JP2005226719A - シェル型針状ころ軸受 - Google Patents
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Abstract
【課題】雰囲気調整が不要で簡便な熱処理でシェル型外輪の製品品質を確保できるようにすることである。
【解決手段】シェル型外輪1の鋼板素材を、C含有量が0.3質量%以上で、Si、Ni、Moの少なくともいずれかの合金元素を含み、これらの合金元素の含有量がそれぞれ0.35質量%以下のものとし、外輪1の軌道面2に高周波焼入れと、炉焼戻しまたは高周波焼戻しのいずれかを施し、軌道面2の表面硬さをビッカース硬度でHV653以上とすることにより、浸炭焼入れや浸炭窒化処理等の雰囲気を調整する熱処理なしに、シェル型外輪1の基本的な製品品質である軌道面の表面硬さを十分に確保できるようにした。
【選択図】図1
【解決手段】シェル型外輪1の鋼板素材を、C含有量が0.3質量%以上で、Si、Ni、Moの少なくともいずれかの合金元素を含み、これらの合金元素の含有量がそれぞれ0.35質量%以下のものとし、外輪1の軌道面2に高周波焼入れと、炉焼戻しまたは高周波焼戻しのいずれかを施し、軌道面2の表面硬さをビッカース硬度でHV653以上とすることにより、浸炭焼入れや浸炭窒化処理等の雰囲気を調整する熱処理なしに、シェル型外輪1の基本的な製品品質である軌道面の表面硬さを十分に確保できるようにした。
【選択図】図1
Description
本発明は、シェル型針状ころ軸受に関するものである。
外輪の内径面に沿って複数の針状ころを配列した針状ころ軸受には、絞り工程を含むプレス加工で形成されたシェル型外輪を用いるシェル型針状ころ軸受がある。プレス加工されるシェル型外輪の鋼板素材には、SCM415等の低炭素構造用合金鋼板やSPC等の冷延プレス用鋼板が用いられ、軌道面の表面硬さ等の製品品質を確保するために、プレス加工後に浸炭焼入れや浸炭窒化処理等の熱処理を施されている(例えば、特許文献1参照。)。なお、シェル型外輪には、両軸端部が開放されたオープンエンド形のものと、一方の軸端部が閉塞されたクローズエンド形のものとがある。また、針状ころには、保持器に組み付けられて軸受へ組み込まれる保持器付きのものと、総ころ状態に軸受へ単体で組み込まれるものとがある。
前記シェル型外輪の製造工程は、以下の通りである。まず、絞りを数回に分けた絞り工程で鋼板素材の円形ブランクをカップ状に成形し、決め押し工程でカップ底コーナ部を所定のコーナ半径に決め押しする。つぎに、オープンエンド形のものは、底抜き工程でカップ底中央部を打ち抜いて外輪の一方の鍔を形成し、クローズエンド形のものは、底抜き工程を省略して、カップ底をクローズエンドとして利用する。つぎに、トリミング工程でカップ上端を均一な高さにトリミングするとともに、他方の鍔が形成されるカップ上端部を減厚加工する。こののち、熱処理工程で浸炭焼入れや浸炭窒化処理等をし、他方の鍔が形成される減厚加工部に焼きなましを施す。最後に、組立て工程で針状ころを組み込み、カップ上端部を内方に折り曲げて他方の鍔を形成する。
上述した従来のシェル型外輪の鋼板素材に用いられている低炭素構造用合金鋼板や冷延プレス用鋼板は、加工性が良いのでプレス加工が容易であるが、炭素含有量が少ないので、製品品質としての軌道面の表面硬さ等を確保するのに、浸炭焼入れや浸炭窒化処理等の雰囲気を調整した熱処理をする必要がある。このため、雰囲気炉等の熱処理設備が大きくなるとともに、炭素や窒素を拡散させるために熱処理時間が長くなる問題がある。また、雰囲気を調整する熱処理は、一度に多数の部品を処理しないと効率が悪いので、仕掛品が増大してリードタイムが長くなる問題もある。
そこで、本発明の課題は、雰囲気調整が不要で簡便な熱処理でシェル型外輪の製品品質を確保できるようにすることである。
上記の課題を解決するために、本発明は、鋼板のプレス加工で形成されるシェル型外輪の軌道面に沿って、複数の針状ころを配列したシェル型針状ころ軸受において、前記鋼板の素材を、C含有量が0.3質量%以上で、Si、Ni、Moの少なくともいずれかの合金元素を含み、これらの合金元素の含有量がそれぞれ0.35質量%以下のものとし、前記外輪の少なくとも軌道面に高周波焼入れと、炉焼戻しまたは高周波焼戻しのいずれかを施し、前記軌道面の表面硬さをビッカース硬度でHV653以上とした構成を採用した。
すなわち、シェル型外輪の鋼板素材を、C含有量が0.3質量%以上で、Si、Ni、Moの少なくともいずれかの合金元素を含み、これらの合金元素の含有量がそれぞれ0.35質量%以下のものとし、外輪の少なくとも軌道面に高周波焼入れと、炉焼戻しまたは高周波焼戻しのいずれかを施し、軌道面の表面硬さをビッカース硬度でHV653以上とすることにより、C含有量が0.3質量%以上と多いことで、浸炭焼入れや浸炭窒化処理等の雰囲気を調整する熱処理なしに、シェル型外輪の基本的な製品品質である軌道面の表面硬さを十分に確保できるようにした。
前記Si、Ni、Moの合金元素の含有量をそれぞれ0.35質量%以下としたのは、これらの合金元素は単独または共存して焼入れ性を改善するが、それぞれ含有量が0.35質量%を超えると、プレス加工性を低下させるからである。また、高周波焼入れは、雰囲気調整が不要で熱処理設備も小さくてすみ、熱処理時間も著しく短縮することができる。炉焼戻しや高周波焼戻しも、雰囲気調整が不要で簡便に行うことができる。
前記外輪の軌道面における高周波焼入れの深さは、前記軌道面の裏側の外径面に達しない深さであってもよい。
前記プレス加工の絞り工程での絞り回数を3回以下とし、最終回の絞り工程をしごき加工を加える絞りしごき工程とすることにより、プレス加工用の金型数と工程数を減らし、製造コストを低減することができる。また、絞り回数を減らすことにより、各金型の設定誤差等に起因するカップ成形物の寸法精度低下も抑制される。
なお、絞りしごき加工では、単なる絞り加工よりも大きな絞り比が得られることが知られている。すなわち、絞り加工では縮みフランジの変形抵抗とフランジ部でのしわ押さえ力に起因する引張応力によるポンチ肩部での破断で絞り限界が決まるが、絞りしごき加工では、このポンチ肩部に作用するフランジ側からの引張応力がしごき部で遮断されるので、絞り性があまりよくない炭素含有量が0.3質量%以上の鋼板素材であっても十分な絞り比を得ることができる。
前記鋼板素材を、リン酸塩皮膜処理が施されたものとすることにより、前記プレス加工におけるプレス加工油の保持能力を高め、より低級なプレス加工油を用いてシェル型外輪をプレス加工することができる。
本発明のシェル型針状ころ軸受は、シェル型外輪の鋼板素材を、C含有量が0.3質量%以上で、Si、Ni、Moの少なくともいずれかの合金元素を含み、これらの合金元素の含有量がそれぞれ0.35質量%以下のものとし、外輪の少なくとも軌道面に高周波焼入れと、炉焼戻しまたは高周波焼戻しのいずれかを施し、軌道面の表面硬さをビッカース硬度でHV653以上としたので、C含有量が0.3質量%以上と多いことで、浸炭焼入れや浸炭窒化処理等の雰囲気を調整する熱処理なしに、シェル型外輪の基本的な製品品質である軌道面の表面硬さを十分に確保することができる。
前記プレス加工の絞り工程での絞り回数を3回以下とし、最終回の絞り工程をしごき加工を加える絞りしごき工程とすることにより、プレス加工用の金型数と工程数を減らし、製造コストをさらに低減することができる。また、絞り回数を減らすことにより、各金型の設定誤差等に起因するカップ成形物の寸法精度低下も抑制することができる。
前記鋼板素材を、リン酸塩皮膜処理が施されたものとすることにより、プレス加工におけるプレス加工油の保持能力を高め、より低級なプレス加工油を用いてシェル型外輪をプレス加工することができる。
以下、図面に基づき、本発明の実施形態を説明する。本発明に係るシェル型針状ころ軸受Sは、図1に示すように、鋼板のプレス加工で形成されたシェル型外輪1の軌道面2に沿って、複数の針状ころ3を配列したものである。このシェル型外輪1はオープンエンド形のものであり、両軸端部に鍔4a、4bが形成されている。また、針状ころ3は、保持器5に組み付けられた保持器付きのものである。
前記シェル型外輪1に用いられた鋼板素材は、C含有量が0.52〜0.58質量%、Si含有量が0.15〜0.35質量%の構造用炭素鋼S55Cであり、表面にリン酸塩皮膜処理を施されている。この鋼板素材は、C含有量が0.3質量%以上で、Si、Ni、Cr、Moの少なくともいずれかの合金元素を含み、これらの合金元素の含有量がそれぞれ0.35質量%以下のものであればよく、他の構造用炭素鋼SAE1070や工具鋼SK5等を用いることもできる。
図2は、シェル型外輪1を製造する概略の工程を示す。まずプレス加工により、前記リン酸塩皮膜処理を施した鋼鈑素材の円形ブランクが、1回の絞りしごき工程でカップ状に成形され、決め押し工程でカップ底コーナ部が所定のコーナ半径に決め押し成形される。つぎに、底抜き工程でカップ底中央部が打ち抜かれて外輪1の一方の鍔4a(図1参照)が形成され、トリミング工程でカップ上端が均一な高さにトリミングされるとともに、他方の鍔4b(図1参照)が形成されるカップ上端部が減厚加工される。こののち、プレス加工された外輪1は、熱処理工程で高周波焼入れと炉焼戻しまたは高周波焼戻しを施され、最後の組立て工程で、保持器5に組み付けられた針状ころ3を組み込まれ、他方の鍔4bが内方への直角な折り曲げ加工により形成される。
前記シェル型外輪1は、1回の絞りしごき工程でカップ状に成形されているので、金型の設定誤差等に起因する寸法精度低下が少ない。また、図示は省略するが、軌道面2の面粗度も、周方向および軸方向の両方でRa0.3μm以下と非常に細かくなっている。
図3は、上述した実施例のシェル型外輪1と、その変形例のシェル型外輪1a、1b、1c、1dとについて、高周波焼入れされた部分の焼入れパターンをハッチングで示す。変形例の外輪1a、1bは実施例と同じオープンエンド形のもので、外輪1aは両方の鍔4a、4bを内方へ180°折り曲げたもの、外輪1bは他方の鍔4bのみを内方へ180°折り曲げたものである。また、変形例の外輪1c、1dはクローズエンド形のもので、外輪1cは他方の鍔4bを実施例のものと同様に内方へ直角に折り曲げたもの、外輪1dは他方の鍔4bを内方へ180°折り曲げたものである。
図3中には、それぞれの外輪1、1a、1b、1c、1dについて、3ずつの焼入れパターンをA、B、Cの各列に示す。いずれもハッチングを施した部分が焼入れ部位であり、各焼入れパターンは、A列のものが軌道面2側のみを部分的に高周波焼入れしたもの、B列のものが全体を高周波焼入れしたもの、C列のものが軌道面2と外径面との両側を部分的に高周波焼入れしたものである。A列とC列の部分的に高周波焼入れしたものでは、針状ころ3の端面が当たる鍔4a、4bの部分も焼入れされているものがある。これらの焼入れパターンのものは、いずれも軌道面2の表面硬さがビッカース硬度でHV653以上となっている。なお、高周波焼入れは、局部を順に短時間で加熱、冷却するので、B列のもののように全体を焼入れする場合も、A列やC列のもののように部分的に焼入れする場合も、熱ひずみが生じ難い利点がある。
図4は、上記シェル型針状ころ軸受Sを組み込んだ自動車のエアコンディショナ用コンプレッサ10を示す。このコンプレッサ10は、主軸11に固定された斜板12の回転により、斜板12上を摺動するシュー13を介してピストン14を往復動作させる両斜板タイプのものであり、ハウジング15内の冷媒をピストン14の往復動作で圧縮する。高速で回転駆動される主軸11は、ラジアル方向を2つのシェル型針状ころ軸受Sで支持され、スラスト方向をスラスト針状ころ軸受16で支持されている。上述したように、各シェル型針状ころ軸受Sの外輪1は、軌道面2の面粗度が細かく、かつ、寸法精度も優れているので、主軸11の高速回転に伴う騒音の発生を抑制できるとともに、その耐久寿命も延長することができる。
図5は、上記シェル型針状ころ軸受Sを組み込んだ自動車のABS用ピストンポンプ20の駆動装置を示す。この駆動装置は、電動モータ21の出力軸であるアーマチュアシャフト22を、ポンプハウジング23に形成された凹部24に一対の玉軸受25で支持し、その偏心部22aに嵌着したシェル型針状ころ軸受Sに、ピストンポンプ20のピストン26を直角に衝合支持したものである。したがって、電動モータ21を回転駆動することにより、シェル型針状ころ軸受Sに衝合支持されたピストン26が往復駆動され、ブレーキ液がポンプハウジング23に設けられた吸引口27から吸引されて、吐出口28から吐出される。この場合のシェル型針状ころ軸受Sも、外輪1の軌道面2の面粗度が細かく、かつ、寸法精度も優れているので、ピストンポンプ20作動に伴う騒音の発生を抑制できるとともに、その耐久寿命を延長することができる。
上述した実施形態では、外輪のプレス加工における絞り工程を1回のみとし、この1回の絞り工程をしごき加工を加える絞りしごき工程としたが、絞り工程を3回以下の複数回とし、しごき加工を最終回の絞り工程で加えるようにしてもよい。また、本発明に係るシェル型針状ころ軸受は、針状ころを総ころ状態に組み込む形式のものにも採用することができる。
S シェル型針状ころ軸受
1、1a、1b、1c、1d、 シェル型外輪
2 軌道面
3 針状ころ
4a、4b 鍔
5 保持器
10 コンプレッサ
11 主軸
12 斜板
13 シュー
14 ピストン
15 ハウジング
16 スラスト針状ころ軸受
20 ピストンポンプ
21 電動モータ
22 アーマチュアシャフト
23 ポンプハウジング
24 凹部
25 玉軸受
26 ピストン
27 吸引口
28 吐出口
1、1a、1b、1c、1d、 シェル型外輪
2 軌道面
3 針状ころ
4a、4b 鍔
5 保持器
10 コンプレッサ
11 主軸
12 斜板
13 シュー
14 ピストン
15 ハウジング
16 スラスト針状ころ軸受
20 ピストンポンプ
21 電動モータ
22 アーマチュアシャフト
23 ポンプハウジング
24 凹部
25 玉軸受
26 ピストン
27 吸引口
28 吐出口
Claims (4)
- 鋼板のプレス加工で形成されるシェル型外輪の軌道面に沿って、複数の針状ころを配列したシェル型針状ころ軸受において、前記鋼板の素材を、C含有量が0.3質量%以上で、Si、Ni、Moの少なくともいずれかの合金元素を含み、これらの合金元素の含有量がそれぞれ0.35質量%以下のものとし、前記外輪の少なくとも軌道面に高周波焼入れと、炉焼戻しまたは高周波焼戻しのいずれかを施し、前記軌道面の表面硬さをビッカース硬度でHV653以上としたことを特徴とするシェル型針状ころ軸受。
- 前記外輪の軌道面における高周波焼入れの深さを、前記軌道面の裏側の外径面に達しない深さとした請求項1に記載のシェル型針状ころ軸受。
- 前記プレス加工の絞り工程での絞り回数を3回以下とし、最終回の絞り工程をしごき加工を加える絞りしごき工程とした請求項1または2に記載のシェル型針状ころ軸受。
- 前記鋼板の素材を、リン酸塩皮膜処理が施されたものとした請求項1乃至3のいずれかに記載のシェル型針状ころ軸受。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004035278A JP2005226719A (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | シェル型針状ころ軸受 |
US10/584,924 US20080298734A1 (en) | 2004-02-12 | 2005-02-10 | Shell Type Needle Roller Bearing, Support Structure for Supporting a Compressor Spindle, and Support Structure for Supporting Driving Portion of a Piston Pump |
CNB2005800016140A CN100436852C (zh) | 2004-02-12 | 2005-02-10 | 壳型滚针轴承、压缩机主轴及活塞泵驱动部的支承结构 |
PCT/JP2005/002036 WO2005078297A1 (ja) | 2004-02-12 | 2005-02-10 | シェル型針状ころ軸受、コンプレッサ主軸の支持構造およびピストンポンプ駆動部の支持構造 |
EP05710088A EP1715204A4 (en) | 2004-02-12 | 2005-02-10 | BOTTLE NEEDLE BEARINGS, SUPPORT STRUCTURE FOR COMPRESSION SPINDLE AND SUPPORT STRUCTURE FOR PISTON PUMP DRIVE PARTS |
US12/453,372 US20090218458A1 (en) | 2004-02-12 | 2009-05-08 | Shell type needle roller bearing, support structure for supporting a compressor spindle, and support structure for supporting driving portion of a piston pump |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004035278A JP2005226719A (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | シェル型針状ころ軸受 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005226719A true JP2005226719A (ja) | 2005-08-25 |
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ID=35001601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004035278A Pending JP2005226719A (ja) | 2004-02-12 | 2004-02-12 | シェル型針状ころ軸受 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005226719A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008101725A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Nsk Ltd | 遊星歯車回転支持装置 |
-
2004
- 2004-02-12 JP JP2004035278A patent/JP2005226719A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008101725A (ja) * | 2006-10-20 | 2008-05-01 | Nsk Ltd | 遊星歯車回転支持装置 |
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