JP2005227991A - 情報提供方法及び装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】情報提供の対象となる会員が施設の情報を、情報提供センターのホームページを検索したかどうかを判定し、当該会員が施設の情報を参照したと判定された場合に、当該会員に対して、当該施設に関連する広告情報を提供する。
【効果】施設の情報を参照した会員に、後でその施設の情報を提供すれば、情報を必要とする人に非常に効率よく情報の提供が行える。会員にとっても、簡便に情報を取得することができる。
【選択図】 図1
Description
そして、この広告が利用された場合、例えば広告に含まれる店舗等の情報に基づいて車両の目的地が設定された場合、情報提供サーバは、広告配信料を広告主に請求する。
ところが、ドライバ、あるいはそれに限らず一般消費者は、関心を持っている施設に関連する情報を入手してさらに検討したい場合がある。
施設側にとっても、顧客に情報を送ることができれば、非常に効率のよい宣伝が行える。
施設の情報を参照した会員に、後でその施設の情報を提供すれば、情報を必要とする人に非常に効率よく情報の提供が行える。会員にとっても、簡便に情報を取得することができる。
「当該施設の情報の検索」は、例えばウェブ画面で検索することをいう。「当該施設を経路探索の目的地に設定する」とは、車載ナビゲーション装置を用いて、当該施設に行こうとしたことを意味する。「当該施設の利用の予約」とは、ウェブ画面や電子メールで当該施設を利用するために必要な予約を行うことを意味する。
また、当該会員の利用頻度が高い施設を限定して、情報を提供することとしてもよい。いわゆる常連客であり、効率よく宣伝効果が得られる。
当該会員が施設の情報を参照し、施設を利用した場合に、その会員に、その施設の情報を提供すれば、情報を必要とする人に非常に効率よく情報の提供が行える。会員にとっても、簡便に情報を取得することができる。
「当該施設の情報の検索」は、例えばウェブ画面で検索することをいう。「当該施設を経路探索の目的地に設定する」とは、車載ナビゲーション装置を用いて、当該施設に行こうとしたことを意味する。「当該施設の利用の予約」とは、ウェブ画面や電子メールで当該施設を利用するために必要な予約を行うことを意味する。
また、当該会員の検出位置が、施設内に入って、所定時間以上経ってから出た場合に、その施設を利用したと判定することができる。この方法は、施設が広い場合に、当該会員の検出位置が停止したかどうかの判断をしないで、当該施設への滞在を判定することができる。
会員にGPS位置検出装置を持たせれば、その出力信号に位置情報が含まれるから、簡単に位置を検出することができる。また、車載ナビゲーション装置の位置検出出力信号に基づいても、位置を検出することができる。
会員に提供する情報は、会員が参照した「施設」の情報以外に、当該施設と同じ属性または類似する属性に含まれる他の施設の情報であってもよい。この場合、会員にとっては、出かけた施設と同業の施設に関する情報が得られる。情報を提供する側にとっても、新規顧客の開拓ができる。
本発明の情報提供装置は、情報提供の対象となる会員が施設の情報を参照したかどうかを判定する情報参照判定手段と、当該会員が施設を利用したかどうかを判定する施設利用判定手段と、前記情報参照判定手段により、当該会員が施設の情報を参照したと判定され、前記施設利用判定手段により、当該会員が施設を利用したと判定された場合に、当該会員に対して、当該施設に関連する情報を提供する情報提供手段とを備えるものである。
図1は、本発明の情報提供方法を実施するためのシステムの構成図である。
本システムの構成要素は、情報提供サービスを受ける会員、その会員に情報提供を行う情報提供センター、及び店舗、会場などの施設からなる。会員と施設は、それぞれ情報提供センターにおいて登録されている。
ホストコンピュータは、データベースに、管轄地域(日本全国でもよく、関東、関西といった地域でもよい)の施設情報11と会員情報12とを保持している。
会員は、携帯電話機、PDA又はパーソナルコンピュータなどを使って、自分の会員IDを用いて、情報提供センターが提供しているホームページにログインする(図2の(1),(2))。なお、携帯電話機の場合はサイトに接続すれば、自動的にログインされる。情報提供センターにおいてログインが受付けられると(3)、会員は利用したい施設情報(施設の属性または施設名がわかっていれば施設名など)を指定する(4)。情報提供センターでは、会員の要求に基づいて施設を検索し(5)、検索結果を会員に返信する(6)。会員は検索された施設の情報を取得する(7)。情報提供センターは、どの会員がどのような情報をいつ検索したのかのログが施設検索実績16(図1)として記憶する。
次に会員は、情報提供センターに対して、予約した施設を目的地とする経路計算を要求する(14)。情報提供センターは、公知の手法を用いて、指定された目的地に至る最短の経路を算出する(15)。そして、この算出された最短の経路を会員に送信する(16)。会員が経路計算結果を受信すると(17)、この経路は地図の上に、会員のパーソナルコンピュータ、携帯電話機、PDAなどに表示される(18)。
会員は、車両を運転したり、歩いたり、交通機関に乗ったりして、当該施設を訪れる(20)。当該施設のコンピュータは、当該会員の会員IDや予約番号を参照して利用確認をとる(21)。当該会員の会員IDや予約番号を確認できない状況では、後に説明するように、会員の検出位置に基づいて会員が施設に滞在したことを確認する。施設が利用されると、施設の端末コンピュータは、その利用の結果を、会員の利用実績25として記録する。ここで「利用確認」とは、会員が当該施設を利用したことを、会員の特定が可能な状態で記録することをいう。例えば、ホテルなら宿泊者名簿への記帳などをいう。
会員は、外出するとき、車両に乗って出かける場合と、位置検出可能な携帯電話機を持って徒歩で又は交通機関に搭乗して出かける場合とがある。
車両に乗って出かける場合、前記車両には、複数の移動衛星からの受信電波の同期状態を測定することによって、位置、高度を検出するGPS(Global Positioning System)位置検出装置と、GPS位置検出装置によって検出された位置・高度データを蓄積し、その位置・高度データを当該会員の識別データとともに情報提供センターに送信する携帯電話機又はPDA(Personal Digital Assistance)とが搭載されているものとする。なお、前記GPS位置検出装置は、車載ナビゲーション装置の一部品として搭載されることが多い。しかし、GPS位置検出装置単独で車両に搭載されている場合もある。
また、GPS位置検出装置と車速センサや方位センサを搭載している車両は、GPS位置検出装置の位置検出信号と、車速センサや方位センサの信号とを併用して車両の位置を検出する。
このような位置検出情報は、一定の時間間隔、例えば15秒ごとに取得される。そして、同じ時間間隔で送信される。しかし、この送信時間間隔に限定されるものではなく、任意に送信時間間隔を設定することができる。
判定には、当該会員の施設利用履歴13を補助として用いることもある。この施設利用履歴13は、会員が過去にいずれかの施設で買い物したり、いずれかの施設に入場したりして施設を利用した記録の集積であり、表3のように、会員ごとに、利用した施設番号、施設の予約日時(予約した場合)、施設の利用日時などで構成されている。
会員が施設に滞在したかどうかは、原則として、会員の移動軌跡が所定時間以上停止したかどうかによって判定する。
通常、会員の検出位置は、検出するセンサ特有の位置検出誤差を含む。図4は、検出位置Pと位置検出誤差Eとの関係を示す図である。位置検出誤差Eは、通常、検出位置Pを囲む丸い円となる。
前記「所定時間」は、会員が施設を利用したとみなせる最小の時間に設定する。例えば、食堂に30分滞在すれば食堂を利用したとみなすことができる。このような施設の最低の利用時間を「所定時間」とする。映画館ならば、最低1時間30分は滞在すると考えられるので「所定時間」は1時間30分となる。
(a)情報提供センターが、車両のドアを開閉した場合そのドア開閉信号を、車両に搭載された携帯電話機又はPDAを通して受信できるシステムであれば、ドア開信号を受信した時点で、車両は停止したとみなせる。次にドア閉信号を受信する時点までが停止時間となる。この停止時間が所定時間よりも長ければ、会員は滞在したとみなせる。
(d)変速ギヤの操作状態を検出するシフトレバーセンサの検出信号を、情報提供センターがリアルタイムで受信できるシステムであれば、シフトレバーセンサにより、シフトレバーPレンジの状態が所定時間以上継続した時点で、車両は停止したと判断でき、この停止時間が所定時間よりも長ければ、会員は滞在したとみなせる。
次に、スキー場、遊園地など、会員の停止・移動に関わらず、会員が施設を利用するとみなせる場合もある。この場合は、会員は当該施設の中に入るだけで、その施設を利用したとみなすことができる。図5(b)に、このような広い施設の中を移動している状態を示す。点P1は、利用開始位置(施設の入口)を示し、点P2は利用終了位置(施設の出口)を示す。会員が点P1から点P2まで移動した時間が、施設の利用時間となる。なお、会員が施設内にいるかどうか判定する場合、前記位置検出誤差Eを考慮するものとする。
しかし、このようなセンサを持っていない場合は、情報提供センターは、何も受信できない。そこで、位置を検出できない期間が、所定時間よりも長いものを選択する。図5(c)に、位置を検出できない期間を破線で示す。図5(c)に示すように、この位置を検出できない期間の直前、直後の位置が同じ施設にあれば、その会員は停止したとし、その施設を特定できる。なお、会員が施設内にいるかどうか判定する場合、前記位置検出誤差Eを考慮するものとする。例えば、 図5(c)に示すように会員の位置Pが施設からはみ出していても、位置検出誤差Eの一部が施設に入っていれば、会員は施設に入っていると判定する。
情報提供センターは、施設が利用された場合、その施設に関連する情報、例えばその店舗や会場の広告、催事の予告、特典などの情報を作成する(24)。そしてその広告を当該会員に送信し(25)、当該会員はその広告を受信する(26)。
情報配信のタイミングは、一定期間(一日一回など)ごとにまとめて配信してもよく、新規情報が追加された時点ですぐに配信してもよい。
(a)施設検索→情報提供
(b)経路探索→情報提供
(c)施設予約→情報提供
(d)施設利用→情報提供
(e)施設検索→施設利用→情報提供
(f)経路探索→施設利用→情報提供
(g)施設予約→施設利用→情報提供
(h)施設検索→施設予約→施設利用→情報提供
前記(a)は、会員が施設を検索した場合に、情報提供センターが施設を検索した結果を会員に返信した後、広告を作成して、その広告を会員に送信する流れである。
前記(c)は、会員が施設の利用を予約した場合に、情報提供センターが当該会員に予約確認を送信し、その後広告を作成して、その広告を会員に送信する流れである。
前記(e)は、会員が施設を検索し、目的地を指定して情報提供センターに経路探索依頼を行った場合に、情報提供センターが経路を会員に送信した後、広告を作成して、その広告を会員に送信する流れである。
前記(g)は、会員が施設の利用を予約し、会員がその施設を訪れて利用した場合に、当該施設から施設利用実績を情報提供センターに送信し、その施設利用実績を受信した情報提供センターが広告を作成して、その広告を会員に送信する流れである。
以上に説明した方法によって、情報提供センターは、その施設に関連する情報、例えばその店舗や会場の一般広告、催事の予定、次回来店時のポイント加算特典などの情報を会員に提供する。提供の方法は、電子メール、郵送など限定されない。情報提供センターの運用するサーバに情報を保持しておき、会員が任意にその情報を取りに行くようにしてもよい。
また、来店した会員は、後で情報を提供してもらえるので、その会場や店舗でカタログやパンフレットを受け取らなくてもよくなり、もって帰る荷物が減るという利点もある。例えば、会場にコンサートを聴きに来た会員は、あとで、次回コンサートの予告、同種コンサートの案内などを、電子メールなどを通じて受信できるので、当日会場でパンフレットを受け取らなくても済む。会場側にとれば、パンフレットをの印刷部数を減らすことができ、無駄な資源の節約ができる。
図6は、図2の(2)におけるコンピュータのログイン画面の例を示す。会員IDとパスワードの入力が促される。
図7は、図2の(4)における施設の検索画面の例を示す。会員は、この画面において、検索したい施設のジャンルと都道府県を選択する。
図9は、図2の(8)における施設の予約画面である。利用の日時と人数を入力して予約ボタンを押すようになっている。
図12は、図3の(26)における、会員の受信する広告画面である。会員が検索した施設がショッピングセンターの旅行代理店であったとする。広告には、そのショッピングセンターの広告が表示されているとともに、その特定された旅行代理店に類似する属性に属する他の施設、すなわち温泉旅館の情報が表示されている。
12 会員情報
13 施設利用履歴
14 滞在施設特定
15 配信情報作成
16 施設検索実績
17 施設予約
21 位置情報
22 施設検索情報
23 施設予約情報
24 施設予約情報
25 利用実績情報
Claims (20)
- (a)情報提供の対象となる会員が施設の情報を参照したかどうかを判定し、
(b)当該会員が施設の情報を参照したと判定された場合に、当該会員に対して、当該施設に関連する情報を提供することを特徴とする情報提供方法。 - 前記(a)の手順において、当該会員が施設の情報を参照したことを判定する方法は、当該会員が、当該施設の情報を検索したことに基づいて行う請求項1記載の情報提供方法。
- 前記(a)の手順において、当該会員が施設の情報を参照したことを判定する方法は、当該会員が、当該施設の利用を予約したことに基づいて行う請求項1又は請求項2記載の情報提供方法。
- 前記(a)の手順において、当該会員が施設の情報を参照したことを判定する方法は、当該会員が、当該施設を経路探索の目的地に設定したことに基づいて行う請求項1又は請求項2記載の情報提供方法。
- 前記(b)の手順において、当該会員に提供される施設に関連する情報は、当該施設と同じ属性または類似する属性に含まれる他の施設の情報を含む請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報提供方法。
- 前記(b)の手順において、当該会員の利用頻度が高い施設を限定して、情報を提供する請求項1から請求項4のいずれかに記載の情報提供方法。
- 情報提供の対象となる会員が施設の情報を参照したかどうかを判定する情報参照判定手段と、
前記情報参照判定手段により、当該会員が施設の情報を参照したと判定された場合に、当該会員に対して、当該施設に関連する情報を提供する情報提供手段とを備えることを特徴とする位置検出に基づく情報提供装置。 - (a)情報提供の対象となる会員が施設の情報を参照したかどうかを判定し、
(b)当該会員が施設を利用したかどうかを判定し、
(c)当該会員が施設の情報を参照し、かつ当該施設を利用したと判定された場合に、当該会員に対して、当該施設に関連する情報を提供することを特徴とする情報提供方法。 - 前記(a)の手順において、当該会員が施設の情報を参照したことを判定する方法は、当該会員が、当該施設の情報を検索したことに基づいて行う請求項8記載の情報提供方法。
- 前記(a)の手順において、当該会員が施設の情報を参照したことを判定する方法は、当該会員が、当該施設の利用を予約したことに基づいて行う請求項8又は請求項9記載の情報提供方法。
- 前記(a)の手順において、当該会員が施設の情報を参照したことを判定する方法は、当該会員が、当該施設を経路探索の目的地に設定したことに基づいて行う請求項8又は請求項9記載の情報提供方法。
- 前記(b)の手順において、当該会員が施設を利用したことを判定する方法は、当該会員が施設の情報を参照した後、当該会員の位置情報を検出し、当該受信された位置と当該施設の位置とを比較して、両位置が、位置検出誤差の範囲内に所定時間以上接近したことに基づいて行う請求項8から請求項11のいずれかに記載の情報提供方法。
- 前記(b)の手順において、当該会員が施設を利用したことを判定する方法は、当該会員が施設の情報を参照した後、当該会員の位置情報を検出し、当該会員の検出位置が、施設内に入って、所定時間以上経ってから出たことに基づいて行う請求項8から請求項11のいずれかに記載の情報提供方法。
- 前記(b)の手順において、当該会員が施設を利用したことを判定する方法は、当該会員が施設の情報を参照した後、当該会員の位置情報を検出し、当該会員の検出位置が、施設に入って消滅し、所定時間以上経ってその施設から現れたことに基づいて行う請求項8から請求項11のいずれかに記載の情報提供方法。
- 会員の位置情報は、会員の持つGPS位置検出装置の出力信号に含まれる請求項12から請求項14のいずれかに記載の情報提供方法。
- 会員の位置情報は、車載ナビゲーション装置の位置検出出力信号に含まれる請求項12から請求項14のいずれかに記載の情報提供方法。
- 前記(b)の手順において、当該会員が施設を利用したことを判定する方法は、当該会員が施設の情報を参照した後、当該会員が当該施設に滞在したことに基づいて行う請求項8から請求項16のいずれかに記載の情報提供方法。
- 前記(c)の手順において、当該会員に提供される施設に関連する情報は、当該施設と同じ属性または類似する属性に含まれる他の施設の情報を含む請求項8から請求項17のいずれかに記載の情報提供方法。
- 前記(c)の手順において、当該会員の利用頻度が高い施設を限定して、情報を提供する請求項8から請求項17のいずれかに記載の情報提供方法。
- 情報提供の対象となる会員が施設の情報を参照したかどうかを判定する情報参照判定手段と、
当該会員が施設を利用したかどうかを判定する施設利用判定手段と、
前記情報参照判定手段により、当該会員が施設の情報を参照したと判定され、前記施設利用判定手段により、当該会員が施設を利用したと判定された場合に、当該会員に対して、当該施設に関連する情報を提供する情報提供手段とを備えることを特徴とする位置検出に基づく情報提供装置。
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