JP2005226889A - 温度湿度交換器 - Google Patents

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Abstract

【課題】低い圧力損失と高い露点を有するガスを出力する温度湿度交換器を提供する。
【解決手段】温度湿度交換器は、水分を透過する透湿膜、乾燥ガスセパレータおよび湿潤ガスセパレータが積層された温度湿度交換器において、乾燥ガスセパレータは、並列に並べられた複数の流路溝と、複数の流路溝の両端部がそれぞれ1つに集約されて連通され、貫通する乾燥ガス給気マニホールドおよび乾燥ガス排気マニホールドと、それらのマニホールドに対してそれぞれ透湿膜の短辺に沿って並ぶ貫通する湿潤ガス排気マニホールドおよび湿潤ガス給気マニホールドと、が設けられ、湿潤ガスセパレータは乾燥ガスセパレータの透湿膜の短辺の中心線に対して線対称であり、流路溝内を流される乾燥ガスの流れと流路溝内を流される湿潤ガスの流れとが直進して向流である。
【選択図】図1

Description

この発明は、水分を透湿する透湿膜を介して高温の湿潤ガスから伝達される熱および水分により低温の乾燥ガスを加熱加湿する温度湿度交換器に関し、特に、燃料電池の排ガスから伝達される熱および水分により未反応ガスを加熱加湿する燃料電池用の温度湿度交換器に関する。
固体高分子型燃料電池において、イオン交換膜は、分子中に水素イオンの交換基を有し、飽和含水することによりイオン伝導性物質として機能する。そして、イオン交換膜が乾燥すると、イオン伝導性が低下し、燃料電池の電池性能が著しく低下するため、イオン交換膜の乾燥を防ぐように、固体高分子電解質膜のような透湿膜の両面に水と未反応ガスが流される構造の温度湿度交換器を用いて、予め未反応ガスが加湿されている。
この温度湿度交換器は、未反応ガスが流される流路溝が備えられたセパレータと加湿水が流される流路溝が備えられたもう一方のセパレータにより透湿膜が挟持された構成になっている。そのセパレータの内部にリブによって区画されて形成された蛇行するガス流路溝の底部に、未反応ガスの流れに対向する突起が配され、未反応ガスが乱流となって効果的に攪拌され、未反応ガスが透湿膜と効果的に接触して、湿度効率を向上させている(例えば、特許文献1参照。)
しかし、加湿水として加熱した水を用意する給水装置が別に必要となり、コストが余計に掛かってしまう。そこで、燃料電池から排出される排ガスと未反応ガスとの間で温度湿度交換を行う温度湿度交換器が提案されている。それは、第1加湿ブロックと第2加湿ブロックよりなる温度湿度交換器がスペーサーを介して燃料電池本体に連結されている。未反応ガスとしての空気が第1加湿ブロック、さらに第2加湿ブロックへ流されてから燃料電池本体の空気極に供給される。一方、燃料電池の空気極から排出された水分を含む排ガスが温度湿度交換器に導入され、未反応ガスと逆方向に流通させられて排ガス出口より外部に排出される(例えば、特許文献2参照。)。
また、排ガスを用いる温度湿度交換器は、透湿膜の乾燥を防ぐため、メッシュプレートと保水性の多孔質体を交互に積層してなる温度湿度交換セルを有する。温度湿度交換セルに導入された排ガスと未反応ガスは、保水性の多孔質体を介して互いに接触されることにより、温度および湿度が交換される(例えば、特許文献3参照。)。
特開平11−185777号公報 特開2002−170584号公報 特開2000−164229号公報
しかし、ガス流路溝の底部に反応ガスの流れに対向する突起が設けられると、乱流効果により多少温度効率および湿度効率は上昇するが、乱流では圧力損失が流量に対して2乗に比例するため(一方、層流では圧力損失が流量に対して比例する。)、乱流による圧力損失の増大が大きくなり、線速度を2倍に増加すれば、圧力損失は4倍に増大する。乱流での圧力損失を許容圧力0.98kPa(100mmHO)以下に抑えることができないという問題があった。
また、メッシュプレートと保水性の多孔質体を交互に積層すると、メッシュがガスの流れに乱流を起こし、流路圧力損失を許容圧力以下に抑えることができない。さらに、乱流にともない、ガスの流れがメッシュプレート内で不均一になり、透湿膜の有効面積の減少に伴う水分の伝達率が小さくなるので、湿度効率が低下してしまうという問題があった。
また、乾燥ガス用のセパレータと湿潤ガス用のセパレータの形状が異なるので2種類の樹脂成形型が必要になる。
この発明の目的は、高い露点を有するガスを出力するとともに充分に低い圧力損失である安価な温度湿度交換器を提供することである。
この発明に係わる温度湿度交換器は、水分を透湿する透湿膜、低温の乾燥ガスが流される乾燥ガスセパレータおよび高温の湿潤ガスが流される湿潤ガスセパレータを有し、上記透湿膜、上記乾燥ガスセパレータ、上記透湿膜、上記湿潤ガスセパレータの順に繰り返し積層される温度湿度交換器において、上記乾燥ガスセパレータは、並列に並べられた複数の第1の流路溝と、上記複数の第1の流路溝の両端部にそれぞれ連通され、流されるガスを1つに集約する上記積層の方向に貫通する第1の乾燥ガス給気マニホールドおよび第1の乾燥ガス排気マニホールドと、上記第1の乾燥ガス給気マニホールドおよび上記第1の乾燥ガス排気マニホールドに対してそれぞれに隣接して並べられた上記積層の方向に貫通する第1の湿潤ガス排気マニホールドおよび第1の湿潤ガス給気マニホールドと、が設けられ、上記湿潤ガスセパレータは、上記透湿膜を介して、上記複数の第1の流路溝に重畳される複数の第2の流路溝と、上記透湿膜に設けられた貫通孔を介して、上記第1の湿潤ガス給気マニホールドおよび上記第1の湿潤ガス排気マニホールドに重畳され、上記複数の第2の流路溝の両端部にそれぞれ連通され、流されるガスを1つに集約する上記積層の方向に貫通する第2の湿潤ガス給気マニホールドおよび第2の湿潤ガス排気マニホールドと、上記透湿膜に設けられた貫通孔を介して、上記第1の乾燥ガス給気マニホールドおよび上記第1の乾燥ガス排気マニホールドに重畳され、上記積層の方向に貫通する第2の乾燥ガス給気マニホールドおよび第2の乾燥ガス排気マニホールドと、が設けられ、上記第1の流路溝内を流される上記乾燥ガスの流れと上記第2の流路溝内を流される湿潤ガスの流れとは直進するとともに向流である。
この発明の温度湿度交換器の効果は、乾燥ガスと湿潤ガスとを向流(カウンタフロー)に流し、流路溝の深さを浅くするとともに総流路断面積を小さくして線速度が大きくなるように流路溝が設けられることにより高い温度効率および湿度効率が実現されるので、低い圧力損失であるとともに高い露点を有するガスを出力することができることである。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係わる温度湿度交換器の側面図である。図2は、実施の形態1の温度湿度交換器の上平面図である。図3は、温度湿度交換セルの部分断面図である。図4は、温度湿度交換セルの乾燥ガスセパレータの平面図である。なお、以下の説明において、乾燥ガスは常温に近く相対湿度が零に近い空気として説明する。また、湿潤ガスは例えば70℃以上の温度、相対湿度が90%以上の固体高分子型燃料電池の酸化剤出力ガスとして説明する。
図1と図2に示されているように、実施の形態1の温度湿度交換器は、複数の温度湿度交換セル1が積層された温度湿度交換積層体2、その温度湿度交換積層体2を両面から挟持する入口保持板3および出口保持板4、入口保持板3に固着された乾燥ガス入力マニホールド5および湿潤ガス出力マニホールド6、出口保持板4に固着された乾燥ガス出力マニホールド7および湿潤ガス入力マニホールド8、温度湿度交換積層体2を入口保持板3と出口保持板4とで挟みながら締め付けるボルト9およびナット10を有する。温度湿度交換積層体2は、積層方向に垂直な断面が長方形であり、長辺の寸法が32cm、短辺の寸法が15cmである。
入口保持板3および出口保持板4は、温度湿度交換積層体2の断面と同じ形状の長方形であり、短辺に沿って2つの厚み方向に貫通する穴11が設けられている。入口保持板3の2つの穴11に、それぞれ乾燥ガス入力マニホールド5と湿潤ガス出力マニホールド6が連通され、ガス流路が構成されている。また、出口保持板4の2つの穴11に、それぞれ乾燥ガス出力マニホールド7と湿潤ガス入力マニホールド8が連通され、ガス流路が構成されている。入口保持板3および出口保持板4は、ステンレスからできていて、長辺が32cm、短辺が15cm、厚みが1cmである。
次に、図3を参照しながら、温度湿度交換セル1について説明する。温度湿度交換セル1は、水分を透湿することができる透湿膜15、その透湿膜15を両側から挟持する乾燥ガスセパレータ16および湿潤ガスセパレータ17を有する。透湿膜15、乾燥ガスセパレータ16、透湿膜15および湿潤ガスセパレータ17が繰り返し積層されて温度湿度交換積層体2が構成される。温度湿度交換積層体2の積層方向の両端において、乾燥ガスセパレータ16または湿潤ガスセパレータ17に入口保持板3と出口保持板4とが積層されている。
透湿膜15は、高温の湿潤ガスと低温の乾燥ガスとの間に介在させられて水分を透湿することができる膜で、主に多孔質のポリテトラフルオロエチレン(PTFE)樹脂より成り、透湿膜15の厚さは100μm程度である。
乾燥ガスセパレータ16および湿潤ガスセパレータ17の材質は、例えば、ポリフェニレンサルファイド(PPS)樹脂で、樹脂成形法により成形されている。乾燥ガスセパレータ16および湿潤ガスセパレータ17の形状は、長辺が32cm、短辺が15cm、厚さが10mmの直方体である。
次に、図4と図5を参照しながら乾燥ガスセパレータ16について説明する。図5(a)は、乾燥ガスセパレータの乾燥ガスが給気される側の端部の部分平面図である。図5(b)は、図5(a)のA−Aに沿った断面図である。なお、湿潤ガスセパレータ17は乾燥ガスセパレータ16と短辺の中心線を中心線とした線対称の関係にあるので、同じ番号を付けて説明は省略する。
乾燥ガスセパレータ16は、長方形であり、長辺20a、20bに沿った側枠体21a、21bと、短辺22a、22bに沿った端枠体23a、23bとで枠が構成されている。その枠の中央部に、側枠体21aと側枠体21bの中央部の間に架けられるフィン25と、そのフィン25から長辺20a、20bに平行に等間隔に上下に突き出たリブ26とが設けられている。そのフィン25とリブ26とでフィン25の両面に数十本の第1の流路溝30が形成されている。フィン25は、厚みが3mmである。リブ26は、厚みが1mmで高さが3.5mmである。リブ26の上端部は0.2mmRの面取りが施されていて、平坦な部分の幅は0.6mmとなる。そして片面の第1の流路溝30は、深さが3.5mm、幅が5mmである。第1の流路溝30の底部は、0.5mmRの面取りが施されている。
さらに、乾燥ガスセパレータ16は、第1の流路溝30の両方の端部31a、31bで両面に面した第1の流路溝30を連通する連通穴33a、33bが設けられている。連通穴33a、33bは、短径5mm、長径7mmの楕円の穴で、深さは3mmである。
さらに、乾燥ガスセパレータ16は、5個の連通穴33aの出口が1つに集約され、その幅が連通穴33aから離れるに従って狭くなる集約連通溝34a、集約連通溝34aの連通穴33aの反対側の端部に連通する第1の乾燥ガス給気マニホールド35が設けられている。集約連通溝34aは、側枠体21a、21b、端枠体23aから内側に延びた底部28と、底部28から厚み方向に突き出た桟29とにより囲まれて構成されている。
さらに、乾燥ガスセパレータ16は、5個の連通穴33bの出口が1つに集約され、幅が連通穴33bから離れるに従い狭くなる集約連通溝34b、集約連通溝34bの連通穴33bの反対側の端部に連通する第1の乾燥ガス排気マニホールド36が設けられている。集約連通溝34bも、集約連通溝34aと同様に底部28と桟29とにより囲まれて構成されている。
さらに、乾燥ガスセパレータ16は、短辺22aに沿って第1の乾燥ガス給気マニホールド35に隣接して第1の湿潤ガス排気マニホールド37、短辺22bに沿って第1の乾燥ガス排気マニホールド36に隣接して第1の湿潤ガス給気マニホールド38が貫通するように設けられている。
さらに、乾燥ガスセパレータ16は、外周に沿ってネジ穴27が設けられ、ネジ穴27にボルト9が貫通され、ボルト9の両端部からナット10で締め付けられることにより固定される。この第1の乾燥ガス給気マニホールド35と第1の乾燥ガス排気マニホールド36、第1の湿潤ガス排気マニホールド37と第1の湿潤ガス給気マニホールド38は、乾燥ガスセパレータ16の中心点を中心として180度点対称な位置にそれぞれ設けられている。
なお、第1の流路溝30に面した透湿膜15の部分が温度交換および湿度交換に有効に寄与する。
一方、湿潤ガスセパレータ17は、図示しない第2の流路溝、第2の湿潤ガス給気マニホールド、第2の湿潤ガス排気マニホールド、第2の乾燥ガス給気マニホールドおよび第2の乾燥ガス排気マニホールドが、乾燥ガスセパレータ16と重ねたとき第1の流路溝30、第1の湿潤ガス給気マニホールド38、第1の湿潤ガス排気マニホールド37、第1の乾燥ガス給気マニホールド35および第1の乾燥ガス排気マニホールド36と重なる位置に設けられている。そして、湿潤ガスセパレータ17は、乾燥ガスセパレータ16を短辺方向に裏返したものと同様である。
なお、乾燥ガスセパレータ16の第1の乾燥ガス給気マニホールド35と第1の湿潤ガス排気マニホールド37とは、入口保持板3の穴11に連通されている。また、湿潤ガスセパレータ17の第2の乾燥ガス排気マニホールドと第2の湿潤ガス給気マニホールドとは、出口保持板4の穴11に連通されている。
また、透湿膜15は、乾燥ガスセパレータ16および湿潤ガスセパレータ17と積層したときに乾燥ガス給気マニホールド35、第1の乾燥ガス排気マニホールド36、第1の湿潤ガス給気マニホールド38、第1の湿潤ガス排気マニホールド37と重なる位置に図示しない貫通孔が設けられている。
図3に示すように、透湿膜15は乾燥ガスセパレータ16のリブ26の先端部と湿潤ガスセパレータ17のリブの先端部とで支持されている。
このような構成の温度湿度交換器を図6に示すように配置する。すなわち、透湿膜15の法線が上下方向に向くように水平に配置し、それに伴って乾燥ガスセパレータ16および湿潤ガスセパレータ17も水平に透湿膜15に接するように積層されている。
また、入力保持板3が一番下層の温度湿度交換セル1に接するように積層され、出力保持板4が一番上層の温度湿度交換セル1に接するように積層されている。
次に、図4、図6を参照して、この実施の形態1に係わる温度湿度交換器を用いて湿潤ガスから乾燥ガスに水分と熱を伝達する様子を説明する。乾燥ガスは、乾燥ガス入力マニホールド5から供給され、入力保持板3の穴11を経由し、乾燥ガスセパレータ16に設けられた第1の乾燥ガス給気マニホールド35へ流される。さらに、乾燥ガスは、乾燥ガスセパレータ16の集約連通溝34aから連通穴33aを経由して乾燥ガスセパレータ16の両面に設けられた第1の流路溝30へ流され、連通穴33bで両面の第1の流路溝30から流されてきた乾燥ガスが混ざり、集約連通溝34bから第1の乾燥ガス排気マニホールド36に導かれる。そして、第1の乾燥ガス排気マニホールド36から出力保持板4の穴11を経由して乾燥ガス出力マニホールド7へ流される。この乾燥ガスは燃料電池に供給される。
燃料電池に供給された乾燥ガスは、水素と酸素の反応に伴う水およびプロトン伴ってイオン交換膜を伝達された水により湿潤され、さらに水素と酸素の反応に伴う反応熱により加熱され、高温の湿潤ガスとして排出される。このように湿潤ガスは乾燥ガスに比べて温度が高く、湿度も高い。
この湿潤ガスは、湿潤ガス入力マニホールド8から供給され、出力保持板4の穴11を経由し、湿潤ガスセパレータ17に設けられた第2の湿潤ガス給気マニホールドへ引き込まれる。さらに、湿潤ガスは、湿潤ガスセパレータ17の集約連通溝34bから連通穴33bを経由して湿潤ガスセパレータ17の両面に設けられた第2の流路溝で流され、連通穴33aで両面の第2の流路溝から流されてきた湿潤ガスが混ざり、集約連通溝34aから第2の湿潤ガス排気マニホールドに導かれる。そして、第2の湿潤ガス排気マニホールドから入力保持板3の穴11を経由して湿潤ガス出力マニホールド6へ導かれ外部に排出される。
そして、乾燥ガスと湿潤ガスは、透湿膜15を挿んで、乾燥ガスセパレータ16および湿潤ガスセパレータ17の長辺に平行に向流して第1の流路溝30内と第2の流路溝内を流される。
このように流された乾燥ガスと湿潤ガスとの間で透湿膜15を介して、湿潤ガスから乾燥ガスに熱伝達と水分伝達が行われ、図7に示すように乾燥ガスの温度と湿度が上昇する。図7(a)は、乾燥ガスと湿潤ガスの流路溝内における温度の変化を示す。図7(b)は、乾燥ガスと湿潤ガスの流路溝内における湿度の変化を示す。この湿潤ガスから乾燥ガスへの熱の交換の温度効率εは、乾燥ガス入力マニホールド5で測定された乾燥ガスの温度tC1、乾燥ガス出力マニホールド7で測定された乾燥ガスの温度tC2、湿潤ガス入力マニホールド8で計測された湿潤ガスの温度tH1、湿潤ガス出力マニホールド6で測定された湿潤ガスの温度tH2の測定値からε=(tC2−tC1)/(tH1−tC1)で求めることができる。
また、湿度効率εは、乾燥ガス入力マニホールド5で測定された乾燥ガスの湿度PC1、乾燥ガス出力マニホールド7で測定された乾燥ガスの湿度PC2、湿潤ガス入力マニホールド8で計測された湿潤ガスの湿度PH1、湿潤ガス出力マニホールド6で測定された湿潤ガスの湿度PH2の測定値からε=(PC2−PC1)/(PH1−PC1)で求めることができる。
この実施の形態1の温度湿度交換器と比較するために、特開2003−314983号公報に記載の温度湿度交換器を比較例1として準備した。この比較例1の温度湿度交換器は、枠体が上下方向開放の内部空間を形成するように周枠が巡らされた枠型形状であり、内部空間にガスが出入りする流入口と流出口とが形成されている。透湿膜は、高温の湿潤ガスと低温の乾燥ガスとの間に介在され、熱交換を行うと同時に水分を透湿する膜である。枠体はPPS樹脂から作られ、また、透湿膜は実施の形態1と同様にPTFE樹脂からできている。この内部空間の上下が気密に塞がれるように枠体と透湿膜と枠体の順に、順次積み重ねられ、外部に対して気密な積層体が形成されている。
積層体の4つの側面のうち、一方の側面を、例えば湿潤ガス入口、他方を出口とし、更に別の一方の側面側を乾燥ガスの流入口側、他方の側面側をその流出口とし、各々相応する給排気用外部マニホールドが配置されている。このように構成された枠体と透湿膜とを、例えば、10個の枠体と9枚の透湿膜とで、枠体と透湿膜とを交互に積み重ね、内部空間を通るガス流路が交差するように流れをクロス・フローに配置すると、透湿膜を介して水分の交換ができる。
同時に、第1の流路溝30および第2の流路溝の深さを大、中、小、極小に変化させたときの温度効率εおよび湿度効率εを解析的に求めた。温度効率εは、熱伝達に関する無次元数である熱伝達単位数NHTU(Number of Heat Transfer Unit)を式(1)から求め、そのNHTUを用いて式(2)から求めた。
Figure 2005226889
但し、ここで、Kは平均熱通過率、Aは伝熱面積、mはガス流量、cは比熱、Cminは湿潤ガスの定圧比熱と質量流量の乗算値、Cmaxは乾燥ガスの定圧比熱と質量流量の乗算値である。
湿度効率εの計算は、熱伝達と物質伝達のアナロジーから同様の手法で、物質伝達に関する無次元数である物質伝達単位数NMTU(Number of Mass Transfer Unit)を求めて、湿度効率を求めた。
また、特開2003−314983号公報に記載の温度湿度交換器に関して、W.M.Kaysのクロス・フロー型熱交換器の解析例に適用して温度効率、湿度効率を求めた。
この実施の形態1の温度湿度交換器の測定した温度効率および湿度効率はそれぞれ86%、76%であった。比較例1の測定した温度効率および湿度効率はそれぞれ75%、53%であった。このように、温度効率が11%、湿度効率が23%改善することができた。
実施の形態1の温度湿度交換器の第1の流路溝30および第2の流路溝の深さが3.5mmであるが、次に、流路溝の深さを浅くした乾燥ガスセパレータ16および湿潤ガスセパレータ17を用いて温度湿度交換器を作成し、温度効率および湿度効率を計測した。尚、流路溝の深さを色々変えたとき、流路断面積の総和が一定になるように透湿膜15、乾燥ガスセパレータ16および湿潤ガスセパレータ17の枚数を合わせてある。
図8に、温度効率および湿度効率に関する計測結果および解析結果を合わせて示してある。流路溝の深さを大(6〜4mm)、中(4〜3mm)、小(3〜2mm)、極小(1〜2mm)と変えたとき、流路溝の深さが浅いほど両方の効率が改善され、流路溝が極小のときには温度効率を92%、湿度効率を88%まで改善することができた。温度効率の改善は、ε−NTU法の解析によれば流れ方式の変更(直交流から向流)と、流路溝の深さの減少の効果と考えられる。また、湿度効率の改善は、同様に流れ方式の変更と流路溝の深さの減少の効果および透湿膜の有効面積増加の効果と考えられる。
上述のように流路溝の深さを浅くすることにより、温度効率および湿度効率を改善することができるが、他の特性と流路溝の深さとの関係から流路溝の深さに対して限界があると考えられる。そこで、上述のように流路溝の深さを変更した温度湿度交換器および比較例1の温度湿度交換器の露点と圧力損失の測定結果を図9に示す。なお、温度湿度交換器における圧力損失は、0.98kPa(100mmHO)以下でなければならない。すなわち、現状の空気供給ブロアの吐出圧力は4.9kPa(500mmHO)以下に制限され、燃料電池スタックのカソード側で3.92kPa(400mmHO)の圧力損失が見込まれるため、温度湿度交換器内での圧力損失は0.98kPa(100mmHO)以下に抑える必要がある。
図9から分かるように、実施の形態1の温度湿度交換器から出力露点が65℃から70℃の乾燥ガスが出力された。一方、圧力損失は流路溝の深さの減少により増加し、流路溝の深さが極小で0.83kPa(85mmHO)まで上昇するので、これ以上流路溝の深さを減少することができない。このように、流路溝の深さは3.5mmから1.5mmの範囲が好ましい。深さを浅くしても流路が真っ直ぐに設けられているので、圧力損失の増加が抑えられている。
次に、流路溝の幅の適切な範囲に関して検討を行った。ガス流量78リッター/分(1kW相当分)を一定にすると、1本の流路溝の体積に流路溝の本数を乗算して求まる総体積は、このガス流量を流す体積になる。この総体積は、1本の流路溝の断面積に流路溝の本数を乗算して求まる総断面積と流路溝の長さで表すことができる。ここで、温度湿度交換積層体2の高さは極端に大きくすることができないので、これを一定とすると、1本の流路溝の幅に流路溝の本数を乗算して求まる総幅に流路溝の長さを乗算した値が一定になる。そこで、総幅に比例する乾燥ガスセパレータ16および湿潤ガスセパレータ17の短辺の長さと流路溝の長さに比例する乾燥ガスセパレータ16および湿潤ガスセパレータ17の長辺の長さを連動して変化することができる。このようにして流路溝の総幅を可変して、湿度効率に関連する水移動係数を計測した。流路溝の総幅を可変すると、ガスの線速度が変化することになる。
図10に乾燥ガスの線速度と水移動係数の測定結果を示す。線速度が50cm/sec以下では水移動係数の値は線速度が小さくなるに従い低下する。この原因は、透湿膜自体の透過係数が変化しないと考えられるので、ガス側における移動係数の低下によるものであると考えられる。すなわち、平板のガス側における移動係数は、層流のときにはレイノルズ数の1/2乗に比例するので、線速度60cm/secを基準にとると半分の流量に相当する30cm/secではガス側における移動係数は0.7倍まで減少する。図10の値は、この計算結果とほぼ一致しており、圧力損失が許容される範囲で線速度を60cm/sec以上にするのが望ましい。そして、60cm/sec以上の線速度が総幅を減少することにより実現することができるので、両セパレータの形状として長辺を短辺の2倍以上である長方形にすることが望ましい。
このような温度湿度交換器は、乾燥ガスセパレータおよび湿潤ガスセパレータにそれぞれに設けられた直線状の複数の流路溝内を透湿膜を介在させて乾燥ガスおよび湿潤ガスが向流(カウンターフロー)するように流されるので、高い露点であるとともに低い圧力損失の加熱加湿された乾燥ガスを出力することができる。
また、湿潤ガスセパレータは、乾燥ガスセパレータと短辺の中心線を中心線とした線対称の関係にあり、湿潤ガスセパレータを積層するとき、乾燥ガスセパレータを短辺方向に裏返しにして積層すればよく、乾燥ガスセパレータと同じセパレータを使えるので、樹脂成形型が1つで済み、コストが低減できる。
また、マニホールドとの間に集約連通溝が介在されているので、流路溝の深さを浅くすることにより、圧力損失を既定値以下に抑えながら温度効率および湿度効率がともに改善されるので、さらに高い露点の加熱加湿された乾燥ガスを出力することができる。
また、乾燥ガスセパレータおよび湿潤ガスセパレータの長辺を短辺の2倍以上にすることにより、水移動係数を大きくすることができるので、さらに高い露点の加熱加湿された乾燥ガスを出力することができる。
また、透湿膜、乾燥ガスセパレータおよび湿潤ガスセパレータを上下方向に積層して設置することにより、凝縮した水分の液膜が透湿膜の表面を濡らし、透湿膜直下を流れる乾燥ガスに水分が伝わり、水分を上から下に移動させる重力の方向と水分が膜を介して移動する方向とが一致させられているので、水分が移動しやすく、湿度効率を改善することができ、高い露点の乾燥ガスを出力することができる。
また、湿潤ガスが下方に流れ、乾燥ガスが上方に流れることにより、水滴が滴下する方向、透湿膜を介して水分が移動する方向および熱が高温から低温に伝わる方向の3つの方向が完全に一致し、温度効率および湿度効率に優れた性能を発揮することができる。
また、冷却水の熱利用を併用しなくてもよいので、余分なコストが掛からず安価な温度湿度交換器を提供することができる。
なお、フィン25とリブ26の寸法、流路溝の本数、乾燥ガスセパレータ、湿潤ガスセパレータおよび透湿膜の枚数は、この説明の内容に限ったものではなく、供給する燃料電池の性能を考慮して決められるものである。
実施の形態2.
図11は、この発明の実施の形態2に係わる温度湿度交換器の側面図である。この実施の形態2の温度湿度交換器は、実施の形態1の温度湿度交換積層体を2つに分割し、一方の温度湿度交換積層体内で乾燥ガスが流される方向が他方の温度湿度交換積層体内で乾燥ガスが流される方向と反対であることが実施の形態1と異なっている。その他は同様であるので、同様な部分の説明は省略する。
図11に示すように、実施の形態2の温度湿度交換器は、上下2つの温度湿度交換積層体41a、41bが入口保持板3と出口保持板4とにより挟持されている。上側の温度湿度交換積層体41aの最下層の乾燥ガスセパレータ42と下方の温度湿度交換積層体41bの最上層の湿潤ガスセパレータ43との間に、湿潤ガスセパレータ43の第2の湿潤ガス給気マニホールドと第2の乾燥ガス排出マニホールドに対応する位置だけ孔が開けられた中間セパレータ44が挿入されている。中間セパレータ44は、乾燥ガスセパレータ42と同じ形状の長方形の板である。上側の温度湿度交換積層体41aの乾燥ガスセパレータ42は、下側の温度湿度交換積層体41bの乾燥ガスセパレータを中心点を中心として180度点対称な位置に配置されている。そして、下側の温度湿度交換積層体41bの乾燥ガス排気マニホールドは、上側の温度湿度交換積層体41aの乾燥ガス給気マニホールドに連通されている。一方、上側の温度湿度交換積層体41aの湿潤ガス排気マニホールドは、下側の温度湿度交換積層体41bの湿潤ガス給気マニホールドに連通されている。そして、上側の温度湿度交換積層体41aの乾燥ガス給気マニホールドと湿潤ガス排気マニホールドとの下側は中間セパレータ44で仕切られている。また、下側の温度湿度交換積層体41bの乾燥ガス給気マニホールドと湿潤ガス排気マニホールドとの上側は中間セパレータ44で仕切られている。
次に、ガスの流れについて説明する。低温の乾燥ガスは下部の乾燥ガス入力マニホールド5から供給され、下側の温度湿度交換積層体41bの乾燥ガスセパレータの流路溝内を流され、透湿膜を介して湿潤ガスとの間で熱と水分の交換が行われる。流路溝内を流されて下側の温度湿度積層体41bの乾燥ガス排気マニホールドに到達した乾燥ガスは、中間セパレータ44の孔を経由して上側の温度湿度交換積層体41aの乾燥ガス給気マニホールドに流され、さらに、上側の温度湿度交換積層体41aの乾燥ガスセパレータの流路溝内を流され、上側の温度湿度交換積層体41aの乾燥ガス排気マニホールドへ導かれる。そして、乾燥ガス出力マニホールド7から出力されて、燃料電池に供給される。
一方、燃料電池から排出された高温の湿潤ガスは上部の湿潤ガス入力マニホールド8から供給され、上側の温度湿度交換積層体41aの湿潤ガスセパレータの流路溝内を流され、透湿膜を介して乾燥ガスとの間で熱と水分の交換が行われる。流路溝内を流されて上側の温度湿度積層体41aの湿潤ガス排気マニホールドに到達した湿潤ガスは、中間セパレータ44の孔を経由して下側の温度湿度交換積層体41bの湿潤ガス給気マニホールドに流され、さらに、下側の温度湿度交換積層体41bの湿潤ガスセパレータの流路溝内を流され、下側の温度湿度交換積層体41bの湿潤ガス排気マニホールドへ導かれる。そして、湿潤ガス出力マニホールド6から排出される。
この合流に伴って起こる凝縮による水滴を受ける図示しないドレインが湿潤ガス出力マニホールド6の下方に設けられている。
一方、低温の乾燥ガスは、湿潤ガスと全く反対の方向に流される。
このように、2段階で温度湿度交換が施され、1段目に生じた湿度、温度の不均一を解消し、均一なガスを再度流すことができるので、湿度効率、温度効率を更に改善することができる。
実施の形態3.
図12は、この発明の実施の形態3に係わる温度湿度交換器の温度湿度交換セルの部分断面図である。実施の形態3の温度湿度交換セル51は、実施の形態1の温度湿度交換セル1の乾燥ガスセパレータ21と湿潤ガスセパレータ22と異なっているが、その他は同様であるので、同様な部分の説明は省略する。
実施の形態3の乾燥セパレータ53は、実施の形態1の乾燥ガスセパレータ21と異なり、片面からだけ流路溝55が透湿膜52の長辺に平行に直線状に形成されている。同様に、湿潤ガスセパレータ54は、片面からだけ流路溝56が透湿膜52の長辺に平行に直線状に形成されている。
そして、温度湿度交換セル51は、透湿膜52を両側から乾燥ガスセパレータ53と湿潤ガスセパレータ54で挟持して構成されている。さらに、温度湿度交換積層体50は、この温度湿度交換セル51を複数積層して形成されている。さらに、この温度湿度交換積層体50が、入口保持板3と出口保持板4とにより挟持されている。
このような温度湿度交換器は、乾燥ガスセパレータおよび湿潤ガスセパレータが片面からだけ流路溝が設けられているので、これらの成形が容易にでき、安価な温度湿度交換器を提供することができる。
この発明の実施形態1に係わる温度湿度交換器の側面図である。 実施の形態1の温度湿度交換器の正面図である。 実施の形態1の温度湿度交換積層体の部分断面図である。 実施の形態1の温度湿度交換積層体の乾燥ガスセパレータの平面図である。 図4の詳細平面図と部分断面図である。 温度湿度交換器の設置の様子を示す図である。 乾燥ガス、湿潤ガスの温度と湿度の変化の様子を示す図である。 実施の形態1の温度湿度交換器の温度効率と湿度効率の実測値と解析値である。 実施の形態1の温度湿度交換器の露点と圧力損失の実測値である。 実施の形態1の温度湿度交換器の水移動係数の実測値である。 この発明の実施の形態2に係わる温度湿度交換器の側面図である。 この発明の実施の形態3に係わる温度湿度交換器の温度湿度交換積層体の部分断面図である。
符号の説明
1、51 温度湿度交換セル、2、41a、41b、50 温度湿度交換積層体、3 入口保持板、4 出口保持板、5 乾燥ガス入力マニホールド、6 湿潤ガス出力マニホールド、7 乾燥ガス出力マニホールド、8 湿潤ガス入力マニホールド、9 ボルト、10 ナット、11 穴、15、52 透湿膜、16、42、53 乾燥ガスセパレータ、17、43、54 湿潤ガスセパレータ、20a、20b 長辺、21a、21b 側枠体、22a、22b 短辺、23a、23b 端枠体、25 フィン、26 リブ、27 ネジ穴、28 底部、29 桟、30、55、56 流路溝、31a、31b (流路溝の)端部、33a、33b 連通穴、34a、34b 集約連通溝、35 乾燥ガス給気マニホールド、36 乾燥ガス排気マニホールド、37 湿潤ガス排気マニホールド、38 湿潤ガス給気マニホールド、44 中間セパレータ。

Claims (6)

  1. 水分を透湿する透湿膜、低温の乾燥ガスが流される乾燥ガスセパレータおよび高温の湿潤ガスが流される湿潤ガスセパレータを有し、上記透湿膜、上記乾燥ガスセパレータ、上記透湿膜、上記湿潤ガスセパレータの順に繰り返し積層される温度湿度交換器において、
    上記乾燥ガスセパレータは、
    並列に並べられた複数の第1の流路溝と、
    上記複数の第1の流路溝の両端部にそれぞれ連通され、流されるガスを1つに集約する上記積層の方向に貫通する第1の乾燥ガス給気マニホールドおよび第1の乾燥ガス排気マニホールドと、
    上記第1の乾燥ガス給気マニホールドおよび上記第1の乾燥ガス排気マニホールドに対してそれぞれに隣接して並べられた上記積層の方向に貫通する第1の湿潤ガス排気マニホールドおよび第1の湿潤ガス給気マニホールドと、
    が設けられ、
    上記湿潤ガスセパレータは、
    上記透湿膜を介して、上記複数の第1の流路溝に重畳される複数の第2の流路溝と、
    上記透湿膜に設けられた貫通孔を介して、上記第1の湿潤ガス給気マニホールドおよび上記第1の湿潤ガス排気マニホールドに重畳され、上記複数の第2の流路溝の両端部にそれぞれ連通され、流されるガスを1つに集約する上記積層の方向に貫通する第2の湿潤ガス給気マニホールドおよび第2の湿潤ガス排気マニホールドと、
    上記透湿膜に設けられた貫通孔を介して、上記第1の乾燥ガス給気マニホールドおよび上記第1の乾燥ガス排気マニホールドに重畳され、上記積層の方向に貫通する第2の乾燥ガス給気マニホールドおよび第2の乾燥ガス排気マニホールドと、
    が設けられ、
    上記第1の流路溝内を流される上記乾燥ガスの流れと上記第2の流路溝内を流される湿潤ガスの流れとは直進するとともに向流であることを特徴とする温度湿度交換器。
  2. 上記乾燥ガスセパレータと上記湿潤ガスセパレータは、同一の長方形であり、
    上記第1の流路溝は、上記乾燥ガスセパレータの長辺に平行に設けられ、
    上記第1の乾燥ガス給気マニホールドは、短辺の中心線および長辺の中心線に掛からない位置に設けられ、
    上記第1の乾燥ガス排気マニホールドは、上記第1の乾燥ガス給気マニホールドに対して、上記乾燥ガスセパレータの中心点を中心とした180度点対称な位置に設けられ、
    上記第1の湿潤ガス給気マニホールドおよび上記第1の湿潤ガス排気マニホールドは、上記第1の乾燥ガス排気マニホールドおよび上記第1の乾燥ガス給気マニホールドそれぞれに対して、上記乾燥ガスセパレータの短辺の中心線を中心線とした線対称な位置に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の温度湿度交換器。
  3. 上記長方形の長辺が短辺の2倍以上であることを特徴とする請求項2に記載の温度湿度交換器。
  4. 上記透湿膜、上記乾燥ガスセパレータおよび上記湿潤ガスセパレータが上下方向に積層されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の温度湿度交換器。
  5. 上記積層方向の最下層に乾燥ガス入力マニホールドおよび湿潤ガス出力マニホールドが備えられ、
    上記積層方向の最上層に乾燥ガス出力マニホールドおよび湿潤ガス入力マニホールドが備えられたことを特徴とする請求項4に記載の温度湿度交換器。
  6. 上記透湿膜、上記乾燥ガスセパレータ、上記透湿膜、上記湿潤ガスセパレータの順に繰り返し積層される複数の温度湿度交換積層体を有し、
    上記温度湿度交換積層体が、乾燥ガスについて上流の上記温度湿度交換積層体の乾燥ガス排気マニホールドと湿潤ガス給気マニホールドが、乾燥ガスについて次に下流の上記温度湿度交換積層体の乾燥ガス給気マニホールドと湿潤ガス排気マニホールドにそれぞれ連通されるように、積層されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の温度湿度交換器。
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