JP2005228135A - プラント監視制御装置およびプラント監視制御方法 - Google Patents
プラント監視制御装置およびプラント監視制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005228135A JP2005228135A JP2004037112A JP2004037112A JP2005228135A JP 2005228135 A JP2005228135 A JP 2005228135A JP 2004037112 A JP2004037112 A JP 2004037112A JP 2004037112 A JP2004037112 A JP 2004037112A JP 2005228135 A JP2005228135 A JP 2005228135A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- automatic driving
- automatic operation
- information
- automatic
- plant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
Landscapes
- Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
Abstract
【課題】原子力発電所等のプラントにおいて、バッチ処理区間ごとの自動運転を進行させる際、より容易に自動運転の実行可否を把握することが可能なプラント監視制御装置およびプラント監視制御方法である。
【解決手段】プラント監視制御装置は、プラントのバッチ処理区間ごとの各自動運転について、自動運転の実行が可能であるかあるいは不可能であるのかをセンサ情報に基づいて判定するための基準となる自動運転可否判定情報を保存する自動運転可否判定情報テーブル15と、この自動運転可否判定情報テーブル15に保存された自動運転可否判定情報とセンサ情報とから、自動運転の実行が可能であるかあるいは不可能であるのかを前記バッチ処理区間ごとに判定する自動運転可否判定手段14と、出力手段18、19と、自動運転可否判定手段14から自動運転の実行が可能であるかあるいは不可能であるのかの判定結果である自動運転実行可否情報を受けて出力手段18、19に与えることにより出力させる出力処理手段16とを有する。
【選択図】 図1
【解決手段】プラント監視制御装置は、プラントのバッチ処理区間ごとの各自動運転について、自動運転の実行が可能であるかあるいは不可能であるのかをセンサ情報に基づいて判定するための基準となる自動運転可否判定情報を保存する自動運転可否判定情報テーブル15と、この自動運転可否判定情報テーブル15に保存された自動運転可否判定情報とセンサ情報とから、自動運転の実行が可能であるかあるいは不可能であるのかを前記バッチ処理区間ごとに判定する自動運転可否判定手段14と、出力手段18、19と、自動運転可否判定手段14から自動運転の実行が可能であるかあるいは不可能であるのかの判定結果である自動運転実行可否情報を受けて出力手段18、19に与えることにより出力させる出力処理手段16とを有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、原子力発電所等のプラントの運転を支援するプラント監視制御装置およびプラント監視制御方法に係り、特にプラントの自動運転の実行可否を判定して判定結果を出力させるプラント監視制御装置およびプラント監視制御方法に関する。
従来、原子力発電所等のプラントの運転を支援するシステムとして図5に示すようなプラント運転支援システムが提案される(例えば特許文献1参照)。
従来のプラント運転支援システム1は、プラントにおいて、ポンプ等の構成要素を駆動させるためのアクチュエータ2の運転状態を制御する制御装置3にプラント自動化計算機4およびプラント統括監視計算機5を直列に設けて構成される。さらに、プラント統括監視計算機5には、CRT(Cathode-Ray Tube)表示装置6を備えたコンソール7と音声告知装置8とが設けられる。
プラント運転支援システム1では、プラント自動化計算機4が制御装置3に運転指令信号を与える一方、制御装置3からアクチュエータ2の運転状態の変更を示す確認信号を受ける。さらに、プラント自動化計算機4は、確認信号やその他各プラントの自動運転状況を示す自動化運転情報信号をプラント統括監視計算機5に与える。そして、プラント統括監視計算機5は、プラントの自動運転の進行状況を音声告知装置8やCRT表示装置6に出力させてオペレータに知らせる。
この際、プラント運転支援システム1では、プラントの自動運転が正常に進行せずに異常停止した場合、プラントの異常停止の要因をCRT表示装置6に出力させるように構成される。
そしてこのようなプラント運転支援システム1によりプラントの主要な運転方法であるバッチ処理区間ごとの自動運転が進行される。そして、CRT表示装置6にプラントの系統図画面等の監視画面が自動運転の実行可能条件とともに表示され、プラントの自動運転の進行可否が目視あるいは監視画面のハードコピーにより確認される。
特開平4−307399号公報(第1頁−第4頁、図1参照)
従来のプラント運転支援システム1では、プラントのバッチ処理区間ごとの自動運転を進行させる際、事前にプラントの運転員が自動運転の実行可否を判断するために、自動運転の実行可能条件となる各要因や各要因のそれぞれの状態等の条件を運転員が把握し、かつ運転員が各要因全ての状態を確認することが必要である。
このため、プラントを自動運転させる際、自動運転の実行可否判断は運転員の負担増加に繋がる。
本発明はかかる従来の事情に対処するためになされたものであり、原子力発電所等のプラントにおいて、バッチ処理区間ごとの自動運転を進行させる際、より容易に自動運転の実行可否を把握することが可能なプラント監視制御装置およびプラント監視制御方法を提供することを目的とする。
本発明に係るプラント監視制御装置は、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、プラントのバッチ処理区間ごとの各自動運転について、自動運転の実行が可能であるかあるいは不可能であるのかをセンサ情報に基づいて判定するための基準となる自動運転可否判定情報を保存する自動運転可否判定情報テーブルと、この自動運転可否判定情報テーブルに保存された自動運転可否判定情報とセンサ情報とから、自動運転の実行が可能であるかあるいは不可能であるのかを前記バッチ処理区間ごとに判定する自動運転可否判定手段と、出力手段と、前記自動運転可否判定手段から自動運転の実行が可能であるかあるいは不可能であるのかの判定結果である自動運転実行可否情報を受けて前記出力手段に与えることにより出力させる出力処理手段とを有することを特徴とするものである。
また、本発明に係るプラント監視制御方法は、上述の目的を達成するために、請求項3に記載したように、プラントのバッチ処理区間ごとの各自動運転について、自動運転の実行が可能であるかあるいは不可能であるのかを、基準となる自動運転可否判定情報とセンサ情報とに基づいて判定することにより判定結果である自動運転実行可否情報を得るステップと、自動運転実行可否情報を出力させるステップとを有することを特徴とする方法である。
本発明に係るプラント監視制御装置およびプラント監視制御方法においては、原子力発電所等のプラントにおいて、バッチ処理区間ごとの自動運転を進行させる際、より容易に自動運転の実行可否を把握することができる。
本発明に係るプラント監視制御装置およびプラント監視制御方法の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明に係るプラント監視制御装置の第1の実施形態を示す構成図である。
プラント監視制御装置10は、監視制御装置11とマンマシン装置12とで構成される。監視制御装置11はI/O(Input/Output:入力/出力)処理手段13、自動運転可否判定手段14、自動運転可否判定情報テーブル15および出力処理手段16を有する一方、マンマシン装置12は自動運転可否表示要求手段17と、出力手段の一例である画面表示手段18および音声発生手段19とを有する。
一方、原子力発電プラントやその構成要素である液体廃棄物処理プラント等のプラントはバッチ処理による自動運転が実行可能に構成される。そして、プラント現場20には、図示しないタンク、弁、ポンプ等の機器が構成要素として設けられ、各構成要素には、液体のタンク水量、タンク圧力、タンク温度、弁の開閉状態、ポンプの駆動状態等の各種構成要素の状態を把握するためのリミットスイッチ21やセンサ22が設けられる。リミットスイッチ21およびセンサ22は伝送器23を介して監視制御装置11のI/O処理手段13と接続され、リミットスイッチ21およびセンサ22において取得された情報が伝送器23によりセンサ情報としてI/O処理手段13に伝送されるように構成される。
監視制御装置11のI/O処理手段13は、リミットスイッチ21およびセンサ22から伝送器23により伝送されたセンサ情報をI/O処理により監視制御装置11に取り込む機能と、取り込んだセンサ情報を自動運転可否判定手段14に与える機能とを有する。
自動運転可否判定情報テーブル15には、プラントの主要な運転方法であるバッチ処理区間ごとの各自動運転について、自動運転の実行可能条件が成立し、自動運転の実行が可能であるか、あるいは自動運転の実行可能条件が不成立であり、自動運転の実行が不可能であるのかをセンサ情報に基づいて判定するための基準となる自動運転可否判定情報が保存される。すなわち、自動運転可否判定情報テーブル15には、液体のタンク水量、タンク圧力、タンク温度、弁の開閉状態、ポンプの駆動状態等の各種構成要素の自動運転実行のための条件が自動運転可否の判定基準である自動運転可否判定情報としてバッチ処理区間ごとに保存される。
自動運転可否判定手段14は、I/O処理手段13からセンサ情報を受けて自動運転可否判定情報テーブル15に保存された自動運転可否判定情報を参照することにより、バッチ処理区間ごとの各自動運転について、自動運転の実行可能条件が成立し、自動運転の実行が可能であるか、あるいは自動運転の実行可能条件が不成立であり、自動運転の実行が不可能であるのかを判定する機能と、判定結果である自動運転実行可否情報を一時的に保存する機能とを有する。
さらに、自動運転可否判定手段14は、自動運転可否表示要求手段17から自動運転実行可否情報を画面表示手段18や音声発生手段19等の出力手段に出力させるべき旨の自動運転可否出力要求を受けた場合には、保存した自動運転実行可否情報を出力処理手段16に与える機能を有する。
出力処理手段16は、自動運転可否判定手段14から受けた自動運転実行可否情報を画面表示手段18および音声発生手段19の一方あるいは双方に与えて出力させる機能を有する。
マンマシン装置12の自動運転可否表示要求手段17は、例えば、スイッチやタッチパネル等の入力手段で構成され、プラントの運転員Pから自動運転実行可否情報を画面表示手段18や音声発生手段19に出力させるべき旨の自動運転可否出力要求を受けて自動運転可否判定手段14に与える機能を有する。
画面表示手段18は、例えばCRT表示装置等の出力手段で構成され、出力処理手段16から受けた自動運転実行可否情報を表示させる機能を有する。
音声発生手段19は、例えばスピーカ等の出力手段で構成され、出力処理手段16から受けた自動運転実行可否情報を音声により運転員Pにガイダンスする機能を有する。
次にプラント監視制御装置10の作用を説明する。
図2は、図1に示すプラント監視制御装置10によりプラント全体の自動運転実行可否情報を出力させる際の手順を示すフローチャートであり、図中Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示す。
まずステップS1は、センサ情報の取得・伝送を行うステップであって、図1に示すプラント現場20に配置されたリミットスイッチ21およびセンサ22において液体のタンク水量、タンク圧力、タンク温度、弁の開閉状態、ポンプの駆動状態等の各種構成要素の状態がセンサ情報として取得され、伝送器23により監視制御装置11のI/O処理手段13に伝送される。
次にステップS2であるI/O(インプット/アウトプット)処理ステップにおいて、I/O処理手段13は、リミットスイッチ21およびセンサ22から受けたセンサ情報に対してI/O処理を実行することにより監視制御装置11に取り込んで自動運転可否判定手段14に与える。
次にステップS3である自動運転実行可否の出力要求ステップにおいて、自動運転可否判定手段14はI/O処理手段13から受けたセンサ情報と、自動運転可否判定情報テーブル15に保存された自動運転可否の判定基準となる自動運転可否判定情報とに基づいてプラント全体の自動運転の実行可否を判定する。すなわち、液体のタンク水量、タンク圧力、タンク温度、弁の開閉状態、ポンプの駆動状態等の各種構成要素の状態を示すセンサ情報がプラントの自動運転実行のための条件を満たしているか否かをバッチ処理区間ごとに判定する。そして、自動運転可否判定手段14はプラント全体の自動運転の可否の判定結果である自動運転実行可否情報を一時的に保存する。
一方、ステップS4である自動運転の実行可否を判定するステップにおいて、運転員Pが自動運転実行可否情報を画面表示手段18や音声発生手段19に出力させるべき旨の自動運転可否出力要求をマンマシン装置12の自動運転可否表示要求手段17に与えると、自動運転可否表示要求手段17は運転員Pから受けた自動運転可否出力要求を自動運転可否判定手段14に与える。
次に、ステップS5である自動運転実行可否情報の出力ステップにおいて、自動運転可否判定手段14は、自動運転可否表示要求手段17から自動運転可否出力要求を受けると、一時的に保存したプラント全体の自動運転実行可否情報を出力処理手段16に与える。このため、出力処理手段16は、プラント全体の自動運転実行可否情報をマンマシン装置12の画面表示手段18および音声発生手段19に与えて出力させる。すなわち、画面表示手段18は、プラント全体の自動運転実行可否情報を表示させる一方、音声発生手段19は、音声にてプラント全体の自動運転実行可否情報を運転員Pにガイダンスする。
このため、運転員Pは自動運転実行可否情報によりプラントの自動運転を進行させることが可能なバッチ処理区間と自動運転を進行させることが不可能なバッチ処理区間とを確認し、実行可能なバッチ処理区間における自動運転を進行させることができる。
以上のようなプラント監視制御装置10によれば、バッチ処理区間ごとの自動運転全てについて自動運転の実行に先立って事前に自動運転の実行可否をより短時間で判断することが可能となり、プラントの運転効率を向上させるとともに運転員Pの負担を軽減させることができる。
図3は本発明に係るプラント監視制御装置の第2の実施形態を示す構成図である。
図3に示された、プラント監視制御装置10Aでは、監視制御装置11に自動運転不可要因判定手段30および自動運転不可要因判定情報テーブル31を設ける一方、マンマシン装置12に自動運転不可要因表示要求手段32を設けた点が図1に示すプラント監視制御装置10と相違する。他の構成および作用については図1に示すプラント監視制御装置10と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
プラント監視制御装置10Aの監視制御装置11はI/O処理手段13、自動運転可否判定手段14、自動運転可否判定情報テーブル15、出力処理手段16、自動運転不可要因判定手段30および自動運転不可要因判定情報テーブル31を有する一方、マンマシン装置12は自動運転可否表示要求手段17、画面表示手段18、音声発生手段19および自動運転不可要因表示要求手段32を有する。
監視制御装置11のI/O処理手段13は、リミットスイッチ21およびセンサ22から伝送器23により伝送されたセンサ情報をI/O処理により監視制御装置11に取り込む機能と、取り込んだセンサ情報を自動運転可否判定手段14および自動運転不可要因判定手段30に与える機能とを有する。
自動運転可否判定情報テーブル15には、図1に示すプラント監視制御装置10の自動運転可否判定情報テーブル15と同様な情報が保存される。
自動運転可否判定手段14は、I/O処理手段13からセンサ情報を受けて自動運転可否判定情報テーブル15に保存された自動運転可否判定情報を参照することにより、バッチ処理区間ごとの各自動運転について、自動運転の実行可能条件が成立し、自動運転の実行が可能であるか、あるいは自動運転の実行可能条件が不成立であり、自動運転の実行が不可能であるのかを判定する機能と、判定結果である自動運転実行可否情報を一時的に保存するとともに判定の結果自動運転の実行が不可能であると判定した場合には自動運転の実行が不可能である旨の通知を自動運転実行可否情報として自動運転不可要因判定手段30に与える機能とを有する。
さらに、自動運転可否判定手段14は、自動運転可否表示要求手段17から自動運転実行可否情報を画面表示手段18や音声発生手段19等の出力手段に出力させるべき旨の自動運転可否出力要求を受けた場合には、保存した自動運転実行可否情報を出力処理手段16に与える機能を有する。
自動運転不可要因判定情報テーブル31には、プラントの主要な運転方法であるバッチ処理区間ごとの各自動運転の際、自動運転の実行可能条件が不成立となり、自動運転の実行が不可能である場合における各要因がセンサ情報と関連付けられて自動運転不可要因判定情報として保存される。すなわち、自動運転不可要因判定情報テーブル31には、自動運転の実行が不可能である場合に、センサ情報に基づいて自動運転の実行が不可能である要因がどの構成要素のどの状態であるのかを判定するための基準となる自動運転不可要因判定情報が保存される。
さらに、自動運転不可要因判定情報テーブル31には、必要に応じて自動運転を可能とするために必要な操作情報が保存される。
自動運転不可要因判定手段30は、自動運転可否判定手段14から自動運転の実行が不可能である旨の通知を自動運転実行可否情報として受けた場合に、I/O処理手段13からセンサ情報を受けて自動運転不可要因判定情報テーブル31に保存された自動運転不可要因判定情報を参照することにより、自動運転の実行が不可能となる要因がどの要因であるのかを判定する機能と、判定により特定された要因を自動運転不可要因情報として一時的に保存する機能とを有する。
さらに、自動運転不可要因判定手段30は、自動運転不可要因表示要求手段32から自動運転不可要因情報を画面表示手段18や音声発生手段19等の出力手段に出力させるべき旨の自動運転不可要因出力要求を受けた場合には、保存した自動運転不可要因情報を出力処理手段16に与える機能を有する。ただし、自動運転可否判定手段14が出力処理手段16に自動運転実行可否情報を与える際に、自動運転不可要因判定手段30が、自動運転不可要因情報を出力処理手段16に同期させて与えるように構成してもよい。
また、自動運転不可要因判定手段30は、必要に応じて、自動運転不可要因判定情報テーブル31を参照することにより、自動運転不可要因情報に自動運転を可能とするために必要な操作情報を付加するように構成される。
出力処理手段16は、自動運転可否判定手段14から受けた自動運転実行可否情報および自動運転不可要因判定手段30から受けた自動運転不可要因情報を画面表示手段18および音声発生手段19の一方あるいは双方に与えて出力させる機能を有する。
マンマシン装置12の自動運転可否表示要求手段17は、図1に示すプラント監視制御装置10の自動運転可否表示要求手段17と同様な機能を有する。
画面表示手段18は、出力処理手段16から受けた自動運転実行可否情報および自動運転不可要因情報を表示させる機能を有する。
音声発生手段19は、出力処理手段16から受けた自動運転実行可否情報および自動運転不可要因情報を音声により運転員Pにガイダンスする機能を有する。
自動運転不可要因表示要求手段32は、例えば、スイッチやタッチパネル等の入力手段で構成され、プラントの運転員Pから自動運転不可要因情報を画面表示手段18や音声発生手段19に出力させるべき旨の自動運転不可要因出力要求を受けて自動運転不可要因判定手段30に与える機能を有する。
次にプラント監視制御装置10Aの作用を説明する。
図4は、図3に示すプラント監視制御装置10Aによりプラント全体の自動運転実行可否情報とともに自動運転の実行不可要因情報を出力させる際の手順を示すフローチャートである。また、図中Sに数字を付した符号はフローチャートの各ステップを示し、図2と同等なステップには同じ符号を付してある。
まずステップS1であるセンサ情報の取得・伝送ステップおよびステップS2であるI/O処理において、センサ情報が図3に示すI/O処理手段13に伝送されてI/O処理されることにより監視制御装置11に取り込まれ、取り込まれたセンサ情報が自動運転可否判定手段14に与えられる。
次にステップS10である自動運転の実行可否の判断ステップにおいて、自動運転可否判定手段14はI/O処理手段13から受けたセンサ情報と、自動運転可否判定情報テーブル15に保存された自動運転可否の判定基準となる自動運転可否判定情報とに基づいてプラント全体の自動運転の実行可否を判定する。そして、自動運転可否判定手段14は判定結果である自動運転実行可否情報を一時的に保存するとともに判定の結果自動運転の実行が不可能であると判定したバッチ処理区間については、自動運転の実行が不可能である旨の通知を自動運転実行可否情報として自動運転不可要因判定手段30に与える。
このため、自動運転の実行が不可能であると判定されたバッチ処理区間については、ステップS11である自動運転不可要因の判定ステップにおいて、自動運転不可要因判定手段30が、自動運転可否判定手段14から自動運転の実行が不可能である旨の通知を自動運転実行可否情報として受けるとともに、I/O処理手段13からセンサ情報を受けて自動運転不可要因判定情報テーブル31に保存された自動運転不可要因判定情報を参照することにより、自動運転の実行が不可能となる要因がどの要因であるのかを判定する。
すなわち、自動運転不可要因判定手段30は、自動運転が不可能となる要因がプラントのどの構成要素のどの状態であるのかを判定する。そして、自動運転不可要因判定手段30は、判定により特定された要因を自動運転不可要因情報として一時的に保存する。さらに、自動運転不可要因判定手段30は、必要に応じて、自動運転不可要因判定情報テーブル31を参照することにより、自動運転不可要因情報に自動運転を可能とするために必要な操作情報を付加する。
次にステップS12である自動運転実行可否の出力要求/自動運転不可要因の出力要求ステップにおいて、運転員Pが自動運転実行可否情報を画面表示手段18や音声発生手段19に出力させるべき旨の自動運転可否出力要求をマンマシン装置12の自動運転可否表示要求手段17に、自動運転不可要因情報を画面表示手段18や音声発生手段19に出力させるべき旨の自動運転不可要因出力要求を自動運転不可要因表示要求手段32にそれぞれ与えると、自動運転可否表示要求手段17は運転員Pから受けた自動運転可否出力要求を自動運転可否判定手段14に、自動運転不可要因表示要求手段32は運転員Pから受けた自動運転不可要因出力要求を自動運転不可要因判定手段30にそれぞれ与える。
次にステップS13である自動運転実行可否情報の出力/自動運転不可要因の出力ステップにおいて、自動運転可否判定手段14は、自動運転可否表示要求手段17から自動運転可否出力要求を受けると、一時的に保存したプラント全体の自動運転実行可否情報を出力処理手段16に与える。また、自動運転不可要因判定手段30は、自動運転不可要因表示要求手段32から自動運転不可要因出力要求を受けると、一時的に保存した自動運転不可要因情報を出力処理手段16に与える。
このため、出力処理手段16は、自動運転の実行が不可能である旨の自動運転実行可否情報を自動運転不可要因情報とともにマンマシン装置12の画面表示手段18および音声発生手段19に与えて出力させる。すなわち、画面表示手段18は、自動運転の実行が不可能である旨のバッチ処理区間の自動運転実行可否情報とともに自動運転不可要因情報を表示させる一方、音声発生手段19は、音声にて自動運転の実行が不可能である旨のバッチ処理区間の自動運転実行可否情報とともに自動運転不可要因情報を運転員Pにガイダンスする。この際、自動運転不可要因情報には、必要に応じて自動運転を可能とするために必要な操作情報が含められる。
この結果、運転員Pは自動運転実行可否情報を確認してプラントの自動運転を進行させることができないバッチ処理区間がどのバッチ処理区間であるのかを確認し、要因を把握することができる。さらに運転員Pは、自動運転を可能とするために必要な操作情報を確認することが可能であるため、自動運転の実行のための準備操作や検査を実施することができる。
一方、ステップS10において、自動運転可否判定手段14が自動運転の実行が可能であると判定した場合にはステップS4である自動運転実行可否の出力要求ステップおよびステップS5である自動運転実行可否情報の出力ステップにおいて、自動運転実行可否情報の出力要求が自動運転可否表示要求手段17に運転員Pから与えられ、自動運転可否判定手段14が自動運転実行可否情報を出力処理手段16に与えて画面表示手段18や音声発生手段19に出力させる。
このため、運転員Pは自動運転実行可否情報を確認してプラントの自動運転を適切に進行させることができる。
以上のようなプラント監視制御装置10Aによれば、図1に示すプラント監視制御装置10の効果と同様な効果に加え、自動運転の実行が不可と判定された場合に、より短時間で自動運転の実行が不可である要因を把握することが可能となるため、要因の復旧やバイパスを実施することによりプラントの自動運転を早期に実行させることができる。この結果、プラントの運転効率を向上させるとともに運転員Pの負担を軽減させることができる。
10、10A プラント監視制御装置
11 監視制御装置
12 マンマシン装置
13 I/O処理手段
14 自動運転可否判定手段
15 自動運転可否判定情報テーブル
16 出力処理手段
17 自動運転可否表示要求手段
18 画面表示手段
19 音声発生手段
20 プラント現場
21 リミットスイッチ
22 センサ
23 伝送器
30 自動運転不可要因判定手段
31 自動運転不可要因判定情報テーブル
32 自動運転不可要因表示要求手段
P 運転員
11 監視制御装置
12 マンマシン装置
13 I/O処理手段
14 自動運転可否判定手段
15 自動運転可否判定情報テーブル
16 出力処理手段
17 自動運転可否表示要求手段
18 画面表示手段
19 音声発生手段
20 プラント現場
21 リミットスイッチ
22 センサ
23 伝送器
30 自動運転不可要因判定手段
31 自動運転不可要因判定情報テーブル
32 自動運転不可要因表示要求手段
P 運転員
Claims (3)
- プラントのバッチ処理区間ごとの各自動運転について、自動運転の実行が可能であるかあるいは不可能であるのかをセンサ情報に基づいて判定するための基準となる自動運転可否判定情報を保存する自動運転可否判定情報テーブルと、この自動運転可否判定情報テーブルに保存された自動運転可否判定情報とセンサ情報とから、自動運転の実行が可能であるかあるいは不可能であるのかを前記バッチ処理区間ごとに判定する自動運転可否判定手段と、出力手段と、前記自動運転可否判定手段から自動運転の実行が可能であるかあるいは不可能であるのかの判定結果である自動運転実行可否情報を受けて前記出力手段に与えることにより出力させる出力処理手段とを有することを特徴とするプラント監視制御装置。
- 前記バッチ処理区間ごとの自動運転の実行が不可能である場合における要因をセンサ情報と関連付けて自動運転不可要因判定情報として保存する自動運転不可要因判定情報テーブルと、自動運転の実行が不可能である前記バッチ処理区間についてセンサ情報と前記自動運転不可要因判定情報テーブルに保存された自動運転不可要因判定情報とから自動運転の実行が不可能である要因がどの要因であるのかを判定する自動運転不可要因判定手段とを設け、前記出力処理手段は、前記自動運転不可要因判定手段の判定結果である自動運転不可要因情報を前記出力手段に与えることにより出力させるようにしたことを特徴とする請求項1記載のプラント監視制御装置。
- プラントのバッチ処理区間ごとの各自動運転について、自動運転の実行が可能であるかあるいは不可能であるのかを、基準となる自動運転可否判定情報とセンサ情報とに基づいて判定することにより判定結果である自動運転実行可否情報を得るステップと、自動運転実行可否情報を出力させるステップとを有することを特徴とするプラント監視制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004037112A JP2005228135A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | プラント監視制御装置およびプラント監視制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004037112A JP2005228135A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | プラント監視制御装置およびプラント監視制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005228135A true JP2005228135A (ja) | 2005-08-25 |
Family
ID=35002798
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004037112A Pending JP2005228135A (ja) | 2004-02-13 | 2004-02-13 | プラント監視制御装置およびプラント監視制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005228135A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100412993C (zh) * | 2005-11-10 | 2008-08-20 | 上海交通大学 | 基于状态监测的核电厂智能维护系统 |
-
2004
- 2004-02-13 JP JP2004037112A patent/JP2005228135A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100412993C (zh) * | 2005-11-10 | 2008-08-20 | 上海交通大学 | 基于状态监测的核电厂智能维护系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5951200B2 (ja) | 加工関連データ処理システム | |
JP5174956B2 (ja) | プラント運転支援装置 | |
JP2006330879A (ja) | プラント監視制御装置 | |
JP2007236093A (ja) | 伝送試験装置および制御システムの更新方法 | |
US9450532B2 (en) | Motor control device and motor control system | |
JP5622152B2 (ja) | 監視制御装置及び監視制御方法 | |
JP2005228135A (ja) | プラント監視制御装置およびプラント監視制御方法 | |
JP2003140741A (ja) | プラント運転支援装置 | |
JP5156775B2 (ja) | プラント監視・制御装置およびその保守支援方法 | |
JP5377377B2 (ja) | 設計支援装置 | |
JP2010020556A (ja) | ビル監視装置及びビル監視方法 | |
WO2017047149A1 (ja) | 入出力制御装置、入出力制御方法、および監視制御システム | |
JP3322930B2 (ja) | プログラム作成装置 | |
JP2005025631A (ja) | サーベイランス試験装置およびサーベイランス試験方法 | |
JP2003256026A (ja) | プラント監視操作装置 | |
JP2018181258A (ja) | 制御装置および制御システム | |
JP6132675B2 (ja) | プラント運転監視装置 | |
JP2012226517A (ja) | プラント操作支援監視装置 | |
JP2010191646A (ja) | アラーム定義装置およびアラーム定義方法 | |
JP2008102647A (ja) | 監視制御システムの操作ウィンドウの表示方法 | |
JPWO2021193396A5 (ja) | ショベルの管理装置、ショベル | |
JP2003057381A (ja) | プラント運転支援装置 | |
JPH08194505A (ja) | プロセス運転制御装置 | |
JP2005284673A (ja) | プラント監視制御装置 | |
JP2005339319A (ja) | 監視制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060118 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20081118 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20081120 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090407 |