JP4548042B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
電子写真方式などにおける画像形成装置の定着装置では、記録媒体上に転写された未定着トナー像を1対の回転体のニップ部に通過させ、熱と圧力とで記録媒体に定着させるものがある。定着装置には、回転体の一方に無端ベルトを用い、無体ベルトの内面を圧接する加圧部材を備える構成のものがある。このような定着装置は、記録媒体のシワ防止性,回転体からの剥離性,定着性などの向上のため、様々な対応をしている。
例えば、ニップ部における記録媒体の出口近傍(記録媒体の通過方向に対して下流側)の圧力を局所的に高く設定することで、記録媒体の剥離性能を向上させる構成。(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
あるいは、回転体の回転軸方向に対して、加圧部材の加圧方向の高さが異なる形状としたり、軸方向に対して剛性が異なる構成としたりすることで、圧力の大きさを回転軸方向で異ならせ、シワ防止性,剥離性を向上させる構成。(例えば、特許文献3、特許文献4特許文献5参照)。
しかし、このような構成でも、記録媒体のシワ防止性,回転体からの剥離性,定着性などの向上を同時に満足できるレベルとすることは困難であった。また、加圧部材の形状や剛性のプロファイルのバラツキは、ニップ部の圧力変動に大きな影響を与えるため、加圧部材の寸法公差や取り付け公差が非常に厳しかった。
このため、加圧部材の中の剛性を有する部材が圧接する方向を、対向する回転体の中心近傍に向けることで、公差やバラツキに起因するニップ部の圧力変動の影響を小さくする構成が提案されているが、十分に公差がラフになってはいなかった。(例えば、特許文献6参照)。
特開平11−133776号公報 特開2001−356625号公報 特開平10−228199号公報 特開2002−148981号公報 特開2004−109583号公報 特開2003−005553号公報
本発明は、上記問題を解決すべく成されたもので、公差やバラツキに起因する圧力変動を低減させるとともに、記録媒体のシワ防止性,回転体からの剥離性,定着性などを向上させることを目的とする。
請求項1に記載の定着装置は、1対の回転体のニップ部に未定着のトナー像を保持した記録媒体を通過させることよって、前記記録媒体に前記トナー像を定着させる定着装置であって、前記1対の回転体の少なくとも一方の回転体は、無端ベルトからなり、前記無端ベルトからなる回転体は、少なくとも、前記未定着のトナー像が保持されていない前記記録媒体の面と接触する側に配置され、前記無端ベルトの内面を圧接し、前記ニップ部に圧力を与える加圧部材を備え、前記加圧部材は、少なくとも、前記ニップ部における前記記録媒体の通過方向の上流側に設けられた第1加圧部材と、前記第1加圧部材の下流側に設けられ且つ前記第1加圧部材よりも高硬度とされた第2加圧部材と、で構成され、前記加圧部材が前記無端ベルトの内面に圧接されていない状態において、前記第1加圧部材と前記第2加圧部材との前記記録媒体の通過方向の間隔が、前記回転体の回転軸方向で異なるように設定され、前記加圧部材が前記無端ベルトの内面に圧接されると、前記第一部材部材が前記間隔を埋めるように変形することを特徴としている。
請求項1に記載の定着装置は、1対の回転体のニップ部に未定着のトナー像を保持した記録媒体を通過させることよって記録媒体にトナー像を定着させる。1対の回転体の少なくとも一方の回転体は無端ベルトからなっている。この無端ベルトの内面を加圧部材が圧接し、ニップ部に圧力を与えている。
加圧部材は、少なくとも、ニップ部の前記記録媒体の通過方向の上流側に設けられた第1加圧部材と、下流側に設けられた第2加圧部材とで構成されている。そして、第1加圧部材の硬度より、第2加圧部材の硬度の方を高くすることにより、ニップ部の圧力が記録媒体の通過方向の上流側より下流側を高くし、剥離性を向上させている。
更に、加圧部材が無端ベルトの内面に圧接されていない状態において、第1加圧部材と第2加圧部材との記録媒体の通過方向の間隔が、回転軸方向で異なるように設定することで、加圧部材が無端ベルトの内面に圧接されると、第一部材部材が間隔を埋めるように変形し、これによりニップ部の圧力の大きさを回転軸方向で異ならせている。このように、ニップ部の圧力の大きさを異ならせることにより、記録媒体のシワ防止性,回転体からの剥離性,定着性などの向上を行っている。
また、このような無端ベルトが圧接する面の位置,面積の変化による、ニップ部の圧力変動は小さい(位置,面積の僅かな変化が圧力分布に対して大きな影響を与えない)。
このため、加圧部材が無端ベルトの内面を圧接する面の位置,面積のバラツキに起因する圧力変動は小さい。よって、例えば、加圧部材の成形や加工の精度(公差)、加圧部材の取付精度(公差)などがラフで良い。
このため、加圧部材が無端ベルトの内面を圧接する面の位置,面積のバラツキに起因する圧力変動は小さい。よって、例えば、加圧部材の成形や加工の精度(公差)、加圧部材の取付精度(公差)などがラフで良い。
請求項2に記載の定着装置は、請求項1に記載の構成において、前記加圧部材が前記無端ベルトの内面に圧接されていない状態において、前記間隔が、前記回転体の回転軸方向両端部から回転軸方向中央部に向かって狭くなるように設定されていることを特徴としている。
請求項3に記載の定着装置は、前記第2加圧部材との間で前記隙間を形成する前記第1加圧部材側の側面が、回転軸方向両端部よりも回転軸方向中央部が第1加圧部材側に凸となった形状に設定されることで、前記間隔が、回転軸方向両端部から回転軸方向中央部に向かって狭くなるように設定されていることを特徴としている。
請求項4に記載の定着装置は、前記第2加圧部材における前記無端ベルトの内面を圧接する圧接面が、回転軸方向両端部よりも回転軸方向中央部が第1加圧部材側に凸となるように湾曲し、前記圧接面における回転軸中央部が回転軸両端部よりも前記ニップ部の上流側で圧接する構成とされていることを特徴としている。
請求項5に記載の定着装置は、前記第2加圧部材における前記無端ベルトの内面を圧接する圧接面が、回転軸方向中央部を回転軸方向両端部よりも前記ニップ部側に膨出した形状とされていることを特徴としている。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置を備えることを特徴としている。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置を備えているので、記録媒体のシワ防止性,回転体からの剥離性,定着性などが向上している。
以上説明したように本発明によれば、公差やバラツキに起因する圧力変動を低減させるとともに、記録媒体のシワ防止性,回転体からの剥離性,定着性などが向上する。
以下に、この発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、画像形成装置としてのタンデム型のフルカラープリンタ100を示すものである。まず、フルカラープリンタ100に説明したのち、定着装置70の詳細を説明する。
図1において、01はフルカラープリンタ100の本体を示すものであり、このプリンタ本体01の内部には、大別して、フルカラーの画像形成を行うプリントヘッドデバイス(Print Head Device)02と、このプリントヘッドデバイス02の像担持体としての4つの感光体ドラム11,12,13,14に画像露光を施す露光装置としての光走査装置03と、上記プリントヘッドデバイス02の各色の現像装置41,42,43,44に対応する色のトナーを供給する4つのトナーボックス04Y,04M,04C,04Kと、上記プリントヘッドデバイス02に記録媒体としての記録用紙Pを供給する給紙カセット05と、上記プリントヘッドデバイス02からトナー像が転写された記録用紙Pに対して、定着処理を施す定着装置70と、この定着装置70によって片面に画像が定着された記録用紙Pを、表裏を反転した状態で、再度プリントヘッドデバイス02の転写部へと搬送する両面用搬送経路07と、プリンタ本体01の外部から所望の記録用紙Pを給紙する手差し給紙手段08と、プリンタの動作を制御するコントローラ09と、画像信号に対して画像処理を施す
画像処理回路や高圧電源回路等からなる電気回路10とが設けられている。なお、図1中、Tは画像が形成された記録用紙Pを排出する排出トイレを示すものであり、この排出トイレTは、プリンタ本体01の上部に一体的に配置されている。
上記プリンタ本体01の内部に配設される種々の部材のうち、露光装置としての光走査装置03は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応した画像データに基づいて点灯駆動される4つの半導体レーザ(図示省略)や、これら4つの半導体レーザから出射される4本のレーザ光を、偏向走査するためのf−θレンズ(図示省略)やポリゴンミラー(図示省略)、あるいは複数枚の反射ミラー(図示省略)などから構成されている。
図2は、プリントヘッドデバイス02を示すものである。なお、図2中の矢印は、各回転部材の回転方向を示している。
このプリントヘッドデバイス02は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)用の各感光体ドラム(像担持体)11,12,13,14を有する画像形成ユニット1,2,3,4と、これら感光体ドラム11,12,13,14に接触する一次帯電用の帯電ロール(接触型帯電装置)21,22,23,24と、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のレーザ光31,32,33,34を照射する光走査装置03(図1参照)と、上記感光体ドラム11,12,13,14上に形成された静電潜像を、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナーで現像する現像装置41,42,43,44と、上記4つの感光体ドラム11,12,13,14のうちの2つの感光体ドラム11,12に接触する第1の一次中間転写ドラム(中間転写体)51及び他の2つの感光体ドラム13,14に接触する第2の一次中間転写ドラム(中間転写体)52と、上記第1、第2の一次中間転写ドラム51,52に接触する二次中間転写ドラム(中間転写体)53と、この二次中間転写ドラム53に接触する最終転写ロール(転写部材)60とで、その主要部が構成されている。
感光体ドラム11,12,13,14は、共通の接平面Mを有するように一定の間隔をおいて配置されている。また、第1の一次中間転写ドラム51及び第2の一次中間転写ドラム52は、各回転軸が該感光体ドラム11,12,13,14軸に対し平行かつ所定の対称面を境界とした面対称の関係にあるように配置されている。さらに、二次中間転写ドラム53は、該感光体ドラム11,12,13,14と回転軸が平行であるように配置されている。
各色毎の画像情報に応じた信号は、電気回路10(図1参照)に配設された画像処理回路によりラスタライジングされて光走査装置03に入力される。この光走査装置03では、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のレーザ光31,32,33,34が変調され、対応する色の感光体ドラム11,12,13,14に照射される。
上記各感光体ドラム11,12,13,14の周囲では、周知の電子写真方式による各色毎の画像形成プロセスが行われる。まず、上記感光体ドラム11,12,13,14としては、例えば、直径20mmのOPC感光体を用いた感光体ドラムが用いられ、これらの感光体ドラム11,12,13,14は、例えば、95mm/secの回転速度で回転駆動される。上記感光体ドラム11,12,13,14の表面は、図2に示すように、接触型帯電装置としての帯電ロール21,22,23,24に、約-840VのDC電圧を印加することによって、例えば約-300V程度に帯電される。なお、上記接触型の帯電装置としては、ロールタイプのもの、フィルムタイプのもの、ブラシタイプのもの等が挙げられるが、どのタイプのものを用いても良い。この実施の形態では、近年、電子写真装置で一般に使用されている帯電ロールを採用している。また、感光体ドラム11,12,13,14の表面を帯電させるために、この実施の形態では、DCのみ印加の帯電方式をとっているが、AC+DC印加の帯電方式を用いても良い。
その後、感光体ドラム11,12,13,14の表面には、露光装置としての光走査装置03によってイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応したレーザ光31,32,33,34が照射され、各色毎の入力画像情報に応じた静電潜像が形成される。感光体ドラム11,12,13,14は、光走査装置03で静電潜像が書き込まれた際に、その画像露光部の表面電位は−60V以下程度にまで除電される。
また、上記感光体ドラム11,12,13,14の表面に形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色に対応した静電潜像は、対応する色の現像装置41, 42,43,44によって現像され、感光体ドラム11,12,13,14上にイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像として可視化される。
この実施の形態では、現像装置41,42,43,44として、磁気ブラシ接触型の二成分現像方式を採用しているが、この現像方式に限定されるものではなく、その他の減像方式であっても良い。例えば、非接触型の現像方式や一成分方式の現像方式であっても良い。
現像装置41,42,43,44には、それぞれ色の異なったイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)色のトナーと、キャリアからなる現像剤が充填されている。これらの現像装置41,42,43,44には、図1に示すように、対応する色のトナーボックス04Y,04M,04C,04Kからトナーが補給されると、この補給されたトナーは、オーガー404で充分にキャリアと攪拌されて摩擦帯電される。現像ロール401の内部には、複数の磁極を所定の角度に配置したマグネットロール(不図示)が固定した状態で配置されている。この現像ロール401に現像剤を搬送するパドル403によって、当該現像ロール401の表面近傍に搬送された現像剤は、現像剤量規制部材402によって現像部に搬送される量が規制される。この実施の形態では、上記現像剤の量は、30〜50g/m2であり、また、このとき現像ロール401上に存在するトナーの帯電量は、概ね−20〜35μC/g程度である。
上記現像ロール401上に供給されたトナーは、マグネットロールの磁力によって、キャリアとトナーで構成された磁気ブラシ状となっており、この磁気ブラシが感光体ドラム11,12,13,14と接触している。この現像ロール401にAC+DCの現像バイアス電圧を印加して、現像ロール401上のトナーを感光体ドラム11,12,13,14上に形成された静電潜像に現像することにより、トナー像が形成される。この実施の形態では、例えば、現像バイアス電圧のAC成分が4kHz、1.5kVppで、DC成分が−230V程度に設定されている。
この実施の形態では、上記現像装置41,42,43,44において、トナーとして略球形状のトナーである、所謂、”球形トナー”であって、その平均粒径が3〜10μm程度のものが使用され、例えば、ブラック色のトナーの平均粒径は8μm、カラートナーの平均粒径は7μmに設定される。
次に、上記各感光体ドラム11,12,13,14上に形成されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像は、第1の一次中間転写ドラム51及び第2の一次中間転写ドラム52上に、静電的に二次転写される。感光体ドラム11,12上に形成されたイエロー(Y)およびマゼンタ(M)色のトナー像は、第1の一次中間転写ドラム51上に、感光体ドラム13,14上に形成されたシアン(C)、ブラック(K)色のトナー像は、第2の一次中間転写ドラム52上に、それぞれ転写される。従って、第1の一次中間転写ドラム51上には、感光体ドラム11または12のどちらから転写された単色像と、感光体ドラム11及び12の両方から転写された2色のトナー像が重ね合わされた二重色像が形成されることになる。また、第2の一次中間転写ドラム52上にも、感光体ドラム13,14から同様な単色像と二重色像が形成される。
上記第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52上に感光体ドラム11,12,13,14からトナー像を静電的に転写するために必要な表面電位は、+250〜500V程度である。この表面電位は、トナーの帯電状態や雰囲気温度、湿度によって最適値に設定されることになる。この雰囲気温度や湿度は、雰囲気温度や湿度によって抵抗値が変化する特性を持った部材の抵抗値を検知することで簡易的に知ることが可能である。上述のように、トナーの帯電量が−20〜35μC/gの範囲内にあり、常温常湿環境下にある場合には、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52の表面電位は、+380V程度が望ましい。
この実施の形態で用いる第1、第2の一次中間転写ドラム51,52は、例えば、外径が42mmに形成され、抵抗値は108Ω程度に設定される。第1、第2の一次中間転写ドラム51,52は、単層、あるいは複数層からなる表面が可撓性、もしくは弾性を有する円筒状の回転体であり、一般的にはFeやAl等からなる金属製コアとしての金属パイプの上に、導電性シリコーンゴム等で代表される低抵抗弾性ゴム層(R=102〜103Ω)が、厚さ0.1〜10mm程度に設けられている。更に、第1、第2の中間転写ドラム51,52の最表面は、代表的にはフッ素樹脂微粒子を分散させたフッ素ゴムを厚さ3〜100μmの高離型層(R=105〜109Ω)として形成し、シランカップリング剤系の接着剤(プライマ)で接着されている。ここで重要なのは、抵抗値と表面の離型性であり、高離型層の抵抗値がR=105〜109Ω程度であり、高離型性を有する材料であれば、特に材料は限定されない。
このように第1、第2の一次中間転写ドラム51,52上に形成された単色又は二重色のトナー像は、二次中間転写ドラム53上に静電的に3次転写される。従って、二次中間転写ドラム53上には、単色像からイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)色の四重色像までの最終的なトナー像が形成されることになる。
この二次中間転写ドラム53上へ第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52からトナー像を静電的に転写するために必要な表面電位は、+600〜1200V程度である。この表面電位は、感光体ドラム11,12,13,14から第1の一次中間転写ドラム51及び第2の一次中間転写ドラム52へ転写するときと同様に、トナーの帯電状態や雰囲気温度、湿度によって最適値に設定されることになる。また、転写に必要なのは、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52と二次中間転写ドラム53との間の電位差であるので、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52の表面電位に応じた値に設定することが必要である。上述のように、トナーの帯電量が−20〜35μC/gの範囲内にあり、常温常湿環境下であって、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52の表面電位が+380V程度の場合には、二次中間転写ドラム53の表面電位は、+880V程度、つまり第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52と二次中間転写ドラム53との間の電位差は、+500V程度に設定することが望ましい。
この実施の形態で用いる二次中間転写ドラム53は、例えば、外径が第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52と同じ42mmに形成され、抵抗値は1011Ω程度に設定される。また、上記二次中間転写ドラム53も第1、第2の一次中間転写ドラム51,52と同様、単層、あるいは複数層からなる表面が可撓性、もしくは弾性を有する円筒状の回転体であり、一般的にはFeやAl等からなる金属製コアとしての金属パイプの上に、導電性シリコーンゴム等で代表される低抵抗弾性ゴム層(R=102〜103Ω)が、厚さ0.1〜10mm程度に設けられている。更に、二次中間転写ドラム53の最表面は、代表的にはフッ素樹脂微粒子を分散させたフッ素ゴムを厚さ3〜100μmの高離型層として形成し、シランカップリング剤系の接着剤(プライマ)で接着されている。ここで、二次中間転写ドラム53の抵抗値は、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52よりも高く設定する必要がある。そうしないと、二次中間転写ドラム53が第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52を帯電してしまい、第1及び第2の一次中間転写ドラム51,52の表面電位の制御が難しくなる。このような条件を満たす材料であれば、特に材料は限定されない。
さて、上記二次中間転写ドラム53上に形成された単色像から四重色像までの最終的なトナー像は、最終転写ロール60によって、用紙搬送路を通る記録用紙Pに3次転写される。この記録用紙Pは、不図示の紙送り工程を経て用紙搬送ロール90を通過し、二次中間転写ドラム53と最終転写ロール60のニップ部に送り込まれる。この最終転写工程の後、用紙上に形成された最終的なトナー像は、定着装置70によって定着され、一連の画像形成プロセスが完了する。
つぎに、第1の実施形態に係る定着装置70について説明する。
図3は定着装置70の要部を模式的に示す断面図である。定着装置70は、内部に加熱源として600Wのハロゲンランプ701を有する加熱部材としての加熱ロール702、無端ベルト状の定着ベルト703、定着ベルト703が回転自在となるように定着ベルト703の両端を支持するベルトガイド部材704(図4参照)、定着ベルト703の内部に配設され定着ベルト703を加熱ロール702の表面に圧接させる加圧部材712などを備える圧接ユニット705(図4参照)、定着ベルト703の内面にオイルを供給するオイル供給部材としてのフェルト部材706などから構成されている。
上記、オイル供給部材としてのフェルト部材706は、例えば、ノーメックス(商品名)からなり、当該フェルト部材706には、粘度300csのアミノSiオイル等からなるオイルが、2.0g程度含浸されている。このフェルト部材706は、図3に示すように、ベルトフレーム708の背面側に接着等の手段によって固定した状態で取り付けられている。
上記加熱ロール702は、鉄やステンレス等からなる薄肉円筒状の芯金202と、当該芯金202の表面に被覆されたシリコンゴム等からなる肉厚0.65mm程度の弾性層204と、当該弾性層204の表面の被覆されたPFA等からなる肉厚30μm程度の離型層(図示省略)とから構成されている。
また、上記定着ベルト703は、ポリイミド等の合成樹脂によって、外径が30mm、肉厚が75μmの無端ベルト状に形成されており、必要に応じて、表面にPFA等からなる離型層(図示省略)が形成されている。
更に、上記ベルトガイド部材704は、図4及び図5に示すように、ベルトフレーム708の両端部に互いに平行に突設された嵌合部708aに嵌合された状態で、ベルトハウジング707の両端部に装着されるようになっている。
また、上記圧接ユニット705は、合成樹脂製のベルトハウジング707、ベルトハウジング707に嵌合状態に装着される断面略コ字形状の金属製のベルトフレーム708、定着ベルト703を加熱ロール702に圧接させるためのニップヘッド部材709とニップヘッド部材709に装着される弾性部材としてのパッド部材710とからなる加圧部材712などで構成されている。
なお、図3は判り易くするため、上述した詳細な構成でなく、加圧部材712(ニップヘッド部材709とパッド部材710)などの主要部品のみ示している。
加圧部材712のニップヘッド部材709は、例えば、LCP、PET、PPS、PBT、PES等の耐熱性を有する合成樹脂で形成されている。図6に示すように、ニップヘッド部材709は、断面がL字形状の細長い角柱形状に形成されていると共に、その上面には、パッド部材710を、例えば、接着剤などで固定するための固定部720が長手方向(定着ベルト703の回転軸方向)に沿って設けられている。また、上記ニップヘッド部材709は、その幅方向(長手方向と直交する方向)の一端部に、加熱ロール702方向に突設した圧接部721が形成されている。そして、圧接部721の圧接面721Bが定着ベルト703を圧接する。
また、パッド部材710は細長い直方体状(四角柱状)をしており、例えば、シリコンゴム等のゴム材料で構成されている。なお、パッド部材710のゴム硬度は10〜30度(アスカーC硬度)が望ましい。また、パッド部材710より圧接部721の方が高硬度である。
図7(A)に示すように、圧接部721のパッド部材710側の側面721Aは、長手方向(定着ベルト703の回転軸方向)に、上端部がパッド部材710側に凸形となったR形状をしている。このため両端部はパッド部材710に対して徐々に広くなる間隔Yが形成されている。なお、図12(A)は、このことを判り易くするため極端に描いた図である。また、図7(B)に示すように圧接部721の側面721Aの中央部は垂直であり、図7(C)に示すように、両端部はパッド部材710と反対側に傾斜している(この傾斜がパッド部材710との間の間隔Yとなる)。
上記の如く構成されるニップヘッド部材709とパッド部材710とからなる加圧部材712は、図3に示すように、定着ベルト703を圧接し、加熱ロール702と定着ベルト703のニップ部に圧力をかけている。
具体的には、加圧部材712を備える圧接ユニット705(図4参照)は、図3に示すように、ベルトガイド部材704(図4参照)を介して、両端側に設けられた1対のアーム部材717の中央部717cに取り付けられており、アーム部材717は、支点717aを中心にして回動自在に支持されている。そして、端部717bに圧接するコイルスプリング718によって、圧接ユニット705を定着ベルト703に所定の圧力で圧接させ、加熱ロール702とのニップ部に所定の圧力を与える構成となっている。
なお、図3と図5とに示しているシート部材719は、定着ベルト703と圧接ユニット705との間に介在される合成樹脂製のフィルム状のシート部材を示しており、定着ベルト703と加圧部材712との間の摩擦を低減するものであるが、必ずしも設けなくとも良い。
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
定着装置70では、図3に示すように、内部にハロゲンランプ701を有する加熱ロール702と、無端ベルト状に形成された定着ベルト703との間に形成されるニップ部に、未定着トナー像MTを担持した記録用紙Pを通過させることにより定着を行うようになっている。なお、図中の矢印Sは記録用紙Pのニップ部の通過方向を示す。
さて、図8は、ニップ部を記録用紙Pが通過する際にかかる圧力分布を模式的に示した図である。図8(A)は中央部(図7(B)に対応)の圧力分布を、図8(B)は両端部(図7(C)に対応)圧力分布を、それぞれ示している。なお、図8は、シート部材719などを省略している。
前述したように、パッド部材710より圧接部721の方が高硬度であるので、ニップ部の出口(記録用紙Pの通過方向の下流側)の方が入口(記録用紙Pの通過方向の上流側)より圧力が高い。また、弾性層204は、ニップの圧力分布によって歪む(凹む)。よって、図16(A)に示すように、記録用紙Pがニップ部を出る際には、加熱ロール702と反対方向側に進む。よって、剥離性が良い。なお、図16(A)は記録用紙Pの進行の動きを極端に模式的に示している。
また、圧接ユニット705の両端部がアーム部材717で押圧されているので、中央部は撓み等により、両端部より圧力がかかりにくい。しかし、図7と図12(A)に示すように、圧接部721のパッド部材710側の側面721Aは、長手方向(定着ベルト703の回転軸方向)に、上端部がパッド部材710側(記録用紙Pの通過方向の下流側)に凸形状となったR形状をしている。よって、圧接部721の両端部は、中央部より圧接面721Bの面積が小さくなっている。
したがって、図9の点線で表したグラフのように、圧接部721による両端部と中央部とのニップ部の圧力は均一となり、しかも高い圧力でニップ部を通過する記録用紙Pを押圧する。このため、剥離性が高く、また定着性も均一、且つ良好となる。
更に、図8(B)に示すように、押圧によりパッド部材710の両端部は、間隔Yを埋めるように変形する。したがって、図9の実線で表したグラフのように、パッド部材710の押圧力は両端が小さく、中央部が大きくなる。よって、記録用紙Pの中央部より両端部の方が速度が速くなり、図16(B)の矢印Vで示すように、記録用紙Pが両端側に引っ張られるようにニップ部を通過するので、記録用紙Pにシワが寄りにくい。
さて、図17は、圧接部1721の側面1721Aとパッド部材1710と間隔Yがない従来の加圧部材1712を示している。また、図17(D)に示すように、圧接部1721の圧接面1721Bは、中央部を両端部より高くして中央部の圧力が高めているが、前述したように、シワ防止のため、ニップ部の圧力は中央部より両端部ほうが高くなる圧力分布としている。
従来の加圧部材1712は、このような構成のため、図18,図10に示すような圧力分布を示す。なお、図10においては、点線が圧接部1721の圧力分布を示し、実線がパッド部材1710の圧力分布を示す。このような圧力分布の為、シワ防止はなされているが、圧接部1721の圧力は中央部が低いので、剥離性が十分でなく、定着性も均一となっていない。
しかも、圧接部1721の圧接面1721Bの中央部を高くした形状は、僅かな高さの違いが、圧力分布に大きな影響を与える。このため中央部の高さZは両端より約0.3mm程度のみ高くしており、その公差も±0.05mmと非常に厳しくなっている。
しかし、本実施形態のように、図7と図12(A)に示すように、圧接部721の側面721Aの両端部とパッド部材710との間に間隔Yを形成する構成とした場合、間隔Yは約0.7mmから1.2mmであり、公差も±0.20mmとラフで良い。また、このような構成とすると圧接部721の圧接面721Bの公差も±0.1mm程度となる。
なお、本実施形態でも、図17(D)のように、圧接部721の圧接面721Bの高さを変化させた構成を加えても良い。
つぎに第1の実施形態の変形例を説明する。
まず、第1の変形例について説明する。図11に示すように、加圧部材812のニップヘッド部材809の圧接部821の側面821Aは傾斜しておらず、全体がR形状となっている。(図7(C)と図11(C)とを比較すると判りやすい)。
つぎに、第2の変形例について説明する。図12(B)に判りやすく極端に示すように、加圧部材912のニップヘッド部材909の圧接部921の側面710Aは、R形状でなく、V字形状となっている。(図12(A)と比較すると判りやすい)。
なお、第1及び第2に変形例ともに、第1の実施形態と同様の作用を奏す。
つぎに、第2の実施形態について説明する。なお、第1の実施形態と同一の部材には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図13に示すように、加圧部材612のニップヘッド部材609の圧接部621の全体が湾曲している。つまり、図12(C)に判りやすく極端に示しているように、圧接面621Bの幅自体は同じであるが、湾曲することによって中央部は両端部よりニップ部の入口側で圧接する構成となっている。
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
図14に示すように、圧接部621によるニップ部の圧力分布は、両端部より中央部が高くなり、また、その位置も両端部より中央部が若干上流側となっている。このようにニップ部の出口近傍の圧力分布と圧接位置とが異なる為、剥離性能が更に向上する。なお、第1の実施形態と同様にパッド部材710の圧力分布は中央部が低く、両端部が高いのでシワ防止がなされている。
尚、本発明は、上記の実施の形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施の形態では、圧接部610,710,810,910の形状を変えていたが、パッド部材710の形状を変えても良い。一例を挙げると、図15に示すように、圧接部521の側面521Aは直線形状であるが、パッド部材510の中央部がR形状に凸形状に脹らんだ形状であっても良い。
また、例えば、加熱ロール702も、無端ベルトであっても良い。また、加熱ロール702も無端ベルトとした場合、本実施形態で説明したような、加圧部材を備える構成であっても良い。また、加熱ロール、定着ロールのいずれか一方、又は両方共に、本実施形態で説明したような、加圧部材を備える構成であっても良い。
本発明の第1の実施形態に係る定着装置を備えるフルカラープリンタの全体構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る定着装置を備えるフルカラープリンタのプリントヘッドデバイスを示す構成図である。 本発明の第1の実施形態に係る定着装置の要部を模式的に示す図である。 本発明の第1の実施形態に係る定着装置の圧接ユニットを示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る定着装置の圧接ユニットを示す分解斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る定着装置の加圧部材を示し、(A)は分解斜視図であり、(B)は斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る定着装置の加圧部材を示し、(A)は平面視した平面図であり、(B)は(A)のB−B断面の断面図であり、(C)は(A)のC−C断面の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る定着装置のニップ部の断面図と圧力分布とを模式的に示し、(A)は中央部、(B)は両端部の図である。 本発明の第1の実施形態に係る定着装置のニップ部の圧力分布を模式的に示したグラフである。 従来の定着装置のニップ部の圧力分布を模式的に示したグラフである。 本発明の第1の実施形態の第1の変形例に係る定着装置の加圧部材を示し、(A)は斜視図であり、(B)は(A)のB−B断面の断面図であり、(C)は(A)のC−C断面の断面図である。 (A)は、本発明の第1の実施形態に係る定着装置の加圧部材を模式的に極端に示す平面図であり、(B)は本発明の第1の実施形態の第2の変形例に係る定着装置の加圧部材を模式的に極端に示す平面図であり、(C)は本発明の第1の実施形態の第3の変形例に係る定着装置の加圧部材を模式的に極端に示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係る定着装置の加圧部材を示し、(A)は斜視図であり、(B)は(A)のB−B断面の断面図であり、(C)は(A)のC−C断面の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る定着装置のニップ部の断面図と圧力分布とを模式的に示し、(A)は中央部、(B)は両端部の図である。 本発明のその他の実施形態に係る定着装置の加圧部材を示し、(A)は平面視した平面図であり、(B)は(A)のB−B断面の断面図であり、(C)は(A)のC−C断面の断面図である。 (A)は記録媒体がニップ部からでる際の進行を模式的に示した図であり、(B)は記録媒体がニップ部で速度差により両端が引っ張られる様子を説明する説明図である。 従来の定着装置の加圧部材を示し、(A)は平面視した平面図であり、(B)は(A)のB−B断面の断面図であり、(C)は(A)のC−C断面の断面図であり、(D)は(A)のD−D断面の断面図である。 従来の定着装置のニップ部の断面図と圧力分布とを模式的に示し、(A)は中央部、(B)は両端部の図である。
符号の説明
70 定着装置
100 フルカラープリンタ(画像形成装置)
612 加圧部材
702 加熱ロール(回転体)
703 定着ベルト(無端ベルトからなる回転体)
712 加圧部材
812 加圧部材
912 加圧部材
710 パッド部材(第1加圧部材)
721 圧接部(第2加圧部材)
MT 未定着トナー像
P 記録用紙(記録媒体)
S 通過方向

Claims (6)

  1. 1対の回転体のニップ部に未定着のトナー像を保持した記録媒体を通過させることよって、前記記録媒体に前記トナー像を定着させる定着装置であって、
    前記1対の回転体の少なくとも一方の回転体は、無端ベルトからなり、
    前記無端ベルトからなる回転体は、少なくとも、前記未定着のトナー像が保持されていない前記記録媒体の面と接触する側に配置され、
    前記無端ベルトの内面を圧接し、前記ニップ部に圧力を与える加圧部材を備え、
    前記加圧部材は、少なくとも、前記ニップ部における前記記録媒体の通過方向の上流側に設けられた第1加圧部材と、前記第1加圧部材の下流側に設けられ且つ前記第1加圧部材よりも高硬度とされた第2加圧部材と、で構成され、
    前記加圧部材が前記無端ベルトの内面に圧接されていない状態において、前記第1加圧部材と前記第2加圧部材との前記記録媒体の通過方向の間隔が、前記回転の回転軸方向で異なるように設定され、
    前記加圧部材が前記無端ベルトの内面に圧接されると、前記第一部材部材が前記間隔を埋めるように変形することを特徴とする定着装置。
  2. 前記間隔が、前記回転体の回転軸方向両端部から回転軸方向中央部に向かって狭くなるように設定されていることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第2加圧部材との間で前記隙間を形成する前記第1加圧部材側の側面が、回転軸方向両端部よりも回転軸方向中央部が第1加圧部材側に凸となった形状に設定されることで、
    前記間隔が、回転軸方向両端部から回転軸方向中央部に向かって狭くなるように設定されていることを特徴とする請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記第2加圧部材における前記無端ベルトの内面を圧接する圧接面が、回転軸方向両端部よりも回転軸方向中央部が第1加圧部材側に凸となるように湾曲し、前記圧接面における回転軸中央部が回転軸両端部よりも前記ニップ部の上流側で圧接する構成とされていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記第2加圧部材における前記無端ベルトの内面を圧接する圧接面が、回転軸方向中央部を回転軸方向両端部よりも前記ニップ部側に膨出した形状とされていることを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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