すように、ICカード11に情報を記憶させるには導電性インクを塗布するペン19を使用し、各段の三組の端子15…,16…のうち、例えば1段目は中央の[2]に対応する一組の端子15,16間にペン19で導電性インク20を塗布し、2段目は左側の[1]に対応する一組の端子15,16間にペン19で導電性インク20を塗布し、3段目は右側の[3]に対応する一組の端子15,16間にペン19で導電性インク20を塗布し、4段目は中央の[2]に対応する一組の端子15,16間にペン19で導電性インク20を塗布する。
導電性インク20の組成は公知であり、例えば特開2001−49170号公報に開示されている。
続いて、図4に示すように、ICカード11の本体12の表面に透明の粘着フィルムよりなるシート21を貼付する。これにより、塗布された導電性インク20が擦れて剥げ落ちるのを防止するとともに、導電性インク20の除去や再塗布による情報の改ざんを防止することができ、しかも透明なシート21を通して塗布された導電性インク20が目視可能なので、記憶された情報を容易に確認することができる。特に、一旦貼付したシート21を剥がすと、シート21の粘着剤に認証マーク18…が付着して剥げ落ちるため、情報の改ざんを確実に見破ることができる。尚、シート21は本体12の表面の全面に貼付する必要はなく、端子15…,16…が覆われる範囲に貼付すれば充分な効果を発揮することができる。
しかして、[1]に対応する一組の端子15,16間に導電性インク20を塗布して電気的に導通させると、その段の三組の端子15…,16…の出力が[1,0,0]になることでICチップ13に[1]の情報が記憶され、[2]に対応する一組の端子15,16間に導電性インク20を塗布して電気的に導通させると、その段の三組の端子15…,16…の出力が[0,1,0]になることでICチップ13に[2]の情報が記憶され、[3]に対応する一組の端子15,16間に導電性インク20を塗布して電気的に導通させると、その段の三組の端子15…,16…の出力が[0,0,1]になることでICチップ13に[3]の情報が記憶されるため、図5(A)の塗布状態では、[2132]という情報が書き込まれ、図5(B)の塗布状態では[1313]という情報が書き込まれることになる。
従って、このICカード11を読み取り機に接近させることで、アンテナ14を介して無線で通信を行い、導電性インク20の塗布状態に応じた情報を非接触で読み取ることができる。このように、特別のライタを必要とせずに、ペン19で導電性インク20を塗布するだけでICカード11への情報の書き込みが可能になるため、利便性が大幅に向上する。特に、ICカード11は薄手であるため、持ち運びや保管に便利であるだけでなく、机やテーブル上に安定良く載置できるのでペン19による導電性インク20の塗布がやり易くなる。
このICカード11を用いれば、同じ特徴を持つものどうしのグルーピング作業が容易になる。例えば、工場で完成した車両の完成検査を行う際に、不良個所に応じて[1]〜[3]の三つの数字よりなる4桁のコード番号を決めておき、その数字を導電性インク20でマーキングしたICカード11を車両に取り付けるようにすれば、携帯式のリーダで各々のICカード11の記憶内容を読み取ることで、同じ不良個所があった車両を容易にグルーピングすることができる。
また家族連れでデパートに出かけるときに、家族の各々のメンバが同じ数字をマーキングしたICカード11を所持しておけば、分かれて単独行動する各々のメンバが自分の所在位置に最も近い端末の読み取り機に自分のICカード11の記憶内容を読み込ませておくことで、任意の端末から他のメンバの所在位置を瞬時に知ることができる。
図6および図7は本発明の第2実施例を示すもので、図6はICカードの表皮を取り除いた状態を示す図、図7はICカードに書き込んだ情報の例を示す図である。尚、第2実施例以後の実施例において、それ以前の実施例の部材と対応する部材に該実施例と同じ符号を付すことで、重複する説明を省略する。
図6に示すように、第2実施例のICカード11は、各々の端子15に連なる導線17に情報記憶回路22を備えており、それらの情報記憶回路22には予めに異なる情報が記憶される。図7に示す例では、1段目の中央の[2]に対応する一組の端子15,16間に導電性インク20を塗布すると、対応する情報記憶回路22に記憶された[ABCDEFG]という情報がICチップ13に記憶され、2段目の左側の[1]に対応する一組の端子15,16間に導電性インク20を塗布すると、対応する情報記憶回路22に記憶された[OPQRSTU]という情報がICチップ13に記憶され、3段目の右側の[3]に対応する一組の端子15,16間に導電性インク20を塗布すると、対応する情報記憶回路22に記憶された[XYZABCDE]という情報がICチップ13に記憶され、4段目の中央の[2]に対応する一組の端子15,16間に導電性インク20を塗布すると、対応する情報記憶回路22に記憶された[FGHIJKL]という情報がICチップ13に記憶される。
従って、この第2実施例によれば、第1実施例に比べて複雑な情報を記憶させることが可能になる。
図8〜図10は本発明の第3実施例を示すもので、図8はICカードの正面図、図9はICカードの表皮を取り除いた状態を示す図、図10はICカードにシートを貼付した状態を示す図である。
図8および図9に示すように、第3実施例のICカード11のカード本体12の表面の中央部に、円板状の回転体31が支軸32を介して回転自在に支持される。回転体31の裏面に対向するカード本体12の表面に8個の第1端子33…が設けられており、これらの第1端子33…はカード本体12に埋め込まれた導線34…を介してICチップ13に接続される。また回転体31の裏面には前記8個の第1端子33…の何れかに接触可能な1個の第2端子35が設けられており、この第2端子35はカード本体12に埋め込まれた導線36を介してICチップ13に接続される。また回転体31の表面の第2端子35に対応する位置には三角形のマーク37が設けられるとともに、カード本体12の回転体31の外周に沿う位置には、8個の第1端子33…に対応して[1]〜[8]の数字が印刷される。
従って、回転体31を回転させてマーク37を例えば数字の[2]の位置に合わせると、回転体31の第2端子35が数字の[2]に対応する第1端子33に接触して電気的に導通する。
続いて、図10に示すように、ICカード11のカード本体12の表面および回転体31に跨がるように透明の粘着フィルムよりなるシート21を貼付する。これにより、回転体31の意図せぬ回転や故意の回転による改ざんを防止することができる。この場合も、透明なシート21を通して回転体31の回転位置が目視可能なので、記憶された情報を容易に確認することができ、また一旦貼付したシート21を剥がすと認証マーク18…が剥げ落ちることで情報の改ざんを確実に見破ることができる。尚、シート21はカード本体12の表面の全面に貼付する必要はなく、カード本体12の表面の一部と回転体31の一部とに跨がるように貼付すれば、回転体31の回転を防止することができる。
しかして、回転体31のマーク37を数字の[2]の位置に合わせると、数字の[1]〜[8]に対応する8個の第1端子33…の出力が[01000000]になることで、ICチップ13に[2]の情報が記憶される。このようにして回転体31のマーク37を数字の[1]〜[8]の何れかに対応する位置に合わせることで、ICチップ13に[1]〜[8]の何れかの情報が書き込まれることになる。
従って、このICカード11を読み取り機に接近させることで、アンテナ14を介して無線で通信を行い、回転体31の回転位置に応じた情報を非接触で読み取ることができる。このように、特別のライタを必要とせずに、回転体31を回転させるだけでICカード11への情報の書き込みが可能になるため、利便性が大幅に向上する。特に、ICカード11は薄手であるため、持ち運びや保管に便利であるだけでなく、机やテーブル上に安定良く載置できるので回転体31の回転作業がやり易くなる。
図11および図12は本発明の第4実施例を示すもので、図11はICカードの表皮を取り除いた状態を示す図、図12はICカードに書き込んだ情報の例を示す図である。
図11に示すように、第4実施例のICカード11は、各々の第1端子33に連なる導線34に情報記憶回路38を備えており、それらの情報記憶回路38には予めに異なる情報が記憶される。図11に示す例では、回転体31が数字の[2]に対応する位置に回転しているため、対応する情報記憶回路38に記憶された[OPQRSTU]という情報がICチップ13に記憶される。
従って、この第4実施例によれば、第3実施例に比べて複雑な情報を記憶させることが可能になる。
図13〜図17は本発明の第5実施例を示すもので、図13はICカードおよびシールの正面図、図14はICカードおよびシールの表皮を取り除いた状態を示す図、図15はICカードにシールを貼付した状態を示す図、図16はICカードにシートを貼付した状態を示す図、図17はICカードに書き込んだ情報の例を示す図である。
図13および図14に示すように、ICカード11のカード本体12の表面には左右に離間した一対の第1端子41,41が設けられており、これらの第1端子41,41はカード本体12に埋め込まれた導線42,42を介してICチップ13に接続される。一方、粘着剤を有してカード本体12の表面に貼付可能なシール43は、その裏面(カード本体12の表面に対向する面)に露出する一対の第2端子44,44を備えており、これらの第2端子44,44はシール43に埋め込まれた情報記憶回路45に導線46,46を介して接続される。情報記憶回路45には、例えば図17(B)に示すような情報が予め記憶されており、その記憶内容が異なる複数のシール43…が予め用意されている。
しかして、予め用意された複数のシール43…のうちから、ICカード11に記憶させたい所定のシール43を選択し、図15に示すようにカード本体12の所定位置に貼付すると、カード本体12の第1端子41,41とシール43の第2端子44,44とが接触して電気的に導通し、情報記憶回路45に記憶された情報がICチップ13に記憶される。
従って、このICカード11を読み取り機に接近させることで、アンテナ14を介して無線で通信を行い、貼付したシール43の記憶情報を非接触で読み取ることができる。このように、特別のライタを必要とせずに、シール43を貼付するだけで種々の情報をICカード11に書き込むことが可能になるため、利便性が大幅に向上する。特に、ICカード11は薄手であるため、持ち運びや保管に便利であるだけでなく、机やテーブル上に安定良く載置できるのでシール43の貼付作業がやり易くなる。
この第5実施例によれば、上述した第1実施例〜第4実施例に比べて大量かつ多種の情報を記憶させることが可能になる。
尚、シール43の表面に情報記憶回路45の記憶情報(図17(B)参照)を印刷しておけば、多種のシール43…から所定のシール43を選択する際に間違いを防ぐことができる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々の設計変更を行うことが可能である。
例えば、実施例のICカード11は合成樹脂製であるが、紙等の他の材質を使用することができる。材質に紙を使用した場合には、アンケート用紙、回答用紙、荷札等として有効に利用することができる。
また本発明の情報記憶送信装置は実施例で説明した薄手のICカードに限定されず、厚手のICタグ等を含むものとする。
12 カード本体(本体)
13 ICチップ
14 アンテナ
15 端子
16 端子
20 導電性インク
21 シート
31 回転体
33 第1端子
35 第2端子
41 第1端子
43 情報記憶部材(シール) 44 第2端子
45 情報記憶回路
13 ICチップ
14 アンテナ
15 端子
16 端子
20 導電性インク
21 シート
31 回転体
33 第1端子
35 第2端子
41 第1端子
43 情報記憶部材(シール) 44 第2端子
45 情報記憶回路
Claims (13)
- 本体(12)にICチップ(13)およびアンテナ(14)を内蔵し、ICチップ(13)に記憶された情報をアンテナ(14)から読み取り機に送信して非接触で読み取り可能な情報記憶送信装置において、
本体(12)の表面にICチップ(13)に接続された二つを一組とする端子(15,16)を備え、
導電性インク(20)を前記一組の端子(15,16)間に塗布することにより変化する該一組の端子(15,16)の導通状態に応じた情報を、ICチップ(13)およびアンテナ(14)を介して読み取り機に送信可能なことを特徴とする情報記憶送信装置。 - 本体(12)がカード状に構成されたことを特徴とする、請求項1に記載の情報記憶送信装置。
- 導電性インク(20)を前記一組の端子(15,16)間に塗布した後、本体(12)の表面にシート(21)を貼付することを特徴とする、請求項1または請求項2に記載の情報記憶送信装置。
- シート(21)は透明であることを特徴とする、請求項3に記載の情報記憶送信装置。
- 本体(12)にICチップ(13)およびアンテナ(14)を内蔵し、ICチップ(13)に記憶された情報をアンテナ(14)から読み取り機に送信して非接触で読み取り可能な情報記憶送信装置において、
本体(12)の表面に設けられてICチップ(13)に接続された少なくとも一つの第1端子(33)と、本体(12)に回転自在に設けられた回転体(31)と、回転体(31)に設けられてICチップ(13)に接続されるとともに、その回転位置に応じて前記第1端子(33)に接触して導通可能な第2端子(35)とを備え、
前記第1端子(33)および第2端子(35)の導通状態に応じた情報を、ICチップ(13)およびアンテナ(14)を介して読み取り機に送信可能なことを特徴とする情報記憶送信装置。 - 本体(12)がカード状に構成されたことを特徴とする、請求項5に記載の情報記憶送信装置。
- 回転体(31)を所定の位置に回転させた後、本体(12)の表面および回転体(31)に跨がるようにシート(21)を貼付することを特徴とする、請求項5または請求項6に記載の情報記憶送信装置。
- シート(21)は透明であることを特徴とする、請求項7に記載の情報記憶送信装置。
- 本体(12)にICチップ(13)およびアンテナ(14)を内蔵し、ICチップ(13)に記憶された情報をアンテナ(14)から読み取り機に送信して非接触で読み取り可能な情報記憶送信装置において、
本体(12)の表面に設けられてICチップ(13)に接続された二つを一組とする第1端子(41)と、本体(12)の表面に取付可能な情報記憶部材(43)と、情報記憶部材(43)に設けられた情報記憶回路(45)と、情報記憶部材(43)に設けられて前記一組の第1側端子(41)に接触して導通可能な二つを一組とする第2端子(44)とを備え、
前記第1端子(41)および第2端子(44)の導通により、情報記憶回路(45)に記憶された情報を、ICチップ(13)およびアンテナ(14)を介して読み取り機に送信可能なことを特徴とする情報記憶送信装置。 - 本体(12)がカード状に構成されたことを特徴とする、請求項9に記載の情報記憶送信装置。
- 情報記憶部材(43)がシール状に構成されたことを特徴とする、請求項9に記載の情報記憶送信装置。
- 情報記憶部材(43)を本体(12)に取り付けた後、本体(12)の表面および情報記憶部材(43)に跨がるようにシート(21)を貼付することを特徴とする、請求項9〜請求項11の何れか1項に記載の情報記憶送信装置。
- シート(21)は透明であることを特徴とする、請求項12に記載の情報記憶送信装置。
Priority Applications (7)
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