JP2005227560A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【目的】 感光体ドラムに発生する偏磨耗を防止する。
【構成】 中間転写ドラム41の軸方向の一端部は徐々に縮径されており、軸方向の一端部に液ダレにより形成された厚肉部41Cが感光体ドラム14に非接触となっている。また、帯電ロール42の軸方向の両端部も徐々に縮径されており、軸方向の両端部に存在するエッジ42Aが感光体ドラム14に非接触となっている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、記録媒体に転写されるトナー像を担持する像担持体ロールと、この像担持体ロールに圧接された圧接ロールと、を備える画像形成装置に関する。
図7に示すように、圧接ロールとしての中間転写ドラム102は、像担持体ロールとしての感光体ドラム100に圧接されて感光体100からトナー像を転写される。図8に示すように、この中間転写ドラム102は、柔らかいソリッドゴム104を液状の高離型材料でコーティングして形成するが、高離型材料のコーティングは、ソリッドゴム104を縦向きにして回転させると共に、塗布ローラ106を上下させながらソリッドゴム104に当接させて、高離型材料をソリッドゴム104の周面全体に塗布する方法により行われることが多い。
ここで、ソリッドゴム104を縦向きにして高離型材料を塗布するので、ソリッドゴム104の下端部104Aでは液ダレが発生する。この下端部104Aは、下端部104A以外の部分と比べて太く硬くなってしまう。このため、図7に示すように,中間転写ロール102と感光体ドラム100を圧接させて回転させると、下端部104Aと感光体100との接触によって感光体ドラム100に偏磨耗が起こる。これによって、感光体100の基材が露出し、リーク等の問題が発生する。
従来から帯電ロールの軸方向の端部と感光体との接触による感光体ドラムの偏磨耗の対策は、考案されている(例えば、特許文献1乃至4参照)。しかし、特許文献1、2の対策は、電気的エッチングの進行を止めるために、帯電ロールの軸方向の端部のコーティング層を厚くするというもので、感光体ドラムの機械的な偏磨耗は促進される。また、特許文献3の対策も電気的エッチングの進行を止めているだけで、感光体ドラムの機械的な偏磨耗は防止されていない。また、特許文献4は、感光体ドラムの軸方向の端部のコーティング層を厚くするというもので、感光体ドラムの偏磨耗に対する延命策としては効果があるが、感光体ドラムの偏磨耗を防止するという課題の抜本的な対策ではない。
さらに、転写ローラと感光体ドラムの端部の圧力を低減させる方法(例えば、特許文献5、6参照)も考案されているが、これも感光体ドラムの偏磨耗に対する延命策であるだけで、感光体の偏磨耗を防止するという課題の抜本的な対策ではない。
特開平07−301972号公報 特開平07−304117号公報 特開平08−160709号公報 特開平08−137115号公報 特開2001−027855号公報 特開2002−107969号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部と像担持体ロールとの接触による像担持体ロールの偏磨耗を防止することを目的とする。
請求項1に記載の画像形成装置は、記録媒体に転写されるトナー像を担持する像担持体ロールと、前記像担持体ロールに圧接された圧接ロールと、を備える画像形成装置であって、前記圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部を前記像担持体ロールに非接触としたことを特徴とする。
請求項1に記載の画像形成装置では、像担持体ロールに圧接ロールが圧接されているが、この圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部は像担持体ロールに非接触となっている。このため、圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部に厚肉で硬質な部分や鋭利な部分(エッジ)が形成されていたとしても、像担持体ロールの圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部に対向する部位には偏磨耗が起こらない。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記圧接ロールは、回転軸の回りに配設された基材と、前記基材にコーティングが施されて形成され、軸方向の一端部又は両端部において厚みを増した厚肉部を備えるコーティング層と、で構成され、前記厚肉部を前記像担持体ロールに非接触としたことを特徴とする。
請求項2に記載の画像形成装置では、圧接ロールが基材とコーティング層とで構成されている。基材は、回転軸の回りに配設され、コーティング層は、基材にコーティングが施されて形成されている。
ここで、コーティング層には軸方向の一端部又は両端部において厚みを増した厚肉部が液ダレ等の影響で形成されており、この厚肉部が像担持体ロールに非接触となっている。これによって、圧接ロールの厚肉部に起因する像担持体ロールの偏磨耗を防止できる。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項2に記載の画像形成装置であって、前記圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部と前記像担持体ロールとの隙間を、前記圧接ロールと前記像担持体ロールとのニップ部から前記厚肉部まで徐々に広がるような構成とすることによって、前記ニップ部の接触圧を略一定としたことを特徴とする。
請求項3に記載の画像形成装置では、圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部と像担持体ロールとの隙間が、圧接ロールと像担持体ロールとのニップ部から厚肉部まで徐々に広がっており、ニップ部の接触圧が略一定となっている。即ち、像担持体ロールと圧接ロールとの接触圧が、ニップ部と隙間との境界において局所的に上昇することが防止されているので、像担持体ロールの該境界における偏磨耗が発生しない。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項3に記載の画像形成装置であって、前記圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部を、前記ニップ部から前記厚肉部まで徐々に縮径するように形成したことを特徴とする。
請求項4に記載の画像形成装置では、圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部が、ニップ部から厚肉部まで徐々に縮径されており、像担持体ロールとの隙間が、ニップ部の接触圧を略一定とするように徐々に広がっている。即ち、圧接ロールの縮径部と縮径部以外の部分との境界部にエッジを形成せずに、該境界部における圧接ロールと像担持体ロールとの接触圧の局所的な上昇を防止しているので、像担持体ロールの該境界部における偏磨耗が発生しない。
請求項5に記載の画像形成装置は、請求項4に記載の画像形成装置であって、前記基材の軸方向の一端部又は両端部を、前記ニップ部から前記厚肉部まで徐々に縮径するように形成したことを特徴とする。
請求項5に記載の画像形成装置では、基材の軸方向の一端部又は両端部が、ニップ部から厚肉部まで徐々に縮径されていることによって、圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部が縮径されている。
即ち、コーティング層の厚みを部分的に変えることは容易ではないので、基材を所望の形状に成形して、この基材に一定の厚みのコーティングを行う。これによって、圧接ロールの成形を容易に、且つ高精度に行うことができる。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項3に記載の画像形成装置であって、前記像担持体ロールの軸方向の一端部又は両端部を、前記ニップ部から前記厚肉部まで徐々に縮径するように形成したことを特徴とする。
請求項6に記載の画像形成装置では、像担持体ロールの軸方向の一端部又は両端部が、ニップ部から厚肉部まで徐々に縮径されており、圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部との隙間が、ニップ部の接触圧を略一定とするように徐々に広がっている。
即ち、像担持体ロールの縮径部と縮径部以外の部分との境界部にエッジを形成せずに、該境界部における圧接ロールと像担持体ロールとの接触圧の局所的な上昇を防止しているので、像担持体ロールの該境界部における偏磨耗が発生しない。
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項6に記載の画像形成装置であって、前記像担持体ロールは、回転軸の回りに配設された基材と、前記基材にコーティングが施されて形成されたコーティング層とで構成され、前記基材の軸方向の一端部又は両端部を前記ニップ部から前記厚肉部まで縮径するように形成したことを特徴とする。
請求項7に記載の画像形成装置では、基材を所望の形状に成形して、この基材に一定の厚みでコーティングを行う。これによって、像担持体ロールの成形を容易に、且つ高精度に行うことができる。
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置であって、前記像担持体ロールと前記圧接ロールを周速差をつけて回転させることを特徴とする。
請求項8に記載の画像形成装置では、転写効率を上げるために像担持体ロールと圧接ロールが周速差をつけて回転されている。このため、像担持体ロールと圧接ロールとの間に摩擦が生じ、圧接ロールにロール径又は硬度が不均一な部分があると像担持体ロールにより一層激しい偏磨耗が生じる。しかし、ロール径又は硬度が不均一になり易い圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部が像担持体ロールに非接触となっているので、像担持体ロールの偏磨耗を防止できる。
請求項9に記載の画像形成装置は、請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置であって、前記像担持体ロールに帯電ロールを接触させて直流帯電を行うことを特徴とする。
請求項9に記載の画像形成装置では、帯電ロールが像担持体ロールに接触して直流帯電を行う。このため、帯電ロールから像担持体ロールへの放電ストレスによる像担持体ロールの磨耗が少ない。即ち、圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部から像担持体ロールへの機械的なストレスが、像担持体ロールの偏磨耗の要因の大半を占める。従って、この機械的なストレスをなくしたことによって、像担持体ロールの偏磨耗を防止できる。
なお、この帯電ロールも像担持体ロールに所定の圧力で当接されているので、帯電ロールの軸方向の一端部又は両端部を像担持体ロールに非接触とすることによって、像担持体ロールの偏磨耗を防止できる。
請求項10に記載の画像形成装置は、請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成装置であって、前記像担持体ロールにクリーニングロールを接触させて前記像担持体ロール上の残留トナーをクリーニングすることを特徴とする。
請求項10に記載の画像形成装置では、クリーニングブレードではなく、クリーニングロールを接触させて像担持体ロール上の残留トナーをクリーニングしている。即ち、圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部が、像担持体ロールに偏磨耗を生じさせる唯一の要因となるので、圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部を像担持体ロールに非接触とすることによって、像担持体ロールに偏磨耗を一切生じさせないことが可能となる。
本発明は上記構成にしたので、圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部と像担持体ロールとの接触による像担持体ロールの偏磨耗を防止できる。
以下に図面を参照しながら本発明の第1の実施形態について説明する。
図1に示すように、画像形成装置としてのカラーレーザープリンタ(以下、プリンタと言う)10には、画像形成媒体としての普通紙や再生紙、又はOHPシート等(以下、用紙Pと言う)にフルカラー画像を形成するプリントヘッドデバイス12が設けられている。
このプリントヘッドデバイス12には、4本の感光体ドラム14Y、14M、14K、14Cが備えられており、プリンタ10には、この4本の感光体ドラム14Y、14M、14K、14Cに光ビームを走査して潜像を形成する光走査装置16が設けられている。
また、プリントヘッドデバイス12には、4本の感光体ドラム14Y、14M、14K、14Cに形成された潜像を各別に現像する4個の現像装置18Y、18M、18K、18Cが設けられており、プリンタ10には、この現像装置18Y、18M、18K、18Cに各別にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、ブラック(K)、シアン(C)のトナーを供給する4個のトナーボックス20Y、20M、20K、20Cが設けられている。
また、プリンタ10には、プリントヘッドデバイス12の転写部へ搬送される用紙Pを収容する給紙カセット22、プリントヘッドデバイス12の転写部へ外部から用紙Pを供給するための手差し給紙トレイ24が設けられている。
さらに、プリンタ10には、プリントヘッドデバイス12によってトナー像が転写された用紙Pに対して定着処置を施す定着装置26、一面にトナー像が定着された用紙Pを表裏を反転させてプリントヘッドデバイス12の転写部へ再度搬送する両面印刷用搬送装置28、プリンタの動作を制御する制御回路や画像信号に対して画像処理を施す画像処理回路等からなるコントローラ30、高圧電源回路等からなる電気回路32、及び画像が形成され排出された用紙Pをストックする排出トレイ34が設けられている。
図2に示すように、光走査装置16には、Y、M、K、Cの各色の画像データに基づいて点灯駆動され、Y、M、K、Cの各色に対応した4本のレーザービームを射出する半導体レーザ36、及び半導体レーザ36から射出された4本のレーザービームを感光体ドラム14Y、14M、14K、14Cに偏向走査するポリゴンミラーやf−θレンズや反射ミラー等で構成される光学ユニット38が設けられている。
また、プリントヘッドデバイス12は、4個の現像装置18Y、18M、18K、18Cを備える現像部18、4個の感光体ドラム14Y、14M、14K、14Cを備える感光体ユニット14、及び感光体ユニット14に形成されたトナー像を用紙Pまで搬送する中間転写体ユニット40で構成されている。
中間転写体ユニット40は、感光体ドラム14Y、14Mに接触してY、Mの2色のトナー像を重ねて転写される第1の一次中間転写ドラム41Aと、感光体ドラム14K、14Cに接触してK、Cの2色のトナー像を重ねて転写される第2の一次中間転写ドラム41Bと、第1の一次中間転写ドラム41Aと第2の一次中間転写ドラム41B、及び転写ローラ48に接触してY、M、K、Cの4色のトナー像を重ねて転写され、用紙Pに4色重ね合わされたトナー像を転写する二次転写ドラム(像担持体)41Cが設けられている。
感光体ドラム14Y、14M、14K、14Cには、それぞれ一次帯電用の帯電ロール42Y、42M、42K、42Cと、第1の一次中間転写ドラム41A、第2の一次中間転写ドラム41Bに転写されずに感光体ドラム14Y、14M、14K、14Cに残留した未転写残留トナーを回収し、一時的に保持するクリーニングロール44Y、44M、44K、44Cが接触している。各帯電ロールは、各感光体ドラムの走査領域よりも各感光体ドラムの回転方向上流側に配設され、各クリーニングロールは、各帯電ロールよりも各感光体ドラムの回転方向上流側に配設されている。
また、第1の一次中間転写ドラム41A、第2の一次中間転写ドラム41B、及び二次中間転写ドラム41Cには、用紙Pに転写されずに第1の一次中間転写ドラム41A、第2の一次中間転写ドラム41B、及び二次中間転写ドラム41Cに残留した未転写残留トナーを除去するクリーニングロール46A、46B、46Cが接触している。
また、用紙Pを二次中間転写ドラム41Cに押圧してトナー像を転写させる転写ローラ48は、金属製のロール芯材にエピクロルヒドリンゴム等からなる弾性層を形成したロール構造からなり、ロール心材の軸方向の一端部には駆動ギア(図示省略)が取り付けられている。転写ローラ48は、この駆動ギアに伝達される駆動力によって回転される。
転写ローラ48は、転写時には転写用電源装置(図示省略)からロール芯材にトナー像の帯電極性とは逆極性の転写電圧が定電圧制御されて印加される。これによって、二次中間転写ドラム41Cと転写ローラ48とのニップ部に送り込まれた用紙Pには、二次中間転写ドラム41Cと転写ローラ48との間に形成される転写電界により、二次中間転写ドラム41Cに形成されたトナー像が静電的に転写される。
なお、以下、感光体ドラム14Y、14M、14K、14Cを総称して感光体ドラム14と記載し、第1の1次中間転写ドラム41A、第2の1次中間転写ドラム41B、2次中間転写ドラム41Cを総称して中間転写ドラム41と記載し、帯電ロール42Y、42M、42K、42Cを総称して帯電ロール42と記載し、クリーニングロール44Y、44M、44K、44Cを総称してクリーニングロール44と記載することがある。
次に、像担持体ロールとしての感光体ドラム14と、圧接ロールとしての中間転写ドラム41、帯電ロール42との接触構造について説明する。
図3(A)に示すように、中間転写ドラム41が感光体ドラム14に圧接されている。この中間転写ドラム41の軸方向の一端部且つ角部には、コーティング層41B(図4参照)を形成した際に液ダレにより厚みを増した厚肉部41Cが形成されている。この厚肉部41Cは、コーティング層41Bの厚肉部41C以外の部分より硬くなっている。
ここで、中間転写ドラム41の軸方向の一端部は縮径されており、厚肉部41Cが感光体ドラム14に非接触となっている。詳細には、図4に示すように、ソリッドゴム41Aの軸方向の一端部を縮径させることによって中間転写ドラム41の軸方向の一端部を縮径させている。
即ち、層厚が極めて薄いコーティング層41Bの厚さを部分的にコントロールすることは容易ではないので、基材であるソリッドゴム41Aを所望の形状に加工して、このソリッドゴム41Aを層厚が略一定のコーティング層41Bによって覆っている。これによって、中間転写ドラム41の成形を容易に且つ高精度に行うことができる。
また、図3(B)に示すように、帯電ロール42が感光体ドラム14に圧接されている。この帯電ロール42の軸方向の両端部(一端部のみを図示)は、縮径されて感光体ドラム41に非接触となっている。詳細には、軸方向両端部が縮径された金属芯金上の弾性発泡層上に膜圧が略一定の表面コートを施すことによって、帯電ロール42の軸方向両端部に存在するエッジ42Aを、感光体ドラム14に非接触としている。
従って、中間転写ドラム41の軸方向一端部に形成された厚肉部41C、帯電ロール42の軸方向両端部に形成されたエッジ42Aとの接触によって発生する感光体ドラム14の偏磨耗を防止できる。
なお、中間転写ドラム41、帯電ロール42の軸方向の一端部又は両端部の形状は、テーパ状でもクラウン形状でもどちらでも良く、中間転写ドラム41、帯電ロール42と感光体ドラム14とのニップ部Nから厚肉部41C、又はエッジ42Aまでの隙間Aが徐々に広がるような構成になれば良い。
ここで、図3、図4では、説明のためにニップ部Nから厚肉部41Cまでの傾斜角度を強調して図示した。しかし、硬質な感光体ドラム14の軟質な中間転写ドラム41への食い込み量が200μm程度、且つ厚肉部41Cが他の部分よりも半径で100μm程度厚いだけなので、中間転写ドラム41の軸方向の一端部の最小径を中央部よりも半径で300μm以上細くすれば、厚肉部41Cを感光体ドラム14に非接触とすることができる。なお、中間転写ドラム41の直径は60mmなので、中間転写ドラム41の軸方向一端部の形状変化は目視で確認できるようなものではない。
また、隙間Aが徐々に広がるような構成と上述したが、詳細には中間転写ドラム41の直径が一定である平行部41Dと縮径した縮径部41Eとの境界部41Fにエッジができないように、縮径部41Eを縮径させている。これによって、感光体ドラム14と中間転写ドラム41のニップ部Nの接触圧を略一定とすることができ、感光体ドラム14の偏磨耗を防止できる。
また、帯電ロール42も同様で、平行部42Bと縮径部42Cとの境界42Dにエッジができないように、縮径部42Cを縮径させて、感光体ドラム14と帯電ロール42とのニップ部Nの接触圧を略一定としている。
なお、本実施形態では、転写効率を上げるために感光体ドラム14と中間転写ドラム41が周速差をつけて回転されている。このため、感光体ドラム14と中間転写ドラム41との間に摩擦が生じ、厚肉部41Cが感光体ドラム14に接触すると、より一層激しい偏磨耗が発生する。しかし、厚肉部41Cを感光体ドラム14に非接触としているので、感光体ドラム14と中間転写ドラム41との周速差に関わらず感光体ドラム14に偏磨耗が発生しない。
また、本実施形態では、帯電ロール42によるDC帯電方式により感光体ドラム14の帯電が行われているので、帯電ロール42から感光体ドラム14への放電ストレスによる感光体ドラム14の磨耗が少ない。即ち、中間転写ドラム41、帯電ロール42から感光体ドラム14への機械的なストレスが、感光体ドラム14の偏磨耗の要因の大半を占める。従って、この機械的なストレスを無くしたことによって、感光体ドラム14の偏磨耗を防止できる。
さらに、本実施形態では、クリーニングブレードではなく、クリーニングロール44を感光体ドラム14に接触させて感光体ドラム14上の残留トナーをクリーニングしている。即ち、中間転写ドラム41、帯電ロール42の軸方向の一端部又は両端部と感光体ドラムとの接触が、感光体ドラム14に偏磨耗を発生させる唯一の原因となっており、この原因を解決したことによって、感光体ドラム14に偏磨耗を一切生じさせないことが可能となる。
次に、第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図5(A)に示すように、中間転写ドラム41´が感光体ドラム14´に圧接されている。この中間転写ドラム41´の軸方向の一端部且つ角部には、第1実施形態と同様、厚肉部41C´が形成されている。
ここで、感光体ドラム14´の軸方向の一端部は縮径されており、厚肉部41C´が感光体ドラム14´に非接触となっている。詳細には、図6に示すように、基材14A´の軸方向の一端部を縮径させることによって感光体ドラム14´の軸方向の一端部を縮径させている。
即ち、層厚が極めて薄い感光層14B´の厚さを部分的にコントロールすることは容易ではないので、基材14A´を所望の形状に加工して、この基材14A´を層厚が略一定の感光層14B´によって覆っている。これによって、感光体ドラム14の成形を容易に且つ高精度に行うことができる。
また、図5(B)に示すように、帯電ロール42´が感光体ドラム14´に圧接されているが、帯電ロール42´の軸方向両端部に存在するエッジ42A´は、感光体ドラム14´に非接触となっている。
従って、中間転写ドラム41´の軸方向一端部に形成された厚肉部41C´、帯電ロール42´の軸方向両端部に形成されたエッジ42A´との接触によって発生する感光体ドラム14´の偏磨耗を防止できる。
なお、第1実施形態と同様、感光体ドラム14´の軸方向の両端部の形状は、テーパ状でもクラウン形状でもどちらでも良く、中間転写ドラム41´、帯電ロール42´と感光体ドラム14´とのニップ部Nから厚肉部41C´、又はエッジ42A´までの隙間A´が徐々に広がるような構成になれば良い。
なお、第1、第2実施形態では、圧接ロールとしての中間転写ドラム41、帯電ロール42と像担持体ロールとしての感光体ドラム14との関係を例に取って説明したが、クリーニングロール44、46、現像ロール等、感光体ドラム14や中間転写ドラム41に圧接された圧接ロールについても本発明を適用できる。
また、像担持体ロールとしての中間転写ドラム41と圧接ロールとしての転写ローラ48についても本発明を適用できる。この場合、硬質な転写ローラ48の軸方向両端部に存在するエッジとの接触による中間転写ドラム41のコーティング層41Bに発生する偏磨耗が防止される。
さらに、第1、第2実施形態では、像担持体ロール又は圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部を縮径させることによって、圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部を像担持体ロールに非接触とした。しかし、これに限らず、例えば、圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部を像担持体ロールの軸方向の一端部又は両端部の外側にオフセットさせることによって、圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部を像担持体ロールに非接触としても良い。
第1実施形態のカラーレーザープリンタの概略を示す図である。 第1実施形態のカラーレーザープリンタのプリントヘッドデバイスの概略を示す図である。 (A)は、第1実施形態のカラーレーザープリンタの感光体ドラムと中間転写ドラムを示す図で、(B)は、第1実施形態のカラーレーザープリンタの感光体ドラムと帯電ローラを示す図である。 第1実施形態のカラーレーザープリンタの中間転写ドラムを示す拡大断面図である。 (A)は、第2実施形態のカラーレーザープリンタの感光体ドラムと中間転写ドラムを示す図で、(B)は、第2実施形態のカラーレーザープリンタの感光体ドラムと帯電ロールを示す図である。 第2実施形態のカラーレーザープリンタの感光体ドラムを示す拡大断面図である。 感光体ドラムに液状の高離型材料をコーティングしている状態を示す斜視図である。 従来の感光体ドラムと中間転写ドラムを示す図である。
符号の説明
10 カラーレーザープリンタ(画像形成装置)
12 ノズル
14 感光体ドラム(像担持体ドラム)
14´ 感光体ドラム(像担持体ドラム)
14A´基材
14B´感光層(コーティング層)
41 中間転写ドラム(圧接ロール、像担持体ロール)
41A 基材
41B コーティング層
41C 厚肉部
41´ 中間転写ドラム(圧接ロール、像担持体ロール)
41C´厚肉部
42 帯電ロール(圧接ロール)
42´ 帯電ロール(圧接ロール)
44 クリーニングロール(圧接ロール)
46 クリーニングロール(圧接ロール)
48 転写ロール(圧接ロール)
A 隙間
N ニップ部
P 用紙(記録媒体)

Claims (10)

  1. 記録媒体に転写されるトナー像を担持する像担持体ロールと、前記像担持体ロールに圧接された圧接ロールと、を備える画像形成装置であって、
    前記圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部を前記像担持体ロールに非接触としたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記圧接ロールは、回転軸の回りに配設された基材と、前記基材にコーティングが施されて形成され、軸方向の一端部又は両端部において厚みを増した厚肉部を備えるコーティング層と、で構成され、
    前記厚肉部を前記像担持体ロールに非接触としたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部と前記像担持体ロールとの隙間を、前記圧接ロールと前記像担持体ロールとのニップ部から前記厚肉部まで徐々に広がるような構成とすることによって、前記ニップ部の接触圧を略一定としたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記圧接ロールの軸方向の一端部又は両端部を、前記ニップ部から前記厚肉部まで徐々に縮径するように形成したことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記基材の軸方向の一端部又は両端部を、前記ニップ部から前記厚肉部まで徐々に縮径するように形成したことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 前記像担持体ロールの軸方向の一端部又は両端部を、前記ニップ部から前記厚肉部まで徐々に縮径するように形成したことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  7. 前記像担持体ロールは、回転軸の回りに配設された基材と、前記基材にコーティングが施されて形成されたコーティング層とで構成され、前記基材の軸方向の一端部又は両端部を前記ニップ部から前記厚肉部まで縮径するように形成したことを特徴とする請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 前記像担持体ロールと前記圧接ロールを周速差をつけて回転させることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の画像形成装置。
  9. 前記像担持体ロールに帯電ロールを接触させて直流帯電を行うことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記像担持体ロールにクリーニングロールを接触させて前記像担持体ロール上の残留トナーをクリーニングすることを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項に記載の画像形成装置。
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